エウレカセブン

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エウレカセブン』はボンズバンダイなどが中心となって展開するメディアミックスプロジェクトである。展開しているメディアはアニメゲーム漫画小説など多岐にわたる。全てを統括する場合に用いられる名称は『Project EUREKA』である。

なお、この記事ではプロジェクトの概要、プレイステーション2向けのゲーム及びそのゲームのキャラクターが登場する漫画などの作品を扱う。交響詩篇と冠する作品については『交響詩篇エウレカセブン』を参照のこと。

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目次

[編集] 概要

エウレカセブンはボンズとバンダイが中心となり、ゲームアニメ玩具などメディアミックスとして展開されている。バンダイのプロジェクトとしては既に.hackがあり、これに倣ってプロジェクトは形成された。

プロジェクトの作品は大別すると

  1. サムナ、ルリを中心として塔州連邦軍側から物語を進める「エウレカセブン」(本項で詳述)
  2. レントン、エウレカを中心としてレジスタンス組織“ゲッコーステイト”側から物語を進める「交響詩篇エウレカセブン

の二つに分けられる。

プロジェクトに参加する企業は11社にのぼり、プロジェクトとして動く企業とパートナーとしての企業に分かれている。プロジェクトとして動く会社にはバンダイ、ボンズの他にバンダイビジュアル毎日放送などがあり、パートナー企業には角川書店ソニー・ミュージックエンタテインメント、有線ブロードネットワークス(現USEN)などがある。

また、北米を中心に海外でのプロジェクト展開が行れた。

音楽シーンやコンピューター用語に関連する名称・用語からの引用が多く見られることも特徴のひとつ。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


[編集] ストーリー

人類が故郷の星を離れ幾千年。気の遠くなるような宇宙の旅の末「約束の地」と呼ばれるところに住み始めていた。

「スカブ」に覆われた地表、そこから生まれる粒子「トラパー」の舞う空。未知の世界での様々な困難を乗り越え、土地を切り拓き、適応し、根を下ろしていく。何百年という長い時が流れたのち、大型の機械「LFO」、トラパーを利用した発電制御装置「コンパク・ドライヴ」、空中を飛ぶスポーツ「リフティング」など、人類は地球とは異なる様々な文化を産み出していた。
全土にわたり統治活動を行っている連邦国家直属の軍隊“塔州連邦軍”はLFOの汎用性の高さに目をつけ、軍事利用への道を模索し始める。重武装を施した高性能LFO「KLF」、それを乗りこなす優れたライダーを手に入れるため、連邦軍直属のLFOライダー養成機関「ニューウェーブ」を設立した。

軍人エリート候補生だったサムナは、自分の意思で道を切り拓くために今までの自分の地位を捨て、ニューウェーブへと足を踏み入れる。彼を待ち受けていたのは個性的なチームメイト、厳しい上官、そして“ルリ”という同い年の女の子。
ニューウェーブでの様々なミッションを経て、サムナとルリはKLF特殊部隊「ソーヤ隊」に配属される。しかしルリは突如、ソーヤ隊を抜け出してしまう。彼女が軍を離れた意味とは何なのか。

