那須川天心

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那須川 天心
基本情報
本名 那須川 天心
通称 神童
キックボクシング史上最高の天才
階級 バンタム級RISE
スーパーバンタム級ムエタイ
フライ級総合格闘技
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1998-08-18) 1998年8月18日(19歳)
出身地 千葉県
身長 162cm
体重 55kg
スタイル フルコンタクト空手
キックボクシング
プロキックボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 24
KO勝ち 19
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
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那須川 天心(なすかわ てんしん、1998年8月18日 - )は、日本キックボクサー総合格闘家千葉県出身。TARGET/Cygames所属。現ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者。現RISEバンタム級王者。

天才的なセンスとテクニックにより、アマチュア時代から『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド』と評され、プロ転向後もほぼ全ての試合でダウンを奪うなどの軽量級離れしたKO率の高さを誇る。16歳でRISEとBLADE王座、17歳でISKA世界王座を獲得、18歳でムエタイ二大殿堂ルンピニー・スタジアム現役王者に1ラウンドKO勝ちした実績を持ち、『神童』『キックボクシング史上最高の天才』と称される[1]

人物・エピソード[編集]

名前の天心は「天に心を持つ、相手に感謝の気持ちを持って生きてほしい」との意味を込めて父・弘幸により名付けられた[2]

那須川といえば、そのスピードとキレのある攻撃に目が行きがちだが、相手の攻撃を貰わないディフェンス能力にも特筆すべきものがあり、「相手の拳を見る人が多いけど、攻撃するときには肩がちょっと動く」と相手の肩の動きで次に来る動きを予測していると語っている[3]

対戦相手の研究をすることはほぼ無く、2,3回相手の動きを確認する程度で、「どんなに研究したとしても、試合でその通りに攻めてくるとは限らないので。リング上で対峙してみて、初めて分かることも多いですし。だから、過去の映像を見て研究する時間があったら、今の自分に足りないものを補う練習をしたほうがいいです」と語っている[4]

スパーリングはほとんど行わず、頭の中で相手の動きをイメージしながら行うシャドーが基本[4]

得意技について「得意技は全部、強いて言うなら左ストレートには拘りがある」と答えている[5]

プロ2戦目では対戦相手に三日月蹴りを蹴られると、「やり返してやろう」とそれまで一度も練習したことがなかった三日月蹴りを蹴ってダウンを奪ってKO勝ちしている[6]

高校進学時に「少しでも格闘技に専念できる環境を作りたくて」との思いから、トレーニングの時間を多く取れるようにするため、授業が午前中だけの4年制の高校を選んでいる[7]

アムナット・ルエンロン戦では、自身の好きな漫画『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』を見せた[8]。刃牙の原作者板垣恵介はたびたび那須川の試合をリングサイドで観戦しており、2016年3月には那須川と刃牙のコラボTシャツも販売されている。RISEのバンタム級王座を獲得したプロ6戦目の試合では『はじめの一歩』の登場人物である板垣学の動きを真似た足捌きを披露した[5]

「(敵地となる)海外でも試合して世界進出したい」意向や[9][10]ムエタイの二大殿堂スタジアムであるラジャダムナン・スタジアムルンピニー・スタジアムの王座獲得に意欲を持っており、「ラジャとルンピニーの王座への挑戦は日本国内開催なら絶対にやりたくない。敵地タイのスタジアムに乗り込んでやりたい」[11]とコメントしている。

本田圭佑を憧れの人物に挙げており[7]、「サッカーの本田圭佑選手のゴーイング・マイ・ウェイで自分の信念を持って先のことを考えて生きてることに惹かれているので話をしてみたい」「でも本田選手のようになりたいとは思わない。本田選手より凄い選手になると決めている。やがてムエタイにも挑戦したい。最強を目指して格闘技界を引っ張っていける選手を目指します」と語っている[12]

「幽霊は大の苦手」「ヤンキーとか怖いんで目を合わせない」と怖がりな一面もあり、「喧嘩はやったことないし人を殴ることは好きじゃないし殴られるのも嫌い」とし、あくまでスポーツとして格闘技が好きとのこと[13]

元々身体が硬かったが、ストレッチ・柔軟体操を練習前と練習後と就寝前にそれぞれ30分〜1時間かけて行うようになったことで柔らかくなり、フィジカル・トレーニングも重視するようになると、腕立て伏せから飛び跳ねて、胸と背中で交互に両手をタッチしたりするなどのアクロバティックな動きができるようになった[14][15]。主戦場とするRISEを含めて首相撲を規制または禁止するキックボクシング団体が増えているなか、那須川は体幹を鍛える目的もあって首相撲のトレーニングを取り入れている[16]

2016年9月25日に自身のTwitterで右手の親指、人差し指、小指を立てて、左拳にくっつけて『KO』の形のポーズを披露し、以後も撮影でこのポーズを頻繁に行い、ファンの間では『KOポーズ』または『天心ポーズ』と呼ばれ浸透している[17]

黄金世代[編集]

アマチュア時代に競い合った、1998〜1999年生まれの那須川の世代は、後にプロ格闘技界で活躍することになる逸材を多数輩出した『黄金世代』とされており、那須川はその中でも突出した実力を誇り『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド』と評価を得ていた[18]。 那須川にとって黄金世代の選手達は、これからの格闘技界を担っていく仲間という意識が強く、「いつかテレビで競演できたらいい」としており、現在も互いを応援し合っている[5]。アマチュア時代の一時期に同門だった平本蓮はプロ転向後はK-1・Krushを主戦場としているため、交流がない団体同士の所属となってしまったが、現在でもセコンドに就いたり一緒に練習しており、お互いを「永遠のライバルで親友」と認め合っている。極真空手時代のライバルである南原健太とは那須川が史上最年少でRISE王座を獲得し、南原が史上最年少での極真世界大会出場を懸けた全日本ウェイト制空手道選手権2015の前に、エールを送り合っており、極真時代は体重が南原の60kgに対して那須川は30kgと倍以上の体重差があったため、那須川は「正面で打ち合っても勝てないのでスピードと返しのテクニックを学んだ。今のスタイルがあるのは健太のお陰」と語っている[19]WPMFムエタイ女子世界ピン級王者・伊藤紗弥は対談時に、「天心のことは今でもライバル。天心より先に世界王座を取ると意識して競い合ってきた」と語っている。史上最多アマチュアボクシング高校女子タイトル5冠制覇中の並木月海は極真時代のライバルで幼馴染でもあり、現在も家族ぐるみで付き合いがある[20]。1歳年下で日本人史上初めてアマチュアボクシング世界ユース選手権で優勝を果たした堤駿斗は空手家時代から那須川と家族ぐるみで交流しており、堤のキックボクサー時代はTEAM TEPPEN所属だった。堤は那須川のことを「ずっと天心の背中を追いかけて頑張ってきた」「天心はプロボクサーとしても充分に活躍できる実力。いつも『当たり前』と考えているレベルが高い次元にある」と評している。堤の父親は「駿斗は『那須川天心の友人』といった脇役ポジションだったがユース世界選手権優勝でようやくそこから自立できた」としているが、堤本人は「まだ全然、天心の方が上。いつか並べるか超せたらいいなと思ってます」と語っている[21][2]

