暴れん坊将軍のエピソード一覧

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暴れん坊将軍のエピソード一覧では、テレビドラマ『暴れん坊将軍』で放送された放映タイトルおよび各話スタッフを列挙する。

シリーズ[編集]

吉宗評判記 暴れん坊将軍[編集]

1978年1月7日 - 1982年5月1日 全207話

暴れん坊将軍II[編集]

1983年3月5日 - 1987年3月7日 全191話

暴れん坊将軍III[編集]

1988年1月9日 - 1990年9月29日 全129話

暴れん坊将軍IV[編集]

1991年4月6日 - 1992年9月26日 全74話

暴れん坊将軍V[編集]

1993年4月3日 - 1994年3月26日 全44話

暴れん坊将軍VI[編集]

1994年10月8日 - 1996年1月20日 全51話

暴れん坊将軍VII[編集]

1996年7月13日 - 1997年1月25日 全18話

暴れん坊将軍VIII[編集]

1997年7月12日 - 1998年3月7日 全22話

暴れん坊将軍(通称:IX)[編集]

1998年11月7日 - 1999年9月30日 全38話

スタッフ

  • プロデューサー:井土隆、川田方寿(テレビ朝日)、阿部征司、伊駒伊織、小林由幸
  • 脚本:渡辺善則、井川公彦、鈴木則文、胡桃哲、池田政之、石川孝人、横山幸子岸間信明志村正浩
  • 監督:村川透、松尾正武、原田雄一、上杉尚祺

レギュラー

準レギュラー

  • 花川戸辰五郎(クレジット表記は辰五郎のまま):北島三郎(第6話~第8話、第28話、第31話、第36話~第37話)
  • 尾張大納言宗春:西岡徳馬(第38話)
  • 浄円院:中村玉緒(第2話、第15話、第18話)
内容
様々な新機軸を盛り込んだ前作はそれなりの成果を得たものの、終了後に鶴姫役の中村あずさが芸能界を引退するという予想外の事態に見舞われ、結局彼女周辺の展開や登場人物をなかったことにしてリセットする形での開始となった。タイトルからローマ数字が消えた点(主題歌CDではIX表記であるなど表記ブレはある)や鶴姫周辺の人物役者が別人役でゲスト出演している点などは、その影響によるものである。他にも吉宗の周囲では、辰五郎の肩書が肝煎から元締に変わり、またVIIまで登場していた生母お由利の方(IV冒頭で出家しており、VIIIでは登場なし)が出家前の設定に戻されるなど、VIIIとはアナザーストーリーであるかのごとき演出がなされた。一方、め組のように、VIIIの設定が引き継がれている部分もある。長次郎夫婦や小頭格・源次は配役ともどもそのままであった。ただし、若い衆役(大部屋俳優)の出演者に一部変更があった。長次郎の姉であるお凛が新たに登場し、ムードメーカー(時にはトラブルメーカー)となったため、賑やかさが増した。また、たまにお凛は吉宗のことを「新の字」と呼ぶことがある。本作はシリーズ通して初めてエンディングが無く、お馴染みのテーマはオープニング冒頭と殺陣の時のみとなった。前作ではアレンジされていた殺陣のテーマが元のバージョンに戻された。
第1話では雲霧仁左衛門のモデルとなった雲切仁左衛門(永島敏行)が登場。吉宗の幼馴染みでありながらも自らの一家を不幸に追いやった徳川の政道を憎み、火盗改めと手を結び悪事の限りをつくす大悪党として描かれた。
放送日は最初は土曜日であったが、1999年4月の番組改編期に当たる16話から木曜日に変更された。変更時の展開としては、まず高島が病気のため降板、新たな爺として名古屋が登場。名古屋の大声で頑固一徹な爺は、高島の穏やかな爺とは一味違った爺となった。そしてオープニングの前にアバンタイトルが追加。また夜7時という時代劇としては異例の時間帯ということもあってか、マンガアニメーションタッチの演出が強調された(岸間信明の登板、彗星の話、立ち回りの際の斬るSE音がステレオ処理されている点はその例である)。
辰五郎は花川戸辰五郎と名乗っているが、花川戸の名は辰五郎のモデル新門辰五郎幕末浅草花川戸に住んでいたことに由来する。前作から姿を消していた辰五郎の妻おさいは、31話の終焉では既に亡くなっていることが判明。また最終回では、長年にわたり続いた尾張宗春との因縁の対決に終止符が打たれた。14話では悪徳商人自身(小沢象)が、徳田新之助を将軍吉宗であることを知っている異例の展開になっている。また、成敗の態勢に入った御庭番を止め自らの手で成敗するシーンが久々に見られた(第22話)。
かつてのレギュラーである、三遊亭楽太郎、入江麻友子、田中綾子、安藤あき子、宮内洋、長内美那子がゲスト出演し、楽太郎は北島と共演し、小金沢昇司がめ組の若い衆千吉役でゲスト出演し、北島、山本と共演した。実在人物である、島津継豊峰蘭太郎)、松平頼渡西園寺章雄)、西川如見笹野高史)、関但馬守長広榊原利彦)、井上正岑青木義朗)、竹姫久我陽子)、天英院三浦布美子)が登場している。
本作以後、キャスティング表示がレギュラーとゲストの一括表示となる。

