「ガンダムビルドファイターズ」の版間の差分
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* エグゼクティブプロデューサー - 佐々木新(サンライズ)、出原隆史(創通) |
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* 企画プロデューサー - 志田香織 |
* 企画プロデューサー - 志田香織 |
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* プロデューサー - 小川正和(サンライズ)、白石誠(テレビ東京) |
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* 製作 - [[テレビ東京]]、[[創通]]、サンライズ |
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2014年5月26日 (月) 20:32時点における版
ガンダムビルドファイターズ | |
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ジャンル | SF、ホビー、ロボット |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 長崎健司 |
シリーズ構成 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン | 大貫健一 ヤスダスズヒト(協力) |
メカニックデザイン | 大河原邦男、阿久津潤一 海老川兼武、石垣純哉 寺岡賢司 |
音楽 | 林ゆうき |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | テレビ東京、創通、サンライズ |
放送局 | テレビ東京系列ほか |
放送期間 | 2013年10月7日 - 2014年3月31日 |
話数 | 全25話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『ガンダムビルドファイターズ』(英: GUNDAM BUILD FIGHTERS)は、2013年10月7日から2014年3月31日までテレビ東京にて放送された日本のテレビアニメ。ガンダムシリーズの各作品に登場するモビルスーツ (MS) やモビルアーマー (MA) などのロボット兵器のプラモデル「ガンプラ」を題材とした作品で、これを基にした各外伝作品が雑誌などの媒体でメディアミックス展開されている。
概要
「軍事」や「戦争」などのシリアスなテーマをあつかってきた従来ガンダムシリーズのテレビ放映作品から世界観を一新し、現実にバンダイから市販されているガンプラと、それを用いた架空のシミュレーション競技「ガンプラバトル」をテーマとした作品。
2013年7月2日に開催された「ガンダム新作映像企画」の発表会で、主要スタッフや主要登場人物、テレビ放送についての詳細が発表された[1]。
2000年以降のガンダムシリーズではCGの導入率が上がり、スペースコロニーや戦艦だけでなくMSもCGで描くことが増えている(2004年に放送された『SDガンダムフォース』[注 1]や、2010年に放送された『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』[注 2]など)が、本作ではアニメーターによる手描きメカを重視するサンライズ第3スタジオのもと、メカ描写を得意とするアニメーターが多数参加している。
なお、本作はガンダムシリーズのテレビアニメとしては通算15作目となる[注 3]。
2014年5月15日には新シリーズの企画が進行中であることが報じられた[2]。
企画の経緯
プロデューサーを務めた小川正和は、本作の企画はバンダイホビー事業部から「ガンプラのアニメを作りたい」という依頼を受けたことから始まったと述べている。スタッフの人選を任された小川は、『機動戦士ガンダム00』での評価が高かった長崎健司と、同作及び『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』を手がけた脚本家の黒田洋介に、本作のメインスタッフ就任を依頼した。長崎と黒田は『ガンダム00』制作後、また一緒に仕事をしようと話し合っていた仲であったことも、今回の抜擢の理由の1つであった。小川は本作を作る際に題材がガンプラである以上、従来のガンダムシリーズのように死人が出たり、世界について議論するような内容にはしたくなかったと述べている。これについては長崎も同じ気持ちであったという[3]。
本作が小中学生をターゲット層としたことについて、小川は『機動戦士ガンダムAGE』での経験を踏まえ、バトルをカッコ良くすることと、今までのガンダムシリーズを知らなくても視聴できるように、シンプルな設定とわかりやすいストーリーになるよう心がけたと述べている。特に設定については、従来のガンダムシリーズでは二足歩行兵器という特性上、その設定は複雑なものになりがちであったが、本作は兵器ではなくガンプラを扱うためにプラフスキー粒子という設定を立案し、これに集約させることにした。これは『ダンボール戦機』を子供たちが違和感を持つことなく、その設定を受け入れているところから着想したという[4]。黒田は本作の依頼を受けた時、「ガンプラ大会」と「プラフスキー粒子」という根幹設定がすでにできあがっていたと述べている。
評価
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本作のビジネス的な評価を小川が聞いたのは、2014年初頭のことであった。結果は、ビルドストライクガンダムが2013年で最も売れたガンプラとなった。旧来の支持層に加え、新規層の購入もあったという。また、ベアッガイIIIが予想外に好評で、欠品状態にもなったと述べている[5]。
物語
とある世界の近未来。そこは現実世界とおおむね同じだが、大きく異なる点があった。プラスチックに反応して外部から動かせる特質を有した「プラフスキー粒子」と、この粒子を使ってガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」を遠隔操作して戦わせるシミュレーションゲーム「ガンプラバトル」の存在である。ガンプラバトルは世界中に愛好者を持ち、世界大会も毎年開催されている。その優勝者は、愛用したガンプラとともに名前を全世界へ轟かせる。
そんな世界に生きるガンプラ好き少年のイオリ・セイは、ガンプラ作りは得意だが操縦は下手で、バトルも敗退続きだった。ある日、天才的な操縦技術を有するうえに異世界「アリアン」の王子を自称する少年のアリーア・フォン・レイジ・アスナと出会い、紆余曲折の末にセイがガンプラを作る「ビルダー」の担当、レイジがガンプラを操縦する「ファイター」の担当としてコンビを組み、セイが作り上げたガンプラ「ビルドストライクガンダム」でガンプラバトル選手権に出場することになる。
イタリアチャンプのリカルド・フェリーニや日本第5ブロック代表のヤサカ・マオをはじめとするファイターとの出会いを通じて実力を付けたセイとレイジは予選優勝を飾り、世界大会への切符を手にする。選手権で戦うことを誓ったユウキ・タツヤとは彼が出場を辞退したためにその場での決着は叶わなかったものの、非公式戦で互いに全力を出し切り、セイとレイジは再び前に歩き出す。
世界各国の予選大会では、「アーリージーニアス」の異名を持つ天才少年のニルス・ニールセンやチーム「ネメシス」のアイラ・ユルキアイネンをはじめとする新人ファイターたちが歴戦の猛者を退け、世界大会への出場を決めていた。そんな中、セイは世界大会を勝ち抜くためのガンプラ作りに行き詰まってしまうが、クラスメイトのコウサカ・チナから「ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいい」というヒントを得て、新たな機体「スタービルドストライクガンダム」を完成させる。
そして、遂に世界大会が幕を開ける。出場するファイターの中には、三代目メイジン・カワグチを名乗ってPPSE社ワークスチーム代表となったタツヤの姿もあった。PPSE社の最高責任者のマシタ会長は、アリアンからプラフスキー粒子の結晶体「アリスタ」を盗み出したコソ泥という正体の露見や現在の地位の喪失を恐れるあまりレイジの存在を危険視して妨害工作を張り巡らせるが、彼とセイはそれによる数々のアクシデントを払い除け、ライバルたちとの激戦を乗り越えて決勝戦へ駒を進める。
決勝戦ではマシタの陰謀により洗脳されて修羅と化したタツヤと望まない形で戦うことになるが、セイとレイジはスタービルドストライクの能力を解放して逆転勝利を収め、世界大会優勝を飾る。その直後、マシタの動揺に反応した巨大アリスタが暴走して会場は大混乱に陥るが、セイたちの活躍によって事態の収拾が図られた。その際に巨大アリスタが破壊されてプラフスキー粒子の供給が断たれたためガンプラバトルができなくなってしまい、更にアリスタ所持者であるレイジやマシタはアリアンへ帰還することとなった。
騒動から1年後。ニルスによってプラフスキー粒子の独自生成が可能となり、ガンプラバトル選手権は復活する。その会場には、レイジとの約束を胸に新たな機体「ビルドストライクガンダムコスモス」を操るセイの姿があった。
登場人物
公式サイトや書籍などからの文章の転載(丸写し)は、しないようにお願いします。著作権侵害となる恐れがあります。また、物語の記述は節の無駄な肥大化につながるだけですので、こちらもしないようにお願いします。プロジェクト:フィクション/登場人物と設定の記述に編集のガイドラインがありますので、面倒でも編集の前に目を通されるようお願いします。 |
主要人物
- イオリ・セイ
- 声 - 小松未可子
- 操作ガンプラ:ウイングガンダム[6]、ビルドストライクガンダム、スタービルドストライクガンダム、ビルドストライクコスモス、ビルドガンダムMk-II
- 本作の主人公。私立聖鳳学園の中等部1年生で、模型店「イオリ模型」の一人息子[7]。一流のガンプラファイターである父・タケシにあこがれ、幼少から模型製作の腕を磨いてきた[6]。その技術と知識は大人にも引けを取らず、同じ町内のビルダー・ファイターたちからも一目置かれている。しかし、肝心のバトルでの操縦技術は低く、大会で初戦敗退を繰り返していた[7]。ただし、勝てない本当の原因は、大切なガンプラが傷付くのを恐れて萎縮していたためであり、レイジのセコンドとして多くのバトルを経験していくうちに自信と「何を失ってでも戦う覚悟」を身に着け、操縦技術も大きく向上していく[8]。普段はおとなしく品行方正な少年だが、ガンプラ関連の話題では熱中のあまり延々とうんちくを語る癖[注 4]がある[6][10]ため、ニルスから「ガンダムバカ」と評されている[9]。ガンプラバトルには真剣に取り組んでおり、いざとなったら自分のガンプラがバトルで破壊される状況をいとわない覚悟を見せる[11][12]ほか、卑劣な手段を使ったりバトルに真剣に取り組んでいない者には怒りを露わにすることもある。[注 5]ガンプラのデザインイメージを正確に把握したいという目的から、学校の美術部に出入りしながらデッサン力も鍛えている[15]。第7回大会終了から1年後のエピローグでは、アリアンに帰っていったレイジとの約束を胸に、自らファイターとして世界大会に臨む[8]。
- レイジ / アリーア・フォン・レイジ・アスナ
- 声 - 國立幸
- 操作ガンプラ:ビルドストライクガンダム、ボール[15]、ヴィクトリーガンダム[16]、ビルドガンダムMk-II、スタービルドストライクガンダム、ビギニングガンダム
- 本作のもう1人の主人公。赤髪とゴーグル状のサングラスがトレードマークの日本人離れした容姿を持つ少年[6]。「異世界アリアンの王子」を名乗り[15]、アリスタと呼ばれる不思議な石をセイに渡したり[6][注 6]、光に包まれながら消える[10]など、素性を隠す様子は全く見せなかったのだが、あまりに現実離れした内容のためセイ達には本気にされていなかった。他に異世界出身を思わせる点として、初めて海を見た際に異常に珍しがっていた描写が挙げられる[18]。因みに私立聖鳳学園の女子生徒が「可愛いイケメン君」と言っていたことから外見は良いようである。
- ガンプラバトルは初心者ながらも卓越した操縦技術[注 7]を持ち、その動きはセイにガンプラバトル世界大会でのタケシを想起させた[6]。性格は短気かつ我がままで、世間の常識にも疎い[20][注 8]。一方で『名誉』や『誇り』を重んじ、受けた恩は必ず返すなど義理がたい一面もある[6]。自分より大柄な相手[10]や複数の不良[注 9]をまとめて倒すなど、素手のケンカも強い。かなりの大食いであり、イオリ家の食卓に現れるなど常に何かを食べている描写が多い。当初はガンプラ制作に興味を持っていなかったものの、タケシの指導を受けてからはビルダーの心情を理解し[22]、セイの補修作業を手助けするようになる[14]。
- たびたび「名誉」や「誇り」を口にするほど熱く負けず嫌いであり、不正行為や礼節を欠いたバトルを行う相手には怒りをあらわにする。決勝戦後の騒動で巨大アリスタが破壊されたことで肉体をセイたちの世界にとどめることができなくなり、セイに感謝を述べて「強くなったセイと戦う」という約束を交わし、アリアンへと戻っていく[8]。
- コウサカ・チナ
- 声 - 石川由依
- 操作ガンプラ:ベアッガイIII
- 本作のヒロイン。セイのクラスメートで机は隣同士。眼鏡と控えめな胸[注 10]が特徴の理知的な少女[23]。学校ではクラス委員を務めるとともに美術部に所属している[23]。セイからは「委員長」と呼ばれている。実家はカフェレストラン「コウサカ」[23]を営んでおり、店長の父(声:千葉進歩)と母、ガンプラ好きの小さい弟がいる[15][19]。自らも家業を手伝っているが、愛想笑いがぎこちないために接客は苦手である[19]。
- 自分の絵を褒めてくれたセイに好意を抱くようになり[15][16]、その縁でガンプラバトルにも興味を持つようになる[23]。セイの母親であるリン子からは正式にガールフレンドとして認められており、セイ自身も次第にチナを意識していくようになる[24]。アイラに対しては当初、彼女の大胆な一面にドギマギすることがあったが、彼女がレイジに想いを抱いていると知ってからは態度を改め、彼女からチナと呼ばれるなど、友好な関係になっている。
- 模型製作は初心者だが、セイの手ほどきによって次第に上達していき、特に美術部の経験が活かせる塗装を得意としている[25]。また、女性ならではの視点と、素人ゆえにガンプラの常識や固定観念にとらわれない自由な発想を持ち、それがバトルで意外な武器となることもある[26]。
- セイたちが世界大会第3ピリオドに進出してからは、静岡にある親戚の家に泊まりながら、セイたちを応援するようになる。
- ユウキ・タツヤ
- 声 - 佐藤拓也
- 操作ガンプラ:ザクアメイジング
- 聖鳳学園の高等部3年生で、学園の生徒会長と模型部部長を兼任している[27]。容姿と人柄のよさから女子たちからはアイドル的な人気を誇っている[27]。大手塗料メーカーの御曹司でもあり[28]、義父は学園の後援会長を務めている[10]。二代目メイジン・カワグチが主宰する名門ガンプラ養成機関「ガンプラ塾」の出身で[29]、前年度の第6回ガンプラバトル選手権世界大会への出場経験を持つ現役最強の高校生ファイター[10]。その大会で使用した「ザクアメイジング」の色にちなみ、「紅の彗星」(くれないのすいせい)の異名を持つ[27]。なお、一般的に「弱い量産機=やられメカ」とされるザクを愛機に選んだ理由は、改良により多くの高性能機が生み出されているという設定に惹かれたためである[30]。柔和な表情の裏に熱い闘争心を秘めており、バトルでは前髪を荒くかき上げ、目つきも険しく変貌する[10]。しかし、決して力押しのファイターではなく、実力差のある相手を傷付けずに降参させるだけの技巧と冷静さも備えている[15]。かつて自分にガンプラの素晴らしさを教えてくれたタケシを尊敬しており、その息子であるセイのガンプラ製作技術を高く評価している。
- テレビ本編の10年前を描いた公式外伝『GBF-D』『GBF-A』では主人公を務め、ガンプラに入れ込むようになる経緯やタケシとの出会いが描かれている。
- 三代目メイジン・カワグチ
- 操作ガンプラ:ケンプファーアメイジング、ガンダムアメイジングエクシア、ガンダムエクシアダークマター
- タツヤがアランの要請に応じて襲名した姿。「ガンプラバトルをよりよきものにする」[31]という思いのもと、PPSE社ワークスチーム代表ファイターとして世界大会本戦に出場する[24]。本名を伏せ、ゴーグル型のサングラスと専用のコスチュームで素性を隠しているが、セイやレイジなどのタツヤを知る者には、一目で正体を見破られている[24]。タツヤとしての闘争心や技巧と冷静さを見せる一方、三代目としての重責がうかがえる苦労ぶりを見せており、それゆえに自らの不甲斐なさを恥じることもある。
- メイジンを襲名した理由は「バトルで勝つことを至上とする」二代目カワグチへの反発からであり、初代がそうであったようにガンプラ愛を、そしてイオリ・タケシがそうであるようにバトル愛を至上とするメイジンになろうと志している[32]。
- 決勝戦の1週間前に行われた前夜祭にはユウキ・タツヤとして参加し、セイとレイジに地区大会を途中辞退したことについて改めて謝罪した上で、「最高のバトルをしよう」と約束を交わす。しかし、決勝戦直前にマシタがフラナ機関と共同して開発したゴーグル型の「エンボディシステム」を強制的に着用させられ、彼の支配下に置かれてしまう。決勝戦では二代目メイジンと同じく「相手のガンプラの破損した箇所を狙う」等と言った容赦の無い戦いぶりを見せ、一度はスタービルドストライクを戦闘不能に追い込むも、最後は「RG・ダブルビルドナックル」を受けて敗北し、解放される[33]。試合終了直後、「いつかまた、世界中の人たちにガンプラの楽しさを感じてもらえるようなバトルをしよう」という約束をセイやレイジと交わす[8]。決勝戦の騒動後はアランと共にガンプラ製作教室を開き、ガンプラ普及に尽力する姿が描かれる[8]。
ガンプラビルダー / ファイター
第7回世界大会出場者
- リカルド・フェリーニ
- 声 - 中村悠一
- 操作ガンプラ:ウイングガンダムフェニーチェ、ガンダムフェニーチェリナーシタ
- ガンプラバトルイタリア大会のチャンプ[15]。顎の無精ひげが特徴の軟派な24歳[注 11]の青年で、「イタリアの伊達男」の別名で呼ばれる[34]。過去2回に渡って世界大会に出場しており[35]、第7回大会でも優勝候補の一角と目されている[36]。
- ガンプラを使って女性を口説くのが趣味で、その成功率は8割に達するという[34]。しかし、酒癖の悪さから相手に敬遠されることも多い[24]。他人の彼女も節操なく口説こうとするため、相手の男たちからは相当な恨みを買っている[36]。その一方で、少年時代からの愛機であるウイングガンダムフェニーチェを修復しながら使い続ける一途さと、打算や妥協のない堂々としたバトルを信条とする誇り高さを持つ[12]。しかし、自分よりも実力が低い相手にも手加減なしのバトルをする等かなり大人気ない一面もある[32]。