TEAM TEPPENと父[編集]

2011年に那須川が通ったいた中学校の近くにあった小さなボクシングジムにてそのジムの練習生だった岡本祐爾と練習を始め、父・弘幸や他の練習仲間も加わり人数が増えたことで、松戸市の小金原体育館を週に1回借りて練習を行うTEAM TEPPENを結成した。キック転向後に所属していたジムが閉鎖してしまったため、中学2〜3年時は週に1〜2回の出稽古をする以外はTEAM TEPPENと自宅で那須川のトレーナーも務める父親とマンツーマンで練習していた。所属ジムが無い頃に出稽古で面倒を見てもらった伊藤隆が主宰するジム・TARGETに中学校卒業と同時に所属し、同じく伊藤が代表を務めるキックボクシング団体RISEを主戦場とした。その後も毎週土曜日はTEAM TEPPENで練習を行い、子供や女性への指導もした後にTARGETの練習に参加していた[6]。TEAM TEPPENの練習は体育館で週に一度しかないため限界を感じた弘幸は、2016年11月に内装業を営む自身で内装工事を手掛けたジム『TEPPEN GYM』を千葉県松戸市小金原にオープンした[22](2018年1月に新松戸へ移転)。チーフトレーナーを務める弘幸は格闘技経験はあるものの本格的な経験はなく、ボクシングトレーナーの岡本もトレーナー経験は無い練習生であり、全てを一から独学で学んで結成したチームである。

ボクシングからの評価と勧誘[編集]

WBC世界スーパーバンタム級名誉王者西岡利晃は2011年1月15日の自身のブログにて当時まだ小学生だった那須川を「未来のチャンピオン」と紹介し、ボクシング転向と帝拳ジム入門の勧誘をしている[23]

WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司は「那須川君には注目している。パンチの技術もパワーもすごい。ボクシングをやったとしても世界チャンピオンに絶対なれる。それぐらいのパンチがある」と絶賛している[24]

西岡利晃、三浦隆司ら4人のプロボクシング世界王者を育てた帝拳ジムの名匠トレーナー・葛西裕一は「天心の素質は西岡よりも上。ボクシング界でもそうはいない。ボクシングでも短い戦績ですぐ世界王座を取る才能がある」と絶賛している[25][出典無効]

日本人歴代2位の世界王座12連続防衛中だったWBC世界バンタム級王者山中慎介は「天心くんは左ストレートも凄いけど、アッパーも上手い。元IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロンをKOしたボディへのアッパーフックをよく打ってるのを見るけど、あれは僕でも打てない。あのパンチはボクシングルールでもサウスポーの選手が打つと絶対に有効なので、あのパンチを僕にちょうだい(笑)、僕のカールソン戦は内容が悪かったけど、あのアッパーがあれば展開が変わったので欲しい。僕も打てるように練習します」「葛西トレーナーも言ってましたが、ボクシングでもすぐに世界王者になれるセンスがあるのでボクシングでも是非とも見たい。ハンドスピード、パンチ力、当て勘、気持ちの強さ、若さ、勢い、全てを18歳で持ち合わせていてエグい」と絶賛している[26]

元WBC・WBA世界ミニマム級王者で大橋ボクシングジム会長の大橋秀行も那須川のボクシングの才能を認める一人で、「那須川選手は強いですね。ボクシングをやっても世界王者になれますね。これまで3戦目での世界王者というのが最速記録なんですが、それを破れるとしたら那須川選手がボクシングをやった時じゃないですかね」と評価している[27]

実際に那須川は中学生時代にボクシングのトレーニングで通っていた帝拳ジムから契約金を提示されてボクシング転向をオファーされたことがあるが、日本ボクシングコミッションは他のプロ格闘技選手に掛け持ちでのライセンス発行を認めていないため、キックボクシングと並行して日本国内でプロボクシングの試合に出場する事は不可能な事もあり、「僕はキックに憧れてキックを始めた。ボクシングをやらないのと言われた事もありますが、そっちに行ったら逃げだと思った。だからキック以外をやりたいとは思わなかった」とキックボクシングへの愛着を貫いた[2]。しかし、プロキックボクサーになった後もプロボクシング転向の勧誘に加え、アマチュアボクシングで東京五輪を目指すオファーもされている[28]

上述のように競技の枠を超えて世界的な大手プロモーターや団体からのオファーが相次いでいるが、本人は一貫してキックボクシングへの愛着を第一にしている。RIZINで総合格闘技ルール初挑戦した事についても「RIZINでの僕の試合をテレビで見て知った人達は自分の事をMMAファイターだと思っているので、『キックの方がやっぱり凄いな』って思わせたいですね」[29]と語る。そのうえで将来的な他競技転向について「僕の夢は20歳までにキック界をまとめること。それができたら、ボクシングの方も声がかかっているし、いろいろ選べる状況で楽しみです」[8]「今は一番やりたいのはキックボクシングをメジャーにすることなんですけど、いろんなところから声がかかっているんで、若いんでいろんな道があるんですけど、MMAも考えてますし、キックも、ボクシングも考えていますし、この先の格闘技界がどうなっていくかわからないので、それ次第でその道に進みたいなと思っています」[30]とキックを第一にしながらも含みを持たせている。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

5歳から極真空手松井派[注釈 1]を習い始める。

2008年10月、全日本青少年大会小学4年生男子決勝戦にて、後に2015年・第11回オープントーナメント全世界空手道選手権大会に特例となる史上最年少の17歳で出場し若獅子賞を受賞する南原健太と対戦。無差別級トーナメントであったため身長151cm体重53kgの南原に対して那須川は134cm30kgと圧倒的不利な体格差であったが、延長戦の末に勝利して優勝。

2009年、小学校5年生にして極真空手ジュニア世界大会で優勝。

小学校6年生の時にテレビでK-1を見て憧れたのを機に本格的にキックボクシングへ転向。

2010年3月14日、WINDY Super Fight Vol.2にて大田原虎仁と対戦。当時の那須川はまだキックに転向して間もない頃で、大田原にも一度負けていたが、3-0の判定勝ちでリベンジ成功。当時のアマチュアキック界で猛威を振るっていた大田原兄弟の弟に勝利したことで注目を浴びる。

6月13日、WINDY Super Fight Vol.3にて当時のジュニアでは異例となる肘打ちを解禁したルールにて初の国際戦でオンリー・イサーンロンブに0-2の僅差判定負け[31]

8月1日、ムエロークジュニア35kg級トーナメント決勝戦で後のWPMFムエタイ女子世界ピン級王者・伊藤紗弥と対戦。肘打ちが禁止なこと以外はプロテクターも着けないプロと同じルールであったが3-0の判定勝ちで優勝。キック転向後、初のタイトル獲得となった。

10月2日、新☆四角いジャングルにて当時は同門だった平本蓮と対戦。 平本の体格が大きくなり、両者に体重差が生じ始めたため、対戦の機会がなくなるということもあって組まれたこの試合はハイレベルな名勝負となった末に判定負け。

