スルガ銀行

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スルガ銀行株式会社
Suruga Bank Ltd.
Central branch of suruga bank.jpg
本店入口
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8358 1963年6月上場
本社所在地 日本の旗 日本
410-8689
静岡県沼津市通横町23番地
設立 1895年10月19日
(根方銀行)
業種 銀行業
金融機関コード 0150
SWIFTコード SRFXJPJT
事業内容 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など
代表者 代表取締役社長:岡野光喜
資本金 300億4,300万円
(2015年3月31日現在)
発行済株式総数 2億5,813万9千株
(2015年3月31日現在)
純利益 単体:321億35百万円
連結:328億91百万円
(2015年3月期)
純資産 単体:2,824億50百万円
連結:2,921億28百万円
(2015年3月31日現在)
総資産 単体:4兆2,720億54百万円
連結:4兆2,849億90百万円
(2015年3月31日現在)
従業員数 単体:1,577人
連結:1,831人
(2015年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 エス・ジー・インベストメント 4.92%
スルガ総合保険 4.26%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 4.05%
損害保険ジャパン日本興亜 3.42%
明治安田生命保険 2.84%
(2015年3月31日現在)
主要子会社 #関連会社参照
外部リンク http://www.surugabank.co.jp/
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スルガ銀行株式会社のデータ
店舗数 130
貸出金残高 3兆113億10百万円
預金残高 3兆9,591億97百万円
特記事項:
(2015年3月31日現在)
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スルガ銀行株式会社(スルガぎんこう、英称Suruga Bank Ltd.)は、静岡県沼津市に本店を置き静岡県・神奈川県を主たる営業エリアとする日本地方銀行である。実店舗は五大都市圏でも展開しており、ネットバンキングでは全国展開している。

概要

1887年(明治20年)に岡野喜太郎が結成した共同社を前身として、1895年(明治28年)に設立された。「スルガ銀行」の表記は、同行の商号が株式会社駿河銀行であった1990年(平成2年)から使用し、2004年(平成16年)に正式に商号とした。

ネットバンキングへの着目や他業態との提携など、耳目を引く個性的な営業戦略を次々と打ち出し、ネット支店を開設した2000年(平成12年)前後には、株価が一時2,590円とバブル期をはるかに超える高値で取引された。

沿革

  • 1895年(明治28年)10月19日 - 株式会社根方銀行設立。
  • 1896年(明治29年)12月28日 - 商号を株式会社駿東実業銀行に変更。
  • 1912年(明治45年)7月19日 - 商号を株式会社駿河銀行に変更。
  • 1923年(大正12年)7月31日 - 株式会社静岡実業銀行を合併。
  • 1927年(昭和2年)3月1日 - 株式会社松田銀行を合併。
  • 1928年(昭和3年)4月1日 - 株式会社富士銀行を合併。
  • 1943年(昭和18年)12月1日 - 株式会社駿河貯蓄銀行を合併。
  • 1963年(昭和38年)11月15日 - 東京証券取引所第二部に株式を上場。
  • 1965年(昭和40年)2月1日 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1973年(昭和48年)6月18日 - オンラインシステム全店稼動。
  • 1991年(平成3年)10月1日 - 熱海信用組合と合併。
  • 2004年(平成16年)10月1日 - 商号をスルガ銀行株式会社に変更。
  • 2007年(平成19年)
    • 7月 - 指静脈認証装置の設置を開始。
    • 11月29日 - 普通預金での生体認証対応ICキャッシュカードの取扱開始。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)4月21日 - 京都府京都市下京区に京都支店・ドリームプラザ京都を新設。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月29日 - 前述の日本IBMを相手取っての訴訟で、東京地裁はスルガ銀行側の訴えを認める判決[2]
    • 4月23日 - 東京支店柏出張所・ドリームプラザ柏を千葉県千葉市中央区新町のセンシティタワー21階に移転し、東京支店千葉出張所・ドリームプラザ千葉に変更。
    • 5月22日 - 広島県広島市中区大手町に大阪支店広島出張所・ドリームプラザ広島を新設。
  • 2013年(平成25年)9月26日 - 勘定系システムの開発失敗の損害賠償を求める控訴審東京高裁、日本IBMの賠償を41億に減額する判決を下し[3][4]、その後両者とも上告する[5][6]
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日 - 保険事業を営むアイシーの全株式を取得。完全子会社化した上で、ライフナビパートナーズに商号変更[10]
    • 6月15日 - 広島出張所を支店に昇格させ移転オープン[11]
    • 7月9日 - 勘定系システムの開発失敗の損害賠償を求める訴訟で、最高裁第2小法廷は双方の上告を退ける決定をし、日本IBMに約41億7千万円の支払いを命じた二審の東京高裁判決が確定したことが明らかとなる[12][13][14]

