早瀬未沙
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早瀬 未沙(はやせ みさ)は、SFアニメ作品『超時空要塞マクロス』に登場する、架空の人物。主要登場人物のひとり。女性。宇宙戦艦マクロスの航空管制主任。声の出演は土井美加。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 超時空要塞マクロス
[編集] 生い立ち[1]
1990年3月3日、百年続く軍の名家の一人娘として、厳格な父と「常に夫の影に立ちたがる古風な」[2]母の間に生まれ、東京青山で育つ。東洋英和小学校[3]入学。 12歳のとき[4]、統合戦争の新部隊編成の為に開かれたパーティ[5]で当時士官学校の学生[6]であった5才くらい年上[7]のライバーと知り合い、これが彼女の初恋となる。次の日曜日、ニュー東京を案内する為にライバーと外出[8]。ちなみにこのとき横浜中華街の店でミンメイと出会っている[9]。未沙が中学二年生の時[10]、ライバーが少尉に昇進し、その「お祝い」として新宿御苑で[11]彼のほほにキスをする。しかしその直後、ライバーから火星への赴任を伝えられる。
ライバーとはその後も文通を続け[12]、ライバーへの初恋から軍隊に入る決意を固める。軍人であった父にも未沙を軍人にする気はなく、母は未沙から軍人になる決意を聞くと泣きだした[13]。中学二年が終わると同時に、士官候補養成所に入所、女子寮暮らしとなる[14]。2005年6月[15]、母親が倒れる。その後世界各地で多発するゲリラが原因で火星基地が閉鎖され[16]、ライバーが二年ぶり[17]に地球に帰ってくる事になるが、帰還途中、反統合軍の手によって船が撃破され、未沙との再会を目前にして死亡する。未沙はライバーから届いた手書きの詩集を手に涙する。翌日、宇宙軍が正式に発足。
2005年12月[18]母親も病没する。ライバーと母親の相次ぐ死のショックから、未沙は軍人をやめる事を思い立つ。しかし当時同室だったメリッサは、彼女の甘えを強く指摘し、未沙が父親の根回しによって養成所に入れた事を教える。それ以後、一人前の軍人となる事で自分を子供扱いして根回しした父親を見返す事を目標にして、 いっそう教練に励む。2006年2月[19]、養成所の第二課程を終了して準尉になる。同時期にアラスカの統合軍司令部に転属となった父親から、一緒に来るよう誘われる。しかし未沙はこれまで親の七光りの元出世してきたという意識から、自身の力で一人前になる為、準尉とアラスカ行きを放棄し、自身の手で士官になる事を決意する。
統合宇宙軍の士官学校に入った彼女は、16才ながら20代の男女に混じってそこで半年間の厳しい訓練をつむ。厳しい訓練故に、卒業時には学生は四分の一[20]に減っていたが、そんな中彼女は卒業生総代として卒業証書を受け取る。その後3ヶ月の地上任務の後[20]、2007年1月[21]に初の実戦参加の機会が与えられる。「反統合軍があるロシアの一地区に対し、衛星軌道からの降下攻撃作戦が計画」[20]され、その作戦に「オペレーターの一員として参加する事が決まった」[20]のである。HLLV(大重量シャトル)に乗り込んで宇宙へ行き降下にそなえるが、降下のカウントダウンが終わった瞬間、作戦が中止になったという連絡を受ける。「最後まで抵抗していた反統合軍組織が、未沙たちの降下する直前に降伏したのである」[22]。
こうして2007年1月20日[23]、統合戦争が終了。戦争が終了したことから軍の存在に必要性を感じなくなった未沙は、復員の誘いにのり、軍を去る。むなしさ故に酒の味を覚えるが、偶然南アタリア島のSDF-1(後にマクロスと命名)乗員訓練選抜センターの募集を知り、再び軍に入り直すことになった。
[編集] テレビシリーズ
2年後の2009年、マクロスの主任航空管制官に任命され(コールサインは「ガンサイト1」)、ゼントラーディ軍との宇宙戦争(第一次星間大戦)に巻きこまれる。階級は作品中で中尉、大尉、少佐へと昇進。
