異界戦記カオスフレア

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異界戦記カオスフレア(いかいせんきカオスフレア)は日本製のクロスオーバー・ファンタジーTRPG。作者は三輪清宗 / 小太刀右京。発売元は新紀元社。監修は鈴吹太郎 / F.E.A.R.。第五回ゲーム・フィールド大賞TRPG部門準入選作品。

概要[編集]

「三千世界」と呼ばれる多元宇宙に存在するファンタジー世界「オリジン」を舞台とした異世界ファンタジー。オリジンは三千世界に存在する他の複数の異世界から侵略を受けており、そうした侵略者(“孤界侵略者”(コンキスタドール)と呼ばれる)やあるいはオリジンの住民、あるいは地球から召喚された少年少女“フォーリナー”といった存在がプレイヤーキャラクターとなる。プレイヤーキャラクターは「フレア」という力(後述)が使用できる「カオスフレア」と呼ばれる特殊な存在であり、三千世界に破局をもたらす「ダスクフレア」に対抗しうる唯一の可能性である。 キャラクターはその役割を表す「コロナ」と、前述の出身世界を表す「ミーム」、出身世界内での役職等を表す「ブランチ」の組み合わせによって表現される。

ゲームに使用するものはトランプと六面体ダイス。判定は2D6による上方ロールであり、トランプはヒーローポイントである「フレア」として使用される。 「フレア」はよいロールプレイをした場合にGMもしくは他のプレイヤーから配布され、「フレア」のやりとりによるロールプレイの活性化がシステムの骨子とされている。

ルール内の様々な部分に他作品のオマージュ / パロディが散りばめられており、有志によって元作品の解明が進められている。

武侠サイボーグが共闘し、戦闘機とドラゴンが空戦をするなどのビジュアルからクロスオーバーを目的とした作品として知られている。

コロナ[編集]

コロナは、ゲーム内におけるキャラクターのおおまかな役割を示すもの。以下の4種類が存在する。出身世界にかかわらずコロナを選択することができる。これによって、セッションにおける最小限の役割分担を表現している。

聖戦士(ディヴァイン)
主人公としての役割を担う。大きなダメージを出す特技に優れており、クライマックスフェイズにおける決定打をになう。わけても、クライマックスフェイズにおいて本来一枚しか使用できない手札を何枚でも使えるため、達成値が大きくなる。
星詠み(フォーチュン)
他者の達成値を高める《女神の祝福》によって他者をサポートするコロナ。防御・回復に秀でている。
光翼騎士(ブライトルーク)
味方の盾となる存在。パーティの防御力となる。エンゲージ全体を防御する《きらめきの壁》や本ゲームでは珍しい永続ダメージ減少特技である《光翼の盾》などを持つ。
執行者(エグゼキューター)
火力支援に優れたミーム。他者の達成値を低下させる《大いなる力》や、自らもダメージを受けることで目標の受けるダメージを2倍にする《俺ごとやれ!》などの特技が充実。

ミーム[編集]

