劇場版 マクロスF

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マクロスシリーズ > マクロスF > 劇場版 マクロスF
劇場版 マクロスF
虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜
恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜
監督 河森正治
脚本 吉野弘幸
河森正治
出演者 中村悠一
遠藤綾
中島愛
音楽 菅野よう子
主題歌 シェリル・ノーム starring May'n
ユニバーサル・バニー」(虚空歌姫)
ランカ・リー=中島愛
放課後オーバーフロウ」(恋離飛翼)
制作会社 サテライト
エイトビット(イツワリノウタヒメ)
製作会社 ビックウエスト
劇場版マクロスF製作委員会
配給 クロックワークス
公開 日本の旗 2009年11月21日(虚空歌姫)
日本の旗 2011年2月26日(恋離飛翼)
上映時間 119分(虚空歌姫)
115分(恋離飛翼)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 6.5億円(虚空歌姫)[1]
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劇場版 マクロスF』(げきじょうばん マクロスフロンティア)は、サテライトエイトビット制作[注 1]日本アニメーション映画2008年放送のテレビアニメマクロスF』の劇場版2部作である。

2009年に前編『劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜』(げきじょうばん マクロスフロンティア イツワリノウタヒメ)、2011年に後編『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』(げきじょうばん マクロスフロンティア サヨナラノツバサ)が公開された。

概要

制作趣旨

テレビアニメ『マクロスF』(以降、「テレビ版」と表記)を原典に、劇場版として再構築した作品。2008年11月のテレビ版最終話(第25話)終了後のCMにて「劇場版マクロスF始動」と発表し、その後2部作となることが決まった。2009年11月に前編『虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜』、2011年2月に「完結編」と銘打たれた後編『恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』が公開され、2007年のTVスペシャルから始まった『マクロスF』シリーズを締めくくった。前編、完結編の総動員数は95万人以上を記録[2]

テレビ版の総監督である河森正治は、劇場版では監督として制作を指揮する。テレビ版の監督の菊地康仁は演出にまわったが、テレビアニメ『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』を担当するため、完結編には監修として参加。代わって、河森と付き合いの長い佐藤英一が副監督に就任した。テレビ版に続き、脚本は吉野弘幸、音楽は菅野よう子が担当する。

河森はテレビ版の制作やライブイベントの開催を通してエンターテインメントの力を再確認し[注 2]、「絵でしかないアニメでも、いろんな要素を掛け合わせて、密度を上げていけば、頭でなく心や魂をダイレクトに揺さぶる領域に達することができる[3]」と感じた。劇場版の制作については「ライブ感覚[4][5]」や「エンターテインメントの臨界点を超える[4][5]」というキーワードを挙げ、「歌、セリフ、SE、映像が全部ミックスされたとき、一種の感覚洪水が起きるように試みているんです。それには映画館という舞台が不可欠になってくると思います[4]」と語っている。

テレビ版からの変更点

河森の作品では、テレビシリーズから映画やOVAへと展開する過程で、ストーリーや人物設定を大胆に脚色している例が多いが[注 3]、『マクロスF』の場合は内包する要素が多岐に渡るため、初見の人でも分かるよう映画として構築するのは難しかった[6]。そこでダブルヒロインのひとりであるシェリル・ノームの設定を変え、「銀河の妖精と呼ばれるトップスターの少女がスパイかもしれない[6]」というミステリーを軸に、ドラマや人間関係を再構成する方法を選んだ。このアイデアを製作委員会で切り出した時は、賛否両論真っ二つだった[7]。物語はテレビ版と似た状況から始まるが、時系列的には「劇場版の始まる数年前にTVシリーズとの分岐点があって、そこからドミノ倒し的に、いろいろなことが変化している[8]」展開となる。テレビ版と異なる結末については、どちらが正史という訳ではないとしている[9][注 4]

登場人物の精神年齢は若干高く設定されており、状況に対してテレビ版とは異なる決断や行動をとる。「何かを選択する過程を通じて成長していく姿」が作品のひとつのテーマとなっている[10]。テレビ版からファンの関心を引きつけた三角関係の行方にも、ひとつの答えが示される。河森はラストシーンについて、単なる恋愛感情を超えた人間のつながりを見つけ出したり、その次への始まりになれたらいいな、という思いを述べている[9]

音響設計は映画用5.1chサラウンド仕様となり、大画面・大音響による「戦場ライブ」のような空間を目指している[11]。ふたりの歌姫のライブステージには「時計の歯車」「工場船」「錬金術」「魔法少女」といったテーマを設定し、3DCGモーションキャプチャ、実写などの素材を交えたミュージカル風の演出を行っている。河森は「初めて聞くからこそインパクトのある曲もあれば、耳になじんでるからこそ前と違うシーンとの融合でぐっと来る曲もあって、配置やバランスには気をつけました[12]」と語っている。

メカニックデザインは主役機として、前編にはVF-25/TW1 メサイア トルネードパック仕様、完結編には新デザインのYF-29デュランダルが登場する。テレビ版のCGアクションは意図的にスピード感を抑えたり、情報量を省いた部分もあったが[11]、劇場版では大画面向けに再設計を行っている。本格的な市街地戦闘や大気圏内での高速空中戦、大型艦マクロス・クォーターの活躍などが見所となっている。

作品

虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜

2009年11月21日公開。1995年上映の『マクロスプラス MOVIE EDITION』『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』以来、14年ぶりの「マクロスシリーズ」の劇場用作品となる。キャッチコピーは「歌で銀河が救えるわけないでしょ」。

当初はテレビ版からの流用を含めて「総集編プラスアルファ」「新規作画は3割」とされていたが、登場人物の新コスチュームや新曲ライブシーン、メカデザインの改稿などが加わり、新規作画7割、再撮影9割、アフレコは全編新録音となった。物語はシェリルのマクロス・フロンティア船団来訪に始まり、おおむねテレビ版第7話までの展開をたどるが、クライマックスにはテレビ版終盤の要素も加わっている。河森は「テレビシリーズに沿っているのは前編の最初の1時間くらいかもしれないですね。以降はほぼオリジナルストーリーと思って頂いていいかもしれません[13]」「完結編を見終わって、もう一度前編を見ると、新しく発見できることがある。そういう風に設計して作っています[14]と語っている。

封切り時の上映館は30館。近年のハイターゲット向けアニメの興行形態である小規模公開での封切りながら、2009年11月21、22日の映画週末興行成績で第9位を記録し[15]、1スクリーンあたりの平均興行収入ではトップとなった[注 5]。公開後2週間で観客動員22万人を突破し[16]、最終的に興行収入6.5億円を記録した[1]

