新選組血風録 (テレビドラマ)

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新選組血風録』(しんせんぐみけっぷうろく)は、司馬遼太郎同名の連作短編小説集を原作とした連続テレビドラマ。現在までに以下の3作品が製作されている。

  1. NET(現テレビ朝日)製作、1965年から1966年にかけて放送の作品
  2. テレビ朝日製作、1998年放送の作品
  3. NHK製作、2011年放送の作品

本記事ではこれらを一括して扱う。

1965年版[編集]

新選組血風録
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜日21:30 - 22:30(60分)
放送期間 1965年7月11日 - 1966年1月2日(26回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NET
監督 河野寿一
佐々木康
高見育男
原作 司馬遼太郎
脚本 結束信二
プロデューサー 上月信二
田村嘉
出演者 栗塚旭
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1965年7月11日から1966年1月2日まで毎週日曜日21:30 - 22:30に、NET(日本教育テレビ、現テレビ朝日)系で放送された。全26話のモノクロ作品。司馬の原作以外にオリジナルのストーリーも含まれている。原作にはない新選組の没落と近藤の死もあり、最終回は箱館戦争での土方の死となっており、『燃えよ剣』の要素もある。俳優は東映所属の俳優だけではなく、劇団くるみ座東京芸術座などから起用している。1970年には、ほぼ同じスタッフと主要キャストで土方歳三を主人公とした『燃えよ剣』が制作されている。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

エピソードリスト[編集]

