ガミラス帝国
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ガミラス帝国(-ていこく)は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の種族による星間帝国。地球人類に対する敵対勢力。
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[編集] 概要
国家元首はデスラー総統、副総統はヒス。首都はバレラス。本星ガミラスはイスカンダルとの二重惑星である。ガミラス大帝星と称する場合がある。
[編集] ガミラス星
- ガミラス星の詳細はガミラスを参照。
[編集] ガミラス人
- 詳細はガミラスのガミラス人を参照。
[編集] 習俗
劇中では民間人の存在が確認できず、登場するのは軍人のほかに総統府や司令部に勤める女性のみであり、軍事に関連した習俗しか確認できない。
かなり機械文明に依存しており、自分の身体を使った労働という観念が存在しないようで[1]、ヤマト乗組員がデスラー機雷を人力で排除した行動を「野蛮人の素朴な発想」と評した。
[編集] 政治体制
帝国主義国家でデスラーを総統として仰ぐ独裁政治体制を採っている。ガミラスでは財政や外交を担当する組織(第16話に登場する、惑星第8タックス部)等に軍人が従事しており、劇中に文官的存在が確認できないことから、軍事独裁政権と考えられる。
総統は、絶対的な権力を持っており、直属の親衛隊が存在する。ヤマト撃滅に手間取るシュルツは、デスラー総統の「親衛隊を送ろうか」の台詞に怯える描写がある(第9話)。また駄洒落を発した将軍を「下品な部下はいらない」と処刑(第11話)、軍法会議による死刑判決の決まったドメル将軍を、ヤマトに対抗できる将軍が他にいないと判決を破棄(第21話)、ヤマトとの和平交渉を進言したヒスを射殺(第24話)、など絶対的な権力を持っている。
[編集] 歴史
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
銀河系核恒星系のガルマン民族の一支族が長い恒星間旅行の末、大マゼラン星雲サンザー太陽系に到達し、第8番惑星にガミラスを建国した。二重惑星のイスカンダルとは友好関係を結び、その進んだ技術を取り入れていったが、イスカンダルの精神文明は伝播しなかった。
対外的に発展する志向が強く侵略艦隊を派遣、西暦2190年代には、大マゼラン、小マゼラン星雲に及ぶ一大星間帝国を形成する。
ガミラス本星が惑星の寿命を終えようとしていたため、移住先として地球を対象に選び、冥王星からの遊星爆弾による攻撃で地球を放射性物質で汚染し人類滅亡させる移住計画を企てる。
西暦2199年(デスラー紀元103年)、冥王星宙域での地球防衛艦隊への勝利により地球征服を目前にしていたが、イスカンダルのスターシャの協力を得た地球人が建造した宇宙戦艦ヤマトの反撃を受け、徐々に戦線を後退させる。
西暦2200年、七色星団の戦いでドメル将軍が敗北した後、急速に滅亡への道を辿る。
同年、ガミラス本星での戦いにおいて、敗色濃厚の中でヒス副総統がヤマトとの和平を進言するが、デスラー総統はそれを退け、ガミラス帝国は滅亡する。
ガミラス本星を脱出したデスラー総統は、白色彗星帝国に亡命し、ズォーダー大帝と同盟を結び、ヤマトへの復讐を狙うが、戦いの中、ヤマトの艦長代理、古代進の間に奇妙な友情が芽生え、白色彗星攻略のヒントを与え、大マゼラン星雲に去っていく。
その後、第2のガミラスとなる惑星を探しの途上、ガミラス星に立ち寄ったデスラーは、暗黒星団帝国と戦闘状態になる。この戦闘で本星であるガミラスは消滅する。ヤマトとの共同戦線でこれを撃退。その後も第2のガミラスとなる惑星を探し流浪の旅を続ける。
23世紀初頭に、小マゼラン方面軍の残存艦隊を率いて、銀河系核恒星系のガルマン民族をボラー連邦の圧制から解放。ガルマン・ガミラス帝国を建国する。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] ガミラス軍