- 偶然レイジの特訓相手となったことをきっかけに[15]、ときに兄貴分として、ときに好敵手としてセイとレイジに肩入れするようになる。世界大会決勝トーナメント準々決勝ではアイラのキュベレイパピヨンを一時は圧倒するも、エンボディシステムで暴走したアイラに逆転負けを喫する[9]。
- ヤサカ・マオ
- 声 - 藤井美波
- 操作ガンプラ:ガンダムX魔王、Sガンダム(第17話回想)、クロスボーンガンダム魔王
- 京都を拠点とするガンプラ心形流造形術の門下生で、12歳の若さで同派の次期後継者と目されている少年[37]。小柄な体格と京言葉からおっとりした印象を与えるが、内に秘めた闘志は何よりも熱い[37]。「世界一のガンプラビルダーになる男」を自称し、セイをも凌ぐ製作技術を持つ[16][18]。第7回ガンプラバトル選手権日本第5ブロックの優勝者で、世界大会本戦への出場も決めている[18]。ガンダムシリーズの女性キャラクターでは、『機動戦士Zガンダム』のエマ・シーンが好み。
- 師の珍庵からタケシとその息子であるセイの噂を聞き、バックパッカーとしてヒッチハイクを続けながら東京のイオリ模型を訪れる[16]。どんな場所であっても短時間かつ精巧にガンプラを組み立てることができ、東京までの道中ではそれを金銭代わりにヒッチハイクのドライバーや飲食店へ譲渡していた[16]。かなりの方向音痴で、東京に着いてからセイらが住むけやきが丘まで移動するのにかなりの時間を浪費している[16]。
- 地元の旅館の若女将であるミサキに想いを寄せており、情熱的なアプローチを行っている[38]。初デートでミサキに迫りすぎて拒絶され[39]、その後は残りのトーナメントを見学しながら泣き暮す[39][9]が、世界大会決勝戦前夜祭で彼女と再会し、無事関係を修復する。決勝トーナメント1回戦でセイたちと対戦するも惜敗し、試合後は一人悔し涙を流す。それ以降はセイたちと行動することが多くなる。
- アラン・アダムス
- 声 - 木村昴
- 世界有数の実力を誇るガンプラビルダーであり[40]、PPSE社のガンプラワークス部門の主任[9]を務める青年エンジニア[40]。タツヤのガンプラ塾時代の同期であり、親友[13][11]。タツヤが三代目メイジンを襲名後は、自ら設計したケンプファーアメイジングやガンダムアメイジングエクシアを与え、バトルでもセコンドとしてアドバイスを送る。襲名前のタツヤとセイ・レイジの私的バトルに立ち会って以降、自身もセイとレイジに興味を抱くようになる[12]。一方、規定を無視して世界大会に干渉するマシタ会長に疑念を抱いている[21]。
- 決勝戦ではマシタと結託したフラナ機関のメンバーに拘束されていたが、「エンボディシステム」の出力を上げようとしたナインを体を張って制止する[33]。最終話エピローグでは、タツヤとともにガンプラ製作教室の講師を務める場面が描かれている[8]。
- アイラ・ユルキアイネン
- 声 - 早見沙織
- 操作ガンプラ:ジェガン[35]、キュベレイパピヨン、コマンドガンダム[22]、量産型キュベレイ(第21話回想)、ミスサザビー
- 本作のもう一人のヒロイン。フィンランドのガンプラチーム「ネメシス」に所属する女性ファイター[41]。雪深い貧村出身の元・ストリートチルドレンだったが、プラフスキー粒子を視認して相手の行動を先読みできる才能を「フラナ機関」のバルトに見出され、訓練という名の人体実験を経てファイターとなった経緯を持つ。ビルダーとしての知識や技術は皆無の素人ながら[41]、機関の最高傑作にして人類最強と評されるほどの操縦技術を持つ[35]。公式のバトルでは、自身の能力を増幅する「エンボディシステム」という特殊機能を備えたヘルメットとスーツを着用する[35]。
- バルトのしつけによって普段は寡黙にふるまっているが、その内面は率直で感情豊かな少女。貧しい過去の反動から非常に食い意地が張っており、食べ物がかかわると特に喜怒哀楽の差が激しくなる[24][注 12]。自身にとってガンプラバトルは生活の糧を得るための手段であるため、自分の才能を自覚しながらもバトル自体には興味がないどころかむしろ嫌悪してさえいた。しかし、偶然出会ったレイジとの交流を経て次第に彼に好意を寄せるようになり[29]、共にタケシの指導で自らもガンプラ製作を経験したことでガンプラの楽しさに目覚めていく[22]。このような経緯からレイジと似た一面が多いため、チナからは似たもの同士との指摘を受ける。また、レイジに引けを取らない高い身体能力を持っている。
- 当初、レイジたちとは「アイナ」の偽名を名乗るなど自分の出自を隠して交流していた。世界大会決勝トーナメント準々決勝直後にレイジたちに正体を知られてしまい[9]激しく苦悩するが、準決勝にてレイジの言葉を受けてコンプレックスを解消し、そして彼に敗北したことで自分が「特別な存在」ではないことを知り、これを機にフラナ機関と手を切る。その後はチナやリン子と親交を深めつつ身の振り方を模索するが、最終的にはアリスタの力を失ったレイジを追って共にアリアンに渡る。これは、彼女の「レイジと共に居たい」という想いが、首に掛けられたアリスタに反応した結果である[8]。
- ニルス・ニールセン
- 声 - 立花慎之介
- 操作ガンプラ:百式[35]、戦国アストレイ頑駄無
- アメリカ代表ファイター[42]。世界的名探偵の父と日本武道の達人である母との間に生まれ、両者の才能を受け継いだ文武両道の天才少年。若干13歳で名門大学に進学し、3つの博士号を取得、その明晰な頭脳から「アーリージーニアス(若き天才)」の異名で呼ばれている[35]。空手と柔道の有段者でもあり、合気道の心得もある。科学者であるが、催眠療法も行える[9]。バトルでは白羽織と袴、下駄という和装に身を包み、入場時にお辞儀をするという習慣を持っている[35]。その経歴から同年代の子どもよりも大人びているが、自身のスポンサーの娘であるキャロラインの我がままに振り回され、決勝トーナメント第2回戦前には強引に見初められる[14]。
- 現在はプラフスキー粒子の解明を研究テーマとしており、その技術を独占しているPPSE社に接触する目的で第7回ガンプラバトル選手権に参加する[35]。ガンプラ歴はわずか3か月の新人ながら、武術の動きを取り入れた操縦技術と、プラフスキー粒子の研究成果を投じて作り上げた「戦国アストレイ頑駄無」でアメリカ代表の座を勝ち取る[35]。あくまでガンプラバトルはプラフスキー粒子の正体を解明するための手段に過ぎないため、純粋にバトルに情熱を注ぐほかのファイターたちに共感できずにおり、自身はリスクを避ける戦い方を選ぶ傾向が強い。タツヤからは「ガンプラがあまり好きではないようだ」と評され[12]、セイとレイジに自身の目的を話した際には彼らからガンプラバトルに対する考え方を非難されていた[14]。しかし、バトルで大きなダメージを受けた戦国アストレイ頑駄無を見て怒りに震えるなど、無自覚ながらガンプラに対して強い情熱を持っており、セイ・レイジ組に惜敗した決勝トーナメント準々決勝でそれを自覚した[14]。決勝トーナメント敗退以降は、マオと共にセイたちと行動することが多くなる。決勝戦直前にキャロラインと共に会場地下で巨大アリスタを発見し[32]、決勝戦後の騒動では巨大アリスタ破壊の先陣を切る[8]。
- 最終話のエピローグでは、ヤジマ商事の支援を受け地球軌道上のISS研究モジュール内でプラフスキー粒子の独自生成に成功、ガンプラバトルの再開に貢献する[8]。
- ルワン・ダラーラ
- 声 - 江口拓也
- 操作ガンプラ:アビゴルバイン
- タイ代表ファイター[43]。世界大会の常連であり、他国にも名を知られているほどの有名人[24]。野球選手としても国家代表に選ばれた経歴を持ち、生涯打率8割を越す強打者だった[44]。普段はあまり感情を出さないが、心に熱い闘志を秘めている[43]。 対戦ガンプラの特性を見抜いて即座に対策を講じるなど、洞察力と分析力にも優れている[36]。
- マシタの裏工作によって第3ピリオドでのセイたちの対戦相手に選ばれ、得意の野球を模した対決を演じた[44]ことをきっかけにセイらと友情を結び、レイジからは親しみを込めて「ルワンのおっさん」と呼ばれるようになる。セイたちに敗北した予選第3ピリオドを除く全試合に勝利して決勝トーナメントに進出するが、1回戦でレナート兄弟に敗北する。
- レナート兄弟
- 声 - うえだゆうじ
- 操作ガンプラ:ジム・キャノン、ハイゴッグ、バクゥタンク、ジムスナイパーK9
- アルゼンチン代表の双子の兄弟[45]。兄のマリオがビルダーとセコンドを、弟のフリオがファイターを担当する[45]。フリオは皮肉めいた雄弁家だが[36]やや動揺しやすく、マリオは寡黙だが冷静で高い判断力を持つ[46]。ガンプラバトルを「戦争」と称しており、長距離狙撃や無人兵器による特殊工作、トラップの使用など多彩な戦術でバトルを展開する[39]。使用機体はオリーブドラブを基調とした戦車風のカラーリングが施されており、試合ごとに適宜使い分けている。決勝トーナメント準々決勝ではトラップ戦術でタツヤを追い詰めるが、土壇場で逆転負けを喫する。作中の描写から、二代目メイジンとも対戦経験を持つことが示唆されている[39]。
- ライナー・チョマー
- 声 - 神奈延年
- 操作ガンプラ:ガウ攻撃空母、ゲルググ、ウォドム、ロト、ザクレロ
- ドイツ代表ファイター[47]。前年の大会で自分の彼女を奪った[注 13]フェリーニを憎んでおり、世界大会にかこつけて彼に復讐しようとする[36]。使用ガンプラはいずれも青と赤のパーソナルカラーで塗装されている。
- 大会では上位の実力を持ちながらも、復讐にこだわるあまりミスや不運[36][44]を重ね続け、第7ピリオド開始時点で予選敗退が決定する。敗退後のキララのインタビューでは、なおもフェリーニへの恨み節をぶつける。決勝戦前夜祭のイベントバトルでは、無名の一般ファイターにも敗れる失態を犯す[32]。
- ジョン・エアーズ・マッケンジー
- 声 - 小室正幸
- イギリス代表ファイター[48]。第7回大会では最高齢の78歳で、過去の大会において二代目メイジンと死闘を繰り広げた最大のライバルだった[48]。ラルさんとも面識があり、彼からは「准将」と呼ばれている[48]。衰えつつある自分の実力に限界を感じており、タツヤとの準決勝戦では、仮病で孫のジュリアンをだまして後任のファイターに仕立て上げる[29]。
- ジュリアン・マッケンジー
- 声 - 本郷奏多
- 操作ガンプラ:ガンダムF91イマジン
- ジョンの孫[49]。年齢は21歳。元・ガンプラ塾の第1期生筆頭であり、同門の後輩だったタツヤが一度も勝てなかったほどの人物[29]。その実力により三代目襲名を確実視されていたが、二代目の育成方針に疑問を抱き離門した[29]。以降は3年間ガンプラから離れていたが、祖父のジョンにだまされる形でイギリス代表ファイターの座を引き継ぐ[29]。ブランクがありながらも実力は衰えておらず、代表引き継ぎ直後の野試合でマオを一蹴する[29]。準決勝では自身の切り札をもってタツヤと激闘を繰り広げるが、惜敗する[29]。当初は三代目を継いだタツヤが二代目の思想に染まったのではないかと危惧していたが、バトルの中でその真意を知って安堵し、自身も本格的なガンプラ復帰を決意する[29]。
その他のビルダー / ファイター
- サザキ・ススム
- 声 - 広橋涼
- 操作ガンプラ:ギャン、ギャンギャギャン、ギャンバルカン、
- セイと同じ地区に住む少年[50]。地元でも有数の実力派ファイター[10]として知られていたが、高飛車な物言いとガンプラを乱暴にあつかう戦いぶり[6]から、人格面での評価は低い。セイの作る高性能なガンプラに惚れ込み、そのガンプラで大会に出場しようと言い寄っていたが、サザキの悪評を知っているセイからは敬遠されていた[6]。
- 当初は優れた制作技術を持つセイのガンプラで世界大会に出場することを望んでいた。そのため、自分に協力しなければ勝てない現実をセイに知らしめようと二度のバトルを挑んだことが、セイとレイジにコンビを組ませるきっかけとなった[6]。地区大会準決勝でもセイとレイジに改造機「ギャンギャギャン」で応戦するが、敗退する[11]。その後は台詞のないモブキャラクターとして画面の端々に登場した[注 14]後、世界大会決勝戦前夜祭でギャンギャギャンの改造機「ギャンバルカン」でモンタのターンXとのバトルに挑み、セイに向かって来年への抱負を豪語するが、直後に乱入したフェリーニのガンダムフェニーチェリナーシタに惨敗する[32]。
- ゴンダ・モンタ
- 声 - 三宅健太
- 操作ガンプラ:ゴールドスモー、ターンX
- 聖鳳学園の高等部2年生で、タツヤと同じく生徒会と模型部にかけ持ちで所属している[51]。長身で体格がよく、ゴリラのような顔つきが特徴。生真面目で厳格な性格だが、自分の顔を馬鹿にされるとムキになって怒る一面を持つ[10]。
- セイを訪ねて学園に無断侵入したレイジと悶着を起こし、その腹いせにガンプラバトルを申し込むが、力およばず敗退する[10]。世界大会決勝戦直前の前夜祭ではサザキとのバトルを展開するも敗北[32]。セイを見かけた際には激励を送った。
- キララ
- 声 - 悠木碧
- 操作ガンプラ:ガーベラ・テトラ
- 本名は「ミホシ」。「歌って踊れて、ガンプラを作ってバトルまでこなしてしまう」というキャッチコピーで売り出し中のアキバ系アイドル[52]。桃色に染めたツインテールの髪が特徴だが、プライベートは黒髪でメイクの下もそばかす顔という地味な風貌[52]。ただし、服の上からでも起伏が分かるほどスタイルはいい[52]。
- ガンダムやガンプラに対する造詣は深く、セイと対等な談義ができるほどの知識を持つ[注 15]。しかし、実はガンダム自体にはまったく興味がなく、自分をガンプラアイドルとして売り込みたい所属事務所の命令で勉強を強制されていた[13]。ガンプラバトル選手権への出場も自身の知名度を上げるための踏み台としか思っておらず、事前に対戦相手のガンプラを傷つけるなど卑怯な手を使ってバトルを勝ち進んでいた[13]。一方で、アイドルとして高みを目指そうとする意志は本物であり、そのためになりふり構わず努力する姿勢はレイジに好印象を抱かせた[13]。
- 地区予選三回戦で上記の理由から策を弄するも敗退する[13]が、その後は策を抜きにして努力を積み重ねた結果、世界大会のイメージキャラクター兼リポーターに抜擢される[24]。フェリーニの求愛に心揺れるが、彼の酒癖の悪さには幻滅する。しかし、実況中もフェリーニの試合の動向を気にかけたり酒を酌み交わしたりするなど憎からず思っている描写があり、彼と行動を共にすることが多くなる。
- 最終話エピローグでは、念願だった武道館コンサートを行う場面が描かれている[8]。
- 辰造(たつぞう)
- 声 - 稲田徹
- 操作ガンプラ:アプサラスIII
- ミサキの勤める旅館を恐喝していた地上げ屋[53]。かつては「灼熱のタツ」と恐れられた世界レベルのガンプラファイター[18]だったが、何らかの事情で現在の稼業に身を落としている。旅館の所有権をめぐりセイたちとバトルを繰り広げるが、敗北する[18]。最終話エピローグでは、部下たちと共にミサキの旅館で働く場面が描かれている[8]。
- カトウ
- 声 - 成田剣
- 操作ガンプラ:ガンダムダブルエックス&GXビット12機[18]
- 地区大会決勝戦におけるセイたちの対戦相手で、大会常連のベテランファイター[18]。セコンドも含めて『機動新世紀ガンダムX』の登場人物の1人「ジャミル・ニート」の扮装をしている[18]。「軍団の魔術師」の異名を持ち、12機のGビットによる物量作戦を得意とするが、レイジのビルドガンダムMk-IIにGビット全機を全滅させられ、ツインサテライトキャノンの発射体勢に入った隙を突かれて撃破される[18]。
- ガウェイン・オークリー[注 16]
- 声 - 須嵜成幸
- 操作ガンプラ:デビルガンダム
- アイラが加入する前に「ネメシス」のメインファイターを務めていた男[54][35]。25歳[24]。オーストリアのブルーデンツ出身[注 17]。世界クラスの実力を持ちながらも、アイラとの模擬バトルで完敗したことでその地位を失う[35]。
- グレコ・ローガン
- 声 - 黒田崇矢
- 操作ガンプラ:トールギス・ワルキューレ
- 第6回世界大会におけるアメリカ代表ファイター。アメリカのロサンゼルス出身。フェリーニの親友にしてライバル[55]。年齢は27歳でガンプラ歴20年のベテラン[35]。「暴れ牛」の異名を持つ強面の男だが、そのバトルスタイルは繊細にして緻密[55]。過去に2度の世界大会出場とベスト16入りを果たしており、第7回大会でも地区予選突破を確実視されていたが、決勝でニルスに惨敗する[35]。
- カルロス・カイザー
- 操作ガンプラ:α・アジール
- 第6回世界大会の覇者で、「キング・オブ・カイザー」の称号を持つ現役最強ファイター[56]。32歳[24]。フィンランドのマリエハムン出身で、7歳のころにSNSで知り合った日本の友人たちの影響でガンプラ製作を初めた[注 18]。『機動戦士ガンダム』劇中でのジオン軍整備兵の台詞「脚なんて飾りです」に感銘を受け、脚のないMSやMAを好んで製作している[24]。
- 第7回大会でも優勝候補の筆頭とされていたが、フィンランド予選決勝でアイラに惨敗し、本戦出場を逃す[35]。
- ヤジマ・キャロライン
- 声 - 斎藤千和
- 操作ガンプラ:騎士ガンダム
- 大手商社であるヤジマ商事の社長令嬢[57]。縦ロール状にまとめた金髪と短めの眉毛が特徴で、性格は高飛車でわがまま[57]。街中では白馬に乗って移動し、執事のセバスチャン(声 - 河田吉正)を常に従えている。中学の美術展覧会で常に自分より上位に入賞するチナをライバル視している[57][19]が、チナからは「キャロちゃん」と呼ばれるなど友人扱いされており、いつも調子を狂わされている[19]。
- 展覧会に出品されたチナの絵画を見てガンプラを知ったことをきっかけに、チナに一泡吹かせようとガンプラバトルの女性限定大会への出場を要求[19]。父(声 - 前田弘喜)の縁で知り合ったニルスに半ば強引にガンプラバトルの手ほどきを施させ、大会でチナに挑むが、ベアッガイIIIの思わぬ能力の前に敗北する[19]。この一件が元で世界大会の際には自らをニルスの彼女と自称するようになり[注 19]、ヤジマ商事の社員総出で彼の応援に駆け付ける[14]。決勝戦直前にニルスと共に会場地下で巨大アリスタを発見した直後にベイカーに発見・拘束されてしまうが、執事のセバスチャンに救出される[33]。
- 最終話エピローグではヤジマ商事の財力をもってニルスを支援し、プラフスキー粒子生成の成功に貢献する[8]。
- イマイ・アリス
- 操作ガンプラ:ノーベルガンダムデコ
- 女性限定ガンプラバトル大会でのチナの初戦の相手[19]、高校2年生。『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物「アレンビー・ビアズリー」の色違いのような容姿をしている。
- C
- 声 - 遠藤大智
