2018年の埼玉西武ライオンズ

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2018年の埼玉西武ライオンズ
成績
CS最終ステージ敗退 
CSFinal 2勝4敗(対ソフトバンク
パシフィック・リーグ優勝
88勝53敗2分 勝率.624
本拠地
都市 埼玉県所沢市
球場 メットライフドーム
Seibu Dome September-10 2007-1.jpg
球団組織
オーナー 後藤高志
経営母体 西武鉄道
監督 辻発彦
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2018年の埼玉西武ライオンズでは、2018年シーズンについての埼玉西武ライオンズの動向をまとめる。

このシーズンの埼玉西武ライオンズは、辻発彦監督の2年目のシーズンであり、10年ぶり22度目(2008年以来)のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

開幕前[編集]

2017年は2位で3年ぶりにAクラスとなり、クライマックスシリーズに出場したが、東北楽天ゴールデンイーグルスに1勝2敗で敗れた。オフに野上亮磨がFA宣言して読売ジャイアンツ牧田和久ポスティングシステムを使用しサンディエゴ・パドレスに移籍した。新外国人としてニール・ワグナーファビオ・カスティーヨを獲得した。

ドラフト会議では田嶋大樹の外れ1位で齊藤大将、2位で花咲徳栄高等学校西川愛也など、8名(うち2名は育成選手)を獲得した。

オープン戦は8勝6敗2分で7位だった[1]

開幕後[編集]

開幕投手はエースの菊池雄星が務め、4安打2失点でシーズン初勝利を挙げる[2]、と27年ぶりの開幕8連勝[3]。4月は19勝5敗で首位を独走し、多和田真三郎山川穂高月間MVPを受賞した[4]。5月4日に20勝に一番乗りしたが[5]、5月は投打がかみ合わなくなり、10勝14敗と負け越した[6]。8月は15勝10敗1分と勝ち越したが、8月24日-26日の福岡ソフトバンクホークス戦で3連敗を喫し、8月11日時点で最大で11.5ゲーム差離していたが、5ゲーム差に迫られた[7]中村剛也は自己最多の月間12本塁打を記録し、3年ぶり2度目の月間MVP受賞となった[8]。直前に3ゲーム差まで迫られていた9月15日-17日の2位の福岡ソフトバンクホークス戦で3連勝したことで優勝マジック11が点灯、2年連続のクライマックスシリーズ出場も確定した[9]。9月30日、ロッテ対ソフトバンクでソフトバンクが敗れたことで10年ぶり22度目のリーグ優勝を決めた[10]。開幕から一度も首位を譲らず優勝したのは、1997年のヤクルト以来21年ぶり、パシフィック・リーグでは1962年の東映以来56年ぶり。浅村と山川の2選手が120打点以上を挙げる攻撃力を誇ったものの、防御率はリーグ優勝したチームとしては2001年の近鉄以来2度目となるリーグ最低で、プロ野球史上初めて最多失点、最低防御率、最多失策で優勝した[11]クライマックスシリーズでは、ソフトバンクに2勝4敗(1勝はリーグ優勝のアドバンテージ)で敗れ、10年ぶりの日本シリーズ進出を逃した。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

オーダー変遷
開幕 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1
1 秋山翔吾 秋山翔吾 秋山翔吾 秋山翔吾 秋山翔吾 源田壮亮
2 源田壮亮 源田壮亮 源田壮亮 源田壮亮 源田壮亮 秋山翔吾
3 浅村栄斗 浅村栄斗 浅村栄斗 浅村栄斗 浅村栄斗 浅村栄斗
4 山川穂高 山川穂高 山川穂高 山川穂高 山川穂高 山川穂高
5 森友哉 外崎修汰 メヒア 森友哉 外崎修汰 外崎修汰
6 中村剛也 メヒア 外崎修汰 外崎修汰 栗山巧 森友哉
7 外崎修汰 木村文紀 中村剛也 栗山巧 中村剛也 中村剛也
8 炭谷銀仁朗 岡田雅利 炭谷銀仁朗 中村剛也 メヒア 栗山巧
9 金子侑司 金子侑司 金子侑司 斉藤彰吾 岡田雅利 メヒア
菊池雄星 高木勇人 菊池雄星 榎田大樹 高木勇人 十亀剣
2018年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 -- 西武 --
2位 日本ハム 5.5 日本ハム 1.0 日本ハム 0.0 日本ハム 3.0 ソフトバンク 6.0 ソフトバンク 6.5
3位 ソフトバンク 6.5 ソフトバンク 3.5 ソフトバンク 3.0 ソフトバンク 9.5 日本ハム 7.0 日本ハム 13.5
4位 ロッテ 7.0 オリックス 5.0 オリックス 4.0 ロッテ ロッテ 14.5 オリックス 21.5
5位 オリックス 9.5 ロッテ 7.0 ロッテ 4.0 オリックス 11.5 オリックス 15.0 ロッテ 28.5
6位 楽天 13.5 楽天 12.0 楽天 13.5 楽天 15.0 楽天 21.0 楽天 29.5
期間
成績
19勝5敗
勝率.792
10勝14敗
勝率.417
11勝11敗1分
勝率.500
13勝5敗
勝率.722
15勝10敗1分
勝率.600
20勝8敗
勝率.714

