CHAI (バンド)

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CHAI
出身地 日本の旗 日本愛知県名古屋市
ジャンル ポップ・ミュージック
ロック
ファンク
活動期間 2012年 -
レーベル OTEMOYAN record(ソニー・ミュージック
事務所 ソニー・ミュージック
公式サイト chai-band.com
メンバー マナ(ボーカルキーボード
カナ(ボーカル・ギター
ユウキ(ベースコーラス
ユナ(ドラム・コーラス)

CHAI(チャイ)は、日本ガールズバンド[1]

概要[編集]

ニュー・エキサイト・オンナバンド(NEO)"を標榜する、双子のツイン・ヴォーカルのマナとカナにユウキとユナのリズム隊で編成された4人組バンド[2][3][4]。「NEOかわいい」、「コンプレックスはアートなり」というコンセプトを掲げて活動している[2]

パンクダンスオルタナティブなど、ノンジャンルに好きな洋楽をインプットして自分たちなりにアウトプットするロック・サウンドと、インパクト抜群の個性的な佇まいに多方面からの注目を集める[5]。2016年、SpotifyのUKチャートTOP50に代表曲「ぎゃらんぶー」がランクイン[1][5]。同年、ソニー・ミュージックアメリカSxSW「JAPANNITE」が主催するコンテスト『グランプリ、いきなり米国フェス出演オーディション』にて、グランプリに輝いた[6]。2017年は全米8都市ツアーを成功させた[1][5]

4人とも同じ感覚を持っており、ミュージシャンだから音楽をやりたいけど、アーティストでもありたいから聴かせるものも見せるものも、あらゆる手を尽くしたい。だから同じところを目指せる。また音楽の趣味も一緒なため、CHAIでやりたいこと、CHAIでやらなくていいことの取捨選択が自然にできるから、アー写やCDジャケット、MVを作るときも力を合わせて面白いことにこだわれるという[7]

彼女たちが持つ”カワイイ”という感覚の根っことして、自分たちは一般的に可愛くないし、スタイルもそこそこで、良いも悪いもないし、完璧じゃない人だからコンプレックスが歌える。完璧じゃないから出来る音楽がある。人は絶対、何か一つ可愛いものを持ってると思っており、その部分を「NEOかわいい」と言って広めたい。また元々ディーヴォみたいなシュールで面白いロックバンドが好きで、これを女性でもできるっていうのを見せたいし、いろいろな種類のかわいいがあって、考え方や振る舞いや話し方とか全部に対してかわいいと言いたくてこのふたつの思いを掛け合わせたとのこと[7]

ピンクを基調にしたポップなファッションと真っ赤な口紅がトレードマーク[5]。ピンク色はCHAIの象徴で、一般的には似合わないと思われる自分たちがそれを着ることによって、人を選ぶと思われているピンクを女性たちにもっと身近に感じて欲しいと思っている[8]

バンド名の由来は、ジャムを入れて飲むロシアの紅茶[注 1]。カナが大学で専攻していたロシア文学を勉強しているときに先生に連れていってもらったロシア料理屋さんで見たチャイ(紅茶)の飲み方がかわいかったため。またバンド名を略されたくなくて短い名前にしたかったから[7]

楽曲制作ではマナとカナで大まかに曲を作り、ユウキが歌詞を書いてアレンジは全員で行う[5]

双子のマナとカナ、そしてユナは同じ高校で、その3人が学校の軽音楽部のバンドで東京事変aikoをコピーしていたのがCHAIを結成したきっかけ[8][9]。ユウキは大学で3人とは出会い、遊び仲間の中で一番可愛かったのと学校で唯一音楽の趣味があったので声をかけられた[8][10]。その当時はceroや東京事変などの日本のバンドやディズニー音楽を聴いていた[9][10]。そこから洋楽を聴き漁るようになり、Basement JaxxJamiroquaiGorillazCSSなどが音楽的バックボーンとなった[10]

グラミー賞を取ること」を目標に掲げるなど、初めから日本だけでなく海外でも売れることを目指している[8]

メンバー[編集]

  • マナ
ボーカルキーボード愛知県出身[11]
彼女が英語で口ずさんだメロディからCHAIの曲作りは始まる[7]
幼い頃から歌手になりたくて軽音部に入ってバンドを組んだのがCHAIを結成したきっかけ[8]
尊敬する人はラヴフォックスCSS)。
  • カナ
ボーカル・ギター。愛知県出身[11]
コードとベースラインをつけ、ユナとともにアレンジがメイン[7]
マナと同様、幼い頃から歌手になりたくて、ともに軽音部に入った[8]
尊敬する人は日本人ではゴダイゴ、外国人ではディーヴォ
  • ユウキ
ベースコーラス岐阜県出身[11]
CHAIの作詞をほとんど手掛けるものの、「歌詞が主張しすぎると読み聞かせになるし、聴く人にとって説教くさくなるかもしれないから、大事にしすぎないことを大事だと思って」おり、言葉の意味がわからなくても感動して涙が出る洋楽を例に挙げ、「あくまでも音楽が良くないとダメ」だと考えていることを明かしている[7]
CHAIが初めてのバンドで、誘われたときはあくまで興味本位で、本気でやる感じではなかった。パートがベースになったのも、たまたまベースしか余っていなかったから[8]
もともとcero奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のようなJ-POPっぽくない音楽が好きだった[8]
尊敬する人は渡辺直美
  • ユナ
ドラム・コーラス。愛知県出身[11]
リズムを作り、カナとともにアレンジがメイン[7]
ORANGE RANGEの元ドラマーKATCHANのファンだったことからドラムという楽器に興味を持ち、どうしてもドラムがやりたくて軽音部に入った[8]
尊敬する人は日本人では玉田豊夢河村”カースケ”智康、外国人ではスティーヴ・ジョーダン

