サーベラー

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サーベラーは、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』及び『宇宙戦艦ヤマト2』の登場人物。声優小宮和枝(『さらば』)、小原乃梨子(『ヤマト2』)、氷上恭子(ゲーム版)。

概要[編集]

白色彗星帝国ガトランティスの最高幹部で、実質的なNo.2。『さらば』では総参謀長、『ヤマト2』では帝国支配庁長官(第18話より総参謀長を兼務)として登場する。

ガトランティスの男性は肌の色が緑色であるが、彼女は『さらば』では赤みの強い肌色(実質桃色)で白髪に、白いレオタード形のコスチュームを身に付けている。『ヤマト2』では肌色で黒髪に、青が基調のドレスと赤が基調のドレス、紺が基調のドレスの3種類を身に付けている[1]。また、いずれも額に赤い逆三角形上のアクセサリーのようなものをつけている。男性との肌の色の違いに関して、性差によるものか種族自体が異なっているのかは不明。

魔女的雰囲気を漂わせる美女ではあるが、性格は冷酷で高慢。権力に対して異常なまでの執着を見せ、謀略に長けている。自身の野望を達成させるためや地位を守るためならば、例え部下や味方であっても切り捨てたり陥れる事も厭わない狡猾さを持つ。しかも、自分が直接やる事はなく腹心に行動させ、自分は後ろで高みの見物を決め込むという自分の手は汚さないタイプ。

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち[編集]

役職は総参謀長。テレサを解放したヤマトに危惧の念を口にしたラーゼラーを臆病者呼ばわりする。また、デスラーを快く思っておらず、監視艦隊司令ミルをつける。デスラーが戦死した後、「(デスラーは)しょせんそれだけの男」と評し、デスラーを評価しているズォーダーから「いや、デスラーも死に場所を得たのだ」とたしなめられている。

彗星帝国本体での対ヤマト戦では登場場面がなく、末路は不明。

宇宙戦艦ヤマト2[編集]

ズォーダーに取り入り、その権威を笠に着て傲慢に振る舞う一方、ここぞという時にはうろたえるばかりの人物として描かれており、キャラクターが深く掘り下げられている。

白色彗星帝国と同盟を結んだデスラーを自分の地位を脅かすものとして恐れ、彼を監視するためミルをガミラス残存艦隊に同行させ、ゲーニッツと共謀しデスラー追い落としの陰謀を企てる。

作戦行動中のデスラーをズォーダーの命と偽り都市帝国に召還させ、ズォーダーにはデスラーの戦線離脱と報告し、秘密裏に暗殺するために幽閉。罪を自白したと更なる嘘をズォーダーに吹き込み、デスラーへの不信を促した。帝国支配庁長官の高位にあるが、その後、ゲーニッツの後任としての総参謀長職をも兼任する。太陽系侵攻直前、軍事法廷を開くために連行しようとした一瞬の隙を突かれ、デスラーとタランの逃亡を許す。これに激怒し追撃のために艦隊を派遣しようとするが、ズォーダーがデスラーの決死の行動を理解したことにより、デスラー追い落としの陰謀は失敗する。また、これらの行いの一因もあり、デスラーがヤマトへの復讐による決戦の際に、古代進を庇った森雪に要塞都市の弱点を教えた事もあり、これが帝国崩壊の一因となる。

ヤマトの決死隊が都市帝国に侵入した際、決死隊を侮っていた彼女は、隔壁を閉めるよう進言したゲーニッツや、ズォーダーに報告しようとしたラーゼラーを制止、デスラーの件もありズォーダーからの信用を失いつつある事に焦りを感じて名誉挽回のために自分達で始末すべく迎撃するが、逆に多くの兵士を失い要塞都市崩壊という結果を招くことになった。その驕りと度重なる独断行動、それによって多くの戦死者が発生した事態は、遂にズォーダーの逆鱗に触れることとなり、ゲーニッツ、ラーゼラーらと共に超巨大戦艦への乗艦を拒絶された彼女は泣き喚きながら崩壊する要塞都市の炎の中に消えた(死亡の明確な描写はされていないが、要塞都市崩壊の状況からすれば、生存はほぼ不可能と思われる)。

ゲーム版[編集]

役職は劇場版と同じく総参謀長。TV版同様に、ズォーダーの命令と偽ってデスラーを戦場から帰還させ敵前逃亡の罪を着せて粛清を図るが、ズォーダーに見破られ叱責を受ける。

TV版ルートでは都市衛星崩壊後、ゲーニッツと共に潜宙戦艦(ゲームオリジナル)で逃走を試みるがデスラーに捕捉され、デスラー砲の一撃を受けて艦ごと消滅した。本作でのみ死亡の描写がある。

劇場版ルートでは逃走せず巨大戦艦に乗り込み、ズォーダーの傍らでラーゼラーが乗り遅れた事(死亡報告)を告げる。殲滅戦艦「アスタロス」をヤマトに撃破された際、まるで他人事のように振舞う危機感の無い態度がズォーダーの逆鱗に触れ、都市帝国崩壊の責任者として刺殺される。

容姿、コスチュームは『さらば』に準ずるが、胸部から腹部が晒される等、露出度が上がっている。

脚注[編集]

  1. ^ 色のみの違いとはいえ、ヤマトシリーズの異星人でここまで服装が頻繁に変わる人物は珍しい。