日本アカデミー賞助演女優賞
| 日本アカデミー賞助演女優賞 | |
|---|---|
.jpg) 最新の受賞者:安藤サクラ | |
| 受賞対象 | 最高の演技をした助演女優 |
| 国 |  日本 |
| 主催 | 日本アカデミー賞協会 |
| 初回 | 1978年 |
| 最新受賞者 | 安藤サクラ 『ゴジラ-1.0』（2023年） |
| 公式サイト | 日本アカデミー賞公式サイト |
日本アカデミー賞助演女優賞（にっぽんアカデミーしょうじょえんじょゆうしょう）は、日本アカデミー賞の部門の一つである。毎年、5人が優秀賞に選ばれて、その中の1人が最優秀賞に選ばれる。
選考基準[編集]
日本アカデミー賞主演女優賞は以下の選考基準を満たしている作品である必要があり、その中から協会員全員(2023年現在3950名)が投票を行い、5名の優秀賞受賞者を決定した上で、協会員全員が最終投票を行い、最優秀賞を決定する[1][2][3]。
- 対象期間中(2023年は1月1日～12月31日に公開された作品)、東京地区に於いて有料で初公開された40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品であること
- 劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品であること
- ドキュメンタリー、特別興行、イベント上映、再上映、映画祭のみで上映された作品は除くこと
- モーニング・レイトショーのみの作品は除くこと
- 同日含め先に配信(オリジナルビデオも含まれる)、TVで放送されたもの及びTV放送の再編集をした劇場版は新作とみなさないが、放送後に新たに撮影された部分が大半を占める場合は新作とすること
- 邦画洋画の区別は日本アカデミー賞協会の基準に基づいて判定すること
また、基本的には5名の優秀賞受賞者を選出することになっているが、同一人物が異なる作品で選出されて優秀賞を複数受賞することもある。賞の選出は第17回までは作品ではなく俳優で選出していたため、最優秀賞も複数作選出されることがあったが、第18回以降は対象作品での選考となった。
受賞作品の一覧[編集]
以下は 最優秀賞受賞者 と 優秀賞受賞者 の一覧である。
1970年代[編集]
| 年 | 女優 | 作品名 | 役名 | 脚注 |
|---|---|---|---|---|
| 1977年 （第1回） |
桃井かおり | 幸福の黄色いハンカチ | 小川朱美 | [4] |
| いしだあゆみ | 青春の門 自立篇 | カオル | ||
| 大竹しのぶ | 男はつらいよ 寅次郎頑張れ! | 福村幸子 | ||
| 季節風 | 山本美紀 | |||
| 青春の門 自立篇 | 牧織江 | |||
| 乙羽信子 | 竹山ひとり旅 | トヨ | ||
| 奈良岡朋子 | はなれ瞽女おりん | テルヨ | ||
| 1978年 （第2回） |
大竹しのぶ | 事件 | 坂井ヨシ子 | [5] |
| 聖職の碑 | 水野春子 | |||
| 小川眞由美 | 鬼畜 | 菊代 | ||
| 燃える秋 | 夏沢揺子 | |||
| 香川京子 | 翼は心につけて | 鈴木佳代 | ||
| 左幸子 | 曾根崎心中 | お才 | ||
| 宮下順子 | ダイナマイトどんどん | お仙 | ||
| 雲霧仁左衛門 | おまき | |||
| 1979年 （第3回） |
小川眞由美 | 配達されない三通の手紙 | 唐沢麗子 | [6] |
| 復讐するは我にあり | 浅野ハル | |||
| 倍賞千恵子 | 男はつらいよ 翔んでる寅次郎 | 諏訪さくら | ||
| 男はつらいよ 寅次郎春の夢 | ||||
| 倍賞美津子 | 復讐するは我にあり | 榎津加津子 | ||
| 原田美枝子 | あゝ野麦峠 | 篠田ゆき | ||
| その後の仁義なき戦い | 根岸明子 | |||
| 友里千賀子 | あゝ野麦峠 | 三島はな | ||
| 俺たちの交響楽 | 小林京子 |
1980年代[編集]
1990年代[編集]
2000年代[編集]
2010年代[編集]
2020年代[編集]
| 年 | 女優 | 作品名 | 役名 | 脚注 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 （第44回） |
黒木華 | 浅田家! | 川上若奈/浅田若奈 | [47] |
| 江口のりこ | 事故物件 恐い間取り | 横水純子 | ||
| 後藤久美子 | 男はつらいよ お帰り 寅さん | イズミ・ブルーナ (及川泉) | ||
| 桃井かおり | 一度も撃ってません | 玉淀ひかる | ||
| 安田成美 | Fukushima 50 | 浅野真理 | ||
| 2021年 （第45回） |
清原果耶 | 護られなかった者たちへ | 円山幹子 | [48] |
| 石原さとみ | そして、バトンは渡された | 梨花 | ||
| 草笛光子 | 老後の資金がありません! | 後藤芳乃 | ||
| 西野七瀬 | 孤狼の血 LEVEL2 | 近田真緒 | ||
| 広瀬すず | いのちの停車場 | 星野麻世 | ||
| 2022年 （第46回） |
安藤サクラ | ある男 | 谷口里枝 | [49] |
| 有村架純 | 月の満ち欠け | 正木瑠璃 | ||
| 尾野真千子 | ハケンアニメ! | 有科香屋子 | ||
| 清野菜名 | ある男 | 後藤美涼 | ||
| キングダム2 遥かなる大地へ | 羌瘣 | |||
| 永野芽郁 | 母性 | 田所清佳 | ||
| 松本穂香 | “それ”がいる森 | 北見絵里 | ||
| 2023年 （第47回） |
安藤サクラ | ゴジラ-1.0 | 太田澄子 | [50] |
| 上戸彩 | シャイロックの子供たち | 北川愛理 | ||
| 永野芽郁 | こんにちは、母さん | 神崎舞 | ||
| 浜辺美波 | シン・仮面ライダー | 緑川ルリ子 | ||
| 松坂慶子 | あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 | ツル |
記録[編集]
複数回受賞した主演女優[編集]
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最年長・最年少の受賞者[編集]
| 記録 | 主演女優 | 作品 | 年齢 |
|---|---|---|---|
| 最年長最優秀賞受賞者 | 北林谷栄 | 阿弥陀堂だより | 91歳 |