第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品に選出された。

恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜

2011年2月26日公開。サブタイトルの「恋離飛翼」は、男女の仲睦まじい様をあらわす中国の故事「比翼連理[17]」にちなんでいる(楊貴妃を参照)。キャッチコピーは第1弾キービジュアルでは「歌は魔法☆」、第2弾は「歌は祈命(いのち)」、第3弾は「歌は死なない。」。

物語は前編エンディングの3ヵ月後から始まり、新規作画のオリジナルストーリーでクライマックスへと進行する。戦闘・歌・恋愛・謀略といった要素が目まぐるしく展開し、菅野は「まるでディズニーランドのアトラクションに乗っているような体感とエンターテインメント性を感じました[18]」と感想を述べている。河森は「2時間弱の中に詰め込めるだけ歌を詰め込み、それでも作品として成立しうるかが、トライしたところですね[12]」と語っている。

前編同様、全国38スクリーンの小規模公開ながら、2011年2月26、27日初日2日間で興業収入約1億1,800万円、動員約8万1,800人を記録。映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場第4位、1スクリーン当たりの平均興行収入では他を大きく引き離し約310万円を記録した[19][20]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位に評価されている。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震震災により、東北・関東地方の上映館では一時休館・スケジュールの変更などの影響を受け、関連イベントの一部は中止・延期となった。マクロスF公式サイトでは被災地支援のため「マクロスフロンティア義援金口座」を開設し、制作スタッフからのメッセージ付きイラストを公開した[21]

第16回アニメーション神戸作品賞・劇場部門[22]、および2011年のニュータイプアニメアワード作品賞(劇場上映作品)[23]を受賞した。

あらすじ

西暦2009年、巨人種族ゼントラーディとの間に勃発した第一次星間大戦において絶滅の危機に瀕した地球人類は、種の保存のため大規模な移民船団を作り、銀河系各方面へと旅立っていった。50年後の西暦2059年、銀河系中心宙域を旅するマクロス・フロンティア船団において、マクロス・ギャラクシー船団の人気歌手シェリル・ノームのライブが行われた当日、巨大な昆虫型宇宙生物バジュラの群れが襲来し、人類対地球外生命体の新たな戦いが始まる。

その最中で、パイロットを目指す少年早乙女アルトと歌手を夢見る少女ランカ・リーはシェリルと巡り会う。アルトは民間軍事企業S.M.Sに入隊してバジュラとの戦いに身を投じ、ランカはアイドルを目指して下積みの仕事に励む。シェリルはギャラクシー船団からのスパイではないかと疑われ、3人の間には恋愛と疑いの感情が交錯する。

バジュラの襲撃によりギャラクシー船団は壊滅し、フロンティア船団もバジュラ艦隊の攻撃を受ける。市街地の激戦において、シェリルとランカの歌声から伝わるフォールド波がバジュラの活動に影響を与えることが分かる。ふたりはフォールド波を放つフォールド細菌の宿主(キャリア)だったが、生まれながらに共生関係にあるランカの能力が覚醒する一方、免疫を持たないシェリルは声帯を蝕む死の病に侵されていく。

3か月後、バジュラを操り銀河系征服を目論む為政者の野望が顕わとなる。フロンティア政府は難民船団に潜むギャラクシー船団幹部のクーデター計画を制圧し、歌姫の力を利用してバジュラネットワークを掌握する。バジュラを物理的に支配し、希少資源フォールドクォーツが眠るバジュラ母星へと侵攻するが、土壇場でギャラクシー勢力の再蜂起にあい船団を乗っ取られる。S.M.Sは人類の暴虐を食い止めるため、旗艦マクロス・クォーターで単独追撃する。

決戦を迎えてランカはアルトに想いを告白し、アルトはシェリルとの縁(えにし)を知る。アルトはふたりの歌声をバジュラに伝えるためYF-29デュランダルに乗り、大空に黄金色の舞を描く。群れの中枢たるバジュラクイーンをギャラクシーの支配から解放するが、直後に援軍から一斉砲撃を浴びる。爆発間際、アルトはシェリルとランカに己の気持ちを伝え、バジュラクイーンと共に超空間転移(フォールド)して姿を消す。

1か月後、フロンティア市民はバジュラ母星への入植作業を行う日々を過ごしている。生命を賭して歌ったシェリルは静かに眠り続け、ランカはアルトの帰還とシェリルの目覚めを信じて歌を捧げる。

登場人物

早乙女 アルト(さおとめ アルト)
- 中村悠一
主人公。フロンティアの学校の1つ、美星学園高等部の航宙科に通う2年生の少年。歌舞伎役者の家に生まれ幼少から舞台に立っていたが、本当の自分が解らなくなる恐怖から舞台を去り、パイロットを志す。バジュラ襲撃による混乱の中、偶然乗り捨てられたVF-25Fに搭乗したことがきっかけで、S.M.Sスカル小隊のパイロットとなる。
シェリル・ノーム
声 - 遠藤綾 / - May'n
ヒロインの1人。ギャラクシー船団出身のトップシンガー。ギャラクシーからフロンティアへのライブツアーの最中、アルトに出会う。
ランカ・リー
声 - 中島愛
ヒロインの1人。フロンティアの聖マリア学園に通う女子高生。シェリルに憧れ自らも歌手を志す。中華飯店の「娘娘(ニャンニャン)」でアルバイト中。
ミハエル・ブラン
声 - 神谷浩史
アルトの同級生。眼鏡を架けた二枚目。スカル小隊所属のパイロットでもあり、狙撃用に調整された青いVF-25Gに搭乗する。
ルカ・アンジェローニ
声 - 福山潤
アルトの後輩。ミハエルと同じくスカル小隊のパイロットであり、電子戦用に調整された緑色のRVF-25に搭乗する。超大手企業L.A.I技研の御曹司でもある。
オズマ・リー
声 - 小西克幸
ランカの義兄でスカル小隊の隊長。グレーに黄と黒のラインが特徴の指揮官機VF-25Sに搭乗する。
クラン・クラン
声 - 豊口めぐみ
ミハエルの幼馴染であるゼントラーディ人女性。S.M.Sピクシー小隊の隊長でもあり、真紅のクァドラン・レアに搭乗する。
グレイス・オコナー
声 - 井上喜久子
シェリルのマネージャー。正体はギャラクシー船団のエージェントで、本名はグレイス・ゴドゥヌワ。
ブレラ・スターン
声 - 保志総一朗
シェリルの護衛を務める男。サイボーグ専用機VF-27γ ルシファーのパイロット。
ボビー・マルゴ
声 - 三宅健太
S.M.Sの母艦マクロス・クォーターの操舵手。身体は男性だが、心は女性。
レオン・三島(レオン・みしま)
声 - 杉田智和
新統合政府大統領府主席補佐官。
キャサリン・グラス
声 - 小林沙苗
新統合軍参謀本部所属の中尉。フロンティア船団大統領ハワード・グラスの一人娘。
カナリア・ベルシュタイン
声 - 桑島法子
S.M.S所属の衛生兵兼パイロット。重可変爆撃機VB-6 ケーニッヒモンスターに搭乗する。
ジェフリー・ワイルダー
声 - 大川透
S.M.S母艦マクロス・クォーターの艦長。
モニカ・ラング
声 - 田中理恵
マクロス・クォーターのオペレーターで策敵を担当。オレンジ色のショートヘアの女性。
ミーナ・ローシャン
声 - 平野綾
マクロス・クォーターのオペレーターで艦内ステータス管理を担当。紫の髪の女性。
ラム・ホア
声 - 福原香織
マクロス・クォーターのオペレーターで火器管制を担当。髪はピンク。
エルモ・クリダニク
声 - 大川透
芸能プロダクション「ベクター・プロモーション」の社長。ランカをスカウトし、プロデュースを担当する。