作品リスト[編集]

暴れん坊将軍(通称:X、第十部)[編集]

2000年3月30日 - 2000年9月14日 全25話(通算799話)

スタッフ

  • プロデューサー:川田方寿、陶山敬(テレビ朝日)、小林由幸、小嶋雄嗣
  • 脚本:渡辺善則、鈴木則文、井川公彦、池田政之、扇澤延男、藤井邦夫、石川孝人
  • 監督:村川透、松尾正武、石川一郎、上杉尚祺、森本浩史

レギュラー

  • 大岡忠相:田村亮
    姪の登場により、さらに気苦労が絶えなくなる。
  • 有馬彦右衛門:名古屋章
  • 長次郎:山本譲二
  • 長次郎妻・おぶん:生稲晃子(実質準レギュラー)
  • 源次(小頭格):真砂皓太
  • 忠太:木下通博
  • 佐渡吉:田井克幸
  • 簑助:長田昭彦
  • お凛:松金よね子
  • 千奈津:松下恵
    忠相の姪(兄の娘)。武家の作法を学ばせるために江戸へやって来たじゃじゃ馬娘。自分の叔父に対し、やたら馴れ馴れしい態度を取る新之助を「不良旗本」と呼び(偶然、出くわした際に吉宗のやむを得ない行動を誤解する場合もある)、あの手この手で調べようとする。さらには叔父の将来に悪影響を与えるのではないかと本気で心配している。
  • 十文字隼人:大森貴人
  • 渚:山口香緒里
    御庭番。

