佐藤龍世

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佐藤 龍世
埼玉西武ライオンズ #31
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道厚岸郡厚岸町
生年月日 (1997-01-15) 1997年1月15日(24歳)
身長
体重
174 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 2018年 ドラフト7位
初出場 2019年3月29日
年俸 640万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

佐藤 龍世(さとう りゅうせい、1997年1月15日 - )は、北海道厚岸郡厚岸町出身のプロ野球選手三塁手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。スピードスケートの金メダリスト佐藤綾乃従姉にあたる[2]

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

厚岸町立真龍小学校2年生から「真龍ファイターズ」で野球を始める。厚岸町立真龍中学校時代は「釧路シニア」でプレー[3]

高校は夏の甲子園への最多出場回数を誇る札幌北海高等学校に進学し、4番打者を担った。しかし、佐藤の代は一度も甲子園出場を果たせず、特に2年夏と3年夏は地方予選初戦敗退を喫した。この結果から一度は野球に対する気持ちが折れ、厚岸に戻って漁師消防の仕事に就くことを考えていたが、高校の監督に説得され、富士大学への入学を勧められた[4]。同期に西武でチームメイトとなる戸川大輔がいる。

富士大学では1年春からリーグ戦に出場する[5]。2年時に成績を落とすも、3年春に首位打者と最多本塁打、同年秋に最多打点を記録[6]。大学1年秋と3年春秋の3度ベストナインを受賞[3]。チームの主軸を担い、4年時は4番打者を務めていたが、プロを意識しすぎため[6]打撃不振に陥り、一時は4番を剥奪されることもあった[7]。同期に西武でチームメイトとなる佐々木健や、鈴木翔天がいる。

4年時の打撃不振からドラフト指名漏れを危惧していたが[6]2018年のドラフト会議埼玉西武ライオンズから7位で指名。契約金2000万円、年俸600万円で入団[8]

西武時代[編集]

2019年、チームの新人で唯一、開幕時点での一軍登録を果たす[9]。4月20日に一度二軍落ちするも、5月24日に一軍昇格。8月1日の対福岡ソフトバンクホークス戦でホーム(メットライフ)初先発を果たすと、安打を3本放ち猛打賞を記録[10]。同月10日の対千葉ロッテマリーンズ戦ではプロ初本塁打を放った[11]。シーズンの大半を一軍で過ごし、年間52試合に出場し、うち13試合で先発出場。球団から「下位指名だったけど、想像以上に頑張ってくれた」と評価され、240万円増の推定年俸840万円で契約を更改した[10]。オフはチームメイトで富士大学の先輩にあたる山川穂高森友哉の自主トレーニングに同行した[12]

2020年は開幕二軍となったものの、二軍では4番に座り、7月は月間打率.333、4本塁打と調子を上げていた[13]。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、球団が全チーム関係者に自宅待機および不要不急の外出禁止と定めていた期間中の4月12日、チームメイトの相内誠を自身の車に乗せ、千葉県内のゴルフ場でゴルフをするために外出し、首都高速道路中央環状線山手トンネル内を通過する際、佐藤が運転する自動車が法定最高速度を大幅に超過する危険な走行をしていた事実が判明したため、同年8月20日、相内とともに球団から無期限の対外試合出場禁止およびユニホーム着用禁止の処分を受けた[14]。同年9月28日、東京地方裁判所の初公判では、罪を認めながらも、「同乗していた先輩の相内さんの指示に従った」と語った[15]。10月8日、懲役3ヶ月、執行猶予2年の判決が下った。また球団はこの判決を受け、無期限の対外試合出場禁止及びユニホーム着用禁止の処分を当面の間継続するとした[16]。12月10日、無期限の対外試合出場禁止及びユニホーム着用禁止の処分を31日で解除することを発表し、車の運転は引き続き禁止される[17]。翌日に臨んだ契約更改交渉では200万円減の推定年俸640万円でサインした。オフにはチームメイトの川越誠司と合同自主トレーニングを行った[18]

