天才バカボン
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『天才バカボン』(てんさいバカボン)は、赤塚不二夫とフジオプロのギャグ漫画である。赤塚の代表作であり、これまで4回にわたってテレビアニメ化され、劇場用アニメやテレビドラマも制作されている。
概要
初出は1967年4月9日発行の『週刊少年マガジン』。『週刊少年サンデー』『週刊ぼくらマガジン』と連載雑誌の断続的な切り替えなどを行い『月刊少年マガジン』1978年12月号で一応の完結を見るが、その後も現在に至るまで単なるギャグ漫画の枠を越え、単行本、テレビ、CMなど各種メディアに取り上げられている。また作品自体も、何度かにわたり『コミックボンボン』などで再執筆され、『ボンボン』では2006年12月号まで傑作選が掲載されていた。傑作選は当時の再録だが、時代にそぐわないセリフや過激な下ネタなどは差し替えられていた。
2007年10月17日、連載開始40周年を記念して、連載を取り合った[1]ライバル出版社の講談社と小学館が協力し、ベスト集『天才バカボン THE BEST』2冊を発売。内容は異なるが、題名や表紙のデザインを統一するという異例の企画であった。2冊ともにB6判、352ページとなっている。講談社版には、1988年から1992年にかけて『月刊少年マガジン』、『ヒーローマガジン』、『デラックスボンボン』の各誌上で発表された単行本未収録作品も多く含み、小学館版には『サンデー』掲載分をすべて収録している。
作品解説
タイトル
タイトルおよび作中のキャラクター名である「バカボン」の語源は、現在公式には梵語の「薄伽梵」(ばぎゃぼん。仏、仙人や貴人の称号)に由来するとされている。これは『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも紹介された。
また、バカボンのパパの常套句「これでいいのだ」も「覚りの境地」の言葉であるようで、レレレのおじさんも、お釈迦様のお弟子の一人で「掃除」で悟りをひらいたチューラパンタカ(周利槃特=しゅりはんどく)をモデルにしているという。
ただ、赤塚自身は生前に雑誌などのコメントで異説(馬鹿なボンボン、バガボンド=放浪者、天才=ハジメちゃんとバカ=バカボンのパパとボンボン息子=バカボンの3人合わせて「天才バカボン」とした説、など)も唱えていたことがあり、『TENSAI VAGABOND』(週刊少年マガジン1974年11月17日号)という「バカボン」と「バガボンド」を掛けた題の短編も存在するため、「薄伽梵」という由来は後付であると思われる[2]。また1967年4月9日の週刊少年マガジンでの連載第1回では、扉絵の部分に、「バカボンとは、バカなボンボンのことだよ。天才バカボンとは、天才的にバカなボンボンのことだよ」という説明文が記されていた。
なおタイトルに「バカボン」とあるものの、当作品において主に活躍するのはその名を冠したキャラクター・バカボンではなく父親の「バカボンのパパ」である。実際にバカボンが登場しない話が数話ある。
作風
最初期にはママの難産ネタを中心に、頭が足りないが純粋なバカボンとパパが騙されたり周囲を振り回すのを描くホームコメディだったが、バカボンとバカボンのパパが話の中心となるナンセンスギャグに移行。中期よりパパの母校であるバカ田大学の後輩などが登場し、パパを中心としたスラップスティック・ギャグ作品となっていく。掲載誌が『マガジン』に復帰してからは次第に、シュールなギャグや「突如一コマだけ劇画タッチになる」、「楽屋オチの頻発」、「意図的な手抜き」などといった実験的手法が増え、純粋なナンセンスギャグだったこの作品に変化が生じてくる。作風もギャグとは言い難いグロテスク、皮肉、ブラックユーモアが多くなっていった。後期にはパパさえ登場しないことも少なくない。刑事用語の解説が出てきたり、わざと絵を下手にして自らのアシスタントが不在という設定で描いていたり、「赤塚不二夫」から「山田一郎」に改名したりするなど、本作とは全く関係ない話も多くなる。こうして、中期までと後期とでは作風がかなり異なってきている[3]。なお、アニメ第2作『元祖天才バカボン』の放送開始に際し、一度終了していた『マガジン』の連載が一時的に復活していたが、そこでは毎週5ページの限られたスペースでコンパクトにまとまったマンガ版ショートショートが展開されていた。
掲載誌の移籍
1969年、それまで『週刊少年マガジン』に掲載されていたのが、『週刊少年サンデー』に掲載誌が変更になった。
『サンデー』に移った本作は、同時掲載の『もーれつア太郎』にニャロメが登場して人気が高まったこともあり、次第に精彩を欠くようになっていった。結局『サンデー』掲載の本作は半年余りで打ち切られた。『サンデー』掲載時の作品は講談社コミックス版の単行本には未収録であるが、上述の『天才バカボンTHE BEST 小学館版』のほか、竹書房発行の文庫版、また現在絶版だが曙出版発行の単行本でも読むことができる。この時期の作品はページごとのコマの四隅の角が丸くなっている。
その後、1971年に初めてテレビアニメ化が決定したことを理由に『週刊ぼくらマガジン』で連載を再開。1か月後、同誌の休刊で『マガジン』本誌に返り咲き、以降1976年まで連載された。
派生作品
『バカボン』の派生作品としては、1969年から1971年まで漫画サンデーに掲載された『天才バカボンのおやじ』(連載途中から古谷三敏が作画を担当)、1972年に赤塚が自主出版した漫画雑誌・まんがNO1に掲載された『天才バカボンのパパ』がある。なお『天才バカボンのおやじ』はダークな展開や下ネタを多用するなど成人向けに描かれた作品ではあるが、そのいくつかのエピソードは『元祖天才バカボン』でアニメ化されている。このほか、長谷邦夫が作画を手掛け、河口仁が手助けした『テレビマガジン』掲載版がある。2010年2月には、天才バカボンからの名シーンや名言を集めた「天才バカボン幸福論。夜のつぎは朝なのだ。」(主婦の友社)が刊行されている。
最終回
本作品は何度か雑誌の移籍がされているので最終回は何作品か存在する。最後に書かれた最終回はデラックスボンボン1992年12月号で、現在ではウェブサイト『eBookJapan』で販売されている電子書籍版『天才バカボン』38巻に収録されている[4]。だが1988年の月刊少年マガジン掲載版(1988年1月号〜1989年2月号に連載)の最終回は2014年現在まで単行本・電子書籍共に未収録となっている。その内容は赤塚不二夫とフジオプロのアシスタントが最終回の内容を考えるというものだったが、「パパとママが離婚」、「バカボンがハジメちゃんを包丁で刺し殺す」、「パパと本官さんがピストルで撃ち合い両者血まみれ」などの描写が描かれ、そしてアシスタントの暴走により本編とまったく関係ない漫画が6ページも掲載されるなど、投げやりかつシュールな内容となっている。ラストはパパが「読者の諸君また二度とおあいしないのだ」と一言。話はシュールに徹し締め括られる。
作者公認サイトの質問コーナーで『月刊少年マガジン』版最終回について質問された際に、フジオプロは「『毎回が最終回』のつもりで全力投球で描いていました[5]。」、パパ本人は「最終回が何度もあったので、わしも分からないのだ[6]。」という曖昧な回答がされている。『eBookJapan』版質問ページでは「月刊少年マガジン1988年版の天才バカボンは余りにも過激な内容を含むため、これまで公式に未単行本化の状態で、ebook版にも未収録です[7]。」と回答している。→(天才バカボンのエピソード一覧も参照)
登場人物
声はアニメ版、演は実写ドラマ版のもの。
主要登場人物
バカボン一家
バカボン一家の居住地の設定は、赤塚不二夫自身の事務所「フジオ・プロ」がある東京都新宿区中落合。原作ではこのことに幾度も触れており、実際に中落合界隈に存在する店舗名もしばしば登場する[8]が、アニメでは触れられていない。アニメ(第1作)では第1話で都内に転入しており、引っ越しのトラックが神奈川県側から東京都に入る場面があるが前の居住地は語られない。
バカボン宅の表札は原作の大部分、およびアニメの第1作第1話などでは「バカボン」、原作の児童誌発表分などと、アニメの大部分では「バカボンのパパ」である。アニメで登場するバカボン宅の電話機は第3作までは黒電話だったが、第4作ではコードレス留守番電話に進化している。電話番号は、(880)6974 「パパワ ロクデナシ」である[9]。
- バカボンのパパ
- 声 - 雨森雅司(第1作・第2作)、富田耕生(第3作)、小倉久寛(第4作)、FROGMAN(となりの天才ヴァカボン・天才バカヴォン)演 - 上田晋也
- 主人公。もともとは天才であったが、アクシデントがもとでバカになり現在のキャラクターとなった。出身校はバカ田大学である。赤塚によると「パパは無職でないといけない」としているため、原作、アニメともに基本的には無職ということになっているが、単発で様々な職に就く描写がある。また、テレビ局側の意向でアニメ第1作では植木屋とされた。
- 口癖は「これでいいのだ!」「タリラリラ〜ン」「コニャニャチハ」「はんたいのさんせい」「さんせいのはんたい」など。「〜なのだ」という語尾の多用も多く、アニメのサブタイトルのほとんどに使われている。
- 詳細は「バカボンのパパ」を参照
- バカボン