準レギュラー

  • 秋月敬之進:森下じんせい(第3話、第9話、第14話、第17話、第21話)
    南町同心。何かと千奈津に振り回されることが多い。
  • 辰五郎:北島三郎(第1話、第6話、第16話、第19話、第25話)
  • 浄円院:中村玉緒
内容
前作の路線を踏襲。新キャラクターとして大岡の姪・千奈津が登場した。千奈津は叔父に馴れ馴れしい態度を取る徳田新之助に不信感を抱き、辰五郎や新之助自身に聞くなどして正体を探る。また、新之助が大岡邸で上座に座ったり、大岡のことを「忠相」と呼び捨てることに苦言を呈するなどして、2人をたびたび困らせている(劇中で1回、大岡が新之助=吉宗であることを千奈津に明かしているが、千奈津はとりあわなかった)[1]。第15話では江戸に来たもう一つの理由を挙げている。忠相が幼少のころから泣き虫で、江戸町奉行が務まるか、千奈津の父が生前に心配しており、父の後を引き継いで忠相の所業を母に報告していると明かしている。なお、第21話は榊原るみがゲスト出演しており、千奈津役の松下恵との親子共演が実現した。
Xシリーズのテーマは、「吉宗をめぐる25人の女たち!!」。当作ではおぶんや渚、お凛の他、毎回1人の女性ゲストキャラにスポットを当てる形式が取られ、その女性と吉宗とのドラマを展開した。
また、第1話の最後でおぶんが懐妊したことでめ組には活気が溢れる。おぶんは最終話で無事男児を出産し、辰五郎が「辰之助」と名付けた。本作はオープニングとレギュラーアイキャッチがなくなり、エンディングは再び北島の歌でスタッフロールが流れるようになった。なお、エンディング映像にはクライマックス後の展開や吉宗らの日常が描かれている。
話数 サブタイトル 脚本 監督     ゲスト        備考
第1話 「吉宗爆殺!! 都から来た美しき刺客」 渡辺善則 村川透 秋野(風小路秋子):五十嵐いづみ
風小路鷹麿:升毅
各務備後守:中田浩二
六条実篤:中川雅夫
本田長門守:波多野博
鬼熊:笹木俊志
京屋:藤沢徹夫
丹羽美奈子
河合綾子
大谷訓子
川鶴晃裕
中川侑矢
辰五郎:北島三郎
第2話 「怪盗紅あざみ参上! 御金蔵破りを手伝った吉宗」 鈴木則文 松尾正武 長崎おらん(おりえ):鮎ゆうき
日下部外記:中丸新将
南国屋藤兵衛:石山律雄
鬼薊の清吉(島田清次郎):峰蘭太郎
桑原良二
日下部の用人:高橋弘志
紅薊一味:森山陽介
宮本浩光
大黒屋:窪田弘和
藤坂有希
林哲夫
同心:小坂和之
鈴木文子
矢橋真央
木村昌栄
第3話 「禁じられた恋文! 罪深き女の一途な愛」 村川透 お登世:三原じゅん子
村上伸之介:田中優樹
神尾采女正:大林丈史
甲州屋嘉兵衛:野口貴史
梵天の喜代蔵:石倉英彦
梵天一家:小谷浩三
やくざ:白井滋郎
やくざ:浜田隆広
高木兵馬:西村正樹
村上甲太郎:西山清孝
名本忍
第4話 「隠し子発覚! 陰謀に巻き込まれた女スリ」 石川一郎 山猫お京:小橋めぐみ
栄吉:角田英介
三浦屋仁兵衛:津村鷹志
黒河能登守:内田勝正
文字春:田中雅子
お仙:多田幸代
老中 土井:波多野博
南町与力:笹木俊志
川口:西村正樹
横倉:國本鍾建
丹羽美奈子
老中:北村明男
池田晴佳
澤野井香澄
第5話 「埋蔵金に踊らされた夫婦!甲府勤めの甘い罠」 村川透 八重:魏涼子
山根彦九郎:遠山俊也
千世:西尾まり
水野豊後守:和崎俊哉
荒木田修理:伊藤高
