反射衛星砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
反射衛星砲(はんしゃえいせいほう)は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の兵器。『宇宙戦艦ヤマトIII』では改良型の新反射衛星砲が登場する。
目次 |
[編集] 概要
ガミラス帝国の冥王星前線基地に配備されていた、拠点防衛用ビーム兵器。
惑星上の基地から発射された光線を、衛星軌道上にある反射衛星(人工衛星)の反射板により自在に標的へ命中させることができ、複数併用することにより、惑星地表から衛星軌道に至るまで、死角が無く射程範囲にできる。[1]惑星上の基地に配備された光線砲から直接、目標を狙い打ちすることも可能である。
後に真田志郎は、この反射衛星砲をヒントに空間磁力メッキを密かに開発していた。
冥王星前線基地司令官シュルツは、射程は波動砲より短いが威力は上だと劇中で語っていたが[2]、実際には波動砲の威力には及ばないようである。
水中の目標を狙った場合、水面が鏡面の役割を果たして光線が反射する為、効果を得られない。反射衛星は一定の衛星軌道上に配備されているため、反射衛星の位置が特定されると攻撃パターンが読まれ、容易に回避されるなどの欠点が存在する。
[編集] 劇中での登場
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
砲台は1基のみでエネルギーの充填に時間が必要なことから、古代進や真田志郎達特別攻撃隊がヤマトを囮で浮上させて排気塔を見つけ出し、砲台内部に侵入して破壊した。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 新反射衛星砲
『宇宙戦艦ヤマトIII』では、ガルマン・ガミラス帝国のバーナード星第1惑星基地に発展型である新反射衛星砲が配備され、東部方面軍のダゴン将軍がヤマトを攻撃する際に使用した。
惑星の地表面上の基地から光線砲を発射し、中継する機器を用いるのは反射衛星砲と同じだが、異なるのは中継センターと呼ばれる発射砲塔が無数にあり、反射する機器が人工衛星ではなく小型の反射板搭載機で光線砲を反射して目標とする敵を攻撃する点である。反射板を航空機に搭載したことにより反射衛星より機動が著しく向上する。これにより柔軟な攻撃が可能で、反射物が発見されにくい、発見されても自己回避行動が可能になっている。
小型で機動性のある反射板搭載機は人工衛星を利用した場合に比べ死角を限りなく減らして敵を攻撃でき、地表近くの敵も確実に攻撃できること、機動性に富むので次の攻撃が予想しにくいこと、そのために敵に発見されにくく、基地も発見しにくいという特徴がある。冥王星の旧型と異なり、エネルギーの供給体制が整えば連続発射も可能になる。
しかし、反射板搭載機自体がほとんど武装していないことが弱点となり、結果的にヤマトの必死な索敵行動で基地が発見されてあと一歩のところで反撃を許すこととなった。
[編集] 余談
『宇宙戦艦ヤマト』以降に反射衛星砲に類似する兵器が登場する作品がある。
- バベルの塔(ふしぎの海のナディア) - ルシファー・ミカエル等、計12個の「しもべの星」と呼ばれる反射衛星を使い、地球各地及びΝ-ノーチラス号を攻撃した。
- 道原かつみの漫画版『銀河英雄伝説』では、アルテミスの首飾りに代わって登場している。
- レクイエム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
- エクスキャリバー(エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー)
- ベルカ公国のSDIの産物として登場。遠距離の目標に対しては反射衛星を使い、円柱状の範囲攻撃を行う。プレイヤーに接近された際には、直射により円錐状の範囲攻撃を行った。
- オリハルコンパワービーム(ムーの白鯨)
- 火星付近に位置していたアトランティス大陸から、巨大な反射鏡の「月面ポイント」、「地球ターゲットポイント」と呼ばれるミラーボールのような衛星を経由して地球各地を攻撃した。地上から宇宙空間を狙い撃つ防御兵器ではなく、宇宙空間から地上を狙う攻撃兵器として作られたのが、反射衛星砲との最大の違い。また、本作の衛星はビームを反射ではなく屈折させていたようである。
[編集] 脚注
- ^ 戦略防衛構想(SDI)において、レーザー光線の発射設備は地上に設置し、宇宙空間にはミラー衛星を設置するプランが構想されていた。
- ^ その前回のヒス副総統に対する報告では、波動砲を見たこともないほどの破壊力だと報告しており、劇中のセリフに統一性が無いだけということがわかる。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||