[注 1]

2018年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
優勝 埼玉西武ライオンズ 88 53 2 .624 ---
2位 福岡ソフトバンクホークス 82 60 1 .577 6.5
3位 北海道日本ハムファイターズ 74 66 3 .529 13.5
4位 オリックス・バファローズ 65 73 5 .471 21.5
5位 千葉ロッテマリーンズ 59 81 3 .421 28.5
6位 東北楽天ゴールデンイーグルス 58 82 3 .414 29.5

セ・パ交流戦[編集]

日本生命セ・パ交流戦2018 最終成績
順位 球団 勝率
優勝 東京ヤクルトスワローズ 12 6 0 .667 ---
2位 オリックス・バファローズ 11 6 1 .647 0.5
3位 千葉ロッテマリーンズ 11 7 0 .611 1.0
4位 福岡ソフトバンクホークス 11 7 0 .611 1.0
5位 北海道日本ハムファイターズ 10 8 0 .556 2.0
6位 埼玉西武ライオンズ 10 8 0 .556 2.0
7位 読売ジャイアンツ 8 10 0 .444 4.0
8位 横浜DeNAベイスターズ 8 10 0 .444 4.0
9位 中日ドラゴンズ 7 11 0 .389 5.0
10位 広島東洋カープ 7 11 0 .389 5.0
11位 阪神タイガース 6 11 1 .353 5.5
12位 東北楽天ゴールデンイーグルス 6 12 0 .333 6.0

[注 2]

クライマックスシリーズ[編集]

2018 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルステージ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
アドバンテージ 福岡ソフトバンクホークス 埼玉西武ライオンズ
10月17日(水) 第1戦 福岡ソフトバンクホークス 10 - 4 埼玉西武ライオンズ メットライフドーム
10月18日(木) 第2戦 福岡ソフトバンクホークス 5 - 13 埼玉西武ライオンズ
10月19日(金) 第3戦 福岡ソフトバンクホークス 15 - 4 埼玉西武ライオンズ
10月20日(土) 第4戦 福岡ソフトバンクホークス 8 - 2 埼玉西武ライオンズ
10月21日(日) 第5戦 福岡ソフトバンクホークス 6 - 5 埼玉西武ライオンズ
勝者:福岡ソフトバンクホークス

入団・退団[編集]

シーズン開幕前[編集]

本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関係又は芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。

支配下選手
登録 抹消
No 選手名 区分 前所属 No 選手名 区分 去就
投手
12 ワグナー 新外国人 アメリカ合衆国の旗メッツ傘下AAA 20 野上亮磨 FA移籍 読売ジャイアンツ
19 齊藤大将 ドラフト1位 明治大学 30 岡本洋介 トレード 阪神タイガース
20 高木勇人 FA人的補償 読売ジャイアンツ 31 岩尾利弘 任意引退 打撃投手
30 榎田大樹 トレード 阪神タイガース 35 牧田和久 ポスティング アメリカ合衆国の旗パドレス
31 與座海人 ドラフト5位 岐阜経済大学 47 シュリッター 自由契約 アメリカ合衆国の旗ドジャース傘下
36 伊藤翔 ドラフト3位 四国IL・徳島 59 ガルセス 自由契約
47 カスティーヨ 新外国人 アメリカ合衆国の旗ドジャース 63 佐藤勇 自由契約
61 平良海馬 ドラフト4位 八重山商工高 69 ファイフ 自由契約 アメリカ合衆国の旗インディアンス傘下
捕手
49 上本達之 任意引退 ブルペン捕手
内野手
7 松井稼頭央 自由契約 東北楽天ゴールデンイーグルス 0 木村昇吾 自由契約 クリケット選手へ転向
51 西川愛也 ドラフト2位 花咲徳栄高 5 鬼崎裕司 任意引退 育成担当
63 綱島龍生 ドラフト6位 糸魚川白嶺高 8 渡辺直人 自由契約 東北楽天ゴールデンイーグルス
外野手
9 大崎雄太朗 自由契約
61 田代将太郎 自由契約 東京ヤクルトスワローズ
育成選手
登録 抹消
No 選手名 区分 前所属 No 選手名 区分 去就
捕手
122 齊藤誠人 育成ドラフト2位 北海道教育大学岩見沢校
外野手
121 高木渉 育成ドラフト1位 真颯館高

[12][13]

シーズン開幕後[編集]

本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。

支配下選手
登録 抹消
No. 選手名 守備 区分 前所属 No. 選手名 守備 区分 去就
5月 68 ヒース 投手 NPB復帰 BCリーグ・富山
7月 44 小川龍也 投手 トレード 中日ドラゴンズ
42 マーティン 投手 新外国人 アメリカ合衆国の旗レッドソックス
10月 12 ワグナー 投手 自由契約

[14]

ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018 選出選手[編集]

日本代表
浅村栄斗
外崎修汰
秋山翔吾

2018日米野球 選出選手[編集]

