ウォンビン
ウォンビン 원빈 | |
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2011年 ウォンビン | |
生年月日 | 1977年11月10日(46歳) |
出生地 | 韓国 江原道旌善郡餘糧面 |
国籍 | 韓国 |
身長 | 178cm |
血液型 | O型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
活動期間 | 1996年 - |
配偶者 | イ・ナヨン(2015年 - ) |
事務所 | Eden 9 |
ウォンビン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 원빈 |
漢字: | 元斌 |
発音: | ウォンビン |
ローマ字: | Won Bin |
ウォンビン(朝: 원빈、1977年11月10日 - )は、韓国の男優。大韓民国江原道旌善郡餘糧面(ヨリャンミョン)出身。身長178cm(公称)。本貫は金海金氏[1]。本名はキム・ドジン(김도진、金道振)[2]。
日本では韓流ブームの立役者の一人といわれ、ブーム黎明期には韓流四天王の一人として報道された[注釈 1]。
略歴
[編集]江原道旌善郡餘糧面に2男3女の末っ子として生まれる。春川機械工業高校(江原道春川市)、百済芸術大学を経て、龍仁大学校演劇映画科に編入・卒業し、同大学芸術大学院映画学科在学中。芸能界入りする前は、故郷で自動車整備士をしていた。
1996年にケーブルテレビ局第一放送の公採3期オーディションに合格しデビュー。それを見ていた、韓国で最も著名なファッションデザイナー、アンドレ・キムの目に止まり芸能界デビュー。当初は2000年のドラマ『秋の童話』が大ヒットしブレイク。日本においては一時ホリプロに所属し、2002年に日韓合作ドラマ『フレンズ』の主演を務め、2005年にはIT関連企業「フォーバル」のCMに出演した。
2005年11月29日、韓国の徴兵制度により江原道春川陸軍102補充隊に入隊するが、以前から痛めていたひざの病状が悪化し、「左側ひざ十字靭帯(じんたい)部分断裂」との診断を受け2006年4月に手術。「兵役継続は困難」と判断されたため、同年6月7日に除隊、しばらくの間リハビリに専念する。
2009年、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』(原題:마더-Mother-)において復帰を果たす。2010年公開の主演映画『アジョシ』(原題:아저씨=-おじさん-)が同年度の韓国興行収入1位を記録[3]し、自身も大鐘賞の男優主演賞を獲得した。
2013年から女優のイ・ナヨンと交際し、2015年5月に結婚[4]。12月に第一子となる長男が誕生した[5]。
出演
[編集]映画
[編集]- ガン&トークス(原題:킬러들의 수다)(2001年) - ハヨン 役/監督:チャン・ジン/共演:シン・ヒョンジュン、チョン・ジェヨン、シン・ハギュン
- ブラザーフッド(原題:태극기 휘날리며)(2004年) - ジンソク 役/監督:カン・ジェギュ/共演:チャン・ドンゴン、イ・ウンジュ
- マイ・ブラザー(原題:우리 형)(2005年) - ジョンヒョン 役/共演:シン・ハギュン、キム・ヘスク
- 母なる証明(原題:마더-Mother-)(2009年) - トジュン 役/監督:ポン・ジュノ/共演:キム・ヘジャ、チン・グ
- アジョシ(原題:아저씨/This Man)(2010年) - チャ・テシク 役/監督:イ・ジョンボム/共演:キム・セロン、キム・テフン
テレビドラマ
[編集]- プロポーズ(1997年、KBS) - ヒョヌ 役/共演:リュ・シウォン、キム・ヒソン
- レディ・ゴー!(1997年 - 1998年、MBC) - ハン・スンジュ 役/共演:チャ・テヒョン、ユン・ソナ
- クァンキ(1999年 - 2000年、KBS) - カン・ミン 役/共演:イ・ドンゴン、ペ・ドゥナ、ヤン・ドングン、チェ・ガンヒ
- ドラマシティ - 彼が簡易役で降りた(2000年、KBS) - ミノ 役/共演:ヤン・ドングン
- コッチ(2000年、KBS) - ソン・ミョンテ 役/共演: イ・ヨウォン、イ・ジョンウォン、チョ・ミンギ
- 秋の童話(2000年、KBS) - ハン・テソク 役/演出:ユン・ソクホ/共演:ソン・スンホン、ソン・ヘギョ
- 日韓共同制作ドラマ『フレンズ』(2002年、TBS・MBC) - キム・ジフン 役/共演:深田恭子、イ・ドンゴン
CM・広告
[編集]韓国
[編集]- ジオジア(2001年 - 2005年、2008年) - ファッションブランドの広告モデル[6]
- ウリィ銀行(2002年 - 2005年)[7][8]
- LG電子「サイオン」(2005年) - 「サイオン・アイディア」キャンペーンモデル[9]
- 韓国任天堂「Wii Sports」(2008年)[10]
- 東西食品「マキシムT.O.P」(2008年 - )[11]
- HANG TEN(2010年 - 2011年)[12]
- CUCKOO(2010年 - 2013年)[13]
- Basic House(2011年 - 2013年)[14]
- SKテレコム「4G LTE」(2011年 - 2012年)[15]
- CHRIS.CHRISTY(2011年 - 2014年) - ファッションブランドの広告モデル[16]
- K2(2011年 - 2012年)[17]
- 現代自動車「ソナタ ハイブリッド」(2012年)
- ユニセフコリア(2012年)[18]
- TOUS les JOURS(2012年)[19]
- CENTERPOLE(2013年 - 2014年)[20]
- BIOTHERM HOMME(2013年 - )[21]
- JD GAMES(2017年 - 2018年)
