RIZIN FIGHTING FEDERATION

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RIZIN FIGHTING FEDERATION
設立 2015年
主催 RIZIN FF事務局
本部 日本の旗 日本
東京都新宿区
代表者 榊原信行
サイト 公式サイト
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RIZIN FIGHTING FEDERATION(ライジン・ファイティング・フェデレーション。略称:RIZINRIZIN FF)は、日本総合格闘技団体。公式には他団体とは競合しない「格闘技の協会」と称している[1]

概要[編集]

かつて「PRIDE」を主催していたドリームステージエンターテインメント(DSE)の代表だった榊原信行が設立、統括本部長に元PRIDE統括本部長の高田延彦が就任し、大会運営スタッフにはPRIDEの後継イベントであるDREAMのスタッフの大半が就任し、PRIDEのエースだったエメリヤーエンコ・ヒョードル桜庭和志らが参戦するなど、PRIDE色が強い形でスタートする[2]。また日本レスリング協会が協力する意向を表明[2]、反社会勢力と交流があると報道されPRIDEが衰退したことを踏まえてコンプライアンス徹底のため、元検事の弁護士2名と元警視庁刑事部理事官がコンプライアンス担当に就任した[3]。 レフェリー陣、リングアナ、レニー・ハートによる入場コール、高田の太鼓佐藤大輔の製作による試合前の煽りVTR、煽りVTRのナレーターである立木文彦、テレビ中継の出演者が小池栄子関根勤と旧PRIDE時代から変わらぬ顔ぶれである。

団体名の「RIZIN」は、「日本発の格闘技として『ライジング・サン』と『雷神』をミックス」したもの[4]

総合格闘技(MMA)ルールが主体の大会ではあるが、K-1などのキックボクシングルール、シュートボクシングルール、グラップリングルール、キックルールとMMAルールを交互に行うミックスルールなど様々なルールの試合も行い、PRIDEには無かった女子格闘技も実施している[5]。これまでに桜庭和志エメリヤーエンコ・ヒョードルヴァンダレイ・シウバミルコ・クロコップ田村潔司ジェームス・トンプソン (格闘家)など、元PRIDEファイターたちの出場も多くみられる。

旗揚げ[編集]

旗揚げ興行及び大晦日興行として、2015年12月29日から31日までの3日間に「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」が開催された。オープニングにはPRIDEのテーマ曲が使われ、グローブもPRIDEを踏襲したと思われる青いグローブが使われた。PRIDE男祭りと同様に録画中継にて29日と31日にフジテレビ系列で地上波中継され、スカイパーフェクTVではペイ・パー・ビュー生中継された[2]。また、アメリカでも現地時間の2015年12月31日の朝10時からSpikeにて全米に録画中継された[6]

上記の期間内で賞金総額6,000万円(優勝4,000万円、準優勝1,000万円、3位500万円)の「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」を開催し、[7]キング・モーが優勝。また、桜庭和志が4年ぶりに総合格闘技に復帰。

2016年[編集]

2016年4月、ナンバーシリーズとなる「RIZIN.1」を開催。ヴァンダレイ・シウバが出場した。シュートボクシングやK-1など、他興行との協調路線を打ち出しており、軽量級選手を中心に多く参戦がみられた。9月25日から12月31日まで賞金総額5,500万円(優勝3,500万円、準優勝1,000万円、3位500万円)の「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016」を開催し、ミルコ・クロコップが優勝[8]

2017年[編集]

9月または10月に男女別のトーナメントを開催予定。またナンバーシリーズは廃止となり、今後は開催年と地名、サブタイトルがつく書式となる。

大会中継[編集]

テレビ中継[編集]

PRIDE時代に地上波中継を担当していたフジテレビが地上波での録画中継を担当している。 スカチャンではPPVで大会のノーカット完全生中継が、3,240円で実施されている。また、年末の大会では、2大会分のセット料金(3,240円)で実施し、1大会分も通常時よりも安い価格(2,160円)で実施された。

インターネット中継[編集]

GYAO!で、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUNDRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUNDのインターネット有料配信がスカチャンでのPPV料金と同じ価格で実施された。また、大会終了後の全試合の配信も期間限定で実施されている。

実況・解説[編集]

旗揚げ時から2016年までは、フジテレビでのPRIDE中継時代と変わらず、メインキャスターに小池栄子を起用し、RIZIN統括本部長の高田延彦もメインキャスター兼解説者として担当していたが、2017年から、小池の格闘技キャスター卒業に伴い、格闘技番組FUJIYAMA FIGHT CLUBのMCを務める、おのののか朝比奈彩がメインキャスターを務めている。

解説者は、高田以外にも元格闘家の佐藤ルミナ,RIZINにも参戦している川尻達也高阪剛が男子の試合を解説し、女子の試合を元格闘家の藤井惠が務めている。

実況は、「RIZIN実況アナ軍団」と名付け、放送局であるフジテレビのアナウンサーとフリーアナウンサーの矢野武市川勝也高橋大輔が担当している。

ルール[編集]