厳格な仕事振りから「主席の中尉は鬼より怖い」と呼ばれ、反抗的なパイロット一条輝とは口論が多い。ダイダロスアタックの考案、ゼントラーディ人とのファーストコンタクトの分析プロトカルチャー説の考察など、頭脳的な貢献にブルーノ・J・グローバル艦長の信任も厚い。堅物ぶりを親友クローディア・ラサールやオペレーター3人娘、ヴァネッサ・レイアード、キム・キャビロフ、シャミー・ミリオムに茶化されても、つねに軍人としての使命優先を貫く。
しかし、初恋の人に似た反戦主義者リン・カイフンの出現や、早瀬提督ら軍上層部の強硬論から「異星人との和平」を模索しはじめ、共存の道をつむぐ役を務めることになる。その思いを共にする一条輝とは次第に惹かれあい、やがて本来の女性らしい一面を見せはじめる。しかし想いを素直に表現できず、恋愛ではクローディア・ラサールの助言に頼ることが多い。ゼントラーディ軍との最終決戦では、和解もむなしく父の戦死に際することになる。
終戦後も新統合政府のメインスタッフとして活躍。一条輝との関係に悩み一度は退役を考えたが、グローバル総司令が提唱する人類宇宙移住計画への参加を決意する。2012年のマクロス・シティ攻防戦において、一条輝と互いの想いを認め合う。
[編集] 後日談(設定)
一条輝と結ばれ一条未沙となり、長女未来(みく)を出産。2012年、マクロス級2番艦の超大型移民船メガロード-01艦長に就任し、航空隊長の夫や歌手リン・ミンメイらとともに外宇宙へ旅立つ。2016年、銀河系中心部でメガロード-01の乗員とともに謎の失踪を遂げる(一般には公表されず)。
[編集] その他の登場作品
[編集] 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
年齢以外設定に変更なし(コールサインは「デルタ1」)。テレビシリーズでは気丈さが長所であり、恋愛面の欠点であった。劇場版では一条輝と地球を放浪しながら、弱さをさらけ出し、素直に愛を受け入れるなど、ひとりの優しい女性へ変わりゆく様が丹念に描かれている。
[編集] 超時空要塞マクロス Flash Back 2012
超大型移民船メガロード-01の艦長として、ブリッジで指揮をとる姿が登場する。艦長用の帽子・制服などが新たにデザインされた。
[編集] 解説
機動戦士ガンダムのミライ・ヤシマに着想を得て、テレビアニメでは珍しい「地味めなヒロイン」としてデザインされた。目が小さいのは、細やかな感情表現をする演出意図のため。テレビシリーズ序盤においては視聴者に華やかなリン・ミンメイをヒロインと思い込ませるため、輝に「おばさん」呼ばわりさせるなど意図的に年齢差が強調されている(実際は19歳で輝との年齢差は2歳ほど)。
中盤以降、徐々にキャラクターの深みを増し、仕事と恋に悩む年頃の女性像が明かされていくと、従来のヒロインにない等身大の魅力がファンの支持を得ていった。作画の面においても、ヒロインとしての役割の度合いを強めていく過程で、より可愛らしく、徐々に瞳が大きく描かれるように変化していった。髪型も初期は野暮ったいカーリーヘアだったのが、延長パートおよび劇場版ではストレートヘアに変更されている。
[編集] データ
- 日本出身。1990年3月3日生まれ。19歳(劇場版では21歳)。身長168cm体重45kg。血液型A型。
- 父は早瀬隆司、母は早瀬沙紀子。生まれた未の刻(午後2時)と母親の一文字から「未沙」と名付けられた。
- 少女時代は利発で愛らしく、父の部下であったグローバル艦長(当時中佐)には事のほか可愛がられていた。
- 企画初期の名前は「早瀬亜綺(アキ)」であった。海外版ロボテックではLisa Hayes(リサ・ヘィエス)という欧米人風の名前に代えられた。
- TV版のエンディングテロップでは、早瀬「美」沙と誤植されており、最終回まで修正されなかった。
- 『科学救助隊テクノボイジャー』第10話に登場する女性科学者、花岡咲子は未沙の髪型のテストモデルである。この回をアートランドが制作協力し、美樹本晴彦(当時は良晴)のオリジナルキャラクター第一号となった。
- 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…では、主人公チームを支える女性オペレーターアニタ・ジュリアンが登場するが、性格や口調、立場が未沙に似ており、声優が土井美加。

