高橋涼介

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高橋涼介
作者 しげの秀一
プロフィール
年齢 23歳(第一部)
24歳(第二部)
性別 男性
国籍 日本
親戚 高橋啓介(実弟)
結美(従妹)
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高橋 涼介(たかはし りょうすけ)は、しげの秀一の漫画『頭文字D』に登場する架空の人物。本項において、『新劇場版』と特記されている場合は2014年アニメーション映画版(頭文字D#劇場版を参照)のことを指す。

搭乗車種[編集]

  • ボディカラー…クリスタルホワイト[2]
  • 外装パーツ…純正リップスポイラー、マツダスピード製MS-01、ユアーズスポーツ製エアロミラー[3]、右出しマフラー

→ 藤原拓海戦から[4]エアロマジック製リップスポイラー、CUSCO製オフセットナンバープレートステー、WORK製MEISTAR S1 3PIECE、左出し80φマフラー

→ 須藤京一戦からRSワタナベ製EIGHTSPOKE MAG F8

→SSR製フォーミュラメッシュ(原作14巻)

→パッシングレンズレス、純正ドアミラー(原作36巻)

→北条凛戦から固定式ヘッドライトへの変更(アニメ版では丸目2灯)、RE雨宮製FULL COWL SPL改ERC製フロントバンパー[5]RE雨宮製リアサイドステップ、Free Style製GTウイング、ガレージ・カゴタニ製エアロカーボンボンネット、リアワイパーレス、SPEED STAR WHEEL製SSRTypeC、右出しマフラー

  • 内装パーツ… ブーストメーター、atc製SPRINT Rステアリング(First Stage)、momoステアリング製RACE(原作、Second Stage以降)、BRIDE製フルバケットシート

→北条凛戦からmomoステアリング製VELOCE RACING、AUTOMETER製Sport-Compタコメーター・油圧計・燃圧計・燃料計・永井電子機器製ULTRA SPEED MONITORを使用したワンオフメーターパネル、Defi-Link Display、TRUST GReddy製ブーストメーター、RAZO製アルミペダル、ダッシュ避けタイプ7点式ロールバー

ナンバー…群馬 58 よ 13-137 / 赤城[6] 53 か 4-725(新劇場版)

チューニング内容[編集]

序盤ではダウンヒル、ヒルクライムでトータルに速い車を目指したチューニングであり、タービン交換340馬力[7]仕様であった。 しかし藤原拓海とのバトルに備え、馬力を下げダウンヒルに特化したトータルバランスを重視した仕様に変更している。

その時の仕様は推定280馬力[8]、ノーマルエンジン・スポーツコンピューター・HKS製EVCで設定ブースト0.9kg/㎠・追加インジェクターなし・ブローオフバルブ・ツインプレートクラッチ・80φマフラー・トーコンキャンセラーである。

須藤京一戦もダウンヒルバトルであったため、この仕様のままか、これに近い仕様であったと考えられる。

北条凛戦でのチューニング内容は不明だが、箱根ターンパイクで北条凛のR32 GT-Rに対抗するためタービン交換、サイドポート加工などエンジン本体に手を入れた本格的なチューニングが施してあると考えられる。

人物[編集]

