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ヴガール・ケラモフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴガール・ケラモフ
基本情報
本名 ヴガール・ケラモフ
(Вугар Кярамов)
通称 Vugi[要出典]
コーカサスの雷[1]
国籍 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン
生年月日 (1992-02-20) 1992年2月20日(33歳)
出身地 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン
所属 ORION FIGHT CLUB
身長 175cm
体重 66.0kg
リーチ 179cm
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン サンボ
散打
テーマ曲 Bayati Shiraz (Remix).ft Kenan Bayramli
(Tural Ali)
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ヴガール・ケラモフVugar Karamov1992年2月20日 - )は、アゼルバイジャン男性総合格闘家。ORION FIGHT CLUB所属。第4代RIZINフェザー級王者。

来歴

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散打柔道コンバットサンボなどの様々な格闘技を学び、散打ではイスラム選手権で優勝を果たす。2011年総合格闘技を始め、2012年に20歳でプロデビュー[2][3]

RIZIN

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2020年2月22日、RIZIN初出場となったRIZIN.21カイル・アグォンと対戦し、3-0の判定勝ち[4]

2021年6月13日、RIZIN.28RIZINフェザー級王者の斎藤裕とノンタイトル戦で対戦。タックルで再三のテイクダウンを奪うなどして全体的に優勢に試合を進めるも、2R終盤にフラッシュダウンを奪われたりイエローカードを受けたことなどが響き、1-2の判定負けを喫した[5]。ケラモフは新型コロナウイルス感染拡大対策によって入国から14日間の隔離期間を経て陰性証明を得てからの試合だった[6]。この試合結果により約7年間に及ぶ11連勝がストップした[7]

2022年4月17日、RIZIN.35パンクラスバンタム級暫定王者の中島太一と対戦し、1Rに片脚タックルでテイクダウンした後、前三角絞で一本勝ちを収めた[8]

2022年7月31日、RIZIN.37でFighting NEXUSフェザー級王者の山本空良と対戦し、テイクダウンからパウンドや肘打ちで攻めるなど試合を優勢に進め、3-0の判定勝ちを収めた。なお、当初は白川陸斗との対戦が発表されていたが、白川の怪我による欠場で山本との対戦となった[9]

2022年10月23日開催のRIZIN.39中原由貴と対戦が予定されていたが、椎間板ヘルニアを発症したため欠場となった[10]

2023年4月1日、RIZIN.41堀江圭功と対戦し、パンチとテイクダウンを織り交ぜて圧倒し続け、2Rにスタンドバックからのリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めた[11]

RIZINフェザー級王座獲得

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2023年7月30日、超RIZIN.2のRIZINフェザー級王座決定戦で朝倉未来と対戦。試合開始序盤にシングルレックでテイクダウンし、マウントポジションからパウンドや肘打ちで攻めると、朝倉の立ち上がり際にリアネイキッドチョークでタップを奪い一本勝ちを収め、王座獲得に成功した[12]。この試合では試合終了までに一発の有効打も被弾する事が無かった[13]

2023年11月4日、母国のアゼルバイジャンで開催されたRIZIN LANDMARK 7のRIZINフェザー級タイトルマッチで挑戦者の鈴木千裕と対戦。試合開始序盤で鈴木をテイクダウンするも鈴木のペダラーダ(グラウンド状態下からの蹴り)を顎に受けてダウンし、そのままパウンドを受けて自身初となるKO負けを喫し王座陥落[14][15]

2024年2月24日、復帰戦となるRIZIN LANDMARK 8にて摩嶋一整と対戦予定であったが前年11月のRIZINアゼルバイジャン大会でケラモフ含む数人がフーリガン行為を行った疑いの報道が出た影響で来日不可となり欠場。被害を受けたとされるケラモフ達の知り合いの元格闘家とケラモフ達の関係が修復され完全に和解。両者から『和解の請願書』が提出されたことで、母国で「当事者間の和解が達成された」と報道された。再び日本に入国可能となったことでRIZINが6月のRIZIN.47で『ヴガール・ケラモフ vs.クレベル・コイケ』を計画して両者合意。しかし発表直前にアゼルバイジャン政府が「(すでに和解しているが、)この件の手続きがすべて完了するまではケラモフ達を勾留する」とRIZIN運営に伝えたことで復帰戦が遠のいた[16][17]。その後、警察が引き続き調査を進めた結果、『フーリガン行為自体は行われていなかった』『冤罪だった』という結果となり、これによりケラモフ達が罪を犯していた可能性が無くなり嫌疑がすべて晴れて無罪となった。9月にRIZINがアゼルバイジャン政府から「ケラモフ達のRIZIN復帰を楽しみにしている」と連絡を受けたことで、RIZIN.48の大会中にVTRで11月のRIZIN LANDMARK 10にケラモフが出場することが発表された[18][19]