- 操作ガンプラ:ヘルジオング マリーン、ヘルジオング ギャラクシー
- マシタがセイたちを妨害するために雇った裏社会のファイター[58]。ガンプラ関係の仕事であれば合法、非合法問わずに請け負う[58]ガンプラマフィア[12]。報酬は高額ながらも、その任務達成率は97.4パーセントを誇る[58]。妨害は主に専用の端末を用いてバトルシステムに侵入し、地下やトイレなど様々な場所から遠隔操作してガンプラを操作している。当初はベイカーに雇われて世界大会予選第7ピリオドのレースに侵入してセイ達を妨害したが、自身を尾行していたラルの制裁を受ける[46]。その後はプライドが許さないとしてレイジとアイラのガンプラバトルに乱入するが敗北し、自分を追跡してきたタケシに拘束される[22]。
セイの家族
- イオリ・リン子
- 声 - 三石琴乃
- セイの母親。留守中の夫タケシに代わってイオリ模型を切り盛りしているが、自身は模型の知識には疎く、ほとんどセイに頼り切っている[59]。若々しくスタイルのいい美女で、彼女目当てで店に訪れる客もいる[6]。料理上手で、特に野菜炒めが得意[59]。色恋事に対する嗅覚が鋭く、チナとアイラの恋を成就させようと彼女たちにアドバイスを送る[11][18][19]。アイラが「ネメシス」を脱退した後は、身の振り方が決まるまで彼女をイオリ模型に住まわせるよう提案する[29]。
- セイとレイジがベスト16に勝ち進んでからは、彼らを応援するために大会会場に赴く[22]。
- イオリ・タケシ
- 声 - 川島得愛
- 操作ガンプラ:ガンダム、パーフェクトガンダム
- セイの父親で、イオリ模型の店主。第2回ガンプラバトル選手権世界大会で準優勝した経験を持つ一流ファイターでもあり[60]、10年前にはプラフスキー粒子とバトルシステム開発のモニターをしていた。現在は国際ガンプラバトル公式審判員として店の経営を妻子に任せ、ガンプラ普及とガンプラマフィアの撲滅のために世界中を旅している[60][22]。セイと同じく普段は穏やかな性格だが、ガンプラのことになると熱血な一面を見せる。リン子を「リンちゃん」と呼ぶ愛妻家でもあり、彼女からは「ダーリン」「タケちゃん」などと呼ばれている。タツヤにガンプラバトルの楽しさを教えた人物であり、彼のことは「ユウキ少年」と呼んでいる[32][33]。
- 第7回大会の決勝トーナメント直前にCを追って日本に帰国した後、「世界中を旅して回っている通りすがりのガンプラマニア」としてレイジとアイラにガンプラ製作の手解きをする[22]。その後はイオリ模型で(リン子不在の理由を知らないため)しばらく1人で生活していた[9]が、決勝戦前夜祭のテレビ中継でリン子がセイの応援のために静岡にいることを知り、ようやく再会を果たす[32]。決勝戦後の騒動ではパーフェクトガンダムで参戦し、セイたちを援護する[8]。
その他
- ラルさん
- 声 - 広瀬正志
- 操作ガンプラ:グフ(旧キット)、グフR35
- 本名不明。イオリ模型の常連客。『機動戦士ガンダム』の登場人物の一人ランバ・ラルに似た容姿、[注 20]を持つ、自称35歳の中年男性。タケシからは「ランバ」と呼ばれる。ガンプラ黎明期の旧キット[15]から現行商品のHGキット[16]に至るまでグフ系の機体を好んで製作している。「青い巨星」の異名を持ち[9]、行きつけのガンプラバーの常連たちからは「大尉」と呼ばれ、最大の敬意を払われている[15][注 21]。劇中では、バトルの解説役として様々な場所に出没する[10]。
- ビルダーとしての実力はセイとレイジから一目置かれ[16]、フェリーニや辰造の様子や、珍庵やマッケンジー卿やタケシらガンプラバトルの重鎮達とのつきあいからもガンプラバトルに関わる有名人に名を知られていることが示唆されている[11][18][38][29][33]。
- 普段は硬派に振る舞っているが、リン子やキララといった美人にはだらしなく、腑抜けた表情になる[6][13]。
- 正義感も強く、世界大会予選でCの妨害工作を目撃した際には、体を張って制止した[46]。セイとチナの恋愛をそれとなく応援しているが、チナがセイの部屋に宿泊することを匂わせる発言をした際にすかさず止めに入るなど、良識ある面を見せる[22]。
- 長らくファイターとしての実力は未知数だったが、決勝戦後のアリスタ暴走事件で自ら製作した「グフR35」を駆り、珍庵と共にモックの大軍を多数撃破する活躍を見せる[8]。
- オオタケ・アケミ、サメジマ・ユカリ
- 声 - 丸山有香(アケミ)、森千早都(ユカリ)
- セイのクラスメートの女子たちで、チナと仲がよい[10]。ゴールデンイエローのポニーテールがアケミで、ボトルグリーンのウェーブヘアがユカリ。共にタツヤのファン[10]。チナが女性限定ガンプラバトル大会に出場した際には、応援に駆けつける[19]。
- 珍庵(ちんあん)
- 声 - 稲葉実
- 操作ガンプラ:クーロンガンダム、マスターガンダム
- ガンプラ心形流造形術の開祖で、マオの師匠[16]。流派の長らしい貫録のある老人で、世界レベルのファイターたちにも名を知られているほどの有名人[18]。ファイター、ビルダーとしての技術も高く[注 22]、武術の心得もある。その一方、『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物の1人マリュー・ラミアスが好みという一面を持ち[16]、自作のガンプラ以外にもガンダムの女性キャラクターのフィギュアも多数飾っている[注 23]。ラルさんやタケシとの会話から、彼らとの長いつきあいがあることが示唆されている[38][33]。最終話では自身もガンプラを使い、アリスタの暴走の事態収拾に協力する[8]。
- ナイン・バルト
- 声 - 遠藤大智
- アイラのマネージャー兼主治医[61]。ネメシスが出資している「フラナ機関」に所属している。アイラのコンディション管理を担当しており[61]、バトルでは彼女への指示を行う[21]ほか、移動用車両の運転手も務めるなど[24]、行動を共にする場面が多く、バトルではサポートブースで補佐を務めることもある。
- 「ネメシス」会長であるヨセフの孫への溺愛ぶりやファイターを使い捨ての道具にしか考えていない姿勢には呆れているが、「フラナ機関」にとっては貴重な出資者であるため、無碍にはできずにいる。ヨセフと比べればアイラへの情はまだあるものの、それはアイラが大事なビジネス道具だからであり、ヨセフの命令からアイラを強制的に操ることもいとわない。アイラが友人や親類のいない孤児であることを利用して訓練やバトルを強要してきたが、コンプレックスを払拭されたことによって機関から離別されてしまった。
- 決勝戦直前には密かにマシタ会長と接触し、メイジン専用の強化型エンボディシステムを完成させる。決勝戦の最中は別室でエンボディのコントロールを行っていたが、出力を上げようとした所をアランに制止される[33]。
- ミサキ
- 声 - 白石涼子
- セイとレイジが旅先で宿泊した旅館「竹屋」の若女将[62]で、マオから好意を寄せられている[18]が、彼女自身もマオに気があるような描写がある[38]。辰造に旅館からの立ち退きを迫られていたが、セイたちの活躍によって救われる[18]。世界大会の決勝トーナメントでは、マオの応援のために静岡までやってきた。その戦いぶりからマオに好意を抱くようになり、初デートで興奮したマオにキスを迫られて興醒めし[39]一時は疎遠になるも、決勝戦前夜祭にてマオの前に姿を現し、よりを戻す。
- ヨセフ・カンカーンシュルヤ[注 24]
- 声 - 家弓家正
- アイラたちの所属する「ネメシス」のオーナー[63]。「メタンハイドレートの発掘王」と呼ばれており[35]、その豊富な資金力を活かし、世界大会制覇をもくろむ[63]。湖に浮かぶ島に屋敷を構えており、内部には多数のガンプラを保管するバトルルームも存在する[35]。バトルにおいては確実な勝利を望んでおり、アイラら「ネメシス」のファイターに関しても使い捨ての道具にしか思っていないなど冷酷な一面を持つ[9]。一方で孫のルーカスには弱く、ガンプラバトルへの参入は彼の誕生日に世界大会の優勝トロフィーをプレゼントするためである。そのため、バルトからは「(金持ちの)道楽にもほどがある」と称されている[9]。結局、アイラが敗北したことで願いは叶わず、さらにアイラからは「じじい」呼ばわりされるなどさんざんに罵倒される[17]。
- ルーカス
- ヨセフの孫。無垢な性格だが世間知らず。ガンプラバトルが好きで、祖父のチームである「ネメシス」が勝つことを望んでいる[9]。アイラに「勝ちたかったら自分でやんなさい」と説教される[17]。
- ラルフ・ジャクソン、ザッカリー・コッパー[注 25]
- 声 - 烏丸祐一(ラルフ)、村上裕哉(ザッカリー)
- ガンプラバトル選手権アメリカ予選のアナウンサーと解説者。アナウンサーのラルフはノリがよく、解説者のザッカリーは冷静に選手の解説をする。アメリカ予選の決勝ではグレコ・ローガンを倒したニルスの実力に驚愕する。
- マシタ会長
- 声 - 坂口哲夫
- PPSE社の会長兼最高経営責任者(CEO)[64]。飄々とした物腰の裏に狡猾さと小心さを持つ中年男性。世界大会の重役として自らもガンプラバトルの観戦に興じるが、自身はガンダムの知識には疎く、筆頭秘書のベイカーに助言を求めることが多い[21]。
- 実はレイジと同じアリアン出身の異世界人で、当時はしがない盗賊として生計を立てていた[33]。王家の財宝を盗もうとレイジの王宮に忍び込んだところ、宝物庫に保管されていた巨大アリスタの力に巻き込まれ、セイたちの世界に飛ばされてきた[33]。このときにベイカーと出会い、アリスタの力を利用したガンプラバトルシステムを開発、この大ヒットによってPPSE社を世界的な大企業に成長させた[33]。アリスタの宝玉が埋め込まれた懐中時計を所持している[33]。
- 偶然第7回大会に出場していたレイジを見て、自分を捕らえに来たのではないかという疑心暗鬼に駆られ、セイ・レイジ組を排除しようとさまざまな妨害工作を指示する。しかし、セイたちの予想外の奮闘と不運が重なって目論見は外れ続け[36][46]、決勝戦ではタツヤをエンボディシステムで洗脳操作してまで勝ちを得ようとするが、結局失敗に終わる。このときに生じた負の感情が巨大アリスタに反応したことで会場全体を巻き込む大混乱を巻き起こし[33]、セイたちがアリスタが破壊したことで事態は収拾するが、同時に自身をセイたちの世界にとどめる力を失ったため、再びアリアンに引き戻される[8]。最終話エピローグでは、PPSE社で製造していたオリジナルガンプラ「モック」を、ベイカーと共にアリアンの町中で売りさばく姿が描かれている[8]。
- ベイカー
- 声 - 相川奈都姫
- マシタの筆頭秘書[65]。容姿端麗・頭脳明晰の才女で、社の経営にも深くかかわっている[65]。普段は凛とした態度を崩さないが、マシタのおどけに調子を合わせることもある[21]。マシタの命を受け、世界大会でのさまざまな不正行為を指揮する[44]が、ことごとく失敗に終わる。元々はガンダムオタク[注 26]であったが、自分たちの世界に飛ばされて来たマシタと出会い、以降は彼と共に現在の地位まで上り詰めた[33]。
- マシタには内心呆れつつも慕ってもおり、アリスタの力を失ったマシタと共にアリアンに旅立つ[8]。
- 二代目メイジン・カワグチ
- 物語開始時のメイジン・カワグチ。作中では本人は入院中[32]。彼が倒れたことで、急遽タツヤが三代目を襲名する。レナート兄弟によれば実力は三代目よりも遥かに高かった模様[39]。
- 「楽しいガンプラの普及」を行っていた初代と異なり、マシタの方針に従い[注 27][33]「勝利のみを追求するガンプラ作り」を目指しており、勝利のためには身内も蹴落とすという弱肉強食の理念を標榜し[29]、バトルでも禍々しい殺気を放ちながら相手のガンプラの関節や破損した箇所を狙う戦い方をしていた。そのため、バトルスタイルはタケシや珍庵、ラルからも「容赦ない」と評されていた[33]。自らが主宰していたガンプラ塾でも、その理念をもとに徹底した競争社会を作り上げていた。しかしその方針はやがて塾生たちの反感を買い、ジュリアンのように優秀な人材の退塾という事態を招いた。ジュリアンからは「修羅のごとく勝利だけを求めている」と評されていた、タツヤは二代目を反面教師にしており、初代とタケシの意を継いだ道を模索している[29]。
- 上記に至る経緯の詳細は、外伝『GBF-A』にて描かれる。
- セバスチャン
- 声 - 河田吉正
- ヤジマ家の執事。キャロラインの世話役として付き従い、彼女の命令を実行する。その範囲はガンプラに関する入れ知恵から尾行まで多岐にわたる。ロックのかかった鋼鉄製の扉を蹴り開けるなど、身体能力も高い[33]。
登場ガンプラ
解説
作中に登場するガンプラたちは、現実でもバンダイから市販されているキットを改造、またはスクラッチ製作されたという設定である[66]。これには、「誰でも手に取れる(現実に購入できる)ガンプラが題材」という本作のスタンスが反映されており、作品オリジナルの機体「ビギニングガンダム」が登場する[注 28]『GPB』との相違点の1つとなっている[66]。
機体デザインは『機動戦士ガンダム』から多数の作品に携わっている大河原邦男をはじめ、阿久津潤一、海老川兼武、石垣純哉、寺岡賢司と、いずれも過去のガンダム作品に参加経験を持つデザイナーたちが分担して行っている。登場するいずれのガンプラも他作品の機体であるため、これらをベースに各デザイナーがアレンジを加えるという手法でデザインが起こされている。中には、本作のデザイナーが他作でデザインした機体を別のデザイナーがアレンジしたり、同じデザイナーによって再デザインされる場合もある。改造ガンプラのオリジナルデザインについては、各リンク先を参照のこと。なお、原典作品そのままの形状、あるいはカラーリングのみを変更したガンプラも多数登場するほか、現実にキット化されていない機体も存在する。
作中の改造ガンプラたちは、HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)シリーズのフォーマットを継承した「HGBF」(ハイグレード・ビルドファイターズ)シリーズとして現実に商品化されている。作中設定と同じく既売品のキットにパーツ追加や成型色変更が行われているものが大半だが、ビルドストライクガンダムのように金型が新規に製作された例外もある。合体用の支援メカや武器セットも「HGBC」(ハイグレード・ビルドカスタム)というシリーズ名で単品発売されており、付属のジョイントパーツを使うことでHGBF以外のキットにも装備が可能となっている。
なお、本作以前のテレビ作品から登場するガンプラは『機動戦士ガンダム00 First Season』までのものとなっており、それ以降のテレビ作品のガンプラは諸事情によって登場しないことが参加スタッフのTwitter発言などから示唆されている[注 29]。
※以下に記載したガンプラの諸元は仮想データとして設定したバトル用の数値であり、実際の全高は標準的な144分の1スケールで十数センチメートル程度。
主人公の使用ガンプラ
ビルドストライクガンダム フルパッケージ BUILD STRIKE GUNDAM FULL-PACKAGE | |
---|---|
型式番号 | GAT-X105B/FP |
全高 | 17.7m |
重量 | 96.3t |
武装 | 頭部バルカン砲×4 強化ビームライフル×1 ビームライフル×1 ビームガン×1 ビームサーベル×2 大型ビームキャノン×2(ビルドブースター) チョバムシールド×1 |
操縦者 | イオリ・セイ→レイジ |
スタービルドストライクガンダム STAR BUILD STRIKE GUNDAM | |
型式番号 | GAT-X105B/ST |
全高 | 17.7m |
重量 | 90.1t |
武装 | 頭部バルカン砲×4 スタービームライフル×1 ビームサーベル×2 スタービームキャノン×2 アブゾーブシールド×1 |
操縦者 | レイジ |
- GAT-X105B/FP ビルドストライクガンダム フルパッケージ
- イオリ・セイが製作した「SEED HG エールストライクガンダム」の改造機[67]。セイの高い工作技術で組み上げられた野心作だが、圧倒的な機動性ゆえにレイジ以外のパイロットには乗りこなせない[68]。基本武装は、頭部内蔵型のバルカン砲4門と両腰のビームサーベル2基。携行武装として、ハイパー・メガランチャー級の威力を持つ強化ビームライフル、標準型のビームライフル、取り回しと連射性に優れたビームガン、プラ板を数枚重ね合わせた積層型のチョバムシールドを装備する[68]。原型機と同じくバックパックの換装機構(ストライカーパックシステム)を持つが、当初は追加武装が未完成だったために攻撃面で弱点を抱えていた[68]。
- のちに、ストライクルージュ用のオオトリパックを参考にしたオリジナルパック「ビルドブースター」を装着した「フルパッケージ」仕様となる[68]。ビルドブースターはフリーダムガンダムに似た大型可変翼[66]と2門の大型ビームキャノンを持ち、装着時の出力を160パーセント以上向上させるとともに、分離時は単体の戦闘機としても運用可能[68]。
- 機体デザインは大河原邦男が担当[66]。
- GAT-X105B/ST スタービルドストライクガンダム
- セイが世界大会用に製作した新型支援機「ユニバースブースター」と合体した姿[69]。ブースターが作り出す「プラフスキーパワーゲート」に機体を潜らせることで、プラフスキー粒子を光の翼状に放射させる「プラフスキーウイング」を展開可能[24]。展開状態では機体の機動性を飛躍的に高めるとともに、翼自体をビームサーベルのような斬撃兵器とすることもできる[24]。
- 武装はバレルの延伸機構を持つ「スタービームライフル」、ユニバースブースター本体に接続された「スタービームキャノン」2門、敵のビームを吸収・貯蔵する「アブゾーブシールド」[70]。シールドから展開されるアームをライフルに接続し、貯蔵したエネルギーを送り込むことで砲撃力を高めることができる[70]。新機能として、敵のビーム(プラフスキー粒子)をシールドを介して本体に吸収する「アブソーブシステム」[21][71]と、吸収した粒子を全面開放する「ディスチャージシステム」[21][71]、粒子を機体の内部パーツに浸透させ、機体性能を極限まで強化する「RGシステム(ラジアル・ゼネラル・パーパス・システム)」を持つ[44]。この状態では機体の関節部とフレームが青白く発光し、絶大な破壊力を持つ「ビルドナックル」が使用可能となる[12]。
- 最終話では、巨大アリスタ破壊の際にビルドブースターMk-IIを装備し、タツヤとの真の決勝戦ではフェニーチェリナーシタの両腕、クロスボーン魔王のリフレクターミラーユニットとクロスボーンガン&ソードで損傷部分を応急修理する[8]。
- ビルドストライクガンダム・コスモス
- 最終話エピローグに登場。第8回大会日本予選でのセイの使用ガンプラで、外見はスタービルドストライクとほぼ変わらない[8]が、機体各所に増設されたとうかがえるスラスターからプラフスキー粒子を放射しながら飛行する姿が描かれている。
