銀河鉄道999

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銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン)は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ番組、アニメ映画である。略称は「999スリーナイン)」。

本項ではこのうち漫画作品と関連作品全般について述べる。

この記事は、下記のページに内容を分割しています。このテーマに関する情報については、それぞれのページをご参照ください。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界(TVアニメ版では第1話冒頭のナレーションで西暦2221年と設定)。宇宙の多くの裕福な人々は「機械の身体」に魂を移し替えて機械化人となり(極端なサイボーグ化)永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることが出来ないばかりか、機械化人の慰み者として迫害されていた。そんな中、無料で「機械の身体」をくれるという星を目指して、主人公の星野鉄郎が謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。

[編集] 概要

松本零士の代表作。1977年~1981年、少年画報社少年キング」にて、同誌の看板作品として連載された。ヒットコミックス全18巻。第23回(1977年度)小学館漫画賞受賞。1981年に連載を終了して、当初はこれをもって完全に完結し続編はないとしていた[1]。しかし、1996年から続編の連載を小学館「ビッグゴールド」誌上で描き始め、「ビッグコミック」を経て、Webで不定期連載し、松本は999話まで描きたいとした。正式名称ではないものの、「少年キング」版を「アンドロメダ編」、1996年からの新作を「エターナル編」とファンの間で便宜上仮称がつけられている。

全体的に寓話性や教訓性がやや強いものの、物語や登場人物の印象的な描写によって多くのファンを得た。物語の枠組みは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場する銀河鉄道を元にしているが、列車や運行システムの細部は日本の旧国鉄をモデルとしている。松本自身が『銀河鉄道の夜』と、SLに乗って東京へ行った青春時代の体験が元になっていることを述べている。

[編集] 作品解説

[編集] 企画経緯

元は『宇宙海賊キャプテンハーロック』と共にアニメの企画であった。アニメ化が実現に至らず、やむなくそれぞれ漫画連載していたところ、松本零士も関わった『宇宙戦艦ヤマト』のブームが到来。両作品ともテレビアニメ化された[2]。同時期に『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』もテレビ放映されている。本作も大ヒットしてアニメブームの原点を確実なものとし、また1980年代初めの松本零士ブームをも巻き起こした。

NHKラジオドラマ(後述)の番組中で松本自身が解説したところによれば、元々『ハーロック』『エメラルダス』『999』は同一の物語として構想していたところ、アニメ化・漫画化の際に別々の物語として再構成した、とのことである。同旨の発言は、他の媒体等でのインタビューの際にも散見される。

[編集] エターナル編について

エターナル編は、2009年現在でまだ41話までしか描き下ろされておらず、伏線の殆どは回収されないままとなっている。最後の41話が掲載されたのが2004年で、2005年の松本の漫画家50周年を記念した「ビッグコミックスペリオール」の増刊に掲載された描き下ろしの4話が現在のところ最後のエピソードとなっている。エターナル編は、アニメ映画版2作の設定が取り込まれているために、漫画版アンドロメダ編からの純粋な続編ではない。ただし単行本ではアンドロメダ編の続きの巻として番号が割り振られて刊行が行なわれている。このエターナル編からは、松本によって積極的に世界観の拡大や設定の変更が行われ、他作品『宇宙海賊キャプテンハーロック』『クイーン・エメラルダス』『新竹取物語 1000年女王』『ニーベルングの指環』といった作品と物語が複雑にリンクし、メーテルとエメラルダスの関係に至っては漫画のアンドロメダ編とそれを基にしたTVアニメでは「ライバル」だったが、エターナル編では「姉妹」に変更されている。

これについて2008年発行のファミ通999号でも、(999という洒落で)999を題材とした表紙を描き下ろした際のインタビューにおいてエターナル編についても触れ、最終話の構想について「エンドマークはまだつけていない」「連載は終了ではなくあくまで中断」「自分の物語は時空を越えて全て繋がった一つの世界で時の輪をめぐる物語として描いている」と語っている。

