Rei (シンガーソングライター)

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Rei
出生名 非公開
生誕 (1993-02-05) 1993年2月5日(27歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県伊丹市[1]
ジャンル J-POP
ブルース
ロック
オールド・ロック
クラシック音楽[2]
職業 シンガーソングライター
ギタリスト
担当楽器
ギター
ブルースハープなど
活動期間 2011年 -
レーベル ENNDISC
(2014年10月 - )
Reiny Records, AWDR/LR2[注 1]
(2015年11月 - 2018年7月)
Reiny Records[注 2]
(2018年7月 - )
事務所 SONY MUSIC ARTISTS
(?年 - 2018年7月)
Reiny Records[注 2]
(2018年7月 - )
共同作業者 長岡亮介
公式サイト Rei OFFICIAL WEBSITE
著名使用楽器
Gibson LG-2
Rickenbacker 330
Fender Duo-Sonic II
Gibson ES-225
Fender Telecaster Thinline

Rei(レイ、1993年2月5日 - )は、日本シンガーソングライターギタリスト[1]

来歴[編集]

兵庫県伊丹市生まれ[1]。2歳のときにフランスに1年間住んだあと一度帰国し、それからアメリカで小学校の低学年まですごした[2][3]ニューヨークで4歳よりクラシック・ギターを始める[1]。学校ではビッグバンドに所属してエレキギターを弾いていたが、そこでデューク・エリントンなどのジャズブルーズに初めて出会う。帰国後、大阪のインターナショナルスクールに入学。クラシック・ギターに専念してプロを目指していたが、小学校の同級生に誘われてロックバンドを組む。バンドの傍ら大阪のブルーズ・コミュニティとも関わりを持ち、「課外活動のような形」で弾き語りを始める[4]。神戸の音楽学校を経て17歳でソニー・ミュージックアーティスツと契約、それを機に上京[4]

2014年
夏、長岡亮介にプロデュースを依頼してアルバム制作開始。長岡はプロデューサーというよりもミュージシャンとして関わってくれたので、相談しながら一緒に作ることが出来た[5]
10月、ライブ会場限定で1stミニアルバム「BLU」を発売開始[3]
2015年
2月4日、「BLU」が全国リリースとなる。
夏、「FUJI ROCK FESTIVAL '15」、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015」、「Peter Barakan's Live Magic」などビッグフェスに多数出演。「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」では、堂珍嘉邦高野寛佐藤タイジとのセッションを披露[6]
11月4日、セルフプロデュースによる2ndミニアルバム「UNO」をリリース[7]。全曲の作詞作曲・アレンジ・プロデュースを行ったほか、演奏に関してもドラマーのHAZEとエンジニア以外は基本的にReiひとりの宅録から作られている[8][3]
2016年
3月、インドネシアジャカルタで開催されたジャズフェス「Java Jazz Festival英語版 2016」、アメリカ合衆国テキサス州オースティンで開催された「SXSW Music Festival 2016」、ニューヨークの「ジャパン・ソサエティー」に出演[6]
8月、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016」では中村達也直々の誘いを受け、急遽中村・KenKenのSPEEDER-Xとセッションした[6]
9月21日、トリロジーの最終章となる3rdミニアルバム「ORB」をリリース。前作とは異なり、何組かのゲスト・ミュージシャンを迎えて生楽器をたくさん使って作られた[8][6]
2017年
3月22日にリリースされたペトロールズトリビュート・アルバムWHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?』に、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIとTHE BAWDIESのROYとともに、それぞれのイニシャルを配したユニット・R'N'Rとして参加[9][10]
7月、フランス・ベルフォールで開催されたロックフェス「Les Eurockéennes英語版」に出演。
10月、ニューヨークで開催されたTEDにて、日本人アーティストとして初めてライブパフォーマンスを披露する[11] [12]
2018年
7月13日、自身のレーベルであるReiny Recordsごとユニバーサル ミュージックに移籍し、同社内のレーベルとなることを発表した[13][14]

人物[編集]

もともとはクラシック・ギター奏者になりたかったが、バンド活動を通してフロントマンとして曲を書いたり歌を歌ったりする内に歌が中心にある音楽をやりたいと思うようになり、シンガーソングライターを目指すようになった[2]