ビルドガンダムMk-II BUILD GUNDAM Mk-II | |
---|---|
型式番号 | RX-178B |
全高 | 18.5m |
重量 | 78.6t |
武装 | ビームライフルMk-II×2(ビルドブースターMk-II) ビームライフル×1 ビームサーベル×2 ハイパーバズーカ×1 バルカンポッド×1 シールド×1 |
操縦者 | レイジ、イオリ・セイ |
- RX-178B ビルドガンダムMk-II(ビルドガンダム・マークツー)
- ザクアメイジングとの再戦で損傷したビルドストライクの代替機として、セイが新たに製作した「HGUC ガンダムMk-II」の改造機[11]。『機動戦士Ζガンダム』では4機のMk-IIが製造されたことになっているが、この機体は「公式には存在しない幻の5号機であり、ほかのMk-IIとともにエゥーゴに奪取された」という独自設定が付記されている[72]。通常のMk-IIからブレードアンテナや胸部ダクトの形状が変更され、構成素材や各部センサーも最新のものに強化されているという設定となっている[72][11]。カラーリングはエゥーゴ仕様に準じた白基調となっているが、これには「ティターンズカラーに塗装される前に強奪された」という追加設定が反映されている[72]。
- 背部には、ビルドブースターの発展型である強化バックパック兼支援戦闘機「 ビルドブースターMk-II 」を装着[73]。元々Mk-IIにはGディフェンサーという支援戦闘機が存在しており、似たコンセプトを持つビルドストライクの後継機に選ばれた理由となっている[72]。ビルドブースターMk-IIは、『Zガンダム』作中においてギャプランを参考にしたという設定で製作されており、中央のコクピットブロックと、新規武装「ビームライフルMk-II」を備えた左右のムーバブルシールドバインダーで構成された三胴体形状を持つ[72]。機体への合体時は、Gディフェンサーのように余剰となるコクピットブロックを分離する方式となっている[72]。ビームライフルMk-IIはブースター側のジョイントアームとMS側の前腕部ラッチの2点で保持するが、どちらか片方を切り離して保持したり、ライフル自体を取り外して直接手に持つこともできる[72]。ブースターのアームと連結した状態では、ブースター本体からエネルギー供給を受けられるために威力が高いが、前腕ラッチ、または手で保持した状態よりも射角は制限される[72]。その他の武装は、通常のMk-IIと同じものを使用する[72]。
- 地区大会決勝戦で初陣を飾り[11]、世界大会予選では第3ピリオドで破損したスタービルドストライクの修復が済むまでの繋ぎとして、第6ピリオドまで使用される[46]。世界大会決勝戦前の野試合ではセイ自らが操縦し、レイジのビギニングと対戦する[32]。巨大アリスタ破壊作戦でもセイが自ら操縦する[8]。
- 機体デザインは海老川兼武が担当[66]。
- GPB-X80 ビギニングガンダム
- レイジがタケシの指導を受けて製作した初のガンプラ[22]。ガンダムマーカーと墨入れで簡単に仕上げた素組み作品で、塗装やシールがわずかにはみ出ていたり、ゲート処理が甘い部分が見られる[22]。劇中ではアイラが操縦するコマンドガンダムと協力してCのヘルジオングギャラクシーを撃退するほか、バトル決着後もフェリーニのフェニーチェを痛めつけるアイラのキュベレイパピヨンを止めるために乱入したり[9]、セイの操縦するビルドガンダムMk-IIとの野試合にも使用される[32]。最終話では、レイジを追ってアリアンにやってきたアイラが、忘れ物ととしてレイジにこのガンプラを手渡す[8]。
日本国内ファイターの使用ガンプラ
ザクアメイジング ZAKU AMAZING | |
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型式番号 | MS-06R-AB |
全高 | 18.0m |
重量 | 86.8t |
武装 | ロングライフル×1 ロケットランチャー×2 ハンドガン×2 ヒートナタ×2 |
操縦者 | ユウキ・タツヤ |
- MS-06R-AB ザクアメイジング
- ユウキ・タツヤが使用する「HGUC 高機動型ザクII」の改造機[74]。実弾武装を主体とした重武装・重装甲機で、スケール違いの戦車模型のパーツが多く流用されている[30]。タツヤの高度かつ緻密に計算された改造により、鈍重な外見に似合わない機動性と戦場を問わない汎用性を有している[30]。各部に配置された黒い箱型のパーツは、着弾時に爆発して機体本体へのダメージを軽減するリアクティブアーマーとなっている[30]。武装は戦車砲塔で製作したロングライフル、両肩の5連装ロケットランチャー2基、両腰のホルスターに格納されたハンドガン2丁、小ぶりで取り回しに優れたヒートナタ2本[30]。その性能とシャア・アズナブルを思わせる赤系のカラーリング、タツヤ自身の高い操縦技術と相まって、周囲に「紅の彗星」の名を知らしめる名機となった[30]。
- 各部の改造パーツは、支援ユニット「アメイジングブースター」に分離可能[注 30]。
- 機体デザインは寺岡賢司が担当[66]。
ベアッガイIII BEARGGUY III (SAN) | |
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型式番号 | KUMA-03 |
全高 | 23.0m |
重量 | 100.0t |
武装 | 口部ビーム砲×1 腕部ビーム砲×2 |
操縦者 | コウサカ・チナ |
- KUMA-03 ベアッガイIII(ベアッガイさん)
- コウサカ・チナが使用する「ベアッガイ」の改造機[注 31]。名称の「III」(さん)はチナが考えたものだが、前型機の「ベアッガイII」が存在するかは不明[26]。チナは「ぬいぐるみがガンプラになった」という設定で製作しており、原型機に比べ頭部全体がより大きく、モノアイを廃止した完全なぬいぐるみ風の顔つきとなっている[26]。装甲内部にはぬいぐるみと同じく本物の綿が詰められており、高い耐衝撃性を得ているとともに、これを外に飛ばして敵を絡め取ることもできる[19]。顔面には新型の液晶モニターが仕込まれており、口の開閉ギミックと合わせてバトル中は目口の表情が豊かに変化するのが特徴[26]。美術部出身であるチナの高い塗装技術により、非常に美しい仕上がりを持つ[25]。
- 武装は開閉式の口に内蔵されたビーム砲1門と、両腕に内蔵されたビームサーベル兼用のビーム砲2門。背中にはストライカーパック用のコネクターが設置され、蝶結びの赤いリボンを模した「リボンストライカー」を標準装備する[77]。リボンストライカーはチナが独自の解釈を交えて製作した飛行ユニットで、房の部分はスラスター、帯はウイングとして機能する[26]。
- 本来はバトル用のガンプラではなかったが、キャロラインからの挑戦を受けたチナが、世界大会前でスランプに陥っていたセイの息抜きを兼ねて女性限定ガンプラバトルに使用し、準優勝を遂げる[19]。巨大アリスタ破壊作戦にも参戦する[8]。
- 機体デザインは海老川兼武が担当[66]。
- YMS-15 ギャン
- サザキ・ススムが使用する「HGUC ギャン」の改造機[6]。巻き取り式ワイヤーによる射出機能を備えたシールドや、ゲルググ用ビームライフルを装備するなど、原典機の弱点だった中・遠距離用の武装が充実している[6]。第7回ガンプラバトル地区予選では、ワイヤーを引っ張ることでシールドを回転させ、内蔵ミサイルを一斉発射する技を披露する[15]。
- MRC-F20 ゴールドスモー
- ゴンダ・モンタが使用するスモーの改造機。左腕シールドに原典機の「IFバンカー」に相当する高出力ビーム砲を持つが、威力と引き換えに次弾発射に時間が掛かるという弱点がある[10]。元のキットにはない、フェイスオープンや足のスパイク展開などの細かいギミックが加えられている[10]。
- Concept-X 6-1-2 ターンX
- 第7回大会決勝戦前夜祭のイベントバトルでゴンダが使用するターンXの改造機[32]。カラーリングが金色に変更されている以外は原典機と同一形状[32]。原典同様の月光蝶やオールレンジ攻撃システムも備えている[32]。
- AGX-04 ガーベラ・テトラ
- キララが使用する「HGUC ガーベラ・テトラ」の改造機。キララがセコンドのファンに作らせた機体だが、完成度はセイも認めるほど高い[13]。キララのイメージカラーである濃淡のピンクに塗装されている[13]。元のキットにはないビームサーベルの格納・展開ギミックが仕込まれている[13]。第7回大会決勝戦前夜祭では、キララが自分で製作した機体も登場[32]。こちらはブレードアンテナが追加されるなど若干の改造が施されている[32]。
- GX-9901-DX ガンダムダブルエックス
- カトウが使用する「HGAW ガンダムダブルエックス」の改造機[18]。カラーリングが金色主体に変更された以外は原典機と同一で、「フラッシュシステム」に相当する12機のGXビットの遠隔操作機能を有している[18]。
- アプサラスIII
- 辰造が使用するアプサラスIIIの改造機[18]。原典機の巨大さ・圧倒的な火力に加え、特殊塗装によるIフィールドやアッザムのアッザムリーダーなどの追加改造が施されている[18]。
- 騎士ガンダム(ナイトガンダム)
- ヤジマ・キャロラインが使用する「レジェンドBB 騎士ガンダム」の改造機[19]。作中では数少ないSDガンダム系のガンプラで、作成にはヤジマ商事がスポンサーとなったニルスが深く関与している[19]。金属的なメタリック塗装や布製のマントなど、本物の鎧に近い質感を再現しているほか、元のキットでは差し替え式だったケンタウロス形態への完全変形機能が組み込まれている[19]。
- GF13-050NSW ノーベルガンダム・デコ
- イマイ・アリスが使用する「HGFC ノーベルガンダム」の改造機[19]。アリスのコスチュームと同じ緑基調のカラーリングに塗装されている[19]。原典機と同様のバーサーカーシステムを搭載している[19]。
- RX-78-2 ガンダム
- イオリ・タケシが第2回ガンプラバトル選手権で使用していたガンプラ[81]。丁寧な基本工作とウェザリング塗装を施している以外はほぼノーマルの「HGUC ガンダム」だが、タケシ自身の高い操縦技術によりフル改造のガンプラを圧倒するほどの強さを発揮する[81]。
- PF-78-1 パーフェクトガンダム
- 巨大アリスタ暴走事件でタケシが使用するガンプラ[8]。背部のキャノン砲は、一撃でコロニーレーザー砲のコアを破壊する威力を持つ[8]。
- MS-07R35 グフR35
- ラルさんが自身の技術のすべてを投じて製作したグフの改造機[82]。リアスカートと脚部にスラスターが増設され、高い機動性を発揮する[82]。武装は両手にシールドと5連フィンガーバルカン、ヒートロッド、脚部側面にヒートサーベルを各2つずつ装備[82]。フィンガーバルカンはグフカスタムのような外付け方式となっており、手持ち武装の使用にも支障が出ないよう配慮されている[82]。機体を高速回転させながらヒートロッドを振るうことで、巨大な竜巻を作り出すことができる[8]。
- GF13-001NHII マスターガンダム
- 珍庵が使用する「HGFC マスターガンダム」の改造機[8]。両肩と腰、両膝のアーマーが金色となっている[8]。
日本国外ファイターの使用ガンプラ
- OZ-00MSVa トールギス・ワルキューレ
- グレコ・ローガンが第7回大会用に製作したトールギスの改造機[35]。ミリタリーグリーンのカラーリングが特徴で、トールギスIIIのメガキャノンを装備している[35]。
- JDG-00X / JDG-009X デビルガンダム
- ガウェインの使用するデビルガンダムの改造機[35]。下半身の一部が開閉式となり、内部に高威力のビーム砲を搭載している[35]。
- NZ-333 α・アジール
- カルロス・カイザーが使用するα・アジールの改造機[24]。第6回世界大会における優勝機体でもある。基本武装は原典作品と差異はないが、カラーリングは紫に統一されている[24]。
第7回ガンプラバトル世界選手権本戦出場者の使用ガンプラ
ガンダムX魔王 GUNDAM X MAOH | |
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型式番号 | GX-9999 |
全高 | 17.1m |
重量 | 7.6t |
武装 | ハイパーサテライトキャノン×1 シールドバスターライフル×1 大型ビームソード×1 ビームサーベル×1 ブレストバルカン×4 バルカンポッド×1 ミサイルポッド×1 |
操縦者 | ヤサカ・マオ |
- GX-9999 ガンダムX魔王(ガンダムエックスまおう)
- ヤサカ・マオが使用する「HGAW ガンダムX」の改造機[83]。配色は原典機と同じだが、各部に推進器とエネルギー変換装置を兼用した「リフレクトスラスター」を持つ[84]。「魔王」という名称は、本機の絶大な攻撃力にマオの名前をひっかけたダブルミーニング[84]。主砲の「ハイパーサテライトキャノン」は原典機以上の破壊力を発揮するだけでなく、砲身の接続方法の変更により自在な射撃姿勢を取れる[84]。リフレクトスラスターは太陽光パネルで加工しており、それにより周囲の粒子を集められるため、原典作品での発射可能条件である「月が(空に)出て」いなくても使用可能。また、リフレクトスラスターからプラフスキー粒子を圧縮し、衝撃波のように繰り出す攻撃も可能[16]。背部のエネルギー充填用リフレクターの収納方法も、原典機のL字型からV字型に変更されている[83]。その他の武装はキット付属のシールドバスターライフルと大型ビームソードに加え、通常サイズのビームサーベル、両脚ハードポイントに装着される小型バルカンポッドとミサイルポッドを装備する[84]。決勝トーナメント初戦では、太陽光パネルとサテライトシステムを同時使用し、長大な赤いビームサーベルを形成する「魔王剣」という奥義を披露する。
- 機体デザインは石垣純哉が担当[66]。
クロスボーンガンダム魔王 CROSS BONE GUNDAM MAOH | |
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型式番号 | XM-X9999 |
全高 | 15.9m |
重量 | 25.4t |
武装 | スカルサテライトキャノン×1 クロスボーン ガン&ソード×2 ザンバスター(バスターガン、ビームザンバー)×1 ビームサーベル×2 ヒートダガー×2 |
操縦者 | ヤサカ・マオ |
- XM-X9999 クロスボーンガンダム魔王
- マオが世界大会での経験を基に、GX魔王の機能を追加して製作したクロスボーン・ガンダムX1の改造機[85]。胸部中央の髑髏レリーフが大型化し、各部の装甲や背部フレキシブルスラスターにリフレクトスラスターが配置されている[86]。元々の原典機のサイズからGX魔王よりも小型の機体となっているが、パワー自体はむしろ向上している[85]。主砲のハイパーサテライトキャノンはより強力な「スカルサテライトキャノン」となり、髑髏の口を大きく開いて発射する方式を採用している[85]。通常戦闘時の新規武装として、ビーム砲とビームサーベルの機能を併せ持つ大腿骨状の「クロスボーン ガン&ソード」を2基装備[85]。その他の武装は、両腕のブランドマーカーが撤去された以外は原典機と同様の物を装備する[85]。
ウイングガンダムフェニーチェ WING GUNDAM FENICE | |
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型式番号 | XXXG-01Wf |
全高 | 16.3m |
重量 | 7.2t |
武装 | 頭部バルカン砲×2 マシンキャノン×2 バスターライフルカスタム×1 ビームレイピア(ビームマシンガン兼務)×1 ビームマント×1 ビームガン×1 シールド×1(メテオホッパー) |
操縦者 | リカルド・フェリーニ |
- XXXG-01Wf ウイングガンダムフェニーチェ
- リカルド・フェリーニが使用する「HGAC ウイングガンダム」の改造機[87]。フェリーニが幼少時から思い入れのあるガンプラであり、度重なるバトルと修復の末に、背部ウイングを左側に寄せた左右非対称の形状となった[12]。この結果、バード形態への変形機構は廃止され、機体の重心バランスも損なわれているが、フェリーニはこれを逆手に利用することでトリッキーな機動を実現している[88]。頭部右側のアンテナと耳当てには過去のバトルで受けた損傷がそのまま残されており、カメラアイは右目がピンク、左目が緑のオッドアイ状になっている[88]。「フェニーチェ」はイタリア語で「不死鳥」を意味し、カラーリングもイタリア国旗を模した緑・白・赤のトリコローレとなっている[88]。
- 武装は、背部右側に懸架された縦列2連装式の「バスターライフルカスタム」は大小の銃に分割して使用することも可能[88]。左腕に懸架された近接用装備「ビームレイピア」の柄はビームマシンガンとして機能する。左肩に内蔵された防御用「ビームマント」[88]は腕に巻き付けることで殴打にも利用できる[12]。右肩にはビームガンが内蔵されている[36]。機体自体には、原典機と同様に自爆装置も装備している。
- 変形機構廃止により低下した移動力は、1輪バイク型の専用サポートマシン「メテオホッパー」に搭乗することで補われる[89]。基本的に陸上用のマシンだが、飛行形態への変形機構も備えている[89]。飛行形態時は、ドダイYSのように直立状態で搭乗する[89]。原典機のバード形態と同じく、機首先端にバスターライフルを装着して使用することが可能で、左右のバインダーにはエネルギー供給用のパワータンクも内蔵されている[89]。また、機首は取り外すことで手持ちのシールドとしても使える[77]。
- 機体デザインは海老川兼武が担当[66]。
戦国アストレイ頑駄無 SENGOKU ASTRAY GUNDAM | |
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型式番号 | 侍ノ弐 |
全高 | 17.9m |
重量 | 58.2t |
武装 | サムライソード×2(菊一文字、虎徹) 鬼の盾×1 |
操縦者 | ニルス・ニールセン |
- 侍ノ弐 戦国アストレイ頑駄無(せんごくアストレイガンダム)
- ニルス・ニールセンが使用する「SEED HG ガンダムアストレイレッドフレーム」の改造機[91]。日本武道の心得があるニルスの戦法に合わせ、重厚な甲冑武者のような形状を持つ[91]。
- 主武装は、両肩の大袖状の装甲に装備された二振りの日本刀「菊一文字」と「虎徹」[91]。実体の武器ゆえに元の攻撃力はビームサーベルに劣るが、粒子変容塗料が刀身に塗ってあり、ニルスの持つプラフスキー粒子の知識と武術の技量を組み合わせることで、フィールドの粒子帯に合わせることで敵のビームを斬り裂いたり、斬撃を衝撃波のように飛ばすこともできる[92]。肩の装甲自体も隠し腕として変形・機能し、固定していた刀をそのまま使うこともできる[92]。背中には取り外して手持ち可能な「鬼の盾」を持つ[92]。
