ワールド・ベースボール・クラシック

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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)
今シーズンの大会:
2023 ワールド・ベースボール・クラシック
ファイル:2023 WBC logo.png
競技 野球
開始年 2006年
主催 ワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)
MLBMLB選手会
チーム数 20か国・地域(本選)チーム
前回優勝  アメリカ合衆国(1回目)
最多優勝  日本(2回)
公式サイト
公式ウェブサイト
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ワールド・ベースボール・クラシック英語: World Baseball Classic、略称:WBC)は、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の野球の世界一決定戦[1][2][3]

概要

開催経緯

1990年代後半頃からメジャーリーグベースボール(MLB)では、東アジア中米カリブ海諸国の選手を中心にMLBの国際化が進み、彼らの様なアメリカ合衆国以外の国籍を持つMLB選手による活躍が著しくなった。また、2000年代初頭からメキシコ日本等のアメリカ合衆国内以外でMLB開幕戦を開催するなどして、本格的なMLBの世界進出(グローバル化戦略)によるMLB拡大と野球マーケットの拡大、それに伴う収益の拡大を目指していたMLB機構のバド・セリグコミッショナーは「野球の世界一決定戦」の開催を提唱。関係各所で国際野球連盟(IBAF)主催の大会に出場していないメジャーリーグ選手を中心とした各国のプロアマ野球リーグ選手による国別世界一を決める国際大会の開催へ向けて協議がなされてきた。

2005年5月にMLB機構が翌年3月に野球の世界大会を開催する事を発表[4]7月12日MLBオールスターゲーム開催地のデトロイトで、参加が確定していなかった日本キューバを除く14か国の代表が出席して開催発表記者会見が行われ、大会の正式名称“World Baseball Classic”が発表された[5]。記者会見にはセリグ・コミッショナーの他、各国の選手代表としてドントレル・ウィリスアメリカ合衆国)、カルロス・ベルトランプエルトリコ)、カルロス・リーパナマ)、アンドリュー・ジョーンズオランダ)、崔熙涉韓国)、ミゲル・テハダドミニカ共和国)、ジェイソン・ベイカナダ)、ジャスティン・ヒューバーオーストラリア)が出席した[6]。WBC開催を記念して、同年のオールスターゲームでは前日に行われる恒例のホームランダービーが異例の国別対抗形式となった。

当初、日本(NPB)はMLB側の一方的な開催通告やMLB中心の利益配分に反発し、参加を保留[7]日本プロ野球選手会も開催時期の問題から参加に反対し[8]、2005年(平成17年)7月22日の選手会総会で不参加を決議した。しかし、MLB機構は参加を保留するNPBに対し、改めて参加を要求し、もし日本の不参加によりWBCが失敗に終わった場合、日本に経済的補償を要求することを通達。更に、WBCへの不参加は「日本の国際的な孤立を招くだろう」と警告した[9]。これを受けて、日本プロ野球選手会は不参加の方針を撤回。最終的に同年9月16日に選手会の古田敦也会長がNPB機構に参加の意向を伝え、日本の参加が決まった。

その結果、2006年3月にMLB機構が選抜した16か国・地域が参加する第1回大会が開催された。なお、MLB機構はこの大会を夏季オリンピック野球競技に代わる国際大会として育てたい意向である[5]

年表

試合形式

2006年3月13日、第1回WBC第2ラウンド、アメリカ合衆国対韓国戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム)。投手はドントレル・ウィリス
2009年3月24日、第2回WBC決勝戦、日本対韓国戦(ドジャー・スタジアム)。投手はダルビッシュ有、捕手は城島健司。優勝を決め喜ぶ日本ナイン。

大会規定は毎回異なり、大会実績を反映させて毎回改良されている。

第1回大会(2006年)

第1回大会では第1ラウンド・第2ラウンドでリーグ戦方式が採用された。第1ラウンドでは、16の参加国・地域を4チームずつ4組に分け、別々の開催地でそれぞれの組内で総当りリーグ戦を行う。各組の上位2チーム・合計8チームがアメリカで行われる第2次ラウンドに進出し、4チームずつの2組に分かれて第1次ラウンド同様に戦う。各組の上位2チーム・合計4チームが決勝トーナメントに進出し、その4チームでトーナメント方式の準決勝と決勝を行い優勝を決める。シーズン前の投手の故障防止のため、投球数制限が設けられた。その他細かいルールについては2006 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第2回大会(2009年)

