箱根ターンパイク

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箱根ターンパイク株式会社
Hakone Turnpike Limited.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 HTPL
本社所在地 日本の旗 日本
神奈川県小田原市早川2-22-1
設立 1955年2月16日
業種 サービス業
事業内容 自動車道・関連施設の管理・運営等
代表者 代表取締役社長:鳥本康弘
資本金 3700万円
主要株主 合同会社NEXCO中日本インベストメント
外部リンク http://www.htpl.co.jp/
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箱根ターンパイク(はこねターンパイク)は、神奈川県小田原市から足柄下郡箱根町を経由し、[要検証]] ノート]同県足柄下郡湯河原町に至る、延長15.782kmの観光有料道路一般自動車道)で、箱根ターンパイク株式会社 (HTPL) が保有・運営する私道である。なおターンパイク (turnpike) とは、有料(高速)道路、トールロードを意味する。交通情報などでは単に「ターンパイク」と称されることが多い[1]。なお、本道路は道路交通法による一部車両通行規制が行われており、125cc以下の二輪車(原付一種および原付二種)やミニカーは通行禁止である。ただし「大観山スカイラウンジ」(ドライブイン大観山)には大観山出入口より出入可能。

概要[編集]

箱根ターンパイク(箱根小田原本線)料金所手前にある最終の緊急待避所(地図)。

箱根小田原本線(13.782km)と箱根伊豆連絡線(1.7km)の2路線からなる。カーブの最小半径は100mと穏やかで、勾配も比較的緩やかであるが、下りの場合はエンジンブレーキ回生ブレーキを使用しないとブレーキが利かなくなるおそれがある。そのため、エンジンブレーキの使用を促す注意書きと、緊急時に衝突して停止するための砂山(緊急避難所)がある。

箱根小田原本線の終点付近には、施設「大観山スカイラウンジ」(ドライブイン大観山)があり、ここからは芦ノ湖富士山を見渡せる。

2002年平成14年)の時点の報告では、1日平均通行台数3,196台、営業収支率は98.8%であり、支出収入をわずかに上回る、いわゆる赤字事業路線である。

通行料金[編集]

2014年平成26年)4月1日現在

  • 普通車の通行料金
    • 箱根小田原本線区間 720円
    • 箱根伊豆連絡線区間 150円

全線では870円となる(1km単価55.1円)。両区間は独立しているので、料金は別々に支払う必要がある。

  • 自動二輪の通行料金
    • 箱根小田原本線区間 520円
    • 箱根伊豆連絡線区間 110円

なお、料金所付近ではUターンができない。また、2007年(平成19年)3月から次世代型料金収受システム(IBAサービス)を導入している(サービスの利用には多機能型ETC車載器と事前の会員登録が必要)。

営業時間[編集]

かつては箱根小田原本線と箱根伊豆連絡線とで営業時間が異なっていたが、現在は全線一律で5:30~22:30 (最終入場時間 22:00)の営業となっており、営業時間外の夜間は全線が完全に封鎖され通行できない。

運営主体[編集]

もともと東急グループの開発計画に伴って建設されたものであり、長年、東急グループの東急ターンパイク(現・TTP株式会社[2])が保有・運営していた。しかし、赤字が続いたこともあり、2004年(平成16年)3月にオーストラリア投資会社マッコーリー銀行グループが主体となるインフラストラクチャー・ファンドが設立した箱根ターンパイク株式会社に11億5700万円で営業譲渡され、運営が移管される。2014年4月25日に中日本高速道路の関連会社へ売却された。

マッコーリー等の買収は、年金基金など内外の長期資産運用を考えている投資家から資金を募り、箱根ターンパイクからの通行料収入や直営ドライブインからの収益を分配する目的がある。インフラとして既に完成しているため、新たに建設することに比べ、すぐに収益を分配できる利点がある。

諸外国ではこのようなインフラ(有料道路だけでなく、鉄道・発電所・港湾施設など多岐に渡る)を買収し、ファンドとして組成し資産運用に供する例が多くなっているが[要出典]日本では初の事例である。[要出典]

