ヤマトよ永遠に REBEL3199
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ヤマトよ永遠に REBEL3199 | |
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ジャンル | SFアニメ |
アニメ | |
原作 | 西﨑義展 |
総監督 | 福井晴敏 |
監督 | ヤマトナオミチ |
シリーズ構成 | 福井晴敏 |
脚本 | 福井晴敏、岡秀樹 |
キャラクターデザイン | 結城信輝 |
メカニックデザイン | 玉盛順一朗、石津泰志 明貴美加 |
音楽 | 宮川彬良、兼松衆 宮川泰 |
アニメーション制作 | studioMOTHER |
製作 | 宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会 |
放送局 | |
放送期間 | 2024年7月19日 - |
話数 | 全26話(予定) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』(ヤマトよとわに レベルさんいちきゅうきゅう)は、日本のアニメ作品。宇宙戦艦ヤマトシリーズのアニメ作品の1つである。
概要[編集]
アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まったリメイク版アニメシリーズの1作であり、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の続編。
旧作シリーズの劇場アニメ映画『ヤマトよ永遠に』とテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』をベースとして、新たな物語に構成し直されている。
2022年1月19日に制作発表された[1]。全26話の予定[2]で、キャッチコピーは「未来を、変えろ。敵は……宇宙戦艦ヤマト。」[3]。全七章での全国劇場上映を予定している[4]。「第一章 黒の侵略」は2024年7月19日より上映開始予定[4]。
ストーリー[編集]
西暦2205年に勃発した「イスカンダル事変」から帰還したヤマトを旗艦とする第65護衛隊に待っていたのは、賞賛と処罰であった。デザリアムからガミラスの移民を守った功績については、ヤマトの歴戦の勝利を讃えて参戦章叙勲することとなったが、関係者には命令違反に対する処罰として、職務の解任と配置転換が待っていた。ヤマトも、第一線から退かせて予備役艦隊に編入し、廃艦扱いで各種テストのための実証基盤となった。そのヤマトには、デザリアムを危惧する真田の姿があった。
地球と同盟関係にあるガミラスは、新たな母星ガルマン星で国家再建の道を模索することとなった。ガミラスに植民地を奪われる形になったボラー連邦は勢力圏拡大の矛先を地球にも向け始め、領海侵犯を繰り返すようになった。そのため、地球は未だに残るガミラス戦役からガトランティス戦役と続いた戦争の傷跡からの復興に努める一方、ボラー連邦に対する軍の再編が急務となっていった。
時は流れ、西暦2207年。宇宙の彼方から謎の巨大物体「グランドリバース」が突如出現し、遭遇した軍事勢力を無力化しつつ太陽系に侵攻した。地球防衛軍の善戦も虚しく、グランドリバースが地球の新首都に降下すると、そこから出現した正体不明の降下部隊により、瞬く間に首都は制圧されていく。一方、イスカンダル事変の終結後にさまざまな理由で解散していた旧ヤマト艦隊クルーには、極秘指令「ヤマトへ集結せよ!!」が下る。
主要な登場キャラクター[編集]
地球防衛軍[編集]
- 古代 進(こだい すすむ)
- 声 - 小野大輔
- 元第三代ヤマト艦長。二等宙佐。
- 「イスカンダル事変」の際、政府の方針に従わずスターシャの救援に赴いた責任を終結後に問われ、第65護衛隊の再編に伴って艦長職を解任された。2年後の西暦2207年現在は、軍籍を維持して太陽系外惑星航路に出た痕跡はあるものの、消息不明となっている。
- 森 雪(もり ゆき)
- 声 - 桑島法子
- 元補給母艦アスカ艦長。二等宙佐。
