オリバー・ペレス

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オリバー・ペレス
Oliver Perez
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #59
Oliver Perez.JPG
マリナーズ時代
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 シナロア州クリアカン
生年月日 1981年8月15日(33歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1998年 レオネス・デ・ユカタンと契約
初出場 2002年6月16日 シアトル・マリナーズ
年俸 $1,500,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム メキシコの旗 メキシコ
WBC 2006年2009年2013年

オリバー・ペレス・マルティネス(Óliver Pérez Martínez, 1981年8月15日 - )は、メキシコシナロア州クリアカン出身のプロ野球選手投手)。左投左打。現在はMLBアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属。

経歴[編集]

1998年にメキシコ夏季リーグ "リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル" のレオネス・デ・ユカタンに入団しプロ入り。

1999年3月にサンディエゴ・パドレスと契約しアメリカ合衆国へ。

2002年6月16日にメジャーデビューを果たす。

2003年8月にピッツバーグ・パイレーツトレードで移籍。

2004年にはリーグ4位の239奪三振を挙げた。奪三振率10.97はリーグトップで、この年の奪三振王だったランディ・ジョンソンの10.62をも上回っている[2]。しかしその後の2年間は防御率が5点台後半 - 6点台と低迷。

2005年6月26日には、自身が先発登板した試合でチームが敗戦後、クラブハウスにあった洗濯物回収用の荷車を蹴り上げて左のつま先を骨折し、故障者リスト入りしている。

2006 ワールド・ベースボール・クラシックでは、メキシコ代表に選ばれている。

2006年7月31日にニューヨーク・メッツへトレードで移籍した。

メッツ移籍後は7試合に先発して防御率6.38と、移籍前とさほど変わらず。しかしポストシーズンに進出したチームにおいて、ペドロ・マルティネスオーランド・ヘルナンデスの2人の先発投手が故障。ペレスは先発ローテーション入りし、カージナルスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第7戦に先発登板。6回1失点の好投を見せた。

2007年は開幕から好投を重ね15勝を挙げた。シーズン途中には、ブレーブスヤンキースといった強敵を相手に勝利を重ねたことで、チームから「重要な試合で最も頼りになるのはペレス」といわれるようになった[3]。奪三振率8.85はリーグ2位。

2009年からメッツと3年3600万ドルで新たに契約を更新したが振るわず、2011年3月21日に開幕前にメッツ側が残りの年俸をすべて支払う形で戦力外通告となった。3月23日にワシントン・ナショナルズにマイナー契約で入団した。11月2日にFAとなった。

2012年1月19日に、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。6月に2年ぶりのメジャー復帰。中継ぎとして好成績を残した。10月29日にFAとなったが、11月3日に1年150万ドル+60万ドルの出来高で再契約を結んだ[4]。背番号は36から59に変更となった。

2013年は、第3回WBCメキシコ代表に選ばれた。3月9日のカナダ戦では、乱闘を起こし退場になった[5]。10月31日にFAとなった。

2014年3月10日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと総額425万ドルの2年契約に合意した[6][7]

特徴[編集]

持ち球は4シームスライダーカーブチェンジアップ

4シームは初球に投げることが多く、球速は90マイル(約144.8km/h)強。左打者に2シーム気味で内角を、右打者には外角を狙って投げる。カウントを有利にすると同時に、三振を使う決め球としても使うこともある。

スライダーは三振を取るためのいわゆる「ウィニングショット(決め球)」で、左打者には外角低めを狙い、右打者には内角を突く。意識的に球速を変え、腕の振りに強弱をつけることで調整している。球速は80 - 85マイル(約128.7 - 136.8km/h)。

カーブの球速は70 - 75マイル(約112.6 - 120.7km/h)で、他の球種より低い位置から投げる。試合の状況に応じて考えて使い、球界関係者の間では、右打者に対してはあまり投げないと言われている。ボールを握る際は、人差し指を離している。

チェンジアップはカーブと同じくらいの球速で、状況に応じて使い分けている。コーナーを狙い、球速の変化で打者を討ち取るのが使用目的となので、三振を取る際には使わない。

少年時代と現在の憧れ[編集]

少年時代のペレスは、同じメキシコ人投手のフェルナンド・バレンズエラに憧れを抱いていた[8]