[編集] 構成

[編集] アンドロメダ編

メーテルと共に999号に乗り、アンドロメダ星雲にあるという機械の体をタダでくれるという星に到着するまでの鉄郎の旅を描く。

アンドロメダ編に関しては、原作・TVアニメ版と長編の劇場版2作品とではやや世界観が異なっている。原作およびTVアニメ版では、人間の(とりわけ大人の)愚かさや孤独、弱さや、経済格差や実力社会を背景としたこの世の不条理を題材にしたエピソードが多く見られる。またその世界観の中には、人間の歴史から得られる教訓を下地にしたと考えられるものも多い。劇場版では、前記のような世界観を一部踏襲しながらも、冒険活劇、青春ものの作品としてのまとまりがより強くなっている。

[編集] エターナル編

アンドロメダ編から1年後が舞台。鉄郎が再びメーテルと共に999号に乗り、アルテメータ星系にあるという終着駅・エターナルに到着するまでを描く。

アンドロメダ編が原作、TVアニメ版、アニメ映画版とそれぞれが別の展開をし、異なる結末を迎えており、本作は漫画という表現形態でありながら、漫画版アンドロメダ編の直接の続編ではなく映画版の続編と取れる表現があり、はっきりとはしていないためエターナル編については色々な解釈がされている。

実際に構成に当たっては漫画、TVアニメ、アニメ映画のどれからでも矛盾が極力小さくなるよう苦心したようだ。たとえば、冥王星でメーテルの台詞に「惑星大アンドロメダはブラックホールに吸いこまれ滅亡した」とあるが、これはTVアニメ版の結末である。ただし、漫画版アンドロメダ編もメーテルの弁でアンドロメダ星雲の真の中心である「光さえも抜け出せない超重力の墓場に引き込まれて」とあるため、これをブラックホールと表現してもおかしくはない。そのためか、いずれのメディアによるアンドロメダ編で展開された多くのシチュエーションとも、ほとんど連鎖していないことを注意されたい。

映画版から引き継いでいる要素
  • エメラルダスは大きく体調を崩している描写はない(漫画版のアンドロメダ編では病に冒され、余命いくばくもないと語られる)。
  • トレーダー分岐点と惑星ヘビーメルダーが同一となっている(漫画版ではトレーダー分岐点と惑星ヘビーメルダーは別の惑星)。
  • 鉄郎が戦士の銃を再び手にした際に、トチローの遺志を受け継ぐ旨を語っている(漫画版では、鉄郎はトチローと面識はない)。
原作アンドロメダ編(TVアニメ版)から引き継いでいる要素
  • この旅を「二度目の旅」と語っている。
  • クレアが死んだのは亡霊トンネルである。
  • 鉄郎はアンタレスがまだ生きていると思っている。

なおヘルマザリアについては、彼女が息を引き取る直前に頼まれた願いをふいにした形だが、悩む鉄郎を見るに見かねたのかメーテルはその直後に鉄郎にそれを伝えているのが、鉄郎はのちにヘルマザリアの子供たちと出会った際、そのことを忘れて生きているはずだ、と思っているなど、矛盾点もある。