11月14日、M-1FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ NAI KANOMTOM vol.4にて安保璃紅と対戦。那須川がジュニア時代に唯一名指しで対戦希望した極真世界ジュニア王者対決となり、3-0の判定勝ち。

2011年2月20日、ムエロークにて伊藤紗弥と再戦し、3-0の判定勝ち。

2012年4月15日、第1回藤原敏男杯 2012全国大会にて50kg級で優勝[32]

6月3日、『ビッグバン〜統一への道〜 其の九』のオープニングファイトにて50kg契約2分3ラウンドで西京春馬と対戦。両者ともに中学生離れしたハイレベルな打ち合いの末に3-0の判定勝ち。那須川はアマチュア時代の最も印象的な試合にこの試合を挙げている。

2013年2月24日、『ビッグバン〜統一への道〜 其の十二』にて秋元皓貴とエキシビジョンマッチを行った。

2月22日、シュートボクシング後楽園ホール大会にてGirls S-cup 2012世界王者RENAのプライベートレッスンが受けられるチケットに抽選で当選。まだプロデビュー前の中学2年生だったが雑誌の企画でRENAと対談した[33]

3月31日、藤原敏男杯 2013全国大会にて55kg級で優勝し、前年の50kg級に続く連覇を達成[34]

4月29日、第24回全日本新空手道選手権大会「G-1 GRAND PRIX2013」にてG-3グランプリ60kg以下級で優勝[35]。この試合で高校受験に専念するため、しばらく格闘技を休止する。

2014年2月11日、大田区総合体育館で開催されたNo Kick, No Life 2014にて新日本キックライト級王者・石井達也とエキシビジョンマッチを行った。

アマチュアキックボクシング戦績は105戦99勝5敗1分37KO。KAMINARIMON、Bigbang 、全世界アマチュアムエタイ選手権、ムエローク、M-1ムエタイチャレンジMAキック、藤原敏男杯など数々のアマチュア全国大会・世界大会のタイトルを総ナメにして獲得し、『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド最強』と称された。

プロデビューから16歳でRISE王座戴冠[編集]

格闘技の練習に集中できるよう、学校の授業が午前中のみで終わる4年制の高校に進学。

2014年3月の中学校卒業と同時に出稽古で世話になっていた伊藤隆主宰のジム・TARGETに所属。同じく伊藤隆が主催するキックボクシング団体RISEを主戦場とする。

2014年7月12日、大田区総合体育館にてRISEの開催100回目の記念大会となったRISE 100 〜BLADE 0〜の本戦第1試合で、いきなりRISEバンタム級7位の現役ランカー有松朝と対戦という破格のプロデビュー戦を行い、1ラウンド58秒でKO勝ち。

11月16日、RISE 102にてプロ3戦目でRISEバンタム級5位の九島亮と対戦。試合10日前の練習中に右足の靭帯を2本損傷する重傷を負いながらも強行出場したため動きが鈍く、KO勝ちを逃したものの判定勝ち[36]

12月29日、BLADE旗揚げ戦となるBLADE.1に参戦。一度はBigbangスーパーバンタム級王者・出貝泰佑との対戦が発表されたが出貝陣営内の意思の疎通不足から出貝は欠場となり[37]、代わりにキム・ジンミンと対戦し、圧倒して1RKO勝ち。

2015年3月21日、RISE 104にて元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・藤本昌大と対戦し、一方的に打ちのめして1RKO勝ち。試合後のマイクパフォーマンスで「次はタイトルマッチどうですか?村越選手、やりましょう」とRISEバンタム級王座挑戦をアピールした[38]

5月31日、RISE 105にて、9連勝中のRISEバンタム級王者・村越優汰に挑戦。1ラウンドにボクシング漫画『はじめの一歩』の登場人物・板垣学の動きを真似た足捌きを披露し[5]、さらに会場に町田光が来場していたのを見かけたため、その場の閃きで町田の必殺技である居合いパンチの構えまで披露する余裕の試合運びを展開し、1ラウンド終盤にダウンを奪うと2ラウンドに3度ダウンを奪ってKO勝ち。RISE史上最年少記録となる16歳、プロ6戦目での王座獲得に成功した。試合後は涙を流しながら両親と仲間、ファンへの感謝を語り、「強いチャンピオンたちがいると思うんで、他のチャンピオンたちをみんなぶっ倒します」と宣言した[39]

全試合KO勝ちでBLADEトーナメント優勝[編集]

6月8日に行われたBLADE.2の55kg級トーナメント参戦発表会見にて、「RISEでチャンピオンになり、ベルトと共に責任も受け取ったので、しっかりトーナメントで優勝してRISEに戻りたい」と意気込みを語り、さらにまだトーナメント出場が決まっていない選手も含めて対戦を希望する相手は?という質問に対して、「個人的にK-1王者の武尊選手と戦いたいです」とコメント。那須川が主戦場とするRISE・BLADEと、武尊が主戦場とするK-1・Krushは対立・絶縁状態にあり、両団体間の選手が対戦を希望することはタブーとされてきたが武尊との対戦を熱望した[40]

那須川が所属するTARGETとRISE代表の伊藤隆は「天心は打撃系格闘技のジャンル自体を背負える存在。うちは元々ニュートラルな立場なので天心をK-1にも出す。K-1が独占契約ではなく単発か複数契約であれば天心をK-1に出すのは全く問題ない」とコメントし、那須川vs武尊を実現させるために交渉することを明言した[5]

2015年8月1日、BLADE.2にてBLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015に参戦。RISE、REBELS、WPMF、UKF、DEEP☆KICK、シュートボクシングの王者が一堂に会したトーナメントにおいて最年少かつ最小の体格ながら、「天心が絶対的な優勝候補。1対7の天心包囲網」と評されるほどの大本命と目されていた。1回戦でDEEP☆KICK 55kg級王者・鈴木真彦を一方的に打ちのめして1ラウンドKO勝ち。準決勝でREBELS NEW RAIDERSトーナメント-55kg級王者小笠原裕典と対戦。身長178cmの小笠原とは16cmの身長差があったが、ガードを下げてあえて隙を見せて小笠原が前に出てきたところにカウンターの左フック一撃で3ラウンド失神KO勝ち。決勝ではシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹と対戦し、開始数十秒後に左ハイキックでダウンを奪うと、さらに三日月蹴りとパンチの連打で1ラウンドKO勝ちをして、全試合KO勝ちの圧倒的な強さで優勝した。

11月8日、RISE 108でノンタイトル戦を行った。当初の予定では那須川の希望通り[12]4ヶ月前に武尊が判定勝ちしたハキム・ハメッシュとの対戦が決定し、ハメッシュが所属するチームのネーサー代表からも他団体との契約が残っていない事を確認した上で対戦が一度は発表されたが、その後K-1実行委員会からハメッシュがK-1と1年の独占契約をしていると指摘を受け、ネーサー代表がその独占契約を見落としたまま那須川との対戦に合意したことが発覚したため、ハメッシュは欠場[41]。代わりに2013年1月に当時のKrush -55kg級王者・瀧谷渉太に圧勝したマイク・アラモスと対戦し、ムエタイの強豪との対戦に試合前は警戒心を抱いていた那須川だったが開始早々に左ストレートでダウンを奪うと、最後はボディへの膝蹴りで1ラウンドKO勝ち。

