森雪

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森雪(もり ゆき)はアニメ宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の人物(復活篇では古代雪)。は『完結編』までは麻上洋子、『復活篇』は由愛典子、『2199』は桑島法子。実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』では黒木メイサが演ずる。

宇宙戦艦ヤマトのレーダー手・兼・生活班長。自己紹介では「調査分析、生活関係のチーフリーダー」[1]。実写映画版ではブラックタイガー隊所属のパイロットである。

目次

[編集] 概要

ヤマト唯一の女性クルー[2])。佐渡酒造に「大美女」と評されるほどの美貌の持ち主であるが、その性格は勝気で男勝り。ヤマト乗組直前、地球防衛軍司令部病院で看護婦[3]を勤めており、イスカンダルへの航海を通じて次第に想いを寄せるようになるヤマト戦闘班長古代進と初めて出会う。

容姿が、イスカンダルのスターシャの妹であるサーシャに酷似している為、その亡骸を埋葬した古代から驚かれ、イスカンダルに到着した際にもスターシャ本人ですら間違え、連絡して来なかったことをなじられる程。

松本零士の女性キャラとしては髪が短い。大半のキャラが地面に付くほど髪が長いのに対して、彼女は肩にかかるくらいのセミロング。PSのゲームではロングになったが、それでも松本キャラとしては短い髪といえる。初期設定名は「森木雪」。

[編集] 職務

ヤマト発進後は、クルーの健康管理&生活環境維持に気を配る生活班リーダー(食品栄養管理のための分析長も兼務)であるだけでなく、医務室においては佐渡医師を補佐する優秀な看護婦であり、なおかつ日常は第一艦橋で三次元レーダーの監視手も兼ねているという「万能選手」。彼女に一方的に懸想し、恒常的セクハラに悩まされている分析ロボットアナライザーとは、防衛軍司令部病院時代からの腐れ縁。

自分も含めたクルーの精神健康管理に献身的なまでの情熱を持ち、正月には艦長に餅つきを直訴したり、時には自分であつらえたと思しき前世紀風ドレスで即席ファッション・ショーを演出。黒の下着にシースルーのネグリジェで登場したことも (ガミラスのリレー衛星により地球との通信が回復し、錯乱した相原が宇宙服一つで船外へ。就寝前の雪は自室の窓から宇宙遊泳中の相原を発見し、慌ててネグリジェ姿で廊下へ飛び出し古代と島に出会う) 。

劇場版映画「ヤマトよ永遠に」では、地球防衛軍司令長官藤堂平九郎の秘書官としての職務に就いており、地球にいたヤマトクルーたちをイカルスへ脱出させるために、大統領脱出用高速艇倉庫へ案内したり、後半では自ら地球軍パルチザンの一員として、対暗黒星団帝国ゲリラ部隊を率いて奇襲攻撃を展開、重核子爆弾の占拠と起爆装置解体に活躍するなど、優れた戦闘能力を見せている。

[編集] 人物

当初は、どちらかと言うと精神的に未成熟な古代や島たちを叱咤激励するお姉さん的振る舞いを見せていたが、航海途上で古代進を異性として意識するようになり、人知れず願い星に恋の成就を託すなど歳相応(一作目の設定上では18歳)の可憐な少女らしさを随所で見せるようになった。但し、料理の腕には疑問がある。彼女のいれたコーヒーは不味く、それを飲んだ島に「いつまでたっても美味くならないなあ、生活班長さま」と不評だった。就寝時には、ネグリジェを愛用しているようである。

イスカンダルを出発する際、スターシャが、救助し治療した古代守を愛している事を見抜き、守への愛を諦めようとしたスターシャに「運命を受け入れるだけでは愛は実らない」とアドバイスし、二人を結びつけるきっかけを作る。