ミームは、キャラクターが出身した文化背景を表すものである。ドーキンスのミームに由来。複数のミームを組み合わせてキャラクターを作成することができる。

フォーリナー
様々な理由によってオリジンに召喚された地球人。地球もまた三千世界の一部である。絶対武器マーキュリーと呼ばれる不可思議な武器を持ち、世界をおびやかす闇であるダスクフレアに対して絶大な戦力を発揮する。
ブランチ……切り札(「イレギュラー」と読む。武器型のマーキュリーを所持)、協力者(「シュネルギア」と読む。他者を支援する時の結晶と呼ばれるマーキュリーを所持)、装着者(「アルマチュア」と読む。防具型のマーキュリーを所持)、顕現者(「アヴァタール」と読む。精神を実体化させるマーキュリー、アヴァタールを所持)。
推定インスパイア元……『ナルニア国ものがたり』から『聖戦士ダンバイン』まで異世界召喚もの全般。装着者は『聖闘士星矢』などの装着ヒーローもの、顕現者は『ペルソナシリーズ』や『スクライド』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『舞-HiME』の影響が強く見られる。
オリジン
豊かな自然に恵まれた幻想と魔法の世界。他の世界からの侵略を受けている。あらゆる世界の中で最初に作られた世界で、造物主(デミウルゴス)の末期の地でもある。いわゆるファンタジーの世界。最も多くのブランチ[1]を持つのは、古来よりありとあらゆる異世界の文明を受け入れてきた結果であり、それ故に「他者との理解共存」というカオスフレアのテーマを端的に象徴するミームである、とも言える。
ブランチ……ファイターシーフクレリックメイジ、リターナー(蘇った死者)、バード、パットフット(機械に強いメタヒューマン)、ヴィーキング(船乗り)、パルフォーロン(妖精騎士)、ロードモナーク(封建領主)、邪剣使い、ORDER(ロボットパイロット。SCより富嶽ミームのミリティアから変更)
推定インスパイア元……『はてしない物語』、『指輪物語』、『ゲド戦記』、『パンツァードラグーン』、『花冠の竜の姫君』などの他、『ソード・ワールドRPG』や『ローズ・トゥ・ロード』などのファンタジーTRPG作品のオマージュも数多く見られる。
アムルタート
闘争本能が種族を支えている竜の帝国。失われかけた闘争本能を取り戻すべく、冥龍皇イルルヤンカシュ(少女)に率いられてオリジンへと侵攻する。『SC』ではオリジン・富嶽と同盟を結んだイルルヤンカシュ勢力とテオスと同盟する事でダスクフレア化し強大な力を持つ災龍皇ヤム・ナハル勢力に割れることに。驚異的な肉体を誇るものもいれば、劣等種でありながら知恵を廻らせて上り詰めたもの、そして軍略に秀でたものなど、ありとあらゆる面で「強さ」を誉れとするミーム。
ブランチ……プレデター勇者)、スカベンジャー(劣等種)、ジェネラル(龍将軍)、ドリームハンター(夢の龍)、プロフェット(龍語魔術師)
推定インスパイア元……龍そのものは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』などを思わせる古典的なものだが、組織構成や幹部たちは『ハーメルンのバイオリン弾き』や『スーパー戦隊シリーズ』、『宇宙刑事シリーズ』、『超人機メタルダー』の悪役を連想させる。ドリームハンターは『ドリームバスター』、『ドリームハンター麗夢』、『ナイトメア・ハンター』からか。
グレズ
惑星ハダリアと呼ばれる高度文明を持った世界が生み出した機械生命体群。本来は人間を苦悩から解放するために生み出されたが、システムが暴走し、全てを無機生命に取り込むことで完全な調和世界を生み出そうとした[2]。アンドロイドはもとより、動物型の機械生命体や、車や飛行機型の生命体、あげくにそれらの形態を変形してまわる生命体などがいる。またグレズに対抗するべくハダリア人が開発した遺産であるトランスギアや、それを解析したデバイスを持つ少年少女たち、Evil対策の為(破滅することを前提に)『日常』を守る力を得た『守護魔法師(カームキーパー)』や少年少女を願いの成就と引き換えに『守護魔法師』とする群体生命体も含む。
ブランチ……マシンライフ(機械生命体全般)
推定インスパイア元……『トランスフォーマー』、『ゾイド』、『スタートレック』、『勇者王ガオガイガー』及びスーパーロボットもの全般。後に『仮面ライダー555』などの仮面ヒーロー物や、『魔法少女リリカルなのは』・『魔法少女まどか☆マギカ』などの魔法少女物の要素も追加される。
コラプサー
魔族。神話の時代から生きる長命種。記憶継承者や小神などもこれにカテゴライズされる。さらには「大戦」時代に兵器として製造された宇宙怪獣が追加され、光の巨人をはじめとする宇宙人、世界を守護するために人工的に作られた守護神、突然変異などで生まれた不死に近い頑強さを持つ究極生物、あるいは姿を見ると発狂してしまうような邪神までサポートするようになった。
ブランチ……エンシェント(魔王)、キマイラ(魔獣)、サクセシュア(転生体)、宇宙怪獣、アインヘリアル(神の欠片を受け継ぎし戦士)