試合後のマイクアピールで、翌月に旗揚げするRIZINがMMAルールだけでなくキックボクシングなどの立ち技ルールの試合も組む意向を表明していたこともあって、「年末にもう一勝負したいんですが、RIZINに是非とも僕を出してもらえませんでしょうか?RIZINの笹原さんが来ているので是非出してください」と、リングサイドで観戦していたRIZINのスタッフである笹原圭一にRIZIN参戦をアピールした。大会後の会見ではRIZIN参戦について「MMAルールには準備期間が半年ぐらいあれば挑戦もしたいですけど、MMA転向は考えてないです」とキックルールでの参戦を希望し、「とにかく強い相手とやりたいです。K-1のほう(=武尊)もやってくれなそうなので、別にこっちから言わなくてもいいかな。いつまで言っても僕が下だと思われちゃうんで、これ以上言っても反応して来ないなら言わなくてもいいかなと」と武尊戦の見通しが立たない現状についてコメントした[42]

17歳でISKA世界王座獲得[編集]

2016年1月31日、RISE 109にてマノリス・カリシスと対戦。試合開始早々に格闘技漫画『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』を披露すると、三日月蹴りを効かせ、左レバーブローでダウンを奪う、さらに膝蹴りからパンチの連打で2度目のダウンを奪うも、そこから粘るカリシスを攻めあぐね、最後まで倒しきれず3-0の判定勝ち。試合後に試合には勝ったもののKO出来なかったことに対して、「僕らしくない試合をしてしまいました。すいませんでした。今日の試合で自分がまだまだだと改めて実感しました」と反省の弁を述べた[8]

3月12日、NO KICK NO LIFE 2016にてプロ転向後は初となる首相撲有りルールで宮元啓介と対戦。1ラウンドに首相撲にも対応してみせると、2ラウンド開始早々に左ストレートをヒットさせ怒涛の連打で追い込み、最後は飛び膝蹴りでKO勝ち[43]

3月26日、RISE 110にてISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦でフレッド・コルデイロと対戦。2階級上の60kg級でも試合をするなど体格とパワーで上回るコルデイロを1ラウンドから圧倒し、2ラウンドにはカウンターの膝蹴りでダウンを奪う。しかし、このラウンド中に左拳を負傷して強い左パンチが打てなくなり、さらに4ラウンドにバッティングを右目に浴びて物が二重に見えるダブルビジョンになってしまう、それでも最後まで攻め続け、3-0の判定勝ちを収め、プロ13戦目の17歳にして世界王座を獲得した。試合後に頭痛を訴え、吐き気と寒気も伴ったため、救急車で病院に搬送されたが、精密検査の結果、頭部へのダメージは一時的なもので、吐き気と寒気は風邪による体調不良のためと判明し、眼と左拳にも異常は無かった[44]

5月29日、RISE 111にてタリック・トッツと56kg契約で対戦。1Rに左フックでダウンを奪うと、2Rに交錯した直後に振り向き様の左ハイキックでダウンを追加し、最後は三日月蹴りでKO勝ち[45]

8月7日、世界最大のキックボクシング団体である中国のKunlun FightREBELSと共催した初の日本大会KUNLUN FIGHT 49×REBELS.45に参戦。Kunlun Fight代表トニー・チェンは「中国で天心選手はスーパースター。練習動画が話題となっていて、“天才ファイター”として有名です」と那須川のことを試合前から高く評価していた。那須川が「中国の55kgで一番強い選手と戦いたい」と希望して[46]、散打王者のリン・ビンと対戦。開始早々に三日月蹴りでダウンを奪うと、ボディへの膝蹴りで1RKO勝ち[47]

9月25日、RISE 113にてRISEバンタム級王座の初防衛戦で、挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきた前王者村越優汰と再戦し、2-0の判定勝ちで初防衛に成功。これまでのように圧倒的なパフォーマンスを見せることが出来なかった那須川は、チャンピオンベルトを受け取る最中に悔し涙を流した[48]

18歳で肘打ち有りルール初挑戦でムエタイ最高権威のルンピニー王者にKO勝ち[編集]

12月5日、東京ドームシティホールで開催されたKNOCK OUTの旗揚げ戦にて、プロキャリアで初めて肘打ち有りのルールとなった試合で、ムエタイ最高権威の二大殿堂スタジアムの一つであるルンピニー・スタジアム現役スーパーフライ級王者ワンチャローン・PKセンチャイジムと55kg契約で対戦した。2階級下のスーパーフライ級王者であるワンチャローンとの契約体重に関して、那須川本人は「僕は55kg級でも小柄な方だしワンチャローン戦でもスーパーフライ級まで減量できるからやりたい」[11]とコメントしていたが、ムエタイでは強すぎて同階級に対戦相手が見つからなくなると階級が上の相手と試合を行うことがあり、ワンチャローンも階級を上げバンタム級相当の契約体重で試合を行っていたため、スーパーフライ級(52.1kg)の王者であるワンチャローンが那須川の主戦場であるスーパーバンタム級(55.3kg)に合わせる形となった。試合は開始早々から那須川がスピードで圧倒、パンチと膝蹴りで猛攻を仕掛け、肘やミドルキックもヒットさせると、ワンチャローンは手数を返せず防戦一方となる。そして少し間を置いたワンチャローンが不意に右フックを放ったところに、那須川はバックスピンキックを完璧なタイミングでカウンターで合わせ、顎にクリーンヒットさせる衝撃のKO勝ち(1ラウンド2分28秒)を収めた。試合後に那須川は表情を崩して目に涙を浮かべ、「この試合のために毎日一生懸命頑張ってきました。こうやって勝てたのも、応援してくれた皆さんや、一緒に練習してくれた皆、トレーナーの方々本当にありがとうございました。タイの現役チャンピオンを倒すことができました。相手がいたからこそ練習を頑張ることができました。一つだけ言わせてください。俺が日本の那須川天心だ!」とアピールした[49]。一夜明け会見では「今までやってきたことは間違ってなかったんだなと実感して、思わずリングの上で泣いてしまいました。バックスピンキックは空手時代から得意でしたけど、今回に向けて相当練習していました。父親のアドバイスで腹ではなく顔面を狙い、タイ人の慣れない攻撃で倒してやろうと、試合中に閃いて、当てることができました」と語った[50][51]

RIZINで異例の2連戦直訴による鮮烈な総合格闘技デビュー[編集]