メカニック

各メカの詳細な解説については、テレビ版の記事と下記のリンク先を参照。登場人物と同じく、ここでは簡潔な解説と共に劇場版での動向と変更点を記述する。

VF-25 メサイア
フロンティア船団の最新鋭可変戦闘機(ヴァリアブル・ファイター)。新統合正規軍に先駆けS.M.Sに試験配備されている。テレビ版と共通の追加装備に加え、新設定の大気圏内外両用スーパーパーツ「トルネードパック」が登場する。また、型式番号のみで呼ばれていたテレビ版と違い、最初から愛称(ペットネーム)の「メサイア」で呼ばれている[注 6]。『イツワリノウタヒメ』ではCGのほか、ハウンドバジュラからランカを救出するシーンで手書きのアニメが使われている。
マクロス・クォーター
S.M.Sの母艦である可変ステルス宇宙戦闘機動空母。従来マクロス級の約4分の1(全長400m程度)のサイズだが、その分強攻型(人型形態)での機動性や運動性に優れる。副砲が「クォーター・キャノン」になり、全体の配色が変更されグレー系で統一された。また、『サヨナラノツバサ』ではブリッジ形状が改修され、艦長席にも操艦用の舵輪が装備されているほか、複数の同型艦が登場する。
VB-6 ケーニッヒ・モンスター
デストロイド・モンスターの流れを汲む可変爆撃機(ヴァリアブル・ボマー)。S.M.Sのカナリアが搭乗する。テレビ版ではノーズアートにランカが描かれていたが、『イツワリノウタヒメ』ではシェリルが、『サヨナラノツバサ』では両面にシェリルとランカがそれぞれ描かれている。カナリア機の色は黄土色だが、『サヨナラノツバサ』では連合艦隊所属の白い機体が登場する。
クァドラン・レア
S.M.Sのピクシー小隊で運用されているメルトランディ(巨人兵)用の戦闘用パワードスーツ。隊長のクラン機は赤く塗装されている。
NMCV-025 マクロス・フロンティア船団
地球発の超長距離移民船団の1つで、銀河中心部を目指して航行している。旗艦「アイランド1」の天窓式ドームに、敵の侵入を防ぐリパルシブフィールドを展開するシーンが追加されている。
VF-171 ナイトメアプラス
新統合軍で制式採用されている可変戦闘機。『イツワリノウタヒメ』ではバジュラに対して苦戦を強いられるが、『サヨナラノツバサ』では改良型のVF-171EXやインプラント弾などの対バジュラ用の装備が開発される。
グァンタナモ級宇宙空母
『サヨナラノツバサ』において援軍として駆け付けたグァンタナモ級がマクロス・クォーターと共にバジュラクイーンを砲撃するシーンがある。
ゴースト
新統合軍で幅広く運用されている無人戦闘機。バジュラによる電磁バーストによりフロンティア船団のゴースト(AIF-7S型)は通用しなくなる。ルカのRVF-25は電磁バースト対策を施したゴースト(QF-4000型)を随伴させている。ギャラクシー船団ではより高性能の赤いゴースト(AIF-9V型)を使用している。
デストロイド
フロンティア船団で幅広く運用されている非変形の二足歩行ロボット。作業用のワークスおよび戦闘用のシャイアンIIが登場する。
小説版では連合艦隊所属のモンスターが登場する。
BATTLE-25/MF25-01 バトル・フロンティア
アイランド1先端部に連結されるバトル級可変ステルス攻撃宇宙空母。テレビ版にはなかった強攻型での主砲(マクロスキャノン)発射シーンが描かれているほか、『サヨナラノツバサ』の終盤ではギャラクシー船団首脳陣に乗っ取られ、バジュラクイーンと融合させられる。
NMCV-021 マクロス・ギャラクシー船団
惑星エデン発の超長距離移民船団の1つ。高度なサイバネティックス技術を持ち、住民の大半がインプラント(人工器官)による身体の電脳化を行っているのが特徴。フロンティア船団の近隣宙域を航行中、バジュラの襲撃を受けて壊滅し、難民と首脳陣がフロンティア船団へ避難する。フロンティア船団内部のネットワークを使ってフロンティア船団の乗っ取りを図るも、最初の作戦は三島に阻止され、工作員の大半を失う。
VF-27 ルシファー
ギャラクシー船団の最新鋭可変戦闘機。VF-25とは原型機を同じくする姉妹機だが、強靭な肉体を持つサイボーグ兵をパイロットに限定したことで、より高性能となっている。『サヨナラノツバサ』ではオプションの「スーパーパック」を装備し更なる戦闘力の向上を実現したVF-27γSPとして登場。
オオサンショウウオ君
ランカが使用する携帯電話。緑色からオレンジ色にカラーリングが変更され、マイクへの変形機能が備わっている。