話数 エピソードタイトル 初回放送日 監督 主なゲスト
第1話 虎徹という名の剣
1965年7月11日 河野寿一 おみね:丘さとみ
弥左ヱ門:嵐寛寿郎
池田屋惣兵衛:有馬宏治
新選組池田屋に斬りこみをかけた。近藤勇は名刀虎徹をふるって獅子奮迅の活躍をみせる。しかし、その刀は上洛前に貧しい浪人の娘、おみねから買い取ったものだった。土方歳三はそれを偽物と見抜くが、虎徹と信じ切っている近藤のために黙っている。後におみねが本物の虎徹を持って訪ねてくるが…
第2話 誠の旗
1965年7月18日 河野寿一 芹沢鴨遠藤辰雄
新見錦飯沼慧
お栄:伊吹友木子
発足間もない新選組は近藤派と芹沢派に分かれて対立していた。土方は隊の象徴となる旗には「誠」という字を使おうと考えていたが、土方の情熱に打たれた染物屋の女主人お栄は精魂こめて誠の旗を作る。一方、土方が作った局中法度で縛られている芹沢たちは面白くない。そこで揺さぶりをかけようとお栄に目を付けた。
第3話 昏い炎
1965年7月25日 河野寿一 芹沢鴨:遠藤辰雄
新見錦:飯沼慧
お浜:三田登喜子
芹沢鴨たちの乱行は目に余るものがあった。このままでは新選組の評判は悪くなるばかりだ。そんな中、京都守護職から呼び出されて釘を刺された近藤と土方は、ついに芹沢一派の謀殺を決意する。雨の夜、土方たちは芹沢の寝所に向かった。
第4話 胡沙笛を吹く武士
1965年8月1日 河野寿一 鹿内薫:牧田正嗣
小つる:高森和子
平野源次郎:江木健二
素朴で腕も立つ田舎出丸出しの隊士・鹿内薫に女が出来た。夫婦になるには手柄を立てて役付きになるしかない。原田左之助は彼に出世の機会を作ってやろうと危険な任務を与えた。しかし、土方はそれに反対した。果たして、その危惧は的中する。
第5話 海仙寺党全滅
1965年8月8日 佐々木康 中倉主膳:夏目俊二
お小夜:三島ゆり子
赤座智俊:楠本健二
斎藤一は自分と昔馴染みだという中倉主膳に乞われるまま、入隊の労をとってやる。その中倉が水戸の過激派・海仙寺党に後ろから斬られて死んだ。斎藤は中倉の仇討ちと自らの名誉のため、海仙寺党にたった一人で斬り込む。
第6話 鴨千鳥
1965年8月15日 佐々木康 おみね:丘さとみ
桂小五郎名和宏
幾松松村安子
ある夜、大勢の浪士に襲われた土方は、おみねの機転で危機を脱した。しかし、それが原因でおみねは仕事を失くしてしまう。消息を絶ったおみねを案じる土方と、愛するがゆえに土方を訪ねていかないおみね。不器用な男と女が織りなす淡い恋は…
第7話 菊一文字
1965年8月22日 河野寿一 お悠:鈴村由美
日野助次郎:野々村潔
刀屋主人・道伯:水野浩
沖田総司は労咳(肺結核)だった。隊士の日野の紹介で医者に診てもらったが、長くはない命と診断される。そんな時、沖田は名刀菊一文字を手に入れる。しかし、七百年を生きてきたこの刀に対する沖田の思い入れが悲劇を呼んだ。日野が浪士に斬られたのだ。
第8話 長州の間者
1965年8月29日 河野寿一 深町新作:片山明彦
おその:八木昌子
桂小五郎:名和宏
深町新作は竹生島詣での道中で京女、おそのと出会い恋に落ちる。が、浪人の身では結婚は出来ない。そんな深町に長州の桂小五郎が新選組に入隊して情報を流して欲しいと依頼してきた。深町はおそのと一緒になりたい一心で間者を引き受ける。
第9話 池田屋騒動異聞
1965年9月5日 河野寿一 大高忠兵衛:小川孝
小春:三原有美子
山崎烝の父:永井柳太郎
山崎烝は大坂船場高麗橋の鍼医の息子だったが、鏡新明智流の道場に通い、目録の腕前だった。ある時、道場にやってきた赤穂義士の子孫である大高忠兵衛に、先祖のことで侮辱を受ける。後年、新選組に入隊した山崎は、探索していた池田屋で憎き大高と再会した。
第10話 刺客
1965年9月12日 佐々木康 大石鍬次郎林彰太郎
お清:御影京子
冷泉為恭:小柴幹治
御所に出入りのある絵師の冷泉為恭は、公家から得た情報を所司代に売り渡していた。そのため倒幕浪士から命を狙われている。冷泉の警護には新選組の大石鍬次郎が当たった。土方は大石に、守りを固めるより刺客を迎えうつ方法を考えろ、と言う。
第11話 槍は宝蔵院流
1965年9月19日 佐々木康 谷三十郎:川副博敏
大石鍬次郎:林彰太郎
おなつ:春丘典子