12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催のRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUNDにて前年から希望していたRIZIN初参戦を果たし、総合格闘技の練習はまだ十数回しかしたことがない那須川であったが[3]総合格闘技(MMA)ルールのデビュー戦にてテコンドー欧州王者ニキータ・サプンと56.7kg契約で対戦した。那須川は出場発表記者会見で「RIZINさんにお話をいただいていたのでMMAに挑戦することになりました。無謀かと思う人もいると思いますが、僕はいい試合をする自信があるのでしっかりと練習してMMAに挑みたい。キックボクシングとMMAの二刀流で格闘技界を背負って、僕が活躍することで「格闘技といえば那須川天心」と言われる選手になって格闘技の未来を僕が変えたいです」と、MMAへの挑戦と今後はキックとMMAの二刀流で格闘技界を背負っていきたいとする意気込みを語った。なお、MMAの練習をTARGET以外のパラエストラ柏などで行いサポートを受けるため、所属先の表記がチーム天心に変更された[52][53]。アマチュアMMA大会準優勝の実績を持ち、プロでも寝技でのアームバーで一本勝ちするなどMMAの経験で上回るサプンに対して、那須川は臆することなく打撃で攻め込んでいき、寝技にもなってもためらうことなく上からパウンドを落としていくが、一瞬の隙を突かれて下からの腕ひしぎ十字固めを極められ、那須川も後に「負けんのかなって一瞬思った」と振り返るほどの危機的状況に陥るが、焦らずに教わったことを思い出して何とか抜け出すとパウンドの連打でKO勝ちを収めた。試合後のマイクを持った那須川は「このルールで初めて試合をして焦ってしまって極められそうになったんですけど、でもキックボクサーでも総合で勝てると証明できたと思います。すぐ終わったんで、31日、もう1試合、どうですか?皆さん見たくないですか?高田さん、もう1試合組んでください」と2日後の大晦日大会への参戦を突如直訴し、周囲を驚かせた。この想定外の直訴を受け高田延彦本部長は「天心選手、その心意気はまっすぐ受け止めました。しかし一回こちらで預からせていただきたい。まずはアームバーを極められた右腕のメディカルチェックさせてください」とした。大会後の会見で榊原信行RIZIN代表は「正直、天心の靭帯は伸びていますが、グランプリの途中の試合のダメージのようなもので、ドクターストップはかかっていません。今回、フライ級の試合がたくさんあるので、穴が開いた場合に備えるバックアッパーとして、海外勢のセコンド等でフライ級の選手も来日していますので、その中から選んでもいいですし、日本人を含めて選びます」と試合を組む事を約束した[54]。那須川は、腕ひしぎ十字固めを抜け出したあとも、自分の有利なスタンドの展開に戻すことなく、そのまま寝技でパウンドで仕留めにかかった事について、「セコンドは「立たせろ、立たせろ」と言ってたんですけど、一旦極められそうになったのにこっちが逃げたらダメだと思った」「あの場面で相手に立ってこいと促すのはカッコ悪いと考えてしまったんです。あそこで立って勝負したら男じゃねえなって。ふり返れば、絶対にスタンドのほうがいいと思いますけどね」と振り返り、突然の2連戦直訴については「2連戦なんて誰もやったことがないじゃないですか。やったら盛り上がるかなと」と語っている[3][55][56]

12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUNDに那須川自身の直訴により中1日で緊急参戦し、カウイカ・オリージョと対戦、2日前に腕ひしぎ十字固めを極められ靭帯が伸びた右腕にはテーピングを施して臨み、打撃で終始圧倒すると最後はタックルをがぶってから絞め技のニンジャチョークで一本勝ち。那須川は試合後の会見で、総合格闘技転身に関して、反対意見があったことに対して「そこはあんま考えないようにしてたんですけど、反対意見の人は今日や昨日の試合を見ればわかってもらえると思います。ボクの名前が上がればキックの名前も上がるだろうし、RIZINの名前も上がるし。ボクは挑戦していくだけなんで、誰がなんと言おうと自分の決めた道を歩むだけです」と語り、右腕の怪我については「正直右腕もあまり動かず、それが本当に不安で試合にも影響出るかなと思ったんですけど、結果オーライかなって」とコメントした[57]。榊原代表は「試合で最も印象に残ったのはやはり天心です。2試合をやってのけるという発想が凄い。例えば(29日に試合を行った)矢地祐介も2試合やればよかったと言っていましたが、そもそもその発想がなかった。天心にはその貪欲さがあったんです。こちらも驚きましたし、それを平然とやってのけたことに驚かされました。グランプリに出場した選手も29日と31日に試合をしていますが、最初から2日ある心構えで臨む選手とワンマッチに臨む選手は気持ちの作り方が違います。一昨日に戦って納得がいかないから“おかわり”と言ってしまうその貪欲さが好きですね。作品の出来としては天心の2連戦がMVPです」[58]「天心をこれからも育てたい。2年後にUFCに行くようなことになってもいい。僕らで縛るのは酷。まだ若いので、総合でもキックでもどんな絵が描ける。その後押しをしたい」と絶賛した[59]

プロボクシングとムエタイの2冠王をパンチでKO[編集]

2017年2月12日、大田区総合体育館でのKNOCK OUT vol.1にてアムナット・ルエンロンと56.5kg契約で対戦した。アムナットは、20歳の頃にムエタイでルンピニー・スタジアムフライ級王座獲得、その後、アマチュアボクシングで世界選手権銅メダル、プロボクシングでIBF世界フライ級王座を獲得しているムエタイとボクシングで実績を上げた選手で、ボクシングでは2014年に来日して井岡一翔に勝利もしている。2016年5月に36歳でIBF世界王座陥落後はアマチュアボクシングに復帰、オリンピック予選を経て[60]、2016年8月に開催されたリオデジャネイロオリンピックにライト級(60kg)で出場して2回戦まで勝ち進むも敗退すると、同年12月に十数年ぶりにムエタイに復帰、62kg契約で試合を行いロシア人選手を相手に勝利して、今回の試合を迎えていた[61]。那須川は試合前に「キックルールだから蹴りも使いますけど、つい昨年までボクシング世界王者で五輪にも出ていたトップボクサー相手にパンチで倒したい」とパンチでのKOを宣言して試合に臨み、1R開始早々にボディブローと強烈な左ストレートをクリーンヒットさせ、2Rはローキックを増やし、途中『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』の構えを見せて観客を沸かせるが、長いリーチと懐の深さを生かした老獪なテクニックを披露するアムナットに攻め手を欠く、3Rはパンチを主体に蹴りも使って攻め、4Rに前に出てパンチ勝負を仕掛けてきたアムナットにボディへの膝蹴り、三日月蹴りからラッシュを仕掛け、最後は左右のボディブローでKO勝ちを収めた。那須川は「試合前に言ってた通り、パンチで倒すことができてうれしいです。自信にもなりました。ワンツーが入るとは思っていなかったので、最初にいきなり当たったのは僕も驚きました。手足が長くて、なかなか距離に入らせてもらえなかった。アムナット選手のパンチはまともにはもらいませんでしたが、ガードの上からでも重かった。1Rはパンチだけで勝負することも考えていたんですが、いきなり向こうが蹴ってきたので僕も蹴りました(笑)」と振り返った[62][63]

4月16日、横浜アリーナでのRIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-にてMMAルールでフランシスコ・ギリオッティと対戦。開始早々打撃で圧倒し、左ストレートから左ハイ、さらにワンツーを決め1R67秒でKO勝利を収めた。

