住信SBIネット銀行

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住信SBIネット銀行株式会社
SBI Sumishin Net Bank, Ltd.
Izumi Garden Tower from Tokyo Tower.jpg
本社の入る泉ガーデンタワー
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
106-6018
東京都港区六本木1丁目6番1号
泉ガーデンタワー18階
設立 1986年6月3日
(住信オフィスサービス)
業種 銀行業
金融機関コード 0038
SWIFTコード NTSSJPJT
事業内容 インターネット専業銀行
代表者 代表取締役会長 藤田 万之葉
代表取締役社長 円山 法昭
資本金 310億円
(2015年3月31日現在)
発行済株式総数 150万7,938株
(2015年3月31日現在)
純利益 単体:99億79百万円
連結:99億98百万円
(2015年3月期)
純資産 単体:664億79百万円
連結:665億13百万円
(2015年3月31日現在)
総資産 単体:4兆1890億59百万円
連結:4兆1,889億76百万円
(2015年3月31日現在)
従業員数 294名(派遣社員は除く)
(2015年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 三井住友信託銀行 50%
SBIホールディングス 50%
(2015年3月31日現在)
外部リンク http://www.netbk.co.jp/
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住信SBIネット銀行のデータ
貸出金残高 1兆8,178億98百万円
預金残高 3兆5,761億40百万円
特記事項:
(2015年3月31日現在)
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住信SBIネット銀行株式会社(すみしんエスビーアイネットぎんこう、英称:SBI Sumishin Net Bank, Ltd.)は、三井住友信託銀行(設立当時は住友信託銀行)とSBIホールディングスが共同で出資する「新たな形態の銀行」に分類される日本銀行ネット専業の銀行である。

概要[編集]

SBIグループのSBI証券との連携を重視しており、同証券に入金しなくても買付資金として充当される「SBIハイブリッド預金」や、銀行のウェブサイトで預金残高と証券口座の残高を一括して把握できる照会画面など、銀行と証券会社のサービスを一体的に利用できるように指向している。また相互に口座開設手続きを代行しており、特にSBI証券から銀行口座を開設する場合には身分証明書類の再提出を省略できる。

利用者が資産運用に用いることを前提にした銀行で、当初はSBIカードやその他クレジットカードの決済やソフトバンクモバイルの電話料金など個別に提携した一部の企業を除き、公共料金などの引落口座には利用できなかった。現在は携帯電話、保険などでも多数の企業の引き落としに対応している。 18歳以上の日本居住者一人あたり1口座のみ持つことが可能である。

開業当初からICキャッシュカードを発行している。当初は5年の有効期限を設け、期限が到来する度に差し替えすることとしていたが、2009年(平成21年)7月26日に有効期限を廃止した。同27日の口座開設受付分以降は、有効期限のエンボスが刻印されていないキャッシュカードが発行される[注釈 1]

沿革[編集]

  • 1986年(昭和61年)6月3日 - 住友信託銀行の事務を受託する完全子会社として、住信オフィスサービス株式会社を設立。
  • 2006年(平成18年)4月3日 - SBIホールディングスからの出資の受入(株式の半分をSBI側が引き受ける)、および銀行設立準備会社への業態転換に伴い、株式会社SBI住信ネットバンク設立準備調査会社に改称。本社を、東京都府中市日鋼町1-10(住友信託銀行府中ビル)よりSBIホールディングス本社のある泉ガーデンタワー内に移転[2][3]
  • 2007年(平成19年)
    • 9月11日 - 銀行免許の予備審査終了に伴い、住信SBIネット銀行株式会社に改称[4]
    • 9月18日 - 銀行免許取得。
    • 9月24日 - 営業開始[5]。同時にセブン銀行ATMとの接続開始(ATM画面の「使えるキャッシュカード」には既に表示)。
    • 10月11日 - キャッシュカード発送開始。
    • 10月22日 - ゆうちょ銀行オープンネットワークと接続。
  • 2008年(平成20年)7月22日 - コンビニATMイーネットローソンATMとの接続開始(ローソンATMはネット専業銀行と初の提携)。
  • 2009年(平成21年)7月27日 - ICキャッシュカードの有効期限を廃止。既存の顧客のカードについてもエンボスの有効期限に関わらず従来のカードを使い続ける形となる。
  • 2011年(平成23年)
    • 4月12日 - Amazon.co.jpへの決済サービス提供開始(ウェルネット(株)との決済提携)[6]
    • 5月13日 - 「外貨送金受取サービス」取扱開始(外貨資金の入金が可能となる)[7]
  • 2012年(平成24年)10月15日 - 「個人向けの外貨送金サービス」取扱開始(外貨資金の送金が可能となる)[8]
  • 2013年(平成25年)
    • 1月15日 - 国庫金当座振込事務取扱開始。年金・国税還付金・国家公務員給与等、国庫金の受取り口座として利用可能となる[9]
    • 1月18日 - JR東日本の駅ATMの「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)との接続開始。ネット専業銀行では初の提携で、ビューアルッテの提携銀行のうち終日無料で利用できるのは住信SBI銀が初[10]
  • 2015年(平成27年)
    • 1月22日 - イオン銀行ATMとの接続開始。終日無料で利用可能となる[11]
    • 5月25日 - 預金総残高が3兆7,000億円突破[12]

