那須川天心

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那須川 天の川
基本情報
本名 那須川 天の川
通称 金的
階級 バンタム級フェザー級RISE
スーパーバンタム級フェザー級ムエタイ
フライ級総合格闘技
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1998-08-18) 1998年8月18日(20歳)
出身地 千葉県
身長 165cm[1]
体重 55kg
スタイル 極真空手キックボ
プロキックボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 24
KO勝ち 19
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
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那須川 天心(なすかわ てんしん、1998年8月18日 - )は、日本キックボクサー総合格闘家千葉県出身。TARGET/Cygames所属。現RISE世界フェザー級王者。現ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者。

天才的なセンスとテクニックにより、アマチュア時代から『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド』と評され、プロ転向後もほぼ全ての試合でダウンを奪うなどの軽量級離れしたKO率の高さを誇る。16歳でRISEとBLADE王座、17歳でISKA世界王座を獲得、18歳でムエタイ二大殿堂ルンピニー・スタジアム現役王者に1ラウンドKO勝ち、19歳で2階級上のムエタイ王者に勝利した実績を持ち、キックボクシング史上最高の天才』と称される。

人物・エピソード[編集]

名前の天心は「天に心を持つ。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを忘れない人間になってほしい」との思いを込めて父・弘幸により名付けられた[2][3]

那須川といえば、そのスピードとキレのある攻撃に目が行きがちだが、相手の攻撃をもらわないディフェンス能力にも特筆すべきものがあり、「相手の拳を見る人が多いけど、攻撃するときには肩がちょっと動く」と相手の肩の動きで次に来る動きを予測していると語っている[4]

対戦相手の研究をすることはほぼ無く、2,3回相手の動きを確認する程度で、「どんなに研究したとしても、試合でその通りに攻めてくるとは限らないので。リング上で対峙してみて、初めて分かることも多いですし。だから、過去の映像を見て研究する時間があったら、今の自分に足りないものを補う練習をしたほうがいいです」と語っている[5]

スパーリングはほとんど行わず、頭の中で相手の動きをイメージしながら行うシャドーが基本[5]

プロデビュー当初は試合体重の55kgぐらいであればジョギングとサウナで直ぐに落とすことができたため、本格的な減量をしたことがなかった[6]。その後、肉体の成長により、減量が必要になってきたが、2016年まではただ闇雲に絶食してサウナで汗を流して減量し、計量後には胃の消化に悪い焼き肉を食べて体調を崩すなど、減量についての知識が素人同然であったが、2017年5月の試合からウォーターローディング(水抜き)をはじめとする専門的な減量を取り入れたことで減量が劇的に楽になった[7]。担当のフィジカルトレーナーも「天心の適性階級は51kgか52kg」と語っているが[8]、那須川は強豪選手との対戦を求めてあえて適正階級よりも上の階級で試合を行っている[9][10]

小学校のマラソン大会で6年間連続で1位だった。短距離走も1番で、学校を代表して陸上大会に出る話もあったが、空手で忙しく大会に出ることはなかった[11]

高校進学時に「少しでも格闘技に専念できる環境を作りたい」との考えから、トレーニングの時間を多く取れるようにするため、授業が三部制で4年制の千葉県立松戸南高等学校午前部を選んでいる[12]。プロスポーツをやるために松戸南高等学校を選択したケースは那須川が創立以来初めてで、事情がある生徒が多く那須川はクラスで浮いてしまい、一時期は普通高校が羨まく感じたこともあったが、キックボクシング以外のフィジカルトレーニングや出稽古にも通う十分なトレーニング時間が取れたので4年制高校を選んで本当に良かったと後悔はしておらず、学校をあげて応援をしてくれたことに活躍することで恩返しをしていきたいとしている[13]

入場曲には矢沢永吉の『止まらないHa〜Ha』を使用している。父親が矢沢永吉の大ファンで、那須川も入場曲に使いたかったが、「お前はまだこの曲を使う器じゃない」と止められていたため、父親から許可が降りるまで使用できなかった[14]

プロ2戦目では対戦相手に三日月蹴りを蹴られると、「やり返してやろう」とそれまで一度も練習したことがなかった三日月蹴りを蹴ってダウンを奪ってKO勝ちしている[15]

アムナット・ルエンロン戦では、自身の好きな漫画『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』のポーズを見せた(那須川はこのポーズをすると「実はとても疲れる」と述べている)[16][17]。刃牙の原作者板垣恵介はたびたび那須川の試合をリングサイドで観戦しており、2016年3月には那須川と刃牙のコラボTシャツも販売されている。RISEのバンタム級王座を獲得したプロ6戦目の試合では『はじめの一歩』の登場人物である板垣学の動きを真似た足捌きを披露した[18]

「(敵地となる)海外でも試合して世界進出したい」[19][20]と公言しており、ムエタイの二大殿堂スタジアムであるラジャダムナン・スタジアムルンピニー・スタジアムの王座獲得に意欲を持っており、「ラジャとルンピニーの王座への挑戦は日本国内開催なら絶対にやりたくない。敵地タイのスタジアムに乗り込んでやりたい」[21]とコメントしている。

本田圭佑を憧れの人物に挙げており[12]、「サッカーの本田圭佑選手のゴーイング・マイ・ウェイで自分の信念を持って先のことを考えて生きてることに惹かれているので話をしてみたい」「でも本田選手のようになりたいとは思わない。本田選手より凄い選手になると決めている。やがてムエタイにも挑戦したい。最強を目指して格闘技界を引っ張っていける選手を目指します」と語っている[22]

「格闘技界を変える」と常々言っている那須川だが、「ひとりで出来るとは全然思っていない。選手みんなで大会を盛り上げてこそ、実現できることだと思っている」と語っている[23]

ビビり屋を公言していて、お化け屋敷が大の苦手で、富士急ハイランドのお化け屋敷「絶凶・戦慄迷宮」に友達と入るも、最初のムービーを見る時点で怖くなり、すぐにリタイヤを宣言して外に出してもらっている。また、道を歩いていても、悪そうな人がいたらなるべく近くを通らないようにして、「ケンカはやったことがないし、人を殴ったりするのが好きじゃない」とし、あくまでもスポーツとしての格闘技が好きとしている[24]。格闘技でも、プロ用の小さくて薄いグローブを初めてはめた時に、「パンチが当たったら倒せる」ではなく、「パンチをもらったら効くだろうからヤバイ」と、パンチを当てたときのことを考えるよりも、パンチをもらったときのことをまず心配し[25]、KO勝ちをしても「これで倒れるなら、自分がもらったら効くんだな」[26]という思考をしている。ただし、「ビビり屋だからこそ人の弱点を把握して、克服しようと本気で練習する。殴り合うからといって、怖いもの知らずに向いているスポーツというわけではない」と格闘技においてはビビり屋でよかったと思うとしている[27]

父親の弘幸は中学時代にサッカーで全日本優勝を果たしているが、那須川は球技があまり得意ではない[28]

元々身体が硬かったが、ストレッチ・柔軟体操を練習前と練習後と就寝前にそれぞれ30分〜1時間かけて行うようになったことで柔らかくなり、プロになってからフィジカル・トレーニングに通い始めると、腕立て伏せから飛び跳ねて、胸と背中で交互に両手をタッチしたりするなどのアクロバティックな動きができるようになった[29][30]。主戦場とするRISEを含めて首相撲を制限または禁止するキックボクシング団体が増えているなか、那須川は、制限があるルールでも首相撲は崩しのテクニックとして使え、なおかつ体幹も強くなりバランスも良くなるとして、首相撲のトレーニングを取り入れている[31]

黄金世代[編集]

アマチュア時代に競い合った、1998〜1999年生まれの那須川の世代は、後にプロ格闘技界で活躍することになる逸材が多数輩出した『黄金世代』とされており、那須川はその中でも突出した実力を誇り『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド』と評価を得ていた[32]。 那須川にとって黄金世代の選手達は、これからの格闘技界を担っていく仲間という意識が強く、「いつかテレビで競演できたらいい」としており、現在も互いを応援し合っている[18]。アマチュア時代の一時期に同門だった平本蓮はプロ転向後はK-1・Krushを主戦場としているため、交流がない団体同士の所属となってしまったが、現在でもセコンドに就いたり一緒に練習しており、お互いを「永遠のライバルで親友」と認め合っている。極真空手時代のライバルである南原健太とは那須川が史上最年少でRISE王座を獲得し、南原が史上最年少での極真世界大会出場を懸けた全日本ウェイト制空手道選手権2015の前に、エールを送り合っており、極真時代は体重が南原の60kgに対して那須川は30kgと倍以上の体重差があったため、那須川は「正面で打ち合っても勝てないのでスピードと返しのテクニックを学んだ。今のスタイルがあるのは健太のお陰」と語っている[33]WPMFムエタイ女子世界ピン級王者・伊藤紗弥は対談時に、「天心のことは今でもライバル。天心より先に世界王座を取ると意識して競い合ってきた」と語っている。史上最多アマチュアボクシング高校女子タイトル5冠制覇中の並木月海は極真時代のライバルで幼馴染でもあり、現在も家族ぐるみで付き合いがある[34]。1歳年下で日本人史上初めてアマチュアボクシング世界ユース選手権で優勝を果たした堤駿斗は空手家時代から那須川と家族ぐるみで交流しており、堤のキックボクサー時代はTEAM TEPPEN所属だった。堤は那須川のことを「ずっと天心の背中を追いかけて頑張ってきた」「天心はプロボクサーとしても充分に活躍できる実力。いつも『当たり前』と考えているレベルが高い次元にある」と評している。堤の父親は「駿斗は『那須川天心の友人』といった脇役ポジションだったがユース世界選手権優勝でようやくそこから自立できた」としているが、堤本人は「まだ全然、天心の方が上。いつか並べるか超せたらいいなと思ってます」と語っている[35][3]

父とTEAM TEPPEN[編集]

那須川は、内装業を経営する父・弘幸が仕事をセーブしてほぼつきっきりで、大会で優勝してもいつもの動きが出来ていないと、帰宅後すぐ食事も取らずに何時間でも反復練習をやらされるなどの、「親子じゃなかったら出来ない」「普通はそこまでできない」と自他ともに認める厳しい練習漬けの日々で育てられた。那須川は「父親のプレッシャーは本当にすごかった。タイトルマッチや大舞台のプレッシャーですら、父親のプレッシャーに比べると大したことないと感じてしまう」と語っている[36]