箱根新道との競争[編集]

2014年に行われたイベント

カーブ、勾配とも比較的緩やかで快適なドライブを提供する民間道路であるが、箱根新道国道1号バイパス、延長13.8km、無料)が、ほぼ同じ起終点(芦ノ湖付近⇔箱根湯本早川付近)で並走しているため、費用対到達時間効果では箱根ターンパイク側には分がなく、競争にならない。

そこで、箱根ターンパイク側は快適さを重視する観光客へのアピールと、箱根新道および新道までの取付道路、更には真鶴道路が混雑しているときの「更なる迂回路」(バイパスのバイパス機能)としての価値で勝負している。実際に、レジャーシーズンの休日等は、前述2道路は慢性的な交通飽和で速達性の確保を提供できない状態が多々発生する。そこで、主に金曜日や土曜日、休日前日の下り(箱根山登り)と日曜日、祝日の上り(山下り)の利用客獲得のため、電光掲示看板サインや、手製ミニ標識で誘導するなど、自社路線への誘導活動を展開している。

また、テレビ・雑誌など各種メディアが撮影などでコースを占有・利用できる取り組みや、乗用車やオートバイのオーナークラブ向けに「オフ会の開催」場所としてのアピールにも取り組んでいる。

沿革[編集]

  • 1954年昭和29年)3月5日 - 東京急行電鉄道路運送法に基づき、渋谷江ノ島間の一般自動車道(有料道路)「東急ターンパイク」を免許申請。
  • 1955年(昭和30年)2月16日 - 吉浜開発株式会社設立。
  • 1955年(昭和30年)8月23日 - 東急電鉄が小田原〜箱根間の一般自動車道(有料道路)「箱根ターンパイク」を免許申請。
  • 1957年(昭和32年)8月26日 - 東急電鉄が藤沢〜小田原間の一般自動車道(有料道路)「湘南ターンパイク」を免許申請。
  • 1957年(昭和32年)11月5日 - 吉浜開発株式会社が東急グループの傘下に入る。
  • 1960年(昭和35年)5月12日 - 「箱根ターンパイク」の事業免許を取得。「東急ターンパイク」は第三京浜道路と、「湘南ターンパイク」は西湘バイパスと競合したため、認可されなかった。
  • 1961年(昭和36年)5月10日 - 工事施行認可申請。
  • 1961年(昭和36年)10月19日 - 工事施行認可。
  • 1962年(昭和37年)10月19日 - 起工式挙行。
  • 1963年(昭和38年)5月10日 - 吉浜開発株式会社が箱根ターンパイク株式会社に商号変更。東急電鉄から箱根ターンパイクの建設を引き継ぐ。
  • 1965年(昭和40年)7月23日 - 大観山線が開通。
  • 1966年(昭和41年)12月1日 - 箱根ターンパイク株式会社が東急ターンパイク株式会社に商号変更。
  • 1967年(昭和42年)10月1日 - 十国線開通。
  • 1972年(昭和47年)3月31日 - 東急ターンパイク株式会社の経営悪化に伴い、東急電鉄が自動車道と東急ターンパイク株式会社が所有する土地を62億8853万円で買収。
  • 1972年(昭和47年)4月1日 - 東急電鉄が東急ターンパイク株式会社に箱根ターンパイクの営業を委託。
  • 2004年平成16年)3月1日 - 東急電鉄は、経営を箱根ターンパイク株式会社へ約11億円で譲渡。
  • 2004年(平成16年)9月 - 東急ターンパイク株式会社解散。
  • 2005年(平成17年)7月30日 - 東急電鉄からの譲渡後、改装工事をしていたドライブイン大観山にターンパイク・ビューラウンジが新装オープンした。
  • 2007年(平成19年)3月1日 - 東洋ゴム工業株式会社がネーミングライツ(命名権)を取得したことにより、道路名称が「TOYO TIRES ターンパイク」、施設名称が「TOYO TIRES ビューラウンジ」となる[3][4]
  • 2014年(平成26年)4月25日 - NEXCO中日本が子会社を通して全株を取得。100%子会社とした。
  • 2014年(平成26年)8月1日 - マツダ株式会社がネーミングライツ(命名権)を取得したことにより、道路名称が「MAZDA ターンパイク箱根」、施設名称が「MAZDAスカイラウンジ」となる[5]
  • 2014年(平成26年)11月18日 - 株式会社三栄書房が刊行する自動車雑誌「モーターヘッド」第14号の巻頭特集企画「Motorhead Hill Climb Supported by RECARO」として、箱根小田原本線を封鎖・専有のうえで競技用車両数台による登り区間のヒルクライムアタックを行った[6]
  • 2017年(平成29年)8月1日 - 道路名称が「箱根ターンパイク」、施設名称が「大観山スカイラウンジ」となる[7]