交響詩篇エウレカセブンへ繋がる、『Project EUREKA』の、始まりの物語。

[編集] 世界観

[編集] 約束の地

物語の舞台となる「約束の地」は、地球とは異なる環境を持つ。違いは大小様々なものがあるが、大きな違いとして挙げられるのが「スカブ」「トラパー」の存在であろう。
地球を離れ移住した人類はその環境への適応、土地の有効活用のために「塔」を建設し、それを中心とした都市国家を形成していった。作中では各地の塔は連邦制をとっており塔州連合を形成、保有する軍隊が統治活動を行っている。
約束の地は、地表を珊瑚と同じような性質を持った「スカブ(スカブコーラル)」に覆われている。スカブは地球に比べ非常に頻繁に(肉眼で確認出来るほど激しい)地殻変動を繰り返しており、塔州連合軍はそれを防ぐためにパイルバンカーというを陸地のいたる所に打ち込むことで地殻を磔のように止めている。しかし効果がいまひとつなのか各地で地殻変動による被害が出ており、作中でもその様子は容易に確認出来る。地中深くにはアーキタイプという人型の鉱物が埋もれており、電気を流す事でその動きが制御される事が発見されて以来、LFO(後述)として装飾を施され利用されている。LFOは土地開発の過程で徐々に普及していき、現在では地下資源としてアーキタイプを発掘する“発掘屋”を職業とする人も存在するほど日常に溶け込んでいる。
大気地球のそれと同じ成分で構成されているようだが、それとは別に「トラパー(トランサパランス・ライト・パーティクル)」と呼ばれる空間粒子が存在する。トラパーはスカブを源泉とし、コンパク(魂魄)・ドライヴを通して電力を取り出す(つまり発電する)ことで機械の動力源として利用されている。コンパク・ドライヴとは人と機械を結ぶ制御装置で(見た目は緑色透明の三角柱。作動中には中心部が光る)作中では機械に標準的に搭載されている、いわばエンジンキーの変わりである。そのため「約束の地」での人類の生活はトラパーの存在が前提で成り立っている。また、リフレクションフィルムという特殊素材に反射する性質を利用し、空を飛ぶための揚力を得るためにも利用されている。この性質設定は作中で重大な意味を持っており、これを利用したスポーツが、「リフティング」である。

[編集] リフティング

作中世界のいたる所で絶大な人気を誇る、空中で行うサーフィン。リフティング用の道具リフボードに乗り、トラパーを捉えることで滑空する。見た目はサーフィンというよりスケボーのストリートスタイルに近い。作中では略して“リフ”と呼ばれ、リフティングをする人を“リフボーダー”、リフティングすることを“リフる”と言う。
うまくトラパーの“波”に乗れば高度数百メートルにまでも上昇が可能で、文字通り“空を飛ぶ”ことも出来る。裏を返せばトラパーの波が読めなければ乗れないため、自由自在に乗りこなせるようになるにはかなりの練習を積まなければならない。トラパーがあれば地形に関係なくどこでも可能だが、これは即ち空中で万が一バランスを崩せば地面に叩きつけられることを意味する(つまり高度によっては命を落としかねない危険性も併せ持つ)。しかしその危険性がさらなる欲求をかきたてるとしてリフティングに没頭する者も多い。トラパー濃度の濃い地域ではリフティングの大会も開催されており、各地で活躍するプロのリフボーダーの存在も人気に一役買っている。
リフボードはサーフボードと同じくショートボード・ロングボードがあるが、ウィールが存在するなど形状はスケートボードに近い。特に精密な道具という訳ではなく、表面に貼り付けられたリフレクションフィルム(揚力獲得)とウィール(重心制御)の出来が大きく影響するため、個人でこれを製作する人もいる。ただし、基本的にボーダーはボードの製作者(シェイパー)が製作したボードを購入するのが大半であり、人気モデルは発表されるたびに予約が殺到する。

[編集] LFOとKLF

LFOとはLight Finding Operationの略で、物語の基幹となる作中世界の汎用人型重機。アーキタイプを本体として各所に装備を追加し、電気信号で制御される。動力源はバッテリーに加え、空気中を漂うトラパーによる発電を併用している為、トラパーの薄い所では動きが大幅に制限される。基本的に人型だが、地上の移動の際にはビークルモードという自動車のような形状に変形、走行する。リフティングも可能で、空中移動の際にはLFO用のリフボードに乗り、補助的にブースターからの推進力を併せて飛行する(当然ではあるがライダーにはかなりの操縦スキル・センスが要求される)。
塔州連邦軍が戦闘用に重装甲・重火器で武装させた軍専用のLFOはKLF(Kraft Light Fighter)と呼ばれ、CFS(Compac Feedback System…専用のライディング支援システム。ライディングデータを蓄積し、蓄積されたデータをコンパクドライブ経由でライダーにフィードバックする。使用するライダーの技術をトップレベルに引き上げることができるが、コンパクドライブの干渉によりライダーの精神に悪影響を与える)を搭載している。
エウレカセブンの世界におけるいわゆる「ロボット」で、外見は一般的なSFロボットアニメに登場するロボットとそれほど大差ない。コクピットの位置がやや個性的で、頭部(胸部と一体化している)が操縦席になっているタイプのほかに、いわゆるバックパックの上部にコクピットが配されているタイプがある。この場合ライダーはロボットの頭部の後ろから全体を見渡すかたちとなる。
LFO、KLFのアーキタイプは鉱物というよりは人間と同じ生体組織に近く、戦闘等で局所が切断されると血液のような液体を噴出する。