空手からキックボクシング転向後は、ジムに所属せず、自宅で弘幸とマンツーマンの練習をしながらいくつかのジムへ出稽古に行っていたが、出稽古先のボクシングジムでアマチュアボクシング選手の岡本祐爾を紹介されると、岡本にボクシングのトレーナーを頼むようになり、近所の体育館を週に1回借りて弘幸と岡本と那須川の3人で練習するTEAM TEPPENを結成した。その後、TEAM TEPPENは那須川以外の子供たちも指導して、数々のジュニアチャンピオンが輩出している[37]。中学時は週に1〜2回の出稽古以外は自宅での弘幸との練習と、TEAM TEPPENで練習に励んだ。中学卒業後は、出稽古先のひとつだった伊藤隆が主宰するジム・TARGETに所属してプロのキックボクサーになることを決めていた那須川は、TARGETで昼過ぎから始まるプロ練習に参加するため、授業が午前中のみの4年制の高校を選んで通った[38]。その後、TEAM TEPPENの練習は体育館で週に一度しかないため限界を感じた弘幸は、2016年11月に自身で内装工事を手掛けたジム『TEPPEN GYM』を千葉県松戸市小金原にオープンした[39](2018年1月に新松戸へ移転)。チーフトレーナーを務める弘幸は格闘技経験はあるものの本格的な経験はなく、ボクシングトレーナーの岡本もアマチュアボクシング経験者だがトレーナー経験はない[40]、全てを一から独学で学んで結成したチームである。

UFCからの評価と勧誘[編集]

世界最大の総合格闘技団体UFCから熱心な参戦オファーをもらっている[41]。UFCは総合格闘技の練習を始めて半年に満たない那須川に対して6万ドルという好待遇オファーをしており[42]、総合格闘技で実績豊富な日本国内の総合格闘家たちを差し置いて、「ぜひ欲しい」と那須川に対して熱意を持った評価をしている[43]

総合格闘技とキックボクシングの世界的な名門アメリカン・キックボクシング・アカデミーのタイ支部オーナーである元UFCファイターのマイク・スウィックが、業務提携している新宿レフティージムの浜川憲一代表に「日本に良い選手がいたら紹介してほしい」と電話をしたところ、那須川は新宿レフティージム所属ではないものの那須川には世界で活躍してほしいという浜川の思いから推薦され、2015年9月のUFC日本大会に合わせて来日したスウィックの前で練習を行った。那須川は練習中に腰を痛めて蹴れない状態であったが、スウィックから「ステップのスピードがボクシングの王者クラス。コンビネーションも良い。あと2年で無敵になる。アメリカのペイ・パー・ビュー放映権料は桁違いに大きいので、彼なら1試合で5〜12億円を稼げる選手になる」と絶大な評価を受け、翌月にはスウィック率いるタイのAKAタイランドで直接指導を受けた[44]

ボクシングからの評価と勧誘[編集]

WBC世界スーパーバンタム級名誉王者西岡利晃は2011年1月15日の自身のブログにて当時まだ小学生だった那須川を「未来のチャンピオン」と紹介し、ボクシング転向と帝拳ジム入門の勧誘をしている[45]

WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司は「那須川君には注目している。パンチの技術もパワーもすごい。ボクシングをやったとしても世界チャンピオンに絶対なれる。それぐらいのパンチがある」と絶賛している[46]

西岡利晃、三浦隆司ら4人のプロボクシング世界王者を育てた元帝拳ジムの名匠トレーナー・葛西裕一は「天心の素質は西岡よりも上。ボクシング界でもそうはいない。ボクシングでも短い戦績ですぐ世界王座を取る才能がある」[47]。「天心は3~4回だけ練習していた技を普通に試合で出して倒してしまう非凡さがある。教えると何でもすぐ出来てしまうので教えていて楽しい」「前手をうまく使えるし、後ろ手は当て勘がある」「技術は既にほとんど理解しているので細かい指導はしていない。相手の攻撃をもらわない目、距離感、ジャブの使い方が天才的なのでジャブを打たせられる。ボクシング転向するなら帝拳ジムに入門すると約束した。他のジムに行かれたら帝拳の選手は勝てない。ボクシング転向しなくても僕は天心のスキルに惚れてるし、天心も僕にミットを持ってほしいと言ってくれるので(自分のジムがある世田谷区用賀から)はるばる遠い新松戸のTEPPEN GYMに来ている」[48]「WBC世界ライトフライ級王者木村悠が世界戦を控えていた時、当時まだ高校生だった天心とスパーリングさせた。天心は体格的に本来スーパーフライ級とはいえ、ライトフライ級の木村とは体格差があるし、世界戦を控えた木村の疲労なども考慮しなければいけないが、高校生の天心が世界王者と互角以上に渡り合っていたのをこの目で見ただけに、天心への期待は大きい」と絶賛している[49]

葛西が帝拳ジムから独立して世田谷区用賀に自身のジムGLOVES Cardio Boxingを創設した際、ジムのオープニングパーティにて那須川とマス・スパーリングを行った尾川堅一は「ボクシングでも上の王者になれる力がある」[50]と評した。

日本人歴代2位の世界王座12連続防衛中だったWBC世界バンタム級王者山中慎介は「葛西トレーナーも言ってましたが、ボクシングでもすぐに世界王者になれるセンスがあるのでボクシングでも是非とも見たい。ハンドスピード、パンチ力、当て勘、気持ちの強さ、若さ、勢い、全てを18歳で持ち合わせていてエグい」「天心くんは左ストレートも凄いけど、アッパーも上手い。元IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロンをKOしたボディへのアッパーフックをよく打ってるのを見るけど、あれは僕でも打てない。あのパンチはボクシングルールでもサウスポーの選手が打つと絶対に有効なので、あのパンチを僕にちょうだい(笑)」と絶賛している[51]

元WBC・WBA世界ミニマム級王者で大橋ボクシングジム会長の大橋秀行も那須川のボクシングの才能を認める一人で、「那須川選手は強いですね。ボクシングをやっても世界王者になれますね。これまでワシル・ロマチェンコセンサク・ムアンスリンのプロ3戦目での世界王者というのが最速記録なんですが、それを破れるとしたら那須川選手がボクシングをやった時じゃないですかね」と評価している[52]

実際に那須川は、プロ2,3戦目の頃からボクシングのトレーニングに通ってる帝拳ジムから[53]、契約金を提示されて「うちに預ければ世界チャンピオンにしてみせます」とボクシング転向をオファーされたことがあるが、日本ボクシングコミッションは他のプロ格闘技選手に掛け持ちでのライセンス発行を認めていないため、キックボクシングと並行して日本国内でプロボクシングの試合に出場する事は不可能な事もあり、「僕はキックに憧れてキックを始めた。ボクシングをやらないのと言われた事もありますが、そっちに行ったら逃げだと思った。だからキック以外をやりたいとは思わなかった」とキックボクシングへの愛着を貫いた[3]。しかし、プロキックボクサーになった後もプロボクシング転向の勧誘に加え、アマチュアボクシングで東京五輪を目指すオファーもされている[54]

2018年9月8日よりAbema TVで放送を開始した自身がレギュラー出演する冠番組『VS那須川天心 2ndシーズン』では番組企画としてボクシングの本格修行をすることとなり、現在では「日本でキックボクシングとボクシングの両方をやれるのが一番の理想です。それ以前にボクシング界から『ぜひ出てくれ』と言われるまでになれればいいかなと。そうなれるように頑張りたいですね。何をやっても強いって、すごいじゃないですか。両方でチャンピオンになれれば、すごく夢がありますよね」[55]と語るなどキックと並行してボクシングへの参戦に意欲的であり、上述の日本でキックとの掛け持ちが認められていない現状を考慮して「日本ではキック、海外ではボクシングをやっていきたい」とコメントしている[49]

上述のように競技の枠を超えて世界的な大手プロモーターや団体からのオファーが相次いでいるが、本人は一貫してキックボクシングへの愛着を第一にしている。RIZINで総合格闘技ルール初挑戦した事についても「RIZINでの僕の試合をテレビで見て知った人達は自分の事をMMAファイターだと思っているので、『キックの方がやっぱり凄いな』って思わせたいですね」[56]と語る。そのうえで将来的な他競技転向について「22~23歳までにキックに専念してキックを制覇したい。それ以降にボクシングやUFCに行く事も考えたい」[57][17]「今は一番やりたいのはキックボクシングをメジャーにすることなんですけど、いろんなところから声がかかっているんで、若いんでいろんな道があるんですけど、MMAも考えてますし、キックも、ボクシングも考えていますし、この先の格闘技界がどうなっていくかわからないので、それ次第でその道に進みたいなと思っています」[58]とキックを第一にしながらも含みを持たせている。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

5歳の時に極真空手[注釈 1]を始める。弱虫だった那須川に礼儀をしっかり身につけさせるため父親にやらされたもの。最初の頃は嫌々で、稽古の途中で道場から逃げ出すこともあった[59][60]

幼稚園の時に初めて出場した大会で負けると、中途半端が嫌いな父親が発奮し、自宅での特訓を開始。那須川の格闘技漬けの生活が始まる[61]

特訓の成果が出て次に出場した県大会でオール一本勝ちで優勝。優勝したことが嬉しく、空手が面白いと思うようになる[62]

しかし、県大会以上では、空手時代のライバル、後に2015年のオープントーナメント全世界空手道選手権大会に史上最年少の17歳で出場し若獅子賞を受賞する南原健太が、那須川の前に常に立ちはだかることになる。那須川の倍近い体重で身長も高い南原に、那須川の空手の技は全く通用せず、1度勝利しただけで他は全て敗北し、表彰台にも上がれない状況が続いた。このため体重差の不利を覆して勝つために、真っ向から打ち合うことはせず、ステップを駆使してスピードで出入りを繰り返す「当てさずに、当てる」練習を父親と始め、これが那須川の試合スタイルを構築するきっかけとなった[63]

全国大会の前哨戦となる最終選考大会で、またしても南原に敗れベスト32で終わるが、これまでの実績が考慮されてギリギリで全国大会の出場が決まる[64]

2008年10月、小学4年の時に全国大会に出場。小学5年からは無差別から体重別になるため、この大会が南原と当たる最後のチャンスであった。ギリギリの実績で全国大会出場を決めた那須川は、全く期待も注目もされていなかったが、1回戦で優勝候補の1人を破り勢いに乗ると決勝まで進出、別のブロックを勝ち上がってきた南原と、全国大会の決勝という最高の舞台で雌雄を決することになった。身長151cm体重53kgの南原に対して、那須川は134cm30kgと体格的に不利な組み合わせであったが、再延長戦にもつれ込んだ接戦の末に、体重が10kg以上軽いほうが勝者となる体重判定で、那須川が勝利して全国優勝を果たした[65]

2009年、小学校5年で極真空手ジュニア世界大会で優勝[66]

小学校6年の時にテレビで見たK-1魔裟斗に憧れたのを機に本格的にキックボクシングへ転向した[66]。尚、転向を決めた後に、あえて上の階級で試合に出場して南原と対戦、最後だと思い正面から打ち合い完敗している[67]