第2回大会では第1ラウンド・第2ラウンドでダブルイリミネーション方式が採用され、各組上位2チームが次のラウンドに進む。第2ラウンドを勝ち抜けた4チームが、決勝トーナメントに進み、準決勝と決勝を行い優勝を決める。延長13回からタイブレーク制度が採用された。その他細かいルールについては2009 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第3回大会(2013年)

第3回大会では新たに予選が設定され、本選と予選で計28チームが参加した。予選では、第2回大会での下位4チームと野球新興国の12チームの計16チームが4組に分かれてダブルイリミネーション方式で戦い、各組の1位が本選への出場権を得る。そして、予選を1位で通過した4チームと第2回大会の上位12チームの合わせて16チームで本選を行う。本選第1ラウンドは第1回大会と同様のリーグ方式、本選第2ラウンドは第2回大会と同様のダブルイリミネーション方式で行われた。この方式は、第1・第2ラウンド共にダブルイリミネーション方式を採用した第2回大会で、日韓対戦が5回にも及んだことを是正し、上位チームの試合数が過大になる可能性を排除するために導入された[注 1]。また、本選第1ラウンドのリーグ戦で同一勝敗数だった場合の勝ちぬけ基準が第1回大会から変更されている。投球数制限等にも変更が加えられている。その他細かいルールについては2013 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第4回大会(2017年)

第4回大会では第1回大会の方式に戻り、第1ラウンド・第2ラウンドでリーグ戦方式が採用された。これに加えてリーグ戦において3チームの勝敗が並んだ場合に「ボーナス“プレーオフ”ゲーム」としてワンゲームプレーオフが採用された(勝敗が並んだ3チームのうち、順位決定ルールにより1位チームもしくは4位チームを確定した後に、残りの2チームが2位通過を賭けて対戦する)。他に新ルールとして「予備投手枠」の創設、またMLBで2014年からビデオ判定の適用拡大とチャレンジ制度の導入もあって、WBCにおいても一部制限はあったものの適用拡大されたビデオ判定が導入された。詳細は2017 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第5回大会(2023年)

第5回大会では本選出場枠が20チームに拡大されることになり、第1ラウンドは各組5チームによるリーグ戦方式が採用された。これまで行われてきた第2ラウンドは廃止され、第1ラウンド後から各組上位2チーム・計8チームによる決勝トーナメントが行われる方式へと変更された。なお大会全体の招待国数に変更はないため、予選は12チームに縮小された。予選は12チームが2組に分かれてダブルイリミネーション方式で対戦し、各組の1位と敗者復活1位が本選の出場権を得る。詳細は2023 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

出場資格

どの国に属するかはオリンピック憲章のように明確には決められておらず、アレックス・ロドリゲスなど複数国で代表資格を持つ選手が多い。例をあげると、日系ブラジル人の佐藤二朗は2003年に日本へ帰化しているが、WBCにはブラジル代表で出場している。

選手は下記のいずれかに該当する場合、各代表チームへの出場資格を持つ。

出場資格(2020年現在)
1 当該国の国籍を持っている
2 当該国の永住資格を持っている
3 当該国で出生している
4 のどちらかが当該国の国籍を持っている
5 親のどちらかが当該国で出生している
6 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
7 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある

ドミニカ共和国出身選手は米国市民権を得るためにドミニカ国籍を放棄しなければならず、オリンピック憲章をそのまま適用すれば、ドミニカ代表でプレーできないドミニカ出身選手もいる。また、イタリア代表にはイタリア系アメリカ人が多く選ばれているが、これはイタリアがイタリア系の外国人に容易に市民権を与えるためにそれを利用した結果であり「アメリカ人をルーツに当たる国の代表に選んでいる」とするのは誤解である。

第3回大会予選へと出場したイスラエルもイタリアと同様にユダヤ系の外国人に容易に市民権を与えるため、イタリア代表と同様、イスラエル代表チームも主にイスラエル系アメリカ人により構成された。しかし第4回大会ではイスラエル代表27人中イスラエル国籍の選手は1人だけであったため、あるゴシップ系の書籍では「ユダヤ教に改宗すれば世界中の誰でもイスラエル代表になれる」などという書き立て方がされていた[18]