[編集] 登場人物

※キャストは特筆なき場合、TV版のものである。

星野鉄郎
声:野沢雅子
本作の主人公。「機械の体をタダでくれる星」に行けるという銀河超特急999号のパスをメーテルから貰い、彼女とともに999号で旅をすることとなる。
劇場版と原作・TV版で容姿が大きく異なる。これは既に放送していたTV版とは別の『999』を作ろうということによる。
メーテル
声:池田昌子
鉄郎を999の旅へと誘う謎の美女。鉄郎の母によく似た風貌をしている。
車掌
声:肝付兼太
機関車
声:山田俊司戸谷公次柴田秀勝(劇場版第2作)、山寺宏一(劇場版第3作)
人格を持っている999号のコンピューター。プライドが高い。
謎の声
声:田中崇納谷悟郎(劇場版第1作)、松本零士(WEBアニメ版)
メーテルに指示を下す謎の声。物語の終盤で正体が明らかとなる。
鉄郎の母/星野加奈江
声:坪井章子滝沢久美子(WEBアニメ版)
雪の晩、鉄郎とメガロポリスに向かう途中のところを機械伯爵に襲われ、物語冒頭で射殺されてしまう。
TVアニメ版では鉄郎の回想などを通じてたびたび登場している。
機械伯爵
声:柴田秀勝中村秀利(WEBアニメ版)
鉄郎親子を襲った機械化人。鉄郎の母をライフルで射殺したあと、彼女を剥製にして自宅の応接間に飾り、仲間と祝杯を挙げていた。そこを復讐に来た鉄郎によって仲間共々皆殺しにされ、彼の屋敷は火をかけられたことにより灰燼に帰した。
劇場版第1作では機械化人の英雄とされ、宇宙を渡り歩くことのできる城・時間城のボスとして鉄郎の前に現れる。 また、惑星ヘビーメルダーの歌姫リューズ(声:小原乃梨子)を愛人としている。
アンタレス
声:今西正男久松保夫(劇場版第1作)、郷里大輔(松本零士999)
999を襲った列車強盗。正真正銘の生身の人間であり、その体には数多くのエネルギー弾が不発弾となってめり込んでいる。999をトレインジャックして自分の住処とする小惑星へと進路を変更させた。鉄郎がタイタンで手に入れた戦士の銃のメンテナンスを行い、彼に宇宙で生き抜くための非情の掟を説いた。
たくさんの子供を持つ父親であり、2ヶ月以上家に帰っていなかった。TV版では、機械化人から物資を奪おうとした際に妻を殺されたことが語られ、メーテルと再婚しようとしたが断られた。
劇場版第1作ではタイタンにアジトを持つぶどう谷の山賊のボスとして登場し、機械伯爵に親を殺された孤児たちを養っていた。原作やTV版に比べ体型もスリムになり、風貌も精悍になっている。孤児たちの仇を討つべく、母の仇討ちのため機械伯爵の時間城に乗り込んだ鉄郎の救援に駆けつけた。
クレア
声:川島千代子麻上洋子(劇場版第1作)、皆口裕子(劇場版第3作)
クリスタルガラス製の機械化人。生身の体を買い戻すため、999のウェイトレスとして働いている。アンドロメダ編で鉄郎を助けるために体を砕け散らせて死亡した。原作では、このときに鉄郎が持っていたクレアの体の破片が、終着駅で鉄郎の危機を救うキーアイテムとなる。エターナル編で元通りに復活し、再登場を果たす。
シャドウ
声:信沢三恵子藤田淑子(劇場版第1作)  
冥王星の墓守を務める機械化人で、「迷いの星のシャドウ」と呼ばれている。機械の体にはなったものの、生身の体のときの顔ほどの美しさには及ばなかったため、顔はのっぺらぼうである。
機械の体になったことを後悔しており、生身の体に戻りたがっていた。TV版では、生身の体に戻るために必要な鉄郎の魂を奪おうとして彼に母親の幻を見せ、メーテルから引き離そうとしていた。
エターナル編では冥王星でホテルシャドウを経営をしており、結婚しているのが明らかになった。
リューズ
声:北浜晴子
重力の底にある家で暮らす機械化人で、時間を操る能力を持つ。これにより333号を脱線させ、車内の時間を進めて333号の乗客を白骨に変えた。1人暮らしの寂しさから鉄郎を自分の家に連れて行き、同居を条件に機械の体を与えると鉄郎に言うがそれを拒否される。リューズは機械の体になったいきさつを話してなおも鉄郎に同居を迫ったが、鉄郎の固い意志を見てそれをあきらめ、鉄郎がいつかメーテルをとるか自由をとるかで悩む時が来ることを話し、彼を解放した。
リューズが語ったところによれば、彼女は500年前に交際していた男性の言うがままに自分の肉体を機械の体にした結果、このような体になった挙句にその男性から捨てられたとのことであり、TV版ではその様子が詳しく描かれた。これにより彼女がかつてフラメンコの踊り手であったこと、交際していた男性の名がクロック伯爵(声:徳丸完)であることなどが明かされた。
ニセハーロック
声:安原義人井上真樹夫(松本零士999)
惑星ヘビーメルダーの支配者として君臨する機械化人。ハーロックと名乗ってはいるが本物とは異なり、行動は外道そのものである。居城はガンフロンティア山にある時間城で、「過去から未来まで渡り歩くことのできる城」という部下のセリフから、巨大なタイムマシンでもある。
原作ではメーテルのかつての恋人とも取れるような描写がなされているが、TV版ではかつてはメーテルとともに宇宙に正義を取り戻そうとした同士だったことがメーテルの弁で語られ、彼女を裏切って多くの仲間を死に追いやった卑怯者とされている。
レリューズ
声:かおりくみこ
ヘビーメルダーの酒場の歌姫で、ニセハーロックの愛人。重力の底を住処とするリューズの姉であり、彼女もまた機械化人である。タイムスリップの能力を持ち、時間の流れの中を移動できる。外見的には若い女性のように見えるが、妹のリューズが500歳以上であることから彼女も相当に高齢であることは確かである。 
劇場版第1作に登場した機械伯爵の愛人・リューズに相当するキャラクターで、原作では歌詞から劇場版のリューズが歌う「やさしくしないで」を酒場で歌っていることがわかる。TV版では「想い出なみだ色」を歌っている。
S・F・メタルメナ
原作にのみ登場する、 クレアの後任のウェイトレス。口裂け女のような容姿の機械化人。言動も乱暴である。数話連続で登場したが、何の説明もなく姿を消していた。
劇場版第2作にもメタルメナ(声:麻上洋子)という機械化人が登場するが、クレアの後任と機械化人という設定以外に特に共通点はない。
プロメシューム
声: 来宮良子
メーテルの母にして機械帝国の女王。機械の体による人間の機械化のみならず、全宇宙の機械化を進めている。
メノウ
声:坪井章子(ニッポン放送のラジオドラマ)、江森浩子(松本零士999)
原作におけるプロメシュームの側近を務める機械化人で、アニメには登場しない。クレアの母で、彼女の体をクリスタルガラスにした。クレアの弁によれば見栄っ張りとのことである。終着駅近くの惑星「予約カタログ」にて、機械の体のカタログ配達人として鉄郎の前に現れる。これから機械の体になる生身の人間への配慮から、先入観を持たせないために顔はのっぺらぼうで黒い体をしている。


