メソポタミア神話
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メソポタミア神話( - しんわ)は、世界最古の神話。メソポタミアとは、ギリシャ語で「二つの河のあいだ」を意味する。ふたつの河とはチグリス川とユーフラテス川のこと。この大河にはさまれた土地で栄えた古代文明がメソポタミア文明である。
文明を築き上げたシュメール人は、紀元前3000年ごろには、すでにかの有名な楔形文字を持っており、これらを用いて粘土の石版(粘土板)に多くの神話を刻みつけた。その後、覇権はめまぐるしく入れ替わっていったが、おおよそメソポタミア神話体系の基盤は、シュメールとアッカドの2民族によって固められた。
彼らの象形文字が世界で最も古い文字であることから、メソポタミア神話とは、現存する中では世界最古の神話文書ということになる。しかし、その伝承は現在まで直接伝わることなく、ほぼキリスト教が発生したころに断絶したため、失われた神話ともいえる。ただ、この地域はイラン(アケメネス朝ペルシャ)、アレクサンドロス3世(大王)統治時代があったとはいえ、ゾロアスター教やキリスト教の影響がどれほどかはわからない。それよりも都市文明の中心地、という立場を失ったことの方が国家信仰的な宗教の衰退の理由としてふさわしいと思われる。この地はもっと後世にはイスラーム圏となる。ただ同じ語族(ユダヤ人、ヘブライ語)では太陽のことを現在でも「シャマシュ」と呼ぶなど片鱗は残る。