RIZIN MMAルール[編集]

旧PRIDEルールに準拠[9]し、グラウンドポジションの相手への踏みつけ、サッカーボールキック、4点ポジションでのヒザ蹴りが認められている(肘打ちについては選手双方の合意でありとなる)。1ラウンド10分・2ラウンド5分・3ラウンド5分の変則3ラウンド制(RIZIN女子MMAルールは5分3ラウンド制)で、判定は3名のジャッジによって行われ、各ラウンドごとに判定するのではなく試合全体を通して判定する。引き分け裁定はなく、各ジャッジが必ず勝敗を付けるマストシステムを採用している。原則RIZIN公認レフェリーが試合を裁く。体重別階級を常設しておらず、各試合ごとに契約体重を決めている。

他競技ルールの採用[編集]

他競技選手がRIZINに参戦した場合、他競技のルールを採用して試合が行われることがある。この場合、他競技の公認レフェリーが試合を裁く(K-1ルールで行う場合はK-1公認レフェリーが試合を裁き、シュートボクシングルールの場合はシュートボクシング公認レフェリーが試合を裁くことになる)。


薬物検査[編集]

著名レフェリーの"ビッグ"・ジョン・マッカーシーが、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)の規定で薬物検査を行っているとしている[10]。ただし、薬物検査で禁止薬物は検出され無かったが、怪我の治療のために禁止薬物を使用したことを検査時に申告して処分を受けたミルコ・クロコップが参戦した。

大会一覧[編集]

大会名 開催年月日 会場 開催地 入場者数
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND 2017年12月31日 さいたまスーパーアリーナ 日本の旗埼玉県さいたま市
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 2nd ROUND 2017年12月29日
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st Round -秋の陣- 2017年10月15日 マリンメッセ福岡 日本の旗福岡県福岡市
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣- 2017年7月30日 さいたまスーパーアリーナ 日本の旗埼玉県さいたま市
RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA- 2017年4月16日 横浜アリーナ 日本の旗神奈川県横浜市 12,729人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND 2016年12月31日 さいたまスーパーアリーナ 日本の旗埼玉県さいたま市 19,357人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND 2016年12月29日 16,642人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 開幕戦 2016年9月25日 15,011人
RIZIN.1 2016年4月17日 日本ガイシホール 日本の旗愛知県名古屋市 7,291人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 IZAの舞 2015年12月31日 さいたまスーパーアリーナ 日本の旗埼玉県さいたま市 18,365人
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 SARABAの宴 2015年12月29日 12,214人

加盟団体[編集]

以下は判明している一部の団体[11]

トラブル[編集]

DJ.taiki vs 高谷裕之長島☆自演乙☆雄一郎vsアンディ・サワーで肘打ちの有り無しが決定後に変更になっている[12][13]

高阪剛vsジェームス・トンプソンやギャビ・ガルシアvsレイディー・タパで契約体重のはっきりしない事態が起きている[14][15]