推定インスパイア元……『デビルマン』、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』、『トップをねらえ!』、『ウルトラマン』、『ガメラ』、『ゴジラ』、クトゥルフ神話、『アルシャード』など。
富嶽(ふがく)
将軍織田信秀に率いられた宇宙艦隊。日本の戦国期に近い文化を持つ。母星を失って放浪中。艦の大きさが石高に直結している大艦巨砲主義国家。うつけの姫君織田信長(女性、『SC』では亡父の後を継ぎ将軍に)、新撰組の鬼副長土方歳三(女性)など、歴史上の有名人が女性として登場することが多い。
また、初版掲載のミリティアというブランチでは人型兵器『モナドトルーパー』が多数追加されている。
ブランチ……武士忍者、艦長(宇宙戦艦)、ミリティア〈初版〉→鷹武者〈SC〉(人型ロボット乗り[3])、巫女
推定インスパイア元……『銀河戦国群雄伝ライ』、『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』、『鎧伝サムライトルーパー』、『シグルイ』、『銀魂』など。ミリティアは『機動戦士ガンダム』、『ファイブスター物語』を始めとするリアルロボットものを強く意識している。
ネフィリム
最終戦争によって滅亡した、冷戦期の地球に似た惑星エルダを支配する巨大企業。民族の生き残りと市場の確保をかけてオリジンに経済侵略を行っている。VIPERと呼ばれる傭兵部隊や、獣鬼兵などを持った現代&近未来の軍隊的なミーム。主に冷戦時代から近代、近未来までのミリタリー物を強く意識しており、エースパイロットや、驚異的な強さを誇る歩行戦車、改造人間、潜入工作員が活躍し、都市の暗部ではマフィアや、吸血鬼、吸血鬼ハンター達が闊歩している。
ブランチ……コーポレイト(重役)、獣鬼兵(「アントロポス」と読む。生体改造兵士)、VIPER(傭兵)、ウォーバード(飛行機乗り)、吸血鬼(「デュナミス」と読む)、アスリート、クライムファイター(スーパーヒーロー)、探索者
推定インスパイア元……アメリカ軍、『強殖装甲ガイバー』、『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』、『ガンドッグ』、『ガサラキ』、『エースコンバットシリーズ』、『ウォッチメン』、『クトゥルフ神話TRPG』など。また、銃器のチョイスは押井守作品に登場したものが中心。
暁帝国(ぎょうていこく)
四千年前にオリジンに降り立った弧界侵略者の末裔。龍の子孫であるとされ、中華風の巨大帝国を築いた。現時点ではオリジンの一国という扱いで、ある意味では「成功した孤界侵略者」である。
武侠が空を飛んで武器を投げ、軍師の策略で血を吐いて人が死に、厨師の作る料理はあまりの美味さに海の上も駆け抜けるほど。また、暁帝国に存在する上海はネフィリムの影響で近代化が進み、サイバーパーツを装備した武侠も存在するとか。
後に追加されたブランチ胡然では砂漠の民などがサポートされ、全体的にオリエンタルなミームとなっている。
ブランチ……武侠、文官、厨師(料理人)、仙人、胡然
推定インスパイア元……『三国志』、『封神演義』、『ミスター味っ子』、『鬼哭街』、武侠小説および香港映画全般。胡然は『シルクロード』、『アラビアンナイト』、『ゲヘナ』など。
パンデモニウム
惑星エルダの関東地方に作られた都市で、正式名称は「TOKYOパンデモニウム」。最終戦争の後は巨大ドーム都市の中でサイバー技術を発展させてきた一方、ドームの外ではモヒカン頭の盗賊が跋扈する危険な場所。その存在には大きな秘密があるといわれるが……。『SC』では突如オリジンに都市ごと世界移動し、上層部がテオスと共同戦線を張り、その一方ストリートの住人などが外との交流を始めている。電脳的に現実を改竄するハッカーや、クロームのボディを手に入れたサイボーグが活躍する一方で超能力者や、悪魔を操る者もいる。そして犯罪に対抗する組織のボスは犬頭の刑事、と……ある意味ではとても混沌とした世界である。
ブランチ……サイバーパンク(体を改造した者)、クルセイダー(武装司法官)、デーモンロード(魔神使い)、スペリオル(超能力者)、リアリティハッカー(現実をハッキングする者)、ワイルドハント(実体化する電子生命体)
推定インスパイア元……『トーキョーN◎VA』、『シャドウラン』、『女神転生シリーズ』、『Fate/stay night』、『超人ロック』、『特捜戦隊デカレンジャー』、『絶対可憐チルドレン』、『地球へ…』など。また1980年代アニメの影響も強い。
テオス
バシレイア動乱後にオリジンに現れた大星団。造物主を崇拝し、造物主の化身とされる星王ディオスに従えられた強力な侵略者。強大な宇宙艦隊を擁する星間国家である。超能力を操り光線剣を振るう一族や、殺されても複製体を製造して蘇るクローン、宇宙戦闘機や艦隊戦闘を得意とする巨人族(小型化可能)、そしてミリティアから独立したMT部隊が存在する。他にも侵略過程で併合した様々な宇宙人達や改造怪人、テオスに反抗する宇宙海賊なども含む。なお、近頃の流行は出撃前にワイングラスを床に叩き付けて割ることだとか。