シリーズが進むと、古代の事で形振り構わず暴走する事が多くなり、特に「2」ではその暴走で、彼女をかばった島を爆発に巻き込み、宇宙漂流に遭わせた。

[編集] 来歴

最終話でデスラーが仕掛けてきた白兵戦において、放射能ガスから古代の命を救いたい一心で、工場長の真田志郎の制止を無視して、テスト未了の放射能除去装置を起動させた。その際、同装置の初期不良に絡んだ酸欠空気に晒されて、いったんは死亡したと思われ古代を絶望させるが、地球帰還と言う本懐を遂げて絶命した(と、思われた)沖田艦長の命を受け継いだかのように蘇生。古代の腕に抱かれて、想いを遂げることになった。

さらば宇宙戦艦ヤマト』では『ヤマト』での戦いをきっかけに古代進と婚約し、もうすぐ結婚式を挙げる予定だったが、テレサのメッセージを確かめるべく旅立とうとする古代の意思を理解し、結婚式を延期するものの、強引にヤマトに乗り込み共に戦う事になる。だがデスラーとの戦いで彼を狙撃しようとしたミルの銃撃から古代を庇って重傷を負い、治療後に手負いのままレーダー手を勤めるがその後被弾した際の衝撃と機器からの放電を受けブリッジで戦死。後に古代の胸に抱かれて、満身創痍のヤマトと共に白色彗星帝国超巨大戦艦に特攻する。地球での職種は『さらば』では地球防衛軍司令長官秘書(医務室で古代に身分を訪ねられたときには地球防衛軍科学局生活部に所属と語っている)であったが、『宇宙戦艦ヤマト2』では防衛軍中央病院看護婦である。『さらば』とは異なり、婚約は不明、結婚の予定はない。又、ミルに撃たれる事もなく、最後まで生存している。

ヤマトよ永遠に』では、メインクルーがイカルス天文台に出発する際に大統領専用飛行艇の発進口を開けるためにコントロールルームに引き返し、侵入してきた敵兵の攻撃を受け負傷したため、一人地球に取り残されてしまう。本来ならば収容所送りになるところをアルフォン少尉に保護され、求愛される。敵の爆弾の秘密を探るべく敢えて少尉の申し出を受け入れようとするが、本心を見抜かれパルチザンの元へ戻るよう促される。あらためてパルチザンとして彼と対峙し、勝利をおさめて起爆装置を解体し、古代の帰りを待つ。

暫く古代とは婚約者のままで結婚はしていなかったが、『宇宙戦艦ヤマト 完結編』の後に進と結婚。22歳の時に一人娘の美雪を産んでいるものの、夫の進とは別居状態になっていた。しかし、西暦2220年の38歳の時、惑星アマールの衛星への移民計画の第1次移民船団の責任者に任命されるも、謎の艦隊の襲撃を受け行方不明となる(『宇宙戦艦ヤマト 復活編』)。

[編集] 名前の由来

森雪の由来は、松本零士にファンレターを送っていた森木深雪から、間の漢字を削ったもの。 [4]

[編集] 付記

第一作においては両親が登場するが、『新宇宙戦艦ヤマト』では両親は死んでしまったことになっている。

[編集] 脚注

  1. ^ 松本零士の原案では古代進の部下で、調査分析専門の科学者兼偵察部隊所属のパイロットとなっている。
  2. ^ 作中では他の女性乗組員も描かれたシーンが存在するが、『宇宙戦艦ヤマト画報』(2001年、竹書房)には「第10話以降、森雪以外の女性非戦闘員は冷凍睡眠下にあるという設定」とある。加えて小説版などではヤマトは極秘の移住計画用の「箱舟」で、地球人類の子孫を残すために女性乗組員も複数確保されていたが、スターシャからコスモクリーナーの存在を知らされ急きょイスカンダルへの旅に目的変更した、という設定も散見される。
  3. ^ 表記は当時資料に従う。以後もそれに倣い、「看護婦」と記する。
  4. ^ テレビブロス 平成22年8月7日号「全駅停車! 銀河鉄道999 大特集」における松本零士コメントより
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