- 声 - 山本圭子(第1作・第2作)、林原めぐみ(第3作)、亀井芳子(第4作)、犬山イヌコ(天才バカヴォン[10])演 - オカリナ(おかずクラブ)
- 連載初期には、パパのことをとうさんと言っていた。一家の長男。
- 天才バカボンのタイトルが示すとおり、本作における本来の主役で渦巻のほっぺたがトレードマーク。しかし主人公として機能していたのは連載初期のみで、「描いてるうちに(バカボンの)パパのほうが面白くなっちゃった」(赤塚談)という理由でパパに主役の座を奪われたため結果的にパパの引き立て役に転じた。当初はドタバタホームコメディ漫画における「頭は良くないがのんびりした心優しい性格の主人公」という役割を担っていたが、主役交代とそれに伴うナンセンスギャグ漫画へと作品傾向が次第にシフトしていくに従って、不条理なパパの言動をアシストする愚直で腹黒い面もあるキャラクターに変化していった。大好きなパパと一緒になって悪さをはたらくことが多いが大抵は悪意はない。パパのわがままに振り回されひどい目に遭い、時にはパパをひどい目にあわせたこともあった。基本的には勉強は苦手だが、ママの誕生日プレゼントを用意するために、靴磨きのアルバイトをするなど、優しい面も。アニメ版では概ね初期原作のイメージで登場している。また頭は良くないが父親よりは良識はあり、しっかり者な一面もある。アニメ第1作では、逆立ちで苦もなく歩き、ハジメをいじめたクラスメートを懲らしめるほどの身体力を持つ。通っている学校は、アニメ第1作、天才バカヴォンでは「坊毛茄子(バカヴォンではカタカナ表記でボケナス)小学校」だったが、アニメ第4作の最終回では「バカ田小学校」に変更されていた。連載開始当初は着物の下にズボンを履いていたが、すぐにおなじみの着物+靴スタイルになる。パンツは履いておらず、第3作のOPにおいて一瞬股間が見えるシーンがある。『トリビアの泉』の中で「お釈迦様は仏教語でばかぼん」というネタが紹介されたことがある。なお、着物の色は原作では緑地に黒い渦巻、アニメではシリーズすべて青地に水色の渦巻きだが、天才バカヴォンではピンク地に青い渦巻となっている。
- 1972年発表の「20年後のバカボンなのだ」(前後編)では20年後(1992年)の一家が描かれているが、前編ではバカボンには「マジメ」という息子が生まれたものの、大変な悪ガキであるために、気苦労で髪が全部抜け落ちてしまう。そして後編では下痢のため、痩せてしまう。
- 2010年、明治製菓(現・明治)の菓子「チップチョップ」のTVCMキャラクターに起用される。
- ハジメ
- 声 - 貴家堂子(第1作・第2作)、坂本千夏(第3作)、ゆきじ(第4作)、澪乃せいら(天才バカヴォン) 演 - 早坂ひらら
- バカボンの弟で生まれてしばらくしてすぐに言葉を話せるようになり、レコーダーを発明したり「ピタゴラスの定理」や「ケプラーの法則」の解説などもできる天才児。後頭部に一本だけブタの尻尾のように丸くカールしたアホ毛がある。元天才児だったパパの息子らしいと言えばらしいのだが、「これはワシの息子でないのだ」とパパが言って網走刑務所へ飛ばそうとするほど、今は性格も顔も似ていない。性格や顔は明らかにママ似である。なお漢字では「一」と書いてハジメと読み「何でも一番を目指してほしい」というママの願いを込めてでの命名となった(アニメ第1作の5話より。パパは「二人目の子供なのになぜ一と付くのだ?」と疑問に思っていた)。原作では名前を決める際に「ギララ、ガッパがいい」「ウルトラマンにしよう」と言い合うエピソードがある。1999年にNTT西日本の「ISDNはじめちゃん」のキャッチフレーズと共にフレッツISDNのCMに出演、この時の声優は貴家堂子である。バカボン同様パパのことが大好きである。
- 「20年後…」では、3年前に医学の研究でアフリカに渡り、「バカ菌」という菌を発見している。シワが多くなっている。
- アニメでは誕生のエピソードが第1作序盤で描かれている。第1作では"はいはい"でしか移動できなかったが、すでに手は器用に扱える。第2作以降では二足歩行ができるようになっている。
- 原作では普通の口調だが、第3作・天才バカヴォンでは丁寧口調で話すことが多い。
- 第4作ではパソコンを持っている。また世界一頭のいい人である。
- バカボンのママ
- 声 - 増山江威子(第1作 - 第4作)、北浜晴子(第1作第70話(第35回Bパート)のみ代役)、上野アサ(天才バカヴォン) 演 - 松下奈緒
- 黒百合女子大学の出身。パパとは女子大生の時に出会った[11]。トラブルメーカーのパパと、それに付き合うバカボンに振り回されながらも、一家を守る良妻賢母である[12]。ごく普通の美人のママで基本的には穏やかな性格で、パパ達に本気で怒ることはほとんどないが、パパが悪ふざけが過ぎると本気で怒ることもある[13]。
- 原作およびアニメ第1作・第3作で同級生の成金婦人と再会した際、ママのことを「あっちゃん」「あっこ」と呼ぶことがあった。原作、およびアニメ第2作ではパパとの出会いのエピソードが描かれ、原作で「春菊の君」とパパが勝手に名付ける設定をもとに、本名は「春菊」とされた。実は告白したのはママの方からである。
- 「20年後…」では、前編ではスタイルは不変だがシワが多くなっている。だが後編では、正月料理の食べすぎで相撲取り並のデブになってしまい、ダイエットのためにランニングをしようとした時、道端の釘を踏んづけてパンク死してしまった。
- アニメ第2作の設定では年齢は32歳(第156話より)で、カエルが大の苦手(第35話)となっている。
- 第1作で一度だけ北浜が代役となったことと、長編映画『天才バカヴォン』以外では、バカボン一家の中で唯一シリーズを通して声優が変わっていない。なお、赤塚は4回目のアニメ化に際し、「ママの声だけは(増山から)変えないで欲しい」との要望を出している。
- 1994年にはブルドックソースの『東京のお好みソース』のイメージキャラクターとして起用された。なお、CM本編では歌を歌っており(当CMのオリジナルソング)、このCMに出演した時のバカボンのママの声の主は歌手の中森明菜だった。
その他の主要登場人物
- レレレのおじさん
- 声 - 槐柳二(第1作・第2作、セガ・マークIII版ゲームのCM)、千葉繁(第3作・第4作、CR)、龍田直樹(ビックワングループのCM)、緒方賢一(ブックオフのCM)、上島竜兵(天才バカヴォン) 演 - 小日向文世
- 和服姿に下駄履きで、常に路上で掃除をしている謎のおじさん。口癖は「おーでかーけでーすか? レーレレーのレー」。「クリーン、クリーン」と歌いながら掃除することが多い。販売店かメーカーかは不明だが、「電気屋」の社長である。家族はすべて顔がよく似ている子供25人(五つ子が5組)で、全員独立している[14][15]。妻は既に他界。若いころの衣装は着物ではなくスーツだったが、柄は同じ。登場当初は「おでかけのおじさん」[16]ともいい、顔が登場するたびに変わっていた。ニューヨークではほうきではなく掃除機を使用していた。
- 「レレレのおじさん」のモデルは、作者がかつて愛読していた杉浦茂の漫画のキャラクターがヒントになっているという。顔つきや手の仕草(親指、人差し指、小指を立てる)など、共通点が多い。
- なお浴衣の色は原作・アニメを通して黄色だが、天才バカヴォンでは緑の浴衣を着ている。
- アニメ第2作と第3作では、彼の兄弟として「ヨヨヨのおじさん」が登場している。1995年にアステル東京のイメージキャラクターとして双子の兄弟の「ルルルのおじさん」が選ばれ、2004年にはロート製薬「レスパ」のCMに出演。1989年の川崎市市長選挙時には、棄権防止を呼びかけるポスターに登場、2009年には「レオパレス21」CMで松平健が扮し「お住まいお探しですか?レレレのレオパレス」とアピールをしている。2010年では明治製菓の「チップチョップ」のCMにも出演している。
- 目ン玉つながりのお巡りさん 本名 白塚フチオ(本官さん、目玉のおまわりさん)
- 声 - 田の中勇(第1作)、肝付兼太(第2作)、千葉繁(第3作・第4作、CR)、岩田光央(天才バカヴォン[17]) 演 - 高嶋政伸
- 「日本で一番銃弾使用量の多いおまわりさん」との異名も持つ。一時は「ピストルのおまわりさん」が公式名称だった。パパと幼馴染みで、両方の目玉が眉間のところでつながっている。パパには原作では「おまわりさん」、アニメでは「本官さん」と呼ばれる(これは一人称が「本官」であることが名前の由来)。
- 私設派出所(表札は第2作では「横丁交番」や「下町交番」だったが、第3作では「こうばん」となっている、第4作では屋根にローマ字で「KOBAN」と書かれている)に常駐している。アニメ(第1作)では最初多摩川の周辺地域に勤務している。第1話でバカボンのパパとともに犯人検挙の手柄をたて、都心の町(バカボン一家の住む町)に配属されたとする。
- 一応真面目に職務に就いているが短気な性格であり、激こうするとあさっての方向にとにかくピストルを撃ちまくる(原作では明確に人に向けて撃ったことも何度かある)。「タイホするー!」「死刑だー!」「貴様!本官をブジョクする気か!!」が主な口癖。これが原因で警察をクビになったこともあったが、すぐに復職する。原作・アニメと共にラーメンが好物で主にカップラーメンや出前を頼むなどで食べている。
