ブルーノ・J・グローバル

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ブルーノ・J・グローバル(Bruno J. Global)は、テレビアニメ超時空要塞マクロス』および関連作品に登場する、架空の人物。主要登場人物のひとり。男性。声の出演羽佐間道夫

人物[編集]

統合宇宙軍准将。統合軍のシンボルである巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスの艦長。イタリア出身、46歳。歴戦の勇士だが、職業軍人らしい頑迷さや驕りとは無縁で、つねに大局的な視野で地球やマクロスの進路を見据えている。異星人ゼントラーディ軍との有事においては地球人類の幼さを自覚し、軍上層部の主戦論に反しても敵軍との関係改善に邁進する。第一次星間大戦終結後は、壊滅した地球の新たな指導者として、地球再建と宇宙移民政策を推進する。

性格はやや昔気質で、華やかな場に立つことを好まない。妻から贈られたパイプを愛用しているが、思案時にはつい禁煙のメインブリッジ内でもふかしてはオペレーターシャミー・ミリオムから度々注意されている。優秀な軍人であるがマクロス艦内で暮らす民間人への配慮を欠かさず、市長的な存在でもある。民間人上陸のために統合軍本部を相手取り、市街地上空を強攻型で低空飛行するなど大胆な手段も厭わないが、時にその狙いが空転する場合もあり、地球表面でのフォールド断行が、結果的に南アタリア島を巻き込む大災難を招くことになる。結果的にはその決断力・信念・リーダーシップにより、敵軍指揮官ブリタイ・クリダニクと共に大戦を終結へと導く多大な功績を残す。

経歴[編集]

以前はイタリア海軍に所属。生身で銃を向け合うより、艦艇同士の戦いを選んで海軍に入った。統合軍発足後は極東方面海軍へ編入され、早瀬未沙の父親早瀬隆司(当時准将)の部下となる。

小説『早瀬未沙 白い追憶』では、早瀬夫妻の一人娘未沙とは彼女が12歳[1]以来の付き合いで、子供のいないグローバルは未沙を実の娘のように可愛がり気遣っていた。若い頃、航空事故で恋人を失って以来[要出典]40代まで独身を貫いてきたが、2003年、早瀬夫妻の仲人で日本人の若妻美穂と見合い結婚[2]

統合戦争中は攻撃潜水艦プリンス・マルコ艦長(階級は中佐)、宇宙駆逐艦オーベルト級2番艦ゴダード艦長(大佐)などを歴任。潜水艦艦長時代には早瀬准将と共に、反統合同盟軍を偽って自軍から補給物資を掠め取ったこともあった(「掠奪艦隊」)。

2005年、火星サラ基地からの帰還船団が反統合ゲリラにより全滅した事件では、これを鎮圧した功績で准将に特進(この戦闘で反応兵器を初めて実戦使用した)。統合宇宙軍の英雄と讃えられ、SDF-1マクロス艦長の栄誉へ前進する。しかし帰還船団にいた未沙の想い人ライバー少尉を救えなかったことが後悔として残った。

2009年、統合宇宙軍の主力戦艦SDF-1マクロス艦長に就任。ゼントラーディ軍との開戦後、孤立無援のマクロスを指揮して難局を切り抜ける。最終局面ではゼントラーディ軍司令ブリタイの率いるゼントラーディ軍第67グリマル級分岐艦隊との同盟を決断し、ともにボドル基幹艦隊の地球総攻撃を迎え撃つ。なお、この総攻撃で地上の妻を亡くす。

大戦後は新統合政府総司令(提督)となり、地球の復興、ゼントラーディ人との共存という難題に向き合う。新たな宇宙からの脅威に備え、種の保存を目的とした宇宙移民計画を主導。大型移民船メガロード-01艦長に早瀬未沙を任命する。『マクロス7』、『マクロスプラス』などの後継作品は、この計画が成功した30数年後の銀河系を舞台としている。

『マクロスプラス』では、彼の名を冠した「ブルーノ・J・グローバル宇宙港」が存在し、『マクロスF』にはマクロス級4番艦「グローバル」が登場する。

関連作品[編集]

  • (小説) 大野木寛 『早瀬未沙 白い追憶』 (徳間アニメージュ文庫 1984年) - 少女期の早瀬未沙に関わる人物として登場する。
  • (外伝) 松崎健一 「掠奪艦隊」(みのり書房『超時空要塞マクロス パーフェクト・メモリー』収録 1983年) - プリンス・マルコ艦長当時の武勇伝。第15話「チャイナタウン」で未沙との会話中ほのめかされたエピソード。

『ロボテック』版[編集]

海外版である『ロボテック』版では名前が英国風の"Henry J. Grobal" に変更され、マクロスがKhyron(カムジン・クラヴシェラ)らの砲艦の特攻を受けた際にLisa Hayes(早瀬未沙)を脱出ポッドに逃がして艦と運命を共に戦死する。

脚注[編集]

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  1. ^ 小説『早瀬未沙 白い追憶』p39に「十二歳」とあり、p58に「十三歳になった」とあるため。
  2. ^ 『白い追憶』p58