鉄道博物館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 鉄道博物館
The Railway Museum
鉄道博物館
ノースウイングおよびパークゾーン
鉄道博物館の位置(埼玉県内)
鉄道博物館
鉄道博物館
鉄道博物館
施設情報
愛称 鉄博
前身 交通博物館財団法人交通文化振興財団が運営)
専門分野 鉄道
管理運営 公益財団法人東日本鉄道文化財団
延床面積 約28,200
開館 2007年平成19年)10月14日
所在地 330-0852
埼玉県さいたま市大宮区大成町三丁目47番
位置 北緯35度55分14秒 東経139度37分6秒 / 北緯35.92056度 東経139.61833度 / 35.92056; 139.61833
プロジェクト:GLAM
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鉄道博物館(てつどうはくぶつかん、英語: The Railway Museum)は、埼玉県さいたま市大宮区大成町にある、鉄道に関する博物館である。

東日本旅客鉄道(JR東日本)の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、また、2006年平成18年)5月14日に閉館した交通博物館に替わる施設として、2007年(平成19年)10月14日鉄道の日に開館した。公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営している。愛称は鉄博(てっぱく)。

概要[編集]

鉄道博物館のコンセプトは次に掲げる通りである。

また車両展示スペースの線路は京都府京都市梅小路蒸気機関車館と同様に実際の営業線(大宮総合車両センターを含む)とも結ばれており、車両の入れ替えなどが可能なように設計されている。

なお当館が建設された場所は車両解体場(浦和電車区大成派出)の跡地で、それ以前は非電化時代の川越線気動車留置線であった。

沿革[編集]

館内[編集]

1階[編集]

館内

ヒストリーゾーン[編集]

鉄道創世期から現在までの各時代の鉄道車両の実物が8つのテーマごとに展示されている。先述のようにこのゾーンは外部からの引込み線が接続されており、実際に稼動するターンテーブルを中心に車両が配置される。展示車両の一部は駅のホームを模したデッキ等でアプローチすることが可能である。また、方向幕がある車両の一部は表示が変わることがある(例として「東京」「立川」)。展示車両は次に掲げる通りである。

日本の鉄道の黎明期 ~明治期~[編集]
全国に広がる鉄道網 ~大正期~[編集]
ED40 10


特急列車の誕生と通勤輸送の始まり ~戦前・戦後~[編集]
クモハ40074


大量輸送と電化時代 ~昭和30年代~[編集]
クモハ101-902


全国に広がる特急網 ~昭和40年代~[編集]
クハ481-26


新幹線の誕生[編集]
21-25(交通博物館展示当時)

同特別展示終了後も土曜日限定で「音で旅する200系新幹線」が行われている(祝日は開催されない)。 2013年2月1日から4月7日まで毎日(平日14:00 - 15:00/土休日12:30 - 13:30・15:30 - 16:30)、運転室公開を行っていた。

鉄道による貨物輸送[編集]
DD13 1


御料車の歴史[編集]

運転シミュレータ[編集]

鉄道車両の運転を精密に再現したシミュレータを体験できる。蒸気機関車D51形新幹線200系、山手線205系京浜東北線209系高崎線211系の5種類が設置されている。D51形以外のシミュレータはすべて、交通博物館から移設されたものである。

D51形シミュレータについて[編集]

D51形のシミュレータは日本初の蒸気機関車シミュレータであり、蒸気機関士を体験することができる。『Train Simulator』の製作元である音楽館によって釜石線花巻 - 新花巻鱒沢 - 岩手二日町 、岩手二日町- 遠野、新花巻 - 土沢間で撮影された映像を使用している。また実車同様に揺れが発生したり、「機関士と機関助士」モードでは石炭をくべる作業も加わり、機関助士の投炭による感覚がそのまま体験できる。ATS装置も作動させることが可能である。運転台はD51 426号機のキャブ部分を使用している。