劇場版オリジナル

ジャイロスクーター
船団居住区内の移動手段として広く普及している1人乗り用電動二輪車。セグウェイに似た乗り物で、最高速度は時速40〜50km程度。公道では誘導により安全に走行できる。
ケー鯛(携鯛)
シェリルが使用する鯛焼き型携帯電話。着信音と共に飛び跳ねるほか、目の部分がカメラになっている。また、コンサート会場では様々な配色のケー鯛が販売されている。シェリルの歌パートを担当するMay'nの好物が鯛焼きであることからデザインされた[24]
ギャラクシー難民船
バジュラの襲撃から逃れてきたギャラクシー船団の双胴艦。10隻の内、3隻がバジュラに撃沈される。護衛艦としてカイトス、ダルフィムが随伴している。
YF-25 プロフェシー
オレンジ色の機体色が特徴の、VF-25の試作機。『イツワリノウタヒメ』の劇場公開版では未登場だが、Blu-ray/DVD版では「ダイナム超合金」の追加カットで模型が登場する。『サヨナラノツバサ』ではマクロス・クォーター内の格納庫に駐機している。
中型ボドルザー級要塞
約半世紀前にバジュラの襲撃を受け、その巣となっているゼントラーディ軍の機動要塞。
小説版ではコペル基幹艦隊旗艦「フルブス・アンファレス」とされている。
VF-1 バルキリー
赤地に黄・黒のストライプ塗装の機体。『サヨナラノツバサ』で、ランカのアトランティスドームライブの舞台装置として使用される。
小説版『イツワリノウタヒメ』ではナナセの提案でアルトとランカがスーパーパックを装備した深紅のVF-1X++ ダブルプラスに乗り、ルカがVE-1 エリントシーカーに乗ってプロモーションビデオの撮影をする。
YF-29 デュランダル
『サヨナラノツバサ』より登場。対バジュラ用の決戦兵器として完成したVF-25の姉妹機でトルネードパックの機能を標準で搭載する高性能機。4発式のメインエンジンと前進翼が特徴。
インプラント弾
バジュラを人類の手で支配すべく開発された新型ミサイル。バジュラに命中すると弾頭が身体に突き刺さって残る。その内部にはバトル・フロンティアに設けられた中継ステーションから発せられるジャミング波の受信装置が内蔵されており、これを介してバジュラを操作することが可能となる。コントロールされている個体は体色が黄緑色に変化する。
VF-19
『サヨナラノツバサ』でイサム・ダイソンが搭乗する機体。2050年代後半の技術が用いられており[25]、VF-25用のスーパーパックを装備している。
小説版では、「VF-19ADVANCE」(通称「イサムスペシャル」)と名づけられている[26]

バジュラ

フロンティア船団を襲う宇宙生物。

バジュラ(小)
白い比較的小さなバジュラ。小と言ってもバルキリーより一回り小さいくらいのサイズはある。
バジュラ(大)
バジュラ(小)より一回り大きな赤いバジュラ。頭部に長いビーム発射器官を持ち、フルチャージで発射すると巡洋艦を一撃で沈めるほどの威力を持つ。
幼生
卵から孵化して間もない姿。ランカになつく「アイ君」は宇宙空間でバリアを張り、後に背中から羽を生やす。
バジュラ空母
ナイト級とも呼ばれるバジュラの空母。口のような部位から強力なビームを発射する。
バジュラ要塞
ビショップ級と呼ばれるバジュラの機動要塞。内部に準女王が潜んでいる。
準女王
まだ若いクイーン候補。この段階でも、産卵を行うことが可能。
バジュラクイーン
すべてのバジュラを統率するバジュラの女王。今作では、ギャラクシー船団幹部の手でバトル・フロンティアと融合させられ、「クイーン・フロンティア」と呼ばれる存在となる。主砲マクロスキャノンを発射でき、単独でフォールドを行うことが可能。

劇場版から登場するバジュラ

劇場版で追加されたのは以下のタイプ。

ハウンドバジュラ
オス由来の特殊な遺伝子を持つ[27]濃緑色のカマキリのような外見のバジュラ。胸部の琥珀状の部分に捕獲した対象を閉じ込める。バジュラの中では数が少ない希少種。
『サヨナラノツバサ』関連書籍や『マクロストライアングルフロンティア』では「ハウンドバジュラ」(Hound Vajura)[1]という表記になっているが、それまでは様々な名前で呼ばれていた。『イツワリノウタヒメ』AR台本では「新バジュラ」、公開当初の関連書籍では「新型バジュラ」「カマキリ型バジュラ」、『イツワリノウタヒメ』Blu-ray,DVD付属のブックレットでは「ウンドバジュラ」とされていた。
バジュラ戦艦
『イツワリノウタヒメ』に登場。紫色の巨大なバジュラ。バジュラ重戦艦とも呼ばれる。フロンティア船団を襲撃するバジュラの大群の中でも最大級のサイズで、全長は3000~4500m。バジュラ群の旗艦の役割を果たしている。一個体ではなく、多数の個体で形成された群体である。大出力の3連装生体重量子ビーム砲を主武装としており、防御面においても強固なフォールドバリアを展開でき、バトル・フロンティアのマクロスキャノンすら防ぐことが可能。
バジュラ駆逐艦
『イツワリノウタヒメ』に登場。バジュラ戦艦に随行し、これを護衛する大型のバジュラ。全長は200~300m。武装は、主砲となる生体ビーム砲や多数の小口径ビーム砲、生体マイクロミサイルなど。
新型重バジュラ
『サヨナラノツバサ』に登場。背中に3本のビーム砲塔を持ち、バルキリーの数倍の体長を有する戦闘タイプの中では最大のバジュラ。

