RIZIN.45

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RIZIN.45
イベント詳細
シリーズ RIZIN
主催 RIZIN FF事務局
開催年月日 2023年12月31日
開催地 日本の旗 日本
埼玉県の旗埼玉県さいたま市
会場 さいたまスーパーアリーナ
開始時刻 午後2時
試合数 全17試合
放送局 スカパー!
ABEMA
U-NEXT
RIZIN 100 CLUB
RIZIN LIVE
三重テレビ放送
入場者数 23,013人
イベント時系列
RIZIN LANDMARK 7 RIZIN.45 RIZIN LANDMARK 8

にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45(にゃんこだいせんそう・プレゼンツ・ライジン・フォーティーファイブ)は、日本総合格闘技団体「RIZIN」の大会の一つ。

2023年12月31日埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催された。

概要[編集]

9回目を迎えた大晦日大会。ダブルタイトルマッチとして、メインイベントで超RIZIN.2のBellator世界フライ級王座決定戦で行われるもノーコンテストとなった堀口恭司神龍誠が新設されたRIZINフライ級王座決定戦にて再戦し、堀口が2R一本勝ちを収め、初代王座獲得とRIZIN初の2階級制覇に成功。超RIZIN.2で出場予定であった朝倉海が王者フアン・アーチュレッタに挑戦するセミファイナルのRIZINバンタム級タイトルマッチでは、アーチュレッタが前日計量で規定体重2.8kg超過により王座剥奪される事態となり、試合1時間前計量68.0kg契約、アーチュレッタにレッドカード(50%減点)提示の変則ルールに変更して試合を行った結果、朝倉が2RKO勝ちを収め、王座獲得に成功した。

また、キックボクシング出身でMMA挑戦の那須川龍心がシン・ジョンミン、芦澤竜誠太田忍皇治三浦孝太安保瑠輝也久保優太とそれぞれ対戦し、那須川と皇治がデビュー戦勝利を収めた。クレベル・コイケ斎藤裕によるRIZINフェザー級元王者対決はクレベルが3R一本勝ちで再起に成功。山本美憂が引退マッチとして現RIZIN女子スーパーアトム級王者伊澤星花とノンタイトルで対戦し、伊澤が2R一本勝ちを収めたのち、山本の引退セレモニーが行われた[注 1]

第13試合終了後、榊原信行CEOからRIZIN LANDMARK 8に加え、2024年にRIZIN.46RIZIN.47が開催されることが発表され、それら3大会の一部対戦カードも発表された。また、ボクシング世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオがリングに上がり、ボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと2024年に再戦する方向に進んでいることが発表された。

開催10日前の2023年12月21日に高田延彦キャプテンがRIZINを離脱することを発表したため、オープニングの演出が若干変更された。

なお、今大会はナンバーシリーズとしてRIZIN.40以来1年ぶりに冠スポンサーの付く大会となった。

地上波では2024年1月25日夜8時55分から夜9時55分まで三重テレビ放送で録画放送された[1]

対戦カード[編集]

第1試合 MMAルール 61.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 YUSHI vs. 日本の旗 平本丈
3R終了 判定0-3
第2試合 MMAルール 54.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 那須川龍心 vs. 大韓民国の旗 シン・ジョンミン ×
2R 2:16 TKO(グラウンドパンチ)
第3試合 キックボクシングルール 60.0kg契約ワンマッチ 3分3R [注 2]
日本の旗 篠塚辰樹 vs. 日本の旗 冨澤大智 ×
3R終了 判定3-0
第4試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 弥益ドミネーター聡志 vs. 日本の旗 新居すぐる
2R 1:03 KO(右ストレート)
第5試合 MMA特別ルール 70.0kg契約ワンマッチ 5分2R
日本の旗 久保優太 vs. 日本の旗 安保瑠輝也 ×
1R 4:28 リアネイキッドチョーク
第6試合 MMAルール 57.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 新井丈 vs. 日本の旗 ヒロヤ
2R 2:53 TKO(スタンドパンチ)
第7試合 MMAルール 77.0kg契約ワンマッチ 5分3R
ブラジルの旗 イゴール・タナベ vs. 日本の旗 安西信昌 ×
1R 1:32 リアネイキッドチョーク
第8試合 MMA特別ルール 65.0kg契約ワンマッチ 5分2R
× 日本の旗 三浦孝太 vs. 日本の旗 皇治
2R 0:59 TKO(サッカーボールキック
第9試合 MMAルール 61.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 太田忍 vs. 日本の旗 芦澤竜誠 ×
1R 2:21 KO(グラウンドパンチ)
第10試合 MMAルール 61.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 元谷友貴 vs. アメリカ合衆国の旗 ヴィンス・モラレス
3R終了 判定0-3
第11試合 MMAルール 57.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 扇久保博正 vs. アメリカ合衆国の旗 ジョン・ドッドソン ×
3R終了 判定3-0
第12試合 MMAルール 120.0kg契約ワンマッチ 5分3R
× 日本の旗 スダリオ剛 vs. 日本の旗 上田幹雄
2R 0:55 TKO(グラウンドパンチ)
第13試合 MMAルール 49.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 伊澤星花 vs. 日本の旗 山本美憂 ×
2R 0:37 リアネイキッドチョーク
第14試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
日本の旗 平本蓮 vs. 日本の旗 YA-MAN ×
3R終了 判定3-0
第15試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
ブラジルの旗 クレベル・コイケ vs. 日本の旗 斎藤裕 ×
3R 1:22 ダースチョーク
第16試合 MMAルール 68.0kg契約 5分3R
RIZINバンタム級タイトルマッチ
× アメリカ合衆国の旗 フアン・アーチュレッタ vs. 日本の旗 朝倉海
2R 3:20 TKO(グラウンドパンチ)
※朝倉が王座獲得に成功。第6代バンタム級王者となった。試合はアーチュレッタが前日計量で契約体重を2.8kgオーバーしたため王座剥奪の上で61.0kgから変更し、アーチュレッタが試合開始1時間前の計量で68.0kgをクリアしたため試合成立。朝倉が勝った場合のみ公式記録として裁定され、アーチュレッタにレッドカードによる減点(50%減)のペナルティが与えられた状態で行われた。
第17試合 MMAルール 57.0kg契約 5分3R
RIZINフライ級タイトルマッチ(初代フライ級王座決定戦)
日本の旗 堀口恭司 vs. 日本の旗 神龍誠 ×
2R 3:45 リアネイキッドチョーク
※堀口が王座獲得に成功。初代フライ級王者となりRIZIN初の2階級制覇達成。

カード変更[編集]

カード変更は以下の通り。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 本来はRIZIN.42で対戦予定だったが、山本の右膝前十字靭帯断裂で延期となっていた。
  2. ^ オープンフィンガーグローブマッチとして実施。

出典[編集]

外部リンク[編集]