ブランチ……バール(超能力を持つ支配者層)、エラーハ(クローン体)、ネチェル(巨人族の艦長)、ドミニオン(ロボットパイロット)、ダーカ、アスラ(武術家)、セラフィム(歩行戦車を駆る親衛隊)、ユリウス(重装歩兵)、バンダーラ(改造生命体)、テオトル(超種族)、エーシル(宇宙海賊)、ディエティ(従属宇宙人):アルタイル(鳥人)、インセクト(昆虫人)、インフェリア(ウィルス型寄生生物)、カヴァーリ(甲殻類型胞子生命)、グレックス(群体生命)、ケフォロメガス(タコ型宇宙人)、トライアス(宇宙怪獣から進化した宇宙人)、ハプト(接触型テレパス)、ヒュアロス(珪素結晶生物)、ミュートフォーマ(不定形生物)、チェレン(強欲な宇宙商人で3次元では平面存在)、テレオス(データ生命体)、フラジール(ファンタジー世界の住人)
推定インスパイア元……『電撃戦隊チェンジマン』、『銀河英雄伝説』、『スター・ウォーズ・シリーズ』、『パラノイア』、『宇宙戦艦ヤマト』、『マクロスシリーズ』など。その他全般にスペースオペラ関連。ダーカ、アスラは『北斗の拳』の、セラフィムは『コードギアス』の、インフェリアは『海の闇、月の影』・『ダブルクロス』の要素が濃い。
美酒町
リプレイ『世界の卵』でメルキオールという世界霊を得て誕生した新しい弧界。外見はありふれた日本の町であり数キロ四方の狭い世界。それ故か、「ごく普通の日常」が続く平穏な世界ともいえる。しかし拡張を続けていくうちに超能力を開発する学園都市や、無敵要塞研究所、よく喧嘩がおこる夕陽の綺麗な川原などが発生し、「現代日本を舞台にしたフィクションの世界」になりつつある。住民たちもメルキオールの影響を受けて肝が据わった者が多いため、この「少し不思議な日常」を受け入れている。
ブランチ……魔法少女、フィストウォーリアー(格闘家)、番長、スキャナー(超能力者)、ガジェットマスター(異界の道具を使う者)
推定インスパイア元……『ぴえろ魔法少女シリーズ』、『ストリートファイター』、『鉄拳』、『金剛番長』、『ドラえもん』など。スキャナーは『とある魔術の禁書目録』、『学園アリス』、ガジェットマスターは『ナイトウィザード』、『宇宙刑事シリーズ』の影響が強い。
ロンデニオン
本来はオリジンの地底に住んでいたといわれている獣人たちが住む霧と煙の都。19世紀のイギリスや日本のイメージが濃いスチームパンクなミームであり獣相(動物の特徴)を持つ住民が大半を占める。
ブランチ……隠秘学者、王国軍人、私立探偵、探検家、犯罪王、メイド
推定インスパイア元……『シャーロック・ホームズ』、『怪盗ルパン』、『モンタナジョーンズ』、『天空の城ラピュタ』、『黒執事』など。王国軍人は『サクラ大戦』、『ストライクウィッチーズ』、『皇国の守護者』など。
サンドブロゥ
東の果てに住む遊牧民達のミーム。全体的に『マカロニ・ウェスタン』の要素が強く、さまざまな集団がオアシスを中心に群雄割拠している。
ブランチ……ガウチョ(ガンマン)、シスター、デザードフォーク(遊牧民)
推定インスパイア元……『レッド・デッド・リデンプション』など西部劇全般。
アンゲロイ
造物主によって三千世界の物理法則や因果律などの維持・管理のために生み出された天使達。本来は意志や魂なく姿も見せず役割を果たすだけの存在だが、ある事件をきっかけに造物主の断末魔(破壊命令)をとらえ各地で破壊活動を開始(造物主の化身を主とするテオスに対しても変質した星王ディオスを造物主と天使は認識せず敵対)。しかし「かつての造物主」を絶対視するゆえに破壊命令を拒絶した大天使メタトロン率いる『御遣い』達が変わり果てた造物主の破壊命令に従う天使の対策に重い腰を上げ出している。
ブランチ……異形天使、機械天使、御遣い
推定インスパイア元……『エンゼルギア 天使大戦TRPG[4]、『そらのおとしもの』など。
アラドゥス
正式名称は『アラドゥス=タルトゥース深国』。オリジンの深海に存在する冥府であり、三千世界各地から集まった死者の魂[5]やその魂が転生した霊的な住人が住んでいる[6]。近年のオリジンでの戦乱による死者の爆発的な増加やリプレイ『神の卵』での事件を切っ掛けに強硬派が軍を構築し、「大地を海に沈める」など地上に対する破壊活動を始めている。
ブランチ……エクソシア(海洋魔術師)、サムライ(ロボットパイロット)、バガボンド(強い活力を持つ死者)、バルカリス(幽霊船乗り)
推定インスパイア元……『リーンの翼』、『ドリフターズ』、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』など[7]
Evil
造物主が自らの『負の感情』を核に産み出した存在だったが、やがて造物主をも蝕み大戦の引き金となった『悪』の化身。世界全てに潜み悪と負の感情を増幅させ撒き散らしているが、アンゲロイ出現ときっかけを同じくして存在が具現化した(その後も各上層部で混乱を防ぐため情報は隠蔽されている)。その性質ゆえにNPC(ダスクフレアと同等のボス敵)専用ミームとなっている[8]
ブランチ……悪魔

