群馬大学

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群馬大学
荒牧キャンパス正門ロータリー
荒牧キャンパス正門ロータリー
大学設置 1949年
創立 1873年
学校種別 国立
設置者 国立大学法人群馬大学
本部所在地 群馬県前橋市荒牧町4-2
キャンパス 荒牧(群馬県前橋市)
昭和(群馬県前橋市)
桐生(群馬県桐生市)
太田(群馬県太田市)
学部 教育学部
社会情報学部
医学部
理工学部
研究科 教育学研究科
社会情報学研究科
医学系研究科
保健学研究科
理工学府
ウェブサイト 群馬大学公式サイト
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群馬大学(ぐんま だいがく、英語: Gunma University)は、群馬県前橋市荒牧町4-2に本部を置く日本国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は群大(ぐんだい)。

概観[編集]

近年の大学評価は以下の通りである。

  • 2015年 国立大学は3タイプに分類され、地域の人材育成や振興に協力する大学と位置づけられた。
  • 2016年5月現在、6483名(学部生5121名、大学院生1362名)の学生が在籍している。
  • 2016年 国立大学運営交付金配分額は116億円(全86大学中26番目)、科学研究費補助金配分額(新規+継続)8.1億円(全大学中40番目)である。
  • 2016年 クアクアレリ・シモンズ社世界大学ランキングによると国内37位(アジア201-210位)である。
  • 2014年-2017年 JSコーポレーション調査において高校生に人気の国立大学14位であった。
  • 2016年 日経BPコンサルティング調査によると北関東地区におけるブランド力は4位に下落した。 
  • 2015年 大学通信調査によると実就職率ランキングは7位(総合大学では福井大学に続き2位)であった。
  • 2015年 産業経済研究所が実施した地域貢献度調査において全国総合4位であった。
  • 2007年 文部科学省調査によると大学立地が地域に及ぼす経済波及効果は597億円と試算された。

キャンパスは前橋市の荒牧地区(教育学部、社会情報学部)と昭和地区(医学部)、桐生市の桐生地区(理工学部)にある。理工学部、医学部の歴史が長く、基礎医学、化学分野で論文発表が多い。実習や実験においては国立大学ならではのST比(教員1人あたりの学生数)で少人数教育を受けることができる。都心から100km圏内で周囲に自然が多く、静かな環境で勉強や研究に没頭できる大学である。2017年の学長の談話では、今後の課題として社会情報学部における数理分野の強化と全学的な食と農業分野の取り組みが挙げられた[1]

沿革[編集]

年表[編集]

徽章・ロゴマーク[編集]

  • 徽章
周囲は群馬県の象徴である名勝赤城、榛名、妙義の上毛三山を浮き彫りさせて大学を囲み、本大学の象徴としている。
  • ロゴマーク
群馬大学の英頭文字「G」をモチーフに緑と青で豊かな自然環境を示し、学生の成長と活躍をイメージして、新しい未来の創造と、社会へ貢献する大学の存在感を表現している。

歴代学長[編集]

代数 氏名 在任期間
初代 西 成甫 昭和24.5.31 ~ 昭和36.6.20
(事務取扱) 相葉 伸 昭和36.6.21 ~ 昭和36.7.13
第2代 長谷川 秀治 昭和36.7.14 ~ 昭和42.7.13
(事務取扱) 柴田 勝博 昭和42.7.14 ~ 昭和42.8.31
第3代 秋月 康夫 昭和42.9.1 ~ 昭和46.8.31
(事務取扱) 町田 周郎 昭和46.9.1 ~ 昭和46.12.15
第4代 石原 恵三 昭和46.12.16 ~ 昭和50.12.15
第5代 畑 敏雄 昭和50.12.16 ~ 昭和56.12.15
第6代 小野 周 昭和56.12.16 ~ 昭和60.12.15
第7代 前川 正 昭和60.12.16 ~ 平成3.12.15
第8代 石川 英一 平成3.12.16 ~ 平成9.12.1
第9代 赤岩 英夫 平成9.12.16 ~ 平成15.12.15
第10代 鈴木 守 平成15.12.16 ~ 平成16.3.31
(国立大学法人群馬大学長) 鈴木 守 平成16.4.1 ~ 平成21.3.31
第11代 高田 邦昭 平成21.4.1 ~ 平成27.3.31
第12代 平塚 浩士 平成27.4.1 ~ 現在

基礎データ[編集]

キャンパス[編集]

