スモー

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スモー (SUMO) は、テレビアニメ、および劇場用アニメ∀ガンダム』に登場する架空の有人式人型ロボット兵器

月面国家「ムーンレィス」の量産型モビルスーツ (MS) 。主役機である「∀ガンダム」に似た機体構造を持つ。劇中ではハリー・オードが搭乗するゴールドカラー機と、一般用のシルバーカラー機の2タイプが登場する。

機体解説[編集]

諸元
スモー
SUMO
型式番号 MRC-F20
所属 ディアナ・カウンター
全高 20.3m
重量 34.2t、27.4t(稼動重量)
装甲材質 MFEガンディウムFGI複合素材
動力源 HPHGCP
出力 34,000kW(±5,000)(推定値)
武装 ハンドビームガン
軍配型ヒートホーク(ヒートファン)
Iフィールド・ジェネレーター
(IFブースター、IFバンカー)
搭乗者 ハリー・オード
ポゥ・エイジ
ディアナ・ソレル親衛隊他

ディアナ親衛隊に配備された専用機で、月面都市での戦闘に対応した接近戦型の機体。親衛隊隊長のハリー・オード機は、一般機と大差のない性能ながらも、操縦技術によるものなのか、高い戦闘力を発揮している。

機体胸部には、動力源である「HPHGCPジェネレーター」を装備する。HPHGCP(Helical Phase Hyper-oscillation Gauge-Collapser-Pile=螺旋位相型超震動ゲージ場縮退炉)ジェネレーターは副次的にIFR効果を発揮する。駆動方式にはIフィールドビームドライブ(IFBD)を採用しており、∀ガンダムにも見られる駆動システムであること、コクピットの類似性[1]から、何らかの技術的なかかわりがあるものと推測される。ふくらはぎ部分にはFRP(Field Repulsion Processer=空間斥力処理装置)を備える。この装置は空間そのものに斥力を発生させる装置であり、これによって地上からホバークラフトのように浮上し、スラスターやアポジモーターなどの推力を必要とせずに高速移動を可能にしている。この装置は無重力空間でも使用が可能であり、宇宙空間での機動に一役かっている。また、腰に通称スカートと呼ばれる専用の飛行ユニットを付ける事で、大気圏内を飛翔することができ航続距離などがアップする(未装着状態でも大気圏内を単独飛行していると思われる場面は劇中たびたび見られる。特に、物語終盤の地球におけるギンガナム隊との交戦では、完全に単独での飛行を行っていた)。

スモーはIフィールド(IF)コンセプト全盛期に建造されたことから、対IFBD機能搭載のMSとなっている。同時代に開発された機体であればIFジェネレーターによるIフィールドリストリクション(IFR)効果によって敵の誘導兵器や各種火器を抑制、またはコントロールを奪うことができる。機体そのものへの効果もあることから、敵機のコントロールを奪い金縛りのようにして無力化することも可能。IFRは原則として同時代の機体にしか効果がないが、その影響はあらゆる機動兵器に及ぶとも言われている。劇中ではフィールド同士を干渉させて相手のフィールドを破るなどの使用方法も見られた。なお、Iフィールドの出力を上げるのは搭乗者に負担があるようで、ハリー・オードがIフィールドを全開で利用した際に倒れている。

また、ゴールドタイプのみ顔部分のデザインが異なっている。通常はシルバータイプと同じ形状だが、ガンダムF91のように装甲が開きスカーフェイスが露出する。これにはスキャニングターレットの他に、何らかの機能が加わっているとされるが詳細は不明。

名称は "Strike Unit Maneuver Operation" (機動戦闘ユニット)の略である。型式番号はMRC-F20、MRCはムーンレィスコメモレイションの略で、Fは戦闘タイプ(ファイター)を意味し、20は20番目の機体という意味がある。

ゲーム作品などでは銀色の一般機をシルバースモー、金色の隊長機をゴールドスモー(あるいはハリー専用スモー等)と呼び分けることがあるが、通常は単にスモーとだけ呼称される。

武装・兵器[編集]

主な兵装はハンドビームガン、ヒートファン(軍配のようにも見て取れる)、IFジェネレーターの三種類となっている。

ハンドビームガンは中長距離用のビームガン。これにはエネルギー供給装置が内蔵されており、機体側は照準と射撃制御だけですむという利点がある。

ヒートファンは白兵戦での武器として以外にシールドとしても使用可能な兵器である。エッジ部分を灼熱化させ対象物を物理的に切断することが可能であり、先端部からIフィールドをビームサーベルのように剣状にしたIフィールドサーベルが装備されており、ターンXを破壊するために使用した。本来は指揮官用の専用兵器ということだが、その由来は不明とされている。不使用時にはコックピットの後ろ辺りの腰に折りたたんで 収納することができる。

IFジェネレーターは腕部に装着され、Iフィールドを拡張・増幅・投射することができる装備である。IFブースターやIFバンカーはIFジェネレーターによって作られた効果、または武器のことを指す。IFブースターはIFジェネレーターによってIFBDにて機動する兵器に干渉させて敵機を無効化、または抑制させる機能のことをいう。爆弾やビーム兵器とは違って直接的な破壊力はない。逆にIFバンカーはIフィールドを伸縮高密度化することによって実体化させ、槍のような打突用の武器として使用する状態のことをいう。

装甲[編集]

SDガンダム GGENERATIONなどのゲームでは、装甲がナノ・スキンになっている。劇中では特に触れられていないが、設定ではスモーの装甲はMFE型ガンディウムFGI複合装甲となっている。MFE型ガンディウムFGI複合材とは、漸進性フラクタル・エッジ・ガンディウム機能傾斜知能複合材のことで、ムーンレィスの科学班が限られたナノテクノロジーを最大限に活用するために開発した技術である。この装甲の最大の特徴は、装甲にダメージを受ければ受けるほど強度が向上する画期的なものである。簡単に言えば致命的な損傷を受けない限り、二度とその攻撃を受け付けなくなるというものである。一説によると、スモーの仕様や機体色の違いはその為だといわれている。しかし、最強の装甲を目指した開発も装甲の自己進化を制御するナノモジュールが予定通りに機能せず、当初予定していた性能を得ることができなかった。すでに研究も放棄されており、この装甲は通常のFE装甲を若干良くした程度のものだという。

劇中ではディアナがサンベルト共和国建国宣言をする際にボルジャーノンの奇襲攻撃を受けて1機、月面上でズサンと戦闘した際に2機が撃破されている。

デザイン[編集]

デザイナーはシド・ミード。元々は∀ガンダムのデザイン案第1号であったが、日米のヒーロー観の違いがストレートに現れたこのデザインは「まるで相撲取りだ(名前の由来はここから)」「零戦の改良を依頼したつもりがヘルダイバーのような重爆撃機を提案されてしまった」として不採用となった。ただし斬新なデザインは高く評価され、脇役として採用された。採用にあたって、相撲取りと評された体型とガンダム顔は大幅に修正されている。シド・ミードは脚部の内部構造も考えていたが、設定スタッフの構想では黒いラインによるIフィールドビーム駆動のため内部はムクというものもあった。なお、ヒートファンやビームガンなどの装備は、シド・ミードではなく日本のスタッフの手によってデザインされたものである。

バリエーション[編集]

  • MRC-F20 シルバースモー
  • MRC-F20 ゴールドスモー
  • MRC-F20 スモー・グリーンメタリックタイプ
  • スモーガンダム

脚注[編集]

  1. ^ コア・ファイターの外れた∀を、スモーのコクピットを使って運用した例もある

関連項目[編集]