キックボクシングは空手の経験が生きる部分も多かったが、打ち方やステップなど全てを修正する必要があり、空手との違いに最初はかなりとまどうも、自身の試行錯誤と父親との練習、キックボクシングジムへの出稽古で徐々に修正をしていった[68]

2010年3月14日、WINDY Super Fight Vol.2にて大田原虎仁と対戦。当時の那須川はまだキックに転向して間もない頃で、大田原にも一度負けていたが、3-0の判定勝ちでリベンジ成功。

6月13日、WINDY Super Fight Vol.3にて初の国際戦でオンリー・イサーンロンブに0-2の僅差判定負け[69]

8月1日、ムエロークジュニア35kg級トーナメント決勝戦で、後のWPMFムエタイ女子世界ピン級王者・伊藤紗弥と対戦。肘打ちの禁止以外はプロテクターも着けないプロと同じルールで3-0の判定勝ちで優勝。キック転向後、初のタイトル獲得となった。

10月2日、新☆四角いジャングルにて当時は同門だった平本蓮と対戦。 平本の体格が大きくなり、両者に体重差が生じ始めたため、対戦の機会がなくなるということもあって組まれたこの試合はハイレベルな名勝負となった末に判定負け。

11月14日、M-1FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ NAI KANOMTOM vol.4にて安保璃紅と対戦。那須川がジュニア時代に唯一名指しで対戦希望した極真世界ジュニア王者対決となり、3-0の判定勝ち。

2012年4月15日、第1回藤原敏男杯 2012全国大会にて50kg級で優勝[70]

6月3日、ビッグバン〜統一への道〜 其の九のオープニングファイトにて50kg契約2分3ラウンドで西京春馬と対戦。両者ともに中学生離れしたハイレベルな打ち合いの末に3-0の判定勝ち。那須川はアマチュア時代の最も印象的な試合にこの試合を挙げている。

2013年2月24日、ビッグバン〜統一への道〜 其の十二にて秋元皓貴とエキシビジョンマッチを行った。那須川は、このエキシビジョンマッチで「大人に技が当てられない」経験を初めて味わうことになり、こんな凄い選手がいるのだと驚いたと、秋元を評している。また、秋元の「全部が得意技。全部の技で倒す」スタイルがきっかけで、「どんな技でも倒せる選手」を目指すようになった、凄くプラスになったと語っている[71]

2月22日、シュートボクシング後楽園ホール大会にてGirls S-cup 2012世界王者RENAのプライベートレッスンが受けられるチケットに抽選で当選。まだプロデビュー前の中学2年生だったが雑誌の企画でRENAと対談した[72]

3月31日、藤原敏男杯 2013全国大会にて55kg級で優勝し、前年の50kg級に続く連覇を達成[73]

4月29日、第24回全日本新空手道選手権大会「G-1 GRAND PRIX2013」にてG-3グランプリ60kg以下級で優勝[74]

2014年2月11日、大田区総合体育館で開催されたNo Kick, No Life 2014にて新日本キックライト級王者・石井達也とエキシビジョンマッチを行った。

アマチュアキックボクシング戦績は105戦99勝5敗1分37KO。KAMINARIMON、Bigbang 、全世界アマチュアムエタイ選手権、ムエローク、M-1ムエタイチャレンジMAキック、藤原敏男杯など数々のアマチュア全国大会・世界大会のタイトルを総ナメにして獲得し、『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド最強』と称された。

プロデビューから16歳でRISE王座戴冠[編集]

格闘技の練習に集中できるよう、学校の授業が午前中のみで終わる4年制の高校に進学。

2014年3月の中学校卒業と同時に出稽古で面倒を見てもらっていた伊藤隆主宰のジム・TARGETに所属。アマチュア時代のポイント狙いのうまい選手から倒せる選手へ変貌を遂げるため、伊藤の指導のもとプロ仕様のパンチと蹴りの技術を教え込まれた[75]

2014年7月12日、15歳の時に大田区総合体育館にてRISEの開催100回目の記念大会となったRISE 100 〜BLADE 0〜で、アマチュアの実績に加えて、プロのリングで行っていたエキシビジョンマッチを見た他のジムに警戒されてしまい対戦相手がなかなか決まらなかったことで[76]、いきなりRISEバンタム級7位の現役ランカー有松朝と対戦という破格のプロデビュー戦を行い、1ラウンド58秒でKO勝ち。

11月16日、RISE 102にてプロ3戦目でRISEバンタム級5位の九島亮と対戦。試合10日前の練習中に左の足首の靭帯を2本損傷する重傷を負いながらも強行出場したため動きが鈍く、KO勝ちを逃したものの判定勝ち[77]。那須川は、万全でなかったとはいえ、どんな攻撃を当てても効いたそぶりを全く見せず絶対に諦めない九島の精神の強さを直に感じて、プロの世界が甘くないことを教えられ自身が大きく変わることができた試合と振り返っている[78]

12月29日、BLADE旗揚げ戦となるBLADE.1に参戦。一度はBigbangスーパーバンタム級王者・出貝泰佑との対戦が発表されたが出貝陣営内の意思の疎通不足から出貝は欠場となり[79]、代わりにキム・ジンミンと対戦し、圧倒して1RKO勝ち。

2015年3月21日、RISE 104にて元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・藤本昌大と対戦し、一方的に打ちのめして1RKO勝ち。試合後のマイクパフォーマンスで「次はタイトルマッチどうですか?村越選手、やりましょう」とRISEバンタム級王座挑戦をアピールした[80]

5月31日、RISE 105にて、9連勝中のRISEバンタム級王者・村越優汰に挑戦。1ラウンドにボクシング漫画『はじめの一歩』の登場人物・板垣学の動きを真似た足捌きや多彩な技を出す余裕を見せ[18]、1ラウンド終盤にダウンを奪うと2ラウンドに3度ダウンを奪ってKO勝ち。RISE史上最年少記録となる16歳、プロ6戦目での王座獲得に成功した。試合後は涙を流しながら両親と仲間、ファンへの感謝を語り、「強いチャンピオンたちがいると思うんで、他のチャンピオンたちをみんなぶっ倒します」と宣言した[81]

下馬評で那須川が負けると言われていたこの試合に勝ったことで周りの反応が変わり始めた[66]

全試合KO勝ちでBLADEトーナメント優勝[編集]

6月8日に行われたBLADE.2の55kg級トーナメント参戦発表会見にて、「RISEでチャンピオンになり、ベルトと共に責任も受け取ったので、しっかりトーナメントで優勝してRISEに戻りたい」と意気込みを語り、さらにまだトーナメント出場が決まっていない選手も含めて対戦を希望する相手は?という質問に対して、「個人的にK-1王者の武尊選手と戦いたいです」とコメント。那須川が主戦場とするRISE・BLADEと、武尊が主戦場とするK-1・Krushは絶縁状態にあり、両団体間の選手が対戦を希望することはタブーとされてきたが武尊との対戦を熱望した[82]

2015年8月1日、BLADE.2にてBLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015に参戦。RISE、REBELS、WPMF、UKF、DEEP☆KICK、シュートボクシングの王者が一堂に会したトーナメントにおいて最年少かつ最小の体格ながら、「天心が絶対的な優勝候補。1対7の天心包囲網」と評されるほどの大本命と目されていた。1回戦でDEEP☆KICK 55kg級王者・鈴木真彦を一方的に打ちのめして1ラウンドKO勝ち。準決勝でREBELS NEW RAIDERSトーナメント-55kg級王者小笠原裕典と対戦。身長178cmの小笠原とは16cmの身長差があったが、ガードを下げてあえて隙を見せて小笠原が前に出てきたところにカウンターの左フック一撃で3ラウンド失神KO勝ち。決勝ではシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹と対戦し、開始数十秒後に左ハイキックでダウンを奪うと、さらに三日月蹴りとパンチの連打で1ラウンドKO勝ちをして、3選手全員プロでこれまでKO負けをしたことがなかった選手だったが、その選手達を相手に全試合KO勝ちの圧倒的な強さで優勝した。

11月8日、RISE 108でノンタイトル戦を行った。当初の予定では那須川の希望通り[22]4ヶ月前に武尊が判定勝ちしたハキム・ハメッシュとの対戦が決定し、ハメッシュが所属するチームのネーサー代表からも他団体との契約が残っていない事を確認した上で対戦が一度は発表されたが、その後K-1実行委員会からハメッシュがK-1と1年の独占契約をしていると指摘を受け、ネーサー代表がその独占契約を見落としたまま那須川との対戦に合意したことが発覚したため、ハメッシュは欠場[83]。代わりに2013年1月に当時のKrush -55kg級王者・瀧谷渉太に圧勝したマイク・アラモスと対戦し、ムエタイの強豪との対戦に試合前は警戒心を抱いていた那須川だったが開始早々に左ストレートでダウンを奪うと、最後はボディへの膝蹴りで1ラウンドKO勝ち。

試合後のマイクアピールで、翌月に旗揚げするRIZINがMMAルールだけでなくキックボクシングなどの立ち技ルールの試合も組む意向を表明していたこともあって、「年末にもう一勝負したいんですが、RIZINに是非とも僕を出してもらえませんでしょうか?RIZINの笹原さんが来ているので是非出してください」と、リングサイドで観戦していたRIZINのスタッフである笹原圭一にRIZIN参戦をアピールした。大会後の会見ではRIZIN参戦について「MMAルールには準備期間が半年ぐらいあれば挑戦もしたいですけど、MMA転向は考えてないです」とキックルールでの参戦を希望し、「とにかく強い相手とやりたいです。K-1のほう(=武尊)もやってくれなさそうなので、別にこっちから言わなくてもいいかな。いつまで言っても僕が下だと思われちゃうんで、これ以上言っても反応して来ないなら言わなくてもいいかなと」と武尊戦の見通しが立たない現状についてコメントした[84]

17歳でISKA世界王座獲得[編集]

2016年1月31日、RISE 109にてマノリス・カリシスと対戦。試合開始早々に格闘技漫画『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』を披露すると、三日月蹴りを効かせ、左レバーブローでダウンを奪う、さらに膝蹴りからパンチの連打で2度目のダウンを奪うも、3度目のダウンによるKO勝ちを狙い全力で打ちまくったことが裏目に出てスタミナ切れを起こしてしまい、粘るカリシスを攻めあぐね、最後まで倒しきれず3-0の判定勝ち。試合後に試合には勝ったもののKO出来なかったことに対して、「僕らしくない試合をしてしまいました。すいませんでした。今日の試合で自分がまだまだだと改めて実感しました」と反省の弁を述べた[17]

3月12日、NO KICK NO LIFE 2016にてプロ転向後は初となる首相撲からのヒザ蹴りに制限の無いルールで宮元啓介と対戦。1ラウンドに首相撲にも対応してみせると、2ラウンド開始早々に左ストレートをヒットさせ怒涛の連打で追い込み、最後は飛び膝蹴りでKO勝ち[85]