支店[編集]

ネット専業銀行のため実店舗はなく、各種名義上の支店名が存在する。

個人向け[編集]

個人向け口座の支店名には果物の名前が用いられており、5つの中からランダムで割り当てが決まる。

  • イチゴ支店(支店コード・101)
  • ブドウ支店(支店コード・102)
  • ミカン支店(支店コード・103)
  • レモン支店(支店コード・104)
  • リンゴ支店(支店コード・105)

その他[編集]

  • 本店(支店コード・100)セブン銀行イーネットローソンATMとの共同管理店として設置されている。
  • 法人第一支店(支店コード・106)法人向けの口座に割り当てられる。

入金・出金[編集]

イオン銀行セブン銀行ゆうちょ銀行イーネットローソンATMVIEW ALTTE(ビューアルッテ)のATMを利用可能。

  • 個人向け口座
    • 全てのATMから無料で入金可能(入金不可であるビューアルッテを除く)。
    • イオン銀行・セブン銀行・ビューアルッテのATMでの出金は、無料。
    • その他のATMでの出金は、合計で毎月5回まで無料。6回目からは利用の都度、所定の手数料がかかる。
  • 法人向け口座
    • 全てのATMにて入出金とも利用の都度、所定の手数料がかかる。

なお親会社である三井住友信託銀行とはATM提携をしておらず、同行ATMは利用できない。

振込手数料[編集]

  • 個人向け口座から
    • 同行の口座間は無料(24時間即時反映)。
    • 他行宛ては月3回まで無料[注釈 2]。4回目からは金額によらず利用の都度、所定の手数料がかかる。
  • 法人向け口座から
    • 同行の口座間および他行宛てともに利用の都度、所定の手数料がかかる。

モバイルキー[編集]

インターネットバンキングでの認証時に、利用者所有の携帯電話(フィーチャー・フォン)の専用Javaアプリ(iアプリ等)を用いて、端末の個体識別番号(契約者固有ID)に「鍵」の役割を持たせる「モバイルキー」がある[14]。ただ、こうした認証方式は簡易的であり仕様上の脆弱性やプライバシーの問題が指摘されている[15][16]。なお、第3認証の認証方式は利用者が選ぶことができるので、認証番号カードによる認証を選択することでこうしたリスクは回避できる。モバイルキーによる認証は2014年9月をもって終了する予定である。

スマート認証[編集]

モバイルキーのフィーチャーフォンに代わり、スマートフォンを利用して2要素認証を行うサービスである[17]。専用のアプリをインストールしたiPhoneまたはAndroid端末を登録する。PC版サイトから認証を実行すると、スマートフォンの画面に6桁の取引番号と取引内容が表示され、PC版サイトの表示と照合することができる。認証番号表も引き続き利用できる点についてはモバイルキーと同様である。

商品事例[編集]

代表口座以外に、下記のようにいくつかの特徴的な預金口座形態が存在する。

SBIハイブリッド預金[編集]

SBIハイブリッド預金は、その預金残高が、SBI証券の証券口座の買付余力として即時反映されるタイプの預金である。この預金は、一部の文書ではハイブリッド普通預金という名称で案内されている[18]。2008年7月1日にSBIイー・トレード証券がSBI証券に商号変更するまでは、イートレ専用預金という名称であった[19]