- 出身は埼玉県新座市である[18]。生年月日は昭和18年11月18日であることがアニメ第2作の第13話で本人の口から語られている(これは該当話の演出を担当したさきまくらが自らの生年月日をそのまま使った、一種の楽屋ネタだった)。趣味は鉄道模型で、KC庁[19]模型クラブで優勝したことがある。優勝作品は「デゴイチ三重連」。連載開始当初は登場しておらず、その代わりに目玉がつながっていない普通の警察官が出てきていた(ただし、毎回顔が変わっていた)。なお、本名は白塚フチオ(第3作では「綱刈本官」とされた)、勇という本人そっくりの子供がいたが、あまりの嘘つきのため夜中にお腹が痛いと訴えたのを無視した際死亡。勇が面白がってついたウソで死に追いやられた医者の隣の墓に葬られる。
- アニメ版で使用しているピストルは、第3作までは実弾を使用していたが、第4作では支給されなかったので本人自作の音だけはそっくりなモデルガン(しかし、連発のしすぎで暴発し、黒こげになるのがお約束)という設定になっている。
- 目はアニメ第1作では普段はつながっておらず興奮した時だけつながる。
- 鼻の穴は、第1作では2つだが、第2作以降から原作同様の四角い鼻の穴1つになる。
- 帽子の下は植物の双葉のようなつつましやかな髪型だが、第2作、第3作ではモヒカン。
- 時代は不明だが大廻交番介(おおまわり こうばんのすけ)という姿形がそっくりな家老がいた。
- アニメ第3作では、警察のことを国家権力と言っている。
- バカボンシリーズの他多くの赤塚作品に登場しているものの、主役になったことは一度もなく名脇役と言えるが、京極夏彦が赤塚とジョイントした小説にて、初の主演を果たしている。
- 他のキャラクターにも言えることだが、登場した話によって立ち位置が変わるため、バカで極端なキャラクターであったり、常識人の警察官であったりと性格は一定ではない。
- 原作中期以降では、彼がホモに目覚めるオチのエピソードが多いが、大抵一話完結のため設定が元に戻る。
- となりの天才ヴァカボンにおけるデザインはアニメ4作に近いものになったが、劇場版・天才バカヴォンでは原作とアニメの中間的なデザインとなった。
- ウナギイヌ
- 声 - 池水通洋(第2作)、田原アルノ(第3作、CR)、塩屋浩三(第4作)、秋本帆華(天才バカヴォン)
- ウナギとイヌの特徴を併せ持った珍獣。黒く太いウナギの体にイヌと同じく4本の足があり、「ワンワン」と吼える。
- 詳細は「ウナギイヌ」を参照
その他のキャラクター
- バカ塚 不二夫(バカつか ふじお)
- 漫画の中に登場する漫画家。赤塚本人がモデル。顔が横長であり、ダヨーンに似ている。
- カメラ小僧(篠山紀信)
- 鼻をたらし、生臭い風と共にクルクル周りながら写真をとる少年。本官さんが苦手としている相手の一人。一見すると子供の様に見えるが実は大人で彼そっくりの息子がいる。
- カオルちゃん
- 妻がいるのに男好きのオカマ。『おそ松くん』では彼をモデルにした警察官(八頭勝三)が登場。天才バカボンのおやじにも一回だけ警察官として登場した。アニメでは一回も登場しないが、3作に彼にそっくりな舞踊の先生が登場(声 - 緒方賢一)、道場破りに来たトースト君を軽妙な対応で退散させた。
- ウメボシ仮面
- 声 - 八代駿(第2作)
- ラクガキのようなデザインが特徴。連載中期頃に登場しており、幼少時代のパパの過去を語る。アニメ・原作と共に人気が急降下してしまい、その後の消息は不明なキャラクターとして描かれた。
- バカ田大学の学生
- パパの大学時代の生徒たち。クラスメイトや後輩、先輩など多数存在するが、男が多く女は少ない。
- 第4作では、バカボンのパパと遊んでいたり、助けを求めたりする。この後輩の話によると、バカボンのパパはいろんな研究会に入会していたらしい。
- 君、お前
- パパのクラスメイト。背が高いほうが「君」で背が低いほうが「お前」。お互い呼ぶ二人称がそのまま名前になってしまっため、本名は不明。
- 市原(いちはら)
- バカ田大学の学生、バカボンのパパとの関係は日米摩擦研究所の後輩で卒業後、現在の職業はオッサン自動車(日産自動車のパロディ)のセールスマンであり、特徴は鼻が馬のよう。
- 土坐衛 門太(どざえ もんた)
- 声 - 納谷六朗(第3作)
- バカ田大学の学生、バカボンのパパとの関係は「なんでも溺れる研究会」の後輩で溺れることに関しては一番のテクニックとバカボンのパパから言われており、道に水溜りがあれば溺れ、夏の祭りに金魚を見れば溺れ、全世界溺れる人がワラをもつかむ選手権大会の優勝候補。海原で溺れている最中、たまたま通りかかった天女の洋子を見た時から犬かきができる位に溺れられなくなった。その後は海水浴場のトウモロコシ屋を営み、たまたま来ていたバカボンのパパに相談し、天女の洋子に会いに行ったが彼女の顔は甲羅干ししすぎて変形していて、その顔に驚いた末、溺れ方が直った。
- 大下くん
- バカ田大学「逆様瞑想研究会」の後輩。長年、山で訓練して名前通りの長い舌を得るようになった。原作では彼同様長い舌の持ち主である妻が登場したが、アニメでは独身で第3作では花屋の娘、第4作ではとある女性に恋をした。
- 刈田くん
- 声 - 曽我部和恭(第2作)、納谷六朗(第3作)
- バカ田大学の学生、「踏み倒し研究会」の後輩。パパに5年前から借金を借りたままで、犬の振りをしてやり過ごそうとした結果、思い出したパパに返すよう家に連れて行かれる。その後彼と、互いに借りた金を返そうと言い合い乱闘になる。
- 尾夢 列夫(おむ れつお)
- 声 - 富田耕生(第3作)
- 玉子協会大物代議士でバカボンのパパに似ている。鼻毛の右側にホクロがある所以外は全てパパと同じ顔の形をしている。逃げるときは鶏になる。
- 熊田(くまだ)くん / 手塚 ブト治(てづか ブトおさむ)
- 声 - 松本梨香(第3作)、山口勝平(第4作)
- バカボンのクラスメートで鉄カブトのことしか言わない変わった少年。原作とアニメ第3作では熊田くん、第4作では手塚ブト治として登場する。元は素直で賢い少年だった。鉄カブトのことしか言わなくなった経緯について、第3作では父親が製本所のミスとも知らず買い与えた野口英世のカバーをした鉄カブトの本を言われたとおりに一字一句読み続けたため(鉄カブトの本のカバーをした野口英世の本を読んだ鉄カブト工場の従業員は野口英世になりきっていた)、第4作では戦場に行っている父親の影響によるものとされている。基本的に「たたえよ鉄カブト!」としかしゃべらず、長文は鉄カブトに関する言葉しか発しないが、母親を初め周囲とはなぜかコミュニケーションが取れている。第3作では父親が、第4作では祖父が、彼のことを心配していたが本人と母親はさほど気にしてはいない。
- タリタ
- 声 - 千葉繁(第3作)
- バカ田大学の都内に一戸建てを建てよう研究会に入っていたバカボンのパパの後輩で、バカボンのパパに家を建てたいと相談したがパパは将棋好きの大工さんに代わって家を建て始めたらへんてこな家になってしましい、最終的には将棋好きの大工さんに建ててもらったものの、家がどうしても将棋の駒型になってしまって強風で倒壊した。顔はレレレのおじさんにそっくりだが、関係は不明だが、第3作の千葉はレレレのおじさんの声優でもあるためか、それに近い演技をしている。
- ヨヨヨのおじさん
- 声 - 千葉繁(第3作)
- 第2作・第3作に登場。レレレのおじさんの双子の弟で大学時代のパパの同級生。目と口がそれぞれ「ヨ、よ」の形状をしているのと服の違いを除けば兄と瓜二つ。尾夢列夫をパパと勘違いしてしまう。
- 花山カオル
- 声 - 八奈見乗児(第2作)、緒方賢一(第3作)、亀山助清(第4作)
- ゴミだめの部屋に住む小説家。不潔なゴミに囲まれると美しいな文章を描く才能を持っている。しかし、ファンの一人であるママに部屋を掃除されその才能は失ってしまい、人気も急降下してしまった。
- ノンちゃん
- 声 - 丸山裕子(第2作)、片岡富枝(第3作)、松本梨香(第4作)
- ママの同級生。卒業後は海外に留学しており大社長になるほどの優雅な生活を送っているせいか、長い間日本にいないため日本の暮らしには慣れていない。20年ぶりにママと再会するも、パパに散々振り回され、ライターを故障させられ頭が丸焼けになり、ペットの犬を丸坊主にされ、あげくの果てには愛車を大破される。第1作、第2作にも登場しているが、いずれもデザインは異なる(3作、4作は原作に近いデザインになっている)。特に第2作では比較的質素な家に住んでおり、自宅の裏の空き地でターザンごっこに没頭する亭主(声 - 北村弘一)に手を焼いていた。一回限りのゲストキャラではあるものの、その癖のあるキャラクター性や彼女のエピソードが全作でアニメ化されていることから認知度は高く、人気キャラクターの初登場話を寄せ集めた単行本に彼女の初登場も収録されるなど、連載初期のバカボンを語る上でも欠かせないゲストキャラである。
- 医者
- 声 - 北村弘一(第2作)、八奈見乗児(第3作)[20]、緒方賢一(第4作)[21]
- アニメ第2作「わしは新聞にだまされたのだ」、アニメ第3作「ウソは世のため人のためなのだ」、アニメ第4作「パパは正義の大ウソつきなのだ」に登場。
- バカボンのパパに診察して欲しいと自宅まで呼ばれ、顔が怖いから髪や髭を剃って欲しい無理難題を吹っかけられた。
- 第3作では元の顔の時、「奥さんから『里見浩太朗に似ている』と言われている」と漏らし、バカボン、ママ、ハジメちゃんはずっこけた(バカボンも「先生の家内さん、目がおかしんじゃない?」と指摘した)。