赤井玄蕃:朝日完記
古谷栄介:関秀人
ひがし由貴
楠見薫
増美屋:藤沢徹夫
岡田和範
浅田祐二
浜田隆広
林哲夫
伊勢屋:木谷邦臣
上田秀和
巾着切:松永吉訓
第6話 「大嘘つきの美女! 愛を試した裏帳簿」 井川公彦 佳代:寺田千穂
石崎逸馬:宮下直紀
門前仲町の勝蔵:河原崎建三
黒田主計亮:久富惟晴
江沢:四方堂亘
石崎因義:増田再起
やくざ:矢部義章
やくざ:河本忠夫
辰巳屋:藤枝政巳
屋台の親父:山形透
辰五郎:北島三郎
第7話 「襲われたお見合い! 家出姫の危ない決断」 渡辺善則 石川一郎 雅姫:小林恵
藤森玄馬:田中隆三
千曲屋お弦:一色彩子
西尾勘解由:滝譲二
藤森采女正:五王四郎
松平左京亮:中川浩三
浪人:福本清三
浪人:細川純一
だんご屋:畑中伶一
桃井貞九郎:吉岡博也
第8話 「大岡裁きで生き地獄を見た女! 私を死罪に…」 井川公彦 村川透 お竹:日下由美
治兵衛:森下哲夫
木曽屋幸右衛門:南條豊
織部主膳:田中弘史
白井滋郎
小谷浩三
山根誠示
太田敦子
島田佳子
武田晶子
黒井龍之介
菱谷昌功
中川太二郎
石井亜可理
第9話 「小町娘連続殺人! 美人浮世絵が死を招く」 鈴木則文 石川一郎 お絹:沖直未
宇佐美図書:加納竜
お琴:竹本聡子
近江屋吉兵衛:芝本正
早瀬直次郎:伊庭剛
宇佐美の用人:白井滋郎
歌川春義:窪田弘和
鈴木文子
下元佳好
瓦版屋:松永好訓
浜崎涼子
絵草紙屋:矢部義章
第10話 「鬼と呼ばれた女! 復讐の幼な子誘拐!!」 渡辺善則 松尾正武 お邦:山下容莉枝
安房屋喜平:森川正太
間宮主水正:田口計
矢五郎:柴田善行
同心・真木:関根大学
北町同心:司裕介
吟味与力:吉野史明
高田道庵:西山清孝
船頭:木谷邦臣
町人:稲垣陽子
新井志明
梅本怜央奈
吉之助:平井優也
第11話 「女商人の悲しき再会! 兄は盗賊、弟は同心」 井川公彦 石川一郎 加賀屋お峰:水島かおり
かまいたちの竜蔵(大助):遠藤憲一
越後屋儀右衛門:浜田晃
大河内土佐守:小沢象
三宅又七郎(又吉):坂詰貴之
庄三:山田良隆
米問屋:木谷邦臣
米問屋:大矢敬典
米問屋:林哲夫
浪人:河本忠夫
芳野史明
辻本一樹
奥深山新
安多和久
小泉敏生
大薮郁也
内泉朱賀
西川郁弥
第12話 「一度死んだ私! 仕舞湯に入る女の秘密」 藤井邦夫 松尾正武 おゆき(望月菊江):藤吉久美子
文吉:山口粧太
望月頼母:片岡弘貴
黒木半蔵:木村栄
湯屋の女将:松村康世
松藤美和
朝比奈潔子
望月監物:西山清孝
勘兵衛:小峰隆司
和泉屋:窪田弘和
川鶴晃裕
町人:前川恵美子
つりたみづえ
武田晶子
中亀龍太郎
第13話 「肝っ玉おっ母ァ危機一髪! 偽金作りの人質は初孫」 井川公彦 おたね:白木万理
政吉:三上市朗
石崎飛騨守:西沢利明
恵比寿屋茂左衛門:岩尾正隆
おひき:久野麻子
房蔵:谷口高史
黒瀬多門:小野真也
佐平次:空田浩志
佐平次の子分:本山力
南町同心:小坂和之
金子太朗
胴元:矢部義章
松田直樹
駕籠屋:TIM
お由利の方中村玉緒
第14話 「女髪結い床繁盛記 元結に隠された密書」 渡辺善則 上杉尚祺 お喜和:佐藤友紀
猪之吉:前田淳
内藤大炊頭:有川博
喜平:大竹修造
槙一外:武井三二
若旦那:白川明彦
播磨屋:波多野博
大山沙知
浅田裕二
岩須透
客:小坂和之
川上真人
第15話 「家を乗っ取る兄嫁! 鬼の仕打ちに隠された謎?」 池田政之 松尾正武 もん:浅利香津代
