SV-51

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SV-51(エスブイ・ごじゅういち)はOVAマクロス ゼロ』に登場する架空の兵器

反統合同盟軍の可変戦闘機(ヴァリアヴル・ファイター=VF)。デザインモチーフは、実在の戦闘機Su-27 フランカー

目次

[編集] 機体解説

機体諸元
SV-51
設計・製造 スホーイ/イスラエル航空工廠/ドルニエ共同開発
全長 ファイター:22.77m
空虚重量 17,800kg
エンジン (主機)アビアドビガテルD-30F6X ターボファンジェット×2
(副機)VTOL用ファンジェット×2
エンジン推力 (主機)102.5KN×2(アフターバーナー使用時:204.7KN×2)
最高速度 M2.81(高度11,000m)
航続距離 1910km
(マイクロミサイルランチャー/増槽タンク複合ポッド装備時)
上昇限度 22,500m
乗員 1名(複座型あり)
攻撃兵装 Gsh-231 12.7mm機銃×1
Gsh-371 55mmガンポッド×1(装弾数120発、予備弾倉×1)
マイクロミサイルランチャー/増槽タンク複合ポッド×2
(主翼下ハードポイント6ヶ所の内2ヶ所を標準で使用、
ツロポフSA-19 MI/IR誘導ミサイルを片方18発ずつ格納)
防御兵装 SPO-15C 360度パッシブ・レーダー警戒受信システム
APP-60 フレア&チャフディスペンサーシステム
RP-51 アクティブステルスシステム
SW-51 SWAGエネルギー変換装甲システム 他
追加装備 ツインブースター
燃料気化爆弾
その他旧・ワルシャワ条約機構軍航空兵装の大半を装備可能

地上に落着した異星人の宇宙戦艦、通称ASS-1(後のSDF-1 マクロス)から得られたオーバーテクノロジーにより誕生した可変戦闘機の中でも、初めて実戦投入されたのが反統合同盟陣営の機体、SV-51である。先んじられた統合軍は、対抗機としてVF-0 フェニックスを急遽実戦投入、統合戦争末期に史上初の可変戦闘機同士の戦闘が行われた。

この両機ともVF-1 バルキリーが登場する前段階の「先行量産機」であり、搭載予定だった次世代型エンジン熱核反応タービンエンジンが未完成のため、代用として従来型ジェットエンジンを限界までチューンして搭載している。SV-51は最初から実戦運用を見込んで設計されたため、テスト機の転用であるVF-0に比べより頑丈で高い信頼性を有している。

ファイター形態は、旧ロシア系戦闘機の流れを汲む曲線的なフォルムが特徴でパッシヴなステルス性を全く持たないが、アクティヴステルス機能により統合軍側のレーダーでは全く機影を捉えることができない[1]。全長は22.77mと歴代可変戦闘機の中では最も大型だが[2]、運動性は軽快そのもの。全長に対して胴体の横幅はコンパクトで、バトロイド形態も細身な体型となる。VF-0と比較してエンジン出力とペイロードに優れるが、重量級の機体ゆえ燃料消費が更に激しく、作戦行動時間も短い。また、各パーツの重量に対してアクチュエーターの出力が不足しており、わずかだが長い変形所要時間を要する。

直線翼に近い主翼の基部と中間部には可動ヒンジがあり、内翼と外翼を重ねて折り畳むことが出来る。バトロイド形態での収納目的以外にも、飛行時に本物の鳥の如くフレキシブルに動かすことで翼幅や迎え角を自在に変更出来る。主翼下には計6ヶ所のハードポイントを持ち、通常は両翼端にマイクロミサイルランチャー兼増槽タンクを2基搭載する。

反統合同盟軍が奇襲攻撃などに使用した本機は、局地戦闘機として特徴的な機構を持つ。コクピット後方に2基のリフトファンジェットを備え、主機の推力偏向ノズルとの併用でファイター形態でのVTOL離着陸が可能である(駐機状態でガウォーク形態よりも発見されにくいメリットが考えられる)。このエンジンはバトロイド形態でも瞬発的な加速に用いられる。また、地上戦では隠密行動時に頭部カメラユニットをろくろ首のように伸ばし、周囲を索敵することが出来る。更に、航続距離の短さを補いターゲット近傍から出撃出来るよう、潜水艦搭載式に改良された機体もある。これらは母艦内に垂直に格納され、浅深度から圧搾空気で射出され、ロケットモーターで浮上後、ジェットエンジン飛行に移る。

[編集] 統合戦争後[3]

反統合同盟の陣営だった自治区では、VF-1ではなくSV-51の生産が続けられており、投入されたかは不明ながら第一次星間戦争を生き延びた。50年後の『マクロスF』の時代では、ジェットエンジンから熱核反応エンジンに換装されて動態保存されていた。

[編集] バリエーション

2008年当時の総生産機数は推定32機。この他に複座型6機が存在する。

SV-51α(アルファ)
一般兵士用。
SV-51γ(ガンマ)
エースパイロット用のスペシャルチューンドタイプ。マヤン島近海戦にてD.D.イワノフとノーラ・ポリャンスキー両名が搭乗。イワノフ機の機体カラーは黒、ノーラ機はワインレッド。

 

[編集] 追加装備

ツインブースター (SV-51 w/Twin Booster)
主翼中間の可動ヒンジ上にジェットブースター2基を増設した、γタイプ用の特別仕様。高速・高機動の一撃離脱戦闘用に開発された。マヤン島近海戦の最終決戦では「鳥の人」への攻撃も想定し、主翼のハードポイントにマイクロミサイルランチャー兼増槽4基と、中型対艦ミサイル2基を装着するフル装備で出撃した。

[編集] 補足

VFシリーズのメカニックデザイナー河森正治はSu-27を双発ジェット戦闘機の理想形と考え、それまでにもVF-11サンダーボルトやVF-19エクスカリバーをデザインしてきたが、「機首を長く、機体を細く」というテーマで最も満足出来る機体としてSV-51を挙げている。他の機体と同様、可変機構の検討をレゴブロックを組んで行い、この試作品をレゴジャパンのイベントなどでも披露している。

[編集] 脚注

  1. ^ 約30年後が舞台の『マクロスプラス』で初めてアクティヴステルスが実用化されたという事と矛盾するが、これも、全てのマクロスシリーズ作品は互いに内容が必ずしも整合しない劇中劇である、という河森正治の見解に回収される事象なのであろう。
  2. ^ 続くのはVF-22SシュトゥルムフォーゲルIIの19.62m。VF-0は18.69m。
  3. ^ 小説版『マクロスF』より


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