5月20日、後楽園ホールでのRISE 117にてISKA本部からの指名試合でISKAムエタイ欧州バンタム級王者ライアン・シェーハン(アイルランド)と対戦。左ボディストレート一撃で1ラウンドKOで勝利を収め、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座の初防衛に成功した。試合後のリング上で才賀紀左衛門から「俺は元々K-1にも出てたんで立ち技が得意なんでK-1ルールでもRISEルールでもRIZINのMMAルールでもいいんで俺と試合やろうよ」と対戦要求されると「やっちゃいます」と即答で対戦を受諾した[9]

2017年7月30日、 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-にて57kg契約で才賀紀左衛門と1ラウンドはキックボクシングルール(ボクシンググローブ着用)、2ラウンドは総合格闘技ルールのミックスルールで対戦。開始早々から那須川が攻勢をかけ、才賀のテンカオへ合わせたカウンターの左ストレート一撃で才賀は目を開けたまま失神し、1ラウンド秒殺KO勝ちを収めた。試合後リング上で「僕は昔から紀左衛門さんにお世話になっていて、今回試合をすることなって正直最初はやりづらいなと思っていたところはあるんですが、試合になれば殺るか殺られるかなので、僕はぶっ飛ばすつもりで練習を頑張ってきました。ここまでサポートしてくれた皆さん、本当にありがとうございます!皆さん、打撃も面白くないですか?RIZINをキックボクシングでもMMAでも本物のリングにできると思っています。これからも僕は本物を目指して強い相手と戦って、上を目指したいと思います。皆さん、これからも応援宜しくお願いいたします!!」とコメントした[64]。試合翌日には自身のブログにて才賀と14歳の時の那須川が一緒に撮った写真を掲載すると共に「紀左衛門さんは僕より先にMMAのルールにチャレンジしていて僕が初めてMMAに出る前も色々アドバイスをしてくれました。入場し、レフリーを挟んでルールを聞いている時、紀左衛門さんが『俺は打撃で勝負するからな』と僕の耳元で言いました。試合直前なのであまり意識はしませんでしたが本当に打撃で撃ち合いに来てくれました。本来ならば2ラウンドのMMAルールに持っていくために打ち合わずかわして凌ぐのが普通だと思います。ですが紀左衛門さんは違いました。正面から撃ち合いに来て正直びっくりしました。今まで闘った選手とは気迫が違い、自分でもやらなきゃやられると必然的に思いました。結果は勝つことが出来ましたが、あのまま続いたらどうなるのかはわかりませんでした。本当に尊敬出来るファイターだなと思いました。試合が終わって紀左衛門さんと話しました。『強いな天心、これからも一緒に格闘技を盛り上げような』と言ってくれました。 話を終えた後、涙が出てきました。紀左衛門さんと戦えて本当に良かったです。ありがとうございました。これからも格闘技をしっかり盛り上げます」と感謝を表した[65]

8月20日、KNOCKOUT vol.4にてK-1世界スーパーライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックに2度勝利するなどの実績を持つ元ルンピニースタジアム2階級制覇王者ウィサンレック・MEIBUKAIと対戦。カウンターの肘打ち狙い一辺倒で攻めてこないウィサンレックを攻めたて全ラウンド優勢に進め、2ラウンドにローブローを2発受けるも飛び膝蹴りで流血させ、3RドクターストップTKO勝ちを収めた[66]

10月15日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -秋の陣-にてアマチュアボクシング5冠王の藤田大和と総合格闘技ルールで対戦した。藤田はアマチュアボクシング時代にロンドン五輪ボクシング銅メダリスト清水聡に勝利するなどのボクシング実績に加え、総合格闘技転向後は寝技で関節技を極めた勝利を含むアマチュア総合格闘技で2戦2勝の戦績を残しており、幼少期には空手道場を主宰していた父親のもとで空手とキックボクシングをやっていた経験もあった。対戦発表会見にて藤田が「打撃で打ち合いたい」とコメントし、那須川も「ボクサー相手にパンチで打ち合ってやってもいいかなと思います」とパンチの打ち合いに応じる構えを見せていたが、試合が始まると藤田はすぐに蹴りを放ち、さらに開始20秒後に自らタックルして寝技に持ち込んだ。那須川はスタンドに戻し、ジャンピングフットスタンプを放つなど激しい展開の末に左ストレート一撃で藤田をダウンさせるが、キックボクシングルールの時の癖でダウン奪った後にガッツポーズして追撃が遅れたためKOの機会を逃すと、その後はキックボクシングを本業として総合格闘技の練習を普段は週に一度しかしていない那須川に対してボクシングを引退して総合格闘技に完全転向した藤田が寝技でやや優勢となるが、那須川もスイープで返するなど寝技への適応を見せる名勝負を繰り広げ、接戦の末に3-0の判定勝ちを収めた[67]

11月23日、RISE 121 〜RISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT 2017〜にてイグナシオ・カプロンチとRISEバンタム級王座2度目の防衛戦で対戦するはずだったが、カプロンチが前日計量で800g体重超過したためノンタイトル戦で実施され、2Rに三日月蹴りとボディへのパンチでダウンを奪うと、3Rに左ボディストレート、首筋への胴回し回転蹴り、ボディへの膝蹴りで3度ダウン奪ってKO勝ちを収めた[68]

12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUNDの「Cygames presents RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場し、準決勝でラウェイ王者浜本"キャット"雄大を2R飛び膝蹴りで下すと、決勝では藤田大和から1Rで3度のダウンを奪いTKO勝ちでトーナメント優勝を果たした[69]。圧勝で優勝した那須川は「キック=那須川と言われるようになりたいので、自分がやらなきゃいけないことをできたと思います、MMAも最高ですけどキックボクシングも最高ということが、今日の試合を見せられたかなと思う」とマイクで語った[70]

2018年2月12日、大田区総合体育館でのKNOCK OUT FIRST IMPACTにて、元ルンピニースタジアムスーパーバンタム級王者で現プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者のスアキム・シットソートーテーウと対戦した。スアキムは那須川と同じスーパーバンタム級(55.3kg)の選手だが、強すぎるために同じ階級では対戦相手が見つからないことから階級を上げて試合を行っており、1月9日には2階級上のスーパーフェザー級(58.9kg)の現役ルンピニースタジアム王者ナワポンに左ひじ打ちでKO勝利している那須川にとってキャリア最強の相手となった[71]

戦績[編集]

アマチュアキックボクシング[編集]

105戦99勝5敗1分37KO

プロキックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
24 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
24 19 5 0 0 0
0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
スアキム・シットソートーテーウ 5R終了 判定3-0 KNOCK OUT FIRST IMPACT 2018年2月12日
藤田大和 1R 1分27秒 TKO (3ダウン:膝蹴り) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 決勝】
2017年12月31日
浜本"キャット"雄大 2R 1分58秒 KO (飛び膝蹴り) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 準決勝】
2017年12月31日
イグナシオ・カプロンチ 3R 1分15秒 KO(膝蹴り) RISE 121 2017年11月23日
ウィサンレック・MEIBUKAI 3R 2分45秒 TKO(ドクターストップ) KNOCK OUT vol.4 2017年8月20日
ライアン・シェーハン 1R 1分12秒 KO (左ボディストレート) RISE 117
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級タイトルマッチ】