[編集] ヴォダラク

宗教都市シウダデス・デル・シエロを拠点とする宗教組織。信仰対象はヴォダラク神。「ヴォダラク」自体は状態を表す言葉であり、同じ思想を持つ人々が集まって出来た組織を指す「ヴォダラク派」がそのまま呼称に定着した。
聖地はグレートウォールで、入り口にヴォダラクの総本山であるヴォダラ宮がある。シウダデス・デル・シエロ自体は聖地へ向かう途中にある巡礼の地で、「選択の門」と呼ばれる塔がそびえ立つ。大地にパイルバンカーを打ち込むことに対し否定的であり、一部原理主義者が大地の上に立った文明に対しテロ行為を行っているため、塔州連邦軍からは「反政府組織」とされている。

[編集] 作品群

[編集] 劇場版

  • 劇場版 交響詩篇エウレカセブン(仮)
詳細不明


[編集] ゲーム

  • エウレカセブン TR1:NEW WAVE
プレイステーション2用ソフトとして、2005年10月27日発売。
アニメの5年前、LFOでのリフが普及する前の世界で、塔州連邦軍が舞台。アニメのキャラクターも当時の姿で登場する。
  • エウレカセブン NEW VISION
プレイステーション2用ソフトとして、2006年5月11日発売。
NEW WAVEの続編。アニメの数ヶ月前のストーリーを塔州連邦軍側からの視点で追っていく。こちらにもアニメのキャラクターが登場する。

[編集] 漫画

  • エウレカセブン グラヴィティボーイズ&リフティングガール

漫画…貴月未来(メカ担当…黒崎まいり)、シリーズ構成…佐藤大

コンプティークにて2005年5月号~2006年9月号に連載。単行本全2巻。
ゲーム版1作目の数年前が舞台で、主要キャラの少年時代からゲーム版1作目の始まるまでを描いており、プロジェクトエウレカの作品の中では、最初の世界の話である。別名『Xスポ根青春マンガ版エウレカセブン』。