3月26日、RISE 110にてISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦でフレッド・コルデイロと対戦。2階級上の60kg級でも試合をするなど体格とパワーで上回るコルデイロを1ラウンドから圧倒し、2ラウンドにはカウンターの膝蹴りでダウンを奪う。しかし、このラウンド中に左拳を痛めて強い左パンチが打てなくなり、さらに4ラウンドにバッティングを右目に浴びて物が二重に見えるダブルビジョンになってしまう、それでも最後まで攻め続け、3-0の判定勝ちを収め、プロ13戦目の17歳にして世界王座を獲得した。試合後に頭痛を訴え、吐き気と寒気も伴ったため、救急車で病院に搬送されたが、精密検査の結果、頭部へのダメージは一時的なもので、吐き気と寒気は風邪による体調不良のためと判明し、眼窩底骨折の疑いもあった眼と左拳にも異常は無かった[86]

5月29日、RISE 111にてタリック・トッツと56kg契約で対戦。1Rに左フックでダウンを奪うと、2Rにとっさの閃きで出した技の相手の死角であるサイドに回り込んで倒れ込みながらのハイキックでダウンを追加し、最後は三日月蹴りでKO勝ち[87]

8月7日、世界最大のキックボクシング団体である中国のKunlun FightREBELSと共催した初の日本大会KUNLUN FIGHT 49×REBELS.45に参戦。Kunlun Fight代表トニー・チェンは「中国で天心選手はスーパースター。練習動画が話題となっていて、“天才ファイター”として有名です」と那須川のことを試合前から高く評価していた。那須川が「中国の55kgで一番強い選手と戦いたい」と希望して[88]、散打王者のリン・ビンと対戦。開始早々に三日月蹴りでダウンを奪うと、ボディへの膝蹴りで1RKO勝ち[89]

9月25日、RISE 113にてRISEバンタム級王座の初防衛戦で、挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきた前王者村越優汰と再戦し、徹底した待ちのスタイルでひたすらカウンター狙いの村越を倒すことは出来なかったが、2-0の判定勝ちで初防衛に成功。これまでのように圧倒的なパフォーマンスを見せることが出来なかった那須川は、チャンピオンベルトを受け取る最中に悔し涙を見せた[90]

18歳でムエタイ最高権威のルンピニー王者にKO勝ち[編集]

12月5日、東京ドームシティホールで開催されたKNOCK OUTの旗揚げ戦にて、プロキャリアで初めて肘打ち有りのルール挑戦となった試合で、ムエタイ最高権威の二大殿堂スタジアムの一つであるルンピニー・スタジアム現役スーパーフライ級王者ワンチャローン・PKセンチャイジムと55kg契約で対戦した。2階級下のスーパーフライ級王者であるワンチャローンとの契約体重に関して、那須川本人は「僕は55kg級でも小柄な方だしワンチャローン戦でもスーパーフライ級まで減量できるからやりたい」[21]とコメントしていたが、ムエタイでは強すぎて同階級に対戦相手が見つからなくなると階級が上の相手と試合を行うことがあり、ワンチャローンも階級を上げバンタム級相当の契約体重で試合を行っていたため、スーパーフライ級(52.1kg)の王者であるワンチャローンが那須川の主戦場であるスーパーバンタム級(55.3kg)に合わせる形となった。試合は開始早々から那須川がスピードで圧倒、パンチと膝蹴りで猛攻を仕掛け、肘やミドルキックもヒットさせると、ワンチャローンは手数を返せず防戦一方となる。そして少し間を置いたワンチャローンが不意に右フックを放ったところに、那須川はバックスピンキックを完璧なタイミングでカウンターで合わせ、通常はボディを狙うバックスピンキックを顎にクリーンヒットさせる衝撃のKO勝ち(1ラウンド2分28秒)を収めた。試合後に那須川は表情を崩して目に涙を浮かべつつ、「この試合のために毎日一生懸命頑張ってきました。こうやって勝てたのも、応援してくれた皆さんや、一緒に練習してくれた皆、トレーナーの方々本当にありがとうございました。タイの現役チャンピオンを倒すことができました。相手がいたからこそ練習を頑張ることができました。一つだけ言わせてください。俺が日本の那須川天心だ!」とマイクで興奮気味にアピールした[91]。一夜明け会見では「今までやってきたことは間違ってなかったんだなと実感して、思わずリングの上で泣いてしまいました。バックスピンキックは空手時代から得意でしたけど、今回に向けて相当練習していました。父親のアドバイスで腹ではなく顔面を狙い、タイ人の慣れない攻撃で倒してやろうと、試合中に閃いて、当てることができました」と語った[92][93]

ワンチャローン戦の前からもらっていたRIZINの出場オファーは、試合間隔が短く難しいと思われていたが、ワンチャローン戦を1ラウンドKOのノーダメージで終わらせたことで出場可能となり、那須川がMMAは素人に等しいことで出場を各所に反対されながらも、格闘技を変えていく、広めていくためには地上波のゴールデンテイムに放送されるRIZINは最高の舞台だと思い、最終的に父親と会長の伊藤と那須川で話し合って、MMA挑戦を決めた[94]

RIZINで異例の2連戦直訴による鮮烈な総合格闘技デビュー[編集]

12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催のRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUNDにて前年から希望していたRIZIN初参戦を果たし、総合格闘技の練習はまだ十数回しかしたことがなく、総合格闘技をほとんどわかっていない状態の那須川であったが[4]総合格闘技(MMA)ルールのデビュー戦にてテコンドー欧州王者ニキータ・サプンと56.7kg契約で対戦した。那須川は出場発表記者会見で「RIZINさんにお話をいただいていたのでMMAに挑戦することになりました。無謀かと思う人もいると思いますが、僕はいい試合をする自信があるのでしっかりと練習してMMAに挑みたい。キックボクシングとMMAの二刀流で格闘技界を背負って、僕が活躍することで『格闘技といえば那須川天心』と言われる選手になって格闘技の未来を僕が変えたいです」と、MMAへの挑戦と今後はキックとMMAの二刀流で格闘技界を背負っていきたいとする意気込みを語った[95][96]。アマチュアMMA大会準優勝の実績を持ち、プロでも寝技での腕ひしぎ十字固めで一本勝ちするなどMMAの経験で上回るサプンに対して、那須川は臆することなく打撃で攻め込んでいき、寝技になってもためらうことなく上からパウンドを落としていくが、一瞬の隙を突かれて下からの腕ひしぎ十字固めを極められ、那須川自身も初めて「負けるのか」と思ったほどの危機的状況に陥るが、焦らずに教わったことを思い出して何とか抜け出すとパウンドの連打でKO勝ちを収めた。試合後のマイクを持った那須川は「このルールで初めて試合をして焦ってしまって極められそうになったんですけど、でもキックボクサーでも総合で勝てると証明できたと思います。すぐ終わったんで、31日、もう1試合、どうですか?皆さん見たくないですか?高田さん、もう1試合組んでください」と2日後の大晦日大会への参戦を突如直訴し、周囲を驚かせた。この想定外の直訴を受け高田延彦RIZIN統括本部長は「天心選手、その心意気はまっすぐ受け止めました。しかし一回こちらで預からせていただきたい。まずはアームバーを極められた右腕のメディカルチェックさせてください」とした。大会後の会見で榊原信行RIZIN実行委員長は「正直、天心の靭帯は伸びていますが、グランプリの途中の試合のダメージのようなもので、ドクターストップはかかっていません。今回、フライ級の試合がたくさんあるので、穴が開いた場合に備えるバックアッパーとして、海外勢のセコンド等でフライ級の選手も来日していますので、その中から選んでもいいですし、日本人を含めて選びます」と2日後の大会で試合を組む事を約束した[97]。那須川は、腕ひしぎ十字固めを抜け出したあとも自分の有利なスタンドの展開に戻すことなく、そのまま寝技でパウンドで仕留めにかかった事について、「セコンドは「立たせろ、立たせろ」と言ってたんですけど、一旦極められそうになったのにこっちが逃げたらダメだと思った」「あの場面で相手に立ってこいと促すのはカッコ悪いと考えてしまったんです。あそこで立って勝負したら男じゃねえなって。ふり返れば、絶対にスタンドのほうがいいと思いますけどね」と振り返り、突然の2連戦直訴については「2連戦なんて誰もやったことがないじゃないですか。やったら盛り上がるかなと」と語っている[4][98][99][100]

極められかけた右腕の靭帯の状態は、試合の直後は痛みもなく大丈夫だったが、控室に戻る頃には腕が曲がらなくなっていた。それでも、なんとしても幼い頃から憧れていた大みそかの大会に出場したかった那須川は、ドクターの前では余裕の表情を作りどうにか腕を曲げ伸ばしして、ドクターチェックをなんとかクリアし、1日待って怪我の様子を見てから結論を出そうと言うRIZIN側を、「今、発表してください」とファンの熱が冷める前に発表してほしいと懇願して説き伏せ、大会後会見での大みそか参戦発表にこぎつけた。大みそかの出場は決まったものの、翌日になると腕はさらに動かなくなり、試合当日は、自由に動かせる状態からはほど遠かったが、腕をしっかりテーピングで固定して、唯一あった関節が動かしやすくなるポジションへ力を抜いた状態でも自然と腕が戻るように調整してもらい、本番になれば動くようになるだろうと信じて試合に挑むことになった[101]

12月31日、中1日の緊急参戦となったRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUNDで、カウイカ・オリージョと対戦、2日前に腕ひしぎ十字固めを極められ靭帯が伸びた右腕にはテーピングを施して臨み、打撃で終始圧倒すると最後はタックルをがぶってから右腕は曲がらなかったので、左腕をオリージョの首に巻き付けて右腕で一気に絞め上げタップを奪い一本勝ちを収めた。試合後の会見で那須川は、「大変でしたけど勝てて良かったです。急な提案に応えてくれた榊原さんありがとうございます。1戦目勝てた勢いで言ったんですけど、もう2戦はやりたくないです(苦笑)」[102]と2連戦の感想を述べ、総合格闘技転身に関して、反対意見があったことに対しては「そこはあんま考えないようにしてたんですけど、反対意見の人は今日や昨日の試合を見ればわかってもらえると思います。ボクの名前が上がればキックの名前も上がるだろうし、RIZINの名前も上がるし。ボクは挑戦していくだけなんで、誰がなんと言おうと自分の決めた道を歩むだけです」と語った[103]。榊原代表は「試合で最も印象に残ったのはやはり天心です。2試合をやってのけるという発想が凄い。例えば(29日に試合を行った)矢地祐介も2試合やればよかったと言っていましたが、そもそもその発想がなかった。天心にはその貪欲さがあったんです。こちらも驚きましたし、それを平然とやってのけたことに驚かされました」[104]「天心をこれからも育てたい。2年後にUFCに行くようなことになってもいい。僕らで縛るのは酷。まだ若いので、総合でもキックでもどんな絵が描ける。その後押しをしたい」と絶賛した[105]。同じ大会に出場した、キックボクシングから総合格闘技に転身した先駆者であるミルコ・クロコップも「今回日本に来るまで彼のことを知らなかったのですが、彼の才能に驚きました。私も歩いて来た道でもあるので、アドバイスするなら、まず、大きな怪我をしないこと。真剣に節制して一つの道を歩めば、MMAを背負うスターになれるはずです」と、初めて見たという那須川の才能に太鼓判を押した[102]

