群馬大学医学部附属病院

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Japanese Map symbol (Hospital) w.svg 群馬大学医学部附属病院
病院外観
情報
英語名称 Gunma University Hospital
前身 前橋厚生病院[1]

前橋医学専門学校附属医院[1]

前橋医科大学附属病院[2]
許可病床数

723床
一般病床:674床
精神病床:40床


結核病床:9床
機能評価 一般500床以上:Ver5.0
開設者 国立大学法人群馬大学
管理者 野島美久(病院長)
開設年月日 1944年(昭和19年)3月28日[1]
所在地
371-8511[3]
群馬県前橋市昭和町三丁目39番15号[3]
位置 北緯36度24分28秒 東経139度3分48秒 / 北緯36.40778度 東経139.06333度 / 36.40778; 139.06333
二次医療圏 前橋
PJ 医療機関
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群馬大学医学部附属病院(ぐんまだいがくいがくぶふぞくびょういん)は、群馬県前橋市にある群馬大学の附属病院大学病院)。

沿革[編集]

診療科[編集]

  • 内科診療センター
    • 循環器内科
    • 呼吸器・アレルギー内科
    • 消化器・肝臓内科
    • 内分泌闘病内科
    • 腎臓・リウマチ内科
    • 血液内科
    • 脳神経内科
  • 外科診療センター
    • 消化管外科
    • 肝胆膵外科
    • 呼吸器外科
    • 循環器外科
    • 乳腺・内分泌外科
    • 小児外科
  • 外科系
    • 泌尿器科
    • 歯科口腔・顎顔面外科
    • 形成外科
  • 感覚器・運動機能系
    • 整形外科
    • 皮膚科
    • 眼科
    • 耳鼻咽喉科
  • 脳神経・精神・麻酔系
    • 精神科神経科
    • 麻酔蘇生科
    • 脳神経外科
  • 小児・女性系
    • 小児科
    • 産婦人科
  • 放射線系
    • 放射線科
    • 核医学科


  • 救急救命センター
  • 総合診療部
  • 臨床検査科
  • リハビリテーション科
  • 病理診断科
  • 重粒子線治療
    施設建設費約120億円の一部を群馬県や市町村が負担して導入され、2015年(平成27年)5月時点で日本国内に4か所のみの先進治療施設である[7]。そのため、埼玉県栃木県長野県新潟県の隣接する4県の利用者が約40%を占めるなど広域からの患者が来院していた[7]

交通[編集]

医療事故[編集]

  • 2005年、生体肝移植手術で肝臓の一部を提供した女性が手術後に下半身不随となった。

第二外科による診療過失による連続死亡事件[編集]

2014年、保険適用外の腹腔鏡を使った肝臓手術で、群馬大学病院第二外科の同一の医師が執刀した患者8人が術後4カ月以内に死亡していたことが発覚した。本件は厚生労働大臣が「尋常な事態ではないことは間違いない」とし、厚生労働省は医療法に基づく立入検査を実施する方針を表明した。腹腔鏡を使った手術だけではなく、開腹手術でも同一の執刀医によって過去5年間に10人が死亡しており、厚生労働省は説明を求め、診療報酬が優遇される高度医療を提供できる「特定機能病院」の承認取り消しも含めて対応を検討するとしている[17]2015年3月3日、群馬大学病院は、腹腔鏡手術にて死亡した8人全員について診療に過失があったとの調査結果を公表した。病院側は遺族への補償の意向を示しているとされるが、患者の死亡例が相次いだ後も執刀医や教授が高難度の手術を続けた理由や背景はなお不透明であり遺族の一部からは「納得できない」との声も出ている[18]。 また、同日、同病院第二外科による開腹手術後3日目に死亡した患者1人について、死亡後にがんではないと判明したのに、執刀医はその事実を遺族に告げず、虚偽の診断書を作成していたと発表した。同病院は遺族に説明、謝罪を行い、その他開腹手術による死亡例についても調査、発表するとしている[19]2015年4月、2010年12月~2014年6月に腹腔鏡手術で8人と、2009年4月以降の開腹手術での10人の計18人が死亡したことが分かっていたが、既に発表されている以外にも同じ執刀医による死亡者がいたことが判明した[20]