- プラフスキー粒子を掌から相手の機体に送り込む、中国武術の発勁を模した「粒子発勁」(りゅうしはっけい)という技を持つ[注 33]。
- 機体デザインは阿久津潤一が担当[66]。
キュベレイパピヨン QUBELEY PAPILLON | |
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型式番号 | NMX-004 |
全高 | 18.9m |
重量 | 40.1t |
武装 | ランスビット×1 ビームサーベル / ビームガン×2 ファンネルビット(クリアファンネル)×多数 |
操縦者 | アイラ・ユルキアイネン |
- NMX-004 キュベレイパピヨン
- 「ネメシス」がアイラ・ユルキアイネン専用機として用意した「HGUC キュベレイ」の改造機[93]。後部ショルダーバインダーが下方に垂れ下がり、前部バインダーと合わせて蝶(パピヨン)のようなシルエットを形作っている[94]。
- 武装は原典機と同型のビームガン兼用型ビームサーベル2基、後部コンテナにファンネルビット射出口10基を備え、無線コントロールが可能でライフルとしての機能も併せ持つ手持ち槍「ランスビット」を新規に装備する[94]。原典機と同様に、ファンネルを駆使したオールレンジ攻撃で無敵の強さを発揮する[94]。ファンネルはクリア素材を使用したクリアファンネルに加え、原典機と同様の実体型ファンネルを備える。
ミスサザビー MISS SAZABI | |
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型式番号 | AC-01 |
全高 | 25.8m |
重量 | 27.1t |
武装 | スイートソード×1 スイートシールド(ツイン・ビームサーベル×1)×1 ビームサーベル×2 足部ビームサーベル×2 腹部メガ粒子砲 ファンネル×多数 |
操縦者 | アイラ・ユルキアイネン |
- AC-01 ミスサザビー
- 「ネメシス」脱退後のアイラが、チナの協力を受けて自ら製作した「HGUC サザビー」の改造機[95]。赤く骨太な原典機とは対照的に、白を基調とした細い女性的な体型をしている[96]。「ネメシス」時代のアイラのバトル経験が反映されており、初めて製作した改造ガンプラでありながらも高い完成度を持つ[95]。キュベレイパピヨンのオールレンジ攻撃機能を継承しつつ、機体の軽量化や推進器の増設によって近接格闘時の機動性が向上している[95]。武装は原典機の腹部拡散メガ粒子砲と手持ちのビームサーベル2基に加え、ビーム・トマホークのグリップを握り懐剣状に改造した「スイートソード」、原型機のフロントスカートアーマーを転用した「スイートシールド」、スイートシールド側面に懸架されたツイン・ビームサーベル、両つま先に内蔵された固定型ビームサーベル2基、リアスカートアーマー内のコンテナに格納されたファンネル多数[95]。
- SDV-04 コマンドガンダム
- レイジと共にタケシの強引な指導に巻き込まれたアイラが、初めて製作したガンプラ[22]。「レジェンドBB コマンドガンダム」をほぼ素組みで仕上げた作品だが、アイラの元々の筋のよさからレイジのビギニングガンダムよりも出来はいい[22]。Cのヘルジオングギャラクシーに苦戦するレイジのビギニングガンダムを援護する[22]。
ケンプファーアメイジング KÄMPFER AMAZING | |
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型式番号 | PPMS-18E |
全高 | 17.7m |
重量 | 47.8t |
武装 | アメイジングピストル×2(アメイジングライフル、アメイジングロングライフルに換装可能) アメイジングナイフ×2 アメイジングウエポンバインダー×2(最大装備数×4、上記を含む各武装を選択して格納可能) |
操縦者 | 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) |
- PPMS-18E ケンプファーアメイジング
- PPSE社の研究班が、総力を挙げて製作した「HGUC ケンプファー」の改造機[97]。三代目メイジン・カワグチを襲名したタツヤに与えられ、第7回世界大会本戦に投入された。高い機動性を実現する新素材の「ハイポリキャップ」、水中でもその機動性を維持可能な「リモーションペイント」など、PPSE社の最新技術が多数投入されている[35]。
- 背部に装備された2基の武装コンテナ「アメイジングウエポンバインダー」は機体の推進器も兼ねており、不要になるとデッドウェイト化を避けるために投棄される[31]。脚部のハードポイントにも同型のバインダーを最大2基装備可能[31]。さらにバインダー自体を取り外し、手持ち火器として使うこともできる[31]。バインダーに内蔵されたビーム拳銃「アメイジングピストル」は、バレルの追加・交換でより長距離に適応した「アメイジングライフル」「アメイジングロングライフル」としても使用可能[31]。腰のホルスターには接近戦用の「アメイジングナイフ」2振りが収納されている[31]。各武装にはプラフスキー粒子を貯蔵可能なエネルギーパックが内蔵されている[35]。 オプション武装としてバインダー内に「アメイジングミニガン」や「アメイジングミサイルランチャー」を収納することもある[39]。
ガンダムアメイジングエクシア GUNDAM AMAZING EXIA | |
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型式番号 | PPGN-001 |
全高 | 18.3m |
武装 | アメイジングGNソード(ビームライフル)×1 アメイジングGNシールド×1 GNバルカン×2 |
操縦者 | 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) |
ガンダムエクシアダークマター GUNDAM EXIA DARK MATTER | |
型式番号 | PPGN-001 |
全高 | 18.3m |
重量 | 81.1t |
武装 | ダークマターライフル(ビームバルカン / ビームサーベル)×1 ブライクニルブレイド×1 プロミネンスブレイド×1 GNバルカン×2 ダークマターブレイド×2 |
操縦者 | 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) |
- PPGN-001 ガンダムアメイジングエクシア
- 第7回大会準決勝でタツヤが使用する「HG ガンダムエクシア」の改造機[98]。PPSE社研究班が保有する宇宙空間施設で製作され、最終調整にはタツヤ自身も参加している[99]。開発時のコード名は「A5」[9]。原典機よりも各部の装甲が鋭利かつ大型化し、やや青の割合が増したカラーリングとなっている[98]。初陣の段階では8割の完成度ながらも、ほかのガンプラを圧倒する性能を持つ[99]。武装はGNソード改のシールド部分を改装した「アメイジングGNソード」、完全オリジナル形状の「アメイジングGNシールド」、原典機と同じく両腕に内蔵されたGNバルカン計2門[100]。原典機の「トランザムシステム」は機体のプラフスキー粒子放出量を増大させることで再現しており、機体性能を通常時の3倍に高めることができる[29]。ただし、システムの時間制限や終了後の性能低下という弱点も同様に存在するため、使用のタイミングには高度な見極めが必要とされる[29]。決勝戦直前には、強化バックパックユニット「トランザムブースター」を新たに装着[33]。このユニットはトランザムシステムの安定装置を兼ねるとともに、鳥型の飛行メカとして分離・単独行動が可能となっている[99]。アリスタ暴走事件ではアランによって応急修理され、原典作品の「エクシアリペア」に近い姿となる[8]。さらにセイ・レイジとの再戦では、ケンプファーアメイジングの手足と武装が取り付けられる[8]。
- PPGN-001 ガンダムエクシアダークマター
- マシタと結託したフラナ機関によって改造されたアメイジングエクシア[101]。改造前とは対照的な黒と赤のカラーリングが特徴で、頭部に追加されたフェイスガードを始め、細部の形状も変更されている[99]。トランザムブースターも機体と同様のカラーに塗り替えられ、名称も「ダークマターブースター」に改められており[99]、分離させた状態で頭部からビームを撃つことが可能[33]。武装は刀身を撤去したGNソードにビームサーベル兼用のビームバルカンを追加した「ダークマターライフル」、撤去した刀身を手持ち式に改造した氷の剣「ブライクニルブレイド」、同じくGNソード改の刀身を手持ち化した炎の剣「プロミネンスブレイド」、ダークマターブースターの両翼部分を手持ち剣とした「ダークマターブレイド」[99]。両腕のGNバルカンにはビームサーベルの発生機能が追加されている[33]。
ジムスナイパーK9 GM SNIPER K9 | |
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型式番号 | RGM-79K9 |
全高 | 18.0m |
重量 | 80.2t |
武装 | ビームスナイパーライフル×1 75ミリスナイパーライフル×1 ブルパップ・マシンガン×1 ビームガン×2 ビームサーベル×2 ヒートナイフ×1 シールド×1 |
操縦者 | レナート兄弟 |
- RGM-79K9 ジムスナイパーK9(ジムスナイパー ケーナイン)
- レナート兄弟が決勝トーナメントで使用するジムスナイパーIIの改造機[102]。各部に施された追加装甲に加え、多数の隠し機能を有している[103]。基本は狙撃用だが、レナート兄弟の緻密な戦略によって従来のガンプラバトルのセオリーにはない戦いを展開する[103]。さらに最後の切り札として、ブルーディスティニーシリーズの「EXAMシステム」を搭載している。システム発動時は頭部センサーが赤く発光し、機体性能が飛躍的に向上する[103]。
- 武装は原典機の付属武装に加え、機体の全高を超える大型ビームスナイパーライフル、大腿部ホルスターに拳銃型ビームガンを2挺、右肩のホルダーにヒートナイフを新たに装備する[103]。
- バックパックは、ビームスナイパーライフルと合体することで自律行動型の4足歩行メカ「K9ドッグパック」(通称・ハウンド)に分離・変形し、機体本体と連携した多彩な戦術を展開可能[104]。後部はホバークラフト型の兵員輸送車に分離し、内部に小型のジオン兵フィギュア部隊「ブラッド・ハウンド隊」を収容している[104]。このフィギュアたちも個別行動が可能で、背中のパーソナルジェットで敵に接近し、爆弾を仕掛けるなどといった破壊工作を得意とする[104]。
- MSM-03C ハイゴッグ
- レナート兄弟が使用するハイゴッグの改造機。緑基調のカラーリングに加え、ジオン軍における隊長機を示すブレードアンテナを装備している。
- TMF/T バクゥタンク
- レナート兄弟が世界大会第7ピリオドで使用するバクゥの改造機[105]。後脚がホバリングスラスターを備えた無限軌道に変更されており、悪路でも高い走破力を持つ[105]。巡航時は前足を上げて上体を起こした(犬芸のチンチンに似た)姿勢を取り、高速移動時は上体を伏せてスラスターを後方に向ける[46]。ミサイルや関節アームに接続されたビーム砲兼ビームサーベルなど、武装も強化されている[105]。
アビゴルバイン ABIGOR BINE | |
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型式番号 | ZM-D11GRB |
武装 | ビームキャノン×1 ビームカッター×3 ビームカタール×2 ビームサイス×2 ミサイルランチャー×2 バッティングラム×1[44]。 |
操縦者 | ルワン・ダラーラ |
- ZM-D11GRB アビゴルバイン
- ルワン・ダラーラが使用するアビゴルの改造機[106]。頭部の角が二股に分かれた形状となり、紫系のカラーに塗装されている[106]。同スケールのガンプラよりも大型でパワーに優れており、原典機の変形機構も健在である[106]。武装も頭部ビームカッター、両肩ミサイルランチャー、腕部ビーム砲、ビームカタールと豊富で、変形時の腕部からは翅状のビームが出力される[36]。
- MS-14 ゲルググ
- ライナー・チョマーの使用するゲルググの改造機[24]。スモーの飛行ユニットを装備している[24]。
- ガウ攻撃空母
- チョマーが世界大会第2ピリオドにて使用する機体[36]。原典機と同じく、ほかのガンプラ数機を格納できるほどの巨体に加え、多数の爆弾を備えている[36]。外装には対ビームコーティングが施されており、フェニーチェのバスターライフルの砲撃を防ぐ堅牢さを持つ[36]。
- JMA-0530 ウォドム
- チョマーが世界大会第3ピリオドにて使用するウォドムの改造機[36]。
- D50C ロト
- チョマーが世界大会第7ピリオドで使用するロトの改造機[46]。
- MA-04X ザクレロ
- チョマーが世界大会決勝戦前夜祭で使用するザクレロの改造機[32]。
- F91 ガンダムF91イマジン
- ジュリアン・マッケンジーがガンプラ塾時代から使用している「HGUC ガンダムF91」の改造機[29]。上半身の一部が赤く塗装されているが、形状は原典機から変更されていない[29]。度重なるバトルで各部の関節が摩耗しているが、ジュリアンの操縦技術と相まってタツヤのアメイジングエクシアとも互角に渡り合う性能を発揮する[29]。原典機と同じく各部の冷却機構を露出させた限界稼動モードを持つが、頭部フェイスカバー内のダクトに攻撃用のビーム砲を内蔵している点が異なる[29]。限界稼動時に発生する物理分身効果(質量を持った残像)は表面の塗装を剥離させることで再現しており、複数の残像体とともに繰り出す高速連続攻撃「バックジェットストリーム」を最大の切り札とする[29]。
その他のガンプラ
- MS-06F ザクII
- コンピュータ操作による無人訓練機としてバトルシステム内に格納されていた、メガサイズモデルのザクII[21]。外見や武装は通常の量産型ザクと変わらないが、48分の1スケールの巨体を活かした圧倒的パワーと火力を誇る[21]。レイジの脱落を目論むマシタの指示により、世界大会第2ピリオドのバトルロワイヤルフィールドに突如乱入する[21]。参加者のガンプラたちを蹂躙し、バトルフィールドを大混乱に陥れるが、レイジやほかのファイターたちとの共闘によって撃破される[21]。
- MSN-02MR ヘルジオング マリーン
- Cがレイジを脱落させるべく使用するジオングの改造機[107]。水中戦に特化した機体で、鋭い爪状のマニピュレーターや、スカート下部にメガ粒子砲内蔵のクローアーム3本と触手状のヒートロッド4本を持つ[107]。頭足類の足のごとく自在に動くアームとロッドで敵を絡め取り、水中に引きずり込む戦法を得意とする[46][108]。カラーリングは紫。
- MSN-02GA ヘルジオング ギャラクシー
- Cがレイジへの報復バトルで使用する機体[109]。こちらは宇宙戦に特化した機体で、下半身に有線操作式のクローアーム2本を装備する[109]。両腕も原型機と同一形状の有線式アームとなり、下半身のクローも併用したオールレンジ攻撃を得意とする[109]。カラーリングはマリーンと同じ。
- モック
- PPSE社がコンピューター戦用の無人機として開発した機体で、世界大会後の一般市販が予定されていたオリジナルガンプラ[110]。単眼を持つ半球型を基本として、複数の頭部バリエーションが存在する[110]。武装は既存のガンプラから流用可能[110]。最終話のアリスタ暴走事件では多数の機体が動き出してセイたちの前に立ちはだかるが、エピローグではアリアンに戻ったマシタとベイカーが街中で本機を売りさばく姿が描かれている[8]。
- ドムドム
- 最終話エピローグにて、珍庵が「自由な発想で作ったガンプラ」として登場。頭部はドム、両腕はザクII、上半身はストライクガンダム、バックパックはIWSP、腰と脚部はマスラオのパーツが使用され、メタリックレッドを主体としたカラーリングとなっている。
- 本機はセイ役の声優の小松未可子が『ガンダムブレイカー』を使ってデザインしたもので、監督の長崎健司の計らいにより劇中への登場を果たした。このことに感激した小松は、自身のツイッターで本機の登場に言及している[111]。
オリジナルモビルスーツ選手権からのゲストガンプラ
『GBF』シリーズのガンプラ発売に合わせて現実に行われたイベント「オリジナルモビルスーツ選手権」の各コースで入賞し、アニメ本編にゲスト出演する権利を得たガンプラたち[112]。
- XXXG-01D ガンダムデスサイズ
- 『ガンダムトライエイジ』コース優勝作品。ガンダムデスサイズの改造機。赤い塗装が施されている。世界大会決勝戦前夜祭でチョマーのウォドムに勝利する[32]。
- ズサ・ストーム
- ガンプラコース優勝作品。ズサの改造機。大砲2門とビット兵器を増設し、ブースターポッドのミサイルランチャーが腕部と肩の端に移設されている。世界大会決勝戦前夜祭でチョマーのザクレロに勝利する[32]。
- ベンケイ
- 『ガンダムブレイカー』コース優勝作品。複数の機体を組み合わせたオリジナル改造機。『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の主人公「アルフレッド・イズルハ」に似た人物が操縦する。世界大会決勝戦前夜祭に登場[32]。
- クレオパトラガンダム、グラハムガンダム、パゴスガンダム、アルティメットガンボール、ノイエス・ゼアグート、ズゴックD(ドラゴン)、殺駆F2000改、オーガマラサイ、ガンダムミアリオン・セラフ、アームド・ユニコーン、スモー・バーガンディ、憎悪獄苦(ゾゴック)
- オリジナルモビルスーツ選手権で特別賞を受賞したガンプラたち。自由な発想に基づいて珍庵師匠が作成したガンプラとして登場する[38]。
用語
- ガンプラバトル
- 作中で流行している、ガンプラを用いた対戦競技。その人気は地球規模であり、毎年世界大会も開かれるほどである。バトルの際には、バトルシステム(後述)に「GPベース」とガンプラをセットすることでプラフスキー粒子がシステムから散布され、その粒子の影響によってガンプラが動作可能となるほか、実弾やビームの光軸、着弾時の爆発といった視覚・聴覚的演出も原典作品中の本物さながらに再現可能となる。ガンプラの操縦は、ホログラムで再現された光球状の操縦桿と各種パネルを操作することによって行う。セコンド用のオペレーターパネルも存在する。
- CGではなく実際にガンプラ自体が動いているため、バトル中に受けた損傷はガンプラへ直接反映され、バトル終了後も損傷部分はそのまま残る[注 34]。
- 制限時間内(ラウンド内)にどちらか一方、または双方同時に行動不能なダメージを受けた時点でバトルは決着するが、バトルフィールド外へ押し出された場合も場外負けとなる[19]。制限時間を過ぎてなお決着が付かなかった場合は、先に攻撃を当てたほうが勝者となる「Vアタック方式」での延長戦となる[注 35]。