第3回WBC登録選手のうち
同国出身選手の数
[19]
出場国 人数
日本韓国台湾米国
キューバドミニカ共和国
ベネズエラ
28
カナダ中国 26
オーストラリアオランダ 25
プエルトリコブラジル 24
メキシコ 19
イタリア 8
スペイン 1

薬物規定

国際野球連盟(IBAF)によれば、WBCでドーピング検査を実施するのは世界アンチ・ドーピング機構(WADA)で、メジャーリーグの規定よりも禁止薬物の範囲が広い国際ルールが適用されるはずであった。しかし、実際にはWADAが正式な意見書を提出するほどにWBCでの禁止薬物規定は少なかった。検査はWBC開催前と開催中に実施され、開催中は任意の試合で各チーム2選手を選び出し、試合後に検査を行う。メジャーリーグの組織に属する選手には合計108回の検査が行われる予定で、リーグ機構と同選手会はこれに同意している(2006年の大会ではIBAFの発表によると全出場選手の 22.5% が検査を受ける事になるという)。アテネ五輪予選では1度目の違反で即刻出場取り消し、さらに2年間の出場停止が科されたが、WBCでも同様の罰則が科される。この場合、2回目の違反で国際試合から永久追放となる。ただし、メジャーリーガーがWBCの検査で陽性の判定を受けても、メジャーリーグにおける薬物規定の罰則は適用されない。

利益分配

WBCでは、各国から得られたスポンサー料や放映権料、ロイヤルティーなどの大会収益は一括にWBCの大会運営会社に集められてから各チームへ再分配する事になっている。

主催者側は公式に発表していないが、2006年大会では、収益が出た場合、その 47% が賞金に、53% が各組織に分配され、大会収益が出ない場合はMLBが赤字分を負担することになっていたという。なお、賞金の内訳は、優勝チームが 10%、準優勝チームが 7%、準決勝敗退の2チームが 5%、2次リーグ敗退の4チームが 3%、1次リーグ敗退の8チームが 1% である。また、各組織の内訳は、大リーグ機構(MLB)が 17.5%、大リーグ選手会が 17.5%、日本野球機構(NPB)が 7%、韓国野球委員会国際野球連盟が 5%、その他が 1% という順とされている[20][21][22]。2009年も主催者からの公式発表はないが、MLBと大リーグ選手会が 66%、NPBが 13% だったという[23]

ちなみに、第2回大会の賞金内訳は優勝が270万USドル、準優勝は170万USドル、準決勝敗退は120万USドル、2次ラウンド敗退は70万USドル、1次ラウンド敗退で30万USドルとなっている。この他にも、各会場の1次ラウンド1位通過には30万USドル、各会場の2次ラウンド1位通過には40万USドルの賞与が支給された。また、国際野球連盟(IBAF)には野球振興の目的で100万USドルが寄付された[24]。なお、第2回大会の賞金総額は1400万USドルで、この額は780万USドルだった前回大会の約2倍である[25]

第5回大会では各代表チームが初めてユニフォームのデザイン・製造を担当し、WBCIを通じて一般向けに販売したレプリカの売上収益の一部を得ることができるようになる[26]

開催年 総収益 賞金
総額 優勝
1 2006年 1280万USドル[27] 780万USドル[28] 78万USドル
2 2009年 3200万USドル[27] 1400万USドル[28] 270万USドル
3 2013年 未公表 1400万[26] - 1500万USドル[29] 340万USドル
4 2017年 未公表(推定1億1000万USドル[30] 1400万USドル[26] 未公表

大会ロゴ

中央に地球儀野球のボールを組み合わせたボールを配置し、その周りを4枚のスクリューの羽根状のものが包み込む意匠で、「グローバルベースボール」と名づけられた。4枚の羽根状のものは、青色(右上)、黄色(左上)、赤色(左下)、緑色(右下)の4色が塗られている。黄色の羽根の外側に「(開催の西暦年)WORLD」、青色の羽根の外側に「BASEBALL」、緑色の羽根の外側に「CLASSIC」という文字が記されている。また強豪国の多いスペイン語圏のカリブ海などの国に配慮し、スペイン語のロゴも用意されている(上段から順に「(開催の西暦年)CLASICO」「MUNDIAL」「DE BEISBOL」)。