エターナル編からの登場人物

※劇場版第3作『エターナルファンタジー』に登場したキャラクターは、声優も併せて記載している。

電子妖精カノン
声:戸田恵子 
人型をした999のパーツ。
ダークィーン
エターナル編での敵役。 メタノイドを支配して、有機生命体の絶滅を進めている。 ただし、非業の死を遂げた惑星アフロダイテの兵士に対し涙を見せたり、自分の体内に招いた鉄郎に対し、危害を加えたり心を読んだりすることはなかったことから、冷酷非道な「悪役」ではないことがうかがわれ、メーテルも彼女のことを「悪人ではない」と評している。そのメーテルについては、「ぶつかれば自分の宇宙を道連れにする可能性がある」として直接対決を避けているふしがある。
ボルカザンダIII世
声:梁田清之
ダークィーンの命令により地球を奪い、地球を「消滅」させた張本人。
イーゼル
声:日高のり子 
惑星ブライトオブリングオアフライ(輝く蛍の輪)にある、ただ1件の温泉宿の女将。父親(声:たてかべ和也)と二人暮し。
惑星がダークィーンの手により破壊、消滅させられたために運命を共にすることとなった。
ヘルマザリア
声:榊原良子
ダークィーンに忠誠を尽くしているメタノイドの女戦士で、地獄の聖母騎士とよばれる。鉄郎と対決して倒された。ロウエルティアという2人の子供がいたため、鉄郎は彼らと会ったことで自分の母を殺した機械伯爵と同じことをしてしまったと思い、悩むこととなった。
ニーベルングの指環』にも登場している。