| 最年長優秀賞受賞者 | |||
| 最年少最優秀賞受賞者 | 長澤まさみ | 世界の中心で、愛をさけぶ | 17歳 |
| 最年少優秀賞受賞者 | 伊藤歩 | スワロウテイル | 16歳 |
その他[編集]
- 同一の役での受賞は『男はつらいよ』シリーズにて後藤久美子演じる及川泉で2回、『踊る大捜査線』シリーズにて深津絵里演じる恩田すみれで2回、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズにて薬師丸ひろ子演じる鈴木トモエで2回受賞しており、そのうち薬師丸ひろ子は第29回で最優秀賞を受賞している。
- 連続で最優秀賞を受賞しているのは余貴美子(第32回・第33回)、黒木華(第38回・第39回)、安藤サクラ(第46回・第47回)の3名がいる。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “会員所属内訳” (PDF). 日本アカデミー賞公式サイト. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “日本アカデミー賞とは？”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “選考対象作品”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第1回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第2回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第3回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第4回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第5回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第6回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第7回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第8回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第9回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第10回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第11回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第12回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第13回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第14回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第15回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第16回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第17回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第18回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第19回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第20回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第21回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第22回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第23回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第24回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第25回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第26回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第27回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第28回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第29回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第30回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第31回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
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- ^ “第39回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第40回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第41回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
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- ^ “第45回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第46回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “第47回日本アカデミー賞”. 日本アカデミー賞. 2024年2月26日閲覧。