プロボクシングとムエタイの元王者をパンチでKO[編集]

2017年2月12日、大田区総合体育館でのKNOCK OUT vol.1にてアムナット・ルエンロンと56.5kg契約で対戦した。アムナットは、20歳の頃にムエタイでルンピニー・スタジアムフライ級王座を獲得、その後、アマチュアボクシングで世界選手権銅メダル、プロボクシングでIBF世界フライ級王座を獲得しているムエタイとボクシングで実績を上げた選手で、ボクシングでは2014年に来日して井岡一翔に勝利もしている。2016年5月に36歳でIBF世界王座陥落後はアマチュアボクシングに復帰、オリンピック予選を経て[106]、2016年8月に開催されたリオデジャネイロオリンピックにライト級(60kg)で出場して2回戦まで勝ち進むも敗退すると、同年12月に十数年ぶりにムエタイに復帰、62kg契約で試合を行いロシア人選手を相手に勝利して、今回の試合を迎えていた[107]。那須川は試合前に「キックルールだから蹴りも使いますけど、つい昨年までボクシング世界王者で五輪にも出ていたトップボクサー相手にパンチで倒したい」とパンチでのKOを宣言して試合に臨み、1R開始早々にワンツーから強烈な左ストレートをクリーンヒットさせ、2Rはローキックを増やし、途中『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙の技の一つ『トリケラトプス拳』の構えを見せて観客を沸かせるが、長いリーチと懐の深さを生かした老獪なテクニックを披露するアムナットに攻め手を欠く、3Rはパンチを主体に蹴りも使って攻め、4Rに前に出てパンチ勝負を仕掛けてきたアムナットにボディへの膝蹴り、三日月蹴りからラッシュを仕掛け、最後は左右のボディブローでKO勝ちを収めた。試合後に那須川は「試合前に言ってた通り、パンチで倒すことができてうれしいです。自信にもなりました。ワンツーが入るとは思っていなかったので、最初にいきなり当たったのは僕も驚きました。手足が長くて、なかなか距離に入らせてもらえなかった。アムナット選手のパンチはまともにはもらいませんでしたが、ガードの上からでも重かった。1Rはパンチだけで勝負することも考えていたんですが、いきなり向こうが蹴ってきたので僕も蹴りました(笑)」と振り返った[108][109]

4月16日、横浜アリーナでのRIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-にてMMAルールでフランシスコ・ギリオッティと対戦。開始早々打撃で圧倒し、左ストレートから左ハイ、さらにワンツーを決め1R67秒でKO勝利を収めた。

5月20日、後楽園ホールでのRISE 117にてISKAの指名試合でISKAムエタイ欧州バンタム級王者ライアン・シェーハン(アイルランド)と対戦。左ボディストレート一撃で1ラウンドKO勝利を収め、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座の初防衛に成功した。試合後のリング上で才賀紀左衛門から「俺は元々K-1にも出てたんで立ち技が得意なんでK-1ルールでもRISEルールでもRIZINのMMAルールでもいいんで俺と試合やろうよ」と対戦要求されると「やっちゃいます」と即答で対戦を受諾した[19]

2017年7月30日、 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-にて57kg契約で才賀紀左衛門と1ラウンドはキックボクシングルール(ボクシンググローブ着用)、2ラウンドは総合格闘技ルールのミックスルールで対戦した。那須川は1ラウンドのキックボクシングルールで確実に倒すために、あえて攻撃を避ける動きをある程度捨て[110]、開始早々から攻勢をかけると、才賀のヒザ蹴りに合わせたカウンターの左ストレート一撃で才賀は目を開けたまま失神し、1ラウンド秒殺KO勝ちを収めた。試合後リング上で「僕は昔から紀左衛門さんにお世話になっていて、今回試合をすることなって正直最初はやりづらいなと思っていたところはあるんですが、試合になれば殺るか殺られるかなので、僕はぶっ飛ばすつもりで練習を頑張ってきました。皆さん、打撃も面白くないですか?RIZINをキックボクシングでもMMAでも本物のリングにできると思っています」とコメントした[111]。試合翌日には自身のブログにて、才賀と14歳の時の那須川が一緒に撮った写真を掲載すると共に『紀左衛門さんは僕より先にMMAのルールにチャレンジしていて僕が初めてMMAに出る前も色々アドバイスをしてくれました。入場し、レフリーを挟んでルールを聞いている時、紀左衛門さんが『俺は打撃で勝負するからな』と僕の耳元で言いました。試合直前なのであまり意識はしませんでしたが本当に打撃で撃ち合いに来てくれました。本来ならば2ラウンドのMMAルールに持っていくために打ち合わずかわして凌ぐのが普通だと思います。ですが紀左衛門さんは違いました。正面から撃ち合いに来て正直びっくりしました。今まで闘った選手とは気迫が違い、自分でもやらなきゃやられると必然的に思いました。結果は勝つことが出来ましたが、あのまま続いたらどうなるのかはわかりませんでした。本当に尊敬出来るファイターだなと思いました。試合が終わって紀左衛門さんと話しました。『強いな天心、これからも一緒に格闘技を盛り上げような』と言ってくれました。 話を終えた後、涙が出てきました。紀左衛門さんと戦えて本当に良かったです。ありがとうございました。これからも格闘技をしっかり盛り上げます』と才賀が一日の長がある総合格闘技ルールまで持ち込もうとせず、言葉通り1ラウンドのキックルールから真っ向勝負で打ち合いに臨んできたことに敬意を表した[112]

8月20日、KNOCKOUT vol.4にてK-1世界スーパーライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックに2度勝利するなどの実績を持つ元ルンピニースタジアム2階級制覇王者ウィサンレック・MEIBUKAIと対戦。カウンターの肘打ち狙い一辺倒で攻めてこないウィサンレックを攻めたて全ラウンド優勢に進め、2ラウンドにローブローを2発受けるも、飛び膝蹴りでウィサンレックの目尻を切り、3R流血によるドクターストップでTKO勝ちを収めた[113]

10月15日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -秋の陣-にてアマチュアボクシング5冠王の藤田大和と総合格闘技ルールで対戦した。藤田はアマチュアボクシング時代にロンドン五輪ボクシング銅メダリストの清水聡に勝利するなどのボクシング実績に加え、総合格闘技転向後は寝技で関節技を極めた勝利を含むアマチュア総合格闘技で2戦2勝の戦績を残しており、幼少期には空手道場を主宰していた父親のもとで空手とキックボクシングをやっていた経験もあった。対戦発表会見にて藤田が「打撃で打ち合いたい」とコメントし、那須川も「ボクサー相手にパンチで打ち合ってやってもいいかなと思います」とパンチの打ち合いに応じる構えを見せていたが、試合が始まると藤田はすぐに蹴りを放ち、さらに自らタックルで組み付いて寝技に持ち込んだ。那須川は立ち上がると、ジャンピングフットスタンプを放ち、さらに藤田の右ストレートをかわしてカウンターの左ストレート一撃で藤田をダウンさせるが、キックボクシングの時の癖でダウン奪った後に片手を挙げるアピールをして追撃が遅れたためKOの機会を逃した。その後は、キックボクシングを本業として総合格闘技の練習を普段はあまりしていない那須川に対して、ボクシングを引退して総合格闘技に完全転向した藤田が寝技でやや優勢となるが、那須川もスイープで返するなど寝技への適応を見せる名勝負を繰り広げ、接戦の末に3-0の判定勝ちを収めた[114]

11月23日、RISE 121 〜RISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT 2017〜にてイグナシオ・カプロンチとRISEバンタム級王座2度目の防衛戦で対戦するはずであったが、カプロンチが前日計量で800g体重超過したためノンタイトル戦で実施され、2Rに三日月蹴りとボディへのパンチでダウンを奪うと、3Rに左ボディストレート、首筋への胴回し回転蹴り、ボディへの膝蹴りで3度ダウン奪ってKO勝ちを収めた[115]

12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUNDの「Cygames presents RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」に出場し、準決勝でラウェイ王者の浜本"キャット"雄大に2Rで飛び膝蹴りでKO勝ちすると、決勝では藤田大和から開始僅か30秒で藤田のワン・ツーにカウンターの左ストレートからパンチの連打でダウンを奪うと、アマチュアボクシング五輪銅メダリストにも勝利している藤田に対して合計7発しかキックを打たず、ほぼパンチのみで合計3度のダウンを奪い1ラウンドTKO勝ちでトーナメント優勝を果たした。[116][117]

2階級上でも活躍するムエタイ王者に勝利[編集]

2018年2月12日、大田区総合体育館でのKNOCK OUT FIRST IMPACTにて、元ルンピニースタジアムスーパーバンタム級王者で現プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者のスアキム・シットソートーテーウと対戦。スアキムは那須川と同じスーパーバンタム級(55.3kg)の選手だが、強すぎるために同じ階級では対戦相手が見つからないことから階級を上げて試合を行っており、1月9日には2階級上のスーパーフェザー級(58.9kg)の現役ルンピニースタジアム王者ナワポンに左ひじ打ちでKO勝利するなど、那須川にとってキャリア最強の相手であった[118][119]。試合はスアキムの得意技である肘打ちは全て避けきり、スアキムの強烈なミドルキックを腕で受けながら、スピードとフットワークを駆使してスアキムを翻弄、リーチ差のあるスアキムのパンチに鋭いカウンターを上手く合わせ、ボディへのパンチとインローの有効打を的確にヒットさせていき、手数でも終始上回り3-0の5R判定勝ちを収めた[120][121][122]

スアキム戦の5日後、父・弘幸が千葉県新松戸に移転したTEPPEN GYMのオープニングパーティで予定していた元ボクシングWBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司との公開スパーリングを、前年12月から負傷していた左足の中指の怪我のため中止。病院での診断の結果、骨折していた事が判明し、内定していた3月24日のRISE 123出場を回避した[123]

RISE世界フェザー級王座獲得[編集]

5月6日、RIZIN.10で日本拳法をバックボーンとする総合格闘家中村優作と、キャリア最重量の58kg契約で対戦し、1ラウンド終盤に胴回し回転蹴りと後ろ蹴りの複合技で最初のダウンを奪うと、合計4度のダウンを奪って2RKO勝ち。最初のダウンを奪った蹴り技は世界中で神技と絶賛され、格闘技界だけでなくアメリカ最古の新聞ニューヨーク・ポストのサイトにも報じられ、オーストラリア、イギリス、ロシア、スペイン、ベトナムなどの大手メディアにも報じられるなど世界中に衝撃を与えた[124][125]