- CHERISH(2018年 - )[22]
- SHINSUNG TONGSANG「OLZEN」(2018年 - )[23]
- JEAN-MICHEL BASQUIAT(2018年 - ) - ゴルフウェアブランドの広告モデル[24]
日本
[編集]DVD
[編集]- BINUS(2006年)
- I LOVE YOU(2010年)
- Bittersweet Nostalgia(2012年)
社会貢献活動
[編集]- ユニセフ韓国委員会特別代表(2007年 - 2012年)[27]
書籍
[編集]写真集
[編集]- dream in HEAVEN(2002年)
- WWW (Wonbin Wide pinup Web)(2002年)
- 28 day'n year Wonbin(2005年)
- Dear Wonbin/ウォンビンへの手紙(2006年)
受賞歴
[編集]- KBS演技大賞 - 新人賞(1999年、『コッチ』)[28]
- KBS演技大賞 - 優秀演技賞(2000年、『秋の童話』)[29]
- 第16回コリアベストドレッサー賞 - 男性タレント部門ベストドレッサー賞(2000年)
- 第37回百想芸術大賞 - TV部門新人演技賞(2001年、『秋の童話』)[30]
- 第27回黄金撮影賞 - 新人男優賞(2004年、『ブラザーフッド』)[31]
- 第12回春史羅雲奎映画芸術祭 - 新人男優賞(2004年、『ブラザーフッド』)[32]
- 韓国建築文化大賞 - 国土海洋部長官賞(2008年)[33][34][35]
- 第4回アンドレ・キムベストスターアワード - スター賞(2009年)
- 第47回大鐘賞 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
- 第47回大鐘賞 - 人気男優賞(2010年、『アジョシ』)
- 第31回青龍映画賞 - 人気スター賞(2010年、『アジョシ』)
- 第8回大韓民国映画大賞 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
- 第6回大韓民国大学映画祭 - 主演男優賞(2010年、『アジョシ』)
- CINE21映画賞 - 今年の俳優賞(2010年、『アジョシ』)
- 第2回映画記者協会選定 今年の映画賞 - 主演男優賞(2011年、『アジョシ』)
- 第8回マックスムービー今年の映画賞 - 最高の男優賞(2011年、『アジョシ』)
- 第48回大鐘賞 - 人気賞(2011年)
- 第11回大韓民国青少年映画祭 - 男優部門人気映画人賞(2011年)
- 第22回日本ジュエリーベストドレッサー賞 - 男性部門特別賞(2011年)[36]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「“韓流四天王”と呼ばれる(中略)ウォンビン(中略)などが韓流の代表的なスターである。」 (キム・ギョンウク 「韓流ブームと韓国映画」、キム・ミヒョン責任編集 『韓国映画史』 キネマ旬報社、2010年、409頁)。引用者注:「この数年間」(本書の韓国版初版は2006年刊)の「韓流ブーム」の「代表的なスター」としてあげた8人のうちの1人。
出典
[編集]- ^ “스카이데일리, 2000년 한반도 혈족 410만 총본산 ‘충무로 85억’”. www.skyedaily.com (2016年4月29日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ “Wonbin's Profile” (朝鮮語). 원빈 공식싸이트. WONBINUS. 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン、9月にクランクイン”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年7月1日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “韓流四天王ウォンビンに第1子、妻イ・ナヨンが妊娠”. 日刊スポーツ (2015年8月3日). 2015年8月5日閲覧。
- ^ “ウォンビン&イ・ナヨン夫妻、第1子誕生前の姿が話題“遠くからでもビジュアルカップル””. wowKoreaトップ (2015年12月24日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “ウォンビン、約3年ぶりに活動再開”. Japanese JoongAngIlbo(中央日報日本語版). ジョインスドットコム (2008年1月23日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “은행권 “이미지 높이자” 광고전 치열” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2004年3月7日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “`은행들 이번엔 TV 광고전'” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2005年4月13日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン&キム・テヒ、携帯CMで「ボケ」披露”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2005年6月22日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン、任天堂「Wii」 CMモデルに”. Japanese JoongAngIlbo(中央日報日本語版). ジョインスドットコム (2008年4月21日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビンのエスプレッソはどんな味?”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年7月1日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン HANG TEN韓国モデルに決定”. WoW!Korea. (2010年1月19日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン 女性ターゲットの家電メーカー新モデルへ”. WoW!Korea. (2010年9月7日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン&ムン・グニョン 「Basic House」広告モデルへ”. WoW!Korea. (2011年1月13日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン SKテレコム新モデルに決定”. WoW!Korea. (2011年3月3日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン“もしかして彫刻?””. Kstyle. (2012年2月2日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “俳優ウォンビン、男らしさ満点の魅力で女心をキャッチ!”. 中央日報日本語版. (2012年2月16日) 2019年3月24日閲覧。
- ^ “ウォンビン、ユニセフ後援の広告モデルで“温かい姿””. Kstyle. (2012年10月19日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン vs キム・スヒョン、CMで魅力対決“互角の勝負””. Kstyle. (2012年11月13日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン&「f(x)」ビクトリア、アウトドアブランドCENTERPOLEのモデルに”. WoW!Korea. (2013年2月5日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “ウォンビン、男性化粧品「BIOTHERM」モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2012年12月17日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “【韓国CM】ウォンビン、チェリッシュ CF 公開”. WoW!Korea (2018年2月23日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “紳士服ブランド「OLZEN」、俳優ウォンビンを広告モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2018年7月17日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ ““元祖・顔の天才”ウォンビン、ゴルフウェア画報も完ぺきなビジュアル=韓国”. WoW!Korea. (2018年11月7日) 2019年3月23日閲覧。
- ^ “ウォンビンが日本のIT企業CMに出演”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2004年12月16日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン、ビール「hite d」の日本モデルに抜てき”. WoW!Korea. (2011年7月14日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “韓国の人気俳優ウォンビン氏 ユニセフ特別代表に 世界の子どもたちを応援!”. 日本ユニセフ協会. (2007年9月6日) 2019年3月25日閲覧。
- ^ “"KBS저널 2000년 1월호"” (朝鮮語). 한국방송공사. 2008年10月14日閲覧。
- ^ “KBS JOURNAL [JANUARY 2001]” (朝鮮語). 한국방송공사. 2008年10月14日閲覧。
- ^ “제 44회 백상예술대상” (朝鮮語). 원빈 공식싸이트. 중앙엔터테인먼트앤드스포츠. 2008年10月14日閲覧。
- ^ “원빈.김효진, 촬영감독이 뽑은 신인상” (朝鮮語). 네이버 뉴스. NHN (2004年3月24日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “역대수상작 수상작리스트” (朝鮮語). 제16회 이천 춘사 대상영화제. 2008年10月14日閲覧。
- ^ 韓国国土海洋部、大韓建築士協会、ソウル経済新聞社が主催する「2008韓国建築文化大賞」において、ウォンビンが両親のために建築した住居が竣工建築物部門の本賞(一般住居部門)を受賞し、ウォンビンも建築主として表彰を受けた。
- ^ “2008한국건축문화대상 수상자” (朝鮮語). 한국건축문화대상. 대한건축사협회. 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビンの両親の家が建築文化大賞に”. Chosun Online. 朝鮮日報日本語版 (2008年10月13日). 2008年10月14日閲覧。
- ^ “ウォンビン 日本ジュエリーベストドレッサー賞受賞”. WoW!Korea. (2010年10月22日) 2019年3月25日閲覧。