  • 荒牧キャンパス(群馬県前橋市荒牧町4丁目2)
  • 昭和キャンパス(群馬県前橋市昭和町3丁目39-22)
  • 桐生キャンパス(群馬県桐生市天神町1丁目5-1)
  • 太田キャンパス(群馬県太田市本町29-1)

研修所[編集]

  • 伊香保研修所(群馬県渋川市伊香保町伊香保字香湯14-1)
  • 草津共同利用研修施設(群馬県吾妻郡草津町草津字白根737)
  • 北軽井沢研修所(群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢字南木山大楢2032-242)

教育および研究[編集]

学部[編集]

教育学部[編集]

  • 学校教育教員養成課程
    • 文化・社会系
      • 国語専攻
      • 社会専攻
      • 英語専攻
    • 自然・情報系
      • 数学専攻
      • 理科専攻
      • 技術専攻
    • 芸術・表現
      • 音楽専攻
      • 美術専攻
    • 生活・健康系
      • 家政専攻
      • 保健体育専攻
    • 教育人間科学系
      • 教育専攻
      • 教育心理専攻
      • 障害児教育専攻

社会情報学部[編集]

  • 2016年入学生以降
    • 社会情報学科
      • 「メディアと文化」ディレクション
      • 「公務と法律」ディレクション
      • 「経済と経営」ディレクション
  • 2016年度に募集停止
    • 情報行動学科
      • 情報メディアコース
      • 情報システムコース
        • 2年後期にコースに所属
    • 情報社会科学科
      • 科目群 - 社会・政治科目群、法律科目群、経済科目群、経営科目群、環境科学科目群

医学部[編集]

  • 医学科
  • 保健学科
    • 看護学専攻
    • 検査技術科学専攻
    • 作業療法学専攻
    • 理学療法学専攻

理工学部[編集]

  • 化学・生物化学科
  • 機械知能システム理工学科
  • 環境創生理工学科
    • 環境エネルギーコース
    • 社会基盤・防災コース
      注:2年進級時にコースを選択
  • 電子情報理工学科
    • 電気電子コース
    • 情報科学コース
      注:2年進級時にコースを選択
  • 総合理工学科

大学院[編集]

教育学研究科[編集]

  • 修士課程
    • 障害児教育専攻
      • 障害児教育専修
    • 教科教育実践専攻
      • 国語教育専修
      • 社会科教育専修
      • 数学教育専修
      • 理科教育専修
      • 音楽教育専修
      • 美術教育専修
      • 保健体育専修
      • 技術教育専修
      • 家政教育専修
      • 英語教育専修
  • 専門職学位課程教職大学院
    • 教職リーダー専攻
      • 児童生徒支援コース
      • 学校運営コース
  • 特別専攻科
    • 特別支援教育特別専攻科(修業年限:1年)
      • 一種免許状取得コース
      • 専修免許状取得コース

社会情報学研究科[編集]

  • 社会情報学専攻(修士課程)
    • 研究領域:経済・経営領域、地域・行政領域、文化・コミュニケーション領域

医学系研究科[編集]

  • 生命医科学専攻(2年制修士課程)
    • 専攻分野:基礎医学系(17分野)、臨床医学系(14分野)、協力・連携講座(15分野)
  • 医科学専攻
    • 系統
      • 高次機能統御系
        • 講座:脳神経病態制御学、脳神経発達統御学、高次細胞機能解析学(協力講座)
      • 代謝機能制御系
        • 講座:器官代謝制御学、器官機能制御学、代謝・内分泌学(協力講座)、生体機能解析学(連携講座)、
      • 臓器病態制御系
        • 講座:病態腫瘍制御学、重粒子線医学(協力講座)、遺伝情報・発現学(協力講座)
      • 環境病態制御系
        • 講座:生体防御機構学、社会環境医療学、生体情報学(協力講座)
    • 特別コース
      • 基礎・臨床融合型研究推進コース
        • トランスレーショナルリサーチコース
      • 重粒子線医工学グローバルリーダー養成プログラム・重粒子線医工連携コース
      • 国際協力型がん臨床指導者養成コース
        • 腫瘍外科学指導者コース
        • 集学的臨床腫瘍学指導者コース
        • 放射線・粒子線腫瘍学指導者コース 
        • がん薬学研究指導者コース
        • がん医療開発学研究指導者コース
      • アジア核医学指導者養成コース
      • 医療開発医科学コース(地域オープンイノベーションR&D人材養成コース)

保健学研究科[編集]