来歴[編集]

2012年、双子のマナとカナを中心に、高校の同級生で同じ軽音楽部だったユナとのちに大学で出会ったユウキの4人で結成[4][8][10][12]。同年末より名古屋を拠点に活動する[4]

2016年10月12日に新代田FEVERで開催された、ソニー・ミュージックアメリカSxSW「JAPANNITE」主催のコンテスト『グランプリ、いきなり米国フェス出演オーディション』最終ライブ審査に出演し、グランプリを獲得。同年12月7日、初の全国流通盤となるEP『ほったらかシリーズ』を発表[2]。限られた販売方法ながらもSpotify UKチャート36位に収録曲「ぎゃらんぶー」がランクインされるなど注目される[1][4]。その後、活動拠点を東京に移している[2]

2017年3月、ソニー・ミュージックの完全サポートのもと、アメリカにて開催された『SxSW』の「JAPANNITE」ステージに出場し、全米ツアー[注 2]を行った[2][3][6][13]。帰国後の4月、2nd EP「ほめごろシリーズ」を発売。 同年10月25日、初のフルアルバム『PINK』をリリースし、iTunes Alternativeランキングで2位にランクイン[3]

2018年2月、『PINK』US盤をアメリカの人気インディーレーベルBURGER Recordsよりリリース[1]。3月、アメリカ西海岸ツアーと2度目のSXSW出演を果たす[1]。5月9日に3rd EP「わがまマニア」をリリース。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

枚数 タイトル 発売日 レーベル 規格品番 収録曲 備考
1st PINK 2017年10月25日
2018年2月7日(LP)
2018年3月16日(US盤CD)
OTEMOYAN record
Burger Records
初回生産限定盤:CHAI-002〜003
通常盤:CHAI-004
完全生産限定盤(LP):CHAI-005
US盤(CD):BGER12412
初回生産限定盤は豪華ブックレット「コンプレックス図鑑」封入
オリコン最高位41位、登場回数9回

EP[編集]

枚数 タイトル 発売日 レーベル 規格品番 収録曲 備考
1st ほったらかシリーズ 2016年12月7日 Grand Pacific Work GPWC-1 自主制作の後、初の全国流通盤としてリリース
2nd ほめごろシリーズ 2017年4月26日 OTEMOYAN record CHAI-001 先行シングル2曲を収録
3rd わがまマニア 2018年5月9日 OTEMOYAN record CHAI-006

シングル[編集]

枚数 タイトル 発売日 レーベル 規格品番 収録曲 備考
1st Sound & Stomach/ボーイズ・セコ・メン 2017年3月1日 TOYOTOY TOYOTOY003 7インチシングル
2nd N.E.O./sayonara complex 2017年10月11日 FLAKE SOUNDS FLAKES-174 アルバム『PINK』からの先行7インチシングル
オリコン最高位135位、登場回数1回

自主制作(廃盤)[編集]

  • CHAI(2013年3月)
  • 香水〜My name is CHAI〜(2013年8月12日)
  • ちゅーぶらりん(2014年8月)

出演[編集]

TV番組[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ これは日本における「ロシアン・ティー」である。紅茶#ロシア(作法)
  2. ^ ニューヨークシカゴシアトルポートランドサンディエゴロサンゼルスサンフランシスコの7都市を回った。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f BIOGRAPHY”. CHAI Official Website. 2018年2月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e CHAI の記事まとめ”. 音楽ナタリー. 2018年8月14日閲覧。
  3. ^ a b c CHAI プロフィール・バイオグラフィ・リンク”. BARKS. 2018年8月14日閲覧。
  4. ^ a b c d CHAI プロフィール”. 音楽出版社. TOWER RECORDS ONLINE (2015年11月27日). 2018年8月14日閲覧。
  5. ^ a b c d e ガールズバンド「CHAI」に注目 全米ツアー大成功のワケ”. ananニュース. ananweb (2018年5月14日). 2018年8月14日閲覧。
  6. ^ a b 【速報】「グランプリ、いきなり米国フェス出演オーディション」グランプリはニュー・エキサイト・オンナバンドCHAI!”. PR TIMES. 2018年2月22日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g カワイイ旋風を巻き起こす、オンナバンドCHAI。”. madamefigaro.jp. 2018年1月24日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j CHAI「PINK」インタビュー”. 音楽ナタリー (2017年10月25日). 2018年1月7日閲覧。
  9. ^ a b CHAIと亀田誠治は両思い? お互いへの熱い想いを語り尽くす!”. J-WAVE (2018年8月3日). 2018年8月14日閲覧。
  10. ^ a b c d CHAI”. 2YOU MAGAZINE. 2018年1月7日閲覧。
  11. ^ a b c d With BABY-G Vol.20 ニュー・エキサイト・オンナバンド CHAI”. BABY-G. 2018年5月29日閲覧。
  12. ^ CHAI - Pink”. Burger Records. 2018年4月23日閲覧。
  13. ^ 「グランプリはいきなり米国フェス出演」のオーディション開催 昨年優勝のCHAI「アメリカはクレイジーでアメイジングでエキサイティング」”. Deview. 2018年2月22日閲覧。
  14. ^ 次世代ロック研究所”. 次世代ロック研究所製作委員会. 2018年1月7日閲覧。

外部リンク[編集]