七番隊を率いる谷三十郎は宝蔵院流槍術の名手だった。ある時、土方は座興に谷と斎藤一に模範試合をさせるが、決着がつかない。そんな二人の隊が大坂出張を命ぜられた。到着早々、七番隊が浪士に襲われて全滅し、口の上手い谷の主張が通って斎藤が責任を取らされる。土方は斎藤の名誉回復のため、谷との試合の続きをさせる…
第12話 紅花緒
1965年9月26日 河野寿一 高田清作:橋爪功
お加代:土田早苗
嘉助:海老江寛
履物屋の清作は武士になりたい一心で、新選組の入隊試験を受けた。初めは不採用と言われたが、沖田が清作の店で姉に贈る下駄を買ったという縁で、めでたく隊士となる。後に清作は、隊の公金を狙った賊と戦いもせず逃げ出し、士道不覚悟で処断される。土方は偶然履物を求めて入った店で清作の妹に出会う。
第13話 強襲十津川屋敷
1965年10月3日 佐々木康 千葉大輔:和田一壮
三浦一誠:加賀邦男
和恵:崎田和子
十津川郷士は熱狂的な勤皇思想の持ち主で、名を挙げるべく京の十津川屋敷と称される家にたむろしていた。若い千葉大輔もそんな一人で、上洛早々長州藩からある密命を受ける。一方、十津川郷士に部下を斬られた藤堂平助は、郷士を一網打尽にしたいと思っていた。また、沖田も所司代からある仕事を頼まれる。そして新選組が十津川屋敷を襲撃する機会が訪れた。
第14話 狂った盃
1965年10月10日 佐々木康 佐野久次郎:飛騨昇
雪江:宇梶由利子
目明し佐吉:唐沢民賢
京都で顔の広い新選組隊士の佐野久次郎は山南敬助に内密に頼まれ、本願寺坊官との会合を斡旋してやる。その帰り道、酒乱の気のある佐野は酔った勢いで、罪もない浪人を斬ってしまう。悔やんだ佐野は、自らの不始末を伏せて浪人の妻に尽くすが、次第に彼女に心引かれてゆく。が、町方の知らせで佐野の行いが土方の耳に入った。問い質す土方に、酔っていた佐野は斬りかかる。
第15話 脱走
1965年10月17日 河野寿一 伊東甲子太郎:原田甲子郎
お悠:鈴村由美
半井玄節:原健策
北辰一刀流の剣客、伊東甲子太郎が弟子たちを連れて新選組に入隊した。同門の山南敬助は共に国事を尽くそうと言われる。隊の方針に疑問を抱いていた山南だったが、伊東にも共感できなかった。そんな時、山南は沖田が不治の病であることを知る。その夜、山南は隊を抜けた。山南を追ってきたのは沖田だった。追っ手が来たら斬ろうと思っていた山南だったが、沖田と面した山南は静かに剣を置くのだった。
第16話 襲撃木屋町二条
1965年10月24日 高見育男 牧兵馬:富川澈夫
大石鍬次郎:林彰太郎
志乃:関みどり
新しく隊士を募るために、井上源三郎は八方に足を運んでいた。そうして集めた中に若い牧兵馬がいた。間もなく実践の訓練で戦いに参加した兵馬は、瀕死の敵にとどめを刺すことを拒み、謹慎処分を受ける。井上は兵馬に名誉回復の機会を与えようと、木屋町二条に潜む浪士の襲撃隊に加えた。襲撃の中、浪士たちは鉄砲を撃ちかけてきた。功をあせった兵馬は、弾の中に飛び出してゆく。
第17話 鴨川銭取橋
1965年10月31日 河野寿一 武田観柳斎陶隆
おそめ:富永佳代子
中村半次郎高木均
長沼流軍学を修めた武田観柳斎(五番隊組長)は、隊内で兵法指南に当たっていたが、幕府がフランス式調練を取り入れたため焦っていた。そんな時、平隊士の一人が斬殺される事件が起きた。調べていくうち、武田の名前が出た。どうやら薩摩藩と内通しているらしいが証拠がない。そこで土方が一計を案じ、罠にかかった武田は慌てて行動を起こす。しかし、沖田と斎藤に、銭取橋に追い詰められる。
第18話 油小路の決闘
1965年11月7日 河野寿一 篠原泰之進穂高稔
伊東甲子太郎:原田甲子郎
おけい:石垣恵子
伊東甲子太郎の右腕、篠原泰之進は明るく磊落な性格で隊内でも人気があった。伊東は、篠原が承知すれば新選組を離れたいと思っていた。そんな時、篠原が局中法度違反を犯し、ついに伊東一派は隊から分離する。倒幕派となった伊東を新選組は暗殺し、遺体を油小路に運んで伊東一派をおびき寄せるが、駆け付けた中には試衛館以来の同士である藤堂平助もいた。皆は藤堂を逃がそうとするが、土方の剣はそれを許さなかった。
第19話 あかね雲
1965年11月14日 河野寿一 おしづ:岩村百合子
親方:小田部通麿
所司代役人・山田:小田真士
幕府と薩長軍との戦いが目前に迫っていた。そんな時、斎藤一はみなしごの少女、おしづと知り合う。新選組や会津藩は、戦いの最前線となる伏見に移ることになった。隊士たちは移動と身辺整理で忙しい。斎藤はおしづに養い親を見つけてやった。それが斎藤なりの身辺整理だった。が、おしづは斎藤の後を追いかけて行き、倒れてしまう。しかし、斎藤は嘆かなかった。どうせあの世ですぐに会えるから、と…