なお現在は、「機関士のみ」モードのみ使用し、「機関士と機関助士」モードは使用していない、またATSの動作も行わない設定にされている。

  • D51シミュレータの予約方法の変貌/体験料金/体験の際の注意など
    • 開館前の計画では、インフォメーションの近くや館内各所にある体験展示予約機を使用する予定だったが、開館直後からの混雑のためそれを使用せず、しばらくの間は整理券配布方式になった。
    • 2008年4月9日よりシミュレータホール近くの体験展示予約機による予約制に戻された。予約は10時と11時45分の2回でそれぞれ午前、午後の好きな時間帯を選択できるようになった。
    • 東日本大震災による故障から復旧した2011年12月23日の「花巻駅 - 新花巻駅(初級区間)」の運転再開時より、再び予約方法が変更される。
    • シミュレータホール内レジでの整理券配布式・開館と同時に1日分(27名)の配布がスタートする[4][5]
    • 利用料金は500円。運転体験は中学生以上。運転操作が複雑であることから大人が子供を膝の上に乗せて運転することはできない。
    • 体験開始時間の5分前までにシミュレータホール内のレジにて会計を済ませる。(これを過ぎると「キャンセル扱い」となる)
    • 1日に1回メンテナンスのため、休止する時間帯 (13:45 - 14:00) がある。事実上、1日に体験できる最大人数は27人である。

運転体験のできる区間は以下の通り。

  • 花巻駅 - 新花巻駅 (難易度★)(開館当初から)(東日本大震災復旧後…2011年12月23日)
  • 岩手二日町駅 - 遠野駅 (難易度★★)(2008年3月1日から)(東日本大震災復旧後…2012年2月8日)
  • 鱒沢駅 - 岩手二日町駅 (難易度★★★)(2014年1月2日から新たに設定された)
  • 新花巻駅 - 土沢駅 (難易度★★★★)(2010年9月1日から)(東日本大震災復旧後…2012年3月17日)

この他、JRでの機関士訓練用として花巻駅 - 遠野駅を全区間通しで運転するプログラムもあるが、一般で運転できるのは上記の区間のみである。 運転設定は、D51形が旧形客車5両を牽引するものである。

その他のシミュレータについて[編集]

D51形シミュレータのように予約を取る必要はなく、無料で体験できる。体験したいシミュレータに並び順番を待つ。運転操作などはディスプレイや音声で案内される。「大人サイズ」で作られているので、小さな子供は大人のひざの上に乗せて運転するように係員から指示される場合がある。 209系・211系のシミュレータはスタートボタン押し式だが、205系・200系のシミュレータは椅子がスイッチになっているため途中で立ち上がってはならない。また体重が軽いとセンサーが反応しないため大人が一緒に座る必要がある。

  • 209系シミュレータ・211系シミュレータ
    • 交通博物館より引き継がれたもので、開館当初は交通博物館時代と同様のコンピュータグラフィックスの映像だったが、2009年4月29日に実写映像へリニューアルされた。
    • 209系は京浜東北線大宮 - 田端間、211系は高崎線大宮 - 籠原間が体験できる。
    • 保安装置として、209系ではATC(大宮 - 南浦和手前)・D-ATC(南浦和手前 - 田端)、211系ではATS-Pが実装されている。
    • 実写リニューアルはD51形と同様の音楽館が担当した[6]
  • 205系シミュレータ
    • 本シミュレータは現在も交通博物館時代と同様の映像を使用しているが、鉄道博物館への移設時に同シミュレータの床下に揺動装置が組み込まれた。その振動装置により車両の揺れが再現されている(ATCのブレーキが動作した場合や、対向列車とすれ違った場合などのタイミングで振動が発生する)。
    • 山手線内回りの大崎 - 田端間(映像は1987年1月にクモヤ143形の特別列車により収録)が体験できる。
    • 保安装置としてATCが実装されている。
    • 製作は三菱プレシジョンが担当している[7]
    • 本シミュレータは「一駅交代制」ではなく「制限時間制」となっている(約3分/1 - 2駅で交代となる)。
    • 205系シミュレータの振動装置は故障により長らく運用停止していたが、2013年1月30日より運用が再開されている(鉄道博物館Facebookより)。
  • 200系シミュレータ
    • 交通博物館より引き継がれたもので、本シミュレータは、他のシミュレータとは異なり、「高速運転」や「故障・事故発生時のバックアップシステム」を体験できる物となっている。体験プログラムの内容は選べない。
    • 保安装置としてATCが実装されている。
    • 製作は205系と同じく三菱プレシジョンが担当[7]