ファイル:2023 WBC.png
第5回大会ロゴ(2023年)

2023年第5回大会より大会ロゴがリニューアルされた。4枚の羽根状のフォルムはそのままに、中央にあった地球儀と野球ボールを組み合わせたボールはなくなり、羽根の配色が4色からよりカラフルにデザインされている。文字の色も青色から濃緑色に変更されている。

優勝杯・メダル

優勝杯

ワールド·ベースボール·クラシック の優勝トロフィーは、ティファニー社の職人が200時間以上の時間をかけて制作した。細工の老舗のティファニーらしく、材質は銀(スターリングシルバー)である。

デザインのモチーフは、WBCのロゴの「グローバルベースボール」であり、台座・4枚の板・ボールから構成される。4段にカットされている台座は、4ラウンドのトーナメント(1次リーグ、2次リーグ、準決勝、決勝)を表し、台座から上方に向けて斜めに広がる4枚の板と、さらに上部中央に向かう羽状の板は、16か国で構成される4つのリーグ(1次リーグ)を表している(その意匠は日本の四つ巴紋に似ている)。また、4枚の板によって支えられた中央の野球ボールは、地球(グローバル)を象徴している。

2006年2月22日プエルトリコサンフアンで行われた初公開の披露式には、WBCの親善大使を務めるトミー・ラソーダ(元ドジャース監督)らが参加した。

メダル

優勝チームには金メダル、準優勝チームには銀メダルが選手・監督・コーチの全員に授与される。なお、ベスト4の2チームに銅メダルなどは無く、何も授与されない。

歴代決勝戦の開催地

歴代大会結果

開催年 本選ラウンド開催国 決勝戦 ベスト4 出場国数
優勝 結果 準優勝 本選 予選 全体
1 2006年 アメリカ合衆国の旗/日本の旗/プエルトリコの旗   日本の旗 日本 10 - 6 キューバの旗 キューバ   大韓民国の旗 韓国 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国   16 - 16
2 2009年 アメリカ合衆国の旗/日本の旗/プエルトリコの旗/メキシコの旗/カナダの旗 日本の旗 日本 5 - 3 大韓民国の旗 韓国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ベネズエラの旗 ベネズエラ 16 - 16
3 2013年 アメリカ合衆国の旗/日本の旗/プエルトリコの旗/中華民国の旗 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 3 - 0 プエルトリコの旗 プエルトリコ オランダの旗 オランダ 日本の旗 日本 16 16 28
4 2017年 アメリカ合衆国の旗/日本の旗/大韓民国の旗/メキシコの旗 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 8 - 0 プエルトリコの旗 プエルトリコ 日本の旗 日本 オランダの旗 オランダ 16 16 28
5 2023年 アメリカ合衆国の旗/日本の旗/中華民国の旗 不明の旗 不明の旗 不明の旗 不明の旗 20 12 28
開催地について
開催地は大会創設以来、特定の1か国・地域での開催はなく、開催を希望する国・地域による複数国での共同開催という形をとっており、日本アメリカ合衆国プエルトリコの3か国は第3回まで連続して共催国として登録されてきた。プエルトリコは第4回の開催では共催国から外れたため、第1回からの連続開催は日米の2か国のみとなった。
また決勝戦についても、第1回から第5回まですべてアメリカ合衆国内で行われており、アメリカ以外での決勝戦の開催はこれまでなされていない。
第5回では初の試みとして、マイアミ会場は第1ラウンド、準々決勝ラウンド、決勝ラウンドの3ラウンドを通して開催される。