メジャーリーガーになってからの憧れの選手は、同じ左投手の「ビッグ・ユニット (Big Unit)」ことランディ・ジョンソンへと変化した。その理由として、「いつもアグレッシブなピッチングを披露するから。どんなすごいバッターに対しても、決して逃げずに恐れ知らずに立ち向かう姿にシビれている。歴代最高のピッチャーの1人と同じ舞台(メジャーリーグ)で投げられるのは、とても光栄だと思っている。」と語っている[9]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2002 SD 16 15 0 0 0 4 5 0 0 .444 387 90.0 71 13 48 1 5 94 3 0 37 35 3.50 1.32
2003 19 19 0 0 0 4 7 0 0 .364 473 103.2 103 20 65 2 3 117 6 1 65 62 5.38 1.62
PIT 5 5 0 0 0 0 3 0 0 .000 106 23.0 26 2 12 1 1 24 1 0 15 15 5.87 1.65
'03計 24 24 0 0 0 4 10 0 0 .286 579 126.2 129 22 77 3 4 141 7 1 80 77 5.47 1.63
2004 30 30 2 1 0 12 10 0 0 .545 805 196.0 145 22 81 2 9 239 2 1 71 65 2.98 1.15
2005 20 20 0 0 0 7 5 0 0 .583 471 103.0 102 23 70 1 6 97 3 0 68 67 5.85 1.67
2006 15 15 0 0 0 2 10 0 0 .167 364 76.0 88 13 51 0 3 61 4 1 64 56 6.63 1.83
NYM 7 7 1 1 0 1 3 0 0 .250 165 36.2 41 7 17 0 3 41 1 0 26 26 6.38 1.58
'06計 22 22 1 1 0 3 13 0 0 .188 529 112.2 129 20 68 0 6 102 5 1 90 82 6.55 1.75
2007 29 29 0 0 0 15 10 0 0 .600 765 177.0 153 22 79 1 7 174 6 0 90 70 3.56 1.31
2008 34 34 0 0 0 10 7 0 0 .588 847 194.0 167 24 105 4 11 180 9 1 100 91 4.22 1.40
2009 14 14 0 0 0 3 4 0 0 .429 324 66.0 69 12 58 2 4 62 2 0 51 50 6.82 1.92
2010 17 7 0 0 0 0 5 0 0 .000 234 46.1 54 9 42 3 4 37 4 0 37 35 6.80 2.07
2012 SEA 33 0 0 0 0 1 3 0 5 .250 123 29.2 27 1 10 2 0 24 2 0 7 7 2.12 1.25
2013 61 0 0 0 0 3 3 2 8 .500 229 53.0 50 6 26 3 1 74 1 0 23 22 3.74 1.43
通算:11年 300 195 3 2 0 62 75 2 13 .453 5293 1194.1 1096 174 664 22 57 1224 44 4 654 601 4.53 1.47
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

参考資料[編集]

  1. ^ New York Mets 2011 Player Salaries and Team Payrolll” (英語). ESPN.com. 2011年3月15日閲覧。
  2. ^ "2004 National League Expanded Leaderboards," Baseball-Reference.com. 2008年2月20日閲覧。
  3. ^ 杉浦大介 「MLB30球団最新レポート&全選手個人成績 ニューヨーク・メッツ/NYM チームメイトから称号 ビッグゲームはペレス」 『月刊スラッガー』2007年10月号、日本スポーツ企画出版社、2007年、雑誌15509-10、82頁。
  4. ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-00000212-ism-base
  5. ^ Benches clear after Canada-Mexico plunking
  6. ^ D-backs agree to terms with Oliver Perez on two-year contract”. MLB.com D-backs Press Release (2014年3月10日). 2014年3月11日閲覧。
  7. ^ Diamondbacks confirm signing of LHP Perez”. The Washington Post (2014年3月10日). 2014年3月11日閲覧。
  8. ^ 「インタビュー オリバー・ペレス[パイレーツ#48] 若きドクターK」月刊『スラッガー』2005年6月号 日本スポーツ企画出版社 22~24頁
  9. ^ 「インタビュー オリバー・ペレス[パイレーツ#48] 若きドクターK」月刊『スラッガー』2005年6月号 日本スポーツ企画出版社 22~24頁

外部リンク[編集]