2017年5月20日

アムナット・ルエンロン 4R 2分39秒 KO(左ボディフック) KNOCK OUT vol.1 2017年2月12日
ワンチャローン・PK・センチャイムエタイジム 1R 2分23秒 TKO(左バックスピンキック) KNOCK OUT vol.0 2016年12月5日
村越優汰 5R終了 判定2-0 RISE 113
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2016年9月25日
リン・ビン 1R 1分10秒 KO(膝蹴り) KUNLUN FIGHT 49×REBELS.45 2016年8月7日
タリック・トッツ 2R 1分49秒 KO(三日月蹴り) RISE 111 2016年5月29日
フレッド・コルデイロ 5R 判定3-0 RISE 110
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦】
2016年3月26日
宮元啓介 2R 0分26秒 KO(左飛び膝蹴り) NO KICK NO LIFE 2016 2016年3月12日
マノリス・カリシス 3R終了 判定3-0 RISE 109 2016年1月31日
マイク・アラモス 1R 1分31秒 KO(膝蹴り) RISE 108 2015年11月8日
内藤大樹 1R 1分41秒 KO(左ストレート) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 決勝】
2015年8月1日
小笠原裕典 3R 0分44秒 KO(左フック) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 準決勝】
2015年8月1日
鈴木真彦 1R 1分46秒 KO(左フック) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 1回戦】
2015年8月1日
村越優汰 2R 1分31秒 TKO (パンチ連打) RISE 105
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2015年5月31日
藤本昌大 1R 2分06秒 KO (左フック)  RISE 104 2015年3月21日
キム・ジンミン 1R 1分40秒 KO (左膝蹴り) BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg 2014年12月29日
九島亮 3R終了 判定3-0 RISE 102 2014年11月16日
アレクサンドロ・ヒデオ 1R 2分42秒 KO (左膝蹴り) RISE 101 2014年9月28日
有松朝 1R 0分58秒 KO (左ハイキック) RISE 100〜BLADE 0〜 2014年7月12日

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
4 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
4 2 1 1 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
藤田大和 3R終了 判定3-0 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -秋の陣- 2017年10月15日
フランシスコ・ギリオッティ 1R 1:07 TKO(レフェリーストップ) RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA- 2017年4月16日
カウイカ・オリージョ 2R 0:37 一本勝ち (ニンジャチョーク) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND 2016年12月31日
ニキータ・サプン 1R 2:47 KO(パウンド) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND 2016年12月29日

ミックスルール[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
才賀紀左衛門 1R 1:36 KO (左ストレート) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣- 2017年7月30日

獲得タイトル[編集]

  • 極真空手(松井派)
    • 2009国際青少年空手道選手権大会10歳男子-40kgの部 優勝
    • 極真空手ジュニア世界大会2009 優勝
  • アマチュアキックボクシング
    • KAMINARIMON-35kg級王者
    • Bigbang 50kg級王者
    • Bigbang 60kg級王者
    • 全世界アマチュアムエタイ金メダル
    • ムエロークジュニアトーナメント 2010 優勝
    • M-1ムエタイチャレンジ40kg級王者
    • M-1ムエタイチャレンジ45kg級王者
    • M-1ムエタイチャレンジ50kg級王者
    • 初代MAキック Jr. 42kg級王者
    • 藤原敏男杯 2012 全国大会 50kg級 優勝
    • 藤原敏男杯 2013 全国大会 55kg級 優勝
    • その他多数
  • プロキックボクシング
    • 第6代RISEバンタム級王座
    • BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 優勝
    • ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座(2016年)
    • RIZIN KICK ワンナイトトーナメント2017 優勝

K-1王者・武尊との対戦への障害[編集]

那須川とK-1のスーパーバンタム級とフェザー級の2階級制覇王者・武尊との対戦は、ファンや専門家の間で頂上対決として期待されているスーパーファイトで、那須川は「格闘技界を盛り上げるために」試合実現を望み、対戦呼びかけやアピールをしている。

2015年6月8日、那須川が主戦場とするRISE、KNOCK OUTと武尊が主戦場とするK-1、Krushは対立・絶縁状態にあり、両団体間の選手の対戦を希望する発言自体がタブー視されていたが、BLADEの出場会見において那須川は、記者の質問に答える形で「個人的にK-1のチャンピオンの武尊選手と戦いたいです」と武尊への対戦希望を表明した[40]

これに対し、K-1側は雑誌上にて「K-1に参戦するのであればジムを通して交渉し、他団体には出場しない独占契約をしてもらう」とコメントした。それを受けて那須川が所属するTARGETとRISE代表の伊藤隆は「天心は打撃系格闘技のジャンル自体を背負える存在。うちは元々ニュートラルな立場なので天心をK-1にも出す。K-1が独占契約ではなく単発か複数契約であれば天心をK-1に出すのは全く問題ない」と独占契約でなければ那須川をK-1に出場させる用意があると返答した[5]

2015年8月1日、那須川がBLADEのトーナメントで全試合KO勝ちで優勝した後、「このトーナメントを制覇したんで、55kgは最強でいいですかね?あと一人やりたい選手がいるんですけど、K-1の武尊選手です。かかってこいよって感じですね。ここのリングで戦ってもいいなと思います。(武尊がK-1で優勝した時は全試合KOを逃したのに対して)僕は全試合KOしたんで、僕のほうが上じゃないかと思っています」「武尊選手と戦えるなら僕はいつでもどこでもやります。(武尊のホームである)K-1に乗り込んでもいいですし。でも僕は全部KOで倒したんで、こっちに来てくれって感じですね」とコメントし、自分が主戦場とするRISEかBLADEでの実現を希望しつつも敵地であるK-1への参戦も問題ないとした[72]

2015年8月5日、Krushの記者会見にて武尊は「人伝で聞いたんですけど、正直、僕がK-1の世界チャンピオンになった時から、世界中からK-1王者の武尊を倒したいという声がたくさん来ているんで、その中の一人としか見てないんですけど、K-1で試合が組まれるならいつでもやってやるし、僕が世界一強いと自負しているし必ず倒す自信があります」と、K-1で那須川との試合が組まれれば対戦するとコメントした。また、K-1運営兼Krushプロデューサーの宮田充は、今後那須川側と交渉する可能性について聞かれ、「僕はK-1では運営の立場ですけど、試合が決まってからが僕の仕事なので、決まっていないものについて申し上げることはないです。他の選手の試合と一緒で、契約があってからの発言だと思うので、申し上げることは今日は無いかなというところです」と語るに留まった[73]