第20話 その前夜
1965年11月21日 河野寿一 おとよ:高橋漣
林権助:森野五郎
産婆:岸元幸子
伏見奉行所に陣を敷いた新選組だったが、近藤が伊東一派の残党に狙撃されて重傷を負い、病の重くなった沖田と共に大坂城に退いた。近藤に代わって隊の指揮を任された土方のところに原田が来て、京都に残してきた女が産気づいたから会いに行きたいと頼み出る。土方は京都市中偵察の名目で原田を行かせてやる。ついに戦いが始まった。そんな砲煙弾雨の中、子どもの生まれるのを見届け、伏見に駆け戻ってくる原田の姿があった。
第21話 夕陽の果て
1965年11月28日 河野寿一 宮田健吉:林浩久
八重:高須賀夫至子
健吉の母:山辺潤子
鳥羽・伏見の戦いは、近代的な武器を備えた薩長軍の圧勝に終わった。新選組では井上源三郎が戦死し、山崎烝も重傷を負った。幕府軍は大坂城に落ちることになった。永倉新八は、大怪我で動けない若い隊士・宮田健吉を実家に送り届けるため、京に戻る。薩長兵がうろつく中、無事に健吉を母と姉の手に渡すが、健吉は手当ての甲斐もなく息を引き取る。その後、一度は健吉の実家を発った永倉だったが、薩長軍の兵士が健吉の実家に向かうのを見て踵を返す。しかし、一足違いで母も姉も敵の手にかかってしまう。
第22話 海鳴りが呼ぶ
1965年12月5日 河野寿一 久江:小川知子
松本良順:保科三良
山崎烝の兄:平林彰三
大坂の幕府軍は江戸に引き上げることになった。土方は重傷の山崎烝を大坂に置いて行こうとするが、山崎の「誠の旗のもとで死にたい」という願いを聞き入れ、一緒に連れて行くことにする。出発の直前、山崎の看病に当たっていた許婚の久江が、自分を今、山崎の妻にして欲しいと願い出る。近藤を仲人に二人は祝言を挙げ、新選組を乗せた富士山丸は大坂を出帆した。しかし、山崎は船中で息絶え、水葬にされる。残された久江は…
第23話 江戸の月
1965年12月12日 河野寿一 つね岩本多代
芳賀宣通:冨田浩太郎
佐藤駿河守:阿部九州男
新選組は江戸に帰り着いた。近藤は妻つねの看病で傷を癒し、原田・永倉は江戸の旧友に会い、土方は新選組再建のために奔走する。近藤らは甲府城を守るよう命令され、「甲陽鎮撫隊」として甲州に向かうが、ここでも官軍との戦いに敗れて敗走する。原田と永倉は新選組の名を捨て、旗本たちと一緒に戦おうと近藤・土方を誘うが、近藤は席を蹴って立ち去る。月明かりの中、近藤の傍らに立つのは土方だけだった。しかし、そこに斎藤一が現れる。
第24話 風去りぬ
1965年12月19日 河野寿一 お光:市川和子
植木屋平五郎:中村是好
お松:赤木春恵
江戸に戻った沖田は千駄ヶ谷の植木屋の離れで養生していたが、姉のお光が作ってくれる御馳走も喉を通らないほど身体は衰弱していた。時々仲間がやってきては沖田を励ましてくれるが、誰も来ないときは沖田は一人、吹いてくる風と馴染みになっていった。いよいよ情勢が緊迫し、お光さえも旅立っていく。官軍が江戸に入ったその日、土方が沖田を訪ねてきた。そして土方も去り、風も去っていってしまった。
第25話 流山
1965年12月26日 河野寿一 つね:岩本多代
のぶ:岩島道枝
原市太郎:宮土尚治
近藤と土方、斎藤は若い兵を集めて会津に連れて行こうと、下総流山に仮陣営を敷いていた。その頃、日野では土方の姉のぶとその家族が官軍に捕われ、新選組の行き先を言うよう責められていた。そんな中、ついに流山は官軍に包囲される。土方は戦おうとするが、近藤は官軍に出頭すると言い出す。流山を戦火に晒し、若者たちをいたずらに死なせたくはないとの思いからだった。つねから送られてきた手縫いの着物に着替えた近藤は、土方の叫ぶ声を背に一人去って行った。
最終話 燃える生命
1966年1月2日 河野寿一 光枝:森光子(特別出演)
榎本武揚成瀬昌彦
大鳥圭介:木島新一
土方は旧幕府軍の榎本武揚たちと箱舘五稜郭にいた。陸軍奉行並であったが、軍議などには参加せず、ただ新政府軍との決着をつける日を待っているのみだった。ある日、箱館の遊郭京都の女がいると聞いて、不審をもった土方は訪ねてみた。なんと、女は土方を仇と狙う山南敬助の恋人、光枝だった。土方はその場は名乗らずに立ち去る。そんな中、ついに総攻撃の日が来た。土方は光枝に名を明かし、命を大事にしろと告げて、戦火の中に去ってゆく。