制作エピソード

幻のシーン
『イツワリノウタヒメ』には本編100分+クラン・クラン主演の短編10分という2本立て構想があり、アニメ誌では「劇場版ではクランが第3のヒロイン」とほのめかされたが[28]、粗編集の段階で本編が150分を超えることが判明し、短編制作は取り止めとなった。本編も120分に収めるため、中盤の戦闘シーンやサブキャラクターの登場シーンがカットされた[29]
『サヨナラノツバサ』には新キャラクターとして3人目の歌姫を登場させる予定[30]があり、「カナル(ブレラ2)」という仮称でラフデザインも制作されていた[31]。また、シェリルが借金返済のためリゾートビーチで「ギラサマ祭」を開催したり[32]、ランカとシェリルがウェディングドレスでCM撮影をするアイデア[33]もあった。しかし、これらの全ての要素を盛り込むと『サヨナラノツバサ』は6時間くらいの作品になるため、尺の関係でカットされた。
ファンの作品参加
2010年8月にパシフィコ横浜で開催されたイベント「ギラサマ祭(カーニバル)!!」では、来場者の協力により音声の効果音(がや)を収録した[34]。『サヨナラノツバサ』作中では群集の悲鳴やライブ会場の歓声として使用し、エンドロールに「『歓声コール』収録協力 『2010.8.15 ギラサマ祭』にご参加いただきましたフロンティア市民の皆様」と記している。
完成までのスケジュール
前後編の間にOVA『娘クリ Nyan×2 Music Clip』のリリースを挟んだため、『サヨナラノツバサ』は2010年中に公開できなかった[34]。声優によるアフレコは年が明けた2011年1月に行われ、完成したのは公開2週間前だった[35]。完結編劇中には『娘クリ』用に新撮された映像も使用されている。
手塚治虫×マクロスF
手塚プロダクションが『マクロスF』のライセンスグッズを販売している[36]関係から、手塚治虫アニメとのコラボレーションが実現した。『サヨナラノツバサ』作中では、背景のモニターに『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『ふしぎなメルモ』の映像がうつったり、クレーンゲームの景品としてヒョウタンツギスパイダーの人形が登場したりする。河森はロボットアニメの始祖であるアトムに敬意を表したと語っている[32]
秘密主義
『サヨナラノツバサ』のシナリオが書かれたのはラストパートの手前までで、それ以降は河森が絵コンテで決定した。脚本担当の吉野弘幸、総作画監督の江端里沙ほか、主要スタッフでもフィルム完成まで結末がどうなるのか知らなかった[37]
アルトとシェリルの過去の関係は、『イツワリノウタヒメ』のアフレコ時点でシェリル役の遠藤綾のみに伝えられ、他の声優陣には知らされなかった。完結編のアフレコでは最終ページが白紙のままの台本が配られ、メインキャスト3名のみ収録寸前にラストシーンの台詞を教えられた[38]。河森は収録当日も微妙に台詞を調整しており、「もし1日違っていたら、違うものになっていたかも知れない」という[9]
『サヨナラノツバサ』の劇中曲を収めたサントラのタイトルには「netabare album(ネタバレアルバム)」と記し、発売日の3月9日まで曲名の一部を伏せ、試聴サービスを控える措置を取った[39]
ゲストキャラクター
『サヨナラノツバサ』終盤、『マクロスプラス』の主人公であるイサム・ダイソンがVF-19に乗って戦場に駆けつけるシーンがある。機体のみで顔は出ないが、声は『プラス』と同じく山崎たくみが演じている。河森は「マクロスシリーズ全部入り」を意図したものであり、『マクロス7』の主人公である熱気バサラを出した場合、全部を持っていかれるおそれがあるが、イサムであれば性格上S.M.Sに入っていても似合うと述べている[40]。VF-19を出すことは、アルトが本作で搭乗するYF-29がデザインされる前から決定されていた[41]
エンディング
『サヨナラノツバサ』のエンディングについて河森は、ランカの台詞とエンディングに描かれているカットをよく見ると「ヒントと回答」があると語っている[42]。エンディングに対する観客の反応のうち、三角関係の決着に関してはほぼ河森の予想通りであったが、アルトの行方に関しては予想外の反応であったという[43]。エンディングのヒントとなるカットを見逃している者が多いといい、河森は「意地悪いから、わざわざ小さい絵にしている(笑)。気づいた人と気づかない人で反応変わってもいいなと。」とも述べている[42]。アルトがビーム直撃寸前にバジュラクイーンとともにフォールド(超空間転移)するシーンに関しては、河森はそのシーンだけを見ると明らかにビームの直撃を避けていることがわかるが、一連の勢いの中で見るとわからなくなると述べ、アルトが宇宙空間にフォールドしても問題ないのかという疑問に対しては、バジュラ幼生の「アイ君」がバリアで宇宙空間に放り出されたシェリルを救うシーンが伏線になっていると回答している[44]
エピローグ
2013年7月13日に幕張メッセにて開催された「マクロス クロスオーバーライブ30」では、ステージの幕間にマクロスシリーズの歴代キャラクター達の掛け合いによるボイスドラマが挿入された。ドラマの中では、このライブが劇場版エンディング以降眠り続けているシェリルの夢の中の宴であり、シェリルの願いが叶えられれば皆が現実に帰ることができると明かされる。そして、何処から届いた無線音声でアルトが「誰か応答してくれ。俺は帰る、必ず」と告げたところでライブは終演となった。

宣伝活動

映画公開前後には、マクロス船団の生活を疑似体験する「街中アイランドワン計画[29]」というコンセプトのもと、各企業とタイアップした期間限定の宣伝活動を行った。

JR東日本
前後編ともに、山手線にてドアの両側にマクロスFのイラストシートを貼ったラッピング電車痛電車)が運行された[45]
ファミリーマート
『イツワリノウタヒメ』作中には2059年に銀河系100万店を達成したファミリーマートの店舗が登場し、ランカが歌うCMソング「ファミリーマート・コスモス」が店内で流れる。現実の店舗でもこの曲が流れたほか、中華料理店「娘娘」のメニューをイメージした食品を期間限定で販売した[46][47]。またファミマ.comでは限定カラーのメサイアバルキリープラモデルも発売された。
バンダイ
ファミリーマートの100万店記念キャンペーンに協力しているという設定で、同社製プラモデル「1/72 YF-25プロフェシー」とファミリーマートカラーのアクションフィギュア「VF-100's VF-25Fm メサイアバルキリー」がファミマ.comから限定販売された[48]
池袋ジャック
『サヨナラノツバサ』では、池袋界隈のサンシャイン60展望台、ナムコ・ナンジャタウンシネマサンシャイン池袋、アニメ関連店と提携してスタンプラリーを実施した[49]。サンシャイン60展望台ではマクロスF展を開催し、公開日にファン600人を招待して「超時空☆魂込式」を行った[50]
TSUTAYA
『イツワリノウタヒメ』のレンタルDVDの独占先行レンタルを行い、各店舗にマクロスコーナーを設営。店内放送WAVE-C3で特別番組を放送した。
丸井
『サヨナラノツバサ』では新宿マルイワン1階にて『マクロスF 新宿マルイワン 〜オシャレマクロス〜』と題した特設店を設営。店内ショップと提携し、映画をイメージした衣料品や菓子を販売した。
メイドカフェ
『キュアメイドカフェ』『Wonder cafe』『男装カフェ&Bar QUEEN DOLCE』の3店舗で『マクロスFカフェ』が開催された[51]