小野要次郎:東根作寿英
香山能登守:川合伸旺
飯島貢:新納敏正
小野源三郎:竜川剛
小野左内:亀井賢二
信二郎:松本元
しの:伊藤里恵
山田:山田永二
飯屋の親父:藤枝政巳
藤坂有希
宮奥雅子
侍:細川純一
侍:高橋弘志
松本英之
中村侑矢
第16話 「顔の見えない逢瀬! 陰謀に利用された芸者の恋」 村川透 与の介:清水アキラ
菊路:未來貴子
山之内修理:石濱朗
山之内三郎太:石田登星
長崎屋:出水憲
おうめ:長谷川千恵
小菊:淡島知花
権蔵:國本鍾建
仲居:加藤明子
丹波屋:西山清孝
森田恵美
鳶屋:松永吉訓
岡田友孝
山根誠示
辰五郎:北島三郎
第17話 「仕組まれた旦那殺し 絵草紙屋の女の秘密」 扇澤延男 上杉尚祺 お栄:濱田万葉
清次:小沢和義
反橋出雲守:鹿内孝
加納屋お邦:日向明子
加納屋の用心棒:福本清三
加納屋:北村明男
林健太郎
安吉:小谷浩三
第18話 「罠に落ちた女の夢! あの頃の私に戻りたい」 藤井邦夫 松尾正武 お咲:早勢美里
弥吉:伊東貴明
高坂監物:原口剛
徳兵衛:曽根晴美
梶原市之丞:石倉英彦
大野主膳:峰蘭太郎
芝田啓之進:白井滋郎
宮本平内:西村正樹
つりたみづえ
大商人:笹木俊志
旗本:山田永二
中間:高橋弘志
岩切みどり
お由利の方中村玉緒
第19話 「ケガで十両、死んで百両!? 息子に捧げる母の命」 石川孝人 村川透 お葉:赤座美代子
巳之吉:猪野学
檜垣備後守信成:小林勝彦
筒見屋善造:結城市朗
玄海坊:徳田興人
折坂甚九郎:五十嵐義弘
西村龍弥
川鶴晃弘
窪田弘和
下元佳好
新村あゆみ
門番:司祐介
山口幸晴
辰五郎:北島三郎
第20話 「火事で消えた三千両! め組の夫婦に流産の危機!!」 渡辺善則 松尾正武 土門式部:立川三貴
勘八:菊地康二
瀬川一三:中田博久
日野原外記:須永克彦
前田宗哲:西山清孝
南町同心:小坂和之
第21話 「井戸に出た女幽霊! 縁切り寺の黒い罠」 井川公彦 お藤:榊原るみ
村上大炊頭:工藤堅大良
杉本周作:平尾仁
おひさ:田中綾子
桧垣:入江毅
光琳:小林泉
武藤:松原裕二
浪人:司裕介
細川純一
小野亮子
渋谷めぐみ
井上紀子
宮崎智弘
第22話 「運命のいたずら! 父の仇に恋した女」 池田政之 森本浩史 山路屋おひろ(佐久間かや):森下涼子
矢島小次郎(時枝源四郎):井田州彦
久世長門守光意:篠塚勝
曽根重太夫:入川保則
石田:藤沢徹夫
山路屋番頭:笹木俊志
峰蘭太郎
浅田祐二
山田永二
下元佳好
第23話 「吉宗を愛した女お庭番!断崖に消えた恋」 井川公彦 石川一郎 草薙多聞:山本昌平
麻兵衛:大木正司
銀八:蟷螂襲
原惣介:伊庭剛
百姓:柴田善行
園英子
役人:木谷邦臣
山本容子
鈴川法子
上田こずえ
吉田輝生
松島英利香
第24話 「計られた上意討ち! 若侍に惚れた年上の女」 渡辺善則 村川透 篠田紋四郎:原慎一郎
五島勘兵衛:長谷川恒之
鬼頭主馬:睦五朗
鮫島一心:草見潤平
赤松日向守忠輝:西尾塁
五島千鶴:丹羽美奈子
山形透
第25話 「狙われた琉球! 美しき姫の舞に隠された涙」 鈴木則文 慶良間麻耶:加藤夏希
慶良間鉄心:松田優
伊集院監物:片岡五郎
戸倉修理:中村孝雄
渡海屋重兵衛:山本弘
黒川弥十郎:五十嵐義弘
慶良間良源:五王四郎
麻耶の母:星野美恵子
駒宮美都季
太田龍一
辰五郎:北島三郎

