南洋理工大学

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座標: 北緯55度56分50.6秒 西経3度11分13.9秒 / 北緯55.947389度 西経3.187194度 / 55.947389; -3.187194

南洋理工大学
Nanyang Technological University
NTU Administration Building.JPG
Administrative Building
学校種別 国立
設立年 1991年
基金 S$830 million
理事長 President Tony Tan
学長 Prof Bertil Andersson
学生数 33,500人
学部生数 23,500人
大学院生数 10,000人
所在地 Nanyang Avenue, Singapore
スクールカラー      University Red
     School Blue
所属 WA, ABET, ASAIHL, AUN, ACU, DAAD
ウェブサイト http://www.ntu.edu.sg/
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南洋理工大学(ナンヤンりこうだいがく(ナンヤン工科大学とも呼ばれる)、英語:Nanyang Technological University、略記:NTU)は、1991年に設置されたシンガポールにある国立大学の一つである。シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧をなす名門大学とされる。

概要[編集]

NTUは毎年トップスクールにランク付けされており、QS世界大学ランキング[1]において、2018年は総合11位であり、イェール大学(16位)、プリンストン大(13位)など欧米の最上位校を凌ぐ超エリート校である(ちなみに、2018年の東京大学のランキングは28位)[2]。2017年に、それまで国内トップであったシンガポール国立大学(NUS、15位)を抜きアジア一位となった。NTUは同ランキングのトップ50校のなかで最も早く順位を上昇させている大学であり、創立50年以内の大学(Under 50)のなかでは世界1位にランクされている[3]

シンガポールの南西側に位置し、200ヘクタールの敷地(シンガポール最大かつ工科系大学として世界最大級:参考: 北海道大学の敷地面積は177ヘクタール)の中で、23,500人以上の学部生と10,000人の院生が教育を受けている。大学はエンジニアリング、サイエンス、ヒューマニティ、アート&ソーシャルサイエンス、メディカルの4つの「カレッジ」から構成され、各「カレッジ」の下に日本での学部に相当する「スクール」が属している。

歴史[編集]

もともと南洋理工大学は、1955年開校の南洋大学英語版中国語版で、華語教育機関として無数の華人の寄付で設立され、文学部・商学部・理学部から成っていた。

南洋大学は、発足当初から植民地政府に反政府活動・共産主義活動の拠点と見なされ、正式な高等教育機関としての認定を受けることができなかった。後の人民行動党政府からは、野党である社会主義戦線の候補者に南洋大学の教員や卒業生が名を連ねたことから目をつけられ、1963年と64年には学生が何十人も逮捕された。副学長が交替させられたり、自治会が解散させられたりという政治的弾圧も続いた。こうしたことと引き換えにようやく正式な大学として認可されたのは、1968年のことだった。

シンガポールは欧米諸国の企業を積極的に誘致する政策を採ったが、結果的に英語社会化が強まり、南洋大学卒業生はシンガポール大学卒業生に比べ就職が難しく、就職できても給与が安いという状態になり、南洋大学の社会的評価が低下した。

華語教育機関の存在理由が薄らぎ、すでに1965年からは政府の圧力で授業の半分が英語で行われていたが、1975年には中国語学科を除いて授業は全て英語で行われることになった。1980年にはシンガポール大学と合併して「シンガポール国立大学」となることが政府により決定された(実質的な吸収)。南洋大学は南洋理工学院(NTI)に改組された。

1991年、南洋理工学院が国立教育研究所(NIE、1950年設立、教員養成大学)を吸収する形で南洋理工大学が設立され、現在に至っている。

Nanyang Business School[編集]

NTUが持つビジネススクールである。学士課程では、商学(Bachelor of Business)と会計学(Bachelor of Accountancy)をはじめ、様々なダブルディグリー(Business and Computingなど)も提供している。修士課程では、経営学(MBA)、金融工学(MSc Financial Engineering)、マーケティング(MSc Marketing)に加えダブルディグリーも提供されている。それぞれのコースに対し、博士課程も設置されている。
ナンヤンビジネススクールのMBAプログラムである、Nanyang MBAは世界的に高い評価を受けており、Financial Times Global MBA Ranking[4]においては、2009年の24位を筆頭に世界で上位に位置付けられている。2017年は24位であり、シンガポールの大学が運営するMBAプログラムとして最高位となっている[5]。また、同ビジネススクールの教員である、Vijay Sethi教授は2013年3月14日にEconomist Intelligence Unitが主催するBusiness Professor of the Year Award[6]を受賞し、世界一優れた授業を行う教授として認められた。
2006年8月にスタートしたNTUと早稲田大学のダブルディグリープログラムである。2007年7月に第一期生が修了し、現在まで毎年10名程の学生が本プログラムを履修している。約1年間で両校からMBAの学位を得られるよう設計されており、学費もNanyang MBAとほぼ同額であることから、とても効率の良いプログラムとなっている。2014年現在は、7月~2月をシンガポールでNanyang MBAの学生と共に過ごし、4月~8月は東京で早稲田ビジネススクールの学生と過ごす。授業は全て英語で行われるため、入学には、TOEFL及びGMATのスコアが必要となる。両校の学生とのネットワークが得られる他、早稲田ビジネススクール教授陣とのつながりなど、海外の学生はもちろんのこと日本人学生にとっても有益なプログラムと位置づけている。
Nanyang Business School
MBA Lounge
MBA Lounge Coffee Machines
Class Room NBS

College of Engineering[編集]

College of Science[編集]

College of Humanities, Arts, & Social Sciences[編集]

School of Art, Design & Media (ADM)

Lee Kong Chian School of Medicine[編集]

Autonomous Entities[編集]

Other Facilities[編集]

ノーススパイン

NTUには11の食堂と3つのカフェがあり、様々な食事を安価に提供している。

大手チェーン店としては、マクドナルド、サブウェイ、スターバックスなどがあり、この他にも寿司店、セブンイレブン、スーパーマーケットも店を構えている。学生生活をおくるにはとても便利な環境である。

アクセス[編集]

MRTのBoon Lay駅またはPioneer駅より、学内を通る路線バスが運行されている。Pioneer駅からは無料のシャトルバスも運行されている。

References[編集]

関連項目[編集]

  • 衣若芬 - 中文系副教授
  • ASPIREリーグ - 2009年7月に設立に合意したアジアの有力な研究大学で構成されるコンソーシアム

外部リンク[編集]