ダスクフレアとデミウルゴス[編集]

本世界観はグノーシス主義に基づいた神話構造をしており、かつて世界を創造しながら意にそまぬとして滅ぼそうとした傲慢な唯一神デミウルゴスと、それに立ち向かい勝利した神々による世界だとされている。 相互に対立するかのように見えるカオスフレアたちはそれぞれ、デミウルゴスによってエゴを強化され、現在の世界を否定しようとする存在「ダスクフレア」と戦うことができる唯一の存在である。相互の文化やイデオロギーを超越し、巨悪に立ち向かう和解と理解が本ゲームのテーマである。 さらに「バシレイアへの帰還」ではデミウルゴスとの和解の可能性まで示唆され、そのテーマは更に強化された。

その他重要単語[編集]

リオフレード魔法学院

オリジンに存在する小中高までの学院。学院長は大賢者アウゼロン。 現在はミームや年齢を問わず生徒を受け入れており、テオス出身の生徒も在籍している。 部活の数は百をゆうに越えていて、生きているならば恐竜でも何でも飼ってしまう生物部が存在していたり、最近では軽音楽部が乱立していたり、カバディ部は試合相手を探して世界移動してしまっているという。 また、学内では『薔薇十字の指輪』の争奪戦が繰り広げられている。 推定インスパイア元は『蓬莱学園』『少女革命ウテナ』『魔法先生ネギま!』など。

黄泉還り
モナドトルーパー(MT)

富嶽とオリジンの貴族が合同で考案し、グレズの構造を元に開発した人型巨大ロボット。その中には通常の機体を遥かに凌駕する性能を持ちつつも「アニマ」と呼ばれるアンドロイドを伴わないと操縦できない騎士型の機体なども存在する。シャア・アズナブルのように仮面をつけたパイロットがいたり、オリジンの女王に率いられた「黄金騎兵」などもいるため、グレズがスーパーロボットならば此方はリアルロボットといったところか。

宿命管理局
VF団

関連書籍[編集]

ルール第一版[編集]