テレビ番組で女性がギターを弾くのを見て自分も弾きたいと思って買ってもらい、地元の音楽学校でギターを習う[注 3][2]

ブルーズに興味を持つようになったきっかけは、帰国してから同級生に誘われて初めて組んだ3ピースバンドで60年代ロックンロールをカバーしたこと。それまでやっていたクラシックとは異なる譜面の音の並びとは別のことを考えながら演奏するアドリブ音楽を面白いと思い、エリック・クラプトンからクリーム、クリームからロバート・ジョンソンという自然な流れでルーツを遡ってロックからブルーズに進んだ。曲を初めて作ったのもその時で、オリジナル曲の宅録と演奏も行っていた[2][4]

音楽以外では車に興味があり、ミニカーを集めている[15]。音楽と同様、シンプルでそのものの本質が見えるものが好きで、ただ造形美としてデザインが美しいからという理由で60年代の国産の軽トラを好む[2]

真空管にこだわりを持ち、使用アンプが全て真空管アンプであるだけでなく、真空管の収集もしている[注 4][17][18]

特技は英語だが[17]、小学校4年生ぐらいまでは日本語がきれいに話せずコンプレックスを感じていた[19]。しかしブルーズやギターを通してなら初めて会ったひととも会話ができるし繋がれることが分かって救われたという[2]

イラストも得意で、アルバムのアートワークやホームページのデザインは自ら手掛けている[18]

フィルムカメラにもこだわりがあり、事務所の先輩として交流のあるBase Ball Bearの「シリーズ“三十一”」のアーティスト写真を撮影したことがある[8][20]

音楽性[編集]

ブルーズやクラシック音楽などの古い音楽に多大な影響を受けているが、焼き直しでは意味がないと考えており、昔のもので自分が素晴らしいと思っているものの要素を引き継いで伝えたいという気持ちを持っている。10代の頃から女の子がブルーズを歌っているということで「その歴史や背景をちゃんとわかって歌っているのか」と批判されることも多かったが、英語が喋れるので意味を理解した上で歌っているという自負があり、虐げられた黒人の歌とだけしか捉えられていないブルーズのイメージを払拭したいとも思っている[2]

好きなミュージシャンはブルーズではジョニー・ウィンターブラインド・ブレイクJ.B.ルノアブラインド・レモン・ジェファーソンジェイムズ・コットン、ホット・ツナ、ビッグ・ビル・ブルーンジーネオ・ソウルハイエイタス・カイヨーテ、クラシックではレオ・ブローウェル、ポップスではジェフ・ラング、BECKチューン・ヤーズペトロールズなど[1][19][5]。「例えばBECKのように、自分の名前がジャンル名のようになっている人」が目指すところに近いと思っている[19]

ギタリストとしてはジョニー・ウィンターのエレキのブルーズ・ギターにもっとも影響を受けた。それ以外ではペトロールズの長岡亮介[注 5]憂歌団の内田勘太郎[注 6]デレク・トラックスブライアン・セッツァーライ・クーダーなど[15][21]

歌詞は英語が主体だが、日本語の歌詞については阿久悠山崎まさよし呉田軽穂などの影響を受けている。日本に戻ってからもしばらくは洋楽しか聴かず、海外でデビューすることを考えていた。しかしその頃に日本語の上達のために彼らの歌詞を読んで日本語で歌いたいという気持ちになり、日本でデビューしたいと思うようになった[2]

日本的なものからの影響については、「私にとってのthis is japanは、ミニマリズム。『一色』『一音』『一言』シンプルなもので、大きな世界を表現したい」と述べている[22]

ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』やザ・フーの『クアドロフォニア(四重人格)』、イエスの『フラジャイル(こわれもの)』のようなストーリーやコンセプトのあるアルバムアルバムに影響を受けてきた[5]

パフォーマンス[編集]

ライブでの演奏スタイルは単独での弾き語りが多く、ギター演奏はフィンガー・ピッキングサムピックを用いたカッティングを使い分けている[19]