代表別通算成績

国・地域名
1  日本 4 2 0 2 31 23 8 0 .742
2  ドミニカ共和国 4 1 0 1 24 18 6 0 .750
3  アメリカ合衆国 4 1 0 1 28 16 12 0 .571
4  プエルトリコ 4 0 2 0 29 20 9 0 .690
5  韓国 4 0 1 1 22 15 7 0 .682
6  キューバ 4 0 1 0 26 15 11 0 .577
7  オランダ 4 0 0 2 24 11 13 0 .458
8  ベネズエラ 4 0 0 1 24 12 12 0 .500
9  メキシコ 4 0 0 0 18 7 11 0 .389
10  イタリア 4 0 0 0 15 5 10 0 .333
11  イスラエル 1 0 0 0 6 4 2 0 .667
12  チャイニーズタイペイ 4 0 0 0 13 3 10 0 .231
13  カナダ 4 0 0 0 11 3 8 0 .273
14  中華人民共和国 4 0 0 0 12 2 10 0 .167
14  オーストラリア 4 0 0 0 12 2 10 0 .167
16  コロンビア 1 0 0 0 3 1 2 0 .333
17  パナマ 2 0 0 0 5 0 5 0 .000
17  南アフリカ共和国 2 0 0 0 5 0 5 0 .000
19  ブラジル 1 0 0 0 3 0 3 0 .000
19  スペイン 1 0 0 0 3 0 3 0 .000
  • データは2017年大会終了時。
  • 太字の国・地域名は優勝経験のある国・地域で、太数字は最多記録。
  • 順位は優勝回数が多い順に並べている。優勝回数が同数の場合は準優勝回数が多い方を、準優勝回数も同数の場合はベスト4回数が多い方を、ベスト4回数も同数の場合は勝利数の多い方を、勝利数も同数の場合は試合数の多い方を上に並べることとする。

通算個人記録

2017年大会終了時[31]

今後の課題

大会の認知

日本韓国などでは大々的に報じられ、テレビは連日高視聴率をマークし、バド・セリグMLBコミッショナーも、日韓での高視聴率に満足感を示した[32]。しかし、開催国アメリカ合衆国のように関心が比較的薄い国も多く、参加国間の温度差が指摘されている(南アフリカ共和国や、移民の選手が大半を占め、自国の選手が数人しかエントリーされなかったイタリア、スペインのように、野球自体が本国での認知度が極めて低い国も多い)[33]

アメリカのスポーツメディアは、野球に関する報道はスプリングトレーニングやオープン戦に大部分を割き、WBCはその影に隠れる形であった[34]。アメリカでは2次ラウンドの会場で空席が目立ち[注 2]、視聴率も最高2%台に留まった[注 3]

第2回大会にアメリカ代表として出場したジミー・ロリンズが「(他の国とは違い、)アメリカではバスケットボールとかアメリカンフットボールとか、他のスポーツもあるから、その時々のシーズンのスポーツに関心が散らばるんだ」と語っているように[35]、3月には全米規模の注目を集めるNCAA男子バスケットボールトーナメントが行われており、また NBANHLのレギュラーシーズンも佳境であるため、本来「ベースボールシーズン」ではない3月にアメリカ国民の目を野球に向けるのは非常に難しいと言われる。アメリカ国民のWBCに対する関心の低さは、「ワールドシリーズという名の通り、MLBでの優勝チームこそが世界一だ」という認識が強く、国際的スポーツのサッカー[注 4]F1よりも国内完結型のアメリカンフットボールやNASCARを好むアメリカ独特の価値観、冷戦時代のバスケットボールやアイスホッケーでの対ソ連のように、アメリカ国民に満足感をもたらすことの出来る宿敵が存在しないことなども原因であると考えられている[37]

大会の運営

大会の勝ちあがり方法については、第1回大会では、第1ラウンド、第2ラウンドで4チームによるリーグ戦を実施したが、2次リーグA組で日本アメリカ合衆国メキシコが1勝2敗で並び、失点率で日本が2位となり、準決勝に進出した。得失点を含めて順位を決定するのは他のスポーツでも行われることであるが、野球の場合はコールドゲームがあったり、延長戦やサヨナラがあったり、後攻めがリードの場合には9回裏がないなど得失点の機会に不均衡が生じるため、単純な得失点数で順位を決するには都合が悪い。そこで第1回大会では順位決定に失点率が採用されたが、この大会の2次リーグA組でメキシコが準決勝に進むためには、最後のアメリカ戦で「延長13回または14回までアメリカを0点に抑えかつ自らも延長13回または14回まで無得点で進行しいずれかの当該回においてサヨナラ3ランホームランかサヨナラ満塁ホームランで勝利(2次リーグは延長14回まで、またメキシコはこの試合で後攻)」という非現実的な条件が必要となった。第2回大会では、第1回大会の反省から、ダブルイリミネーション方式を採用した。そのため、展開によっては大会を通じて同一カードが最大5度もある可能性があり、実際に日本対韓国の対戦は5試合行われた。その他のカードでも複数回の対戦が目立ち、対戦カードに新鮮味がないと指摘された。松坂大輔のように、出場した選手側からも組み合わせを批判する声が上がった[38]

