チャン・ドンゴン
チャン・ドンゴン 장 동건 | |
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![]() チャン・ドンゴン | |
生年月日 | 1972年3月7日(51歳) |
出生地 |
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国籍 |
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民族 | 韓民族 |
身長 | 182 cm |
職業 | 俳優 |
活動期間 | 1992年 - |
配偶者 | コ・ソヨン |
主な作品 | |
韓国映画 『敗者復活戦』『NOWHERE ノーウェアー』『アナーキスト』『友へ チング』 『ブラザーフッド』『PROMISE』 『タイフーン/TYPHOON』 『グッドモーニング・プレジデント』 『マイウェイ 12,000キロの真実』 テレビドラマ 『ファイナル・ジャンプ』『ドクターズ』 『イヴのすべて』『紳士の品格』『SUITS』 |
チャン・ドンゴン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 장 동건 |
漢字: | 張東健 |
発音: | チャン・ドンゴン |
英語表記: 2000年式: MR式: | Jang Dong-gun |
チャン・ドンゴン(朝: 장 동건、1972年3月7日 - )は、大韓民国の男性俳優。 ソウル特別市龍山区出身。身長182cm、血液型O型、仏教徒。2017年までSM C&Cに所属していたが、2018年に個人事務所を設立した[1]。また、2006年までは日本におけるマネージメントは、アミューズが行っていた[2]。
来歴[編集]
ムンイル高等学校卒業後、予備校の学費のためエキストラとしてCMに出演。両親の勧めでMBCの専属タレントオーディションを受け、1992年に21期生として採用された[3]。高校在学中は不良として有名だったという。
同年、当時の人気ドラマ『われらの天国』に出演し俳優としてデビュー。大きな目と彫りの深い顔立ちから注目を浴び、「彫刻美男」と呼ばれアイドル的な人気俳優となった。
『イルジメ〜一枝梅』『ファイナル・ジャンプ』など数本のテレビドラマに出演後、演技を学ぶため韓国芸術総合学校に入学。演劇科で2年学んだのちに中退し、ドラマ『アイシング』で芸能界に復帰。1997年に『敗者復活戦』で映画初出演を果たした。
90年代後半にはすでに韓国内で高い人気を確立していたが、出演したテレビドラマが国外で放送されるようになると、中国語圏やタイなどアジア諸国でもファンを獲得。1999年、パク・チュンフン主演の『NOWHERE ノーウェアー』での後輩刑事役で青龍映画賞助演男優賞を受賞。
2001年公開の映画『友へ チング』は、800万人を超える観客を動員して当時の韓国映画の歴代興行成績一位となった[4]。釜山を舞台に不良少年からヤクザになる男を演じて「イケメン俳優」のイメージから脱却し、韓国を代表するスターの一人となった。
2004年公開の映画『ブラザーフッド』は、『友へ チング』『シルミド』が持っていた韓国の歴代観客動員数を更新[5]。この作品で、青龍映画賞主演男優賞を受賞した。
2001年からは映画作品で活躍していたが、2012年に『紳士の品格』で12年ぶりにテレビドラマに出演した。
人物・エピソード[編集]
- 俳優のオ・マンソク、イ・ソンギュンとは韓国芸術総合学院の同期生である。映画監督のイ・ジョンボムも、専攻は異なるが同時期に在学しており、「チャン・ドンゴンは当時すでにデビューしていた大スター」で「自分は一般人なので会話をしたことはなかった」と語っている[6]。
- グループ「メロディ・デイ」のメンバー・ユミンは5親等の従姪である[7]。
- 2003年には通称「韓流四天王」の1人[8] として日本でも広くその名を知られるようになったが、それ以前から日本でもファンクラブがあった。
- 2002年には『ロスト・メモリーズ』で仲村トオルと共演。2005年には陳凱歌(チェン・カイコー)監督の映画『PROMISE』に、真田広之、張柏芝(セシリア・チャン)、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、劉燁(リウ・イエ)らアジアのスターたちと共に出演した。