- しぶしぶ受け入れて診察してバカボンのパパにからかわれたことに気付いて元の顔に戻して欲しいと言ったら、マジックインキでグロテスクな顔にされて、バカボンのパパを追い回したが逃げられてしまいその顔で病院に帰ったら看護師に「あんたは先生じゃないよ!」と拒絶された。(アニメ第2作では何とか信じてくれた。アニメ第4作では病院に帰らなかった。)
- オチでアニメ第2作ではバカボンのパパが夜タバコを買いに行く途中ヒッチハイクしようとしたら、トラックに自分の病院まではね飛ばされベッドに墜落して「よく私の前にまた現れたな」と急患として出迎え、アニメ第4作では「絶対捕まえてやる」とぼやいていた最中、新聞にだまされたと勘違いしてその腹いせに新聞屋から自転車を盗んで下り坂を暴走したバカボンのパパと出会い頭に衝突した末、自分の病院にお互い入院した。
- 九官鳥
- 声 - 肝付兼太(第2作)、田中真弓(第3作)
- 自分を魔法使いによって姿を変えられた王子様と名乗っているが、実は飼い主と喧嘩して家出したただの九官鳥。育てが悪かったのか妙に口が悪い。「あいつが魔法使いだ(そば屋や寿司屋や焼き芋屋や本官さんなど)」と言ってパパを騙して、どさくさにまぎれてこぼれた食べ物を食べる。
- 原作と第3作では飼い主に連れ帰られてもパパは最後まで王子だと信じていたが、第2作では最初から王子だと信じておらず、「面白いから、からかっただけなのだ」と言っていた。それを聞いた途端本人は騙すつもりが逆に騙されていたことに悔しがっていた。
- なお、名前は原作・第2作では「万太郎」第3作では「九太郎」。また、第3作では田中真弓が担当したため、チビ太の名ゼリフである「てやんでぃ、バロー、ちくしょー」と言っているシーンがある。
- 小野(おの)
- 声 - 北村弘一(第2作)、大川透(第4作)
- アニメ第2作「ユカイカイカイキキカイカイなのだ」、アニメ第4作「ユカイカイカイ キキカイカイ」に登場。バカ田大学の後輩(医学部)。
- 背が低いのが悩み。体格を変えたいから「大きくなる薬」を発明したが効果は数秒しか持たないから、バカボンのパパの知恵で完成させて欲しいから薬を渡したら、大きくした足で蹴って追い出された。第2作では夕方改めてバカボンのパパの家に訪れてバカボンのママに一部始終を話し、ハジメちゃんがお菓子に付いた薬を分析して辛うじて薬を完成[22]させた。
- 馬
- 第1作・第2作と共にパパの幼少時代に登場しており、パパがバカになった元区である。第1作ではパパがぶつかったしたはずみで互いの脳みそが入れ替わってしまい、第2作ではパパが修理した車が馬に衝突しパパのせいだと思った馬が彼の頭を殴りその弾みで頭のネジが外れ、さらにそのネジを当の馬が飲み込んでしまったことで天才的な頭脳を手に入れた。
- ガンクツ王
- 声 - 緒方賢一(第2作)
- アニメ第2作に登場。パパの小学時代のクラスメイト。体が小さいことからパパにいじめられていた。消しゴム代わりにされて頭が禿げたり、観察日記をするといって土に埋められたり散々な目に遭う。しかしひょんなことからアリの王様・リア王の下で働き、彼の死後パパの復讐を試みるも結果いい思いにやられ最終的には風船で飛ばされてしまう。なおアニメではパパの鼻に針を刺して彼の鼻を腫れさせた後立ち去った。
- 変わった友達
- パパが30年前から付き合っていた友達だが、一度も顔を見せたことがなく(妻も子供も同様)手だけしか出さないので、パパや読者(視聴者)すら顔が見えない。本人談では顔は四角で七三分け、目は二重で口は大きいらしいが本当かどうか不明。最後はしびれを切らしたパパに家を火事にされ、窓から手だけを出して助けを求めるも、パパが「出てくれば助けてやるのだ!」と言いつつ、とうとう家は焼け崩れ、家族全員死亡してしまう。それからしばらくして、新聞に「焼け跡から手の骨が三本しか発見しなかった」という記事が載っており、それを聞いて怯えたパパは彼らの他人に手だけしか見せないようになってしまう。
- 第2作では「ショートギャグでコニャニャチワ」の短編のひとつとして放送されており、コミカルに描かれた短編が多かったのに比べこちらはシリアスに描かれたため、当時の視聴者にトラウマを与えた話である。
- カニボス
- 声 - 八奈見乗児(第2作)
- 原作、アニメ第2作「カニボスと海の商売なのだ」に登場。
- 海岸に場所代を徴収するカニ頭の男、ハサミが武器。バカボン親子の策で彼と子分を一緒に撃退して更生させたが、子分(声 - 北村弘一)は「親分は心を入れ替えて商売替えしたっすよ」と報告してバカボン親子と本官さんを砂に埋め、散髪屋になったカニボスはハサミで3人をスキンヘッドにした。
- 双子の兄弟
- 声 - 真柴摩利(第3作)
- アニメ第1作「それでもパパはヒイキするのだ」、アニメ第3作「パパはひいきするのだ!」に登場。
- バカボンの友達。バカボンのパパはホクロが目立つ方をひいきし、バカボン親子と野球の後、差別された目立たないほうは「おじさん!いい加減に帰ってよ!」と自宅から追い出そうとしたが、彼らの家にいるとも知らず「お前のほうこそ帰れ!」と言い返された。
- バカボンのパパが改めてお互いひいきしようとしたが、1作目ではタッグを組んで二重唱で「さっきの仕返しだ!」とバカボンのパパに馬乗りになって兄弟で殴りつけた。
- 3作目ではバカボンのパパの耳元で「断る!」と一斉に大声であしらった。
- 双子の父
- アニメ第1作「それでもパパはヒイキするのだ」、アニメ第3作「パパはひいきするのだ!」に登場。
- バカボンの友達の双子の父。1作目ではバカボンのパパが双子の兄弟とケンカしてその騒ぎを聞きつけ、バカボンのパパに家宝の壺を割られた事を知って、憤慨して彼を家から叩き出した。
- 3作目ではバカボンと双子の兄弟に留守番を押し付けられたバカボンのパパに、帰宅直後ヒイキされ「ヒイキはやめろ!わしの同期がヒイキされて専務の座に就かれた悔しさが甦るんだ!」と彼を殴り、竹刀を持って道端まで追い回した。
- 七百貸太郎
- 声 - 緒方賢一(第2作)、鈴木勝美(第3作)、山口勝平(第4作)
- アニメ第2作「知能指数は7百円なのだ」、アニメ第3作「借金トリはなんとなくのだ?」、アニメ第4作「知能指数は700円なのだ」に登場。
- バカ田大学の後輩、丸い眼鏡をかけている(2作目では眼鏡をかけていなくて花の髪飾りをしている)。
- バカボンのパパに貸した700円を返してもらいに、お金が散乱している彼の家を訪れた。
- 七百には邪心と良心が宿っていたが邪心が勝ってこっそり取り返せたと思ったら、結局バカボンのパパの手違いで逆に700円取られた。
- オチで2作目ではバケツを抱えて「親に合わせる顔が無い・・・・・」と嘆いてハワイに帰国、3作目では「身を改めて来る!」と立ち去った割にはズボンの裾に1万円札が挟まっていることに気付かなかった。
- イヌイス
- 声 - 二又一成(第3作)
- パパが骨董品屋で買ってきた古い取手付の椅子。一見するとただの椅子のように見えるが、吠えたり噛みついたりするなどまるで犬のよう。実はその正体は死んだ犬の魂が神様の手違いで椅子として生まれ変わったもの。
- 第4作では綺麗な椅子に惚れ、彼女にプロポーズするためにアルバイトするもその椅子がデカパンに売られそのまま引っ越されため、追いかけて数か月たち、彼女と結婚し新婚旅行した。
- 魔法使い
- 声 - 緒方賢一(第3作)
- カップラーメンのカップからでてきた魔法使い。パパに1日1回(第2作では3回)しか使えない魔法を与える。呪文はアニメと原作で異なっている(「ビビバビデミミズ」(原作)、「ビビデバビデバー」(第2作)、「ビビデバビデビー」(第3作))。
- 草井君
- 声 - 鈴木勝美(第3作)
- バカ田大学へこき研究会の後輩。オナラを自在に操る特技を持つ。しかし、パパの魔法で顔を反転され混乱に招き、デートに遅れるは彼女に振られるは散々な目にしまう。その後、パパに直してもらうことなく、工事現場で働くようになる。
- モク山さん
- 声 - 石丸博也(第3作)、三宅裕司(第4作)
- バカボンのパパの後輩でタバコ研究会所属、ニコチン依存症でタバコがやめられず、禁煙するためバカボンのパパに協力を求める。
- 原作、アニメ第4作ではオチが一緒だが、アニメ第3作ではオチが大幅に異なる。
- 原作、アニメ第4作 手を尽くしたものの、バカボンのパパは禁煙できないモク山さんにタバコを模したダイナマイトを吸わせて吹っ飛ばした。
- アニメ第3作では上記のオチはカットされ、バカボンのパパが原因でモク山の自宅が火災で焼失した所でAパートは終了し、ローンを組んで再建した家にパパが現れたところから、原作漫画のエピソード「死んだらたばこはすえないのだ」(電子書籍 5巻収録)を大幅にアレンジしたものがBパートとして放送され、オリジナルキャラクターのモク山の奥さん(声 - 麻上洋子)が登場する。[23]
- トースト君
- 声 - 田原アルノ(第3作)
- バカ田大学の後輩で空手の達人、その腕に興味を持った本官さんにのせられて、建築中の家を破壊して、その次にブルドッグの頭を叩いたが仕返しに尻を噛まれた。道場破りを提案され乗り込みに行ったが、尻に槍で突き刺されたり、花を植えられる返り討ちに遭った。
- ソウジ鬼
- 声 - 緒方賢一(第2作、第3作)、西村朋紘(第4作)
- アニメ第2作「お歳暮はソウジ鬼なのだ」、アニメ第3作「レレレのソージ鬼なのだ」、アニメ第4作「掃除対決!! レレレとそうじ鬼!!」に登場
