サーベラー

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サーベラーは、アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』、アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の登場人物。声優小宮和枝(『さらば』)、小原乃梨子(『ヤマト2』)、氷上恭子(ゲーム版)、甲斐田裕子(『星巡る方舟』)。

白色彗星帝国ガトランティスの最高幹部で、実質的なNo.2。魔女的雰囲気を漂わせる美女ではあるが、性格は冷酷で高慢。

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち[編集]

役職は総参謀長。常にズォーダー大帝の傍らに控えており、ズォーダーに代わって部下に指示を出してもいる。赤みの強い肌色(実質的には桃色)[1]で白髪に、白いレオタード形のコスチュームを身に付けており、額に赤い逆三角形上のアクセサリーのようなものをつけている。

彗星帝国の軍事力に絶対の自信を持っており、テレサを解放したヤマトへの危惧の念を口にしたラーゼラーを臆病者と評するなど、ヤマトのことも特に問題視はしていない。また、デスラーを快く思っておらず、彼の監視役として艦隊司令ミルをつける。デスラーが戦死した後には「(デスラーは)しょせんそれだけの男」と評したため、彼を評価しているズォーダーから「いや、デスラーも死に場所を得たのだ」とたしなめられている。

地球への降伏勧告の猶予時間が過ぎたことをズォーダーに報告して以降は出番がなく、末路は不明。

宇宙戦艦ヤマト2[編集]

役職は帝国支配庁長官[2]。肌色はペールオレンジ[1]で髪は黒髪、服装は青基調、赤基調、紺基調の3種類のドレスを着分けている[3]。また『さらば』と同様、額に逆三角形上のアクセサリーのようなものをつけている。

権力に対して異常なまでの執着を見せ、謀略に長けている。自身の野望を達成させるためや地位を守るためならば、例え部下や味方であっても切り捨てたり陥れることもいとわない狡猾さを持つ。しかも、自分が直接手を下すことはなく腹心に行動させ、自分は後ろで高みの見物を決め込むタイプである一方、ここぞという時にはうろたえるばかりの人物として描かれており、人物像が深く掘り下げられている。

白色彗星帝国と同盟を結んだデスラーを自分の地位を脅かす存在として恐れ、彼を監視するためにミルをガミラス残存艦隊に同行させ、デスラー追い落としの陰謀をゲーニッツと共謀する。

作戦行動中のデスラーをズォーダーの命と偽り都市帝国に召還させ、ズォーダーにはデスラーの戦線離脱と報告し、秘密裏に暗殺するために幽閉したうえ、罪を自白したと更なる嘘をズォーダーに吹き込み、デスラーへの不信を促した。太陽系侵攻直前、軍事法廷を開くために連行しようとした一瞬の隙を突かれ、デスラーとタランの逃亡を許す。これに激怒して追撃のために艦隊を派遣しようとするが、ズォーダーがデスラーの決死の行動を理解したことにより、陰謀は失敗する。また、デスラーがヤマトへの復讐による決戦の際に古代進を庇った森雪に要塞都市の弱点を教えたことも重なり、これが帝国崩壊の一因となる。

ヤマトの決死隊が都市帝国へ侵入した際に決死隊を侮っていたサーベラーは、隔壁を閉めるよう進言したゲーニッツやズォーダーに報告しようとしたラーゼラーを制止し、自分達で始末すべく迎撃を指揮するが、逆に多くの兵士を失い要塞都市崩壊という結果を招くことになった。その驕りと度重なる独断行動、それによって多くの戦死者が発生した事態は、遂にズォーダーの逆鱗に触れることとなり、ゲーニッツやラーゼラーらと共に超巨大戦艦への乗艦を拒絶され、泣き喚きながら崩壊する要塞都市の中に取り残された。その後は登場せず明確な描写はないが、死亡したとされている。

PSゲーム版[編集]

PS用ゲーム『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に登場。役職と容姿は『さらば』(劇場版)、劇中での活躍は『ヤマト2』(TV版)に準拠している。ただし、『ヤマト2』と異なり権力への執着心を見せる描写は特になく、その代わりにズォーダーへの偏愛と異常な独占欲を見せている。ズォーダーに気に入られているデスラーに嫉妬し、彼を陥れるために権謀術数を張り巡らせ、ズォーダーの命令と偽ってデスラーを戦場から帰還させることで敵前逃亡の罪を着せて粛清を図るが、ズォーダーに見破られて叱責される。

TV版ルートでは都市衛星崩壊後、ゲーニッツと共に潜宙戦艦で逃走を試みるがデスラーに捕捉され、デスラー砲の一撃を受けて艦ごと消滅した。

劇場版ルートでは逃走せず巨大戦艦へ乗り込み、ズォーダーの傍らでラーゼラーが乗り遅れたこと(死亡報告)を告げる。殲滅戦艦「アスタロス」をヤマトに撃破された際、まるで他人事のように振る舞う危機感の無い態度がズォーダーの逆鱗に触れ、都市帝国崩壊の責任者として刺殺される。

上記の通り容姿やコスチュームは『さらば』に準ずるが、胸部から腹部が晒される等、露出度が上がっている。また、本作でのみ明確な死亡の描写がある。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場。シファル・サーベラーというフルネームや白銀(しろがね)という異名が設定され、役職は帝星ガトランティスの丞相となっている。年齢は地球換算で23歳。

これまでの作品群とはデザインが大きく異なるものに変更されている。容貌は『さらば』準拠だが、肌の色がガトランティス人男性と同じ緑色(ただし肌色が薄いため、実際には薄い黄緑に近い)に変更されており、こめかみと繋がった眉や目じりの模様の追加などの細かい変更点もある。服装も『さらば』のデザインを基本としているが、レオタードから甲冑のような見た目になり、袖と繋がったマントに『ヤマト2』、胸部から腹部にかけての露出にPSゲーム版との共通点がある。

本作では通信映像にのみ登場。ガミラスに打撃を与えたヤマトの拿捕に執着し、本来の任務である「静謐の星」の捜索を遅々として進ませないゴラン・ダガームを叱責。さらに「静謐の星」発見後も、ヤマトの撃滅のために星まで傷つける行為をするダガームを批判し、所詮は下賤の身からの成り上がりであると彼を蔑む。

脚注[編集]

  1. ^ a b 男性との肌の色の違いに関し、性差によるものか種族自体が異なっているのかは不明。
  2. ^ ただし、『ヤマト2』の劇中における役職は統一されておらず、第18話では「総参謀長」と呼ばれている。
  3. ^ 色のみの違いとはいえ、ヤマトシリーズの異星人でここまで服装が頻繁に変わる人物は珍しい。

外部リンク[編集]