運営組織については、オリンピックのIOC(国際オリンピック委員会)、サッカーW杯のFIFA(国際サッカー連盟)のように、国際大会は世界を束ねる中立的な立場の組織が主催することが多いが、WBCの場合は一国のプロリーグであるMLBの機構・選手会が共同出資して作った運営会社が開催しているため[39]、中立的な運営がなされていないのではないかとの意見がある[40]。このこともあり、開催国もほかの世界選手権競技のような開催国・大陸持ち回りではなく、アメリカが中心の複数国共催となっている(後述)。

大会参加国については、過去2回の大会は予選なしで招待された16か国が争う形式であるが、南アフリカ共和国中華人民共和国のように、本国での野球の認知度が低く、参加国間のレベルの差が指摘されている。第3回大会では、参加国を28か国に増やし、1次ラウンドの前に予選を行ったが、国内に野球の本格的なプロリーグが存在する国は既に全て参加してしまっているため、新規参加国はセミプロないしアマチュアレベルの国が中心となり、新参加国とアメリカ、日本などの強豪国との大きなレベルの差が指摘されている。

開催地については、第1回・第2回の大会では、第2ラウンド以降を、第3回では決勝ラウンドをすべてアメリカ合衆国で開催してきたが、前述のようにアメリカよりWBCに対する関心が高い日本韓国で開催すべきだという意見がある。しかし、第2回の時点では大会運営部は「(第2次ラウンド以降の)日本開催の可能性は常にある」としながらも、集客力の観点から現時点での開催地変更には否定的である[41]。第3回では第2ラウンドの一部を日本で行った。

収益は大会運営会社のWBCインクに一括して集められるが、集地域別の一番の大口スポンサーは日本であり、収入の半分以上はテレビの放映権料・冠スポンサー料といった「ジャパンマネー」だとされている[42]。大会収益の分配について公式的に明らかにされていないが、2009年大会の場合、優勝を争った日本と韓国はそれぞれ 13%、9% に過ぎない一方で、アメリカだけで 66%(MLB機構とMLB選手会が3分の1ずつ)を占有したと報じられている[43][44][45]。これについて二宮清純は、「WBCはメジャーリーグのマーケットを拡大し、新しい収入源を獲得するための大会。『真の世界一を決める大会』とのうたい文句はタテマエに過ぎない」などと指摘している[46] が、大会の収支が赤字だった場合には主催者が全額補填することとなっている上、MLBが利益を得る仕組みが無ければメジャーリーガーの参加は期待できず、大会を開催する意味がないとされる[47]。他競技ではバスケットボール世界選手権NBAも参画してWBCを模した運営方式となる事が計画されている[48]

代表チームにつくスポンサーからの収入と、代表グッズのライセンシング料がそのまま参加国に入るよう、WBCインクにスポンサー権とライセンシング権の譲渡を求めている日本プロ野球選手会は、2011年7月22日、名古屋市で臨時大会を開き、交渉の結果次第では第3回大会に出場しないことを全会一致で決議した。NPBは、選手の出場給や傷害保険料、合宿費用などの支出が大きく採算が取れない状況で、選手会は「現状では優勝してもリーグや球団に利益はなく、選手派遣のリスクを負うだけだ」と説明しており、12球団のオーナーも同調した[49]ところ、MLB側は回答期限を9月30日までと設定したが、日本参加による収益を望むMLBは回答期限以降も参加を受け付けている。その後、当初は選手会と協調していたNPB12球団のオーナーは、別に収益を確保する構想をまとめた事により、同年11月にWBCへの参加を表明した[50]

大会の時期

大会が開催される3月はシーズン開幕前の調整途中の時期であるため、シーズン中に開催するのがいいのではないかという意見がある[37]。日本は強化試合など大会への準備を行ったが、アメリカ代表が集合したのは大会一次ラウンドのわずか5日前であった。長いシーズンを戦う下地を作るこの時期に、所属チームを離れられないという現実がある[51]

また選手の怪我が懸念され、メジャーリーグ各球団の全面的な協力を得ることが難しい。さらに選手の契約上の問題もあり実際にアメリカ、ドミニカなど有力メジャーリーガーを抱える国では選手の出場辞退が相次いだ[52] 。日本プロ野球でも出場辞退者が多数存在し、日本やチャイニーズタイペイの代表選考に影響を与えている。WBCに出場した選手の中にも、ロイ・オズワルトブライアン・マッキャンなどのように、3月という開催時期に苦言を呈している選手もいる[53]

