南開大学
![]() 南開大学の主楼 | |
モットー | 允公允能,日新月異 |
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種別 | 国立 |
設立年 | 1919年10月17日 |
学長 | 龔克 |
党委書記 | 魏大鵬 |
教員数 | 2,022人(専職、2016年12月) |
所在地 |
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キャンパス | 都市型 |
スクールカラー | 青蓮紫 |
中華人民共和国教育部 | |
公式サイト |
www |
南開大学(なんかいだいがく、簡体字:南开大学、ピンイン:Nánkāi Dàxué、英名:Nankai University)は、中華人民共和国天津市南開区(大学名は区の名由来)に所在する中華人民共和国の大学である。1904年に創立された。副部級大学の一つとして、大学の略称は「南開」(ナンカイ)または「南大」(ナンダァ)。大学は国家重点実験室も持っている。985工程、211工程、双一流の成員校として、国家重点大学である。
概観[編集]
国家重点大学のひとつであり、多くの出身者が活躍していることから、「学府北辰」と謳われる。 前身は厳修と張伯苓が創設した南開学校で、中国において、最も早い私立大学として創立された。第二次世界大戦後に国立大学に改組。 22の学科、73の専攻、18の専門研究機関があり、34か国200以上の大学と提携しており、世界中から留学生を受け入れている。
沿革[編集]
私立時期(1904年-1937年)[編集]
- 1904年 - 天津敬業学堂を設立。
- 1906年 - 天津南開学堂に改称。
- 1912年 - 天津南開中学に改称(日本の旧制中学校にあたる)。
- 1915年 - 大学部を設立。
- 1919年 - 私立南開大学を設立(文、商、理学部がある)。
- 1929年 - 医学短期部を設立。
長沙臨時大学、国立西南連合大学時期(1937年-1945年)[編集]
- 1937年 日中戦争が勃発し、7月には日本軍の空爆により校舎や図書館が焼失する。戦局の悪化により、8月に北京大学・清華大学とともに長沙に移転し長沙臨時大学を構成する。
- 1938年 4月には昆明に再移転し、国立西南連合大学と改称する。翌年には南開大学経済研究所と南開中学校・高校は重慶に移転した。その前に四川省で重慶南開中学・高校と自貢蜀光中学・高校を創立している。
国立大学時期(1946年- )[編集]
- 1946年 - 天津に戻り、国立南開大学となる。
- 1950年 - 国立大学として、南開大学に改称。
- 1952年 - 院系調整のため工学部キャンパスを移設し、天津大学が設立された。
- 1958年 - 財経学部が独立して、天津財経学院となる。
- 1993年 - 医学部を設立。中国における総合大学として、初の医学部をもつことになる。
- 1995年 - 天津対外貿易学院を合併。
- 2009年 - 深圳金融工程学院を閉鎖。
- 2015年 - 津南キャンパスを開設。
学部・学系・付置研究所等[編集]
学院・学系[編集]
- 文学院
- 歴史学院
- 哲学系
- 外国語学院
- 漢語言文化学院
- 法学院
- 政府管理学院
- マルクス主義学院
- 経済学院
- 金融学院
- 商学院
- 数学学院
- 物理科学学院
- 化学学院
- 生命科学学院
- 薬学院
- 医学院
- ソフトウェア学院
- 情報科学技術学院
- 環境科学工程学院
研究所[編集]
- 数学研究所
- 日本研究所
- タイタ応用物理学院
- タイタ生物技術学院
- 高等教育研究所
- 元素有機化学研究所
- 農薬工程センター
- 光学研究所
付属学校[編集]
- 南開大学付属幼稚園
- 南開大学付属小学校
- 南開大学付属中学・高校
付属病院[編集]
- 南開大学付属口腔病院
校歌[編集]
曲譜はthe Chrismas treeに由来する。同楽譜はアメリカ・コーネル大学の学歌にも使用されている。
渤海之濱 白河之津 巍巍我南開精神 汲汲駸駸 月異日新 發煌我前途無垠 美哉 大仁 智勇 真純 以鑄以陶 文質彬彬 渤海之濱 白河之津 巍巍我南開精神
校訓[編集]
允公允能 日新月異
八里台キャンパス周辺[編集]
付近には天津大学、天津師範大学、天津医科大学などがあり、周辺は学生向けの店舗が集まる学生街となっている。大学の南には天津タワー(天塔)と水上公園(天津動物園)が広がり、周恩来とその妻鄧穎超が出会った場所であることを記念し周恩来・鄧穎超記念館がある。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
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大学関係者一覧[編集]
歴代総長[編集]
- 張伯苓 1919年-1948年 (北洋水師学堂卒業、コロンビア大学名誉博士)
- 何廉 1948年-1957年(代理) (南開大学卒業、イェール大学経済学博士)
- 楊石先 1957年-1969年、1979年-1981年(南開大学卒業、イェール大学哲学博士PH.D)
- 臧伯平 1978年(文部副大臣)
- 滕維藻 1981年-1986年 (浙江大学卒業、南開大学経済学修士)
- 母国光 1986年1月-1995年8月(南開大学卒業、理学博士)
- 侯自新 1995年8月-2006年5月(南開大学卒業、理学博士)
- 饒子和 2006年5月-(中国科学技術大学卒業、ケンブリッジ大学で博士号取得)
著名な教職員[編集]
著名な出身者[編集]
系列学校[編集]
- 南開小学校(現在はなし)
- 南開中学(1904年に私立校として設立、1950年より天津市立校)
- 南開女子中学校(1923年設立、1952年市立第七女子中学に改称。後に文化大革命期東方紅中学に改称、1980年代より天津市第二南開中学)
- 重慶南開中学(1931年設立、初名重慶南渝中学、1937年より重慶私立南開中学、現在は重慶市立)
- 自貢蜀光中学(1931年設立、現在は四川省立)
大学付属企業[編集]
数百の大学付属企業があり、2社が上海証券取引所に上場している。
日本との関係[編集]
提携および協定を結ぶ日本の大学