おとうと (2010年の映画)
| おとうと | |
|---|---|
| 監督 | 山田洋次 |
| 脚本 | 山田洋次 平松恵美子 |
| 原作 | 幸田文 |
| 製作 | 深澤宏 山本一郎 田村健一 |
| 出演者 | 吉永小百合 笑福亭鶴瓶 |
| 音楽 | 冨田勲 |
| 撮影 | 近森眞史 |
| 編集 | 石井巌 |
| 製作会社 | 『おとうと』製作委員会 松竹 住友商事 テレビ朝日 博報堂DYメディアパートナーズ 衛星劇場 デンナーシステムズ 日本出版販売 エフエム東京 Yahoo! JAPAN 読売新聞 朝日放送 名古屋テレビ放送 木下工務店 |
| 配給 | 松竹 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 126分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 21.0億円[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
目次 |
[編集] 概要
山田洋次監督にとって、『十五才 学校IV』以来10年ぶりの現代劇である。『おとうと (1960年の映画)』を撮った市川崑監督に捧げられた。病に倒れた弟に姉が鍋焼きうどんを食べさせるシーン、そしてふたりがリボンで手をつないで眠るシーンがオマージュとして反復されている[2]。
全国303館で公開され、2010年1月30-31日の2日間で動員21万8,171人、興収2億3,592万9,100円を記録し、週末興行成績ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となっている[3]。公開2週目で興収10億円を突破、公開15日目で動員約101万人を突破した[4]。
2010年2月11日開催の第60回ベルリン国際映画祭でクロージング上映された。また山田洋次監督に特別功労賞に当たるベルリナーレ・カメラ賞が贈られた。
中居正広が友情出演している。
作中で大阪市西成区にあるという設定の「みどりのいえ」は、東京都の山谷地域に実在するホスピスの「きぼうのいえ」をモデルにしたものである[5]。
ロケは、東京都大田区の石川台希望ヶ丘商店街、千葉県木更津市のオークラアカデミアパークホテル、大阪市西成区、星薬科大学、横浜市立みなと赤十字病院などで行われた。姉・吟子が東京から大阪に向かうシーンでは、JR東日本企画のロケーションサービスによって、はやて14号(八戸 - 東京)車内が撮影に利用された。このため東海道新幹線とは座席の色などが異なっている。
山田洋次の監督映画としては初めてBlu-ray Discが発売された作品でもある。
[編集] ストーリー
結婚してすぐに夫を亡くし、小さな薬局を営みながら、女手ひとつで娘の小春を育てた姉・吟子と、役者としての成功を夢み、無為に歳を重ねてしまった弟・鉄郎の物語である。かつて鉄郎は吟子の夫の十三回忌で酔っ払って大暴れしたことから親戚中の鼻つまみ者となり、10年近く連絡が途絶えていた。しかし、娘のように可愛がっていた小春の結婚をたまたま知って、披露宴に駆けつけた。
吟子は帰れと言う兄を取りなし、酒は一滴も飲まないと約束させて鉄郎を披露宴に参加させたが、鉄郎は目の前の酒に我慢しきれず簡単に約束を破り、案の定酔っぱらって大騒ぎを演じて披露宴を台無しにした挙句、小春が結婚自体を破談させられる事態にまで発展させてしまう。激怒する身内のなかで、鉄郎をかばうのは吟子だけだった。しかしその吟子も後日、ある出来事により鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。悪い咳をしながら出ていく鉄郎の背中に吟子は不安を覚えたが、その不安は後日現実のものとなった。
[編集] キャスト
- 吉永小百合:高野吟子
- 笑福亭鶴瓶:丹野鉄郎
- 蒼井優:高野小春
- 加瀬亮:長田亨
- 加藤治子:高野絹代
- 田中壮太郎:寺山祐介・小春の夫
- 笹野高史:丸山・自転車屋店主
- 森本レオ:遠藤・歯科医師
- 石塚義之:丸山の息子
- ラサール石井:警官
- 池乃めだか:アパートの家主
- 佐藤蛾次郎:鍋焼きうどんを持ってきた出前の親父
- キムラ緑子:大原ひとみ・鉄郎の元恋人
- 小林稔侍:丹野庄平
- 茅島成美:丹野信子
- 近藤公園:浜村医師
- 小日向文世:小宮山進
- 石田ゆり子:小宮山千秋
- 横山あきお:ジローさん
- 中居正広:ホテル従業員〈カメオ出演〉
[編集] 参考文献
- 『山谷でホスピスやってます。』山本雅基・著、実業之日本社、2006年 ISBN 978-4408403427
- 『大いなる看取り—山谷のホスピスで生きる人びと』中村智志・著、新潮社、2008年 ISBN 978-4103067016
[編集] 脚注
- ^ 一般社団法人 日本映画製作者連盟 (2011年1月27日). “2010年度(平成22年)興収10億円以上番組 (平成23年1月発表)[邦画]”. 2011年1月28日閲覧。
- ^ 「時代を駆ける:山田洋次:YOJI YAMADA (2)」 『毎日新聞』 2010年1月19日、12版、9面。
- ^ 『おとうと』『パラノーマル・アクティビティ』など5作品が初登場!1位はやっぱり『アバター』!-2月1日版【映画週末興行成績】シネマトゥディ 2010年2月2日
- ^ 『涼宮ハルヒの消失』小規模公開で健闘したものの7位からトップテン圏外ヘ!-2月15日版【映画週末興行成績】シネマトゥディ 2010年2月16日
- ^ きぼうのいえニュースレター 2009年冬号
[編集] 外部リンク
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