ガミラス軍人は敗北を恥辱と考える傾向があり、敗色が濃厚になると生還の可能性の無い体当たり攻撃を厭わない。指揮官が最後の決断を下した場合、部下も従容として運命を共にする(シュルツとガンツ、ドメルとゲールなど)。これは、デスラーと祖国への忠誠心と同時に敗北は死をもって償わされることによると推定される。冥王星基地を失い、艦隊を率いてシュルツは脱出するが、「戦って死ね。」との総統命令で進退きわまる。「ヤマトの波動砲で全滅するなら死をもって栄光を。これがガミラス軍人の運命。」と語り、体当たり攻撃を敢行する。ドメルは「祖国の命運を懸けた決戦でヤマトをこれ以上進ませる訳にいかない。」との覚悟の行動を取っている。
最高の栄誉はデスラー総統から直接授与されるデスラー勲章を得ることである。
また、武勇を尊ぶため、敵であっても優れた武人には敬意を払って共感する一面もある(ドメルと沖田十三、デスラーと古代進など)。
軍事行動において、テクノロジーを駆使した兵器とそれを利用したトラップを多様する傾向がある。磁力を応用した兵器(超磁力バリヤー、宇宙要塞13号、マグネット発振機など)は、ガミラス軍の特有の兵器である。
[編集] 主要人物
- デスラー 総統
- ヒス 副総統
- タラン 大マゼラン星雲防衛総司令官
- シュルツ 冥王星最前線基地 司令官
- ガンツ 冥王星最前線基地 副司令官
- ドメル 銀河系方面軍作戦 司令長官 (元、小マゼラン方面軍作戦司令長官)
- ゲール 銀河系方面軍作戦 副司令官 (元、銀河系方面軍作戦司令長官)
[編集] 所有艦船
[編集] 航空機・宇宙艇
- 円盤型パトロール艇
- 高速偵察機
- 高速宇宙空母搭載艇
- 偵察機(仮称)
- ガミラス戦闘機
- ゲール艇
- ドメル式DMF-3型高速戦闘機
- ドメル式DMB-87型急降下爆撃機
- ドメル式DMT-97型雷撃機
- 重爆撃機
[編集] 陸上兵器・地上部隊
- 宇宙重戦車
- 沿岸爆雷砲台
- ガミラス星内部の硫酸の海の沿岸に設置されていた3連装の砲台。『宇宙戦艦ヤマト』23~24話で、硫酸の雨の中を飛行するヤマトに爆雷を降らせた。
[編集] 海中兵器
- 潜水艇
- 冥王星基地の海底ドックに配備されていた一人乗りの小型艇。ガミラス戦闘機に似たような外観を持ち、機首先端に魚雷発射菅を1門持つ。編隊を組んで海に沈んだヤマトにとどめを刺そうとするが、艦首ミサイルによって壊滅した模様。
[編集] 生物兵器
- ガス生命体
- バラノドン
- 金属腐食性バクテリア(宇宙ボタル)
- 『宇宙戦艦ヤマト2』11~12話登場。「宇宙ボタル」の別名のように発光するが、しばらくすると消えてしまう。バンデベルの指揮によって宇宙空間にばら撒かれ、ホームシック気味の新人乗組員が癒しを求めて艦内に持ち帰らせる狙いがあった。実際に新人達によって艦内に持ち込まれたヤマトは重力発生装置を破壊され、ろくに防御できないまま戦闘空母艦載機の攻撃に晒されるが、宇宙ボタル防護処理をしていなかったため戦闘空母も攻撃不能になり撤退した。
[編集] 兵器・関連技術
- 遊星爆弾
- 瞬間物質移送器
- 自軍の戦闘機や戦闘艦艇をワープを可能にさせる装置。これを利用した奇襲戦法は、デスラー戦法と呼ばれるようになった。
- 反射衛星砲
- 反射衛星
- デスラー機雷
- デスラー砲
- デスラー艦に搭載されている艦載兵器。
- ドリルミサイル
- 超大型ミサイル
- 冥王星基地に配備されていた全長1000m、直径500mのつづみ弾のような形をしたミサイル。普段は地中のミサイルサイロ収納されており、発射する時だけ地上に迫り上がる。『宇宙戦艦ヤマト』3話で試射を兼ねて1発が地球にいるヤマトに向けて発射されるが、主砲の一斉射撃で撃破される。その後、7話で冥王星基地に接近したヤマトに数発撃ち込まれ、ほとんどが両舷側ミサイルやパルスレーザー砲で破壊されるが、爆発した1発の破片がヤマトにぶつかり、艦尾を損傷させた。
- 多弾頭ミサイル
- 金砕棒のような外観をしたミサイル。トゲの部分が弾頭になっており、強磁性フェライトを撒き散らす。大マゼラン星雲に到達したヤマトにガミラス星から発射され、強磁性フェライトによってレーダー機能を奪うと共に、マグネット発振機で、ヤマトをガミラス星に引きずり込む役目もあった。