- バカ田大学の後輩達がお歳暮に棺桶でくれたと思ったら中には箒を持ったミイラ、「そうじ鬼」が入っていて包帯を脱いだら[24]緑のシャツを着たハゲ頭の男性で、目を覚ました彼は遠慮なく清掃した。
- しかし、バカボンの策で第2作では大量の風船を付けられエジプトに強制送還されたが、それでもそうじ鬼の清掃は続いていた。
- 第3作ではバカボンのパパはファラオの王になりすましてバカ田大学の後輩達にそうじ鬼をエジプトに連れ帰ってもらおうとしたが、間違ってレレレのおじさんを連れ帰られた。
- 天気予報士
- 声 - 緒方賢一(第2作、第3作)
- アニメ第2作「天の雪をお待ちするのだ」、アニメ第3作「死んだふりして死にそうなのだ」に登場。妻のタマエがいる。
- バカボンのパパが雪を降らせて欲しいと頼みに来たとき、酔った勢いでOKしたが命まで賭けていたことは酔いが覚めるまで知らなかった。
- 雪が降らなくてバカボンのパパがピストルをもって押しかけて来た時、死んだふりをした。
- オチで2作目では雪が降ってきて、布団から出たら、「死んだとウソついたな!」とバカボンのパパにハリセンで大空へホームランにされた。
- 3作目ではバカボンのパパと本官との戦いの末、お酒を飲んで本官を家から追い出し、挙句の果てには家具を投げまくった。
- 石コレクター
- 声 - 八奈見乗児(第2作)、水鳥鉄夫(第3作)
- アニメ第2作「石さん百万円なのだ」、アニメ第3作「私は石になりたいのだ」に登場。
- 100万円する石を家族より大切にしているが、息子が木工細工で金槌代わりに釘を打ったら彼を叱る。
- 2作目では他人に触られないように、コンセントにつないだ電線を石に巻いて防衛するがバカボンのパパにコードを抜かれた。
- 息子は愛されていないから、バカボン親子に誘拐されたふりをしてどっちが大事か試し、石コレクターは身代金代わりに高い石を持ってくるように言われ、妻に諦めるように言うと「人でなし!石でなし!」と叱られたが、ダミーに自宅の石垣の石を持ち出そうとしたが崩壊し、石垣の下敷きになり入院した。
- オチで2作目では崩壊した家が再建されるまでの間、妻と息子はバカボンの家に居候しに来て、石コレクターは病室で「石」という単語を聞くと憤慨するようになった。
- 3作目では病室でミイラ姿で寝ていて「今後は息子を大切にする」と宣言したが、妻に高い石を処分されそうになると「この石は入籍して正式に妻として迎える!」と断ったら、「あたしの立場はどうなるの!」と追い回された。
- 空頭の師範
- 声 - 北村弘一(第2作)、八奈見乗児(第3作)、大川透(第4作)
- アニメ第2作「スポーツは空頭が一番なのだ」、アニメ第3作「空頭の大先生なのだ」、アニメ第4作「頭で空手で空頭なのだ」に登場。
- バカボンのパパが大工をしていて、彼に空手ならぬ、頭突きの空頭を教えた男性。
- しかし空頭の後、医師に「これ以上頭突きをすると大変なことになりますよ!」と警告され、空頭を断った。
- 空頭を会得したバカボンのパパが自宅で大暴れしたが漬物石を割れなかったから、師範の家を訪れ、割ってもらおうとしたが師範は無理やり割らされ、水がめで頭を冷やした。その後、2作目では自分の頭に衝撃を与えると計算能力が増加されるところをテレビ出演で公開し、3作目では頭が良くなるハンマーを実演販売したり、4作目では空頭でお寺の鐘を鳴らした。
- 宇宙人ごっこの男性達
- 原作、アニメ第2作「宇宙人をタイホするのだ」に登場。
- アパートに住んでいる2人の青年。彼は退屈しのぎに窓から入ってきた猫の体毛を抜いて遊んでいた所、後頭部に目玉をつけて宇宙人になりすます冗談を思いつき、文具店でピンポン玉とマジックインキを購入してニセの目玉を作って、バカボン親子をからかい、本官に報告したときには地球人に戻っていた。
- しかし、空き地で次の陰謀を立てていたら本官に立ち聞きされて交番に連行され謝ったが、本官に罰として剃髪され、後頭部にニセの目を付けられ大衆の前でつるし上げられて笑い者にされた。
- 科学者夫妻
- 声 - 緒方賢一、片岡富枝(第3作)、くじら(第4作)
- アニメ第2作、4作「おくさんこわいエントツこわい」、アニメ第3作「強いおくさんコワイのだ」に登場。
- ある研究所に住んでいる科学者。第3、4作ではバカ田大学の後輩という設定。第3作では「力野出内博士」と呼ばれていた。
- 夫は妻におつかいを言いつけられ逆らうと大きいしゃもじで殴られる。
- お使いの帰り道、日頃の腹いせに大根で素振りしたら電柱を殴って大根を粉々にしてしまい、研究所で妻に謝っても叱られる。
- 彼女を倒すためにパワーアップの薬を研究するが、割り込んできたバカボンのパパに薬を第2、4作目では横取りされる(第3作では一度飲まれても何ともなかったが、パパが味の素を入れてしまったことで自分が飲んで強くなる)。
- パワーアップしたバカボンのパパ(博士)は博士の妻に襲い掛かり、本官の手足を伸ばし電柱に腕を結べて、プロレスラーまで楽に倒せるくらいに強くなっていた。
- 挙句の果てには縛った博士の妻を銭湯の煙突まで連れて行ったが、結局彼女を煙突の中に突き落としてしまい、オチで「くだらない発明をして!」といつもの調子で妻に追い回されたが、自作のミニチュアの銭湯の煙突にしがみ付いたら、「エ・・・・・エントツ怖い・・・・・」とトラウマを思い出して撤退してくれて安心した。
- 手品師
- 声 - 小林恭治(第1作)、北村弘一(第3作)、塩屋浩三(第4作)
- アニメ第1作、アニメ第3作「物置みたいな人なのだ」、アニメ第4作「物置いらずの人なのだ」に登場。
- 興行主に「君のネタは・・・・・」と呆れられ、バカボンのパパの家で手品を見せるが、剣を飲む手品に憧れたバカボンのパパに彼に箒を無理やり飲ませられそうになり
- 「あれにはトリックがあるから・・・・・」と断っても、結局飲ませられた。しかし自分の胃袋の耐久度に驚き、バカボン一家の目を盗んで居間の家具を全部飲んで家から脱走しようとしたが、
- バカボンのパパにコショウをかけられくしゃみをすると全部吐き出した。しかし、これを利用して次のテレビに出演した手品では大人気だった。
- 泥棒
- 声 - 鈴木勝美(第3作)
- アニメ第3作「星空にギョーザにウメボシものほしなのだ」に登場。
- バカボンのパパに望遠鏡で眺められると赤らめさせるような顔つきの泥棒。
- 大工のクマさんの家で仕事してきた後でバカボンのパパに、盗品を当てられて彼らから逃げる途中、ベランダからバカボンにスリングショットで赤いBB弾を撃たれ、その腹いせにバカボンの部屋に押しかけて兄弟共々襲おうとしたが、バカボンのママに「うちの子たちに何しに来たの!!」と雷を落とされ感電させられ、気絶した隙に逮捕された。
- どうしてですかの新入生
- 声 - 石田彰(ゲーム『すすめ!バカボンズ』)
- パパの後輩が連れてきたバカ大の新入生で、相手を「どうして○○なのですか?」と質問攻めにし、質問にどう答えようとも納得することはない。
- アニメ自体には未登場だが第3作準拠のゲーム『すすめ!バカボンズ』のデモアニメーションに登場。質問を繰り返した末にボコボコにされてもなお質問を続ける。本名は竜之進(りゅうのしん)であり[25]、バカボンへの出演は1回のみだが(キャラクターデザインも若干異なる。)スター・システムで役柄を替え他の赤塚作品にも登場している。
- 凡田(ぼんだ)先生
- 声 - 北村弘一
- バカボンの担任教師。アニメ第1作にのみ登場。時に厳しく、時に優しい先生だが酒乱。原作・第3作に登場した先生は普段から酔っぱらっているように見えるがそれが普通の体質で酒を飲むとにシャンとなり水を飲むと元に戻る。
- 中村(なかむら)くん
- 声 - 肝付兼太
- バカボンにいじわるをするクラスメート。アニメ第1作にのみ登場。たこ八郎に似ている。
- さくらちゃん
- 声 - 沢田和子(第1作)、ゆきじ(第4作15回Bパート)
- バカボンのガールフレンド。アニメ第1作・第4作15回Bパートに登場。第4作目ではガールフレンドのような描写はないものの、習字を習っていたことからバカボンたちが習字を始めるきっかけを作った。
- 青成(あおなり)くん
- 声 - 沢田和子、小宮山清
- バカボンのクラスメート。アニメ第1作に登場。父とは出生の前に死別しており、幼い弟がいる。バカボンと気が合い、中村からばかにされるが、逆のパターンもある。
- ご隠居 / 山田(やまだ)さん
- 声 - 北村弘一、肝付兼太
- パパの植木屋のお得意様。第一作のみに登場。
- 署長
- 声 - 肝付兼太(第1作)、永井一郎(第2作6回Bパート)、八奈見乗児(第2作、第3作7回Bパート)、緒方賢一(第3作14回Aパート - 45回Bパート、第4作)
- 本官さんの上司。アニメ全作で登場しているが、いずれもデザインが異なる。(第3作、第4作のデザインは原作準拠)基本的に、本官さんに対しては普段から厳しく、パパに対しては2作目を除いて激しいツッコミを入れるなどしていた。2作目では、唯一一般市民として快く対応している。
- 息子のシンマイも警察官である(後述)。
- シンマイ警官
- 声 - 山田俊司(第2作)、鈴木勝美(第3作)、大川透(第4作)
- 名前のとおり新米の警察官。本官さんの後輩にあたる。本官さんからは先輩面をされ、捕えた泥棒も本官自身の手柄にされるなど、酷使されている。署長とは、第3作を除き親子。第4作では出番がひそかに多い。