スタッフ

特記なき場合は前後編共通。

  • 原作 - 河森正治スタジオぬえ
  • 監督・バルキリーデザイン - 河森正治
  • 副監督 - 佐藤英一(サヨナラノツバサ)
  • 演出 - 菊地康仁(イツワリノウタヒメ)
  • プリプロダクション協力 - 菊地康仁(サヨナラノツバサ)
  • 脚本 - 吉野弘幸、河森正治
  • キャラクターデザイン - 江端里沙、高橋裕一
  • メカニックデザイン - 石垣純哉、高倉武史
  • コンセプチュアルデザイン - 宮武一貴
  • 美術設定 - 平澤晃弘、BRUNET STANISLAS(サヨナラノツバサ)
  • スペック設定 - 千葉昌宏
  • メカニカルアート - 天神英貴
  • CGテクニカルディレクター - 八木下浩史
  • 総作画監督
    • イツワリノウタヒメ - 江端里沙
    • サヨナラノツバサ - 丸藤広貴、江端里沙、村田峻冶、高岡じゅんいち、篠原健二
  • 作画監督
    • イツワリノウタヒメ - 高橋裕一、丸藤広貴、入江篤、藤川太、大籠之仁
    • サヨナラノツバサ - 高橋裕一、小峰正頼、川島尚、入江篤、Seo Kyung Rock、大塚八愛
  • 絵コンテ
    • イツワリノウタヒメ - 河森正治、菊地康仁、阿保孝雄、松田清、田中孝行
    • サヨナラノツバサ - 河森正治、三浦和也、後藤圭二竹内敦志、阿保孝雄、大川原保豪、山本裕介平田智浩、佐藤英一
  • 美術監督 - 吉原俊一郎
  • 色彩設計 - 中山久美子
  • 撮影監督 - 笹倉逸郎、植田真樹(サヨナラノツバサ)
  • 音楽 - 菅野よう子
  • 音響監督 - 三間雅文
  • アニメーション制作 - サテライトエイトビット(イツワリノウタヒメ)
  • 製作 - ビックウエスト、劇場版マクロスF製作委員会

使用曲

※は劇場版用の新曲。他はテレビ版より流用、またはアレンジバージョン。

エンディングテーマ

「そうだよ。」※(イツワリノウタヒメ)
作詞 - 坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「ホシキラ」※(サヨナラノツバサ)
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「dシュディスタb」※(サヨナラノツバサ)
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛

挿入歌

イツワリノウタヒメ

「What 'bout my star?」
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「ユニバーサル・バニー」※
作詞 - しほり、PA-NON、Gabriela Robin / 作曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「Welcome To My Fan Club's Night!」
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「アイモ」
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛
pink monsoon」※
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「私の彼はパイロット」
作詞 - 阿佐茜 / 作曲 - 羽田健太郎 / 編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「What 'bout my star?@フォルモ」
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「スターライト納豆」※
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「開拓重機」※
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「ダイナム超合金」※
作詞 - 黒河影次 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「だるまゼミナール」※
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「超時空飯店 娘々」
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「ファミリーマート・コスモス」※
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
射手座☆午後九時 Don't be late
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
ダイアモンドクレバス
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「妖精」
作詞 - 真名杏樹、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「オベリスク」※
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
ライオン
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - May'n、中島愛

サヨナラノツバサ

「禁断のエリクシア」※
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「ギラギラサマー (^ω^)ノ」※
作詞 - Gabriela Robin、富永恵介 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
「島アイモ」
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「虹いろ・クマクマ」※
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「恋はドッグファイト(First LIVE atアトランティスドーム)」※
作詞 - 黒河影次 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
ダイアモンドクレバス
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
星間飛行(LIVE in アルカトラズ)」
作詞 - 松本隆 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
「Get it on〜光速クライマックスmax」※
作詞 - Gabriela Robin、Tim Jenson / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛
放課後オーバーフロウ」※
作詞 - Gabriela Robin/ 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
「娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ!」※
歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛
「サヨナラノツバサ〜the end of triangle」※
作詞 - Gabriela Robin、河森正治 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛

受賞

テレビ放送

2012年11月25日、アニメ専門チャンネルのアニマックスで、「イツワリノウタヒメ」と「サヨナラノツバサ」が連続放送されたのが、テレビ初放送事例[52]であった(イツワリノウタヒメが19時〜21時10分、サヨナラノツバサが21時10分〜23時20分)。アニマックスではこれに先駆けて劇場版マクロスシリーズ全作品を放送するなど、大々的な企画編成を実施した。
2013年2月11日の再放送では、「イツワリノウタヒメ」がスカパー無料開放デーに編成され、初の無料放送を実現している。

地上波ではTOKYO MXが、2015年12月31日放送の『マクロスΔ』特別番組に先駆ける形で、12月29日に「イツワリノウタヒメ」、12月30日に「サヨナラノツバサ」を放送したのが初の事例。放送時間はいずれも18時〜20時30分。本編はノーカットで、dシュディスタbBOX(後述)の追加映像が付かない通常ソフト版であった。

関連メディア

CD

シングル
アルバム

ブルーレイ

Hybrid Pack

最初のブルーレイソフトは映画本編とPlayStation 3 (PS3) 用コンピュータゲームを収録した"Hybrid Pack"として発売された。通常のブルーレイ再生機の場合は映像のみ、PS3の場合は映像とゲームを利用することが可能。

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 Hybrid Pack
2010年10月7日発売。映画本編と映像特典、およびPS3用3Dシューティングゲーム『マクロストライアルフロンティア』を収録。
劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 Hybrid Pack
2011年10月20日発売。映画本編と映像特典、およびPS3用3Dシューティングゲーム『マクロスラストフロンティア』を収録。通常版のほか、初回限定盤として特製ボックス入り「超時空スペシャルエディション」が発売された。

廉価版

2015年末に発売された廉価版(税抜5,000円)には、新規録音のオーディオコメンタリーが収録されたほか、江端里沙・天神英貴の描き下ろしスリーブケースが付属する。

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜
2015年12月24日発売。音声特典「超銀河オーディオコメンタリー「マクロスF※※※」予測可能な※※※なんて何が面白いのVer.」(オープニング+4部構成)を収録。参加者はMay'n、小西克幸、小林沙苗、佐々木史朗(音楽プロデューサー)、菊地康仁(演出)、河森正治(監督)。
劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜
2015年12月24日発売。音声特典「超銀河オーディオコメンタリー「マクロスF※※※」抱きしめて☆銀河のはちぇまれVer.」(4部構成)を収録。参加者は遠藤綾、中島愛、中村悠一、保志総一朗、小西克幸、井上喜久子、杉田智和、吉野弘幸(脚本)、河森正治(監督)。

DVD

DVDソフトは映像(映画本編と特典映像)のみで、ゲームは収録されていない。また、容量の都合から本編ディスクと特典ディスクの2枚に分割して収録されている。映像特典や付属品、初回特典などはブルーレイ版と同様。

劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜
2010年10月7日発売。セル版は初週約2.1万枚売り上げ、オリコン週間ランキングでDVD総合4位、アニメ部門で首位となった。
レンタル版は2011年1月26日からツタヤ先行でレンタル開始された。レンタル版は特典ディスクはなく、映画本編ディスクのみとなる。ツタヤのみのサービスとして1月26日から2月28日までの期間限定で、DVDを借りた人の中から先着でポストカードがプレゼントされた。
劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜
2011年10月20日発売。セル版は初週約2.8万枚を売り上げ、オリコン週間DVDチャートで初登場総合首位を獲得した。マクロスシリーズの映像ソフトでは、BDを除けばDVDで初の首位となる[53]

ブルーレイ/DVD BOX

劇場版マクロスF 30th dシュディスタbBOX
2014年5月15日、ブルーレイ版とDVD版発売。劇場版前後編ディスク2枚に特典ディスク、設定美術原画集、版権イラスト集(各100ページ)を同梱。『イツワリノウタヒメ』は劇場公開時のイントロパート、『サヨナラノツバサ』は新規作成のエンディングテーマ映像を新たに収録。ブルーレイ版のみ、特典ディスクをPlayStation 3で再生した場合、PlayView機能のコンテンツを利用できる。

UMD

マクロストライアングルフロンティア イツワリノウタヒメパック
2011年2月3日に発売されたPlayStation Portable (PSP) 用ゲームソフト『マクロストライアングルフロンティア』の限定版。UMD3枚組となっており、ゲームディスクの他に『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』(120分)をPSPで閲覧できるUMD-VIDEOと特典UMDが付属する。
特典UMDには新作CGやちびキャラによる新作ミニシアター「超時空劇場」、河森監督のマチ★アソビ vol.4における講演、BS11のテレビ版再放送で放送された「マクロスF情報局」など、ブルーレイ、DVD版にも未収録の特典映像が90分以上収録されている。

書籍

  • 『ロマンアルバム 劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜ガイドブック』(徳間書店、2009年11月10日発売、ISBN 978-4197202867
  • 『劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜 公式ガイド PERFECT TRIANGLE』(角川書店、2009年12月22日発売、ISBN 978-4048544399
  • 『ロマンアルバム 劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』(徳間書店、2009年12月24日発売、ISBN 978-4197202881
  • 『OFFICIAL COMPLETE BOOK 劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜』(角川書店、2011年4月16日発売、ISBN 978-4048546218

ゲーム

前述したPS3用『マクロストライアルフロンティア』『マクロスラストフロンティア』については、そちらを参照。このほか、『マクロストライアングルフロンティア』(2011年2月3日発売)に『イツワリノウタヒメ』が参加している。

バンダイナムコエンターテインメントより発売されているシミュレーションRPGテレビゲームソフトシリーズ『スーパーロボット大戦シリーズ』のシリーズ数作品にも登場(シリーズでは「参戦」と呼称する)している。

ブシロードから発売されているトレーディングカードゲーム・『ヴァイスシュヴァルツ』(及び同ゲームのPSP版『ヴァイスシュヴァルツ ポータブル』)にも参加している。

バーチャルライブ

マクロスF 超時空スーパーライブ 〜PS Home から愛を込めて〜
『マクロス×PlayStation Home』コラボレーション企画として、3Dモデルのランカとシェリルが『イツワリノウタヒメ』で登場したライブ会場で歌うバーチャルライブコンサート『マクロスF 超時空スーパーライブ ~PS Home から愛を込めて~』が、PlayStation Homeで無料開催された[54]。PS Homeユーザーはアバターを使い参加することができ、3月4日よりライブ感を盛り上げる応援練習「親衛隊育成カリキュラム」も実施された。
当初は2011年3月26日-29日に開催予定であったが、東北地方太平洋沖地震発生後に延期が発表された。その後、個人情報流出事件もあり延期が続いたが、PlayStation Networkの全面再開に伴い2011年7月23、24、29、30日に開催となった。
使用曲
  • 「射手座☆午後九時 Don't be late」
作詞 - 佐藤大、hal、マイクスギヤマ、gabriela robin / 作曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
  • 「私の彼はパイロット」
作詞 - 阿佐茜 / 作曲 - 羽田健太郎 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
作詞 - 岩里祐穂、gabriela robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
  • 「アナタノオト」
作詞 - 真名杏樹 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
  • 「星間飛行」(アンコール曲)
作詞 - 松本隆 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛

関連作品

劇場版 マクロスF(関連作品)
小説:劇場版マクロスF
著者 小太刀右京
イラスト 江端里沙青木ハヤト
出版社 角川書店
レーベル 角川スニーカー文庫
発売日 上巻 - 2011年2月26日
下巻 - 2011年3月31日
巻数 上下巻
漫画:シェリル 〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜
作者 漫画 - 小山鹿梨子
原案協力 - 河森正治
出版社 講談社
掲載誌 別フレ2010
別フレ2011
別フレ2012
レーベル KC別フレデラックス
発表号 『別フレ2010』7月号 - 『別フレ2011』3月号
『別フレ2012』5月号 - 夏号
巻数 全4巻
漫画:マクロスFF
作者 漫画 - 喜久屋めがね
原案・監修 - 河森正治
出版社 角川書店
掲載誌 ニュータイプエース
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2012年 Vol.10 - 2013年 Vol.19
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学漫画

小説

劇場版マクロスF
テレビアニメ版に引き続き、小太刀右京が手がけるノベライズ作品。角川スニーカー文庫より上下巻が発売された。カバーイラストは江端里沙、本文イラストは青木ハヤトが担当している。
小太刀著の『マクロス・ザ・ライド』と部分的に連動しているが、オリジナルの要素は控えられており[55]、『異界戦記カオスフレア』などで小太刀と共著している三輪清宗による錬金術寓意の解説が強調されている[56]

漫画

シェリル 〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜

小山鹿梨子著。シェリルを主人公とするオリジナルストーリー。単行本の背表紙では『劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜 シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』と表記されている。劇場版のストーリーをそのままなぞっているわけではなく、テレビシリーズとも劇場版とも違うオリジナルのストーリーとなっている。

原案協力は河森正治。テレビシリーズや劇場版では時間が足りないために描ききれなかった芸能界や学園生活の部分をより強調した作品が作れないかということで、「マクロスシリーズ」としては異例の少女漫画となった[57]隔月刊の『別フレ2010』7月号(講談社)より『別フレ2011』3月号まで5話が連載され、最終話は単行本第3巻に描き下ろしで掲載された。 完結後、『別フレ2012』5月号、夏号において、幼少期のシェリルとアルトの出会いに焦点を当てた「空色トパーズ」、シェリルとランカがバジュラ本星で行方不明になっていたアルトとブレラに再会する「エターナル エメラルド」の2編が掲載された。これらを収録した単行本第4巻には後日談としてシェリルとアルトの仲睦まじい様子を描いた「ゴールデンハニートラップ!」「RING a Ding Dong♪」が描き下ろしで掲載されている。