- 第65護衛隊の再編に伴い、艦長職を解任された。西暦2207年現在は配属先は秘匿されているものの、婚約者である古代との仲が進展していないことは周知されている。
- 真田 志郎(さなだ しろう)
- 声 - 大塚芳忠
- 元戦闘空母ヒュウガ艦長。二等宙佐。
- 第65護衛隊の再編に伴い、艦長職を解任された。古代守とスターシャの遺児であるサーシャの経過観察チーム責任者に就任するが、西暦2207年現在は消息不明となっている。
- 島 大介(しま だいすけ)
- 声 - 鈴村健一
- 第65護衛隊の再編に伴い、空軍へ出向した。
- 揚羽 武(あげは たけし)
- 声 - 上村祐翔[5]
- 土門竜介ら宇宙防衛大学第38期生の同期生。
- 北野 誠也(きたの せいや)
- 声 - 鳥海浩輔[5]
- ヤマトで戦術長を務めた北野哲也の兄。ガミラス戦役当時はヤマト計画の候補者だったが、ガミラスによる空爆で重傷を負い、任を外れていた。治療されて職務へ復帰した後には、宇宙防衛大学の教官として第38期生などを指導していた。
デザリアム軍[編集]
登場メカ[編集]
地球連邦防衛軍[編集]
- 宇宙戦艦ヤマト
- 「イスカンダル事変」後、帰還したヤマトは地球の戦艦として唯一、ガミラス、ガトランティス、デザリアムという異なる三つの相手と交戦し、多大な戦果を挙げ、無事帰還したことを記念して参戦章叙勲した。これをもってヤマトは第一線から退かされて予備役艦隊に編入され、廃艦扱いで各種テストのための実証基盤として運用されている。
- アンドロメダ級
- アンドロメダをフラッグシップとする戦艦型または空母型の宇宙戦艦群。ガトランティス戦役における初期の有人型前衛武装宇宙艦の残存艦を改修した戦艦である。ガトランティス戦役末期から時間断層放棄まで建造された艦船はほとんどが時間断層のAIによって制御される完全無人艦であり、大規模改装なしには有人運用が不可能となっていたため、ガトランティス戦役後に初期アンドロメダ級の修繕と改修が優先された。
- なお、第4次防衛計画に基づく地球連邦宇宙海軍の再編により、艦種は波動砲艦隊構想時の「前衛武装宇宙艦」から国連宇宙海軍時代からある「宇宙戦艦」に変更された。また、数隻が「艦隊指揮艦」として整備されつつある。
- AAA-02 アルデバラン
- 2番艦。戦艦型。
- AAA-21 アルフェラッツ
- 21番艦。戦艦型。
- アスカ級補給母艦
- 波動防壁弾[四式波動防壁展開弾]の運用試験艦として計画されたドレッドノート改級補給母艦「アスカ」をネームシップとする補給母艦/強襲揚陸艦群。補給母艦型を基本としているが、量産に際してアスカに試験的に盛り込まれていた強襲揚陸艦機能を主体としたタイプも建造された。
- 識別番号は、奇数番号が補給母艦型、偶数番号が強襲揚陸艦型として割り振られている。
- DAOE-01 アスカ
- 1番艦。補給母艦型。コスモハウンドを格納していた40メートル級の航宙機や宇宙艇を艦載できる格納スペースを持つのはアスカのみで、以降の量産型では廃止されている。
- DAOE-02 バンクーバー
- DAOE-03 おうみ
- DAOE-04 まみや
- DAOE-05 エルベ
- DAOE-06 アムンゼン
- DAOE-08 コロッサス
- ヒュウガ級戦闘母艦
- 軽空母として計画されたドレッドノート改級戦闘母艦「ヒュウガ」をネームシップとする戦闘母艦群。ボラー連邦による頻繁な領海侵犯が続く中、2番艦以降の建造が開始されている。
- DCV-01 ヒュウガ
- 1番艦。
- 無人艦隊コマンド艦 グラディエーター
- 旧作で「無人艦隊大型艦」と称されていた艦種。
- 空軍が各惑星の防空戦力として構想している制限型自律防空システムの中核である有人のコマンド艦。旗艦として無人迎撃艦エイジャックスを操艦・制御する。操艦機能はすべて艦橋部に集約されており、極少数人での運用が可能となっている。形式的には、『2202』で山南が搭乗したZZZ-0001アンドロメダ改に先導されたBBB自立無人戦闘艦アンドロメダブラック艦隊の簡易版になっている。
- 無人艦隊迎撃艦 エイジャックス
- 旧作で「無人艦隊小型艦」と称されていた艦種。