6月17日、幕張メッセでのRISE 125にて、自身の持つRISEバンタム級(-55kg)王座を返上してフェザー級(-57.15kg)に階級を上げ、ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級1位ロッタン・ジットムアンノンと初代RISE世界フェザー級王座決定戦で対戦した。ロッタンは適性階級はフェザー級だが強過ぎて対戦相手が見つからず上の階級のスーパーフェザー級で試合をしており、那須川のキャリア最強の敵だったスアキムと3月28日に対戦して右フックでダウンを奪い勝利した選手で、スアキムを上回る強豪との対戦となった[126]。試合は、ロッタンの強烈なミドルキックを中心とした攻撃とプレッシャーを受け終始後退を余儀なくされるが、那須川は下がりながらもカウンターのパンチをヒットさせ有効打で上回り、接戦となった5Rでは決着がつかず延長戦にもつれこむと、動きが落ちたロッタンに手数で攻め込んで那須川の判定勝ちとなった[127]

9月30日、RIZIN.13にて、伝統派空手をバックボーンとする元UFC世界フライ級3位でRIZINバンタム級GP2017王者堀口恭司とキックルール58kg契約で対戦。事の発端は2017年11月30日発売の週刊少年チャンピオン2018年No.1にてグラップラー刃牙の原作者板垣恵介と堀口が対談した際に、那須川についてどう思うか聞かれた堀口が「自分は天心選手とキックルールでやってみるのも面白いと思うんですよ。2004年の大晦日に僕のMMAの師匠の山本"KID"徳郁さんが魔裟斗さんとやった時もそうでしたから」と、堀口自らキックルールでの対戦を希望したことで、両者の対戦の機運が高まり、堀口のマネージャーの石井史彦も「堀口選手がUFCを離れた理由は再契約の交渉で『英語が喋れない』『知名度が低い』の2点を理由に他のUFCフライ級ランキング2~4位の選手と比べて低いファイトマネーを提示されたため、RIZINで日本での知名度を上げようと考えた。一方、那須川選手はキックボクシングのスーパースターでありながら総合格闘技団体のUFCやBellator MMAONE Championshipも非常に興味を持たれている。キックでもMMAでも無敗、そんなスーパースターの那須川選手に勝てば相当の評価を貰えるだろう」と対戦に意欲的であり、一方の那須川も「ワクワクしないわけないですよね。堀口選手は日本人で世界最強の選手で、ずっとリスペクトしてきた。これほど燃える対戦カードはないです」と歓迎し、実現した[128]

K-1王者・武尊との対戦への障害[編集]

那須川と新生K-1の3階級制覇王者・武尊との対戦は、ファンや専門家の間で頂上対決として待望されているスーパーファイトであり、那須川は「格闘技界を盛り上げるために」試合実現を望み、対戦呼びかけやアピールをしている。那須川vs武尊の実現のための最大の障害は『両選手の主戦場とする団体の対立』『独占禁止法に違反しているとの指摘もあるK-1の独占契約を那須川が受け入れるかどうか』(後述)となっている。以下に経緯を記す。

2015年6月8日、那須川が主戦場とするRISE、KNOCK OUTと武尊が主戦場とするK-1、Krushは対立・絶縁状態にあり、両団体間の選手の対戦を希望する発言自体がタブー視されていたが、BLADEの出場会見において那須川は、記者の質問に答える形で「個人的にK-1のチャンピオンの武尊選手と戦いたいです」と武尊への対戦希望を表明した[82]

これに対し、K-1側は雑誌上にて「K-1に参戦するのであればジムを通して交渉し、他団体には出場しない独占契約をしてもらう」とコメントした。それを受けて那須川が所属するTARGETとRISE代表の伊藤隆は「天心は打撃系格闘技のジャンル自体を背負える存在。うちは元々ニュートラルな立場なので天心をK-1にも出す。K-1が独占契約ではなく単発か複数契約であれば天心をK-1に出すのは全く問題ない」と1試合か複数試合契約であれば那須川をK-1に出場させる用意があると返答した[18]

2015年8月1日、那須川がBLADEのトーナメントで全試合KO勝ちで優勝した後、「このトーナメントを制覇したんで、55kgは最強でいいですかね?あと一人やりたい選手がいるんですけど、K-1の武尊選手です。かかってこいよって感じですね。ここのリングで戦ってもいいなと思います。(武尊がK-1で優勝した時は全試合KOを逃したのに対して)僕は全試合KOしたんで、僕のほうが上じゃないかと思っています」「武尊選手と戦えるなら僕はいつでもどこでもやります。(武尊のホームである)K-1に乗り込んでもいいですし。でも僕は全部KOで倒したんで、こっちに来てくれって感じですね」とアピールし、自分が主戦場とするRISEかBLADEでの実現を希望しつつも敵地であるK-1への参戦も問題ないとした[129]

2015年8月5日、Krushの記者会見で武尊は「(那須川のアピールは)人伝で聞いたんですけど、正直、僕がK-1の世界チャンピオンになった時から、世界中からK-1王者の武尊を倒したいという声がたくさん来ているんで、その中の一人としか見てないんですけど、K-1で試合が組まれるならいつでもやってやるし、僕が世界一強いと自負しているし必ず倒す自信があります」と、K-1で那須川と試合が組まれれば対戦するとコメントした。また、K-1運営兼Krushプロデューサーの宮田充は、今後那須川側と交渉する可能性について聞かれ、「僕はK-1では運営の立場ですけど、試合が決まってからが僕の仕事なので、決まっていないものについて申し上げることはないです。他の選手の試合と一緒で、契約があってからの発言だと思うので、申し上げることは今日は無いかなというところです」と語るに留まった[130]

この武尊の発言を受けて那須川は格闘技専門誌のインタビューで「武尊選手と戦えるなら僕がK-1に乗り込んで僕のRISE王座とBLADE王座を懸けてもいいし、勝者ファイトマネー総取りでもいいですよ。武尊戦を含めて試合1週間前にオファーが来ても僕はいつでもやります。武尊選手は超攻撃型で強い王者だと思うけど僕が得意な相手。武尊選手の穴は見えてるし、全く攻撃をくらわずに勝てる。僕がKOできずに判定までいったら僕の負けでもいいと思ってます。それぐらい自信があります」と改めて武尊と対戦できるならK-1に出場するとコメントした。また、那須川が所属するTARGETとRISE代表の伊藤も「K-1が独占契約でなく単発か複数契約ならすぐに天心をK-1に出して武尊戦を実現させる」と再び強調した[22]

しかし、これ以降、K-1・Krush運営陣及び武尊本人は那須川を含めた交流のない団体の選手に関してのコメントを控えるようになった。

現役時代はK-1で活躍し、引退後はKrush名古屋大会プロデューサーを務める佐藤嘉洋ゴング格闘技の自身のコラムにて那須川vs武尊戦について、「なるべく客観的に述べるつもりだが、K-1に少なからず肩入れした意見になる事はお許し願いたい」と前置きした上で「天心が武尊との対戦を熱望しているのに対し、武尊は別に天心にこだわってまで戦いたいは思っていない。それなら戦いたいと希望している側が譲歩するしかない。仮に天心がK-1と単発契約して武尊に勝った後、すぐRISEに復帰したら『K-1王者・武尊に勝った男』として宣伝されるからK-1側には不利益しかないので独占契約も受けなければならない。K-1は知名度・観客動員数ともに既にRISEを上回っているのでK-1側が譲歩する必要がない。しかし、夢の対戦を実現させるためには双方の歩み寄りも必要なので、天心が独占契約した場合は『他団体のトークショーへの参加』『K-1の年間スケジュールを加味した上で年1試合は他団体への試合出場を認める』など、両者の言い分をなるべく折り合わせてみてはどうだろう」と自身の見解を記載した[131]

2015年11月8日、RISE 108にて那須川は試合後のマイクで「年末にもう一勝負したいんですが、RIZINに是非とも僕を出してもらえませんでしょうか?RIZINの笹原圭一さんが来ているので是非出してください」とRIZIN参戦をアピールした。大会後の会見ではキックルールでのRIZIN参戦を希望し、「とにかく強い相手とやりたいです。K-1のほう(=武尊)もやってくれなそうなので、別にこっちから言わなくてもいいかな。いつまで言っても僕が下だと思われちゃうんで、これ以上言っても反応して来ないなら言わなくてもいいかなと」と武尊戦の見通しが立たない現状についてコメントした[132]

2015年11月21日、K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN〜THE CHAMPIONSHIP〜にて武尊がK-1 -55kg王座の防衛に成功し、試合後のマイクで「僕、大晦日めっちゃ暇なのでよろしくお願いします」とRIZIN参戦をアピールしてから、リングを降りて控え室に戻る花道の途中で、那須川が武尊にグロープタッチを求めて「大みそかで(戦いましょう)」と対戦を直訴した[133]。那須川は同日のTwitterで「武尊選手とグローブを合わせました。大晦日でやろうと。俺はその言葉を信じます」とツイートしている[134]。また、那須川はこの顛末を、自著の『覚醒』に、『RIZINから正式にオファーをもらうことはできたが、大みそかに大舞台で戦うなら、対戦相手はやはり武尊選手しか考えられなかった。武尊選手もこの日の試合後にRIZIN参戦をアピールした。どちらかの団体のリングで戦うのは難しくても、第三者のRIZINのリングなら、戦える可能性がある。花道で待っていて、武尊選手には僕から話しかけた。』とRIZINから正式に出場オファーを受け取った上で、地上波のゴールデンタイムに放送がある大みそかの大舞台に相応しい相手は武尊しか考えられず、なおかつ第三者のRIZINのリングでなら対戦できると考えての行動だったと記している[135]

しかし、大会後の会見で武尊は「ファンだと思ったのでハイタッチしたんですが気付きませんでした。周りがうるさかったので何を言っているかは聞こえなかったです。でも、組まれればやります」と、ファンの一人だと思い那須川だと気付かなかったとコメントした[133]。大会翌日の一夜明け会見でも、武尊は希望する対戦相手について質問を受けるが「誰でもいい。強い相手の方がアドレナリンが出まくるので、思いっきりテンションの上がる相手とやりたい」と那須川の名前には一切触れず、K-1プロデューサーの前田憲作は「K-1に出たいなら、SNSや直接会場で選手に声をかけるというのでなく、ジムや団体の代表が直訴するのが普通。そこをしっかり間違えないでやってほしいです」とコメントした[136]