出入口など[編集]

箱根小田原本線[編集]

御所ノ入り駐車場付近
御所ノ入り駐車場付近
4月ごろの湘南ビュー展望台付近
4月ごろの湘南ビュー展望台付近
  • ターンパイク西湘分岐線分岐(西湘バイパス小田原線)
    小田原厚木道路箱根新道・箱根口出入口方面からは流入不可。
  • ターンパイク早川出入口(小田原市街、小田原厚木道路方面)
  • 早川料金所
  • 御所の入駐車場
  • 見晴台駐車場
  • 鍋割駐車場
  • 白銀駐車場
  • ドライブイン大観山(地図
    この施設のみ大観山出入口から本線を通行できない車両での進入が可能。
    この建物もネーミングライツ導入により「TOYO TIRES ビューラウンジ」→「MAZDAスカイラウンジ」と改められたが、現在は「大観山スカイラウンジ」である。
  • 大観山出入口(神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線・湯河原方面)

箱根伊豆連絡線[編集]

大観山・富士見峠間は、神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線となる。

湯河原パークウェイ出入口に隣接している。

脚注[編集]

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  1. ^ 日本道路交通情報センターが交通情報でこの路線に言及する場合、放送法第83条の規定(日本放送協会(NHK)における広告放送禁止規定)から、これまでの路線名に近い「箱根ターンパイク」という表現を用いなければならない。これはNHK以外の民放局でも適用される。
  2. ^ http://www.tokyu-reit.co.jp/material/pdf/kaiji/2012/2012.03.28_01_J.pdf (PDF)
  3. ^ 日本初 道路のネーミングライツ(命名権) 「箱根ターンパイク」のネーミングライツで合意 2007年3月1日に「TOYO TIRES ターンパイク」が誕生”. 東洋ゴム工業株式会社 (2007年2月20日). 2013年4月9日閲覧。
  4. ^ “東洋ゴム工業、箱根ターンパイクの命名権を取得”. nikkei BPnet. (2007年2月23日). http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q1/526384/ 2013年4月9日閲覧。 
  5. ^ NEWS FROM MAZDA マツダ、箱根ターンパイクのネーミングライツを取得2014年7月22日
  6. ^ MH Hillclimb In HAKONE!!!2014年12月25日
  7. ^ 道路名称ならびに施設名称 変更のご案内2017年8月1日

関連項目[編集]

  • カーグラフィックTV - 自動車の試乗・取材に使用される。
  • SS - 架空の設定で、登場人物達が箱根ターンパイクで公道レースを行う場面が描かれている。
  • 頭文字D Fifth Stage - 同じく架空の設定で、登場人物が箱根ターンパイクでバトルを行う話がある
  • 弱虫ペダル - 読みきりにて真波山岳と小野田坂道が勝負をする話がある。
  • サーキットの狼 - 同じく架空の設定で、登場人物達が行う「公道グランプリ」の会場の一部となっている。
  • クシタニ - バイク用品のクシタニが大観山ビューラウンジにバイカーズカフェを開業している。
  • TOYO TIRES - D1GPに参戦しているGT-Rのドリフト撮影に使われた。
  • 関東地方の道路一覧

外部リンク[編集]