アコースティックギターを演奏する際も、エレキギターの様にペダルやギターアンプを通して鳴らしている[19]。レコーディングではラップスティールベースギターキーボードも演奏する[18]。ライブでオリジナル曲を演奏する時は、スライドバーを用いたボトルネック奏法や大胆なアドリブ演奏を加えて、かなり違ったアレンジになっている。

評価[編集]

アルバムBLUを共同プロデュースした長岡亮介はReiの音楽を「その小さな身体で大昔の音と現在の音、そして彼女自身の音を行き来する」と評している[23]。ラジオで共演したピーター・バラカンは「このリズム感とパワーはどこから湧いてくるのか」と評している[23]

使用機材[編集]

ギター[編集]

など

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 タイトル 規格 規格品番 収録曲 チャート
オリコン
備考
最高
順位
登場
回数
Reiny Records, AWDR/LR2[注 1]
1st 2017年7月5日 CRY CD+MUSIC BOOK DDCB-12403
2nd 2018年2月21日 FLY CD+DVD DDCB-12404

ミニアルバム[編集]

# リリース日 タイトル 企画 規格品番 収録曲 チャート
オリコン
備考
最高
順位
登場
回数
ENNDISC
1st 2015年2月4日 BLU CD ENCD-27
Reiny Records, AWDR/LR2[注 1]
2nd 2015年11月4日 UNO CD DDCB-12401
3rd 2016年9月21日 ORB CD DDCB-12402
4th 2019年11月13日 SEVEN CD 【初回限定盤】UCCJ-9220
【通常盤】UCCJ-2173

スタジオアルバム[編集]

# リリース日 タイトル 企画 規格品番 収録曲 チャート
オリコン
備考
最高
順位
登場
回数
Reiny Records[注 2]
1st 2018年11月7日 REI CD+DVD
CD
UCCJ-9217
UCCJ-2163
21位 5回

参加作品[編集]

タイアップ[編集]

曲名 タイアップ 収録作品
Long Way to Go 「三越伊勢丹キャンペーン:これがわたしのthis is japan」[22] BLU
POTATO NHK-FMミュージックライン」2015年10・11月度オープニング・テーマ曲 UNO
COCOA ミュゼプラチナム 2017年度CM ORB
Moshi Moshi BS12「ハワイに恋して2」2017年度オープニングテーマ CRY
New Days 神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 2018年度CM FLY
Silver Shoes COUNT DOWN TV 2018年11月エンディングテーマ REI
Territory Blues ハーレーダビッドソン『FREEDOMフリーダム PROMISEプロミス』2020年度テレビ・ラジオCMソング[25] SEVEN

メディア出演[編集]

主なライブ[編集]

受賞・ノミネート歴[17][編集]

  • Queens College Cultural Heritage Competition 1999 審査員賞
  • 第3回大阪国際音楽コンクール インファント部門 金賞
  • 第36回日本ギターコンクール 高校生部門 金賞
  • ソニー・ミュージックアーティスツ主催 第1回コトビキ・オーディション ファイナリスト
  • 「UNO」 - ミュージック・ジャケット大賞2016 ノミネート作品