レギュラーキャラクターは非常に少なく、鉄郎、メーテル、車掌の3人だけである(エターナル編からはカノンとクレアもレギュラー化)。これはゲストキャラクターによる比重が大変高いストーリー構成となっているためである。

原作ではあまり表に出てこなかったハーロックやエメラルダスなど他の松本作品に登場するキャラクターも、劇場版では前面に出て活躍する。なお、エターナル編では劇場版同様、両者は主要キャラクターとして登場し、アンドロメダ編に比べ鉄郎達との関わりも増えている。

登場人物について、劇場版第2作の『さよなら~』を特集したロマンアルバムでの、ファンに向けたメッセージで原作者の松本は「ハーロックやエメラルダス、メーテルなど、作中に登場するキャラクターは敵であるプロメシュームも含めてみんな鉄郎にとって“人生の師”なんです」と語っている。

[編集] 作品世界解説

銀河鉄道株式会社

宇宙空間を走行する、すべての鉄道を統括する民営の鉄道会社。その空間鉄道網は宇宙全域に渡って広がっており、宇宙旅行における交通手段として重要な位置を占める。加えて独自の軍事権・警察権を有し、運行路線や車両への危険を排除するためなら惑星を破壊することも辞さないほどである。 

詳細は「銀河鉄道株式会社」を参照

銀河超特急999号

本作の主役メカで、銀河鉄道の運行列車の中では最速の特急列車として登場する。外見は旧式のC62蒸気機関車を模しているが、外宇宙の遺跡から発見された技術などを導入して作られた超近代化宇宙列車である。

詳細は「999号」を参照

戦士の銃

作品世界に関わる重要アイテムの一つ。星野鉄郎は999号での旅の途中、タイタンで「戦士の銃(コスモドラグーン)」を手に入れている。

誤解されがちだが、漫画版及びTVアニメ版では、機械伯爵を倒したのは別の銃(999世界においてはありふれていると思われるビームライフル)である。これは鉄郎がメーテルから借りたものであり、タイタンに住んでいたトチローの母からは「戦士の銃に比べればおもちゃ同然」とまで言われてしまう様な代物である。

詳細は「戦士の銃」を参照

機械帝国

メーテルの母・女王プロメシュームの手により建国された強大な帝国。プロメシュームが自らの理想を実現するべく、機械の体になることで永遠の命を実現し、死の恐怖を克服した者達が悠久の時を過ごす理想郷を形にしたものである。その首都である大母星は機械化人の故郷であり、アンドロメダ星雲の中心部付近に位置している。

詳細は「機械帝国」を参照


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] アニメ

「少年キング」連載中にテレビアニメ版およびアニメ映画版2作目が製作され、その後エターナル編を下敷きとした中編のアニメ映画などが製作された。

詳細は「銀河鉄道999 (アニメ)」を参照

[編集] ラジオドラマ

キリン・ラジオ劇場
テレビアニメ放映以前にニッポン放送で放送されたラジオドラマ版。メーテル役は吉田理保子
NHKラジオドラマ
テレビアニメ放映以前にNHK-FMで放送されたラジオドラマ版。番組の進行役は松本零士、鉄郎役と他の男性の声は市村正親、メーテル役は女優の倉野章子。音楽は冨田勲
オールナイトニッポン
映画版公開直前に宣伝を意図したスペシャル番組の番組内で生ラジオドラマとしてニッポン放送で放送。ストーリーは映画版の途中までで終わる。アニメブームの最中には『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどで同様のスペシャル番組が放送されていた。
ラジオドラマ 銀河鉄道999
アニメ映画『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』公開に合わせて、1997年10月10日から1998年にかけてニッポン放送の『岩男潤子と荘口彰久のスーパーアニメガヒットTOP10』内とABCラジオで放送された。原作の1話から抜粋した全18話。後に3枚のCDにまとめられて発売された。内容は、アンドロメダ編を簡略化したものと、エターナル編の冒頭のエピソードを併せたもの。