2020年シーズンの球団からの処分期間中は、室内練習場でマシン打撃とウエイトトレーニングを中心に自主トレーニングを続けた。単身でのトレーニングであるため、キャッチボール相手もおらず、ネットスローや壁当てを繰り返す日々で、「普通だと思っていたことも当たり前じゃないと、改めて身に染みて実感した」と述べている。また、期間中、チームの先輩からは「やってしまったことは悪いことだけど、またゼロからのスタートを踏めるように、これから頑張れ」と励ましの言葉をもらっていた[18]

2021年の春季キャンプB班では、二軍監督の松井稼頭央より、キャンプ期間中の副キャプテンに指名された[19]。3月31日、山川穂高の負傷離脱を受けて2シーズンぶりに一軍登録された[20]。しかし、打率1割台と打撃は振るわなかった。更に、三塁の守備固めとして途中出場した4月22日の対オリックス・バファローズ戦では、3点リードの9回二死の場面でサードゴロをさばいて本来ならば試合終了となるところを野手選択してしまい、試合を続行させてしまう。そのまま逆転サヨナラ負けを招くという致命的なミスを犯してしまい[21]、翌23日に登録を抹消された[22]。5月28日、感染拡大防止特例2021の代替指名選手として再昇格するも[23]、出場なく翌日に登録抹消された。

選手としての特徴[編集]

自身の強みは守備と語る[6]。ポジションは三塁手だが、出場機会を増やすために2021年から二塁手の挑戦を志願したり、オープン戦で一塁手として出場していたりする[20]

打撃面ではパンチ力が持ち味で[13]、本塁打は量産できずとも二塁打や三塁打を打ってランナーを返す打点王を獲れるような打者を目指しており、「西武の一軍で試合に出ている9人の中にいないような選手になりたい」と目標を掲げている[6]

人物[編集]

実家は牡蠣などを採る漁師で、入寮の際には友人から贈られた大漁旗を持参した[24]。中学までは厚岸郡に住んでいたところ、札幌市に下宿して北海高等学校に通うこととなったが、両親からは「ちゃんと野球に取り組まないなら、厚岸の高校に進学して漁師になれ」と言われていた[4]

映像外部リンク
L佐藤龍世を従弟に持つ、佐藤綾乃選手が始球式 プロ野球速報・ライブ中継 パ・リーグTV

2018年平昌オリンピック女子団体パシュートで日本史上初の金メダルを獲得した佐藤綾乃は同学年の従姉であり[2]、2019年8月27日釧路市民球場で開催された日本ハム戦では綾乃が始球式を務め、打席には龍世が立った[25]。実家はお互い徒歩5分と近く、幼少期は綾乃と龍世と龍世の弟の3人でスケートリンクに通う仲だった。龍世は小学4年生のときにスケートと野球の両立を断念している[26]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 西武 52 63 59 6 13 6 0 2 25 7 0 0 1 0 3 0 0 14 1 .220 .258 .424 .682
通算:1年 52 63 59 6 13 6 0 2 25 7 0 0 1 0 3 0 0 14 1 .220 .258 .424 .682
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



三塁












2019 西武 50 7 50 3 6 .950
通算 50 7 50 3 6 .950
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 31 (2019年 - )