- 試合中に双方のガンプラが破損し、試合継続が困難になった場合は1分間の補修作業の時間が与えられる[14]が、劇中で確認されたのはセイとレイジ対ニルスの試合のみであり、なおかつセイたちを脱落させようとするベイカーの指示によるため、公式ルールであるかは不明。
- 世界大会決勝後に暴走した巨大アリスタが破壊されたことでガンプラバトル自体が不可能となるが、のちにニルスが独自に粒子を生成する技術を確立し、再びバトルを行うことが可能となる[8]。
- プラフスキー粒子(英称:プラフスキー・パーティクル、Plavsky Particle)
- ガンプラバトルの根本を支える粒子物質。物語開始の10年前に発見された。バトルフィールド内に高濃度で散布すると、そのフィールド内のプラスチックに反応して流体化する特性を有しており、これを利用して動力を持たないガンプラをアニメのMSのように動かすことが可能となる。バトルフィールド上に現れる建造物や、ビームの光芒、爆発のエフェクトなどは、プラフスキー粒子がシステムのプログラムに応じて物質化することで再現している。この粒子の特性を詳しく理解してそれを利用できるような特殊加工を施せば、たとえば原典作品における「Iフィールド」のようなビーム無効化能力をガンプラに与えることが可能となる[18]。プラフスキー粒子は反粒子同士の結合によって生成されており、アイラのように粒子を感知し相手の動きを先読みする才能を持つ者もいる。粒子は他分野にも応用可能と言われているが、粒子に関する技術はPPSE社が独占しており、製造法および製造施設も完全秘匿とされている[14]。最終話で巨大アリスタが破壊されたことで粒子の生成が不可能となるが、ニルスが宇宙ステーションでの独自生成に成功する[8]。
- バトルシステム
- ガンプラバトルを行う際に用いるバトルフィールドと各システムの総称。プラフスキー粒子散布システムやガンプラ操縦コンソール、バトルフィールドのバーチャル映像展開システムなどから構成される。また、ガンプラの製作データやファイターID・戦績などが書き込まれた記憶媒体「GPベース」を収納するスロットも存在する。
- システムは六角形のヘックス状ユニットを最小構成単位とし、これを複数連結させることで多様な空間サイズの設置に対応させることが可能である。劇中ではイオリ模型に設置された小規模のもの(1ユニット構成)[6]や、ヨセフ邸のバトルルームに設置された中規模のもの(4ユニット構成)[35]、聖鳳学園模型部が体育館に設置したもの(7ユニット構成)[10]などが確認されている。そのほか、ガンプラバトル選手権の世界大会スタジアムで使用される超大規模なもの(10ユニット以上構成)[36]も存在する。なお、起動時や終了時に流れるシステム音声は、アラン役の木村昂が担当している。
- 本作品のタイトルロゴの背景デザインも、このバトルシステムがモチーフとなっている。
- アリスタ
- アリアンに伝わる不思議な宝石。その正体はプラフスキー粒子の結晶体であり、ガンプラバトル時の粒子供給源の正体[29]。さらに石の所持者を別次元の世界に転送したり、所持者同士の思念を通信機のように送受信することができる。石のサイズに比例してその力も強くなり、他者の意思を一方的に支配することも可能となる。作中ではレイジの腕輪にはめ込まれた物[6]。と、レイジからセイに託されたビー玉状の物[注 36]、マシタの懐中時計にはめ込まれた物[17]。世界大会会場のバトルシステム用に地下施設に安置された巨大な物が存在する[33]。巨大アリスタは世界大会決勝戦終了後にマシタの負の感情に作用して暴走するが、セイたちによって破壊される[8]。
- ガンプラファイター / ガンプラビルダー
- ガンプラバトルにおいて、ガンプラを操縦して戦う者は「ガンプラファイター」、ガンプラを制作する者は「ガンプラビルダー」と呼ばれる。両者を兼ねる者が多いが、セイのようにビルダーが戦況分析や戦術支援を行うセコンド役としてバトルに参加する場合もある。世界大会においては、PPSE社ワークスチームや「ネメシス」のように大資本を持つ集団がプロの専業ビルダーと優れたファイターを雇用し(あるいは委託し)、完全な分業体制で参戦しているケースも多い。
- ガンプラバトルでは原典作品での機体性能の差は反映されず[6]、ファイターの操縦技術とビルダーの製作技術次第では、ザクなどのやられ役でガンダムタイプなど主役級に勝つことも珍しくない[10]。
- ガンプラバトル選手権世界大会
- ガンプラバトル最大規模の公式大会で、作中本編では7回目となる。世界各国の予選を勝ち抜いた代表が静岡県静岡市の本戦会場へ集い、連日の試合が展開される。第7回では68か国より90名が参加し[24][注 37]、会場には主催のPPSE社や大会創設メンバーも一堂に会する[35]。
- 本戦では、最初に8つのピリオドで最多ポイントを獲得した16チームを選出し、その16チームによる決勝トーナメントを制したチームが優勝となる[24]。各ピリオドではロワイヤルやチーム方式でのバトルのほか、射的や玉入れ、スピードレースといったさまざまな競技が行われる[46]。
- 決勝戦開始までの一週間は前夜祭が行われ、出店やライブ、ガンプラ製作教室、バトルステージなどさまざまなイベントが催される。
- PPSE社(プラフスキー・パーティクル・システム・エンジニア社)[35]。
- プラフスキー粒子やガンプラバトル関連の技術を発明・独占している[40]世界的大企業。独自に育成したガンプラファイターやそのサポートチームを擁し、ガンプラそのものに関する特許も多数保有している。最終話でバトルシステムの根幹である巨大アリスタが破壊され、さらに会長のマシタがアリアンに送還されたことで経営が立ち行かなくなり、一連の権利や技術、施設をヤジマ商事に差し押さえられる[8]。
- アリアン
- レイジとマシタの故郷であり、セイたちが住む世界とは異世界にある王国。建物の建築様式や住民の服装は現実の中世ヨーロッパに近いが、地面がU字型に湾曲していたり、空に帯状の陸地が透けて見えるなどシリンダー型スペースコロニーの内部を思わせる描写が見られる[8]。
- イオリ模型
- セイの実家が経営する模型店。郊外の住宅地内にある特殊な立地のため、駅前や商店街の店舗よりも店内は閑散としている[6][注 38]。店のショーケースに展示されているガンプラはすべてセイが製作したもので、同じケース内にはタケシのガンプラバトル世界大会準優勝トロフィーも飾られている[6]。店内奥には、最小規模ながらもバトル専用ルームも設けられている[6]。
- カフェレストラン コウサカ[注 39]
- チナの父が経営している飲食店。1階が店舗、2階が住居という職住一体の建物[36]で、それなりに繁盛している。店内には、来店した有名人のサイン色紙と並んでマオが代金代わりに置いていったエクストリームガンダムが飾られている[16]。
- チーム「ネメシス」
- フィンランドを拠点とするガンプラチーム[35]。ヨセフがガンプラバトルで世界制覇をするために設立したが、実際は彼が孫のルーカスにガンプラバトル選手権世界大会の優勝トロフィーをプレゼントすることが目的でもある[9]。「フラナ機関」と呼ばれる組織にも出資している。チームとしての歴史は浅い模様だが、会長であるヨセフの知名度やガウェイン、アイラの実力からPPSE社や世界レベルのガンプラファイターにも名を知られている[35][24]。
- エンボディシステム
- プラフスキー粒子の動きを視覚化し、対戦相手の動きを先読みしやすくする装置。ジオン軍のニュータイプ用ノーマルスーツのような形状をしている。フラナ機関が開発し、チーム「ネメシス」のアイラが使用している。
- 着用者の精神状態に大きく左右され、迷いなどの雑念があると性能を発揮できない。外部から強引に出力を高めることもできるが、その際は、視野狭窄、強烈な頭痛などに襲われ、出力によっては暴走状態となる。最悪の場合廃人になると推測されている。
- このシステム自体はガンプラバトルのレギュレーション違反になるが、アイラ以外の者が着用した場合は無反応であるため、他人から見れば単なるコスプレ衣装にしかならない。決勝戦では、改良を加えた強化版がPPSE社に拘束されたタツヤを洗脳する目的で使用される。
- メイジン・カワグチ
- 物語開始時の約半世紀前の第一次ガンプラブーム加熱時に彗星のごとく現れた、孤高の天才モデラー。手がけた作品が神の手によって作られたと称賛されたことからいつしか「メイジン」と呼ばれるようになり、「メイジン・カワグチ」の名は各時代の天才モデラーに受け継がれる名跡となった[36]。作中では二代目が倒れたため、急遽タツヤが三代目を襲名する。
- ガンプラ造形術
- 作中ではガンプラ制作技術を長年の研鑽によって極限的に高めた者たちが存在している[16]が、彼らの一部は編み出した数々の奥義(例としてプラフスキー粒子を有効活用できる技術[18])を体系化し、総称して「ガンプラ造形術」と呼んでいる[16]。
- ガンプラ造形術は華道や茶道のようにいくつかの流派があり、マオはその中の一派である「ガンプラ心形流」(ガンプラしんぎょうりゅう)に属している[16]。
- ガンプラ塾
- かつて二代目メイジンが開いていたガンプラの学び塾[29]。最高峰のガンプラビルダー育成機関と評されており、世界レベルの実力者でも入塾は困難を極め、たとえ入れたとしても二代目の弱肉強食の方針によって塾生たちは熾烈な競争にさらされる[29]。かつてタツヤとアラン、ジュリアンが在籍していた。
- 外伝『GBF-A』にて詳細が描かれる。
- ガンプラマフィア
- ガンプラバトルの妨害や闇取引などの犯罪に手を染める者たち。Cはおもにガンプラバトル関連の妨害工作を生業としている[12][22]。
- 国際ガンプラバトル公式審判員
- ガンプラバトルの国際公式審判員であり、ガンプラマフィアなどの不正行為を行う者を取り締まる自警団的活動も担当している[22]。
スタッフ
前述したように『機動戦士ガンダム00』や『機動戦士ガンダムAGE』の主要スタッフが数多く参加しており、1クール目のオープニングアニメーションの絵コンテ・演出も『AGE』のキオ編オープニングを担当した大張正己が担当している[注 40]。
- 企画・アニメーション制作 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- 監督 - 長崎健司
- 助監督 - 角田一樹
- シリーズ構成・脚本 - 黒田洋介
- キャラクターデザイン - 大貫健一
- キャラクターデザイン協力 - ヤスダスズヒト
- デザイン協力 - 島田フミカネ[注 41]
- メカニックデザイン - 大河原邦男、阿久津潤一、海老川兼武、石垣純哉、寺岡賢司
- チーフメカアニメーター - 有澤寛、金世俊
- 美術デザイン - 中島美佳
- 美術監督 - 佐藤歩
- デザインワークス - 海老川兼武
- 色彩設計 - 菊地和子
- 撮影監督 - 後藤春陽
- 編集 - 野尻由紀子
- CGディレクター - 宮原洋平
- 音響監督 - 三間雅文
- 音響効果 - 中野勝博(サウンドボックス)
- 音楽 - 林ゆうき
- 企画協力 - バンダイホビー事業部
- 制作協力 - ADK
- エグゼクティブプロデューサー - 佐々木新(サンライズ)、出原隆史(創通)
- 企画プロデューサー - 志田香織
- プロデューサー - 小川正和(サンライズ)、白石誠(テレビ東京)
- 製作 - テレビ東京、創通、サンライズ
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「ニブンノイチ」(第2話 - 第13話)
- 作詞・作曲・歌 - BACK-ON(レーベル:cutting edge) / Produce - JIN
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。第24話では挿入歌として使用。
- 「wimp ft. Lil' Fang(from FAKY)」(第14話 - 第24話)
- 作詞・作曲 - BACK-ON / 歌 - BACK-ON & Lil' Fang (from FAKY)(レーベル:cutting edge)
- 第25話はオープニングテーマなし。
- エンディングテーマ
- 挿入歌
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
キャラクター | メカニック | |||||
1 | セイとレイジ | 長崎健司 | 大貫健一 | 有澤寛 | 2013年 10月7日 | |
2 | 紅の彗星 | 増井壮一 長崎健司 |
綿田慎也 | 千葉道徳 | 金世俊 | 10月14日 |
3 | フルパッケージ | 角田一樹 | しんぼたくろう | 阿部宗孝 | 10月21日 | |
4 | ガンプラアイドル キララ☆ | 酒井和男 | 松川哲也 | 久壽米木信弥 | 10月28日 | |
5 | 最強ビルダー | 大塚健 | 孫承希 | 池田佳代 | 大塚健 | 11月4日 |
6 | 戦う理由(わけ) | 寺岡巌 | 南康宏 | 森下博光 | 進藤ケンイチ | 11月11日 |
7 | 世界の実力 | 大久保朋 長崎健司 |
大久保朋 角田一樹 |
千葉道徳 | 大張正己 | 11月18日 |
8 | 逢(あい)戦士たち | 綿田慎也 | 大貫健一 | 有澤寛 | 11月25日 | |
9 | 想像の翼 | 酒井和男 | 松川哲也 | 牟田口裕基 | 12月2日 | |
10 | 開幕!世界大会 | 芦野芳晴 | 孫承希 | しんぼたくろう | 金世俊 | 12月9日 |
11 | ロワイヤル | 寺岡巌 | 角田一樹 | 池田佳代 松川哲也 |
阿部宗孝 久壽米木信弥 |
12月16日 |
12 | ディスチャージ | 大塚健 | 南康宏 | 森下博光 | 大塚健 | 12月23日 |
13 | バトルウェポン | 酒井和男 | 名取孝浩 | 千葉道徳 | 進藤ケンイチ | 2014年 1月6日 |
14 | 暗号名(コードネーム)C | 西澤晋 | 大久保朋 角田一樹 |
しんぼたくろう | 有澤寛 | 1月13日 |
15 | 戦士(ファイター)のかがやき | 芦野芳晴 | 孫承希 | 大貫健一 | 大張正己 | 1月20日 |
16 | 再会、父よ? | 酒井和男 | 角田一樹 | 松川哲也 | 金世俊 | 1月27日 |
17 | 心の形 | 綿田慎也 | 池田佳代 | 阿部宗孝 | 2月3日 | |
18 | ブラッド・ハウンド | 西澤晋 | 南康宏 | 森下博光 | 進藤ケンイチ | 2月10日 |
19 | アストレイの刃 | 酒井和男 | 千葉道徳 | 牟田口裕基 | 2月17日 | |
20 | 裏切りのアイラ | 西澤晋 | 孫承希 | しんぼたくろう | 久壽米木信弥 | 2月24日 |
21 | きらめく粒子の中で | 大塚健 | 大久保朋 角田一樹 |
松川哲也 | 大塚健 | 3月3日 |
22 | 名人VS名人 | 狩田豪也 | 角田一樹 | 池田佳代 赤井方尚 |
阿部宗孝 | 3月10日 |
23 | ガンプラ・イブ[注 43] | 酒井和男 大張正己 西澤晋 |
綿田慎也 | 森下博光 大籠之仁 |
大張正己 | 3月17日 |
24 | ダークマター | 大塚健 | 南康宏 | 千葉道徳 しんぼたくろう |
金世俊 | 3月24日 |
25 | 約束 | 長崎健司 寺岡巌 |
長崎健司 大久保朋 |
大貫健一 池田佳代 |
有澤寛 | 3月31日 |
- 脚本は全話を黒田洋介が執筆したので表では略した。
- 2013年12月30日は特別番組のため休止。
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2013年10月7日 - 2014年3月31日 | 月曜 18:00 - 18:30 | テレビ東京系列 | 製作局 字幕放送 |
北海道 | テレビ北海道 | 字幕放送 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | ||||
大阪府 | テレビ大阪 | ||||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | ||||
福岡県 | TVQ九州放送 | ||||
日本全域 | バンダイチャンネル | 月曜 19:00 更新 | ネット配信 | ||
番組公式サイト | 月曜 21:00 更新 | [注 44] | |||
AT-X | 2013年10月9日 - 2014年4月2日 | 水曜 22:00 - 22:30 | CS放送 | リピート放送あり | |
BS11 | 2013年10月13日 - 2014年4月6日 | 日曜 19:00 - 19:30 | BS放送 | アニメ+枠[注 45] | |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2013年11月23日 - 2014年3月29日 2014年4月3日 - 5月8日 |
土曜 9:30 - 10:00 木曜 8:00 - 8:30 |
独立局 | |
日本全域 | アニマックス | 2014年7月 - | BS/CS放送 |
BD / DVD
Blu-ray BOX
|
DVD
|
外伝作品
以下の外伝作品が存在する。テレビ本編では語られない登場人物の過去や外伝独自の人物、およびガンプラを描いた物語。プロモデラーによる模型作例を用いたフォトやショートストーリー、漫画で表現されるメディアミックス作品群である。シナリオ・構成はスタジオオルフェの千葉智宏、登場人物の挿絵イラストは山岸正和が担当。
ガンダムビルドファイターズ炎
『月刊ホビージャパン』 (HJ) 創刊45周年記念企画として連載[77]。メカニックデザインは阿久津潤一が所属する「アストレイズ」が担当[77]。とある理由でガンプラ製作から離れていた1人の高校生コウエン・ユウセイを中心に展開されるオリジナルストーリー[77]。
『GBF-炎』の登場人物
- コウエン・ユウセイ(紅炎 勇星)
- 主人公。普段は無愛想だが、心に熱い闘志を秘めた高校1年生の少年[77]。「あるできごと」をきっかけに一時期ガンプラ製作を止めていたが、同級生のイコとの出会いをきっかけに「ガンプラ部」に入部させられ、「ガンプラビルダーズワールドカップ」への出場を目指すべくガンプラ製作を再開する。顔立ちは二枚目の部類に属するが、表情作りが苦手なうえ、無自覚に挑発めいた言動を取ってしまうため、周囲からはあらぬ誤解を受けトラブルになることが多い[77]。
- ナルミ・イコ(鳴海 イコ)
- ユウセイの同級生で、ポニーテールがトレードマークの元気な少女[113]。勘違いからユウセイを強引に誘って一緒にガンプラ部に入部し、結果的に彼のガンプラ復帰のきっかけを作る[113]。羞恥心から友人にはガンプラ好きであることを隠しているが、すでにばれていることには気づいていない[113]。
- マスオ
- ガンプラ部部長。直接の登場は少ない。ユウセイからは「イコと同じく人の話を聞かない」と評されている[113]。