暴れん坊将軍 800回新春スペシャル[編集]

2001年1月11日

主な出演者

内容
Xのレギュラー全員と辰五郎が出演。元御庭番高島礼子がゲスト出演した。
天下祭りの上覧日、江戸城が武装集団に乗っ取られた模様。
竹橋門の火事騒ぎに乗じて江戸城に乱入。人質の中には、花川戸の元締め・辰五郎や、め組長次郎の姉・お凛、南町奉行・大岡忠相、御側御用取次・有馬彦右衛門、六代将軍御台所・天英院。武装集団は、先年不祥事で取り潰された肥前桜木藩の元藩士で、お家再興の嘆願のため事件を起こした。天守閣に大筒を備え付け、江戸市内に発砲の構えを取っている。

スタッフ

  • 脚本:井川公彦
  • 監督:村川透
  • プロデューサー:川田方寿、陶山敬(テレビ朝日)小林由幸、小嶋雄嗣(東映)

暴れん坊将軍(通称:XI)[編集]

2001年7月5日 - 2001年12月17日 全19話

スタッフ

  • プロデューサー:川田方寿、陶山敬、小林由幸、小嶋雄嗣
  • 脚本:井川公彦、渡辺善則、塩田千種ちゃき克彰、池田政之、扇澤延男、藤井邦夫、鈴木則文
  • 監督:石川一郎、森本浩史、一倉治雄、村川透、上杉尚祺

レギュラー

  • 大岡忠相:田村亮(第4話、第13話を除く)
  • 有馬彦右衛門:名古屋章
  • 栄五郎(栄吉):松村雄基(第11話、第14話を除く)
  • 峰次:中野英雄
  • 仙太:長田昭彦
  • 歳松:上野秀年
  • お杏:いしのようこ
  • もも:内堀美咲
  • 関前朝之介:真砂皓太
  • 十文字隼人:大森貴人
  • あざみ:松永香織
  • 辰五郎:北島三郎(準レギュラー)
  • 浄円院:中村玉緒(準レギュラー)
内容
本作からめ組側のキャストが変更になる。新たなめ組の頭栄五郎はもとは栄吉という名前で、第1話の最後に新しい頭に就任し、辰五郎にあやかり改名したものである。お杏の夫・房吉(湯江健幸)は腕の良い大工だったが事故死(実際は雇い主の不正を知った故の口封じによる殺害、第7話で殺害が発覚し、第8話で事件背景)しており、娘のももとともに兄の世話になっている(栄五郎は独身のため、お杏はおかみさん的な役割を果たし、逆に栄五郎の世話をしている)。お杏はめ組のメンバーには珍しく、新之助のことを「徳田様」と呼ぶ。このシリーズから、小頭の肩書きのポジションが復活している。小頭の峰次は喧嘩っ早い性格で、同心の関前とは犬猿の仲。また、峰次はお杏に想いを寄せるが、お杏は新之助に惚れているため、峰次は新之助をライバル視している。徳田新之助が将軍吉宗であることを知る栄五郎は、何も知らないお杏の叶わぬ恋に複雑な思いを抱く。栄五郎が新之助=将軍吉宗である事を知るのは第2話である。このシリーズからストーリーにサスペンス色が濃厚となる。
この影響か、IIIシリーズから、13年間め組の若い衆を演じてきた真砂皓太の役が南町奉行所同心に変わったり、め組の若い衆の簑助が仙太に改名していたり、最終回では山本譲二が毛利吉元役でゲスト出演したりと、前作までのめ組関連のキャラクター及び千奈津の存在はなかったことにされている(ただ吉宗が吉元に「昔親しかった人物にそっくりだ」と言っている点から、長次郎に関する何らかの接点はあると思われる)。
北島の歌う主題歌は再びオープニングに戻ったが、アバンタイトルの代わりにその回のハイライトシーンが挿入される演出であった。
2年間続いた木曜日19時からの時間枠も、2001年10月の番組改編期に当たる10話からは月曜日19時からに変更され、以後レギュラー放送最終シリーズであるXIIに至る。
第4話のサブタイトルは初期の放送では「女医の恋した町奉行」だが、時代劇専門チャンネルなどの再放送では「恋におちた大岡越前」になっている。

作品リスト[編集]

暴れん坊将軍(通称:XII)[編集]

2002年7月8日 - 2002年9月9日 全10話(通算で829話)

スタッフ

  • プロデューサー:川田方寿、菊地恭(テレビ朝日)、小林由幸、小嶋雄嗣
  • 脚本:井川公彦、渡辺善則、池田政之、扇澤延男、塩田千種
  • 監督:石川一郎、一倉治雄、森本浩史
レギュラー
XIとレギュラー、準レギュラーともに同じ。なお、北島三郎演じる辰五郎(初代め組頭)が登場したのは、本シリーズ第3話が最後となる。
作品リスト
内容
前作の続きである。話数は全シリーズ中最も少なく、本作の最終話をもって通常の1時間枠の話は終了した。

暴れん坊将軍 最終回スペシャル(暴れん坊将軍スペシャル2003)[編集]

2003年4月7日

スタッフ

  • プロデューサー:川田方寿、菊地恭、小林由幸、小嶋雄嗣、田中憲吾
  • 脚本:井川公彦
  • 監督:石川一郎

主な出演

内容
XIIのレギュラー全員が出演。前述の通り、辰五郎は出演していない。
この時点では最終回と銘打たれたが、その後も製作されており、2009年4月以後、スカパー!時代劇専門チャンネルにおいて放映されるときには「暴れん坊将軍スペシャル2003」と銘打たれている。