SBI証券で現物買いをした場合には、受渡日当日の朝にハイブリッド預金から証券口座に資金が振り替えられ、現物売りをした場合には、受渡日当日の朝に証券口座からハイブリッド預金に資金が振り替えられる。信用取引の追加保証金が必要になった場合には、住信SBIネット銀行の代表口座(ハイブリッド預金ではない普通預金口座)からハイブリッド預金に必要額を自動で振り替えるように設定しておくこともできる。

なお、ハイブリッド預金の資金を住信SBIネット銀行のキャッシュカードで引き出したり、振り込んだりすることはできず、一旦代表口座に振替をした上で、引出しや振込をする必要がある。

この預金の開始当初、公式サイトには、MRF(証券口座に入金した資金の自動運用に利用される投資信託)の利回りよりも高い金利を目指すと記載されていた。この記載は、2009年(平成21年)春を最後に、公式サイトから削除されている。現在では、一部のMRFの運用利回りがハイブリッド預金の金利を上回っている。なお、2011年(平成23年)6月27日を以って、新規のMRFの受け入れを中止し、解約のみ(同日時点で未成年が名義人の場合は、20歳に達した時点で同様の条件となり、同日時点ではMRFの受け入れ停止とはならない)の取り扱いとなる。このためSBI証券の証券カード(ただし、銀行キャッシュカードとは異なり、セブン銀行ゆうちょ銀行の両ATMでのみ利用できる)でハイブリッド預金の直接出し入れが可能となる。

預金保険制度の対象となっている。従って、1,000万円まで保障される。

少額貯蓄非課税制度(マル優)の取り扱いはしていない。

目的別口座[編集]

資産管理のための機能として、仮想的な貯金箱のような役割を持った「目的別口座」を一契約の中で同時に5つまで保有できる。それぞれの目的別口座には、何のための資金を積み立てる口座なのかを表す名前を「自動車購入用」、「海外旅行用」などと任意につけることができ、目標とする金額や期日を設定すると、目標金額の達成率がウェブサイト上でグラフと数値で表示される。

普通預金を目的別口座に振り替えるほかにも、定期預金や外貨の普通・定期預金を申し込む際に各目的別口座を指定することで、異なる預金形態をまとめた個別のポートフォリオとして扱うこともできる。

外貨預金[編集]

外貨9通貨(米ドルユーロ英ポンド豪ドルNZドルカナダドルスイスフラン香港ドル南アフリカランド)の普通預金や定期預金ができ、各通貨とも円から売買する以外に米ドル普通預金での直接購入(南アフリカランドは除く)も可能。また、外貨普通預金の為替レートはリアルタイムで更新され、外国為替証拠金取引 (FX) のようにストリーム注文や、通常指値・逆指値・複合指値(イフダン:IFD、オーシーオー:OCO)による注文にも対応している。

為替証拠金取引[編集]

店頭為替証拠金取引(店頭FX、商品名:Oh! FX)と、東京金融取引所の取引所為替証拠金取引(くりっく365)の2つが行える。「くりっく365」について取引画面の大幅改定を2012年6月3日に実施している。

住宅ローン[編集]

インターネットバンキング上で申込み、仮審査承諾後の手続きは郵送と電話応対のみで手続きが完了する住宅ローンである。変動金利から長期固定金利まで幅広い金利帯で商品を提供している。事務取扱手数料が融資金額の2.1%必要となるが、保証会社を使用しないプロパーローンであり、保証料不要、繰上返済は最低1円から実施可能で手数料が無料、8疾病保障が銀行負担で付保されるなどの特徴がある。同形態の住宅ローンとしてはソニー銀行に次いで参入している。

銀行職員との面談は不要であるが、銀行が委嘱した司法書士との面談は必要である。

例:1780万借入の場合、司法書士への支払約17万、借入手数料約45万となり返済に使える金額は約1718万となる。

ネットローン[編集]