製作[編集]

オリジナル脚本は結束信二によるもので、リリカルな描写が目立つ。なお、男色を題材とした「前髪の惣三郎」は、同性愛の話をテレビドラマで扱うことが当時は難しく、扱われていない。当初、司馬遼太郎は東映によるテレビドラマ化に難色を示していた[1]。東映が映画化した『新選組血風録 近藤勇』の改変に不満を持っていたためだった[2]。それを説得するため、プロデューサーの上月信二は土方歳三に扮した栗塚旭と共に司馬へ挨拶に行くと、それを見た司馬が「土方そっくりや!」と絶賛し、ドラマ化が決定した。脚本を担当した結束信二の墓碑には、司馬の筆による「結束さんは人生をよき景色としてみていたすばらしい心のもちぬしでした」の言葉が刻まれている。

第1話の池田屋の回は同年2月から撮影されており、真夏のシーンのはずの池田屋のシーンで出演者の吐く息が白くなっている。また、池田屋はセットではなく取り壊す予定の建物を使用しており、迫力のあるシーンとなっている。

備考[編集]

土方歳三を演じた栗塚旭、沖田総司を演じた島田順司、斉藤一を演じた左右田一平は彼ら3人を主要キャストで起用した『俺は用心棒』も制作・放送されシリーズ化され、島田は沖田総司を演じている。島田は後にドラマの体験談を語った『わが青春の沖田総司』(新人物往来社1977年)を著わしている。

有志のファンによる上映会も1979年から20年近くにわたって続けられ、ゲストには当時のスタッフ・俳優が参加していた。

2004年大河ドラマ新選組!』はこの作品へのオマージュとして、栗塚が土方歳三(山本耕史)の兄の土方為次郎役で、島田が病に倒れた沖田総司(藤原竜也)を匿う植木屋平五郎役でそれぞれ出演している。

全話ビデオソフト化され、DVD化もされている。

関連物[編集]

  • 黒須洋子 『テレビ映画 新選組血風録の世界』 (新人物往来社、2000年) ISBN 440402875X
    • 1965年版テレビドラマ『新選組血風録』全26話の紹介、スタッフ・キャストへのインタビューを掲載。
  • 結束信二 『「新選組血風録」シナリオ集』 (新人物往来社、2001年) ISBN 4404029268
    • 脚本家・結束信二によるシナリオ集。「虎徹という名の剣」「海仙寺党全滅」「鴨千鳥」「菊一文字」「紅花緒」「脱走」「あかね雲」「風去りぬ」「燃える生命」を収録。
  • 傑作時代劇音楽全集 新選組血風録ミュージックファイル (バップ、1998年) ASIN B00005H0L4
    • 作曲家・渡辺岳夫が手掛けた劇伴集。春日八郎歌唱の主題歌「新選組の旗は行く」も収録。
  • 新選組血風録 DVD (東映ビデオ、2004~2005年)
    • VOL.1 第1話、第2話収録 DSTD06651
    • VOL.2 第3話~第6話収録 DSTD06652
    • VOL.3 第7話~第10話収録 DSTD06653
    • VOL.4 第11話~第14話収録 DSTD06654
    • VOL.5 第15話~第18話収録 DSTD06655
    • VOL.6 第19話~第22話収録 DSTD06656
    • VOL.7 第23話~第26話収録 DSTD06657
NET(現:テレビ朝日) 日曜21:30 - 22:30枠
前番組 番組名 次番組
新選組血風録(1965年版)
21:30-人気落語
つなぎ番組

こんちくショー
腹のたつものやって来い!

【以上 MBS制作】
22:00-氷点

1998年版[編集]

新選組血風録
ジャンル テレビドラマ
放送時間 木曜日20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1998年10月8日 - 12月30日(10回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
監督 工藤栄一
松尾昭典
斎藤光正
舛田利雄
南野梅雄
上杉尚祺
原作 司馬遼太郎
脚本 吉田剛
岡本克己
塙五郎
プロデューサー 田中憲吾
武居勝彦
塙淳一
出演者 渡哲也
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テレビ朝日開局40周年記念ドラマとして、1998年10月8日から12月30日まで毎週木曜日20:00 - 20:54に、テレビ朝日系で放送された。全10話。主演は渡哲也

渡が演じる近藤勇が主人公でストーリー構成の中心となっており、土方と沖田がストーリーの中心だった原作とは雰囲気が違う。近藤の人物像も文武を共にわきまえた完璧な君子像で、大器だが間の抜けたところや俗物的な性格がある原作の近藤像とはかなり異なる。

初回は2時間スペシャルで池田屋事件(ただし山崎烝の出自にまつわるエピソードではない)。原作からは「芹沢鴨の暗殺」「沖田総司の恋」「鴨川銭取橋」「長州の間者」「油小路の決闘」などがドラマ化された。芹沢は主題歌を歌った松山千春が演じている。男色を扱った「前髪の惣三郎」もドラマ化された。最終回は年末の12月30日に2時間30分拡大スペシャルで放送されたが、ドラマとしては条件が良くない昼間(15:00 - 17:30)の放送だった。最終回の時間の半分は総集編で、最後のエピソードは沖田の死を暗示する「菊一文字」。新選組の没落と近藤、土方の死まで描かれたが、この部分は非常に駆け足で5分程度だった。