暴れん坊将軍 春のスペシャル 「将軍生母襲撃! 一途な恋に生きる女」(暴れん坊将軍スペシャル2004)[編集]

2004年3月29日

スタッフ

  • プロデューサー:川田方寿、小林由幸、小嶋雄嗣
  • 脚本:塩田千種
  • 監督:江崎実生

主な出演

内容
ほとんどのレギュラーは第XIシリーズ以後のキャスティングのままだが、一部変更あり。IXの16話から4年間爺役を演じてきた名古屋章が最終回スペシャルの後に逝去し、爺役は神山繁に、御庭番が大森貴人、松永香織から篠塚勝、村井美樹にそれぞれ変更された(ただし、この3キャラクターの出演は本作のみである)。前作までのレギュラーの中で唯一、峰次の出演がない。なお、篠塚はIIでお庭番・さぎりを演じた朝加真由美の夫であり、夫婦で本作のお庭番を演じたことになる。
メインゲストはかとうかずこ山田邦子であったが、他に当時テレビ朝日の『八丁堀の七人』主演の片岡鶴太郎が、出番は少ないものの事件の鍵を握る人物役で特別出演している。
初期から当番組で無名な斬られ役や端役等をしており、『ラスト サムライ』に出演した福本清三が重要役である敵方の剣豪を演じ、殺陣のトリを飾った。

ドラマスペシャル 暴れん坊将軍(暴れん坊将軍スペシャル2008)[編集]

2008年12月29日 19:00 - 20:54 視聴率10.9%

  • プロデューサー:田中芳之(テレビ朝日)、上阪久和、土田真通(東映
  • 脚本:藤井邦夫、ちゃき克彰
  • 音楽:菊池俊輔
  • 撮影:津田宗幸
  • 美術:井川徳道
  • 照明:安藤清人
  • 録音:立石良二
  • VE:湯川達也
  • 編集:永井靖子
  • 助監督:苫米地祥宏
  • 記録:尾上公弥子
  • 整音:桜田佳美
  • 音響効果:竹本洋二
  • VTR編集:奥村祐介
  • VFX:北昌規(キルアフィルム)
  • 装置:藤川智
  • 装飾:三木雅彦
  • 持道具:吉田憲司
  • 小道具:高津商会
  • 背景・塗装:小林正敏
  • 建具:中島英來
  • 衣装:松田孝
  • 美粧・結髪:東和美粧
内容
テレビ朝日開局50周年記念番組。
2021年8月現在で最後の作品である。
シリーズ初にして唯一(2021年8月時点)、ハイビジョン制作のVTR作品である(アナログ放送では14:9のサイズで放送)。高知県でロケが行われた。なお、高知県を放送対象とする、テレビ朝日系列社は存在しない。
シリーズ第1作と同様の人物設定(周辺キャラクター配置)が採用された(加納五郎左衛門、辰五郎、さいなど)。
それまでシリーズを通してかかわってきた、北島三郎および北島ファミリー大野商事)の出演や主題歌はない。
小頭にはIIIと同様の半次郎が設定された。
1時間枠のレギュラー放送期間中に長い間レギュラーを務めた真砂皓太が、初めて悪役で出演している。
前作まではキャスティングのクレジットにおいて、レギュラーとゲストが明確に区別されて表示されていたが、本作では一般の単発ドラマのように区別がなくなった。

その他の映像作品への登場[編集]

前述の通り、徳川吉宗を主人公とした本シリーズの映像作品は2008年のスペシャルが現時点で最後であるが、2011年公開の映画『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』に、本シリーズの吉宗が客演の立場で登場しており、タイムスリップしてきた主人公・仮面ライダーオーズらを助け、一時的に共闘している。同作では他にめ組の若い衆も登場しており、吉宗を本作同様「新さん」と呼ぶ場面がある。
詳細は同作品の項を参照。

脚注[編集]

  1. ^ 第21話にて大岡忠相が徳田のことを執拗に尋ねてくる千奈津に対し、仕方なく徳田が吉宗であることを正直に告白する場面がある。