2015年12月8日、RIZINの記者会見にて武尊vsヤン・ミン戦が発表され、武尊の対戦相手の選考について、RIZINの榊原信行実行委員長は「武尊選手の対戦相手には那須川天心君も考えましたし、話もしました。RIZINの舞台でそういう思い切った団体の垣根を越えたカードが出来ないかと思いましたが、今回は時間もなくて整いませんでした」と、試合の交渉はしたが時間の不足もあって実現までいたらなかったと話し、「今ファンが見たいカードを中立な立場のRIZINで実現させたい。またチャレンジしたい」と今後も交渉を継続するとした[137][138]

2016年1月19日、RISE 109を控えての公開練習にて那須川は「逃げてる奴には興味ない。武尊戦はもう別にいいですね、向こうがやりたいなら来いよって感じです。僕は本物の最強を目指すだけです」[20][139]とコメントした。

2016年の年末のRIZINでの対戦実現が期待されたが、那須川はRIZINに初出場するが、武尊は11月のK-1トーナメントで右拳を骨折して出場不可能となった。また、RIZINと協力関係を続けてきたK-1だったが、年末にRIZINとRIZIN協力団体が開催するファンEXPOに、K-1の出展ブースが無くなり、K-1の大会でRIZINの宣伝チラシが配布されなくなるなど、公式発表は無いものの事実上の協力関係解消となっている。

2017年6月18日、K-1の大会にて、武尊vsパスハエフ戦の生中継解説を務めた魔裟斗が「あとはこうなったら、僕は那須川天心との試合が見たいなあ」と発言[140]し、タブーとされる那須川vs武尊について言及する。しかしK-1は魔裟斗のこの言及を認めず、大会2日後にK-1公式YouTubeチャンネルに一旦は武尊vsパスハエフ戦の動画をアップロードするが、すぐに削除して、魔裟斗が那須川について言及した部分をカットした動画を再アップロードした[141]

2017年8月29日、RIZIN統括本部長の高田延彦がTwitterにて「キック界の二人のスーパースター武尊VS那須川天心は今しかない!格闘技に携わる人間としてこんなスーパーファイトをイタズラに時間を費やし鮮度を劣化し、戦う側のキモチを壊し、大人の事情で見る側に絶望感を抱かせる大罪があってはならぬと思う、何のためにこの仕事をしてるのか原点に帰りましょう!奇跡」「武尊VS那須川天心!みんなの声で動かそうぜ!」と立て続けにツイートした。ところが後日、高田は那須川vs武尊戦の実現を煽った事を「他団体の選手のマッチメークについて軽率な発言をしてしまいました。この件に関して今後はニ度と口にしません」と謝罪ツイートし、該当ツイートを削除した[142]

2017年12月31日、フジテレビにて生中継されたRIZIN KICK ワンナイトトーナメントで優勝した那須川は、試合後のマイクで「みなさん誰と見たいですか?」と観客に問いかけると、多くの観客から「武尊」の声が上がった。それを受けて「この歓声の声が答えだと思いますので、来年中にやりましょう!ファンが望むカードをやるのが格闘家。僕は格闘家として生きていくと決めたので、ファンに求められる試合をします」と対戦を待ち望むファンのために試合を実現させたいとアピールした。RIZINとK-1両方の公式サポーターに就任している関根勤は那須川のアピール直後の生中継内において「武尊選手と見たいっていうのが皆さんの声ですよね。たぶん選手はやりたいと思ってるはずですよ。だから後は諸事情ですよね」とコメントしている。 那須川は翌日の一夜明け会見でも、「別に向こう(K-1)のリングに上がってもいいかなと思いますけど……僕は“大人の事情”がすごく嫌なんです。こういうことをやっていたら格闘技界が盛り上がらない。そういうものを壊していけたらと思います」と格闘技界を盛り上げるためにK-1のリングに上がる意向を示し[143]、RIZINの榊原信行実行委員長も「場所はK-1さんがやりたいというならK-1で問題ありません。こちら側の準備は整っているので、あとはK-1さん次第」と那須川を送り出して、K-1のリングで武尊と対戦させることに問題はないとコメントした[117]

2018年3月16日、K-1との契約問題によってK-1に契約を解除されたTRY HARD GYM代表代行のHIROYAが弁護士同席で、契約解除までの経緯説明と、K-1が独占禁止法違反に相当する不当な独占契約を行っている事を告発する会見を行った。契約解除の発端は、2017年12月31日のRIZIN KICKトーナメントの那須川の対戦相手が公募された際に、HIROYAの弟である第2代K-1スーパーフェザー級王者大雅が那須川との対戦を希望するが、K-1運営に出場可能かどうかの確認をすると出場を拒否された事だと説明し、同席した弁護士はK-1との独占契約の内容について「試合をする日から1年間、拘束を受け、K-1サイドの承諾が無ければ、ほかの試合に出ることができなくなる。『1年間の契約』ということであれば『2018年の1月1日から2018年の12月31日まで』という風に考えるのが普通だが、そうではなく『試合を行なう度に1年間』ということです。試合を行なう度に1年ずつ延長されていくため、事実上の無期限の拘束契約となっています。この拘束から選手たちが解放されようとするならば、1年間、一切、試合には出れないということです。『全く試合に出ずファイトマネーの収入も1年間無いまま我慢しろ』というのは違法です」と告発した。また、会見にて「以前から那須川選手と武尊選手の試合がファンの間でも話題になってるんですけども、K-1さんの方針で那須川選手に触れるなというような方針があったりするんでしょうか?」という記者からの質問に対し、HIROYAは「そういうことは僕は一切言われたことはないんですけど。武尊は僕も同い年で知り合いなんですが、凄い気持ちの強い選手で、ほんとうに素晴らしい選手だと思います。そして武尊が『天心とやりたくない』なんて言う人間じゃないってことを僕は知ってるんですよ。絶対に武尊がやりたくないから壁を作ってるというのは、絶対にないと思うんですけど、ジムとかによって契約の内容も変わってくると思うので、そういった事情がどういう風に固まっているのかはちょっと分からないので、なんとも言えないです」とコメントした[144]

2018年3月21日、武尊がK-1のスーパーフェザー級トーナメントを優勝し3階級制覇を達成した直後のリング上で、「K-1の地上波ゴールデン生中継を僕の現役中に実現させたいです」「僕とやりたいと言っている選手もいますけど、やりたいならK-1上がって来てください。僕は逃げも隠れもしないんで。立ち技最強を決めるのはK-1です。K-1最高!」と名前こそ出さないものの、那須川との対戦はあくまでK-1のリングでやるという一貫した姿勢を示した[145]

2018年4月5日、RIZINの会見にて榊原信行実行委員長は「(那須川と対戦させたい特定の選手について聞かれ)とくにはないですよ。誰でも『RIZINに出たい!』という選手であれば。せっかく那須川天心というアイコンがいて、地上波ゴールデンタイム生中継のフジテレビがついてるんだから。それを避ける必要はないんじゃない。有名になりたい選手、腕に覚えがある選手はRIZINに出てくればいいと思います。那須川天心がセンターにいるんだし、有名になりたいんだったらどんどん来いよと。日本のキックの団体でゴールデンタイムで放送されてるところはないんだから。いろんな選手がツイッターでつぶやいてるけど、正々堂々来いよってことですね、正面から」「(K-1とTRY HARD GYMの契約問題のきっかけとなった前年のRIZINキックトーナメントの内情について)ボクらは推薦というか紹介を受けて、トライハードのほうから「ぜひ出たい」と。大雅選手側からそういうことだったので向き合って。契約に抵触するようなことがなければ、ボクらとしては(出す気がある)。ずっと言ってるようにRIZINはフェデレーションだから。過去にHIROYA選手も武尊選手もRIZINに出てるわけですし。垣根なくどんどん出てくれればいいんですよ」「ボクらはそんな契約で縛らずチャンスがあるんであれば、選手に出場の機会を与えたいなと。ボクらは団体を構えて選手を囲いこむことはしないので。ぜひRIZINという環境を、選手やプロモーションが有効活用してほしいですよね」と、前述の武尊の発言を受けて、既に地上波ゴールデンタイム生中継されているRIZINを活用して那須川vs武尊をやればいいと示唆するコメントをした[146]

2018年6月、K-1を運営する「M-1スポーツメディア」が、那須川の武尊への対戦要求の影響により、「武尊は那須川選手から逃げているとSNSで誹謗中傷され、K-1のプロデューサーや運営会社全体がダメージを受け、被告側の営業妨害によってイメージダウンし、スポンサー6社が離れた事実がある」として、2018年2月に、那須川、父・弘幸、所属ジムTARGETの会長・伊藤隆、RIZINの運営会社などに対し、約1億3700万円の損害賠償請求民事訴訟を起こしていたことが週刊新潮によって報道された。しかし、K-1から離れたスポンサーのうちの1社は「ウチはイベントの時にお弁当を出す契約を去年3回しただけです」と回答している。那須川の所属ジム・TARGETの伊藤隆は「ファンが望むカードをすればと発信しただけです。格闘家は強いヤツがいたら戦いたいと思うのは当然。原告側は2人を戦わせたくないのでしょう。こんな訴訟をやっては、K-1のイメージダウンになる。怒りを越えて失笑しました」とコメントした[147]

ボクシング世界王者・井上尚弥との対戦への期待[編集]

2017年8月にアメリカ、ラスベガスで実現し、両選手が得た試合報酬がそれそれ1億ドルを超えるなど大きな話題となったボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニアvs総合格闘技UFC同時2階級制覇王者コナー・マクレガーについて、「自分もああいう競技や団体の垣根を超える試合をしたい」「僕もボクシングルールに挑戦したいです。メイウェザーvsマクレガーのように世紀の一戦をしたいと思います」と発言している那須川」[50]に対し、上述のようにボクシング界からの絶大な評価と勧誘もあって、ボクシング世界3階級制覇王者井上尚弥との対戦を期待されている[52][148]

上述のように日本では日本ボクシングコミッションが他競技との掛け持ちを認めておらず、那須川が日本国内でボクシングの試合をすることは出来ないため、那須川は「日本ではキック、海外ではボクシングをやっていきたい」[49]とコメントしており、那須川vs井上は海外で開催するぶんには問題なく可能となる。日本国内で実現させるためには、まず那須川が海外でプロボクシングのA級ライセンスを取得することで、ムエタイとボクシングを掛け持ちしているタイ人選手と同様の外国人選手扱いで試合をする形となる。那須川がボクシングに参戦する時は帝拳ジムを通すという約束を葛西と交わしている。那須川に熱烈な参戦オファーをしているアジア最大の総合格闘技団体ONE Championshipは2018年からキックボクシングとボクシングにも進出し、WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイの世界王座防衛戦を開催しているため、帝拳との共同プロモートという形で那須川がボクシング参戦をサポートできる状態にある。

井上は「天心君とは共通の知人と食事をしているときに、少しだけ電話で話したことがある。キックボクサーなのに総合格闘技に挑戦できる身体能力や技術力は本当にすごい」と評している[149]