  • 保健学専攻
    • 博士前期課程
      • 基礎保健学ユニット
      • 応用保健学ユニット
      • 地域・国際保健学ユニット
    • 博士後期課程
      • 看護学領域
      • 生体情報検査科学領域
      • リハビリテーション領域

理工学府[編集]

  • 理工学専攻
    • 博士前期課程
      • 物質・生命理工学教育プログラム
      • 知能機械創製理工学教育プログラム
      • 環境創生理工学教育プログラム
      • 電子情報・数理教育プログラム
    • 博士後期課程
      • 物質・生命理工学領域
      • 知能機械創製理工学領域
      • 環境創生理工学領域
        • 日清紡アドバンストカーボン工学講座(寄附講座)
      • 電子情報・数理領域

附属機関[編集]

  • 総合情報メディアセンター
    • 図書部門
      • 中央図書館
      • 理工学図書館
      • 医学図書館
    • 情報基盤部門
  • 大学教育・学生支援機構
    • 教育基盤センター
    • 学生支援センター
    • 学生受入センター
    • 健康支援総合センター
  • 研究・産学連携戦略推進機構
    • 研究戦略室
    • 産学連携・知的財産戦略室
      • 産学連携・共同研究イノベーションセンター
        • 群馬大学TLO
      • 高度人材育成センター
        • インキュベーションセンター
    • 機器分析センター
      • 次世代モビリティ社会実装研究センター
  • 重粒子線医学推進機構
    • 重粒子線医学研究センター
    • 重粒子線医学センター
  • 国際教育・研究センター
  • 未来先端研究機構
  • 多文化共生教育・研究プロジェクト推進室
  • 多職種連携教育研究研修センター
  • テニュアトラック普及推進室
  • 理工学基盤部門
  • 理工学系技術部
  • 学生寮
  • 啓真寮(桐生市天神町三丁目14番45号)
  • 養心寮(前橋市若宮町二丁目14番7号)

学部・大学間連携[編集]

  • グローバルフロンティアリーダー(GFL)育成コース
社会情報学部と教育学部が連携して平成27年度から始まった人材育成プログラム。
  • 医理工GFLコース
平成25年度より医学部と理工学部が連携したコースを実施している。 外国人研究者等との交流の機会を作るなど国際コミュニケーション能力を育成するとともに、早期より先端研究に接する機会を用意する。
  • 医理工連携メディカルイノベーション
医療ニーズに立脚した基礎研究並びにリバーストランスレーショナルな先端医療開発研究を展開し、国際的な医療イノベーションを目指す。
  • 重粒子線医工学グローバルリーダー養成プログラム
  • 「多能工型」研究支援人材育成コンソーシアム
茨城大学・宇都宮大学・群馬大学(共同実施)/埼玉大学(連携)
  • りょうもうアライアンス
群馬大学・前橋工科大学・群馬工業高等専門学校・足利工業大学

各学部の概要[編集]

教育学部[編集]

歴史[編集]

教育学部は、1873年設立の小学校教員伝習所に端を発する群馬師範学校1918年設立の農業講習科に端を発する群馬青年師範学校に由来する。この二つの学校を母体として、1949年に群馬大学学芸学部が発足した。学芸学部は1966年教育学部に改称している。1999年に大学院教育学研究科(修士課程)が設けられ、2008年教職大学院が設置された。卒業生の教員就職率は約75%であり、群馬県の義務教育課程校における占有率は約40%である[2]

特色あるカリキュラム[編集]

一年次から教育現場体験をさせることでモチベーションを向上させている。ただし、三年次で行われる教育実習と異なり、授業の準備や生徒との交流など現職員の仕事を手伝う体験が中心である。 専門科目のうちの教科専門科目は小・中学校で担当する授業内容に関する科目、教科指導法、生徒指導、教育相談に関する科目である。総合的・実践的専門科目は、群馬大学独自の構想された科目である。系・専攻ごとに定められた卒業要件を満たすことで教職免許状を、さらに所定の科目を履修することで、社会教育主事補、学芸員、学校図書館司書教諭の中から1つ資格を取得できる。高等学校教諭(情報・工業)の免許状は自然・情報系の技術専攻で取得できる。

社会情報学部[編集]

歴史[編集]

1993年に新設された学部である。1998年に大学院社会情報学研究科修士課程が設けられた。2006年単一学科制から2学科制となった。2016年に再び1学科に改組した。高度情報社会の課題を発見し、その解決策を科学的な思考と実践的な情報処理やデータの収集・分析によって提案できる人材の養成が目標である。