23歳、身長183センチメートル、64キログラム(第一部)。「赤城レッドサンズ」のナンバー1で、「プロジェクトD」のリーダーでもある。
群馬大学医学部に通う医学生で、高崎市にある高橋病院院長の長男。昔は「赤城の白い彗星」と呼ばれていたが、レッドサンズ結成後は弟の啓介と共に「ロータリーの高橋兄弟」の名で定着している。
第一部の3年前(20歳の頃)から走り屋としての頭角を現わし、公道レース、サーキットの走行会、ジムカーナなどの様々なジャンルのモータースポーツで無敗を誇り、「本気を出したバトルは一度も無い」、「どんな相手でも持てる力の半分だけで勝つ男」という噂まで出るほどだった。
将来は両親の後を継いで医師になることを決めており、プロのレーシングチームから誘いがあるもレーサーにはならず、関東全域に、地元の走り屋が何年掛かっても更新できないコースレコードを作り、最速の名を残す「伝説の走り屋」になってからの引退を決めていた。プロジェクトDの活動期限を1年間としたのも、そのためである。世界でも希少な存在のロータリーエンジン車の孤高さを自らに投影している。
人間シャーシダイナモ」と呼ばれるほど、車のスペックを挙動やゼロ発進加速を見るだけで正確に言い当てることができ、左右のコーナリングを観察することで相手ドライバーの癖や欠点まで見破れる。
好きなものは愛車FCで、嫌いなものはバカな巨乳女。これは、かつて相思相愛だった香織を今でも慕っているためである。得意技は全て得意なので特にないのだが、唯一の弱点は従妹の緒美である。
公道最速理論を完成させるべく、藤原拓海に興味を持つ。涼介は秋名山での拓海とのバトルの際、自車をいままでのヒルクライムダウンヒル両立のセッティングから、トータルバランスに特化したダウンヒル向けのセッティングに変更。パワーを340psからバトル時には260psにまで落としたが、戦闘力自体は向上させたことから、涼介は秋名のハチロクを強敵と認識していたようである。
こうした情報収集並びに処理能力から啓介には「四六時中、パソコンに座っている走り屋は兄貴くらいなもん」と言われており、「プロジェクトD」のサイト製作も涼介が行っている。プロジェクトDでは自ら走ることはほとんどせず[9]、拓海と啓介の走りの育成・向上・助言に専念しているものの、拓海と啓介はプロジェクトDに入ってからも、涼介の実力にはまだまだ遠く及ばないと発言している。
35巻で過去の因縁から「近いうちにやり合うことになるかもしれないのでFCを出してくれ」と松本に依頼。その後、さらなる改造を施したFCで箱根ターンパイクに乗り込み、涼介の先輩である死神GT-Rこと北条凛とのバトルを「公道最後のバトル」と位置付けて挑み、これを制した。北条の行為やアクシデントもあり、明確な勝敗がついたとは言い難いバトルであったが、本人はこのバトルを「先輩の前でいい走りができただけでいい」とし、その勝敗にはこだわっていない。
連載初期は、言葉遣いが周囲の人物と同じように少々荒い一面があり、アニメFirst Stageでは、原作に存在しない喫煙シーンが追加されている。
アニメ版では原作のナレーションにあたる役割も担い、ドラテク、チューニング、対戦相手の特徴や癖、車の説明や解説する量が大幅に増えている。これに担当声優の子安武人は「日常のセリフがもっと欲しかった」と語っている。

性格[編集]

普段は冷静沈着であり感情の変化が少なく、喜怒哀楽の激しい弟の高橋啓介とは対照的である。しかし、秋名スピードスターズを「カス揃いだ」と言っているなど言葉遣いが少々荒い。また中里に「下りならどうあがいても、あのハチロクにはかないっこないぜ」と言っていたり、新劇場版では実力差が歴然としている秋名スピードスターズが交流戦を引き受けた際に鼻で笑うという挑発的な態度をとることがある。 そんな涼介だが藤原拓海・中里毅戦で2人の後ろを追跡する際に「シンデレラ城のミステリーツアー出発‼︎」と啓介に言っていたり、拓海へバトルを申し込むためにバイト先のガソリンスタンドに薔薇の花束を贈るなどのお茶目な一面がある。

原作ではFCの仕様がよく変更されており、ステッカーの位置やマフラー、ホイールは登場するたびに変わっているため[10]改造マニアの気質がある。

対戦成績[編集]

原作では[11]秋名で行われた藤原拓海戦、赤城での須藤京一戦、箱根ターンパイクでの北条凛戦が描かれる。3戦中2勝と拓海戦以外では勝利している[12]

藤原拓海戦では、得意の後追いで拓海の走りをコピーしドリフトや溝走り[13]を多用し追い詰める。コース中盤の5連ヘアピンで拓海は涼介による完璧な走りによるプレッシャー、慣れない先行ポジションで精神的に追い詰められオーバースピードでコーナーに突っ込みアンダーを出す。その隙をつき追い抜くが、前半での拓海の走りのコピーが想像以上にフロントタイヤへ負担をかけており、落ち着きを取り戻した拓海に徐々に距離を縮められてしまう[14]。3車線あるラインの自由度が高い最終コーナーでインサイドを空けずコーナーに侵入するものの、スピードが乗りすぎていたことやタイヤの熱ダレによってアウトに膨らみ拓海のハチロクにインをつかれ敗北する。

須藤京一戦では第1コーナーで先行のポジションを譲られる。伸びた茂みに埋まったガードレールのギリギリを通すキレた走りでギャラリーを驚愕させ、ジムカーナで鍛えた京一に綺麗にレコードラインに乗せていく、並みの走り屋とは違うと絶賛される程の走りを披露する。だがコース中盤のストレートで京一にカウンターアタックを決められ、先行を許してしまう。エボⅢの戦闘力、京一のテクニックを前にFCをガードレールに擦るほど攻め込む。京一は対向車への恐怖心が克服できておらず[15]、特定の右曲がりに弱点があると読んだ涼介は、タイヤを温存しコース終盤の右コーナーで大外からFCの車体をエボⅢにかぶせていき、エボⅢをインサイドにはりつけてラインの自由度を奪い、京一の前に出て逆転勝利する。