[編集] 登場人物

表記は「キャラクター名キャスト」。

サムナ・スタージョン:下野紘
ゲーム版コミック及びゲーム版エウレカセブン(NEW WAVE、NEW VISION)の主人公。名門の軍人一家スタージョン家の生まれで、軍人エリートコースを自分の意思とは関係なく歩んでいた。しかし決まりきった未来を嫌い士官学校を中退、LFOライダーを目指しニューウェーブへ編入する。リフティングは14歳のときに兄の一人トリノから教わっており、愛用のボードもトリノからもらったもの。学業成績は優秀だったにも関わらず人の名前を覚えるのが苦手で、学生時代はクラスメイトの顔と名前が一致しないこともしばしばあった。性格は実直一辺倒で、言ってしまえばバカ正直。LFOの知識はかなりのもので、スティーブンやドッティから「マニア」と言われている。
NEW WAVEでは、編入という形でニューウェーブへ入ったが徐々にその才能を開花させていく。暴走したモンスーノのプロトタイプをジリアンと共闘して行動不能にさせ、卒業試験では決勝戦でフッキを実力で倒し、ニューウェーブを首席で繰り上げ卒業した。その実力はソーヤ隊に配属されてからもとどまる事は無く、とある事情により参加する事になったベスタカップで歴代チャンピオンのショーンとフッキの二人を破り優勝。終盤には隊で最初にLFO用のリフボードを与えられた。セナンでは任務中に再会したルリに協力し、保管されていたニルヴァーシュを起動させ(なお、ニルヴァーシュは本来エウレカ、そして彼女と対となるレントン以外は動かすことはできない。つまりサムナはこの二人を除いて初めてニルヴァーシュを起動させた最初で最後の人物でもある)ピートとのリフ対決に勝利し、その後ホランドにニルヴァーシュを引き渡した。その際ホランドからは仲間にならないかと声をかけらていれるがそれを断っている。
NEW VISIONでは軍籍を抜けて、“B・B”を名乗りプロのリフボーダーとして活動しており、ウェスの連絡を受け最後のベスタカップに出場するために再びベスタを訪れたところからストーリーが始まる。軍籍を抜ける際に死亡扱いとされたため、彼が生きていることを知る者は少ない。
ルリ:豊口めぐみ
ゲーム版コミック及びゲーム版エウレカセブンのもう一人の主人公。孤児のため幼少はスラムで貧しい生活を送っていたが、ロディ・フレイム(後述)からリフティングを教わり賞金稼ぎとなる。リフの大会では女性の参加資格が無いために“B・B(ブルーバード)”と名乗り、少年と偽ってボーダー活動を展開していた。そのためリフのテクニックは折り紙つき。塔州連邦軍にはロディの後を受けてテストライダーとして所属、後に将来性を見込まれニューウェーブに編入した。LFOの操縦も一級品で、ニューウェーブではトップライダーとして活躍。ちなみに、書類上のフルネームは“ルリ・フレイム”。
性格は奔放そのもの。
NEW WAVEではB・B時代に出会ったサムナ(本人に自覚無し)に興味を持ちリフや合同演習を共に行うが、後に自分たちの技術がCFSに利用されていることを知り卒業試験の日にニューウェーブを中退する。その後は髪を伸ばすなど容貌を変えライラとして独自に行動をするようになり、軍に叛乱を起こしたホランドと接触、セナンに保管されていたニルヴァーシュの強奪に協力する。その際、ちょうど任務でセナンに来ていたサムナを巻き込みニルヴァーシュを彼に託した後、再会を約束しサムナの505でセナンを脱出した。
NEW VISIONでは、フレイムの経営するアザールを訪れているが、相変わらず自由気ままに各地を転々としている。ちなみにサムナと共にアニメにも一瞬だけ登場している。
フッキ・ズィーフ:高木渉
ベスタのダウンタウン出身、元ベスタカップでリフチャンプだった熱血漢LFOライダー。ピート・サヴィル(後述)にスカウトされてニューウェーブに入り、サムナとは後にライバル関係になる。気の多い男で、色々な女性(ルリを含む)に一目惚れするが本人の前では何も出来ないため周りからは“シャイな女ったらし”と言われている。帽子を取るとアフロと見間違うほどの癖っ毛で、お洒落に関してはかなり独特なセンスを持つ。
ニューウェーブ卒業後、サムナから1ヶ月遅れてソーヤ隊に配属され、そこでかつての因縁の相手ショーンと出会い険悪なムードとなる。そんな状況下で行われた彼等の故郷であるベスタでの任務において、犯人を巡りショーンと戦闘寸前の状態にまで発展してしまうが、サムナの仲介により事なきを得た。セナンでは、ピートの命令によりニルヴァーシュに乗ったサムナと戦闘を行うが、実力の半分も発揮することができなくなってしまうなど人情深い一面を見せている。
NEW VISIONでは少尉に昇格、連邦軍所属のKLF特務部隊「ナガラ隊」の隊長を務めている。
ジリアン・ハミルトン:中村千絵
ルリと紅二点を形成する女性ライダーで、サムナとは学生時代の同級生。良家の子女であるが竹を割ったような性格をしており、ニューウェーブのムードメーカーである。同じく良家の生まれであるスティーブンとは許嫁の間柄であり、関係も悪くはないようだが、ジリアン本人はサムナに対し憧れの気持ちを抱いている。学生時代、B・Bとして活動していたルリにリフティングを手ほどきしてもらった。
NEW WAVEではフッキ、スティーブンと共にソーヤ隊に配属される。ベスタの任務では、ベスタカップに参加したサムナに賭けていたために大儲けし、サムナの単独任務の際に行われた賭け(サムナが軍を辞めるかやめないかというもの)でまたしても単独勝利するなどの強運振りを発揮した。セナンでは軍を離脱しようとしたサムナを「戻らないなら殺してやる」と宣言し立ち向かうが、サムナの腕とニルヴァーシュの力の前に歯が立たず、彼を止めることができなかった。
NEW VISIONではフッキが隊長を務めるナガラ隊に所属しており、以前とは違った大人の女性へと性格が変化した。ちなみにシチュエーションモードにおいてサムナと戦うと、サムナに対して今までの鬱憤を晴らすかのごとく罵声を浴びせ、ルリと戦うとライバル心をむき出しにする。