  • 異界戦記カオスフレア ISBN 4-7753-0439-9
    • 基本ルールブック。必要なルール及び、暁帝国以外のミームを収録。シナリオ二本つき。
  • インペリアルジェイド ISBN 4-7753-0465-8
    • サプリメント第一弾。暁帝国及び、富嶽のリアルロボット“モナドトルーパー”に加え、既存コロナとミームの追加特技が掲載された。シナリオ二本つき。
  • クリスタルトゥーム ISBN 4-7753-0519-0
    • サプリメント第二弾。パンデモニウム及び、ネフィリムの新ブランチの他、既存ミームの追加特技や追加装備等を収録。シナリオ二本つき。
  • シナリオ集 宿命の交わる城 ISBN 4-902175-03-7
    • キャンペーンシナリオ集。ホビーショップ限定で販売された。オーソドックスなシナリオから時代劇、現代物などが交じり合い、最終的には太陽での決戦に突入する。追加エネミーや世界の謎の一部が解説されている。

ルール第二版[編集]

  • 異界戦記カオスフレアSC ISBN 4-7753-0650-2
    • 基本ルールブック第二版。SCはセカンドチャプターの略称。バシレイア動乱以降、数年後のオリジンが舞台。グレズを除く既存ミーム、新たな侵略者テオスのデータが収録されている。シナリオ二本付。
  • ラピスフィロソフォルム ISBN 4-7753-0659-6
    • SCサプリメント第一弾。旧作シリーズの世界設定を掲載。そしてグレズ、暁帝国、TOKYOパンデモニウムの3ミームを追加。他にもオリジンやパンデモニウムの新ブランチや、新たなサンプルキャラクターが掲載されている。
  • フローライトプリズン ISBN 4-7753-0811-4
    • SCサプリメント第二弾。新ミームロンデニオン・サンドブロゥの追加やネフィリム・アムルタート・テオスのブランチ追加や既存ミーム・ブランチの新データ、それらに関わる設定・データ等が収録されている。
  • ダークネスディアマント ISBN 4-7753-0993-3
    • SCサプリメント第三弾。新ミーム『アンゲロイ』と敵専用ミーム『Evil』を追加。他にテオスのブランチを中心とした雑誌掲載データの再録や新システム「ギフト」(NPC〈敵〉となる危険性と引き換えに絶大な力を得る)とギフト関連のデータを掲載。敵関連のデータが多いため通称「悪本(本書後書きより)」と称されている。
  • ダイアモンドキャッスル ISBN 4-7753-1023-2
    • SCサプリメント第四弾。美酒町・インフェリアに関するデータが増加・再定義されて再録され、他に雑誌掲載データの再録や新システム「D(ディスティニー)パス」などが収録されている。新ブランチはアインヘリアル(コラブサー)とスキャナー・ガジェットマスター(美酒町)。
  • ターコイズウィスパー ISBN 4-7753-1185-9
    • SCサプリメント第四弾。新ミーム『アラドゥス』を追加。他に新規「ギフト」・「Dパス」や、それらを導入して旧版~フローライトプリズンまでのサンプルキャラクターをリファインしたデータも収録されている。
  • クリムゾンガーネット ISBN 4-7753-1271-5
    • SCサプリメント第五弾。本作時点までのオリジンの戦いの流れや『Role&Roll』掲載記事を加筆再録した『三千世界の魔法』に関する設定・データを収録している[9]。新ブランチはプロフェット(アムルタート)・鷹武者(富嶽)・探索者(ネフィリム)。

リプレイ[編集]

  • 暁の戦士たち ISBN 4-7753-0498-4
    • ルール第一版を使用したリプレイゲーマーズ・フィールド誌に掲載された「断罪巨兵パイラーヴァ」と、Role&Roll誌の「ブライトストリング」を加筆訂正し、新作「史上最大の決戦」を加えたもの。基本は勇者シリーズ風のロボットアクションとエンデ風の異世界ファンタジーだが、最終回にはウルトラマンのオマージュへ突入する。
  • リオフレード魔法学院 ISBN 978-4-7753-0574-4
    • ルール第一版を使用したリプレイ。Role&Roll誌に掲載された「目覚めよと呼ぶ声あり」を加筆訂正し、新作「高き天より我来たりて」を加えたもの。また、リプレイの舞台であるリオフレード魔法学院の詳細な設定とそこの関係者をPCとして使用するときに使える追加データを多数収録しており、ミニサプリメントとしても志向されている。
  • 世界の卵 ISBN 978-4-7753-0705-2
    • ルール第二版を使用したリプレイ。Role&Roll誌vol.49 - 50に掲載されたものを加筆訂正した「世界の卵」に、書き下ろしの「胡蝶の夢」を加えたもの。「胡蝶の夢」では、初代リプレイのPCである京暁生が登場し、舞台をオリジンから地球へと移しての話となっている。また「胡蝶の夢」の舞台となる街「美酒町」の新ミームデータなどの追加データを収録。
  • 神の卵 ISBN 978-4-7753-0858-5
    • 『世界の卵』の続編であり、書き下ろしの「夢の扉」「神の卵」の2話、フォーリナーの追加特技とテオスの「ディエティ」階級のブランチ10種(半数は『混沌の炎』からの加筆再録、その内インフェリアはさらにその後『ダイアモンドキャッスル』で再定義されている)を収録。独自のルールに基づき、オリジンの主要人物が総登場して繰りひろげられたシミュレーションゲーム「姫子の野望(仮題)」が大きな反響を呼んだ[10]