この武尊の発言を受けて那須川は格闘技専門誌のインタビューで「武尊選手と戦えるなら僕がK-1に乗り込んで僕のRISE王座とBLADE王座を懸けてもいいし、勝者ファイトマネー総取りでもいいですよ。武尊戦を含めて試合1週間前にオファーが来ても僕はいつでもやります。武尊選手は超攻撃型で強い王者だと思うけど僕が得意な相手。武尊選手の穴は見えてるし、全く攻撃をくらわずに勝てる。僕がKOできずに判定までいったら僕の負けでもいいと思ってます。それぐらい自信があります」と改めて武尊と対戦できるならK-1に出場するとコメントした。また、那須川が所属するTARGETとRISE代表の伊藤も「K-1が独占契約でなく単発か複数契約ならすぐに天心をK-1に出して武尊戦を実現させる」と再び強調した[12]

しかし、これ以降、K-1・Krush運営陣及び武尊本人は那須川を含めた交流のない団体の選手に関してのコメントを控えるようになった。

現役時代はK-1で活躍し、引退後はKrush名古屋大会プロデューサーを務める佐藤嘉洋ゴング格闘技の自身のコラムにて那須川vs武尊戦について、「なるべく客観的に述べるつもりだが、K-1に少なからず肩入れした意見になる事はお許し願いたい」と前置きした上で「天心が武尊との対戦を熱望しているのに対し、武尊は別に天心にこだわってまで戦いたいは思っていない。それなら戦いたいと希望している側が譲歩するしかない。仮に天心がK-1と単発契約して武尊に勝った後、すぐRISEに復帰したら『K-1王者・武尊に勝った男』として宣伝されるからK-1側には不利益しかないので独占契約も受けなければならない。K-1は知名度・観客動員数ともに既にRISEを上回っているのでK-1側が譲歩する必要がない。しかし、夢の対戦を実現させるためには双方の歩み寄りも必要なので、天心が独占契約した場合は『他団体のトークショーへの参加』『K-1の年間スケジュールを加味した上で年1試合は他団体への試合出場を認める』など、両者の言い分をなるべく折り合わせてみてはどうだろう」と自身の見解を記載した[74]

2015年11月8日、RISE 108にて那須川は試合後のマイクで「年末にもう一勝負したいんですが、RIZINに是非とも僕を出してもらえませんでしょうか?RIZINの笹原圭一さんが来ているので是非出してください」とRIZIN参戦をアピールした。大会後の会見ではキックルールでのRIZIN参戦を希望し、「とにかく強い相手とやりたいです。K-1のほう(=武尊)もやってくれなそうなので、別にこっちから言わなくてもいいかな。いつまで言っても僕が下だと思われちゃうんで、これ以上言っても反応して来ないなら言わなくてもいいかなと」と武尊戦の見通しが立たない現状についてコメントした[75]

2015年11月21日、K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN〜THE CHAMPIONSHIP〜にて武尊がK-1 -55kg王座の防衛に成功し、試合後のマイクで「僕、大晦日めっちゃ暇なのでよろしくお願いします」とRIZIN参戦をアピールしてから、リングを降りて控え室に戻る花道の途中で、平本蓮の応援のため観客席にいた那須川が武尊に握手を求めて「大みそかで(戦いましょう)」と対戦を直訴した[76]。那須川は同日のTwitterで「武尊選手とグローブを合わせました。大晦日でやろうと。俺はその言葉を信じます」とツイートしている[77]

しかし、大会後の会見で武尊は「ファンだと思ったのでハイタッチしたんですが気付きませんでした。周りがうるさかったので何を言っているかは聞こえなかったです。でも、組まれればやります」と、ファンの一人だと思い那須川だと気付かなかったとコメントした[76]。大会翌日の一夜明け会見でも、希望する対戦相手について質問を受けるが「誰でもいい。強い相手の方がアドレナリンが出まくるので、思いっきりテンションの上がる相手とやりたい」と那須川の名前には一切触れずに語るに留め、K-1プロデューサーの前田憲作は「K-1に出たいなら、SNSや直接会場で選手に声をかけるというのでなく、ジムや団体の代表が直訴するのが普通。そこをしっかり間違えないでやってほしいです」とコメントした[78]

2015年12月8日、RIZINの記者会見にて武尊vsヤン・ミン戦が正式発表され、武尊の対戦相手の選考について、RIZINの榊原信行実行委員長は「武尊選手の対戦相手には那須川天心君も考えましたし、話もしました。RIZINの舞台でそういう思い切った団体の垣根を越えたカードが出来ないかと思いましたが、今回は時間もなくて整いませんでした」と試合の交渉はしたが時間の不足もあって実現までいたらなかったと話し、「今ファンが見たいカードを中立な立場のRIZINで実現させたい。またチャレンジしたい」と今後も交渉を継続することを約束した[79][80]

2016年1月19日、RISE 109を控えての公開練習にて那須川は「逃げてる奴には興味ない。武尊戦はもう別にいいですね、向こうがやりたいなら来いよって感じです。僕は本物の最強を目指すだけです」[10][81]とコメントした。

2016年の年末のRIZINでの対戦実現が期待されたが、那須川はRIZINに初出場するが、武尊は11月のK-1トーナメントで右拳を骨折して出場不可能となった。また、RIZINと協力関係を続けてきたK-1だったが、年末にRIZINとRIZIN協力団体が開催するファンEXPOにK-1の出展ブースが無くなり、K-1の大会でRIZINの宣伝チラシが配布されなくなるなど、公式発表は無いものの事実上の協力関係解消となっている。

2017年6月18日、K-1の大会にて、武尊vsパスハエフ戦の生中継解説を務めた魔裟斗が「あとはこうなったら、僕は那須川天心との試合が見たいなあ」と発言[82]し、タブーとされる那須川vs武尊について言及する。しかしK-1は魔裟斗のこの言及を認めず、大会2日後にK-1公式YouTubeチャンネルに武尊vsパスハエフ戦の動画を一旦はアップロードするが、削除して魔裟斗が那須川について言及した部分をカットした動画を再アップロードした[83]

2017年12月31日、RIZIN KICK ワンナイトトーナメントで優勝した那須川は、試合後のマイクで「みなさん誰と見たいですか?」と観客に問いかけると、多くの観客から「武尊」の声が上がった。それを受けて「この歓声の声が答えだと思いますので、来年中にやりましょう!ファンが望むカードをやるのが格闘家。僕は格闘家として生きていくと決めたので、ファンに求められる試合をします」と対戦を待ち望むファンのために試合を実現させたいとアピール、翌日の一夜明け会見でも、「別に向こう(K-1)のリングに上がってもいいかなと思いますけど……僕は“大人の事情”がすごく嫌なんです。こういうことをやっていたら格闘技界が盛り上がらない。そういうものを壊していけたらと思います」と格闘技界を盛り上げるためにK-1のリングに上がる意向を示した[84]。RIZINの榊原信行実行委員長も「場所はK-1さんがやりたいというならK-1で問題ありません。こちら側の準備は整っているので、あとはK-1さん次第」と那須川を送り出して、K-1のリングで武尊と対戦させることに問題はないとコメントした[70]

脚注[編集]

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注釈
  1. ^ 極真会館千葉北支部五香道場責任者である佐藤竜也の元で育てられる。
脚注
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  2. ^ a b c ゴング格闘技No.296
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
村越優汰
第4代RISEバンタム級王者

2015年5月31日 - 現在

次王者
N/A