スティーブン・ビッスン:森田成一
ジリアンとは許嫁の関係。ジリアンと同じくサムナとは学生時代同級生だった(ただ、ジリアン共々サムナは覚えていなかった様子)。軍人一家の出身で、サムナと同様に用意された進路を嫌い、士官学校を蹴る形でニューウェーブへ進む。常に冷静沈着、ニューウェーブでは参謀的存在である。と同時にメモ魔であり、情報を仕入れてきては逐一メモに記している。
NEW WAVEではフッキ、ジリアンと共にソーヤ隊に配属される。ベスタの任務では、ベスタカップに参加したフッキに自分に賭けるように言われ、言われたとおりに賭けたがサムナが優勝してしまったためにペズと共に大損してしまった。
NEW VISIONでは情報部に転属、わずか数年で中尉となりその出世振りは“ニー・ウィルソンの再来”と呼ばれたほどであった。しかし、ハッシェンダでの任務中に高濃度のトラパーを浴び負傷、その後無事に回復したがこの頃から異常な行動が目立つようになり、ストーリー後半ではCFS研究施設のある空中塔「サンダークラウド」をフレイムと共に占拠する。その後、フレイムの強襲によって被害を受けたサンダークラウドの司令室で死亡したと思われたが、「オレのスペシャル」と称する機体・ジアザーワンに乗って再びサムナ達の前に現れる(この時、既に精神崩壊を起こしており、サムナやルリばかりか同じ軍人であるジリアンとフッキにも銃口を向ける等の暴走状態となっていた)。そして、サムナからLFOで戦いを挑まれCFSを使用、サムナの最後の敵として彼の前に立ちはだかる。勝負後、上空から転落したにもかかわらずなおも動き出そうとした所をジリアンの手によって殺された。なお、ストーリー中間においてドミニクから情報提供を受けているが、彼自身はゲッコーステイトに対してはあまり興味を持っていなかったようである。
ショーン・バンクス:真殿光昭
フッキと同じくベスタのダウンタウン出身のLFOライダーで、サムナ達の先輩にあたる。少年時代リフの大会で二年連続チャンプ経験を持つ実力者。同時に札付きの不良少年としても有名で、フッキとはこの時期に何かあった様子。リフティングの腕をニー・ウィルソン(後述)に買われて塔州連邦軍にスカウトされたことをチャンスととらえており、自分のために貪欲に活動している。
NEW WAVEでは、ソーヤ隊に配属されてきたサムナに対し挑発的な態度を取るも次第に彼の実力を認め、その後はよき先輩となってサムナと接するようになる。ベスタでの任務ではとある事情によりベスタカップに参加するが、サムナに敗れ優勝することは出来なかった。
NEW VISIONでは、情報部直属のKLFライダーとなっておりスティーブンに次ぐ出世頭になったが、スティーブンによって手渡されたCFSを使用してからはその魅力に取り付かれてしまい、親友であるペズの制止を聞かずに以前より粗雑な性格となる。その後、スティーブンの命令によりサムナと戦い追い詰めるもルリの乱入によりトドメをさせず彼らを追跡。ジャンプカタパルト上空で再びサムナに戦いを挑む。その際に勝つためにCFSを使用するがサムナに敗れ、最後は死ぬ前に彼を道連れにしようとするも途中で機体が耐え切れずに爆死した。なお、シチュエーションモードでショーンが敗北するとCFSを使用した自分の選択を後悔した発言をする。
ペズ・ウェルズ:加瀬康之
ショーンの幼馴染。喧嘩っ早いショーンをなだめる役回りで、少年時代からいつも二人でつるんで行動していた。彼も凄腕のLFOライダーであるが、リフよりは機械いじりの方に興味を持っており、故障していたLFOを修理出来るほどの技術を独学で習得している。
NEW WAVEでは、ソーヤ隊に配属されてきたサムナに挑発的に接したショーンとは対照的に比較的穏やかに接し、初めから友好的な関係となった。ベスタの任務では、ベスタカップに参加したショーンに賭けた(賭けるように言われた)ためスティーブンと共に大損する。
NEW VISIONではショーンの部下になっており、彼のもとで行動している。しかしショーンがCFSを使用するようになり始めてからは彼の身を案じ、CFSの多用を禁じるように説得し続けていた。その後、スティーブンの命令によりサムナと戦闘。ジャンプカタパルト上空での再戦の際に、CFSを使用しようとしたショーンを止めようとするも逆に返り討ちに合ってしまう。サムナとの戦闘後はスティーブンの元へ戻りサンダークラウドの通信士となったが、サムナ達にサンダークラウドへの侵入経路を教えるなど助力したことで軍に反逆行為を行ったとされ、後のことをサムナに託しスティーブンの凶弾に倒れた。
ニー・ウィルソン:田中正彦
上記の面々が所属するソーヤ隊の司令官。塔州連邦軍にLFOをKLFとして軍事目的で導入させた張本人であり、ソーヤ隊を発足させるために有能なリフボーダーを片っ端からスカウトしていた。昼行灯な言動も多いが頭の相当切れる人物であり、食えない人物である。ピートを始め部下の信頼も(性格はともかく)厚い。
ピート・サヴィル:竹田雅則
ソーヤ隊の隊長。サムナやルリ達の直接的な上司で、ライダーとしても優れた腕を持つたたき上げの軍人。隊長であるためKLFでのリフティングはほとんどせず、もっぱら隊の指揮に専念する。
ロディ・フレイム:平田広明
ルリにリフティングを教えた人物で、孤児だったルリにとっては食いつないでいく術を与えてくれたまさに命の恩人。一時期はリフボーダーのカリスマとして凄まじい人気を得たが事故によりボーダー生命を絶たれ引退。その後LFOに希望を見出し、塔州連邦軍がKLF部隊設立のために進めていたLFOライディングテストに参加。しかし再び事故を起こし、当時行き場を失いかけていたルリに自分の後継としてテストに参加するよう、コンパクドライヴを託した。
ボーダー引退時にリフショップ“アザール”を立ち上げており、NEW VISIONではボードシェイパーとして再びスターダムを駆け上がることになる。