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 西武 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2021年01月28日閲覧。
  2. ^ a b 富士大・佐藤は西武7位指名 いとこは金メダリスト日刊スポーツ 2018年10月25日掲載
  3. ^ a b “富士大・佐藤龍、V9に涙「チームも自分も、苦しかった…」 北東北大学野球”. SANSPO.COM: p. 2. (2018年5月27日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20180527/unv18052705100001-n2.html 2021年1月28日閲覧。 
  4. ^ a b “「漁師か消防に」「もう野球をやりたくない」西武ドラ7が一度は諦めたプロへの夢”. Full-Count: p. 1. (2019年5月23日). https://full-count.jp/2019/05/23/post384883/ 2021年1月28日閲覧。 
  5. ^ 佐藤龍世週刊ベースボールONLINE
  6. ^ a b c d e “「漁師か消防に」「もう野球をやりたくない」西武ドラ7が一度は諦めたプロへの夢”. Full-Count: p. 2. (2019年5月23日). https://full-count.jp/2019/05/23/post384883/2/ 2021年1月28日閲覧。 
  7. ^ “富士大・佐藤龍、V9に涙「チームも自分も、苦しかった…」 北東北大学野球”. SANSPO.COM: p. 1. (2018年5月27日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20180527/unv18052705100001-n1.html 2021年1月28日閲覧。 
  8. ^ 西武ドラ7佐藤龍世、夢は侍ジャパンで金メダル日刊スポーツ 2018年11月16日掲載
  9. ^ 西武7位佐藤龍世が新人唯一開幕1軍「まず守備」日刊スポーツ 2019年3月27日掲載
  10. ^ a b “西武佐藤は240万円増の年俸840万円 球団も評価「想像以上に頑張ってくれた」”. Full-Count. (2019年12月2日). https://full-count.jp/2019/12/02/post621714/ 2021年1月28日閲覧。 
  11. ^ 西武佐藤龍世プロ1号 いとこに金メダルの佐藤綾乃日刊スポーツ 2019年8月10日掲載
  12. ^ “佐藤龍世の進化した打撃に注目! 広島対埼玉西武のオープン戦は13時から”. パ・リーグ インサイト. (2020年3月6日). https://insight.official-pacificleague.com/news/23083 2021年1月28日閲覧。 
  13. ^ a b “西武の2年目・佐藤龍世が夏場に入って上昇中 「すぐに一軍に上がれるように…」”. BASEBALL KING. (2020年8月2日). https://baseballking.jp/ns/240634 2020年10月8日閲覧。 
  14. ^ “西武 佐藤龍世と相内誠を無期限の対外試合出場禁止、ユニホーム着用禁止処分 違反行為が判明”. スポニチ (スポーツニッポン新聞社). (2020年8月20日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/20/kiji/20200820s00001173209000c.html 2020年8月20日閲覧。 
  15. ^ “首都高149キロ爆走の西武・佐藤に懲役3月求刑 速度違反は「相内さんの指示に従った」”. 東スポWeb. (2020年10月1日). https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/2240379/ 2020年10月20日閲覧。 
  16. ^ “首都高爆走の西武・佐藤龍世に懲役3か月、執行猶予2年の判決「深く反省」”. フルカウント (Creative2). (2020年10月8日). https://full-count.jp/2020/10/08/post926406/ 2020年10月8日閲覧。 
  17. ^ “西武、佐藤の処分を年内で解除 車の運転は引き続き禁止”. 西日本スポーツ. (2020年12月10日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/672255/ 2020年12月10日閲覧。 
  18. ^ a b “処分解除の西武佐藤龍世200万円減「1日大切に」”. 日刊スポーツ. (2020年12月11日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012110000615.html 2021年1月28日閲覧。 
  19. ^ “西武・松井二軍監督がB班キャンプに主将と副主将を任命「率先してチームを引っ張ていってほしい」”. BASEBALL KING. (2021年2月1日). https://baseballking.jp/ns/262076 2021年2月3日閲覧。 
  20. ^ a b “【西武】佐藤龍世が1軍合流 山川離脱のピンチを救えるか”. スポーツ報知. (2021年3月31日). https://hochi.news/articles/20210331-OHT1T50178.html 2021年6月2日閲覧。 
  21. ^ 柴田雅人 (2021年4月23日). “西武・佐藤に「一軍には必要ない」ファン激怒 辻監督もため息の致命的ミス、二軍落ちの可能性指摘も”. リアルライブ. https://www.npn.co.jp/article/detail/200013013 2021年6月2日閲覧。 
  22. ^ “西武スパンジェンバーグが1軍合流 前日致命的な判断ミス佐藤龍世は抹消”. 日刊スポーツ. (2021年4月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202104230000561.html 2021年6月2日閲覧。 
  23. ^ “西武が大量14人入れ替え コロナ感染の源田ら8人抹消、メヒアら6人昇格”. 西日本スポーツ. (2021年5月28日). https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/746071/ 2021年6月2日閲覧。 
  24. ^ 西武7位佐藤龍世は大漁旗持参「はつらつプレーを」日刊スポーツ 2019年1月7日掲載
  25. ^ スケート佐藤綾乃“いとこ始球式”西武佐藤龍世へ日刊スポーツ 2019年8月27日掲載
  26. ^ “富士大・佐藤兄弟がいとこ佐藤綾乃に「メダル取って」”. 日刊スポーツ. (2018年2月7日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201802070000362.html 2021年1月28日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]