那須川は井上について「基本的に自分はボクシングに限らず、誰みたいになりたいという憧れはないんです。それよりも誰も挑戦したことがないことを常にやってみたい。ただ、井上さんが史上最速で2階級制覇をしたオマール・ナルバエス戦だけは、“いつかこういう衝撃を与えてみたい”と、目標にしたくなったのを覚えています」「井上選手が出場するWorld Boxing Super Seriesのキックボクシング版みたいな大規模な世界最強決定トーナメントが開催されるようにキックボクシングの人気を高めていって、そこで自分が優勝したい」「今、井上選手は25歳で僕は19歳。フィジカル・トレーナーからは僕が25歳になる時に井上選手のフィジカルを超えることを超えよう、と言われている」「井上選手とボクシングルールで今すぐ戦ったら勝てないと思いますが、手合わせしてみたい」(2018年6月)[150]と語っている。

戦績[編集]

アマチュアキックボクシング[編集]

  • 105戦99勝5敗1分37KO

プロキックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
27 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
27 20 7 0 0 0
0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
堀口恭司 3分3R終了 判定3-0 RIZIN.13 2018年9月30日
ロッタン・ジットムアンノン 5R+延長1R終了 判定3-0 RISE 125 2018年6月17日
中村優作 2R 1分42秒 TKO(3ダウン) RIZIN.10 2018年5月6日
スアキム・シットソートーテーウ 5R終了 判定3-0 KNOCK OUT FIRST IMPACT 2018年2月12日
藤田大和 1R 1分27秒 TKO (3ダウン:左ストレート→左膝蹴り) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 決勝】
2017年12月31日
浜本"キャット"雄大 2R 1分58秒 KO (跳び膝蹴り) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND
【RIZIN KICK ワンナイトトーナメント 準決勝】
2017年12月31日
イグナシオ・カプロンチ 3R 1分15秒 KO(膝蹴り) RISE 121 2017年11月23日
ウィサンレック・MEIBUKAI 3R 2分45秒 TKO(ドクターストップ) KNOCK OUT vol.4 2017年8月20日
ライアン・シェーハン 1R 1分12秒 KO (左ボディストレート) RISE 117
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級タイトルマッチ】

2017年5月20日

アムナット・ルエンロン 4R 2分39秒 KO(左ボディフック) KNOCK OUT vol.1 2017年2月12日
ワンチャローン・PK・センチャイムエタイジム 1R 2分23秒 TKO(左バックスピンキック) KNOCK OUT vol.0 2016年12月5日
村越優汰 5R終了 判定2-0 RISE 113
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2016年9月25日
リン・ビン 1R 1分10秒 KO(膝蹴り) KUNLUN FIGHT 49×REBELS.45 2016年8月7日
タリック・トッツ 2R 1分49秒 KO(三日月蹴り) RISE 111 2016年5月29日
フレッド・コルデイロ 5R 判定3-0 RISE 110
ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦】
2016年3月26日
宮元啓介 2R 0分26秒 KO(左飛び膝蹴り) NO KICK NO LIFE 2016 2016年3月12日
マノリス・カリシス 3R終了 判定3-0 RISE 109 2016年1月31日
マイク・アラモス 1R 1分31秒 KO(膝蹴り) RISE 108 2015年11月8日
内藤大樹 1R 1分41秒 KO(左ストレート) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 決勝】
2015年8月1日
小笠原裕典 3R 0分44秒 KO(左フック) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 準決勝】
2015年8月1日
鈴木真彦 1R 1分46秒 KO(左フック) BLADE.2
【BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 1回戦】
2015年8月1日
村越優汰 2R 1分31秒 TKO (パンチ連打) RISE 105
【RISEバンタム級タイトルマッチ】
2015年5月31日
藤本昌大 1R 2分06秒 KO (左フック)  RISE 104 2015年3月21日
キム・ジンミン 1R 1分40秒 KO (左膝蹴り) BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg 2014年12月29日
九島亮 3R終了 判定3-0 RISE 102 2014年11月16日
アレクサンドロ・ヒデオ 1R 2分42秒 KO (左膝蹴り) RISE 101 2014年9月28日
有松朝 1R 0分58秒 KO (左ハイキック) RISE 100〜BLADE 0〜 2014年7月12日

総合格闘技[編集]

総合格闘技 戦績
4 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
4 2 1 1 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
藤田大和 5分3R終了 判定3-0 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -秋の陣- 2017年10月15日
フランシスコ・ギリオッティ 1R 1:07 TKO(左ストレート→パウンド) RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA- 2017年4月16日
カウイカ・オリージョ 2R 0:37 ニンジャチョーク RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント FINAL ROUND 2016年12月31日
ニキータ・サプン 1R 2:47 KO(パウンド) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND 2016年12月29日

ミックスルール[編集]

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
才賀紀左衛門 1R 1:36 KO (左ストレート) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣- 2017年7月30日

獲得タイトル[編集]

  • 極真空手(松井派)
    • 2009国際青少年空手道選手権大会10歳男子-40kgの部 優勝
    • 極真空手ジュニア世界大会2009 優勝
  • アマチュアキックボクシング
    • KAMINARIMON-35kg級王者
    • Bigbang 50kg級王者
    • Bigbang 60kg級王者
    • 全世界アマチュアムエタイ金メダル
    • ムエロークジュニアトーナメント 2010 優勝
    • M-1ムエタイチャレンジ40kg級王者
    • M-1ムエタイチャレンジ45kg級王者
    • M-1ムエタイチャレンジ50kg級王者
    • 初代MAキック Jr. 42kg級王者
    • 藤原敏男杯 2012 全国大会 50kg級 優勝
    • 藤原敏男杯 2013 全国大会 55kg級 優勝
    • その他多数
  • プロキックボクシング
    • 第6代RISEバンタム級王座
    • BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント2015 優勝
    • ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座(2016年)
    • RIZIN KICK ワンナイトトーナメント2017 優勝
    • 初代RISE世界フェザー級王座

著書[編集]

  • 覚醒[1] (クラーケン出版、2017年12月)[151]

出演[編集]

テレビ[編集]

  • RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 2nd Round Final Round(フジテレビ、2016年12月31日放送)
  • 戦え!スポーツ内閣(毎日放送、2017年3月15日放送)
  • RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-(フジテレビ、2017年4月16日放送)
  • Love music(フジテレビ、2017年7月17日放送)
  • RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 1st ROUND -夏の陣-(フジテレビ、2017年7月30日放送)
  • ニチファミ! RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017(フジテレビ、2017年10月15日放送)
  • もしもツアーズ(フジテレビ、2017年12月23日放送)
  • RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017(フジテレビ、2017年12月31日放送)
  • 水曜日のダウンタウン(TBS、2018年4月25日放送)
  • ジャンクSPORTS(フジテレビ、2018年5月6日放送)
  • ニチファミ! RIZIN.10(フジテレビ、2018年5月6日放送)
  • アナザースカイ(日本テレビ、2018年6月29日放送)

ウェブテレビ[編集]

  • VS那須川天心[2](2018年3月3日-6月30日、Abema TV格闘チャンネル、土曜21:00-21:30)
  • VS那須川天心 2ndシーズン[3](2018年9月1日-、Abema TV格闘チャンネル、土曜21:30-22:00)

CM[編集]

脚注[編集]

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注釈
  1. ^ 極真会館(松井派)千葉北支部五香道場責任者である佐藤竜也の元で育てられる。
脚注
  1. ^ 那須川天心 『金的』 クラーケン、2017年12月、180頁。ISBN 978-4909313010
  2. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、6頁。ISBN 978-4909313010
  3. ^ a b c ゴング格闘技No.296
  4. ^ a b c 格闘技界最注目の18歳、那須川天心が語る強さの秘密 「誰の手も届かないところに行きたい」週プレNEWS 2017年2月10日
  5. ^ a b 那須川天心キックボクシング史上最高の天才J:COM 2017年
  6. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、179-180頁。ISBN 978-4909313010
  7. ^ 計量 公式ブログ 2017年5月19日
  8. ^ 那須川天心、ベスト体重より重い対戦相手でも「関係ない」 Abema格闘TIMES 2018年3月28日
  9. ^ 【RISE】那須川天心、最強の敵に「覚悟と自信を持って挑む」eFight 2018年4月12日
  10. ^ RISE 6.17 幕張イベントホール:那須川天心、スアキムを圧倒したロッタンとRISE世界王座決定戦。松倉信太郎&HIROYAが初参戦。白鳥大珠がキック復帰戦BoutReview 2018年4月11日
  11. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、14頁。ISBN 978-4909313010
  12. ^ a b 「KNOCK OUT vol.1」那須川天心インタビュー「今年は挑戦の一年!」知られざるプライベートでの目標も公開!KNOCKOUTインタビュー 2017年2月
  13. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、34-36頁。ISBN 978-4909313010
  14. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、81頁。ISBN 978-4909313010
  15. ^ Fight & Life Vol.48
  16. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、100頁。ISBN 978-4909313010
  17. ^ a b c 【RISE】那須川がダウンを2度奪い圧勝、3月は二連戦に挑む”. e-Fight. 2016年1月31日閲覧。
  18. ^ a b c d Fight & Life Vol.49
  19. ^ a b 【RISE】KO防衛した那須川天心に才賀紀左衛門が挑戦状”. e-Fight. 2017年5月20日閲覧。
  20. ^ a b ゴング格闘技No.285
  21. ^ a b Fight & Life Vol.58
  22. ^ a b c Fight & Life Vol.50
  23. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、182頁。ISBN 978-4909313010
  24. ^ 鈴木健.txt/場外乱闘 番外編・那須川天心 サムライTV公式サイト 2016年12月
  25. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、61頁。ISBN 978-4909313010
  26. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、64頁。ISBN 978-4909313010
  27. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、186頁。ISBN 978-4909313010
  28. ^ 那須川天心 『覚醒』 クラーケン、2017年12月、44頁。ISBN 978-4909313010
  29. ^ https://www.youtube.com/watch?v=KGYGN6D-YJU |medium=|publisher=
  30. ^ 那須川天心、-55kg優勝に向け自信。フィジカルトレーニングを公開:8.1 大田 バウトレビュー 2015年7月17日
  31. ^ 【編集部コラム】那須川天心の強さを作った意外なトレーニングとは? e-Fight 2015年6月1日
  32. ^ 大田 バウトレビュー 2014年7月7日
  33. ^ 【極真会館】那須川天心が空手時代のライバル南原にエール e-Fight 2015年6月2日
  34. ^ Fight & Life Vol. 57
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
村越優汰
第4代RISEバンタム級王者

2015年5月31日 - 2018年6月6日

空位
次タイトル獲得者
N/A
前王者
王座新設
初代RISE世界フェザー級王者

2018年6月17日 - 現在

次王者
N/A