コミック「グラヴィティボーイズ&リフティングガール」の登場人物

シンド・バック
サムナの学生時代のクラスメイトであり、数少ない親友の一人。ルックスの良さから女子生徒からの人気は高いが、リフティングはあまり上手ではない様子。
ロット・スタイプ
細い目とスキンヘッドが特徴。シンドと同じくサムナの親友の一人だったが、州軍のLFOライダーだった兄のコールが殺害され(表向きには「事故」として処理された)学校を中退してしまう。このことがサムナに大きな影響を与え、物語が大きく動き出す。
イーディ
サムナの幼馴染で、ジリアンの学生時代の親友。ピアニストを目指しており、卒業後は音楽学校に推薦で進学した。NEW VISIONではサムナが彼女に宛てた手紙と思われる語りが出てくる。
ローレン・ハミルトン
ジリアンの妹。病気を患っており、ずっと自宅療養を続けている。彼女がきっかけでジリアンはルリにリフティングを教わるようになったが、その後病気が完治することはなく亡くなってしまう。
エミル
サムナの行きつけのリフショップの店長。以前はリフボーダーだったが恋人をリフティングの事故で亡くしボーダーを引退、シェイパーに転身した。
トリノ・スタージョン
サムナの兄の一人であり、サムナの運命を決めた人物。スタージョン家の人間として軍人になったが、父親の猛反対を押し切り軍を抜け空港公団に転職する。やりたいことを見つけ、それを自力で掴んだ彼をサムナは尊敬するが、マフィアと州軍との裏取引の仲介を公団がしていたことから裏業界との繋がりを持ち始め、抜けがけを謀ったコールを殺害するところをサムナに目撃されてしまう。父親の名前を出すことで事件の揉み消しは出来たが、公団から解雇、家からは勘当され、恋人の家に転がり込む。当時からは想像もつかなかった彼の変貌ぶりにサムナは失望し、別れのときも最後まで彼を許すことはなかった。