あらすじ
ギャラクシー船団のインプラント義務化に反対していた両親を殺害され、スラムに身を落としたシェリルはグレイスに拾われエラトー音楽学院に入学、つかの間の友人との出会いと突然の別れを経験し、「銀河一の歌い手」になることを誓う。その後、さまざまな苦難を乗り越えトップシンガーの地位に上り詰めたシェリルは銀河横断ツアーを敢行、訪れたフロンティア船団でアルトと出会い、バジュラの襲撃から命を救われる。美星学園に編入することになったシェリルはランカと出会い、ライバルの出現に心を躍らせる。
美星学園がバジュラの攻撃を受けた際、自分の歌がバジュラに影響を与えるのではないかと考えたシェリルは、ランカとともに戦場で歌う。この件でギャラクシー船団元老院はランカをバジュラを操る能力者「クイーン1」と認定し、シェリルを失敗作と判断する。元老院に差し向けられたランカの兄ブレラによってシェリルは暗殺の標的とされ、ランカは拉致される。
胸を撃たれながら一命を取り留めたシェリルは、元老院を裏切ったグレイスが注入した身体修復用ナノマシンの副作用によって彼女の過去と真意、元老院の陰謀について知る。シェリルはアルトとともにバジュラの巣と化したギャラクシーに乗り込み、人類とバジュラの根絶をもくろむ首謀者のスルトと対峙し、洗脳されたランカを歌により救い出す。スルトはランカの歌で自我を取り戻したブレラの攻撃によって倒れるが、強化型V型ウイルスを乗せた宇宙船が地球に向けて動き始める。アルトとブレラは人類を救うため、必ず戻ると約束して飛び立つ。
単行本
  1. 2010年9月13日発売。ISBN 978-4063759594
  2. 2011年1月13日発売。ISBN 978-4063760132
  3. 2011年4月13日発売。ISBN 978-4063760460
  4. 2012年10月12日発売。ISBN 978-4063767070

マクロスFF

マクロスFF』(マクロスフォルテシモ)は、喜久屋めがね(原案・監修 - 河森正治)の漫画作品。『ニュータイプエース』2012年発売の第10号から2013年発売の第19号まで連載された。劇場版前編『イツワリノウタヒメ』と完結編『サヨナラノツバサ』の間に位置するエピソードを描いている。単行本は2013年3月26日、角川コミックス・エースより全1巻 (ISBN 978-4-04-120629-4) が発売された。

あらすじ
バジュラの襲撃を受けたフロンティア船団は、S.M.Sの奮闘とシェリル、ランカの歌によってひとまずは危機から脱する。先の戦闘で帰るべき船団を失ったシェリルは、甚大な被害を受けたフロンティア船団の復興を支援するためにチャリティーライブの開催を決め、ランカやアルトたちS.M.Sに出演を依頼する。しかし、バジュラと交感できる歌姫を探すためバジュラ由来のV型感染症に罹患させられていたシェリルは病に倒れ、アルトの看病を受ける。シェリルの勧めで入院した父親に会ったアルトは、家業を捨てたことに迷いを抱き、シェリルに励まされる。
ところが、街頭モニターでシェリルが突如引退を発表し、ライブの中止を宣言する映像が流される。これがダミーであることに気付いたアルトたちはシェリル護衛の任に就くブレラを問いただし、シェリルがインプラントを施されていないことを快く思わないギャラクシー船団の一派によってアイランド4に拉致されたことを知る。犯人はシェリルにインプラントを施し完璧な歌姫を造り上げようと精神的に追い詰めていくが、シェリルはこれに屈することなく、復帰を信じてライブを開催したランカの歌に応える。アルトはYF-29に乗って監禁されたシェリルを救い出し、無事ライブ会場へと送り届ける。シェリルは二度とこのような事件が起きないようアルトに護衛を依頼し、アルトは自分の信じた道を進む決意を新たにする。

脚注

注釈

  1. ^ 『サヨナラノツバサ』はサテライト単独制作。
  2. ^ 脚本担当の吉野弘幸は、河森のことを「自分のやりたいことをやると、それが万人の見たいエンターテインメントになる人」「根っからのエンターテイナー」と評している(藤津亮太「INTERVIEW 吉野弘幸」『CONTINUE Vol.48』、大田出版、2009年、25頁)。
  3. ^ 超時空要塞マクロス』と劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、原作作品の『天空のエスカフローネ』と劇場版『エスカフローネ』、『創聖のアクエリオン』とOVA『創星のアクエリオン』など。
  4. ^ マクロスシリーズ#作品の解釈、または超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか#テレビ版と劇場版の違いを参照。
  5. ^ 本作より上位の作品は300スクリーン以上で公開している。
  6. ^ 「メサイア(Messiah=救世主)」は、テレビ版放映中に『マクロスF』公式サイトからの一般公募により決定した名称。
  7. ^ テレビシリーズのストーリーのみ再現されることがあらかじめアナウンスされていた。シナリオが再現されたのは『UX』から。

出典

  1. ^ a b 『日経エンタテインメント 2011年3月号』、日経BP社、2011年、102頁。
  2. ^ 劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜 HybridPack(ハイブリッドパック)”. ビックウエスト公式サイト. 2011年10月15日閲覧。
  3. ^ 藤津亮太 (2011年2月24日). “『劇場版マクロスF〈フロンティア〉~サヨナラノツバサ~』/河森正治監督インタビュー”. ぴあ映画生活 (ぴあ). http://cinema.pia.co.jp/interviews/155120/166/ 2011年4月9日閲覧。 
  4. ^ a b c 河合宏之「河森正治インタビュー」『劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~ パンフレット』、2009年、22 - 23頁。
  5. ^ a b 「河森正治インタビュー」『劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~ パンフレット』、2011年、23頁。
  6. ^ a b 『アニメージュ オリジナル Vol.5』、徳間書店、2009年、27頁。
  7. ^ 『アニメージュ 2011年3月号』、徳間書店。
  8. ^ 「河森正治監督緊急インタビュー」『アニメージュ 2009年11月号』、55頁。
  9. ^ a b c “『劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~』エンディングへの想い”. CloseUp NetTube (livedoor). (2011年3月10日). http://closeup-nettube.livedoor.biz/archives/4189987.html 2011年4月16日閲覧。 
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  11. ^ a b 『週刊アスキー秋葉原限定版 2009年11月号』、アスキー・メディアワークス、2009年、29頁。
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関連項目

外部リンク