日本代表
多和田真三郎
森友哉
外崎修汰
源田壮亮
山川穂高
秋山翔吾

選手・スタッフ[編集]

  • 背番号変更
水口大地 00→0[15]
外崎修汰 44→5[15]
金子侑司 2→8[15]
木村文紀 51→9[15]
豊田拓矢 19→49[15]
南川忠亮 36→59[15]
郭俊麟 12→69[15]
  • 登録名変更
誠→相内誠[16]

試合結果[編集]

凡例
勝利試合 敗北試合 引き分け 中止
2018年 レギュラーシーズン

個人成績[編集]

投手成績[編集]

色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手





































菊池雄星 23 1 0 14 4 0 0 .778 163.2 124 16 45 153 59 56 3.08
多和田真三郎 26 5 2 16 5 0 0 .762 172.2 173 12 47 102 81 73 3.81

野手成績[編集]

色付きは規定打席(443打席)以上の選手



































秋山翔吾 143 685 603 107 195 39 8 24 82 15 0 1 77 96 .323 .403
浅村栄斗 143 640 565 104 175 27 0 32 127 4 0 5 68 105 .310 .383
山川穂高 143 647 541 115 152 24 1 47 124 0 0 2 88 138 .281 .396
源田壮亮 143 666 594 92 165 27 9 4 57 34 14 6 48 101 .278 .333
森友哉 136 552 473 67 130 34 2 16 80 7 0 7 70 105 .275 .366
外崎修汰 119 510 453 70 130 24 3 18 67 25 6 1 47 102 .287 .357

表彰[編集]

達成記録[編集]

  • 5月6日 - 浅村栄斗が通算1000試合、史上491人目。
  • 7月16日 - 秋山翔吾が通算1000試合出場、史上493人目。
  • 8月7日 - 中村剛也が通算1000打点、史上45人目。
  • 8月25日 - 中村剛也が通算1500試合出場、史上193人目。
  • 9月21日 - 菊池雄星が通算1000投球回、史上352人目。

ドラフト指名選手[編集]

新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 松本航 投手 日本体育大学 入団
2位 渡邉勇太朗 投手 浦和学院高 入団
3位 山野辺翔 内野手 三菱自動車岡崎 入団
4位 粟津凱士 投手 東日本国際大学 入団
5位 牧野翔矢 捕手 遊学館高 入団
6位 森脇亮介 投手 セガサミー 入団
7位 佐藤龍世 内野手 富士大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 東野葵 投手 日本経済大学 入団
2位 大窪士夢 投手 北海高 入団
3位 中熊大智 捕手 徳山大学 入団

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)当該球団間の対戦勝率(2)交流戦を除くリーグ戦勝率(3)前年度順位で順位が決定される>
  2. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)勝利数(2)当該チーム間の当年度交流戦の直接対決成績(3チーム以上並んだ場合は省略)(3)得点/攻撃イニング-失点/守備イニング(4)前項を自責点に置き換えたもの(5)チーム打率(6)前年度の交流戦順位で順位が決定される。

出典[編集]

  1. ^ 2018年度オープン戦 チーム勝敗表日本野球機構
  2. ^ 7連打!西武ド派手開幕 “所沢のリンゴ・スター”外崎プロ初4安打スポニチアネックス 2018年3月30日掲載
  3. ^ 西武・外崎 V率100%打 27年ぶり開幕8連勝スポニチアネックス 2018年4月8日掲載
  4. ^ 西武の多和田&山川が月間MVP 中部商、富士大でもチームメートスポニチアネックス 2018年5月9日掲載
  5. ^ 西武“山賊打線”だ 首領山川でセパ20勝1番乗り日刊スポーツ 2018年5月4日掲載
  6. ^ 4月独走も積極性が喪失 投打ちぐはぐ/西武担当日刊スポーツ 2018年6月2日掲載
  7. ^ ソフトB グラシアルが延長12回劇的サヨナラ満塁弾 サヨナラ弾含む1戦2本満塁弾は史上初スポニチアネックス 2018年8月26日掲載
  8. ^ 西武・中村が3年ぶり月間MVP 自身最多の月間12発「この感じで最後まで」スポニチアネックス 2018年9月11日掲載
  9. ^ 【西武】待望の優勝マジック11が初点灯でCS進出決定 球団最多タイの718得点スポーツ報知 2018年9月17日掲載
  10. ^ 西武が10年ぶりリーグ優勝!試合中に鷹敗れ決定日刊スポーツ 2018年9月30日掲載
  11. ^ 西武が常識覆すV 防御率、失点、失策がワースト”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2018年10月1日). 2018年12月3日閲覧。
  12. ^ 2017年度NPB公示 NPBHP
  13. ^ ニュース 埼玉西武ライオンズ公式HP
  14. ^ 2018年度NPB公示 NPBHP
  15. ^ a b c d e f g 来季背番号変更のお知らせ 埼玉西武ライオンズ公式HP(2017年11月23日)、2017年12月2日閲覧
  16. ^ 西武・誠、登録名を再び「相内誠」に 縁起いい!?「じゃあ戻そう」”. スポニチ (2017年12月4日). 2017年12月4日閲覧。

関連項目[編集]