なお10月8日に放送がスタートした本作全10話は、12月10日に通常1時間枠で完結する予定だったが、10月22日の放送はプロ野球日本シリーズ中継のため休止した。そのためレギュラー枠内で最終話を迎えることができず、最終話は前半90分を総集編とし、残り1時間で最終エピソードを放送している。ビデオ・DVD化はされていないが、衛星放送(時代劇専門チャンネルなど)で再放送されることがある。

東映チャンネルで放送された際は、2時間スペシャルだった第1話は、前・後編に分割放送され、最終話は総集編部分を全編カットした本編1時間のみの放送だった。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1998年10月08日 幕末最大の決闘!池田屋斬り込み 吉田剛 工藤栄一
第2話 1998年10月15日 芹沢鴨 雨の襲撃 松尾昭典
第3話 1998年10月29日 沖田総司 剣と恋 斎藤光正
第4話 1998年11月05日 脱隊 胡沙笛を吹く武士 岡本克己 松尾昭典
第5話 1998年11月12日 妖艶 前髪の惣三郎 舛田利雄
第6話 1998年11月19日 土方謀殺計画 山南の脱走 吉田剛 斎藤光正
第7話 1998年11月26日 潜入長州の間者 舛田利雄
第8話 1998年12月03日 近藤勇を狙った女 南野梅雄
第9話 1998年12月10日 内部分裂 油小路の決闘 塙五郎 上杉尚祺
最終話 1998年12月30日 近藤・土方・沖田 最後の別れ 吉田剛
テレビ朝日系 木曜時代劇(20:00枠)
前番組 番組名 次番組
新選組血風録(1998年版)
(1998.10 - 1998.12)
※ここまで木曜時代劇
京都迷宮案内(第1シリーズ)
※ここから木曜ミステリー
東映チャンネル 名作ドラマアワー(時代劇枠)
前番組 番組名 次番組
藤沢周平の用心棒日月抄
新選組血風録(1998年)
素浪人 月影兵庫(第1シリーズ・第2シリーズ)

2011年版[編集]

新選組血風録
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜日18:45 - 19:30(45分)
放送期間 2011年4月3日 - 6月19日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK BSプレミアム
演出 清水一彦
西谷真一
佐々木善春
原作 司馬遼太郎
脚本 渡邉睦月
川上英幸
出演者 永井大
外部リンク 公式サイト
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2011年4月3日から6月19日まで毎週日曜日18:45 - 19:30に、NHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で第1回作品として放送された(全12回)。なお2012年には地上波初回扱いでアンコール放送が4月15日より日曜日13:05 - 13:50(日曜日昼の「ドラマ・アンコール」枠初回作。初回は-14:20)に放送された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 演出
第1回 2011年4月03日 快刀虎徹 「虎徹」 渡邉睦月 清水一彦
第2回 2011年4月10日 覚悟の隊服 ドラマオリジナル
第3回 2011年4月17日 芹沢鴨の暗殺 「芹沢鴨の暗殺」 川上英幸
第4回 2011年4月24日 長州の間者 「長州の間者」
第5回 2011年5月01日 池田屋異聞 「池田屋異聞」
第6回 2011年5月08日 沖田総司の恋 「沖田総司の恋」
「前髪の惣三郎」
渡邉睦月 西谷真一
第7回 2011年5月15日 胡沙笛を吹く武士 「胡沙笛を吹く武士」 川上英幸
第8回 2011年5月22日 臆病者 「海仙寺党異聞」
第9回 2011年5月29日 謀略の嵐 「油小路の決闘」 佐々木善春
第10回 2011年6月05日 油小路の決闘
第11回 2011年6月12日 菊一文字 「菊一文字」 西谷真一
最終回 2011年6月19日 最後の武士 ドラマオリジナル 清水一彦

関連物[編集]

  • 新選組血風録 完全ガイドブック (PHP研究所、2011年) ISBN 4569796583
  • NHK BS時代劇 新選組血風録 オリジナルサウンドトラック (ジェイズ・レコーズ、2011年) QACJ-30022
  • 新選組血風録 DVD (東映株式会社・東映ビデオ株式会社、2011~2012年)
    • BOX1 第一回~第六回収録 DSZS07247
    • BOX2 第七回~最終回収録 DSZS07248
NHK BSプレミアム BS時代劇
前番組 番組名 次番組
(新編成チャンネル)
新選組血風録(2011年版)

脚注[編集]

  1. ^ 「時代劇は死なず」、春日太一、40ページ。
  2. ^ 「時代劇は死なず」、春日太一、40ページ。

外部リンク[編集]