カードローンであるが、ローン専用カードは発行せず、カードローン(当座貸越)口座から普通預金もしくは他口座へ振替える形で借り入れて、キャッシュカードで出金する形態となっている。年1.99%-7.99%(プレミアムコース)もしくは8.49%-14.79%(スタンダードコース)、SBI証券に口座がある場合、さらに0.5%優遇となっている。返済は約定日に普通預金からの自動振替の他、ローン口座への振替入金でも随時可能である。審査結果に応じて極度枠と貸出金利が決定される。

保証会社は現在、オリックス・クレジットの1社であるが、スタンダードコースではかつてSBIグループのイコール・クレジット(現:SBIカード)→ジェーシービー→オリックス・クレジットと変遷しており、2011年7月まではオリックス・クレジット(プレミアムコース)での保証審査が否決だった場合はスタンダードコースの申込としてスライドされ、その保証会社で改めて審査する形態となっていた。なお、スタンダードコースでは申込当時の保証会社との契約が継続される形となっている。

スタンダードコースからプレミアムコースへ移動(増枠)を行いたい場合は、全額返済を行い再申込(再審査)を行う必要があるとアナウンスされている。

VISAデビット[編集]

2016年1月より、Visa payWaveに対応したデビットカードを発行する予定である[20]

その他[編集]

SBIアクサ生命(現:アクサダイレクト生命保険)、SBI損害保険等への取次ぎや、円仕組預金なども取り扱っている。

テレビCM[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ なお、エンボスが刻印されているカードも有効期限は廃止されるため、その期日の到来以降も引き続き同じカードを利用する(したがって、開業当初に開設された口座でも差し替えは行われない)。既存の顧客で、有効期限のエンボスの刻印のないカードへの差し替えを希望する場合は、「デザイン変更の手続き」と同様の手続きが必要で、2100円の手数料が発生した。2013年9月10日から、有効期限が記載されていないカードへの交換は無料で行われるようになった[1]
  2. ^ 2014年3月までは楽天銀行宛の振込は回数によらず有料だった[13]
  3. ^ 映像はYouTube SBIチャンネルでも視聴可。

出典[編集]

  1. ^ キャッシュカード有効期限廃止のお知らせ
  2. ^ 住友信託銀行とSBIホールディングスの合弁による、インターネット銀行に関する調査・情報提供について (PDF)
  3. ^ 株式会社SBI住信ネットバンク設立準備調査会社の株主割当増資について (PDF)
  4. ^ インターネット銀行に関する銀行免許の予備審査終了について
  5. ^ 住信・SBIのネット銀行に銀行免許、24日に開業へ 『ロイターニュース』 2007年9月18日
  6. ^ Amazon.co.jpへの決済サービス提供開始のお知らせ住信SBIネット銀行プレスリリース
  7. ^ 「外貨送金受取サービス」開始のお知らせ住信SBIネット銀行プレスリリース
  8. ^ 「個人向けの外貨送金サービス」取扱開始のお知らせ住信SBIネット銀行プレスリリース
  9. ^ 国庫金当座振込事務取扱開始および「年金受取サービス取扱開始キャンペーン」実施のお知らせ住信SBIネット銀行プレスリリース
  10. ^ JR東日本の駅のATMコーナー「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)におけるATM提携の開始について住信SBIネット銀行プレスリリース
  11. ^ イオン銀行ATM提携開始について住信SBIネット銀行プレスリリース
  12. ^ “預金総残高3兆7,000億円突破のお知らせ” (プレスリリース), 住信SBIネット銀行株式会社, (2015年5月26日), https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/corp_news_20150526 2015年6月29日閲覧。 
  13. ^ 消費税率引き上げに伴う各種手数料改定について
  14. ^ セキュリティ - モバイルキー住信SBIネット銀行
  15. ^ iモードIDを用いた「かんたんログイン」のDNS Rebinding脆弱性 2013年1月22日閲覧
  16. ^ セキュリティ情報 - Yahoo!ケータイの一部端末に「かんたんログイン」なりすましを許す問題 2013年1月22日閲覧
  17. ^ セキュリティ - スマート認証
  18. ^ ハイブリッド普通預金 - 商品概要説明書 住信SBIネット銀行
  19. ^ 「イートレ専用預金」の金利改定のお知らせ 住信SBIネット銀行プレスリリース 2007年10月5日
  20. ^ 日本初のVisa payWave機能搭載デビットカード取扱予定について 住信SBIネット銀行 プレスリリース

外部リンク[編集]