その他の施設・展示物[編集]

プロムナード
メインエントランス付近の入館料無料の展示スペースで、明治期の鉄道車両の輪軸の実物やドイツ国鉄01形蒸気機関車D50形の動輪の比較展示、ラーニングホールの「駅構内ラボ」に展示されている103系クハ103-713が使用したTR212形台車の分解展示や、側壁にD51 426号機のカットモデル(旧交通博物館展示車両)が展示されている。また、床のタイルの一部は東北新幹線の成長(2002年の八戸開業まで)を時刻表で表現している。屋根のオブジェも東北新幹線の開業時のダイヤグラムをモチーフとしている。側壁の一部にレンガで組まれたアーチがあるが、これは交通博物館があった旧万世橋駅付近の高架橋をモチーフとしており、交通博物館の後継施設であることを象徴している。
また、2012年5月23日からは開館当初ノースウィング内のノースギャラリーに展示されていた167系のモックアップ「クハ167形 修学旅行電車なかよし」が、ノースギャラリーを「てっぱく図書室」に改装するために、当プロムナードに移設されてきた。車内の扇風機は壁面のスイッチで操作可能。
クハ103-713
ラーニングホール(1F)
「駅構内ラボ」、「車両工場ラボ」、「デザインラボ」、「ミニ運転列車運転指令室」の4種類があり、鉄道業務の体験学習ができる。
「車両工場ラボ」では台車の分解・組み立て作業を体験できる(東日本大震災以降、休止されている)。
「駅構内ラボ」(駅名は「てっぱく」)には自動券売機や自動改札機(旧式のJR型)、みどりの窓口が設置され、ホームにはかつて横浜線京葉線で使われていた103系クハ103-713のカットボディが展示され、これらを使った「ラーニングプログラム」が開催されている。
「駅構内ラボ」のプログラムは以下の3つ
  1. 自動券売機体験(11:00開始・土休日限定)…切符を買って電車に乗るまでの体験。自動券売機や自動改札機の中を見ることもできる。発券した切符は持ち帰り可能。
  2. みどりの窓口体験(13:30開始・毎日・小学1年生以上)…窓口で切符(新幹線の指定席券)を売る・買う体験。申込書と切符は持ち帰り可能。
  3. 103系車掌体験(15:30開始・土休日限定・小学5年生以上)…車掌が駅で行う指差喚呼を行い、車掌が駅で行う安全確認動作を体験する。
2013年11月4日現在の発車メロディーは南武線武蔵小杉駅や、武蔵野線西船橋駅(10番線)などで使用されている「雪解け間近」である。
「発車メロディー」は何度か変更されている。開館当初は新宿駅15番線などで使われている「twilight」、東日本大震災直前の1か月ほどは「遠い青空」だった。
てっぱく図書室
ノースウイングにある。開館当初「ノースギャラリー」と「キッズスペース2」として使用したスペースを改装して、2012年7月21日にオープンした子供向けの鉄道に関する絵本などを置いた図書室。利用時間は10 - 16時30分までである。貸し出しや複写はできない。
図書室の座席には実際に東北・上越新幹線や在来線特急の車両で使用されていた座席が設置され、旅行中の車内で本を読んでいるような体験ができる。
この改装により、ノースウイングにあったノースエントランス(北口)は廃止となり、ノースギャラリーにあった売店も撤去された。
ミニ運転列車
屋外のパークゾーンにあり、1周約230mの軌道で長さ約2.4m・幅約1.2mの3人乗りミニ列車(E531系常磐線」・E233系上野東京ライン」「京浜東北線」・E231系湘南新宿ライン」・251系スーパービュー踊り子」・253系成田エクスプレス」・E257系あずさ」・E259系「成田エクスプレス」・E657系ひたち」・HB-E300系リゾートしらかみ」・EF510形北斗星」)で運転体験ができる(車両は選べない)。
車両には自動列車制御装置 (ATC) または自動列車停止装置 (ATS) を備え、鉄道運転システムの安全性や正確性を学習することができ、隣接する運転指令室ではモニターを見ながら運行システムを理解することができる。外周はATC、内周はATS-P型によって制御されている。軌道上には4か所の駅があり、万世橋汐留飯田町両国橋とかつて実在していた駅名が使用されている。これらの駅は停車しても通過してもよい。