教育課程の改編のポイント[編集]

  • コア科目やリサーチスキル科目などの設置
  • ディレクション制
入学後に3つのディレクション(公務と法律、メディアと文化、経済と経営)の中から、自ら学修を深めるべき方向性を決めることができる。
  • 課題解決型授業(Project-Based Learningとも呼ばれる)
講義を受けるだけでなく、解決すべき課題に受講者が主体的に取り組む授業形式を取り入れる。
  • 選抜型「データ解析プログラム」
リサーチスキル科目を重点的に学び、ビッグデータの時代にふさわしいデータ解析の力を着実に身につけるプログラムを提供する。

就職先は、金融・保険業、公務員(国家・地方)、流通・小売業、マスコミ・情報・通信業など幅広い分野に及んでいる。また、群馬大学や他大学の大学院に進学する者もいる。2016年の改組により高等学校教諭一種免許状「情報」 が取得出来なくなった。

医学部[編集]

歴史[編集]

1943年設立の前橋医学専門学校を前身とする前橋医科大学に由来する。1949年、群馬大学医学部となり、1955年には大学院医学研究科(博士課程)が設けられた。2001年、医学系研究科に改称し、2003年には博士前期課程・後期課程に改組された。弘前大学東京医科歯科大学信州大学鳥取大学広島大学徳島大学鹿児島大学とともに新八医科大学と呼ばれる。

教育の特徴[編集]

  • 医学科
    • チュートリアル型学習
    少人数(3~6人)グループの自己学習を基本とした問題解決型の学習システムで、1年次の学びのリテラシーと4 年次の臨床シナリオチュートリアルがある。
  • クリニカルクラークシップ
従来の見学型臨床実習では学生が実際の医療を体験する機会が少ない。クリニカルクラークシップでは、学生も医療チームの一員として指導者の監督の下に規定された範囲の医療行為を経験する。
  • 早期体験学習
入学後すぐに附属病院の医療現場で実習しチーム医療の実際を学ぶ。体験を通して医師の役割と責任の自覚を促し、学びのモチベーションを高めることを目的にしている。
  • MD-PhDコース
学部生が基礎医学の研究を始め、大学院を早期に修了できる。
  • 保健学科
  • 学生一人ひとりに対し指導教員(チューター)を設定
指導教員を設定し生活・学業の両面で個別にきめ細やかな指導を行っている。また専攻を越えて教員が学生への相談に対応している。
  • 全人的医療・チーム医療を担える人材を養成するためのカリキュラム編成
平成19年度 文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)に「多専攻学生による模擬体験型チームワーク医療実習」が採択された。

理工学部[編集]

歴史[編集]

1915年設立の桐生高等染織学校の後身である桐生工業専門学校が母体である。高等教育機関としての歴史は学内で最も長く、旧制工業専門学校を前身とする学部としては、旧制大学に昇格した東京工業大学等を除くと広域関東圏で最も古い[3]東日本では米沢工業専門学校秋田鉱山専門学校上田蚕糸専門学校の4校は、殖産興業政策に従い地場産業を発展させることが設置目的であった[4]。1949年に群馬大学工学部が発足した。工学部のキャンパス移転が計画されたが頓挫した。1964年に大学院工学研究科修士課程が、1989年に博士課程が設置された。2002年に発表された埼玉大学と群馬大学の統合計画では、教育学部だけでなく工学部も再編の対象としていたが現在は凍結している[5]。2007年に大学院重点化し、2013年には理工学部に改称した。有機エレクトロルミネッセンス山形大学カーボンナノチューブと繊維の信州大学のような卓越した研究分野を構築する努力が続いており[6]、自動車自動運転に力を入れている。2017年「地域科学技術実証拠点整備事業」に採択され、荒牧キャンパスに自動車自動運転実証施設の設置が決定した[7]。狭隘な桐生キャンパスに課題を抱えており、2007年から太田市にもキャンパスを構えている。なお、理工学部から繊維のカラーが消えたため、桐生市にある群馬県繊維工業試験場は信州大学繊維学部と連携協定を結ぶことになった[8]ミッション再定義によって特に「医理工融合」「低炭素材料・エネルギー」「元素科学」「文理融合防災」を重点的に研究することになった。これまでの実績をふまえ、地方自治体や産業界との様々な連携活動により地域の課題解決や産業振興に貢献する[9]

学科の特徴[編集]

