World Extreme Cagefighting
World Extreme Cagefighting | |
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設立 | 2001年 |
主催 | ズッファ |
本部 |
![]() ネバダ州ラスベガス |
代表者 | リード・ハリス |
World Extreme Cagefighting(ワールド・エクストリーム・ケイジファイティング、略称WEC)は、アメリカ合衆国の総合格闘技団体。2010年をもって同じズッファが運営するUFCに統合された。
UFCとは異なり、軽量級のマッチメイクをイベントの主体としていた。特にUFCが当時認定していなかったフェザー級以下の階級については世界一の選手層を有していた。
概要[編集]
2001年にスコット・アダムスとリード・ハリスが創設し、インディアン・リザベーションのタチ・パレス・ホテルを中心に活動していた。2006年12月にズッファに買収され、以後は同社が運営している。それまで五角形だった金網がUFCと同じく八角形になり、アメリカではケーブルテレビ・コムキャストのVersusでテレビ放送も行なわれるようになった[1]。
ズッファによる買収[編集]
ズッファ買収後のWECではライトヘビー級以下の6つの階級が設定されていたが、2008年12月3日のWEC 37を最後に、ミドル級とライトヘビー級は廃止となった[2]。また2009年からはウェルター級の選手もUFCに移管され、フライ級が新設されることが発表された[3]。
UFCへの統合[編集]
2010年10月28日の発表で、UFC代表のダナ・ホワイトがWECのUFCへの統合を発表した。WECの現役フェザー級王者だったジョゼ・アルドは、そのままUFCの初代フェザー級王者に認定された。WECバンタム級王者のドミニク・クルーズは、12月16日に開催された最終興行WEC 53での防衛戦でスコット・ヨルゲンセンに勝利し、初代UFCバンタム級王者として認定された[4]。また、ライト級についてはWEC 53にて行われたタイトルマッチで王者ベン・ヘンダーソンに勝利したアンソニー・ペティスが、UFC 125で行われるフランク・エドガーとグレイ・メイナードによるUFCライト級タイトルマッチの勝者への次期挑戦権を獲得した[5]。(但し、ペティスは後にこのタイトル挑戦権を失うこととなる。詳細は「アンソニー・ペティス」の項を参照)
統合後WECの記録はUFCの公式記録としても扱われている[6]。
ルール[編集]
NJSACB制定の共通ルールに準拠。試合場にはUFC同様、8角形のケージ(金網)を使用しているが、サイズはUFCより一回り小さい。
階級・王座[編集]
- 王座の変遷については「WEC王者一覧」を参照。
階級 | 重量区分 | 最終王者 | 防衛回数 |
---|---|---|---|
ライト級 | -155lbs: -70.3kg | ![]() |
0 |
フェザー級 | -145lbs: -65.8kg | ![]() |
2 |
バンタム級 | -135lbs: -61.2kg | ![]() |
2 |
フライ級 | -125lbs: -56.7kg | 空位 | - |
開催履歴[編集]
- 詳細は「WECの大会一覧」を参照。
脚注・出典[編集]
- ^ 「UFCはライバルだ WEC代表ピーター・ドロペッグ」 『GONKAKU』2007年9月号、イースト・プレス、p23
- ^ WEC Drops Middleweight & Light Heavyweight Divisions MMA PAYOUT 2008年9月26日
- ^ 【WEC39】ウェルター級がUFCに移管、フライ級が新設 MMAPLANET 2009年2月4日
- ^ 【WEC53】クルーズが初代UFCバンタム級王座を戴冠 MMAPLANET 2010年12月17日
- ^ WECを完全吸収。アルドがUFCフェザー級王者に バウトレビュー 2010年10月31日
- ^ UFC 181:ユライア・フェイバーのバックステージ・インタビュー UFC公式サイト 2014年12月6日
外部リンク[編集]
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