コンテンツにスキップ

新潟大学脳研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新潟大学脳研究所
正式名称 新潟大学脳研究所
英語名称 Brain Research Institute, Niigata University
組織形態 附置研究所
共同利用・共同研究拠点
所在地 日本の旗 日本
951-8585
新潟県新潟市中央区旭町通1-757
所長 那波宏之
活動領域 脳研究
設立年月日 1967年
前身 医学部附属脳外科研究施設
上位組織 新潟大学
ウェブサイト 新潟大学脳研究所
テンプレートを表示

新潟大学脳研究所(にいがただいがくのうけんきゅうじょ)は、新潟大学に設置されている研究所共同利用・共同研究拠点)である。

国立大学附置研究所では唯一、脳を研究対象にした施設である。基礎研究のみならず、神経病理、神経内科、脳神経外科の臨床分野も有する特色的な研究所である。3基幹部門(8講座)と、2附属センター(統合脳機能研究センター・生命科学リソース研究センター)からなる。神経内科学分野と脳神経外科学分野は、新潟大学医歯学総合病院に診療科を開設している。初代所長は中田瑞穂教授。

沿革

[編集]
  • 1957年昭和32年) - 医学部附属脳外科研究施設が設置された。
  • 1967年(昭和42年) - 医学部附属脳外科研究施設が脳研究所に昇格した。
  • 2007年平成19年) - 脳研究所創立50周年記念祝賀会を挙行した。

組織

[編集]

基礎神経科学部門

[編集]
  • 分子神経生物学分野
  • 細胞神経生物学分野
  • システム脳生理学分野

病態神経科学部門

[編集]
  • 病理学分野
  • デジタル病理学分野
  • 分子病態学(客員)分野

臨床神経科学部門

[編集]
  • 脳神経外科学分野
  • 神経内科学分野

統合脳機能研究センター

[編集]

生命科学リソース研究センター

[編集]
  • バイオリソース研究部門
  • 脳科学リソース研究部門

診療活動

[編集]

神経内科学分野と脳神経外科学分野は、新潟大学医歯学総合病院に診療科を開設している。

病理学分野は神経病理診断を行っている。

大学院教育

[編集]

新潟大学脳研究所は、新潟大学医学部医学科、歯学部と共に新潟大学大学院医歯学総合研究科を構成し、修士課程・博士課程の学生を積極的に受け入れている。

夏期セミナー

[編集]

新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム

[編集]

共同利用・共同研究拠点事業として、国際シンポジウムを平成22年度から毎年開催している。第10回までは脳研究所内で開催されていたが、2021年2月19日開催の第11回からはZoomによるオンライン開催となっている。2024年3月24日に開催された第14回は4年ぶりに現地のみの開催となった。

過去のシンポジウムのテーマ

[編集]
  • 第11回: From single cell to systems neuroscience
  • 第12回: The Old and New Crossroads of Microorganisms and Neurodegeneration
  • 第13回: State-of-the-Art of Brain Pathological PET Imaging and Future Prospects[1]
  • 第14回: ALS/FTD: in-depth understanding and up-to-date

在籍する研究者

[編集]

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]