ゲームに登場するアニメキャラクター

ムーンドギー:入野自由NEW WAVE)・宮野真守NEW VISION
NEW WAVEでは11歳の少年として登場(つまりNEW WAVEはアニメの5年前が舞台である)。サムナに名前を聞かれ「ムーンドギー」と名乗る。
NEW VISIONでは主人公の一人として登場。とある理由によりゲッコーステイトから家出し、転がり込む形でサムナ、ルリの仲間になる。主にサムナのサポートをする立場で、終始アニメ版とは比にならない活躍をする。
ホランド:藤原啓治
NEW WAVEではSOFの隊長・塔州連邦軍の生きたカリスマとして、NEW VISIONではお馴染みのゲッコーステイトのリーダーとして登場。
エウレカ
NEW WAVEにのみ登場。ボイスはなく姿のみ。
ドミニク・ソレル:山崎樹範
NEW VISIONにのみ登場。情報部の一人として、スティーブンに情報を提供する。

[編集] ゲームに登場するLFO

( )の中は主な搭乗者

ターミナスtypeR505〈ソーヤ隊機〉(サムナ、フッキ、ジリアン、スティーブン、ショーン、ペズ)
ソーヤ隊に支給されたLFOで通称505(ゴー・マル・ゴ)。アニメ版に登場するターミナスシリーズの前進にあたる機体。ユニット変換システムを採用しており、武器の交換を簡単に行うことができるのが最大の特徴。このシステムによりライダーの特性に合わせて装備を変えられ、同じ機体ありながらまったく性能の異なる機体を生み出すことができる。メインカラーはダークブラウンだが、サムナの機体のみパーツ取りの予備機をまわしたためホワイトカラーとなっている。
ターミナスtypeR505〈SOF機〉(ホランド)
SOFに配属された505で、メインカラーはインジコ。外見はソーヤ隊の機体と変化はないが、性能はソーヤ隊のものよりひと回り上の性能を持つ(その中でもホランドの505は一番性能が高い)。余談だが、アニメに登場するチャールズ・ビームスもスピアヘッドに乗る以前はこの機体を使用していた。
教習機(サムナ、ルリ、フッキ、ジリアン、スティーブン)
LFOライダー養成施設・NEW WAVEで使用されているLFO。505をベースにして製作されている為、基本性能は軍用のKLFと大差はないが安全のために武器の交換及び射撃威力の調整は禁じられてる。ゲームの序盤は、この機体を駆使してLFOの操作を練習する。
4脚戦車(主な搭乗者無し)
敵LFOとして登場する機体ではおそらく最弱の機体。ゲームに登場する全LFO中最低の耐久性で、さほど大きな動きもしないが、盗賊団の使用するものにはホーミング性のMポッドがついているため油断は禁物。
6脚戦車(主な搭乗者無し)
4脚戦車を装甲を強化した機体で、格闘攻撃ができなくなった代わりに攻撃力が強化されている。
軍用初期型LFO〈サイクロプス〉(ウェス)
その名の通り、軍が初期の頃に使用していたKLF。旧タイプだが、非常に高い耐久性と格闘攻撃を持ち合わせており接近戦では新型機とも十分に戦闘可能。なお、射撃武器はマシンガンのみ。設定ではこの機体を前身にしてモンスーノは、製作されたことになっている。
ストリートファイター型LFO〈ワイルドボア〉(主な搭乗者無し)
街に市販されているLFOで、格闘能力に長けている機体。市販されているLFOの中でも最もポピュラーな機体で、自警団から盗賊団までと使用者はかなり広い。そのためカラーリングバリエーションが一番多くカスタマイズがしやすいことが最大の特徴。前述の通り、格闘攻撃に特化した機体だが、スピードは遅い上に装甲はそれほど強くない等、それ以外の部分はあまりいい性能ではない。カスタム機として、よりバランスの向上したハリケーンボアがある。

[編集] 外部リンク