劇場版Third Stageでは藤原拓海と赤城でバトルをしている。周囲との目的意識の差や走り屋としての経験不足から、プロジェクトD参加に迷っていた拓海はチームに参加するかどうかを決めるため、涼介の地元である赤城でバトルを申し込む。 涼介が先行、拓海が後追いでバトルは開始する。両者はツインドリフトやハイスピードドリフトでギャラリーを圧倒する。涼介は以前との拓海とは比べものにならないほど進化していると実感する。さらに拓海との走りで完成しているつもりの自分の走りにまた新たな物が見えてくると語っている。

勝敗は描かれていないが、おそらく涼介が逃げ切り勝利したものと思われる。[16]

涼介の最後のバトルである北条凛戦では、凛を相手に先行のポジションでバトルを開始する。序盤ではブランクがあるうえにリニューアルしたFCに対応できておらず、コーナーの進入に迷いがあった。それを見抜いた凛の32Rにターンイン直後にプッシュされるが、余裕のある操作でうまく対処する。この直後に新生FCを完全にコントロールしている。これにより次のコーナーで凛の32Rが本気で当てにいったが、FCの突っ込みが速すぎるために凛はこの攻撃を外している。初めて走る超高速ステージで特殊なコースであるターンパイクを奇跡的なハイペースで駆け抜ける。この走りを見て、凛の狼藉を見かね凛を捕捉するためにこのバトルに乱入したゼロの池田は、天才の感覚とクレバーな頭脳が両立した芸術的なロータリー使いと評している。だが推定650馬力の凛の32Rにストレートで詰められ、アテーサE-TSの特性を利用したアクセルオンでのサイドプレスをくらうが、路肩の斜面をバンクがわりにかけあがるという藤原拓海顔負けの芸当を披露する。しかし次はかけあがる土手のないコーナーでサイドプレスをくらう。だが一度サイドプレスを受けた涼介はこの攻撃を見切り、立ち上がりを犠牲に進入スピードをあげてぶつかる瞬間にGを逃して衝撃を吸収している。その後も果たし合いのような殺伐としたドッグファイトを繰り返す。コース終盤で凛の32Rのブレーキトラブルを察した涼介はFCのブレーキで32Rを止めようとするが、2台の軸がズレて制動力を立ち上げられずスピードが落ちていなかったが、乱入していた池田が涼介に協力しFCとZ33の2台で32Rを料金所の手前で停めている。

脚注[編集]

  1. ^ ∞(アンフィニ)グレードはリアシート部分がストレージボックスに変更されている2シーターモデルであるが、なぜか原作やアニメ版ではリアシートが描かれている。
  2. ^ ∞(アンフィニ)Ⅲのクリスタルホワイトは89年の第1回販売時にのみ販売された超希少な個体であり、流通量は50台程度とされる。
  3. ^ 原作初期ではRE雨宮製の描写もある。
  4. ^ アニメ版及び新劇場版では最初からこの形態である。
  5. ^ ゲーム「ARCADE STAGE」シリーズではRE雨宮製FULL COWL SPLとなっているが、原作では、FULL COEL SPLバンパーにERC製ノーズスポイラーを組み合わせたエアロとなる。
  6. ^ ゲーム「ARCADE STAGE Zero」では「群馬」表記となっている。
  7. ^ アニメ版では350馬力。
  8. ^ 涼介は260馬力と言っている。
  9. ^ Third stageでは、プロジェクトDの発足直前に拓海からの申し出を受けて赤城山を共に走る場面がある。また、対舘智幸戦では拓海にレコードラインを見せるため拓海を隣に乗せて愛車FCで走る場面がある。
  10. ^ 頭文字Dに登場する主要人物の搭乗車のなかで一番変化が多い。
  11. ^ 劇場版Third Stageでは拓海と赤城でバトルをしている。勝敗は不明だが、おそらく涼介が勝利したものと思われる。
  12. ^ 北条凛戦は速さを競うバトルとは言い難いが、ゴールを先に通過していたため勝利にカウントする。
  13. ^ アニメ版では溝走りを披露していない。
  14. ^ アニメ版では原作で岩城清二戦で披露した立ち上がり重視の溝走りにより距離を縮められる。
  15. ^ 京一の地元である日光いろは坂は一方通行であるため、対向車が来ない。
  16. ^ 高橋啓介はこのバトルに勝ち負けは関係ない。本気の走りができる2人が羨ましいと語っている。