第2回大会で参加を辞退した CC・サバシアは、「非常に興味深い大会だと思うが、緊張感ある試合を行うには時期が早すぎるために参加できなかった。開催時期の問題を除けば、素晴らしい大会だと思う」[54]と語っており、候補選手の相次ぐ辞退を防ぐには、開催時期の変更が不可欠とも言われている。しかし、アメリカの野球ファンがシーズンの中断を望んでいないことや、先述のように、アメリカではほぼ年中何らかのスポーツイベントに国民の関心が向けられていることなどにより、3月以外にこれといった開催時期は見当たらないのが現状である。バド・セリグMLBコミッショナーも、「タイミングが悪いと言われていることは理解している。(3月は)大会を開催できる本当に唯一の時期」だとしており、第3回大会もこれまでと同様に3月に開催し、MLBのシーズンを中断することや、ワールドシリーズ後の11月に開催することは考慮していないと話している[55]

シーズン終了後の開催案は、肉体的疲労やオフの短縮により歓迎されていない。アメリカのメディアでは、第2ラウンドまでは開幕前に済ませ、決勝ラウンドのみオールスター期間中に行おうという意見があるが、この案では予選と決勝ラウンドの間隔が開きすぎて盛り上がりに水をさしかねないという懸念がある。また、日本や韓国が決勝に進出した場合は本国でのシーズン真っ只中に渡米しなければならない。これに関しては、ESPN解説者のジェイソン・スタークが「彼らはオリンピックでも同じことをしているから問題ない」と主張している[37]

シーズンへの影響

第1回大会にアメリカ代表のエースとして参加したドントレル・ウィリスがWBCを境に長期スランプに陥ったことから、WBCがシーズンにもたらす悪影響が指摘されるようになった。そのため、第2回大会では第1回大会以上にメジャーリーガーの辞退が相次ぐことになってしまった。2009年の第2回大会開催前には、ニューヨーク・ヤンキースが運営するケーブルTV局YESネットワークの公式ファンフォーラムで、ヤンキースの投手が誰一人として WBCに参加しないことを歓迎する意見が寄せられた[56]

ボストン・レッドソックスは、第2回大会の開催中にダスティン・ペドロイアケビン・ユーキリスに軽度の故障が発生すると、即座に代表を離脱させた。このように、高額年俸を支払っている選手に、シーズン以外の場で故障されてはかなわないという姿勢を持つ球団が多かった[37]。大会に非協力的な球団の姿勢が、結果的に辞退者を増やすことになってしまった。

第2回大会後は、イチロー松坂大輔ホアキム・ソリアエディンソン・ボルケス[57] らがWBCの影響で故障者リスト入りしたと報じられた。更に、全球団中最多の15人がWBCに出場したニューヨーク・メッツでWBC出場選手に故障が続出したことから、ニューヨークのメディアがWBCの悪影響を指摘した[58]。その他の不振に陥った選手についても、その原因をWBCに結びつける報道がなされた[59]。このような状況から一部アメリカメディアでは、WBCの開催自体に批判的な報道もなされており[60][61]、次回大会以降への影響が懸念されている。

脚注

注釈

  1. ^ 第2回大会のように第1・2ラウンド共にダブルイリミネーション方式を採用すると、両ラウンドで敗北した後に優勝したチームは最大で10試合行う可能性があった。なお、両ラウンドでリーグ方式を採用した第1回大会は優勝チームの最大試合数は8試合、第2ラウンドのみダブルイリミネーション方式を採用した第3回大会では最大9試合である。
  2. ^ アメリカ代表が登場した試合でも、8試合中5試合が観客1万人台であった。
  3. ^ 同年のMLBではワールドシリーズが視聴率10%前後で、レギュラーシーズンの各チームの平均視聴率が2%程度である。
  4. ^ ただ、第3回大会の翌年のワールドカップアメリカポルトガル戦中継の全米の視聴者数が前年のワールドシリーズの全6戦の平均数を上回る[36]など、アメリカでもサッカー人気が高まりつつあると言われている。

出典

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関連項目

外部リンク