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日振島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日振島
日振島の空中写真。
2007年撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
日振島の位置(愛媛県内)
日振島
日振島
日振島 (愛媛県)
日振島の位置(日本内)
日振島
日振島
日振島 (日本)
地理
場所 豊後水道宇和海
座標 北緯33度10分17秒 東経132度17分33秒 / 北緯33.17139度 東経132.29250度 / 33.17139; 132.29250座標: 北緯33度10分17秒 東経132度17分33秒 / 北緯33.17139度 東経132.29250度 / 33.17139; 132.29250
面積 4.01 km2 (1.55 sq mi)[1]
海岸線 27.5 km (17.09 mi)[2]
最高標高 197.7 m (648.6 ft)
行政
都道府県 愛媛県の旗 愛媛県
市区町村 宇和島市市旗 宇和島市
日振島
人口統計
人口 462人(2007年8月年時点)
テンプレートを表示

日振島(ひぶりしま)は、愛媛県宇和島市宇和島港から西方約28km、愛媛県と大分県との間の宇和海にある有人島である。また宇和島市の住所表記に使われる大字でもあり、対応する郵便番号は798-0099。なお、属島の沖の島、竹ヶ島 、横島御五神島も大字は日振島に属する。

地理

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島の形は北西から南東に細長く延びており、島の北には属島の沖の島、竹ヶ島(いずれも無人島)、西には横島が隣接、さらに南方約5kmには御五神島があるが、他の有人島とは群島を形成していない。島全体が山の形をしており、平地は少なく切り立った崖が多い。特に西側海岸は懸崖が続く。

行政区画としては宇和島市に属し、市域の最西端にあたる。島の大部分と属島の横島沖の島、竹ヶ島 の全域は足摺宇和海国立公園に属している。

地名(島名)の由来

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昔から船の往来があり、島民がたいまつの火を振ることで灯台の代わりをしたことに因む、との説がある。

歴史

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社会

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  • 人口・世帯数 - 140世帯、289人(2015年10月現在)
  • 集落 - 3集落(喜路、明海、能登)
  • 診療所 - 診療所への出張診療(宇和島市営)
  • 商店 - 3集落ごとに農協の店舗がある
  • 学校
小学校 宇和島市立日振島小学校
中学校 島内になし。島外の宇和島市立城南中学校(宇和島市文京町)で寄宿生活(2013年度までは宇和島市下波(したば)の宇和島市立宇和海中学校(2014年度で閉校)であった)

産業

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観光

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周辺は好漁場であり、釣り客も訪れる。宿泊施設として数件の民宿がある。過去に南予レクリエーション都市開発構想によって、キャンプ場の整備等の公園化が進められてきたが、現在では同計画は中止されている。

観光地

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  • 日崎海水浴場、大入海水浴場
  • 藤原純友の碑
  • みなかわの井戸 - 藤原純友も使っていたと伝えられる古井戸。
  • 城が森 - 明海集落の背後に立つ、高さ約80メートルの小山。土塁などの遺跡が残り、藤原純友の砦跡との伝承がある。

郷土料理

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交通

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  • 盛運汽船
    • 高速船あさかぜ・しおかぜ:宇和島港から島内各港(喜路港・明海港・能登港)へ 所要約40~60分 3便/日
    • 普通船しらさぎ:宇和島港-嘉島-戸島-喜路港-明海港-能登港-宇和島港 所要約1時間30分~2時間50分 1便/日(土日祝運休)

自然

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  • 少なくとも4種の野生哺乳類が記録されている[3]
  • 類が5種記録されている[4]

その他

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脚注

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  1. ^ 『平成12年全国都道府県市区町村別面積調査』(国土交通省国土地理院)
  2. ^ 『平成12年海岸統計調査』(国土交通省河川局)
  3. ^ 山内健生・宮本大右・古川真理 (2008) 宇和海島嶼(九島,嘉島,戸島,日振島)における哺乳類の分布. 日本生物地理学会会報, 63: 13-20.https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00029157
  4. ^ 山内健生 (2010) 愛媛県宇和島市の有人島と本土で採集された蚊類. 衛生動物, 61(2): 121-124. https://www.jstage.jst.go.jp/article/mez/61/2/61_2_121/_article/-char/ja

関連項目

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外部リンク

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