- 2010年には『決闘の大地で』でケイト・ボスワース、ジェフリー・ラッシュと共演。2011年には『マイウェイ 12,000キロの真実』でオダギリジョーと共演している。
- 野球が趣味であり、キム・スンウ、ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、カン・ドンウォン、ヒョンビンらも参加するアマチュア野球チーム「プレイボーイズ」のメンバーである[9]。
- 近年では、村上龍の小説『半島を出よ』の映画化作品に出演する予定があるといわれていたが、企画自体がペンディングになっている模様。
- 日本では2005年夏、オージオ化粧品のCMに出演。CM内でドンゴンが叫ぶ日本語のセリフ「あなたが好きです!」は後に日本のお笑い芸人やものまねタレントがネタにするほどの反響を巻き起こした。
- 2010年3月6日、ソウルで開催されたファンとのイベントにて、女優のコ・ソヨンと結婚することを明らかにした[10]。映画『恋風恋歌』での共演が、のちの交際のきっかけとなった。同年5月2日に結婚式を挙げ、10月4日には長男が誕生。また、2014年2月には長女が誕生している[11]。
- 2017年8月6日、シティ・フィールドで開催されたニューヨーク・メッツ対ロサンゼルス・ドジャースの試合前の始球式を務めた[12]。この試合では同郷でドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)が先発登板し、7回無失点で勝利投手となった。
出演[編集]
映画[編集]
- 敗者復活戦(1997年) - キム・ミンギュ 役
- Holiday in Seoul(1997年) - タクシードライバー 役
- ファースト・キス(1998年) ※カメオ出演
- 恋風恋歌(1999年) - パク・テヒ 役
- NOWHERE ノーウェアー(1999年) - キム・ヨング 役
- アナーキスト(2000年) - セルゲイ 役
- 友へ チング(2001年) - ハン・ドンス 役
- ロスト・メモリーズ(2002年) - 坂本正行 役
- コースト・ガード(2002年) - カン・ハンチョル 役
- ブラザーフッド(2004年) - イ・ジンテ 役
- PROMISE(2005年) - 崑崙 役
- タイフーン/TYPHOON(2006年) - シン(チェ・ミョンシン) 役
- Earth(2007年) ※ナレーション
- グッドモーニング・プレジデント(2009年) - チャ・ジウク 役
- 決闘の大地で(2010年) - ヤン 役
- マイウェイ 12,000キロの真実(2011年) - キム・ジュンシク 役
- 危険な関係(2012年) - シェ・イーファン 役
- 泣く男(2014年) - ゴン 役
- Kim's Dilkusha - Life Goes On(2016年) ※特別出演
- V.I.P.(2017年) - パク・ジェヒョク 役
- 七年の夜(2018年) - オ・ヨンジェ 役
- 王宮の夜鬼(2018年) - キム・ジャジュン 役
テレビドラマ[編集]
- われらの天国(1992年、MBC) - チャン・ドンゴン 役(本人と同じ役名)
- イルジメ〜一枝梅(1993年、MBC) - イルジメ 役
- ファイナル・ジャンプ(1994年、MBC) - ユン・チョルチュン 役
- アイシング(1996年、MBC) - ユン・チャン 役
- モデル(1997年、SBS) - イ・ジョン 役
- ドクターズ(1997年、MBC) - キム・スヒョン 役
- 英雄神話(1997年、MBC) - キム・テウ 役
- レディ・ゴー!(1997年、MBC) - ハン・スンホ 役
- サラン〜LOVE〜(1998年、MBC) - チョン・イナ 役
- 追憶 もう一度会いたい…(1998年、MBC)(アンソロジー形ショートドラマ)
- ゴースト〜永遠の愛〜(1999年、SBS) - チャン・デヒョプ 役
- 青春(1999年、MBC) - カン・ヒョヌ 役
- イヴのすべて(2000年、MBC) - ユン・ヒョンチョル 役
- 紳士の品格(2012年、SBS) - キム・ドジン 役
- SUITS/スーツ〜運命の選択〜(2018年、KBS 2TV) - チェ・ガンソク 役
- アスダル年代記(2019年、tvN) - タゴン 役
CM[編集]
- ポスコ建設(2002年 - 2011年)
- ジョルダーノ(2005年 - 2009年)
- MISSHA(2006年 - 2007年)