[編集] ミュージカル

[編集] 銀河鉄道999 in SKD

SKD(松竹歌劇団)によるミュージカル作品。

スタッフ
  • 演出・脚本:宮島晴彦
  • 音楽:渋谷森久、三木たかし
  • 振付:松見登、篠井世津子、謝珠栄
キャスト
  • 滝真奈美、高城美輝ほか



1980年2月23日~3月30日。国際劇場。内容はアンドロメダ編を再構成したもの。

[編集] 銀河鉄道999 透明宮への旅

SKD(松竹歌劇団)によるミュージカル作品。

スタッフ
  • 原作・アートディレクター:松本零士
  • 演出・脚本:斉藤耕一
  • 音響監督:渋谷森久
  • 振付:松見登、謝珠栄、田村連
キャスト
  • 大地巡:丘乃遊莉
  • メーテル:紅エミ
  • 車掌:夕鶴みき
  • ネガの女王:立原千穂
  • フロイセス:千羽ちどり
  • ハートレス:初音ひかり
  • ゼロ:星里くらら
  • ユマ:若草久美



1986年9月21日~10月3日。青山劇場。内容は、アンドロメダ編にもエターナル編にも属さない、完全オリジナル・ストーリー。人類最後の男性となってしまった少年「大地巡」が人類再生を目指し、人類最後の女性を求め、メーテルと共に旅をする。

この作品では「メタノイド」のことを「メタリオン」と呼称している。また地下深くに存在する透明宮に閉じ込められた少女ユマは、漫画版エターナル編の冒頭に登場する、地下深いところで氷漬けになった少女を彷彿させる。

[編集] GALAXY EXPRESS 999 The Musical

アートスフィアによるミュージカル作品。

スタッフ
  • 原作・構成衣装監修:松本零士
  • 作曲:シュン・トクラ
  • 作詞:ダグラス・A・ブレイフィールド
  • 脚本:メラニー・ミンツ
  • 演出・振付:ジェームス・ロッコ
  • 翻訳・訳詞:松田直行
  • 美術:森安淳
  • 照明:原田保
  • 音響:松木哲志
  • 衣装:前田文子
  • 舞台監督:高橋司


キャスト
  • リュウズ:杏子
  • キャプテン・ハーロック:宮川浩
  • 機械伯爵:留守晃



1997年11月5日~12月10日。内容はアンドロメダ編を再構成したもの。

[編集] スピンオフ作品

アニメ作品

詳細は「銀河鉄道999 (アニメ)#スピンオフ作品」を参照

ユマの物語~シンフォニーNo.V~

WEB作品。画像付き音声ドラマ。『松本零士・ステーション零』より2004年3月26日~配信。『銀河鉄道999 for PLANETARIUM』から5年後のユマの物語。惑星ヘビーメルダーを舞台に、星野鉄郎が所有していた戦士の銃 (No.4) を受け継ぐことになる、少年ハンマー・レドリルが登場する。

