ガミラス

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ガミラス英語:Gamilas)は『宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する架空の惑星

目次

[編集] 概要

大マゼラン星雲の内のサンザー太陽系の第8番[1]惑星。ガミラスには双子星(二重惑星)のイスカンダルがある。[2]

ガミラス帝国の主星であり、ガミラス大帝星とも呼称される。イスカンダル星とは二重惑星を構成し中心太陽から約3億kmの軌道を周る。直径1万6,000km。ガミラス星の構造上の特色は、長年の侵食作用によって地下に空洞が広がり大陸があることである(内殻星)。大陸には山脈がそびえ、それを柱として厚さ約10kmの岩盤の外皮が内殻星を覆っている(外殻星)。内殻星地上には目立った植生は確認されない。

[編集] 歴史

西暦2199年時点では天体(惑星)としての寿命を終えつつあり、地底物質は急速に硫化現象が進み、火山活動の影響で濃硫酸大気亜硫酸ガスは希硫酸である。[3]

新たなる旅立ち』においてガミラス帝国滅亡後、暗黒星団帝国によってガミラス星に埋蔵されている放射性物質、「ガミラシウム」の採掘が行われていた。故郷に別れを告げるため帰還したデスラーはこの光景を見て激怒し戦闘を始める。この戦闘においてガミラシウムが誘爆しガミラス星は爆発、消滅した。

[編集] 都市

内殻星地上には、キノコを模したような有機的デザインの高層ビルが聳え立ち、各ビルをチューブトンネルが繋いでいる。中でも軍関係の各戦線方面司令部の意匠は異彩を放つが、その中でも冠のような装飾を周囲に施したデスラー総統府の威容は彼の権力を象徴しているかのようである。

外殻星の地上側には天井都市がぶら下がる形で連なっており、本土決戦では天井ビルは宇宙戦艦ヤマトの頭上からミサイルとなって降り注いだ。天井都市にもデスラーが地上を見下ろしながら作戦指揮を執った総統府が存在しガミラス星全滅の折は脱出艦となりデスラー艦としてイスカンダルからの帰還途上にあったヤマトに襲い掛かる。

[編集] ガミラス人

ガミラス人の設定にはあいまいな部分が存在する。

『宇宙戦艦ヤマト』では、捕虜となったガミラス人がヤマト艦内で特に支障なく生存して、身体検査でも地球人とほぼ同一と語られるエピソードがある一方で、最終回ではヤマト艦内へ放射能ガスを注入して白兵戦を挑んだデスラーを、コスモクリーナーDの作動による放射能除去を機に撤退するさいのデスラーの台詞「地球型の大気の中では、こちらが宇宙服を着なければならない」また、劇場版のスターシャのメッセージの中の「地球型の大気の中ではガミラス人は生きてはいけない」[4]との台詞も存在する

さらば宇宙戦艦ヤマト』以降の続編では、地球と同じ大気の元で生活できる設定に変更された様である。[5]

『宇宙戦艦ヤマト』第2話から第10話までガミラス人の体色は地球人と同じであったが、第11話の冒頭でガミラス星銀河方面作戦司令部へ招聘された総統デスラーが居並ぶ将校たちの間の赤絨毯を闊歩するシーンで、当初肌色だった彼の横顔の皮膚の色が照明によって徐々に変化して最終的に青色になるというシーンがある。[6]

このエピソードを境に、浮遊大陸基地司令官、冥王星前線基地の司令官シュルツおよび副官ガンツらのような指揮官クラスが一般兵士と同じ茶色の戦闘用スーツを着用するシーンが見られなくなり、左胸に短剣を佩用した茶色の軍服姿であった副総統ヒスも含め、将校はマント・乗馬型ズボン・長靴といった緑色の軍服姿となる。ただしドメル将軍だけは終始独自の戦闘服を着用していた。将校の従兵は茶色の戦闘用スーツにバイザー付きヘルメットではなく頭部をフードで覆った青灰色の軍服姿であった。

ガミラス人の一般女性は登場しないが、総統府や司令部には全員が同じベール状の薄着をまとった女性多数が侍っている。こうした女性は高級軍人の身の回りの世話をするために配属されており、パート1第17話によるとバラン星基地に赴任したドメル将軍には10数名がついていた。同じくパート1第17話で副司令官のゲールが自室で当り散らすシーンに登場した女性2名のうち1名は胸を露わにした下着姿であり、慰安婦としての役割も果たしていたのがうかがえる。

[編集] PS版ゲーム

「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」では新たに設定を追加、変更している。

ガミラス人は放射線によって体内代謝を行い、硫化水素を呼吸する。放射線が偏在する環境なら短時間とはいえ真空中でも活動できるが、地球のような酸素大気は彼らにとっては猛毒にあたる。従って隣星であるイスカンダルにすら、それまでガミラス人は足を踏み入れた事は無かった。以前ガミラス人の捕虜をヤマト艦内に入れた時は、真田が開発した酸素中和剤を投与したからであり、これとて短時間の効果しか無いものの、ゴルバとの戦いの後、この製剤法をガミラス側に渡した事により、一応はガミラス人も地球型大気の中で生きられる事になった。

『松本零士999』では、ネオガミラスという敵組織で登場。デスラー総統のようなボスは確認されないものの、銀河鉄道999の敵組織である機械帝国と結託しているゲームオリジナル設定となった。

[編集] 出典・脚注

  1. ^ 第1番や第3番という設定も存在する。
  2. ^ ガミラスという名称は、「カーミラー」「カーミラーズ」から付けられたと言われている。
  3. ^ こうした現象は、惑星の生成初期に行われるものである。酸性の海水は徐々に地表を溶かして中和していき、中性になるからであり、現在の地球の海が塩分を含むのはこの理由による。
  4. ^ 放射線に対して強い耐性を持つ生物(細菌の一種)は地球上に実在するが、「放射線無しの環境では生きられない生物」というのは2008年の時点において発見されていない。
  5. ^ ヤマトシリーズにおける、制作者側の都合により行われる設定変更の代表例といえる。
  6. ^ あまり効果がある演出であったとは言えないが、それまで青が肌色に見えていたのは室内照明の為とし、設定を変更したようである。これは敵味方の区別がつきにくいと言う意見が関係各方面から寄せられたためと考えられる。

[編集] 外部リンク

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