大鐘賞
| 大鐘賞 | |
|---|---|
| 会場 | 汝矣島KBSホール(第50回)[1] |
| 国 | |
| 主催 | 韓国映画人協会、韓国放送公社、中央日報等 |
| 司会 | シン・ヒョンジュン、ハ・ジウォン(第50回)[1] |
| 初回 | 1962年 |
| 最新回 | 2023年 |
| 最新受賞者 | 『コンクリート・ユートピア』 |
| 公式サイト | http://www.daejongfilmaward.kr/ |
| テレビ/ラジオ放送 | |
| 放送局 | KBS(第50回)[1] |
| 大鐘賞 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 대종상 |
| 漢字: | 大鐘賞 |
| 発音: | テジョンサン |
| 日本語読み: | テジョンしょう |
| 英語: | Daejong award / Grand Bell award |
大鐘賞(テジョンしょう、朝: 대종상)は、大韓民国の映画賞。創設は1962年で、青龍映画賞(朝鮮日報社主催)とともに権威ある映画賞とされ、「韓国のアカデミー賞」と称されることがある。現在は韓国映画人協会を中心にKBS(2010年までSBS)・中央日報社などが主催している。
沿革
[編集]韓国国内映画産業の振興を目的として1959年に始められた文教部による優秀国産映画賞が源流で、1962年に公報部に主管が移され、その下で第1回大鐘賞映画祭が開催された。長らく政府主導の映画賞であり、1970年代から80年代にかけては「反共部門」「啓蒙部門」なども存在した。1991年までは政府からの補助金を受けていた関係でその影響下におかれていたが、1992年からは民間主導に移り、経済不況による中断などを含みながら現在に至っている。
毎年10月ないし11月に「大鐘賞映画祭」が行われ、授賞式が行われる。2008年までは夏に開催されていた。
2002年(第39回)、『ロスト・メモリーズ』で仲村トオルが助演男優賞を獲得した。これは大鐘賞初の外国人の受賞である[注 1]。
2015年の第52回では、男女とも主演賞候補が出席を見送るという事態となった。代理受賞を認めないことや、授賞式の1週間前になってリストを発表するという主催者側の方針への不満が原因とされている[3]。
2023年11月15日、第59回大鐘賞映画祭が開催された。最優秀作品賞には『コンクリート・ユートピア』が選ばれた。
同年12月12日、ソウル回生裁判所は、大鐘賞映画祭を主催する韓国映画人総連合会に対する破産宣告をホームページに公告した[4]。
2025年2月、映画製作者団体「韓国映画企画製作者協会」が大鐘賞の商標権と運営権を正式に引き継いだ。この新しい運営体制のもと、2025年には授賞式が開催される予定である。
授賞部門
[編集]2007年(第44回)の授賞部門は以下の通り。
- 最優秀作品賞
- 監督賞
- 男優主演賞
- 女優主演賞
- 男優助演賞
- 女優助演賞
- 新人監督賞
- 新人男優賞
- 新人女優賞
- 人気賞
- 企画賞
- シナリオ賞
- 撮影賞
- 照明賞
- 編集賞
- 映像技術賞
- 音響技術賞
- 音楽賞
- 美術賞
- 衣装賞
主要部門受賞者
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ この年度より規約が改正され、外国籍の出演者、スタッフへのノミネートや受賞が可能となった。仲村の他、『インディアン・サマー』の音楽監督であるミヒャエル・シュタウダッヒャー(ドイツ)と、『MUSA -武士-』の衣装担当である黄寶榮(中国)もノミネートされた[2]。
出典
[編集]- ^ a b c 조경이 한재림 감독 '관상', 제50회 대종상 최우수작품상 수상 '6관왕' star.ohmynews.com 2013.11.1付記事
- ^ '집으로…' 대종상서 주요 3개부문 석권 ハンギョレ 2002.5.26付記事
- ^ 大鐘賞:男女主演賞候補者ら、前代未聞の全員欠席 パク・ミエ記者 朝鮮日報日本語版
- ^ “韓国3大映画授賞式の1つ「大鐘賞」の運命やいかに?主催の韓国映画人総連合会に破産宣告”. スポーツソウル日本版 (2023年12月13日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ [대종상 영화제] 4월8일 국립극장서 개최 hankooki.com 1999.2.12付記事