- ハイト眞露 Max(2006年 - 2007年)
- ニンテンドーDS Lite(2007年 - 2008年、任天堂)
- チョンジョンウォン(2007年)
- サムスンテックウィン(現ハンファテックウィン) VLUU(2007年 - 2008年)
- SKテレコム T(2007年 - 2010年)
- アモーレパシフィック HERA HOMME(2007年 - 2011年)
- LG電子(LGエレクトロニクス)(2010年 - 2011年)
- ペルノ・リカール・コリア インペリアル(2012年)
- トヨタ(韓国) レクサス(2012年)
- CUCHEN(2012年 - 2013年)
- アモーレパシフィック IOPE MEN(2013年)
- WEBZEN MUオリジン(2015年)
- オットゥギ ジンラーメン 30周年パッケージ(2018年)
受賞歴[編集]
- 1994年 - 百想芸術大賞テレビ部門 新人賞『ファイナル・ジャンプ』
- 1997年 - 百想芸術大賞 人気賞『ドクターズ』
- 1997年 - MBC演技大賞 最優秀俳優賞『ドクターズ』
- 1997年 - 第18回青龍映画賞 新人俳優賞『敗者復活戦』
- 1999年 - 第20回青龍映画賞 助演男優賞『NOWHERE ノーウェアー』
- 2000年 - 第21回青龍映画賞 人気スター賞『アナーキスト』
- 2001年 - 第46回アジア太平洋映画祭 助演男優賞『友へ チング』
- 2001年 - 第22回青龍映画賞 人気スター賞『友へ チング』
- 2004年 - 第25回青龍映画賞 主演男優賞『ブラザーフッド』
- 2005年 - 第2回Max Movie Awards 主演男優賞『ブラザーフッド』
- 2007年 - 第15回春史大賞映画祭 韓流文化大賞
- 2012年 - 第5回スタイルアイコンアワード トップ10スタイルアイコン、スタイルアイコン・オブ・ザ・イヤー
- 2012年 - SBS演技大賞 10大スター賞、最優秀演技賞/週末・連続ドラマ部門『紳士の品格』
- 2018年 - KBS演技大賞 優秀演技賞/ミニシリーズ部門『SUITS』
日本の番組のゲスト出演[編集]
- SMAP×SMAP(関西テレビ・フジテレビ) - 「BISTRO SMAP」ゲスト
- メレンゲの気持ち(日本テレビ) - トークコーナーゲスト
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- 世界まる見え!テレビ特捜部(日本テレビ)
- ボクらの時代(フジテレビ)
脚注[編集]
- ^ “[芸能]チャン・ドンゴン 個人事務所設立へ”. 聯合ニュース. (2018年1月10日) 2018年1月10日閲覧。
- ^ “AMUSE”. web.archive.org (2006年5月27日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ チャン・ドンゴンのプロフィール、画像、最新ニュース
- ^ 映画『友へ チング』
- ^ 映画『ブラザーフッド』
- ^ “泣く男:イ・ジョンボム監督に聞く 主演のチャン・ドンゴンの「野獣のような目つきがよかった」”. MANTANWEB. (2014年10月18日) 2014年10月18日閲覧。
- ^ “‘장동건 조카’ 유민, BJ 전향…“걸그룹 활동 시절 빚만 몇 억”” (朝鮮語). 동아일보 (2022年9月7日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ キム・ギョンウク 「韓流ブームと韓国映画」、キム・ミヒョン責任編集 『韓国映画史』 キネマ旬報社、2010年、409頁
- ^ “韓流スターと日本プロ野球OBが激突”. 日刊スポーツ. (2010年10月6日) 2010年10月6日閲覧。
- ^ “チャン・ドンゴンさん、コ・ソヨンさんと結婚へ”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2010年3月7日) 2010年3月7日閲覧。
- ^ “<芸能>チャン・ドンゴンに長女誕生 2児の父に”. 聯合ニュース. (2014年4月25日) 2014年2月25日閲覧。
- ^ “俳優チャン・ドンゴン、メジャーリーグで始球式マウンドに登場! 現地観衆から大歓声”. ワウコリア (2017年8月7日). 2017年11月16日閲覧。