2024年11月17日、1年ぶりとなる復帰戦を行い、RIZIN LANDMARK 10摩島一整と対戦し、1R開始早々に右フックでダウンを奪い追撃の肘打ち連打でTKO勝利[20]

2024年12月31日、RIZIN DECADEでライト級に階級を上げてRIZINライト級タイトルマッチを行い、王者のホベルト・サトシ・ソウザと対戦。1Rに三角絞めでキャリア初の一本負け[21]

2025年6月14日、RIZIN LANDMARK 11でフェザー級に階級を戻し、木村柊也に判定勝利[22]

2025年12月31日、RIZIN 師走の超強者祭りで、元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケと対戦。互いに存在感を示すことが求められた元王者同士の一戦であった。 試合序盤はテイクダウンやフィジカルの強さを生かして対抗したが、ラウンドを重ねるにつれクレベルの執拗な寝技攻勢にさらされる展開となり、最後まで耐え抜いたものの、判定3-0で敗れた[23]

戦績

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プロ総合格闘技

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総合格闘技 戦績
28 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
21 7 9 4 1 0 0
7 1 1 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× クレベル・コイケ 5分3R終了 判定0-3 RIZIN 師走の超強者祭り 2025年12月31日
木村柊也 5分3R終了 判定3-0 RIZIN LANDMARK 11 2025年6月14日
× ホベルト・サトシ・ソウザ 1R 4:45 三角絞め RIZIN.49
【RIZINライト級タイトルマッチ】
2024年12月31日
摩嶋一整 1R 0:28 TKO(右フック→グラウンドエルボー) RIZIN LANDMARK 10 2024年11月17日
× 鈴木千裕 1R 1:28 KO(ペダラーダグラウンドパンチ[24] RIZIN LANDMARK 7
【RIZINフェザー級タイトルマッチ】
2023年11月4日
朝倉未来 1R 2:41 リアネイキッドチョーク 超RIZIN.2
【RIZINフェザー級王座決定戦】
2023年7月31日
堀江圭功 2R 3:21 リアネイキッドチョーク RIZIN.41 2023年4月2日
山本空良 5分3R終了 判定3-0 RIZIN.37 2022年7月31日
中島太一 1R 2:00 前三角絞 RIZIN.35 2022年4月17日
× 斎藤裕 5分3R終了 判定1-2 RIZIN.28 2021年6月13日
カイル・アグォン 5分3R終了 判定3-0 RIZIN.21 2020年2月22日
グスタボ・ワリッツアー 1R 1:29 KO(右ストレート) Bellator 234: Kharitonov vs. Vassell 2019年11月14日
カツペル・フォルメラ 5分3R終了 判定3-0 RWC 3 2019年7月5日
リナト・サヤクバエフ 2R 2:52 TKO(足の負傷) WWFC 12 2018年9月29日
マラアマ・アリエフ 1R 2:10 TKO(スタンドパンチ連打) WWFC 10 2018年3月24日
アルテム・タンシン 1R 0:26 KO(スタンドパンチ) WWFC 9 2017年12月14日
エフゲニー・プラクシン 2R 3:48 腕ひしぎ十字固め Orion Fight Arena Spectacular Kickboxing-MMA Gala 2017年10月21日
ジャマル・バリ 1R 0:00 N/A Azerbaijan MMA Federation Azerbaijan vs. Iran 2016年12月31日
イルキン・ザマンリ 1R 3:24 三角絞め CWFL 2016年6月5日
ムフタル・バフムドフ 1R 4:03 ギロチンチョーク GEFC 1 2016年1月30日
ジア・バルカライア 2R 2:37 TKO(スタンドパンチ連打) Azerbaijan MMA Federation National Open Cup 2015年10月2日
× マゴメド・イドリソフ 5分2R終了 判定0-3 GEFC 2014年4月18日
× ジハド・ユヌソフ 5分3R終了 判定0-3 OC 80 2013年9月21日
ムラド・マージエフ 1R 1:30 三角絞め GEFC Аzerbaijan 2013年6月30日
バイラム・ウグル 1R 3:52 腕ひしぎ十字固め Azerbaijan MMA Federation Azerbaijan vs. Turkey 2013年5月28日
サエド・バゲルラグハブ 1R 4:09 KO(スタンドパンチ) Azerbaijan MMA Federation Azerbaijan vs. Iran 2013年4月23日
レオン・ゴレズガスクヴィリ 1R 1:05 三角絞め ECSF Azerbaijan vs. Georgia 2012年9月26日
× オレグ・ボリソフ 5分3R終了 判定0-3 CIS 2012年4月6日