1年次は荒牧キャンパスで教養科目を履修し、2年次に桐生キャンパスに異動し専門科目を履修する。グローバルフロンティアリーダー育成コースという英才教育プログラムを設置しており、選抜されると早期研究室配属や外国人研究者等との交流の機会に恵まれ、結果として飛び級や早期修了する学生が育成される。生物工学建築学を本格的に専攻する学科は存在しない。化学・生物化学科の定員が最大のため、学部全体における女子比率が約20%と工学系としては高い。大学院進学率は約60%であり、成績優秀であれば推薦で進学できるほか、他大学を受験する者もいる[10]

  • 機械知能システム理工学科
    機械4力学(材料力学流体力学熱力学機械力学)を基礎とする典型的な機械工学科である。制御工学製図等も履修する。機械工業は日本の基幹産業であり就職には困らない学科である。現在は、電気自動車や自動車自動運転にも取り組む。富士重工の主力工場が太田市にあるため共同研究等が盛んである。
  • 電子情報理工学科
    2年次に電気電子コースと情報科学コースにわかれる。電気電子コースは弱電系と強電系の専門科目で構成される典型的な電気電子工学科(電電)である。情報科学分野の発展が特に著しいので、どちらのコースを選択しても情報科学の理解は重要であろう。現在は、アナログ集積回路研究に力を入れている。電機産業は衰退しつつあるものの今も日本の基幹産業であるため就職には困らない。
  • 環境創生理工学科
    2年次に環境エネルギーコースと社会基盤・防災コースにわかれる。環境エネルギーコースは化学工学系科目を履修し、社会基盤・防災コースは土木系科目を履修する。環境エネルギーコースは製造業に、社会基盤・防災コースは建設業および自治体に就職する。片田敏孝教授の自然災害のシミュレーションはメディアに取り上げられる。
  • 総合理工学科(フレックス制)
    昼夜開講を実施している唯一の学科であり学際的なカリキュラムを特徴としている。昼間開講が8:40~17:30、夜間開講が16:00~20:40である。

理工学部の教育研究プロジェクト・研究会[編集]

  • ポストドクター支援体制の強化による実践的な人材育成
  • 学生教育・支援体制の強化による就業力育成
  • エレメントイノベーション
  • 創発的地域づくりによる脱温暖化プロジェクト
  • 工学クラブ
  • アナログ集積回路研究会
  • 群馬大学ナノテク研究会
  • G‐ASiST(群馬ケイ素科学技術研究会)
  • ファイブロバイオプロセス研究会
  • カーボン材料創成研究会
  • 群馬大学次世代EV研究会
  • 次世代エコエネルギー研究会
  • NPO法人北関東産官学研究会
  • 一般財団法人群馬大学科学技術振興会

特記事項[編集]

多くの工学部が日本技術者教育認定機構から審査されているように、技術者教育において履修すべき科目は体系化されており履修内容に大学間の差はほとんどない。それゆえ、大学評価は教員の研究によるところが大きい。一般にみられる傾向であるが機械および電電の求人数は特に多い。衰退が著しい桐生市にあるものの、関東内陸工業地域に位置し、今もなお製造業の盛んな地域に立地しているといえる。

桐生キャンパスは4月にアースデイ、7月と9月にオープンキャンパス、10月に学園祭、11月にクラシックカーフィステバルが開催されるなどイベントが多い。特に、クラシックカーフィステバルは年々展示規模が大きくなっている。高等染織学校として創立した経緯から国内最大級の染料コレクション(4312本)を所蔵している。また、国登録有形文化財である桐生高等染織学校講堂(群馬大学同窓会記念会館)は、しばしば映画やテレビドラマの収録に利用される。平成26年4月 花子とアン(NHK)、平成20年12月 BLOODY MONDAY(TBS)、平成20年3月 東京大空襲(日本テレビ)、平成19年4月 ロミオとジュリエット(日本テレビ)、平成18年4月 純情きらり(NHK) [11]

学生生活[編集]

特色[編集]

国立総合大学としてミニマムな学部構成で、秋田大学山梨大学福井大学と似る。実学重視の学風で、教育学部、医学部、理工学部が前身校からの伝統があり高度専門職業人養成という明確な教育目標がある。4つの学部が3つのキャンパスに割れた蛸足大学となっている。入学生の約50%を群馬県出身者が占めており地元占有率が高い。国立大学において地元占有率が50%を超えるのは沖縄県愛知県北海道群馬県だけであり、隣接県が東京に学生を奪われている状況と趣が異なっている。また、県境に近い立地から埼玉県熊谷市栃木県佐野市付近なら乗用車で通学する学生も多い。1人当たりの自動車保有率1位の群馬県は車中心の社会であり、自動車の所有が学生のQOLの大きなカギを握っている。鉄道による都心のアクセスも悪くなく普通列車でも2時間程度である。