2015年12月31日にバルトと対戦予定と発表されていたジェロム・レ・バンナだったが、バンナのマネージャー(当時)が「当初はエメリヤーエンコ・ヒョードルエキシビションマッチをする予定だったのがバルト戦に変更されたこと、加えてバンナ自身も12月22日の練習中に左足を怪我したので出場しない。」とコメントした[16]。これに対し榊原実行委員長は「バンナと僕らは初めて交渉したが、いろんな交渉人が登場したり、交渉が非常にトリッキー。法的措置も考えたいが、彼らともしっかり話をしたい」とコメント[17]した。しかし31日の大会当日、バンナがRIZIN開催の同時刻にIGFの会場に来場したことに榊原実行委員長は「バンナは契約書にサインをしています。訴訟をすることになります」と不快感を露にした[18]。2016年1月にバンナは自身の公式サイトで、「どんな『Fight Agreement(格闘契約書)』にも署名はされていません。確かに話し合いはありましたが、何ら合意には至っていませんでした。また、ジェロム・レ・バンナは足に怪我を負っており、手術を遅らせていたこの古傷が、12月22日と23日の練習中に再び痛み始めました。ジェロム・レ・バンナは、MRIを証拠としてRIZIN側に戦えないことを告げましたが、話し合いに関係なく試合はできない状況でした。RIZIN側は、実際には交わしていない契約書に署名がしてあることを主張して、法的措置を取ると表明し、ジェロム・レ・バンナに試合をさせようとしました。しかし手続きが守られていなかったために彼は参加をしませんでした。ジェロム・レ・バンナは日本で最後の試合をすることを望んでおり、可能であればIGFの開催参加を希望しています。ジェロムは、津波の被害者のための活動やその他チャリティ活動を行っている、アントニオ猪木の連盟(IGF)に非常に敬意を持っています」と、欠場に至った経緯を説明した[19]。その後1年近くこの件で動きは見られなかったが、2016年12月29日のRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUNDミルコ・クロコップと対戦予定だったヴァンダレイ・シウバが負傷欠場になると、バンナは動画を掲載して、「昨年の大晦日のRIZINでの試合を欠場した事について改めてファンの皆様、RIZIN主催者、私と対戦予定だったバルト選手、私の代役を務めてくれたピーター・アーツ選手、この件で迷惑をかけた全ての方々に謝罪したいと思います。」と謝罪、問題の原因だったマネージャーを解雇して以前に契約していたマネージャーを再雇用したことを明かし、怪我について「怪我をした証拠となるMRI診断書もRIZIN主催者に送っています。仮に今回の契約問題がなかったとしても、怪我によって試合が出来なかったことに変わりはなく、それは私の責任です。言い訳はしません。」と語り、「RIZINから提示された契約内容を確認し、全ての契約条件に同意する事を決めました。契約書にサインする準備は出来ています。」「もし試合前に怪我をしたとしても今回は絶対に欠場しません。必ず戦う事を約束します!」として代役出場をアピールした[20]。さらにバンナは12月31日のRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUNDに来日して、リング上で前年大晦日のバルト戦を欠場したことをファンに直接謝罪し、「来年、ぜひRIZINの大舞台に戻って来たいです」とRIZIN参戦の希望を表明した。大会後に榊原実行委員長は「昨年のドタキャンでこちらは訴える準備を進めていましたが、バンナから直筆でレターが届いてお詫びをしたいと言ってきました[。ヴァンダレイ・シウバの負傷欠場を受けて、ぜひグランプリに出たいと言ってきてくれましたが、渡航費も宿泊費もこちらは払わないから自分のお金で日本に来てお詫びをするのが筋だろうと言ったところ、ちゃんとけじめを付けてくれました」、とバンナが欠場のけじめを付けるために自費で来日した経緯を説明して、バンナの謝罪を受け入れた[21]

スタッフ[編集]

リングアナウンサー[編集]

PRIDEへ出場経験のある選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ http://www.rizinff.com/about
  2. ^ a b c 大みそか格闘技イベント復活 ヒョードル、桜庭、青木ら参戦 - 東京スポーツ・2015年10月8日
  3. ^ 榊原信行氏の新大会をフジテレビが放送。桜庭和志×青木真也決定:12.29・31 埼玉 - Boutreview・2015年10月9日
  4. ^ 榊原氏を直撃 新格闘イベント「RIZIN」に朝青龍、篠原の参戦あるのか? - 東京スポーツ・2015年10月10日
  5. ^ http://efight.jp/news-20151008_218991
  6. ^ FEDOR RETURNS ON SPECIAL SPIKE TV EARLY MORNING BROADCAST OF NEW YEAR’S EVE FIGHT CARD - MMAWeekly・2015年11月7日
  7. ^ 石井慧RIZIN出陣公式発表!優勝賞金4000万円!追加選手ともどもトーナメント組み合わせ決定 ミルホンネット
  8. ^ 試合結果 RIZIN公式サイト
  9. ^ http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201510080008-spnavi
  10. ^ https://twitter.com/johnmccarthymma/status/682148444304113665
  11. ^ http://jp.rizinff.com/_ct/16978341
  12. ^ 【RIZIN】高谷裕之「KOで仕留める」DJ.taikiは「新しい自分見せる」 - eFight・2015年12月28日
  13. ^ 月曜日 - 長島☆自演乙☆雄一郎公式ブログ・2015年12月15日
  14. ^ 青木真也、桜庭和志に完勝。石井慧、トーナメント初戦敗退:12.29 埼玉 - Boutreview・2015年12月29日
  15. ^ ヒョードル×ジャディブは1.1kg差。計量全選手クリア:12.31 埼玉 - Boutreview・2015年12月30日
  16. ^ Rizin : Jérôme Le Banner ne combattra pas ! les infos du fight 2015年12月26日
  17. ^ ジェロム・レ・バンナのRIZIN欠場問題 実行委員長が「法的措置」に言及 東スポ 2015年12月29日
  18. ^ キャンセルのバンナに「訴訟します」 デイリースポーツ 2016年1月1日
  19. ^ OFFICIAL STATEMENT: EXPLANATION REGARDING RIZIN FF Jerome Le Banner's Official website 2016年3月11日
  20. ^ バンナが動画メッセージ「昨年まで雇っていたマネージャーを解雇した」:12.29 31 埼玉BOUT REVIEW 2017年1月17日
  21. ^ 【RIZIN】バンナは自費で謝罪来日、2017年参戦へイーファイト 2017年1月17日

外部リンク[編集]