ノベル[編集]

サポート雑誌[編集]

  • Role&Roll
    • サポート記事、小説、シナリオなどを掲載。24号に掲載された「リオフレード魔法学院」は30pにも及ぶミニサプリメントで、南海の孤島に浮かぶ魔法学園を舞台に、シナリオ、パーソナリティーズ、追加ブランチ、サンプルキャラクターなどが掲載された(この内容はリプレイ集「リオフレード魔法学院」に加筆されて再録されている)。その後、『なぜなに未来侵略』という解説コーナーと追加データが連載されている(2014年6月現在)。内容は「人気パーソナリティ」の織田信長、いるるん(イルルヤンカシュ)、マリア博士が初心者にもわかりやすくサポートをしてくれるラジオ番組という設定。
    • 2版発売決定に伴って、バシレイア動乱を描いた高経験点キャンペーンシナリオ「バシレイアへの帰還」が隔月で掲載された(全3回)。
  • ゲーマーズ・フィールド
    • 此方ではあまり熱心なサポートは行われていないが、リプレイ「断罪巨兵パイラーヴァ」が二号にわたって連載された他、現在までに二本のシナリオが掲載された。
    • ゲーマーズ・フィールド別冊18号『混沌の炎』では、著者の特集が組まれ、ルール第二版のサポート記事が約80ページに及ぶボリュームで掲載された(リプレイ、パーソナリティーズ、追加ブランチ、追加アイテム、サンプルキャラクターなど)。追加ブランチはアメコミ風ヒーローをモチーフにした「クライムファイター」(ネフィリム)とスペースオペラの宇宙海賊をモチーフにした「エーシル」(テオス)。リプレイ「夢の果実」では、過去にF.E.A.R.から発表された別ゲームのリプレイ(アルシャードエンゼルギアトリニティ×ヴィーナスSRS)のPCたちを三千世界に召喚させるという、真の意味でのクロスオーバーを実現している。『混沌の炎』収録のデータはその後『フローライトプリズン』(クライムファイター)・『神の卵』(ディエティ)・『ダークネスディアマント』(エーシル)・『ダイアモンドキャッスル』(グレズの追加特技)に大幅に加筆されて収録されているが、雑誌掲載時とでは一部記述が変更・再定義されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 初版のみ。SCではテオスが(オリジンの倍の)24ものブランチを保有している。
  2. ^ 『ダークネスディアマント』において、人々の中に潜むEvilの侵蝕に気付いたことが機械調和実行の原因とされている。
  3. ^ 初版の「ミリティア」はSCではテオスの「ドミニオン」とオリジンの「ORDER」に分割されている。
  4. ^ 『ダークネスディアマント』P171に参考作品として提示されている。
  5. ^ 『ターコイズウィスパー』内のパーソナリティーに実在の人物が複数存在し、キーパーソンの背景設定に「太平洋戦争」がある事等デリケートな史実(特に近・現代史)を題材にしやすいため、歴史の扱いや歴史観の相違を慎重に考える事が求められている(『ターコイズウィスパー』P29)
  6. ^ 冥界は三千世界各地に存在し、アラドゥスはその一つ(『ターコイズウィスパー』P140)。
  7. ^ 『ターコイズウィスパー』P24・188に参考作品として提示されている。
  8. ^ コピー系特技でEvil特技を獲るだけでもNPC化する。
  9. ^ 本作に掲載し切れなかった『三千世界の魔法』サプリメント「後編」も予定されている(『クリムゾンガーネット』P127)
  10. ^ Role&Roll』(新紀元社)Vol.73 p.131