- ソガ・ショウタ(蘇我 勝太)
- ユウセイたちとは別の高校の生徒で、同校のガンプラ部のエース[113]。長身で無表情。製作した改造機には「SSカスタム」と名付けているが、これは自身のイニシャルではなく、「スペシャル・スコードロン」(特殊中隊所属機仕様)の略である[113]。実はテレビ本編にて、イオリ模型の顧客の一人として名前のみ登場している[10]。
- マツシタ・トシカツ
- ユウセイの通う高校の2年生で、剣道部員[77]。ガンプラバトルにおいても剣を使用した接近戦を得意とする[77]。多分に誤解が加えられたユウセイの噂を聞きつけ、彼を成敗しようとガンプラバトルを挑む[77]。しかし、バトル中にユウセイの真摯さと自分の誤解を認識し、改めて純粋なファイターとしての正々堂々としたバトルを行う[77]。
- ワイユー
- 正月の神社で開催された「新春ガンプラバトル」の参加ファイターの一人[114]。下品な笑い声が特徴の傲慢な男[114]。メガサイズモデル改造のコマンドガンダムでほかの参加ガンプラたちを次々破壊していたが、ルール内とはいえその無粋なやり方に怒ったユウセイ、イコ、ショウタの連携の前に敗れる[114]。
- 謎の男マスタージャパン
- 本名および素性は不明。『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物「東方不敗マスター・アジア」が髭を剃ったような風貌を持つ男[78]。性格も東方不敗そのままの熱血ぶりで、ユウセイを赤子あつかいするほどの操縦技術を持つ[78]。なお、HJガンプラバトル大会後にユウセイの前に現れた「模型誌ホビージャパン付録担当編集者」はどう見ても彼であったが、このときは常識的かつ丁寧な物腰で振る舞っている[115]。
- ムサカ・カツヒロ
- HJガンプラバトル大会決勝でのユウセイの対戦相手[78]。高い防御力を活かしたバトルスタイルから、「鉄壁のムサカ」の異名を持つ[78]。数々の大会で優勝経験を持ち、ユウセイと対戦する前の準決勝ではショウタを下している[78]。決勝終盤で逆転勝利の好機を作るものの、ユウセイの戦いぶりに敬意を表し、自ら敗北を認める[78]。
- クサカ・ハルカ
- ショウタと同じ高校に通う生徒で、プロ級のサッカー技術の持ち主[116]。ショウタからは「並み」と評価されているが、作品を見たユウセイが感心するほどビルダーとしての実力も高い[116]。イコに好意を抱いており、その傍らにいるユウセイを勝手に恋敵と認識している[116]。
『GBF-炎』の登場ガンプラ
- MSZ-006 Ζガンダム炎(ゼータガンダムほのお)
- ガンプラ製作復帰後にユウセイが製作した、「HGUC Ζガンダム」の改造機[77]。その名のとおり、ユウセイの闘気を具現化した真っ赤なカラーリングが特徴[77]。関節の可動範囲向上や、キットにはない差し替えなしの完全変形機能が再現されている[77]。「HG ガンダムアストレイレッドフレーム フライトユニット装備」用の拡張パーツとして『HJ』本誌に付属していた武装「カレトヴルッフ」を主武装とする[77]。『GBF-炎』の世界では「幻のガンプラ」と称されるほどの希少品であるカレトヴルッフだが、なぜかユウセイの自宅の倉庫に大量保管されていた[77]。
- MSZ-006H ハイパーΖガンダム炎
- Ζガンダム炎の発展機[114]。頭部に強化センサーを内蔵したという設定のオリジナルヘッドギアを装備[114]。背部中央のスタビレータは、ストライカーパックの概念を取り入れた「マルチプルマウントトラック」に交換可能なように改造されている[114]。「HG シラヌイアカツキガンダム」のから流用した「シラヌイパック炎」を基本に、さまざまな装備を選択使用する[114]。また、パックを装着した状態での変形も可能[115]。基本武装のカレトヴルッフは、新たに製作した射撃武装3種を組み合わせた「カレトヴルッフ炎」に進化している[114]。
- のちにショウタとの再戦に備えて、装甲や関節などのパーツ[注 46]を強化・換装した重装版に改造される[115]。最大の特徴は、機体の駆動熱をプラフスキー粒子を媒介として強制排出する冷却装置「炎システム」で、関節からプラフスキー粒子が炎のごとく激しく吹き出すことからそう命名された[115]。システム発動中は通常時の関節強度を超えた超高速運動が可能となるが、負荷自体を完全に相殺することはできず、終了後のバトル続行はほぼ不可能となる[115]。この欠点から重装版は使いどころが難しく、通常はノーマル状態での運用が主となる[115]。
- GN-001/hs-A01 ガンダム アヴァランチエクシア
- マツシタ・トシカツが使用する「HG ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ」の改造機[77]。外見は脚部のダッシュユニットが撤去されている以外はほぼキットのまま[77]。パーツ裏を削り込むことで徹底的な軽量化が図られているが、その代償として防御力が極端に低下している[77]。『HJ』の雑誌付録キットである「HG ダブルオークアンタ」用の「GNソードIVフルセイバー」を装備し、これですべての攻撃を受ける戦法によって本体の防御力の低さをカバーしている[77]。
- MS-07B-3SS グフSSカスタム
- ソガ・ショウタの使用する「HGUC グフ・カスタム」の改造機[113]。バックパックと脚部のスラスターが追加および大型化され、グフでありながら宇宙戦闘にも適応可能な機動性を持つ[113]。武装はキット付属のものに加え、市販の武器セット「システムウェポン004」の大型ヒート剣を装備する[113]。カラーリングはダークグレーを基調としている[113]。
- GNW-001SS ガンダムスローネトリニティSSカスタム
- ショウタがユウセイとの決着をつけるべく製作した「HG ガンダムスローネアイン」の改造機[115]。兄弟機の「スローネツヴァイ」からGNバスターソードとGNファングコンテナ、「スローネドライ」からGN粒子散布ユニットを移植することで、あらゆる戦場に適応可能な「パーフェクトスローネ」と呼べる機体に仕上がっている[115]。
- EMS-05IKO ピンクアッグ
- ナルミ・イコが男女混合ガンプラバトル大会用に製作したアッグの改造機[117]。144分の1スケールキットの胴体に100分の1スケールキットの手足を移植し、内部に「HGUC ゾゴック」のパーツを使用することで最新キットに引けを取らない可動範囲を得ている[117]。機体名のとおり、塗装色はピンクを基調とする[117]。モノアイには小型液晶が使用されており、ベアッガイIIIのような表情付けを可能としている[117]。両腕はゾゴックのマニピュレーターに変更され、本来の装備であるドリルは手持ちオプションの一つとなっている[117]。背部にもハードポイントが増設され、さまざまな火器を選択して装備する[117]。
- 武者頑駄無(むしゃガンダム)
- ユウセイが男女混合ガンプラバトル大会でイコと組むために製作した機体[117]。「BBレジェンド 武者頑駄無」をベースに、カレトヴルッフや蔵から見つけた武器で重武装化している[117]。
- RMS-014 オクト・エイプ
- 男女混合ガンプラバトル大会でユウセイたちと対戦した、チョーイ姉弟の姉が使用する機体[117]。外見は『機動新世紀ガンダムX』劇中でのオクト・エイプそのもの[117]。
- MSM-08-ONI 鬼ゾゴック
- チョーイ姉弟の弟が使用する「HGUC ゾゴック」の改造機。その名のとおり、鬼のような頭頂部の一本角や、胴体と膝に追加された牙状のパーツが特徴[117]。胴体には強力なメガ粒子砲が内蔵されている[117]。角は中央で割れてブーメラン状の武器となるほか、メガ粒子砲発射時にモノアイを保護するフェイスガードとなる[117]。
- SDV-04 コマンドガンダム
- ワイユーが「メガサイズモデル ガンダムAGE-1ノーマル」を素体に製作した機体[114]。外装や武装はほとんどスクラッチパーツで構成されており、40センチメートル近い全高にふさわしいパワーと火力を誇る[114]。さらに表面に施されたクリアーコートにより、ビーム攻撃をすべて無効化してしまう[114]。
- GF13-017NJIIVXS ゴッドガンダム極(ゴッドガンダムきわみ)
- マスタージャパンが使用する「HGFC ゴッドガンダム」の改造機[78]。両肩に「HGFC シャイニングガンダム」のパーツを使用するなど、鎧武者のような無骨な形状になっている[78]。格闘型の機体でありながら射撃戦にも対応しており、コアランダーに2門の大型ビーム砲「ゴッドキャノン」と、2振りのカレトヴルッフを装備している[78]。必殺技は右拳から放たれる「バーニングフィンガー」、左拳から放たれる「シャイニングフィンガー」、足裏にカレトヴルッフを装着して放つ飛び蹴り「輝震爆鳳烈覇(きしんばくほうれっぱ)」[78]。
- NRX-666 サイコ・ガンダム・インフェルノ
- ムサカ・カツヒロが使用する「HGUC サイコガンダム」の改造機[78]。元々装甲の厚い機体にオリジナルの追加装甲を施し、圧倒的な防御力を誇る[78]。さらに装甲の各部に多数のハイ・メガ・キャノンを内蔵しており、一斉砲撃であらゆる敵を薙ぎ払う[78]。頭部とその直下のコアユニットは「サイコロガンダム」として分離可能で、正面の一の目部分には奇襲用のハイ・メガ・キャノンが内蔵されている[78]。
- RGM-79E 初期型ジム
- ユウセイとのガンプラサッカーバトルでクサカ・ハルカが使用するガンプラ[116]。「HGUC ジム改」をベースに、『機動戦士ガンダム第08小隊』に登場する初期型ジムの形状を再現している[116]。
ガンダムビルドファイターズD / A
『ガンダムビルドファイターズD』(ガンダムビルドファイターズ ドキュメント、略称:GBF-D)は『電撃ホビーマガジン』(電ホ)で連載される模型作例を使用したフォトストーリーで、『ガンダムビルドファイターズA』(ガンダムビルドファイターズ アメイジング、略称:GBF-A)は『ガンダムエース』(ダムエー)で連載される『GBF-D』のコミカライズ版。『GBF-D』のキャラクターデザインと挿絵、および『GBF-A』の作画担当は、かつて『電ホ』で『模型戦士ガンプラビルダーズD』の作画を担当していた今ノ夜きよし。
テレビ本編にも登場するユウキ・タツヤを主人公に、本編よりも10年前の「小学生編」、ロンドンを舞台とする「中学生編」、本編でも触れられているガンプラ塾時代の出来事「ガンプラ塾」編と、年代ごとに分けたエピソードを描く。
『GBF-D』『GBF-A』の登場人物
- ユウキ・タツヤ
- 主人公。小学生編では7歳。父親の跡を継ぐために勉強漬けの生活を送っており、アニメやホビーとは無縁だったが、同い年の少年サツキ・トオルとの交流をきっかけにガンプラバトルにのめり込んでいく[118]。当時から真面目で利発な子どもだったが、この時点ではテレビ本編ほどの性格の豹変ぶりは見られない。
- 中学生編では父の言いつけでロンドンに留学。同時にガンプラに触れることを禁止されていたが、脳内でバトルや製作プランを練ったり、お付きのヤナに製作のアドバイスをするなど完全に決別するには至っていない[108]。ヤナの計らいでタケシのバトルを目撃したことがきっかけで、ガンプラへの情熱が再燃[108]。自らもタケシと手合わせをする内に、テレビ本編での熱い性格や髪をかき上げる癖を見せるようになる[119]。のちにタケシの説得によって父親からのガンプラ禁止令も解かれ、二代目メイジン・カワグチが主宰するガンプラ塾への入塾を勧められる[120]。
- サツキ・トオル
- タツヤが夏休みに訪れた避暑地の屋敷で出会った少年[118]。父親が高名な不動産業経営者であり、その財力もあって屋敷の地下室には7面式の大型バトルシステムが設置されている[118]。以前は友人たちとバトルを楽しんでいたが、やがて一般庶民との交流を疎ましく思った父親によって彼らと引き離され、鬱屈した日々を送っていた[118]。そんな中で出会ったタツヤにガンプラ製作とバトル技術を教え、やがて無二の親友となる。友情の証として、オリジナルのガンプラ用武装「マーキュリーレヴ」をタツヤに託す[118]。夏休み中はタツヤとバトルに明け暮れていたが、休み終盤に経営危機に陥っていた父の会社が倒産[71]。屋敷を差し押さえられる直前にタツヤと最後のバトルを行い、再会を約束し屋敷を去る[71]。しかし数年後、ある理由からタツヤに対して異常な憎悪を抱いてガンプラ塾へ入塾し、タツヤを倒そうとする。
- クラモチ・ヤナ
- ユウキ家に仕える侍女(メイド)で、タツヤの世話係[118]。178センチメートルの長身で、眼鏡をかけた巨乳美女[118]。全身全力が信条の明るい性格だが、何かとやかましくオーバーアクション気味[118]。父親が多忙で独りがちなタツヤを気に掛け、ことあるごとに自慢の巨乳で抱きしめ癒そうとするが、当のタツヤからは適当にあしらわれている[118]。アニメやガンダムといったサブカルチャーの知識もある[118]。
- 中学生編ではタツヤとともにロンドンに移住[108]。タツヤの父から息子がガンプラに触れないように監視するよう命じられるが、自らがタツヤにガンプラ製作を教えてもらうことで、命令を守りつつタツヤが完全にガンプラから離れないように配慮している[121]。
- アーロン・アッカーソン
- 中学生編に登場するイギリス人大学生[81]。地元でいち早くガンプラバトルを始めたため、周囲から尊敬されていた[81]。しかし次第に名声に驕り、自分がバトルのルールと思うまでに独善的な人間になっていった[81]。当時イギリスを訪れていたタケシとのバトルに完敗し、プライドをズタズタにされる[81]。祖国の小説である『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』のファンであり、その登場キャラクターをモチーフにした『A.O.Z』シリーズのガンプラを好んで使用する[81]。
- イオリ・タケシ
- テレビ本編からの登場人物で、中学生編に登場[108]。当時から世界大会の準優勝者として注目を集め、招待された各国でエキシビジョンバトルを行っていた[108]。自身とアーロンとのバトルを観戦していたタツヤと邂逅し、彼とのバトルを展開する[108]。このバトルでタツヤをガンプラの未来を担う逸材と認め、ガンプラ塾への入塾を条件に、タツヤのガンプラ禁止令が解けるよう尽力する[120]。
- ジョン・エアーズ・マッケンジー
- テレビ本編からの登場人物で、中学生編最終回に登場[115]。当時からタケシと親交があり、彼と共にタツヤの実家の会社が製造している塗料の愛好者であることが語られる[120]。ガンプラの持つ表と裏を教えるべく、孫のジュリアンをライバルである二代目メイジンのガンプラ塾に預ける[120]。
- カースティ・バースティン
- ガンプラ塾に所属する女子塾生[100]。入塾初日の新入生をバトルで試すという塾の慣例により、入塾して間もないタツヤにバトルを挑む[100]。
- エレオノーラ・マクガバン
- ガンプラ塾の講師[80]。名前や容姿は女性的だが、実はれっきとした男性[80]。塾生たちからは「エレ男」と陰口を言われている[80]。過去ばかり見ていては強くなれないという考えから、入塾初日のタツヤから思い出の詰まったνヴレイブを没収する[80]。二代目メイジンの計らいでνヴレイブ返却を賭けたバトルを行い、圧倒的実力でタツヤを下す[80]。
『GBF-D』『GBF-A』の登場ガンプラ
- RX-93V νガンダムヴレイブ(ニューガンダムヴレイブ)
- ユウキ・タツヤが使用する「HGUC νガンダム」の改造機で、彼のガンプラデビュー作[118]。Hi-νガンダムに似た白と青紫のカラーリングが特徴[118]。「νガンダムの完成型を目指して製造されたが、現状のフレーム構造では予定した能力を発揮できず封印された幻の機体」という設定で製作された[118]。 完成当初は、タツヤが本体の作り込みに熱中するあまり肝心のフィン・ファンネルの製作を忘れられていたが[118]、元々オールレンジ兵器がタツヤの性に合わなかったことからそのまま装備を見送られた[28]。
- 代替武装として、トオルから託された「マーキュリーレヴ」を両腕に装備している[122]。マーキュリーレヴは遠距離戦闘用ガンユニットと近距離戦闘用ソードユニットの2種類があり、ガンユニットにはガトリングガン、ロケットランチャー、ショットガン、ロングレンジライフルの4種類、ソードユニットにはレイピア1と2、ビームサーベル、アーミーナイフ、ブレード、ノコギリの6種類の武装が内蔵されている[28]。この装備はトオルが実家の財力で金型から作らせた一品であり、10個分のランナーを成型した時点で金型が壊れてしまったため、再生産が利かない希少品となっている[123]。
- RX-93V リアルタイプνガンダムヴレイブ
- トオルとの夏休み最後のバトル用に改修を加えた姿。トオルに比べ経験と独創性に劣っていたタツヤが、ジャンルの異なるスケールモデルを組むことでプラモデルの基礎や歴史を一から学び、結果向上した技術を応用することで機体の完成度を高めている[123]。全体の仕上げはカーモデル、ウェザリング(汚し)は戦車模型、パネルラインなどのディティールには航空機モデルの技法がそれぞれ取り入れられている[123]。また、本来のキットにはない全身の内部フレームまで自作で再現されており、外装を排除することで機体を大幅に軽量化することができる[119]。
- RMS-116HV ホビーハイザックヴレイブ
- エレオノーラにνヴレイブを取り上げられたタツヤが、ほかの塾生たちとの1対32のバトルで使用する代替機[124]。原典作品のホビーハイザックと同様に武装を持たず、徒手格闘や敵の武器を奪って使用する戦法を採る[124]。
- GAT-X105 ストライクガンダム
- サツキ・トオルが使用する「SEED HG エールストライクガンダム」の改造機[118]。プロポーション修正や可動範囲の向上が図られているほか[122]、トオルが考案したオリジナルのストライカーパックを使い分ける[123]。
- サテライトストライクガンダム
- 「HGAW ガンダムダブルエックス」のバックパックで製作した「サテライトストライカー」を装着した姿[118][28]。フリーダムガンダムのバラエーナ プラズマ収束ビーム砲をダブルエックスのツインサテライトキャノンで再現するというコンセプトで製作され、「専用衛星型デュートリオンビーム送電システム」という、サテライトキャノンのエネルギー供給システムを『SEED DESTINY』の世界観に置き換えた設定が付記されている[118]。
- セブンソードストライクガンダム
- ダブルオーガンダム セブンソード/Gの武装を流用した格闘戦仕様[123]。
- ドラゴンハングストライクガンダム
- アルトロンガンダム(EW版)のドラゴンハングを背部に移植した姿[123]。
- エンジェルストライクガンダム
- 「EXモデル アークエンジェル」の後部ブロックを装着した姿[123]。アークエンジェルのキット自体は通常のガンプラよりもスケールの小さい700分の1サイズだが、それでもストライク本体の数倍の大きさがある[123]。両腕にはマーキュリーレヴを装備している[123]。