- 乱打(らんだ)
- アニメ第2作に登場。バカ田大学の先輩らしいがバカボンのパパをなんらかで助けたお礼につけ込んで気の荒い息子を無理やり預けさせた。本官さんも強盗殺人犯に追われているところをかくまったこともある。
- イヤミ
- 声 - 緒方賢一(第4作)
- 元来は『おそ松くん』のキャラクターだが、ゲストキャラクターとして頻繁に登場する。タイトルの垣根を越え、赤塚漫画のスター・システム的存在としての起用だが、当作品中でも常に嫌味な役柄である。イヤミ以外では、チビ太など『おそ松くん』の登場人物もアニメ第3作と第4作に登場したが、端役で出番は少ない。
- チビ太
- 声 - ゆきじ(第4作)
- 第3作では台詞はないが、一度登場している。
- ハタ坊
- 声 - 間宮くるみ(第4作)
- トト子
- セリフはないが第3作ではバカボンの通う学校の生徒として登場している。
- デカパン
- 声 - 北村弘一(第2作)、塩屋浩三(第4作)
- 第2作ではハジメを助手にしている科学者として登場しており、お馴染みの「ホエホエ」や「だス」と言った口癖も発した。
- ダヨーン
- 声 - 水鳥鉄夫(第3作)、千葉繁 他(第4作)
- 第3作ではパパの靴磨きの客として登場したが、デザインに若干の違いがあり「ダヨーン」と言う口癖も発さない。
- いずれも『おそ松くん』からのゲストキャラクター。
- ニャロメ
- 声 - 緒方賢一(第2作)
- 『もーれつア太郎』からのゲストキャラクター。原作では「週刊少年サンデー」時代に、同じ『ア太郎』のア太郎、デコッ八、べし、ケムンパス、ココロのボスと共に、頻繁に登場する。アニメではパパのミスによりネコと忘年会をやることになってしまった後輩と組むネコたちのリーダーとして登場する。タイトルバックにも1カットのみ映る。
- ベラマッチャ
- 元は『レッツラゴン』のキャラクター。クマ。語尾に「〜ベラマッチャー」がつく。原作のみに登場。大型作品「10本立て興行」では、4本目の「ここらでひと休みしようのページ」で寝て登場、そして9本目の「母をたずれて三千円」では、北極の場面に登場する(アニメ第2作では別のクマに変更)。
- ノラウマ
- 原作で一時期レギュラーだった馬。初登場の際、バカボンから盗んだカップヌードルをオシッコで作り、おまわりさんに食べさせたり、さらには馬糞を食らわせたりと素行悪し。会社勤めをしていたが、競馬をあまりにも当てすぎるため、仕事を追われてノラウマになった、という過去がある。正レギュラーの座を狙っていたが、ウナギイヌに二番煎じと罵られ激昴、以後の出演をボイコットすると言い出し、その話の後のコマも全て空白になった。なお、初登場の回だけ、特別にタイトルが「天才ウマボン」になっていた。本作のアニメでは第3作のレレレのおじさんの挿入歌のワンシーンを除いて登場しなかったが、『おそ松くん』アニメ第2作でわずかに出演(声:千葉繁)し、ゲーム『すすめ!バカボンズ』でのデモアニメーションにも登場した。
- 夜のいぬ
- 原作・アニメ共に終盤に登場する、シーン転換時に登場するキャラクター。リアルなタッチの背景をバックに、逆立ちしている。余りセリフは無いが、ミュージカル作品「ミュージカルでバカボンなのだ」では、水原弘のヒット曲「へんな女」を歌ってる。1995年にはルルルのおじさんと共にアステル東京のCMに出演、東京タワーにしがみついている。
このほか、赤塚作品以外からのゲスト出演もいくつかある。『ぼくらマガジン』連載時には『ダメおやじ』のダメおやじこと雨野ダメ助[26]、『コミックボンボン』連載時には『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』からRX-78NT1 アレックスが登場した。また、月刊少年マガジンでは『ヤンキー烈風隊』から岩倉猛が3回ほど(そのうちの1回はパパが『烈風隊』の読みすぎで変貌したもの)、『いけない!ルナ先生』からはルナ先生とわたるが登場したこともあった。
バカ田大学
バカボンのパパの母校。早稲田大学のパロディである。略称はバカ大だが、アニメ第3作以降では使用されていない。創立者は脳加良吉(のうが よいきち)である。また、通常の大学とは組織体系が異なるようで、学長ではなく校長と教頭がいる。人間だけでなく、アホウドリも学生として在籍しているらしい。一度倒産したことがあるが、すぐに再建された。アメリカに姉妹校のアッホー大学、バーカード大学がある。
所在地は「都の西北早稲田の隣り」であり、校歌内でもそのように歌われている(これも早稲田大学の校歌「都の西北」の歌詞のパロディである)。作中で大学時代の友人がバカボンのパパを訪ねて来るとこの校歌が歌われる。校歌のメロディーは早稲田大学の物と同じだが、アニメ第1作で歌われた場面では全く別のメロディーであった。
本物の早稲田大学にさえ存在しない医学部があり[27]、それゆえ附属病院もある。『ブラック・ジャック』の「アヴィナの島」に、バカ田大学で医学を学んだという医者が登場し、医師免許も登場するが、その免許証にはさかさまになったバカボンのパパの顔写真がある。
作中で判明している学部・学科には、医学部、工学部、考古学部、社会学部、生物学科、スケベ学科がある。また、学生は何らかの「研究部」(アニメ第3作では「研究会」と称している)に所属しており、バカボンのパパを訪ねて来ると、必ず「バカ田大学●●研究部(研究会)の○×です」とあいさつをする。赤塚のアシスタントを長年勤めていた長谷邦夫によれば、連載当初早稲田大学の学生だった角南攻がよくフジオプロに遊びに来ていて、そのとき「我々は早稲田大学の××研究会の者です」と自己紹介したのが受け、「バカ大の○○研究会の者です」と作品に採り入れたとのことである。
作中に登場した部活動・サークル(研究会)には、演劇部、タバコ研究部、空手部、高木部、カレー研究会、戦争ごっこ研究会、かくれんぼう研究会、太平洋横断研究会などがある。
ライバル校はテイノウ義塾大学(実際の早稲田大学のライバル校とされる慶應義塾大学のパロディ)。留学生としてイワンのバカ(イワンのばかのパロディ)が在籍している。バカボンのパパがそのテイノウ義塾大学の学生と言い争っていた場面で、テイノウ学生が「卒業して就職した者はいない」と言うと、パパは「バカ大をまともに出た者はいないのだ」と言い返したが、その真相は不明。謎本ブームの最中の1993年にフジオ・プロの協力で書かれた「天才バカボンの大神秘」(KKベストセラーズ、ISBN 4584181543)では、これをおそらく留年しないで卒業した者がいないという意味だと推定している。なお、バカボンのママの出身校・黒百合女子大学は白百合女子大学のパロディである。
- 補足
- 『天才バカボン』が週刊少年サンデーに掲載していた当時(1969年〜1970年)に、同誌では読者投稿ページとして『バカ田大学』が設けられていた。オリジナルキャラクターのバカ大教授陣の他にバカボンのパパもレギュラー出演していた。校章や校歌(ただしこの作品のオリジナル)も披露されていた。作・構成は当時赤塚のチーフアシスタントとして赤塚作品を多く手掛けていた高井研一郎が担当していた。
- 2011年1月には「過去にバカ田大学の入学試験で出題された問題をまとめ、新設された学科“馬科”(ばか)の入試に備えるための問題集」(という設定のムック本)『バカ田大学 入学試験問題 馬科』が出版された。この本には“バカ田大学卒業生”としてみうらじゅんや坂本龍一が“入学希望者”たちへのメッセージを寄稿している。
連載
- 1967年
- 週刊少年マガジン 15号〜1969年9号(※1968年31〜32号は休載)
- 別冊少年マガジン 8月号、11月号
- 1968年
- 別冊少年マガジン 1月号、4月号、8月号、9月号、11月号
- 1969年
- 別冊少年マガジン 1月号
- 週刊少年サンデー 35号〜37号、47号、49号、51号〜1970年15号
- デラックス少年サンデー 9月号〜1970年6月号
- 1971年
- 週刊ぼくらマガジン 20号〜23号
- 週刊少年マガジン 27号〜1973年50号
- 月刊テレビマガジン 12月号〜1975年10月号(長谷邦夫による代筆)
- 1974年
- 週刊少年マガジン 1号〜1975年2号(※1974年44号は休載)
- 別冊少年マガジン 8月号〜1975年5月号(※1974年10月号、12月号は休載)
- 1975年
- 週刊少年マガジン 43号〜1976年49号
- 月刊少年マガジン 6月(創刊)号〜1978年12月号
- 月刊テレビマガジン 11月号〜77年8月号(※タイトルは『元祖天才バカボン』。長谷邦夫による代筆)
- 1978年
- 週刊少年マガジン 16号
- 1987年
- コミックボンボン 10月号〜1989年12月号
- 月刊テレビマガジン 11月号〜1991年1月号
- 1988年
- 月刊少年マガジン 1月号〜1989年2月号
- 1989年
- ヒーローマガジン 10月(創刊)号〜1991年1月号
- コミックボンボン 1月冬休み増刊号(※タイトルは『平成天才バカボン』)
- 1990年
- コミックボンボン 1月号〜1991年10月号(※タイトルは『平成天才バカボン』)
- デラックスボンボン 1(創刊)号(※タイトルは『平成天才バカボン』)
- 1991年
- デラックスボンボン 11月号〜1992年12月号(※タイトルは『平成天才バカボン』)