キャンパス周辺[編集]

荒牧・昭和キャンパスは敷島公園正田醤油スタジアムと利根川河川敷が近く閑静な住宅地の中に自然と運動施設、公園が混在した環境にある。桐生キャンパスは、織物の町として栄えた面影が残されている。3つのキャンパスとも最寄駅から数km離れた場所に立地しており電車のみでの通学は困難である。太田キャンパスは太田駅から徒歩圏内にある。

課外活動[編集]

学園祭の名称は荒牧キャンパスでは「荒牧祭」、昭和キャンパスでは「医学祭」、桐生キャンパスでは「群桐祭」である。毎年荒牧祭は11~12月頃に(医学祭は隔年の11月上旬)、群桐祭は10月下旬に開催される。(太田キャンパスでも7月頃に開催されている。)各キャンパスごとに学園祭の特徴は異なっているが教授や研究室が企画した出店(出展)が目立ち、学生団体の発表数が少ない状況は共通している。[12]クラブ・サークルでは目立った功績が表れてはいないが過去には2009年度準硬式野球部からのプロ野球選手輩出などの活躍があった。[13]

校歌[編集]

  • 学生歌  「ああ建学の」     詞/梶田 一之  曲/相沢 聡  編曲/塚本 靖彦
  • 応援歌「北関の雄」
  • 学生歌「山脈さやかに」

 学生歌と応援歌は昭和26年から昭和33年頃にかけて制定された。

  • 理工学部歌 「関東八州」     詞/土井 晩翠  曲/弘田竜太郎  編曲/塚本 靖彦

 大正9年(1920年)制定、前身の桐生高等工業学校校歌であり一部歌詞の訂正がされて現在まで受け継がれている。

  • 教育学部創立百周年記念歌「あかつき告げる」

 教育学部創立百周年事業の一環として昭和48年(1973年)に制定された。

大学関係者と組織[編集]

同窓会組織[編集]

国立大学の独立法人化以降に母校を支援する全学同窓会が次々と設立され、その数は2011年の時点で86大学のうち70大学におよぶ[14]。群馬大学の場合、各学部が別キャンパスである弊害か2017年までに全学同窓会は設立されていない。

  • 教育学部同窓会
  • 刀城クラブ(医学部)  
  • 紫水クラブ(医学部保健学科)
  • 群馬大学工業会(理工学部・工学部)

大学関係者一覧[編集]

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

国内・学術交流等協定校
国際・学術交流等協定校
部局間学術交流等協定校

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 次代を見据え人材育成 上毛新聞新春インタビュー[1]
  2. ^ 群馬大学のミッション再定義 教員養成分野[2]
  3. ^ 学制百年史[3]
  4. ^ 近代化産業遺産群続 33[4]
  5. ^ 2002年10月31日 埼玉新聞 教育学部の埼玉集約、11月にも結論 埼大・群大の統合 「教育学部がなくなる群馬大側のキャンパスには理系を軸にした文理融合型の新学部を設置するが、具体的な中身の検討は統合協議会で行うとした。工学部も両大学にあるが、特色化し両方残す。大学院は教育組織と研究組織を分離して研究機能を強化。「COEに常にチャレンジし得る大学でありたい」と話した。
  6. ^ 群馬大学工業会理事長挨拶[5]
  7. ^ 2017年1月7日 上毛新聞 自動運転 初の専用施設 群馬大荒牧キャンパスに [6]
  8. ^ 2015年12月15日 桐生タイムス 大学と地域の風土[7]
  9. ^ 群馬大学のミッション再定義 工学分野[8]
  10. ^ 主な就職先・進学先一覧[9]
  11. ^ 広報室からのお知らせ[10]
  12. ^ 2011年度群馬大学大学教育・学生支援機構報告書[11]教育・学生生活[12]
  13. ^ 神田 直輝(群馬大教育学部) - ドラフト・レポート - FC2[13]
  14. ^ 広島大学高等教育研究センター 大学論集 41:319-336 (2012) 国立大学における「卒業生サービス」の現状と課題[14]
  15. ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度25分49秒 東経139度02分42秒 / 北緯36.43028度 東経139.04500度 / 36.43028; 139.04500