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c 販売はSPACE SHOWER MUSIC
  2. ^ a b c ユニバーサルミュージック内レーベル。
  3. ^ もともとはブロードウェイジャズ・ギターを弾いていて後にクラシック・ギター・プレイヤーになり、スティングにクラシック・ギターを教えたこともある人物に習っていた。
  4. ^ 軽トラのミニカーや真空管のコレクションの写真は、自身のInstagramに掲載している[16]
  5. ^ もともと尊敬していたが、知り合ってからは音楽に対する考え方に共鳴し、ギタリストなのに歌と言葉と旋律が真ん中にあるという長岡の音楽が自分の目指してるものに近いと思い、1stアルバムのプロデュースを依頼した[5]
  6. ^ 大阪では10歳の頃から4、5年ほど憂歌団のドラマー故島田和夫と一緒にライブをしていた。その経緯で内田勘太郎、木村充揮とは面識がある[21]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e PROFILE”. Rei OFFICIAL WEBSITE. 2017年4月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i インタビュー・プレイリスト (2015年2月13日). Rei 〜レイ〜(ページ:1/3). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. http://musicshelf.jp/pickup/id12637/ 2017年4月16日閲覧。 
  3. ^ a b c インタビュー・プレイリスト (2015年11月17日). 2nd Mini Album『UNO』 Special Interview(ページ:1/2). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. オリジナルの2018年3月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180316111842/http://musicshelf.jp/pickup/id17852/ 2017年4月16日閲覧。 
  4. ^ a b c ローリング・ストーン』日本版(2015年3月号、7-8頁、パワートゥザピープル)
  5. ^ a b c d e インタビュー・プレイリスト (2015年2月13日). Rei 〜レイ〜(ページ:2/3). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. http://musicshelf.jp/pickup/id12637/2/ 2017年4月16日閲覧。 
  6. ^ a b c d インタビューコーナー (2016年10月5日). Rei 『ORB』 Special Interview(ページ:1/3). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. http://musicshelf.jp/pickup/id22971/ 2017年4月16日閲覧。 
  7. ^ Rei、話題の2nd Mini Album『UNO』をリリース!”. SPACE SHOWER MUSIC (2015年11月4日). 2017年4月16日閲覧。
  8. ^ a b c インタビューコーナー (2016年10月5日). Rei 『ORB』 Special Interview(ページ:2/3). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. http://musicshelf.jp/pickup/id22971/2/ 2017年4月16日閲覧。 
  9. ^ ペトロールズ、カバーアルバムにORIGINAL LOVE、Suchmos、SOIL、ネバヤンら参加”. RO69 (2017年2月13日). 2017年3月25日閲覧。
  10. ^ ペトロールズのトリビュート盤にオリラブ、Suchmos、SOIL、デリコNAOKIら”. 音楽ナタリー (2017年2月13日). 2017年3月25日閲覧。
  11. ^ Rei TED salon: Brightline Initiative 『マイ・ママ』/『ブラック・バナナ』”. TED. 2019年4月10日閲覧。
  12. ^ "my mama" / "BLACK BANANA"”. YouTube. 2019年4月10日閲覧。
  13. ^ Rei「Reiny Recordsより皆さまへ」”. Sony Music Artists (2018年7月13日). 2018年12月17日閲覧。
  14. ^ ReiのReiny Recordsがユニバーサル内レーベルに「前向きな決断です」”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年7月13日). 2018年12月17日閲覧。
  15. ^ a b インタビューコーナー (2016年10月5日). Rei 『ORB』 Special Interview(ページ:3/3). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. http://musicshelf.jp/pickup/id22971/3/ 2017年4月16日閲覧。 
  16. ^ Rei (@guita_rei) Instagram
  17. ^ a b c What’s SMA?、エムオン・エンタテイメント、2014年4月発行、58頁
  18. ^ a b c アルバム「BLU」ライナーノーツ
  19. ^ a b c d e 『ギター・マガジン』(2015年2月号、170頁、リットーミュージック
  20. ^ Base Ball Bear 公式サイト
  21. ^ a b インタビュー・プレイリスト (2015年11月17日). 2nd Mini Album『UNO』 Special Interview(ページ:2/2)(リンク切れのためweb archiveより取得). インタビュアー:内本順一. MUSICSHELF.. https://web.archive.org/web/20170417071802/http://musicshelf.jp/pickup/id17852/2/ 2017年4月16日閲覧。 
  22. ^ a b 6万人の“日本”キャンペーン三越伊勢丹でスタート。Rei、Scott&Riversが音楽でサポート|FASHION HEADLINE|
  23. ^ a b 長岡亮介プロデュース、ギター弾くブルースシンガーReiの全国流通盤”. 音楽ナタリー (2015年1月31日). 2017年4月17日閲覧。
  24. ^ PS4® Lineup Music Video「PLAY IN DA HOUSE」 ft. DJ FUMIYA+ILMARI+AKKOGORILLA+Rei”. YouTube. 2019年4月10日閲覧。
  25. ^ Reiの「Territory Blues」が、ハーレーダビッドソンCMソングに”. Musicman (2020年5月15日). 2020年5月26日閲覧。
  26. ^ Rei on Twitter Twitter.com 2014年9月25日閲覧

外部リンク[編集]

Reiny Records(所属レーベル、音楽プロダクション)