  • 2015年11月、上位頸椎奇形と診断された50歳代の男性に対し、骨に4本の医療用ねじを刺す手術を実施したが、このうちの1本が脊柱管に誤って刺さり、男性は右手足の麻痺や呼吸困難など、神経障害が残った[21]

関連項目[編集]

出典・脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 1943年(昭和18年)3月30日に勅令第249号で設置され、翌日に開校した[1]
  2. ^ 前橋医学専門学校は1951年(昭和26年)3月30日に閉校するまで同敷地内に併設されており、同校の付属病院も兼ねていた[2]
  3. ^ 1949年(昭和24年)5月31日に国立学校設置法が公示され、翌日に発足した[2]。なお、前橋医科大学は医学部の関連組織として同敷地内に併設された後、1960年(昭和35年)3月21日に廃止された[2]
  4. ^ 4月30日に「特定機能病院」の承認取り消しを事実上決定していたが[6][12][13]、正式な処分決定は5月27日で6月1日付で取消しとなった[10]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 群馬県教育史研究編さん委員会 『群馬県教育史 別巻 人物編』 群馬県教育センター 群馬県教育委員会、1981年3月30日。
  2. ^ a b c d e f g h i 前橋市教育史編さん委員会 『前橋市教育史 下巻』 前橋市、1988年11月30日。
  3. ^ a b c d e f g h 久保田一雄 『群馬大学医学部附属病院草津分院 は閉院しました』 日本温泉気候物理医学会雑誌 第65巻4号 (日本温泉気候物理医学会) (2002年8月1日)
  4. ^ 『日本の歴代知事 第1巻』 歴代知事編纂会、1980年。
  5. ^ a b c d 群馬県教育委員会 戦後における群馬県教育史研究編さん委員会 『群馬県教育史 戦後編 上巻』 群馬県教育委員会、1966年3月30日。
  6. ^ a b 尾崎修二、杉直樹(2015年5月1日). “群馬大病院:「特定機能病院」取り消し 「信頼回復を」 再発防止望む遺族ら”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  7. ^ a b c d 尾崎修二(2015年5月15日). “群大病院:新規・先進医療停止 再開時期は未定”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  8. ^ 馬場由美子(2015年6月17日). “スポーツ外来を新設 群大病院、現場復帰後押”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  9. ^ “先進医療、受け入れ停止要請 群馬大など 厚労省”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年5月12日)
  10. ^ a b “特定機能病院、取り消し決定 東京女子医大・群馬大”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年5月28日)
  11. ^ a b 尾崎修二(2015年6月2日). “群馬大:「拠点病院」も不更新 指定外れ大幅減収へ”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  12. ^ 田内康介、上田雅文、井上怜(2015年5月1日). “特定機能病院、取り消し 東京女子医大と群馬大 厚労省、月内に”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  13. ^ “群馬大病院 承認取り消し 病院長「重く受け止める」”. 東京新聞 (中日新聞社). (2015年5月1日)
  14. ^ “がん拠点の指定更新せず 厚労省”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年6月2日)
  15. ^ 尾崎修二(2015年7月3日). “群馬大病院:先進医療再開へ 待機患者優先受け入れ”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  16. ^ 社会保障審議会 (医療分科会)” (日本語). www.mhlw.go.jp. 2019年3月29日閲覧。
  17. ^ 群馬大病院を立ち入り検査へ 塩崎厚労相「尋常でない」 朝日新聞 2014年12月26日20時58分
  18. ^ 腹腔鏡手術8人死亡「全例に過失」…補償の意向 読売新聞 2015年03月03日 03時00分
  19. ^ 開腹3日死亡、がん誤診判明…診断書に虚偽病名 読売新聞 3月3日(火)12時14分配信
  20. ^ 読売新聞 4月30日
  21. ^ 群馬大病院 首の手術ミスで患者に神経障害 毎日新聞 2016年7月9日

外部リンク[編集]