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ 【RIZIN名古屋】コーカサスの雷轟かせた! ヴガール・ケラモフが摩嶋一整を〝秒殺〟 鈴木千裕との再戦を希望”. 産業経済新聞社 (2024年11月7日). 2025年10月3日閲覧。
  2. ^ ヴガール・ケラモフ”. RIZIN オフィシャルサイト. 2024年7月1日閲覧。
  3. ^ 【RIZIN】ムサエフと同門ヴガール・ケラモフ「アゼルバイジャンに2つ目のベルトを」=2月22日(土)浜松”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年7月1日閲覧。
  4. ^ 初参戦ケラモフ、ライト級王者ムサエフに続く強さを見せる eFight 2020年2月22日
  5. ^ 204日ぶり復帰の斎藤裕「紙一重だった」5年間無敗ケラモフとの死闘制す - 格闘技 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年10月8日閲覧。
  6. ^ [1]NOBUYUKI SAKAKIBARA 2021年6月10日
  7. ^ 【試合結果】Yogibo presents RIZIN.28 第3試合/斎藤裕 vs. ヴガール・ケラモフ”. RIZIN オフィシャルサイト. 2024年10月8日閲覧。
  8. ^ 【RIZIN】再襲来の強豪ケラモフが戦慄の失神一本勝ち!パンクラス王者中島太一を“マウント三角絞め”葬 eFight 2022年4月17日
  9. ^ 【RIZIN】スーパーアトム級WGPは伊澤がラーラにギロチン一本勝ち! 浜崎がアギラーに涙の勝利、パク・シウが浅倉に完勝、RENAがダウン奪う勝利。神龍が所に判定勝ちも悔し涙、武田がケースに投げ勝ち、元谷が太田を完封! ゴング格闘技 2022年7月31日
  10. ^ 【試合変更】ヴガール・ケラモフ欠場による中原由貴の対戦相手変更のお知らせ / 湘南美容クリニック presents RIZIN.39 - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト”. jp.rizinff.com. 2022年10月14日閲覧。
  11. ^ 【RIZIN】皇治が芦澤に敗れ引退へ。ケラモフが堀江に一本勝ち、K太郎がストラッサー下し放送事故級マイク、神龍が北方を失神フィニッシュ、萩原が判定でアグォン越え、石司が金太郎...”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年10月8日閲覧。
  12. ^ 【試合結果】超RIZIN.2 powered by U-NEXT 第8試合/朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ”. RIZIN オフィシャルサイト. 2024年10月8日閲覧。
  13. ^ RIZIN FF English Twitter (X)”. 2024年7月1日閲覧。
  14. ^ 【試合結果】RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 第10試合/ヴガール・ケラモフ vs. 鈴木千裕”. RIZIN オフィシャルサイト. 2024年10月8日閲覧。
  15. ^ 【RIZIN】鈴木千裕、ケラモフを下からのパンチ連打!失神KO勝利でキックと二刀流王者に 日刊スポーツ 2023年11月5日
  16. ^ 【RIZIN】ケラモフ、ムサエフらがフーリガン行為でトラブルの相手と「和解」も、拘留命令のケラモフについては「今後の処遇を確認中」(RIZIN)”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年9月30日閲覧。
  17. ^ 【RIZIN】「ケラモフは現時点でも勾留が解かれず」RIZINで2階級制覇を狙うアーチュレッタとの対戦を、最短で王座奪還を目指すクレベルが了承”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年9月30日閲覧。
  18. ^ oricon (2024-09-29), 【RIZIN.48】榊原CEO、王者・鈴木千裕とシェイドゥラエフの対戦実現に言及 ケラモフ参戦の経緯と近況も明かす 『RIZIN.48』試合後総括インタビュー, https://www.youtube.com/watch?v=4-EgU7TvsyE 2024年9月30日閲覧。 
  19. ^ 2024-11 Dropkick 生放送、摩島一整マネージャーのシュウ・ヒラタ 発言より
  20. ^ 【試合結果】RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA 第12試合/ヴガール・ケラモフ vs. 摩嶋一整”. 2024年11月26日閲覧。
  21. ^ 【試合結果】RIZIN DECADE「Yogibo presents RIZIN.49」第12試合/ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ヴガール・ケラモフ”. RIZIN公式サイト. 2024年1月10日閲覧。
  22. ^ 【試合結果】RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO 第15試合/ヴガール・ケラモフ vs. 木村柊也”. RIZIN公式サイト. 2026年1月13日閲覧。
  23. ^ 【試合結果】RIZIN師走の超強者祭り 第10試合/クレベル・コイケ vs. ヴガール・ケラモフ”. RIZIN公式サイト. 2026年1月13日閲覧。
  24. ^ 【試合結果】RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 第10試合/ヴガール・ケラモフ vs. 鈴木千裕”. - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト. RIZIN FIGHTING FEDERATION (2023年11月5日). 2023年11月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
クレベル・コイケ
第4代RIZINフェザー級王者

2023年7月30日 - 2023年11月4日

次王者
鈴木千裕