また、『天才バカボン』傍流作品として、次のようなタイトルがある。
- 1969年
- 天才バカボンのおやじ 週刊漫画サンデー 39号〜1971年49号(※3週間おきの連載 第六話より古谷三敏が作画担当)
- 1972年
- 天才バカボンのおやじ 週刊漫画サンデー 26号
- 1973年
- 天才バカボンのおやじ 週刊漫画サンデー 4号
- 天才バカボンのパパ まんがNo.1 3月号〜4月号
- 1994年
- 天才バカボンのお正月 グランドチャンピオン 1号
- 帰って来た天才バカボン 週刊プレイボーイ 33・34合併号
- 2014年
- 少年バカボン(著 - 吉勝太) デンゲキバズーカ!! 2014年-2016年
コミックス
1969年の講談社コミックスを皮切に、複数の出版社より多数のシリーズが刊行されている。
- 講談社より刊行
- 講談社コミックス 全22巻 別冊全3巻
- 別冊の1〜2巻は長谷邦夫による『テレビマガジン』掲載版を収録。3巻は正規の『天才バカボン』22巻の続巻に当たる。
- 講談社漫画文庫 全16巻
- 講談社コミックス収録分の傑作をコンパクトにまとめたもの。
- 講談社KCスペシャル『えりぬき天才バカボン』 全6巻
- 講談社ボンボンKCコミックス『元祖天才バカボン』 全4巻
- 長谷邦夫による『テレビマガジン』版をまとめたもの。
- 講談社少年マガジンコミックス 全16巻
- 1977年に刊行された講談社漫画文庫版を復刻した新書版コミックス。
- 講談社コミックボンボンワイドKC 『最新版平成天才バカボン』 全4巻
- 新作バージョン。1巻の初版時のみ『最新版天才バカボン』のタイトルで刊行。
- 講談社ワイドKCマガジン 全3巻 (講談社)
- 「ピックアップ天才バカボンヒット集」と銘打たれ刊行された傑作選。
- 講談社ボンボンKCコミックス 全1巻 (講談社)
- 「さいしん天才バカボン」のタイトルで刊行。
- 「月刊ヒーローマガジン」連載分をボンボンKCレーベルに振り分けて出版された。
- 講談社プラチナコミックス 全2巻
- 「赤塚不二夫名作劇場」のサブタイトルで刊行されたコンビニコミックス。
- 講談社コミックスDX 全1巻
- 天才バカボン誕生40周年記念「天才バカボン THE BEST」
- 講談社版と小学館版が同時発売された。講談社版は1988年からのリバイバルシリーズ版(過激な描写の多い1988年度月刊少年マガジン版も多数収録している)も含めた傑作選、小学館版は『週刊少年サンデー』連載版完全収録本となっている。
- 「天才バカボン 秘蔵 単行本未収録傑作選」
- いずれも、1978年、1988年〜1994年まで、「月刊少年マガジン」、「コミックボンボン」、「デラックスボンボン」、「グランドチャンピオン」、「週刊プレイボーイ」に発表された単行本未収録作品からのセレクト。
- 巻末には、五十嵐隆夫が担当記者時代に紛失したという幻の一話を特別収録。
- 講談社以外での刊行
- アケボノコミックス 全31巻 別巻全3巻(曙出版)
- 講談社コミックス版では収録されなかった『週刊少年サンデー』『デラックス少年サンデー』掲載版も併せて収録。別巻の全3巻は『天才バカボンのおやじ』。
- 赤塚不二夫傑作選 全1巻(立風書房)
- アクションコミックス 全3巻(双葉社)
- 天才バカボン 全21巻(竹書房)
- 「アケボノコミックス」収録作品を収録。各話のサブタイトルは、第1期『少年マガジン』時代は講談社コミックスより、『少年サンデー』時代以降はアケボノコミックスよりそれぞれ引用している。なおサブタイトルやセリフに差別用語などが入っている箇所は改編されているが、中には漫画自体が改編されている箇所もある[28]。完全版を謳っているが、同社の他の赤塚作品同様、未収録作品が多く月刊少年マガジン1976年12月号〜1978年12月号、リバイバル版、読み切りなどは未収録である。
- なのだ!?天才バカボン 全10巻(ソフトガレージ)
- 7、8巻にはこれまでほぼ単行本未収録だった1977年から1978年の間に、「月刊少年マガジン」に発表されたエピソードを多数収録。
- 天才バカボン 全38巻(eBookJapan)〈電子書籍〉
- 2014年現在電子書籍販売サイト『eBookJapan』で有料配信されている。収録内容は1970年代に『週刊少年マガジン』・『週刊少年サンデー』などに連載された「本編」シリーズ、『テレビマガジン』に連載された『元祖天才バカボン』(作者表記は「赤塚不二夫とフジオ・プロ」)、1987年〜1992年に『コミックボンボン』・『テレビマガジン』・『ヒーローマガジン』・『デラックスボンボン』に連載されたリバイバルシリーズの順になっている。
テレビアニメ
以下のアニメ作品が製作されている。
- 天才バカボン(よみうりテレビ・東京ムービー、1971年9月25日 - 1972年6月24日、全40回)
- 元祖天才バカボン(日本テレビ・東京ムービー、1975年10月6日 - 1977年9月26日、全103回)
- 平成天才バカボン(フジテレビ・スタジオぴえろ、1990年1月6日 - 同年12月29日、全46回)
- レレレの天才バカボン(テレビ東京・スタジオぴえろ、1999年10月19日 - 2000年3月21日、全24回)
アニメ映画
- 天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜 2015年5月23日公開 (赤塚不二夫生誕80周年企画 初の長編アニメーション映画)
テレビドラマ
金曜ロードSHOW! 特別ドラマ企画 天才バカボン〜家族の絆 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 赤塚不二夫「天才バカボン」 |
脚本 |
天野慎也 吹原幸太[29] |
演出 | 栗原甚[30] |
出演者 |
上田晋也(くりぃむしちゅー) オカリナ(おかずクラブ) 松下奈緒 小日向文世 高嶋政伸 鈴木福 えなりかずき 他 |
オープニング | タモリ「天才バカボン」 |
時代設定 | 2016年 |
製作 | |
プロデューサー |
松岡至(CP) 栗原甚[31] 次屋尚、大塚英治 |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2016年3月11日[32] |
放送時間 | 金曜21:00 - 22:54[32] |
放送分 | 114分 |
日本テレビによるドラマ公式サイト | |
特記事項: 20:54 - 21:00に予告番組「『天才バカボン〜家族の絆』このあとすぐ! 家族みんなで観るのだ!」を別途放送。 |
『天才バカボン〜家族の絆』(てんさいバカボン かぞくのきずな)のタイトルで、2016年3月11日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』枠にて実写ドラマが放送された[32][33]。タモリが本作の主題歌(アイドル・フォー歌唱によるアニメ第1シリーズと同じ曲)を歌った[31]。
ハジメ役の早坂ひららの演技は長台詞にタレントのダレノガレ明美がTwitterで驚くなどの反響を呼び[34]、平均視聴率はビデオリサーチ社調べで12.2パーセントを記録した[35]。
キャスト(テレビドラマ)
- バカボンのパパ - 上田晋也(くりぃむしちゅー) [36]
- バカボン - オカリナ(おかずクラブ)
- バカボンのママ - 松下奈緒
- ハジメちゃん - 早坂ひらら
- レレレのおじさん - 小日向文世
- おまわりさん - 高嶋政伸
- おまわりさんの後輩 - 大野拓朗[36]
- イケメン - えなりかずき
- イケメンのデート相手 - 原幹恵
- 愛鮫浩二(タレント・夫) - 船越英一郎[37]
- 愛鮫富士子(タレント・妻) - 羽田美智子[37]
- 愛鮫良太(愛鮫夫妻の息子) - 鈴木福[36][37]
- バカボン家の隣人 - マツコ・デラックス[37]
- 実業家 - 藤木直人(友情出演)[37]
- 実業家の妻 - 納富有沙
- ママの同級生 - 中越典子、安藤なつ(メイプル超合金)[37]
- ニュースキャスター - 水卜麻美(日本テレビアナウンサー)[37]
- リポーター - 阿部祐二、森林永理奈
- オレオレ詐欺実行犯 - 森慎太郎(どぶろっく)
- 銀行強盗 - 江口直人(どぶろっく)
- 大竹(愛鮫浩二のマネージャー) - 浅利陽介
- 『スターのお宅へ イッテV』レポーター - 手塚とおる
- 『おしどり夫婦 いらっしゃい』司会 - 住田隆
- 借金とりリーダー - 阿南健治
- 空き巣 - 小林隆
- 喫茶店のカウンターの客 - 平野ノラ
- バスの乗客 - 青木和代、しのへけい子
- オレオレ詐欺被害者 - 星野晶子
- 「本当は男」な女 - たけうち亜美
- 中華料理屋の店主 - いとうせいこう
- 柊瑠美、伊達暁、菅裕輔、山崎画大、福澤重文、師岡広明、山田拓也、石丸奈菜美、檜尾健太、兒玉宣勝、遠藤かおる、鯉迫ちほ、福山翔太、野村たかし、山本栄司、畑俊樹、伊藤誠悟、北原十希明、鈴木彩葉
各話リスト
ストーリーは、登場人物が各エピソードで微妙につながる、全4話のオムニバス構成になっている。
- ウソはいけないのだ!
- サプライズは難しいのだ!
- 独占スクープ! パパとママの結婚の秘密なのだ!
- ワシは家出の天才なのだ!