- 天井ミサイル
- 『宇宙戦艦ヤマト』24話登場。ガミラス星の天井都市のビルそのものがミサイルになっており、ネジを外すように回転にしながら発射される。火山活動を誘発させたヤマトにデスラーが攻撃を命令するが、ヤマトに回避されたり、天井の崩壊により発射されない状態で落下するなどして、地上都市への誤爆や火山口に入り込んで火山活動をより活発化させ、結果的にガミラス星の寿命を縮める形になった。
- 超磁力バリヤー
- 『宇宙戦艦ヤマト』12話で登場した宇宙間バリアー。艦艇がこの中に入ると速力が下がり、やがて停止してしまう。デスラーはアルファ星の方向だけわざとバリアーを貼らず、アルファ星とガス生命体、ミサイル攻撃でヤマトを包囲しようとするが、沖田の策により逃げられてしまう。
- 宇宙要塞13号(宇宙要塞島)
- 緑色でサツマイモのような外観をしている楕円形の宇宙要塞の13号機。全長は約1kmで厚さは約300m[2]。古代は宇宙要塞を「宇宙に浮かぶ巨大な軽石」と例えた。マグネトロンウェーブを発して、あらゆる機械の繋ぎ目を外して分解してしまう。また、対象物の動きを追尾するため避けて通ることは不可能で、逆に対象物を引き寄せる。無数にあるマグネトロンウェーブ発射口は、外部から攻撃を受けると自動的にシャッターが下りてこれを防ぐ仕組みになっているが、逆に内部からの衝撃にも反応してしまう欠点がある。内部は迷路状で、中央には要塞の心臓部のコンピュータがあり、いくつもの管がまとまったような姿をしている。これに近づくのは容易ではなく、侵入者を確認すると防衛システムが働き、床が歪み、触手のようなもので捕らえる。『宇宙戦艦ヤマト』18話で、ヤマトの前に立ちはだかるが、古代と真田の決死隊によって破壊された。その後、ドメルは自分のタバコに火を付けようとして、ライターの火が付かなかったゲールに対し「君のライターも宇宙要塞13号と同じだね」と皮肉った。
- 武装ロボット
- 腕の付いた二足歩行型ロボットで、数体が宇宙要塞13号の内部を警備していた。詳しい武装は不明だが、レーザーを発射していた。1体が古代達に襲い掛かるが、真田の銃で破壊された。
- リレー衛星
- ドメルがヤマトの背後に差し向けた通信衛星で、地球との通信を回復させて地球の惨状を見せることで、乗組員の心をかき乱す狙いがあった。実際に相原義一は精神異常をきたして、宇宙に飛び出してしまうが、偶然リレー衛星に漂着し、通信が回復したことは偶然ではなかったことを悟る。古代が乗るコスモ・ゼロに救出され、相原が操縦桿を握り、機銃掃射して撃破された。
- 人工太陽
- 『宇宙戦艦ヤマト』20話登場。太陽のないバラン星のために設置されており、そのため人工太陽自体がバラン星を周る。ドメルはこれを兵器に転用し、バラン星基地を攻撃しようとするヤマトの背後からぶつけ、基地のミサイル攻撃との挟み撃ちを目論むが、ゲールの密告により、デスラー直々に作戦中止を命令され、人工太陽を停止させる。その隙にヤマトの波動砲によって粉砕され、その破片がバラン星に降り注ぎ、バラン星基地を失うことになった。なお、動かす際にはバラン星基地からエネルギー光線が送られ、ドメラーズ3世の光線によって作動していた。
- マグネット発振機
- ガミラス星表面に設置されていた。8つの磁力放射器を2段4つずつ並べており、多弾頭ミサイルの攻撃で強磁性フェライトに包まれたヤマトをガミラス星内部に引きずり込み、硫酸の海へ叩き落とした。
- 気圧変圧器
- ガミラス星内部の気圧を変化させて、ヤマトに硫酸の雨を降らせた。円盤型の形をしており、空中に浮いていた。
- 空間監視用宇宙塵
- 冥王星周辺に配備されていた小型の偵察衛星。可動レンズでヤマトの位置を捉え、常時冥王星基地司令部へ報告した。
- 磁力線封鎖装置
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
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