- 制限型自律防空システムにおいて、コマンド艦であるグラディエーターの制御下で艦隊行動を行う小型の無人迎撃艦。「ひよどり」のコードネームが与えられており、グラディエーターには49隻が随伴する。
- グラディエーターやエイジャックスら制限型自律防空システムは空軍戦力との連携を構想しているため、惑星大気圏内での運用は想定されていない[注 1]。運用に際しては戦闘機的な一撃離脱戦法を想定しているため、いずれも宇宙海軍の艦艇を凌ぐ高い機動性や運動性を有する艦として開発・建造された。
デザリアム軍[編集]
- グランドリバース
- グロデーズ
登場勢力・登場天体[編集]
- 地球連邦
- イスカンダル事変後、ボラー連邦から頻繁に領海侵犯を受けている。ヒュウガ級やアスカ級の制式化と、ガトランティス戦役で損耗していた有人型のアンドロメダ級の改修が急がれている背景には、ボラー連邦からの侵攻が現実的な猛威となっていたことがある。
- デザリアム
- イスカンダル事変の際にガミラス本星を破壊し、イスカンダル星を自国に輸送しようとした謎の国家。グランドリバースを中核として、地球へ侵攻した。
- ガミラス
- 前作でボラー連邦からガルマン星を奪取し、新たな母星で国家再建の途上にある。
- ボラー連邦
- 銀河系の一翼に広がる巨大な星間国家。前作でガルマン星を占領していたが、デスラーによる武力介入を経て奪取される。イスカンダル事変後、勢力圏拡大の矛先を地球にも向けてきている。
スタッフ[編集]
- 原作:西﨑義展
- 製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司
- 総監督:福井晴敏
- 監督:ヤマトナオミチ
- シリーズ構成・脚本:福井晴敏
- 脚本:岡秀樹
- キャラクターデザイン:結城信輝
- メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加
- CGプロデューサー:後藤浩幸
- CGディレクター:上地正祐
- 音楽:宮川彬良・兼松衆 / 宮川泰
- 音響監督:吉田知弘
- アニメーション制作:studioMOTHER
- アニメーション制作協力:サテライト
- 配給:松竹ODS事業室
- 製作:宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 大気圏内の飛行自体は可能であり、大気圏内外の往還機能も有している。
出典[編集]
- ^ “『ヤマトよ永遠に REBEL3199』制作決定”. リメイク版宇宙戦艦ヤマトシリーズポータルサイト (2022年1月19日). 2024年1月6日閲覧。
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト:「3199」は「2207年から始まります」 揚羽武も登場」『MANTANWEB』MANTAN、2022年3月2日。2024年1月6日閲覧。
- ^ “『ヤマトよ永遠に REBEL3199』キャッチコピー公開”. リメイク版宇宙戦艦ヤマトシリーズポータルサイト (2022年2月4日). 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b “『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』2024年7月19日(金)上映開始”. リメイク版宇宙戦艦ヤマトシリーズポータルサイト (2024年1月3日). 2024年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e 「「ヤマトよ永遠に REBEL3199」に古川慎、堀江瞬、江口拓也、上村祐翔、鳥海浩輔」『コミックナタリー』ナターシャ、2024年3月24日。2024年3月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式サイト - リメイク版宇宙戦艦ヤマトシリーズポータルサイト
- ヤマトよ永遠に REBEL3199 特設ページ(インターネットアーカイブ)
- YAMATO CREW - 宇宙戦艦ヤマトシリーズ公式ファンクラブサイト