歴代頭取・社長

氏名 期間 備考
1 岡野喜太郎 1895年 - 1957年 1864年生 1965年没 韮山師範中退
2 岡野豪夫 1957年 - 1964年 1890年生 1964年没 慶大理財科卒
3 岡野喜一郎 1964年 - 1981年 1917年生 1995年没 慶大法卒
4 岡野喜久麿 1981年 - 1985年
5 岡野光喜 1985年 -

関連会社

連結子会社

持分法適用関連会社

  • SDPセンター株式会社


実店舗展開

静岡県は本店並びに県庁内を含めて66店、神奈川県は県庁内を含めて36店ある。本店所在県ではない神奈川県の営業基盤は、第二次世界大戦前からのものである。進出都道府県数は12。

一方愛知県名古屋市の1店のみ有し、静岡県と隣接する豊橋市からは撤退。地盤の静岡県、神奈川県以外の店舗は法人営業中心であったが、ネット支店を展開し始めた1999年(平成11年)前後より個人用住宅ローン(主に不動産販売会社と提携したもの)の相談・手続窓口「ドリームプラザ」を併設するようになり、埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)に東京支店大宮出張所を新設する形で関東地方北部へ進出。

その後、2008年(平成20年)5月に北海道札幌市、同年8月に福岡県福岡市、同年10月1日に宮城県仙台市2009年(平成21年)4月21日に京都府京都市2012年(平成24年)5月22日には広島県広島市に出店。地方銀行ながら日本五大都市圏全てに進出し、北海道から九州まで四国を除く日本の全ての地方に店舗を構えた。なお、これらドリームプラザ併設店舗は、住宅ローン業務を中心としたものでほとんどが空中店舗であるものの併設の支店、出張所では通常の銀行業務を扱い、ATMも設置している。

静岡・神奈川以外の実店舗所在地

インターネット支店

特にインターネットバンキングに力を入れており、多くの企業と提携しネット支店を開設している。

  • スルガ銀行ゆうちょ専用支店(株式会社ゆうちょ銀行):ゆうちょ銀行提携ローン利用者専用支店
  • スルガ銀行エスイーバンク支店(スルガ銀行株式会社)
  • スルガ銀行イービジネスダイレクト支店(スルガ銀行株式会社): 法人向け
    • イービジネスダイレクト支店CLUBUSEN(株式会社USEN): 法人向け
  • スルガ銀行ダイレクトワン支店(スルガ銀行株式会社)
  • スルガ銀行ドリームダイレクト支店(スルガ銀行株式会社)
    • ドリームダイレクト支店マイホームクラブ(スルガ銀行株式会社)
  • スルガ銀行ANA支店(全日本空輸株式会社) :キャッシュカードは「ANA financial Pass」(電子マネーEdy機能付)
  • スルガ銀行マイ支店(スルガ銀行株式会社):マイ支店はSURUGA VISAデビットカード利用者専用支店として開設。
  • スルガ銀行ソネット支店(So-netソネットエンタテインメント株式会社)
  • スルガ銀行Dバンク支店(スルガ銀行株式会社):2014年10月20日「ネットバンク支店」より改称。
  • スルガ銀行OCN支店(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社): OCNプロバイダ契約をしている事が条件。

独自のサービス

年会費なしのVISAデビットを発行
アクセスビークル(いすゞ・フォワード

SURUGA VISAデビットカード

VISAデビットと日本版のJ-Debitの2種類の即時決済が可能なカード(デビットカード)であり、また2007年(平成19年)2月15日以降に発行されたカードは、ICキャッシュカードとしても利用可能。 その後、生体認証(指静脈)キャッシュカードも発行された。