[編集] ゲーム

フリーダムファイター
劇場版1作目と2作目の映像を流用した1987年のガンシューティングゲームレーザーディスクゲーム。ミレニアムゲームプロダクツから発売。海外のみリリースで、日本には輸入されてはいなかった。一部では新規制作されたシーンが追加され、劇場版では登場しなかったオートバイ、スポーツカー、トラックの3種類のホバーカーに加え、サイドカー、タクシーなどが登場する。また、トラックのみルートが若干異なる。
松本零士999 ~Story of Galaxy Express 999~
バンプレストより、プレイステーション用ゲームとして2001年6月28日発売。ジャンルはアクションアドベンチャー。『999』の世界観をベースとして、『ハーロック』、『エメラルダス』、『ヤマト』などの作品とリンクした内容となっている。
銀河鉄道999 ギャラクシーエキスプレス
2001年セガから発売。同社のメダルゲーム、『ギャラクシードリーム』のバーションアップ版で本作をモチーフとしている。6ステーション・最大12人同時プレーが可能な中型プッシャーゲーム。筐体は『ギャラクシードリーム』と同様のものを利用しており、筐体中央には999号がメダルを乗せて周回する。基本的な遊び方は前作の項を参照。
今作の新フィーチャーとして、ギャラクシーチャンスがある。ルーレットで「GALAXY CHANCE」(前作の「GO BONUS」に当たる位置にある)に止まるか、インジゲータが3色全て点灯している状態でJPマスに止まった時点でギャラクシーチャンスに突入する。チャンス中は、ルーレットが「REST」に停止しなくなる上、次のすごろくの周回は必ずJPマスに止まる(JPマスを通過する出目でもJPマスに止まる)。ジャックポット時の払い出しが2両以下の場合は、ギャラクシーチャンスが継続(連チャン)する。3両以上払い出された時点で、ギャラクシーチャンスは終了する。
BGMが突然、サクラ大戦シリーズの曲に変化すると、全ステーション共通イベント ジャックポットレースに突入する。このイベント中は、JPマスに停止するだけではなく、JPマスを通過する出目でもジャックポットとなる。BGMが「檄!帝国華撃団」(初代『サクラ大戦』などのオープニング曲)の場合は、いずれかのステーションがJPマスに到達した時点でイベントは終了する。「御旗のもとに」(『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』のオープニング曲)の場合は、誰かがJPマスに到達しても、音楽が通常BGMに戻るまでイベントが継続する。

[編集] イベント列車

本作は鉄道に関する作品であるため、何度かそれに関連するイベント列車(臨時列車団体専用列車など)が運行された。

  • 1979年(昭和54年)7月22日 - 23日の2日間、映画版第1作のタイアップとして日本国有鉄道ミステリー列車(団体専用列車)として上野駅 - 烏山駅間に「銀河鉄道999号」が運行された。発売当初は「行き先不明のミステリートレイン」と言う触れ込みで、事前に多く報道されたためこの列車は話題となった。しかし烏山駅のある烏山線で当日に臨時ダイヤ編成が予告されていたこと、途中の宇都宮駅で電気機関車EF65 1007からディーゼル機関車DE10 100に付け替えが行われたことから、鉄道ファンの中では行き先が付近で唯一の非電化線の烏山線であることは推定されていた。延べ2日間・2往復の募集定員は列車名を捩り999名であったが、申込・抽選会場となった上野駅前は長蛇の列となり、チケットの競争率が70 - 80倍になったという(実際には不正乗車などが紛れ込み1,200人近くが乗ったと言われている)。12系客車9両編成。作者である松本零士が車掌として乗務していただけでなく、星野鉄郎役の野沢雅子、メーテル役の池田昌子、車掌役の肝付兼太、ハーロック役の井上真樹夫、クレア役の麻上洋子などが同乗した。また終着駅で下車した付近の会場で映画版第1作の試写会を行う予定だったが、トラブルにより全ての上映ができなかったため、作者である松本零士本人が舞台に上がり陳謝すると共に、ミステリートレインのチケットを映画館に持っていけば無料で見られるという説明を行った。なお烏山駅はその後も数年間、駅玄関にアンドロメダステーションの看板を保持していた。この列車は、その後国鉄・JR各線で多く見られるミステリートレインの嚆矢ともなった(この他にも夏休み期間中に各地で「銀河鉄道999号」の運行が行われた)。
  • 1997年(平成9年)9月6日「平成9年9月9日」の「9並び」の日を記念して大井川鉄道で銀河鉄道999記念「夜行SL列車」が走った。9月9日が平日になるため、やむなく9月6日に走らせたもの。当日C5644+C11227の重連で走り、その折返しの列車がC5644牽引の夜行列車。「999」のヘッドマークをつけての転車台撮影もあり、このときの帰りの夜行は会員制のビール列車として運行された。
  • 同じく1997年、「平成9年9月9日」を記念して東日本旅客鉄道(JR東日本)のツアーとしてミステリー列車が企画され、松本零士も同行した。品川駅を出発、御殿場線を経由して沼津駅で折り返し、帰りは貨物専用の神奈川臨海鉄道を経由した。
  • 1999年7月18日 - 8月31日には、九州旅客鉄道(JR九州)がSLあそBOYを「銀河鉄道999号」として豊肥線で運転した。999ヘッドマークに、テンダー車に「999」のメーテル・星野鉄郎のイラストが掲示される。また、スタンプラリーが実施されたり、特製のオレンジカードが発売された。
  • 1999年8月1日 - 9月12日には、JR品川駅にて「アニメドリームトレイン1999」が催されたが、その際、梅小路蒸気機関車館に動態保存されているC62 2号機が回送・貸し出され、999のヘッドマークを付けて展示された。
  • 2002年(平成14年)11月2日から、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線で、メーテルや星野鉄郎のイラストをラッピングした車両が運行された。メーテルの髪の色が白のものと黄色のものがあり、一般公募によってそれぞれ「999ホワイト号」「999イエロー号」と命名された。車内にもイラストが掲示されており、2006年4月21日の廃線の日まで走り続けた。廃線後は旧陸別駅構内で動態保存されている。
  • 2008年(平成20年)10月より、上信電鉄で同社500形のうち1編成にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストをラッピングをし「銀河鉄道999号」として運行されている。
  • 2009年(平成21年)5月1日より、西武鉄道で同社3000系のうち1編成にメーテル・星野鉄郎・車掌のイラストをラッピングをした「『銀河鉄道999』デザイン電車」が運行されている。