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作 - 赤塚不二夫
- 脚本 - 天野慎也、吹原幸太[29]
- 演出・プロデューサー - 栗原甚[30][31]
- 音楽 - ゲイリー芦屋[29]
- 主題歌 - 「天才バカボン」
- 音楽協力 - 日本テレビ音楽
- アクション - 佐々木修平
- カースタント - 高橋レーシング
- タイトルロゴ・ポスター - ちたまロケッツ、赤尾真代
- 経済監修 - 山田真哉
- 技術協力 - NiTRo、バル・エンタープライズ
- 美術協力 - 日本テレビアート
- ポスプロ - ヌーベルアージュ
- 協力 - フジオ・プロダクション
- チーフプロデューサー - 松岡至
- プロデューサー - 次屋尚、大塚英治
- 金曜ロードSHOW!プロデューサー - 稲毛弘之
- 協力プロデューサー - 荻野健
- 制作協力 - ケイファクトリー
- 製作著作 - 日本テレビ
その他
2016年3月5日放送の『世界一受けたい授業』(パパ役の上田が「教頭」としてレギュラー出演)には、本作の宣伝を兼ねて赤塚不二夫の娘・赤塚りえ子が「特別教師」として出演し、父の人生やエピソードを紹介した[38]ほか、バカボン役のオカリナやハジメ役の早坂ひらら、おしどり夫婦の夫役の船越英一郎も、同番組の「生徒」として出演した。
ゲーム
- 天才バカボン
- 1988年6月2日発売、ジャンルはアクション。セガ(マスターシステム、セガ・マークIII FM音源 2M 5500円)
- 平成天才バカボン
- 1991年12月26日発売。ナムコ(ファミリーコンピュータ、ROMカセット)
- 平成天才バカボン
- 1992年2月28日発売。ナムコ(ゲームボーイ)
- 平成天才バカボン すすめ!バカボンズ
- 1995年7月7日発売。ゼネラル・エンタテインメント(セガサターン 4800円)
- 必殺パチンコステーションV2 天才バカボン
- 2001年7月12日発売、サン電子(PlayStation 2)
- 必殺パチンコステーションV7 天才バカボン2
- 2003年5月22日発売、サン電子(PlayStation 2)
- 必殺パチンコステーションV10 レレレにおまかせ
- 2005年3月17日発売、サン電子(PlayStation 2)
テレビ番組・CMなどでの登場
『元祖』終了後、1981年10月3日にフジテレビ系列で放送された単発アニメ『ぼくらマンガ家 トキワ荘物語』では、パパ・バカボン・本官さん・ウナギイヌが他の赤塚キャラクターと一緒に端役出演している。
また、1982年にTBS系列で放送された『日立テレビシティ・ニャロメのおもしろ数学教室』が3週連続で放映され、司会の石坂浩二やシュガーとともに赤塚漫画のキャラクターが合成出演。オリジナル声優のパパとバカボンも登場し、雨森雅司の声によるバカボンパパが登場する番組はこれが最後となった。3週目の放送ではアニメキャラクター化された数学者が行進する「世界の天才数学者紹介コーナー」にて、赤塚がバカボンパパの扮装で出演。このとき赤塚は「ギャグの天才、赤塚不二夫!」と叫びながらの登場だった。
2006年8月19日から2007年2月24日まで放送されたTBSの健康番組『人間!これでいいのだ』では、番組の案内役としてバカボンのパパが出演しており、番組タイトルもパパのキメゼリフが使用されていた。パパの声は富田耕生が担当した。
2015年10月、ナショナルジオグラフィックチャンネルの番組『ナショナル ジオグラフィック チャンネル×赤塚不二夫 生誕80周年記念「バカと科学でバ科学なのだ!!(原題:Science Of Stupid2 Special)」』において、バカボンのパパとニャロメが解説役として起用されている[39]。
CMキャラクターとしても多くのCMに起用されている。
1993年、ブルドックソースごま入りとんかつソースのTVCMにバカボンのママが登場。ナレーションは俵孝太郎。
1998年、SOFT99フクピカのTVCMにバカボン一家と本官さんが登場。第1作目を意識した絵柄になっており(そのためか、著作権表記にスタジオぴえろはクレジットされていない)、この時のパパの声は雨森が演じるパパの音声を作品から抽出したものが使用された。その他のキャストは山本圭子(バカボン役)、貴家堂子(ハジメちゃん役)、肝付兼太(本官さん役)
この他、淀川製鋼所(ヨド物置)、チョーヤ梅酒、NTT西日本(ISDN)、ロート製薬(レスパ)、アステル東京、ブックオフコーポレーションなどのCMで作中の登場キャラクターが起用されている。また、明治製菓の「チップチョップ」に、『おそ松くん』(六つ子とイヤミ)に引き続いて起用、内容はバカボンだけが出るバージョンと、バカボン・パパ・レレレのおじさんが出るバージョンも存在していた。
2009年3月、DAIICHIのパチンコ機『CR天才バカボン〜41才の春だから〜』のTVCMでは、フライトアテンダント篇、旅篇(主演:朝丘雪路)、テニス篇(主演:プロテニスプレーヤー・愛甲霞)、ドラマ篇(主演:小沢真珠)と、ドラマ仕立てのCMが製作された。
日清食品の「カップヌードルごはん」のCM(2013年)ではバカボン一家と本官さん、レレレのおじさん(後者2名は30秒版のみ)が登場。アニメーションはぴえろが製作、キャラクター造形は原作漫画の画調が忠実に再現され、声は『平成』の声優陣が担当している[40] [41]。
2015年10月には、「ナショナルジオグラフィックチャンネル」とコラボした番組『バカと科学でバ科学なのだ』を放送。なお、番宣スポットに、バカボンのパパとニャロメが出演している。
同年、健康保険組合連合会の「あしたの健保プロジェクト」の広報キャラクターとして、バカボン一家が起用され、TVCMも放送[42]。
なお、本作のアニメキャラクターの出演はないが、日本テレビ製作の歌謡番組「歌う王冠」は、1969年4月に赤塚が司会に加入した際に「歌う王冠 チータとバカボン」と改題されている。
脚注
- ^ 週刊少年サンデーでの赤塚担当であった武居俊樹が著書『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(文藝春秋 ISBN 978-4163670805)において赤塚の引き抜き合戦が行われたことを記している。
- ^ 名和広『赤塚不二夫というメディア 破戒と諧謔のギャグゲリラ伝説』P20(2014年 社会評論社 ISBN 978-4784519118)
- ^ 後期の実験的手法については、赤塚が渡米した際に目にした『MAD』に掲載されていた作品に影響を受けたという指摘が、『BSマンガ夜話』(1999年11月9日放送)にてなされている。
- ^ この時期に掲載されたバカボンはほとんどが単行本未収録だったが、『デラックスボンボン』版は電子書籍版38巻にまとめて収録され、月刊少年マガジン掲載の一部は特別版コミックスに最終回を含む3話分以外が収録されている。
- ^ 公認サイト よくある質問
- ^ 公認サイト パパの質問コーナー3(2010年12月19日のインターネットアーカイブ)
- ^ eBookJapan 赤塚不二夫紹介ページの質問コーナー
- ^ 赤塚自身も『下落合焼とりムービー』という映画を制作している
- ^ なお、『おそ松くん』の松野家の電話番号は、(6538)6974 「ムツゴサンワ ロクデナシ」。下4桁がバカボン家と同じ「ロクデナシ」である。
- ^ となりの天才ヴァカボンにもパパと共に登場しているがセリフなし。
- ^ アニメ第2作の回想シーンではセーラー服を着た女子高生になっており出会った時期が原作と異なる。
- ^ 息子のバカボンからも「なんでパパと結婚したの?」聞かれた際、「大変だけど一緒に居ると楽しいから」と答えている
- ^ パパがハジメちゃんが死んだかのように言ったことに対し鬼のような形相になったり(アニメ第1作)、家の中でゴルフをやめないパパに青筋を立てる(原作9巻)など。
- ^ 毎朝この子供たちを学校の登校を促すために、ほうきで家から追い出した癖が抜けないという設定。=第2作および第4作にて
- ^ ただし、原作第8巻におじさんにそっくりな小学校低学年ほどの子供がおり、おじさん本人も自分の息子と言っている場面もある。
- ^ バカボンのパパあての年賀状には「おでかけですか?のおじさん」と書かれていた
- ^ となりの天才ヴァカボンでは「現場に居合わせた警察官」としてイメージのみ登場。
- ^ アニメ第2作・第139話で、本人の口から語られている。
- ^ 「KC庁」は警視庁のパロディだが、初期にはきちんと「警視庁」と表記されていた。また「KC」は単行本が出ていた「講談社コミックス」の略称ともかけてある。
- ^ エンディングクレジットは「どんぐり医者」
- ^ エンディングクレジットは「ガメツイ医者」
- ^ 効果は永久に持続するが、生物には無効。
- ^ モク山のエピソードとアレンジされたエピソードはニコチン依存症の男が禁煙をするというプロットが似ており、アレンジされても問題はない。
- ^ 第3作では脱がなかった
- ^ 赤塚不二夫公認サイトのキャラクター紹介より。
- ^ ダメおやじ一家は、同じ赤塚作品の『ぶッかれ*ダン』にも2回に渡って共演したことがある。
- ^ 早稲田大学自体は1950年代前半に日本医科大学との合併を検討したことがある。『愚徹の人 丸山千里』( 井口民樹著、 文藝春秋、 1994年)153p。
- ^ 例:暑がり屋のパパの後輩が、水を入れたたらいで寝た時の夢は、オリジナル版・講談社・曙版では南洋の島で人食い人種に釜茹でにされていたのに対し、竹書房版では地獄で鬼に釜茹でにされていたのに改編された。ただし、鬼のセリフは人食い人種が言った「カマユーデ カマユーデ」と、そのまま使われた。
- ^ a b c 「TVステーション」(ダイヤモンド社)関東版2016年5号 71頁
- ^ a b c d 実写版「天才バカボン」主題歌、タモリが歌う「これでいいのだ~」 スポーツ報知 2016年2月18日閲覧
- ^ a b c 「週刊ザテレビジョン」北海道・青森版 2016年3月4日号 p75にて確認、2016年2月24日閲覧
- ^ “「天才バカボン」が実写ドラマに!パパ役は上田晋也、バカボン役はオカリナ”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年2月3日) 2016年2月3日閲覧。
- ^ “「バカボン」ハジメちゃんが大反響”. デイリースポーツ (2016年3月12日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ “[天才バカボン]くりぃむ上田主演の初実写ドラマは12.2%の好視聴率”. マイナビニュース (2016年3月14日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ a b c “タモリ、実写版『バカボン』主題歌を担当「受けない訳にはいかない」”. ORICON STYLE (2016年2月19日). 2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g “マツコ、バカボンの隣人に!ドラマ版「バカボン」に豪華キャスト続々”. シネマトゥデイ (2016年2月25日). 2016年2月25日閲覧。
- ^ 「TVステーション」関東版2016年5号 40頁
- ^ “バカと科学でバ科学なのだ!!”. ナショナル ジオグラフィック チャンネル (2015年9月14日). 2015年9月22日閲覧。
- ^ “CMギャラリー|日清のごはんシリーズ”. 日清食品. 2013年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月9日閲覧。
- ^ “「日清カップヌードルごはん」新CMがオンエア中!”. 赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ! (2014年4月18日). 2013年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月9日閲覧。
- ^ “「健康保険これではよくないのだ!」バカボンのパパが健康保険の未来を考える 「あしたの健保プロジェクト」TVCMが、2015年10月16日(金)より放映開始”. CM Japan (2015年10月21日). 2015年10月22日閲覧。