みまもりサービス

家に置いているキャッシュカードの盗難対策、不正利用対策機能で、ALSOK(綜合警備保障株式会社)のホームセキュリティに連動し、キャッシュカードを使用不能にする[15]

バイオセキュリティシステム

掌の静脈による生体認証で本人確認を行う。次のような商品に利用されている[16]

  • バイオセキュリティ預金(バイオセキュリティ普通預金及びバイオセキュリティ定期預金)
  • バイオセキュリティ投資信託
  • バイオセキュリティ個人年金保険
  • バイオセキュリティ個人向け国債

移動銀行窓口車

写真は、海老名支店の駐車場内に停車している車両。

  • 移動銀行窓口車(愛称:アクセスビークル。ATMも搭載)を所有しており、神奈川県内の決まった場所(3か所)を週2~3回訪れ、営業している。このアクセスビーグルには同行社員も同乗し、ローンなどの相談も受け付けている[17]

特定目的ローン

鉄道模型ロードバイク一眼レフカメラなど、各種の高額商品の購入資金として使える特化型のローンを取り扱っている。

脚注

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  1. ^ “【速報】スルガ銀が日本IBMを提訴、システム開発の債務不履行による損害など111億円超を賠償請求”. 日経コンピュータ. (2008年3月6日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080306/295561/ 2013年9月26日閲覧。 
  2. ^ “[速報]スルガ銀-IBM裁判、日本IBMに74億円超の賠償命令”. 日経コンピュータ. (2012年3月29日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120329/388219/ 2013年9月26日閲覧。 
  3. ^ “日本IBMの賠償を41億に減額 銀行システム開発訴訟”. 共同通信. (2013年9月26日). http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092601001720.html 2013年9月26日閲覧。 
  4. ^ “[速報]スルガ銀-IBM裁判控訴審は日本IBMに約42億円の賠償命令、第一審より減額”. 日経コンピュータ. (2013年9月26日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130926/507010/ 2013年9月26日閲覧。 
  5. ^ “日本アイ・ビー・エム株式会社に対する損害賠償請求訴訟の控訴審判決に対する上告および上告受理申立てに関するお知らせ”. スルガ銀行. (2013年10月9日). http://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/131009.html 2014年7月18日閲覧。 
  6. ^ “スルガ銀-IBM裁判で両社が上告 争点はITベンダーの「中止提言義務」”. 日経コンピュータ. (2014年1月7日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131226/527345/?ST=system&P=1 2014年5月1日閲覧。 
  7. ^ “スルガ銀が新勘定系に移行、順調に稼働”. 日経コンピュータ. (2014年1月6日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140106/528004/ 2014年5月1日閲覧。 
  8. ^ “スルガ銀、新システムを稼働 災害対策や商品開発”. 日本経済新聞. (2014年1月7日). http://www.nikkei.com/article/DGXNZO64990940X00C14A1L61000/ 2014年5月1日閲覧。 
  9. ^ “新システムへ移行いたしました”. スルガ銀行. (2014年1月5日). http://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/140105.html 2014年7月18日閲覧。 
  10. ^ “スルガ銀行(8358)、アイシーを完全子会社化”. M&A times. (2015年4月1日). http://ma-times.jp/13813.html 2015年5月25日閲覧。 
  11. ^ “スルガ銀、広島支店を開設 ローンなど顧客獲得狙う”. 中國新聞. (2015年6月16日). http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=163034&comment_sub_id=0&category_id=113 2015年7月10日閲覧。 
  12. ^ “日本IBMの賠償確定 スルガ銀システム開発訴訟”. 共同通信. (2015年7月9日). http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015070901001332.html 2015年7月10日閲覧。 
  13. ^ “IBM賠償確定、スルガ銀に41億円 システム訴訟で最高裁決定”. 日本経済新聞. (2015年7月9日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09H8W_Z00C15A7CR8000/ 2015年7月10日閲覧。 
  14. ^ “日本アイ・ビー・エム株式会社に対する損害賠償請求訴訟の上告審決定に関するお知らせ” (プレスリリース), スルガ銀行株式会社, (2015年7月9日), http://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/150709.html 2015年7月10日閲覧。 
  15. ^ みまもりサービス
  16. ^ バイオセキュリティシステム - スルガ銀行
  17. ^ アクセスビークル - スルガ銀行

関連項目

外部リンク