- ガンダムヘイズルチーフテン
- アーロン・アッカーソンの使用する「HGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]」の改造機[81]。スコットランド国旗をイメージした白と赤のカラーリングが特徴で、「チーフテン」は「族長」を意味する[81]。「HGUC ギャプランTR-5[フライルー]」のパーツを主体に組み込み、機動性を重点的に強化している[81]。武装はフライルーのロングライフルの銃身を切り詰めたビームライフルと、同じくロングライフルの一部を組み込んだ右肩の「キャノンブースター」、取り外して手持ちの打突武器となる左肩の「スパイクブースター」、ヘイズルのシールドブースターとフライルーの腰アーマーを組み合わせた背部の「スーパーシールドブースター」」[81]。
- RX-78GP02AD ガンダム試作2号機サイサリスセンチュリオン
- アーロンがタツヤとのバトルで使用する「HGUC ガンダム試作2号機サイサリス」の改造機[125]。ティターンズ風の濃紺のカラーリングが特徴で、「センチュリオン」は「百人隊長」の意味を持つ[125]。TRシリーズの機体を中心としたパーツを組み込み、各部を左右非対称の形状に修整している[125]。特徴であるフレキシブル・スラスター・バインダーは左肩のみに3基分を接続して設置し、中央のバインダーには防御用のIフィールドジェネレーターを埋め込んでいる[125]。核弾頭射出用ののアトミックバズーカは、砲身を内蔵するラジエーターシールドが撤去されたため、基部と砲身をヒンジで接続した折り畳み式に変更[125]。核弾頭使用後の通常戦闘も考慮し、右肩にプリムローズのビームキャノン、携行武装としてヘイズル用のビームライフル2挺を装備する[125]。
- ZGMF-X222Nya ニャイアガンダム
- クラモチ・ヤナがタツヤの助言を受けて製作した「HG ガイアガンダム」の改造機[108]。「かわいらしい姿で敵の戦意を喪失させる」というヤナの脳内設定が反映されており、猫を模した大きめの頭部を持つ四足歩行形態に変形する[121]。主武装は、シールドに3本のクローを取り付けた右腕の「ニャンクロー」[121]。
- ZGMF-X88S ガイアガンダム[アヌビス]
- ニャイアガンダムのデビュー戦の相手[121]。赤の塗装部分が青に塗り替えられた以外は通常のガイアと変わらない[121]。
- GN-003D ガンダムキュリオスD+GNR-001K GNアームズカスタム
- カースティ・バースティンが使用する「HG ガンダムキュリオス」、および「HG GNアームズ」の改造機[100]。原典作品では登場しなかったキュリオスとGNアームズの合体形態が実際に登場していたら、というオリジナル設定に基づき製作された[100]。最大の特徴はGNアームズ下部の大型クローアームをキュリオス側の脚部として移植している点で、合体したままで飛行形態に変形することも可能となっている[100]。
- FA-78-13 フルアーマーガンダム7号機B●●ST
- エレオノーラ・マクガバンが使用する「HGUC フルアーマー・ガンダム7号機」の改造機[80]。下半身に「HGUC ギャプラン」のブースターを2基接続することで、圧倒的な加速性能を発揮する[80]。このブースターは分離して両手足に装着することで、格闘戦に特化した「ビーストモードとなる[80]。機体名の「B●●ST」は、「BOOST(ブースト)」と「BEAST(ビースト)」のどちらにもなることを暗示している[80]。
ガンダムビルドファイターズ プラモダイバー キット&ビルト
『コロコロコミック』にて連載。作画は河本けもん。アニメ本編後の時間軸であり、ビルドストライクなどのオリジナルガンプラが商品化されたという設定となっている[注 47]。タイトルにある「プラモダイバー」とは、ガンプラの中に潜りこんだかのように自由自在に動かせる感覚を持っているガンプラファイターのことを指す。
『プラモダイバー』の登場人物
- 天神キット(てんじん キット)
- 主人公。遊びの天才と呼ばれ、学校では右に出る者がいないと言われている。偶然幽霊のビルトと出会い、半場強引にガンプラ大会に出場することになる。
- 元々遊びのセンスが高いため、初戦でもトップクラスの実力を持つガンマのガンプラを下すほどのテクニックを持っている。最初はやる気がなかったが、ガンプラバトルを重ねるたびにバトルに興味を持っていく。
- 館山ビルト(たてやま ビルト)
- もう1人の主人公。ガンプラバトルではかなりの実力を持つビルダーだが、大会会場に行く途中に事故に巻き込まれてしまい、幽体離脱を起こしてしまう。幽霊の自分が見えるキットにオリジナルガンプラ「ビルトワイバーンガンダム」を託し、ガンプラ大会に出場するように頼む。
- ガンプラの操縦・製作ともにトップクラスで、30秒のメンテナンスタイム内でガンプラをカスタムできる実力を持っている[注 48]。
- 烈風ガンマ(れっぷう ガンマ)
- ビルトが出場するはずだったガンプラジュニア世界大会の優勝者。ビルトを生涯のライバルと認めており[注 49]、負けたときにもキットに対してはライバルと認めなかったが、2度目の試合で負けてもあきらめないキットの心意気に触れ、次第に彼をライバルとして意識していく。
- ガルボ
- 謎のプロゲーマー集団「チームパラダイス」所属のガンプラファイター。
- カチコミの政(カチコミのまさ)
- ガンプラバトルG地区大会準優勝の実力を持つファイター。ビルトのガンプラ仲間でもあり、こん睡状態の彼を毎日見舞うほどの仲。
『プラモダイバー』の登場ガンプラ
- ビルトワイバーンガンダム
- ビルトが製作した「HG ビルドストライクガンダム」の改造機。「HGAC ウイングガンダム」のパーツが組み込まれている。
- ストライカーパックの特性を生かしたパーツ換装や、キットの感性による技でガンプラバトルを勝ち抜いていく。最終話ではビルトが新たに製作したビルトワイバーンが登場し、キットのビルトワイバーンFWと決勝で対決する。
- ビルトワイバーンガンダム改
- ビルトワイバーンにビルドブースターMk-IIを背部に装着し、ウイングのバスターライフルとシールドを装備した形態。高速飛行形態に変形できる。
- ビルトワイバーンガンダムT(タクティクス)
- 背部にガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドのタクティカルアームズを装備した形態。
- ビルトワイバーンガンダムMW(メタルウイング)
- ビルトワイバーンにプラフスキーウイングを装着した高機動形態。ウイングはシールドとして使用することも可能。タクティカルアームズは引き続き使用する。
- ビルトワイバーンガンダムFW(ファイナルウイング)
- 決勝戦で破損したビルトワイバーンに、HGACウイングガンダムゼロの肩パーツとスカートパーツの一部、HGFCゴッドガンダムの前腕パーツ、HGウイングゼロEWのウイングパーツを装着した形態。
- ゴッドガンダム譲りの格闘戦で、ガンマのイージスエンペラーと互角以上の戦いを繰り広げた。
- ザクエンペラー
- ガンマが製作した高機動型ザクIIの改造機。全身にマシンガンやバズーカなどの武器を装着している。
- それらの武器は取り外し可能で、第4話では全武装をはずした上、さらに左腕をはずした状態でビルトワイバーンとの試合に挑んでいる。
- イージスガンダムエンペラー
- イージスガンダム2体分のパーツ(イージス本体にイージスの手足パーツを装着している)を使用した決勝用ガンプラ。変形してエンペラークロウというMA形態になる。
- ザク・ザ・ザク
- ガルボが製作したスーパーカスタムザクF2000の改造機。アメイジングブースターのパーツを機体各部に装着しており、カスタムパーツのツインヒートソード(作中ではロングナギナタと呼称)を主武装とする。
- ブッチギリアストレイ
- カチコミの政が製作したガンダムアストレイ ゴールドフレーム天の改造機。メテオホッパーのバインダーと天のマガノイクタチを交換し、祭ウェポンでデコレートしている。
- 黒色に塗装したメテオホッパーに搭乗し、高速戦闘を行う。
もっと!つくろう部っ!! 非公式?ビルドファイターズファンクラブ
バンダイホビーサイトで連載中。『GBF』の外伝作品の中では唯一の非公式作品で、本作での『GBF』は現実と同様にテレビアニメという設定となっている。作画は今ノ夜きよし。
『つくろう部』の登場人物
- クロエ・モエリ
- 『GBF』を見てガンプラに興味を持った眼鏡の女子高生。模型製作はまったくの初心者だが、その情熱は人一倍強い。バンダイプロショップ「イオギ模型」でアルバイトとして働きつつ、腕を磨いている。
- ジンノモリ・リュウスケ
- イオギ模型の常連客で、ガンプラ好きの熱血中学生。その熱意は脳内イメージのみでガンプラバトルを行えるほど高い。粗暴で落ち着きがなく、店で暴れるたびにモエリに叱られている。自分のことを「ドラゴン」と呼ぶ。
- キクチ・マーナ
- ガンプラ製作の英才教育を受けた謎の幼稚園女児。その知識は大人を凌駕するほどだが、幼さゆえに工具のあつかいには慣れていおらず、実際の製作は苦手。
- ビレイ・マサル
- 美形の高校生。模型製作歴は長く、技術力はモエリやリュウスケを凌ぐ。製作したガンプラを自画自賛するなどナルシストな面がある。
- ビルドねこ部長
- 「つくろう部っ」部長の肩書きを持つ野良猫。額にビルドストライクのアンテナに似た模様があることから、この名で呼ばれる。
- 店長
- 特徴的なサングラスを架けたイオギ模型の店長。『GBF』の大ファンであり、店を『GBF』劇中のイオリ模型そっくりに作り変えてしまうほど。プロショップ店の店長ということもあり、本人の製作技術も名人級。
『つくろう部』の登場ガンプラ
- ビルドアカツキガンダム
- 「SEED HG アカツキガンダム」に「HGBC ビルドブースター」を装着した改造機[127]。オリジナル武装として、「SEED HG ガンダムアストレイ グリーンフレーム」に付属する「ツインソードライフル」に計10基[注 50]のビームサーベル発生器を追加した「ハイドラショット」を装備する[127]。カラーリングはホワイトグレーを基調としている[注 51]。
脚注
注釈
- ^ 全編がトゥーンシェーディングの3DCGで描画されている。
- ^ 3DCGモデルに手描きを組み合わせて描画されている。
- ^ 2004年の『SDガンダムフォース』を第10作、2010年の『SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』を第13作として含み、なおかつ2007年と2008年の『機動戦士ガンダム00』を両シーズン合わせて第12作とみなした場合。
- ^ ニルスが催眠療法を施した際には機動戦士ガンダムの登場人物・アムロ・レイのセリフを全話分喋り尽くしていた。[9]。
- ^ 対戦相手のガンプラを破損させる行為を行っていたキララ[13]やPPSE社に接触するためだけに選手権に出場したニルス[14]に対しては当初怒りを露わにしていたが、いずれも試合後に和解している。
- ^ この石は後に、セイからチナを通じてアイラに渡される[17]
- ^ その技術は直感的に得たものであり、それを理論的に説明するのは苦手[19]。
- ^ また、男女の恋愛に関しても鈍いところがあり、世界大会の決勝戦終了直後の巨大アリスタ騒動の収拾後にセイたちの世界を去った自分を追ってアリアンにやってきたアイラの、自分への好意に全く気づいていなかった[8]。
- ^ 不良たちとのケンカではアイナを庇って右腕を負傷した。[21]。
- ^ チナは自分の控えめな胸を気にしており、海に遊びに行った際には、リン子と比べられ、レイジを引っ叩いている[18]。
- ^ 『ガンダムトライエイジ』のカードより。
- ^ 日本の食べ物(「B級グルメ」[22]やお弁当[29])に強い関心を持っており、ネメシス脱退後は日本での永住を望んでいる[22]。
- ^ フェリーニによれば彼女の方が先にフェリーニに言い寄ってきたらしい。
- ^ 第9話では女性大会のギャラリーにおり、第16話では臨時休業中のイオリ模型店の前で嘆いているタケシを自転車で走行中に目撃する。
- ^ セイとの会話では『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』を一番好きな作品に挙げ、同作に登場したジムについて熱弁する[13]。
- ^ PPSE社が閲覧していたガウェインの英文の経歴よりフルネーム記述あり[24]。
- ^ PPSE社が閲覧していたガウェインの英文の経歴より[24]。
- ^ PPSE社が閲覧していたカイザーの英文の経歴より[24]。
- ^ 決勝戦の前夜祭の時点では、ニルスの知らないうちに、彼との関係が「婚約者」へと(一方的に)発展していた。[32]。
- ^ 担当声優もかつてランバ・ラルを演じていた広瀬正志。
- ^ 本人曰く、拳を突き上げながら「ジーク・ジオン!!」と叫ぶのが、(行きつけの)ガンプラバーでの「挨拶」とのこと[15]。
- ^ 奥義や必殺技を繰り出す時に、「ガンプラ心行流」という文字が浮かび上がる。
- ^ その中には人間が一切登場しない作品である『SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors』の女性キャラクター、貂蝉キュベレイのガンプラも飾られていた。
- ^ PPSE社が閲覧していた「ネメシス」の英文の解説文より会長のフルネーム記述あり[24]。
- ^ アメリカ予選会場のモニターに映し出された英語の名前テロップより。
- ^ マシタの回想では機動戦士ガンダムの登場人物であるセイラ・マスのコスプレをしていた。
- ^ 強要か賛同かについては不明。
- ^ ただし、のちにビギニングをはじめとする『GPB』の登場機体は作中や現実でも商品化されており、本作の世界観でもこれらのキットが流通しているという設定になっている[25]。
- ^ 別媒体で展開される外伝作品群はこの事情に抵触せず、それ以降の作品のガンプラも登場している。ただし、『機動戦士ガンダム00 Second Season』については最終話放送直前にこの問題がクリアできたためか、最終話にガンダムエクシアの改造機がリペアの状態で登場した。
- ^ 現実の市販キットでは分解したパーツを組み付けるためのユニットが別途必要になるため、パーツ単体でブースターに組むことはできない[75]
- ^ 公式サイトではベアッガイ自体を改造していると取れる記述[25]だが、デザイナーの海老川兼武によれば、『GBF』の世界で元々「ベアッガイIII」に相当するガンプラが市販されており、チナが行った改造は「オリジナルの塗装と布製のリボンを付けたくらい」とのこと[76]。劇中でもベアッガイIIIを見たセイは「ベアッガイのオリジナルカラー」とだけ表現しており、形状については特にコメントしていない[19]。
- ^ 本編の本放送時点では、現実での「レジェンドBB フルアーマー騎士ガンダム」の商品化は行われいない。
- ^ 観戦していたタツヤは、「戦国の名をつけておきながら中国武術の技を使うのは不可解だ」と発言する。[14]
- ^ CGデータ上でバトルを行うため、ガンプラ自体は壊れない『GPB』との相違点でもある。
- ^ ニルスがローガンの経歴を検索していた時の英文の解説文より。[35]。ちなみに実際にそのルールが適用されたのは、第6回世界大会にて歴代記録上初の長期戦となった「リカルド・フェリーニvsグレコ・ローガン」の一例のみと記されている[35]。
- ^ セイ・レイジとの準決勝前日に、セイからチナを通じてアイラに渡される[17]。
- ^ キララの解説では80名以上と解説されたが、バトルロワイヤルでのアナウンスでは全ファイター90名[36]と解説されている。
- ^ ただし、劇中ではネット通販サービスも行っており、必ずしも経営が苦しいという描写はない[10]。
- ^ 公式サイトでは「レストラン コウサカ」となっているが、劇中では「CAFE RESTAURANT KOUSAKA」となっている[19]ので、そちらに準拠する。
- ^ 大張は、本編にも原画やメカニック作画監督で参加している。
- ^ 1クール目のエンディングアニメーションでチナが着ている、ベアッガイIIIコスチュームの原案を担当。
- ^ ランティス扱いだが、cutting edgeから発売されている本作のサウンドトラックに収録されている。
- ^ この回は歴代ガンダムキャラが大多数カメオ出演しており「この世界はガンダムの登場人物が幸せに暮らしている世界です。」と説明されている。登場人物は宇宙世紀のキャラに限らず幅広い時空軸のキャラが登場しており原典とは違う生活を送っている。この件に関してはヤサカ・マオ役の藤井美波がtwiiter上で『長崎監督から直々に聞いた話』として紹介しており、「ガンダムファン必見」の内容とされている。ねとらぼ:ガンダムファン必見!:「ガンダムビルドファイターズ」第23話に歴代ガンダムキャラが脇役で登場 シャアとララァが一緒などみんな幸せそう
- ^ 第1話は放送終了まで無料、第2話以降は1週間無料配信(サンライズ、テレビ東京両公式サイト共に実施)。
- ^ 2014年4月13日から同時間帯で再放送。
- ^ このパーツは『HG ガンプラバトルアームアームズ』付属のパーツとして商品化されている
- ^ 『プラモ狂四郎』にも、パーフェクトガンダムなどのオリジナルガンプラが後に商品化されたという設定が存在する。
- ^ その際、キットに憑依して組み立てを行っている。
- ^ ガンマにとってビルトはガンプラバトルを志すきっかけを作った人物でもあるため[126]、ライバル以上の存在ともいえる。
- ^ 現実にプロショップから発売されているキットには6基分のサーベルパーツしか付属しないため、10基すべてを再現するにはもう1セット購入するか、ほかのキットからパーツを流用する必要がある[127]。
- ^ これには、このガンプラがユーザーごとのイメージを具現化するための素材、キャンバスであるという意図が込められている[127]。
出典
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- ^ 『キット&ビルト』第4話より。
- ^ a b c d プラモデル「ビルドアカツキガンダム」組立説明書, 1/144スケールモデル HGBF, 川口克己プロデュース プロショップ専用商品, バンダイ, (2013年)
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- 公式サイト (テレビ東京)
- ガンダムビルドファイターズ (@buildfighters) - X(旧Twitter)
- ガンダムビルドファイターズ炎
テレビ東京系列 月曜18:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ガンダムビルドファイターズ
【本作までアニメ530第2枠】 |