[編集] 著名人のファン

SMAP木村拓哉は、本作のファンであることをバラエティー番組『SMAP×SMAP』で公言しているほか、同番組内で本作をネタにしたコント「アルカディア」ではハーロックに扮し、原作者の松本とも共演している。詳細は木村の項を参照。また、シンセサイザー奏者の五十嵐充は、自身のブログの中でこの漫画の写真を掲載している。

[編集] ドラえもんと999

藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』の中に、「天の川鉄道の夜」(てんとう虫コミックス20巻)という、本作を彷彿とさせるエピソードがある。また、このエピソードをモデルとして、1996年には大長編「ドラえもん のび太と銀河超特急」が公開されている。これらの作品は、空をかける蒸気機関車という設定や、列車内の車掌の描写などが999の設定と類似している。

このほか、同漫画の「人間ブックカバー」(てんとう虫コミックス27巻)のエピソードにも、のび太が自分が読むのにちょうどいい文学作品を出木杉に紹介してもらおうとして彼から宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を勧められた際、のび太が「テレビで見たからいい、999だろ」と答える場面がある。

[編集] その他

  • 日本郵政公社2006年2月1日にアニメヒーローヒロインシリーズとして、銀河鉄道999の郵便切手10種を発行した[3]。デザインはTVアニメ版に即したものであり、クレアと車掌のほか森木豊や機械伯爵なども描かれている。また999もC62の50号車が描かれている。また、ハーロックとエメラルダスも登場している。なお切手の印刷はフランスのカルトール社が担当している。
  • 2007年には、吹奏楽の人気シリーズであるニュー・サウンズ・イン・ブラスにおいて、ささきいさおの歌う「銀河鉄道999」(TV版)とゴダイゴの歌う「銀河鉄道999」(映画版)、「宇宙戦艦ヤマト」の3曲をメドレーにした曲も作られている。
  • 福井県若狭路地域において、2007年7月28日から9月30日の期間限定で「銀河鉄道999の宝探し」が開催された。
  • 漫画の誕生30周年を祝して、英連邦ツバル政府から1オンス金貨と5オンス銀貨で記念貨幣が発行された[4]
  • JTB時刻表の創刊999号となる2009年4月号の表紙に、「銀河鉄道999」の999号とメーテルが起用された。漫画の登場人物が同誌の表紙を飾るのはこれが初である[5][6][7]

[編集] 出典・脚注

[編集] 外部リンク


小学館漫画賞少年少女部門
第22回 昭和51年度
がんばれ元気』/小山ゆう
キャプテン』・『プレイボール
ちばあきお
第23回 昭和52年度
『銀河鉄道999』・『戦場まんがシリーズ
松本零士
第24回 昭和53年度
ダメおやじ
古谷三敏