2008年4月9日からは開館前計画の「体験展示予約器を用いた予約方法」であったが、東日本大震災以降は「整理券配布式」となった。
整理券は10:00 - 11:00はメインエントランス前のエスカレータ付近で配布し、これ以降も当日分が残った場合にはミニ運転列車のレジにて配布される。
利用料金は200円。悪天候時は安全のため運転が中止される。
ミニシャトル
本館の「はくぶつかんちゅうおう駅」とノースウイングの「はくぶつかんきた駅」を結ぶミニ列車。利用は無料。往復運転時は、「はくぶつかんきた駅」からの乗車はできない。2015年1月2日現在、平日は往復運転・土休日は片道運転を行っている。悪天候時は安全のため運転が中止される。
フレンドリートレイン
ミニシャトルの「はくぶつかんちゅうおう駅」横にモハ454-4およびクハ455-2が置かれている。予約団体優先で、予約がない場合は個人客の利用も可能。
動態保存庫
動態保存車両として、キハ11形気動車(キハ10系気動車)(キハ11 25・元 茨城交通 キハ112)が保存されている(ヒストリーゾーンの「4.大量輸送と電化時代 ~昭和30年代~」の保存車両である)。
プロムナードに展示されていた昭和期の車輪の実物は、こちらへ移設された。
鉄博ホール
ノースウイングにある。通常時は当館が収蔵する映像・ビデオなどを上映するためのスペースで、特別な企画・催事などがあった場合にも使用する。180名を収容することができる。2015年1月1日現在、「列車大行進2014」の上映が行われている。なお映像上映は、当該ホールの使用を事前に予約した団体がある場合、中止となる。
ランチトレイン
特急形車両を用いた休憩スペースおよび飲食スペースとして、建物の南側屋外に2008年8月1日より設置された。ヒストリーゾーン南側屋外に183系クハ183-1009、クハ183-1020および189系モハ189-31、モハ188-31の計4両が置かれている。車両にはそれぞれ妻面に階段が設置され乗車できる。なお、ランチトレインの設置により、ヒストリーゾーン1階展示車のクハ481-26・モハ484-61、クモハ455-1での飲食が禁止された。設置当初は館内から南に延びる形で、4本の線路にそれぞれ1両ずつ置かれていたが、「てっぱくひろば(下記)」設置に伴う用地捻出のため、先頭車+中間車の2両ひと組で西側の2本の線路にまとめられ、東側2本の線路は撤去されている。この「てっぱくひろば」設置により、ランチトレインの外観も楽しめるようになった。先頭車のヘッドマークは設置当初は「あずさ」・「さざなみ」だったが、2014年4月現在「あさま」・「とき」に変更されている。
てっぱくひろば
ランチトレインの南側の旧資材置き場に、2011年4月29日より設置された子供向け広場。「子供と一緒にお弁当を食べられる広場がほしい」という声にこたえて、芝生が敷かれた公園になっている。幼児が遊ぶために東北新幹線E5系はやぶさ」を模したすべり台「E5系スライダー」、京浜東北線E233系を模したジャングルジム、新幹線先頭車を模した一人乗りスプリング遊具がおかれているほか、土休日は広場内に敷かれたレール上をE5系(「はやぶさ」仕様)の形をした小さな新幹線が「ミニ新幹線はやぶさ」として運行される。また、大宮総合車両センターと館内を繋ぐ線路を利用して、現役車両の出張展示も行う(オープン初日の展示は大宮総合車両センター保管のEF58 93「青大将色」と東鉄工業軌陸車)。

この他、1階にはミュージアムショップ(博物館グッズを中心に販売)やレストラン「日本食堂」(日本レストランエンタプライズが運営。同社の旧社名から命名)、流政之作の彫刻「ぽっぽや」がある。お土産の一番人気は、石炭そっくりの煎餅「石炭あられ」である。また「日本食堂」では、食堂車賄い料理で乗客が食べることのできなかった「ハチクマライス」がメニューにある。

2階[編集]

鉄道歴史年表
日本の鉄道史を中心にした長さ約75mの年表があるほか、1階のヒストリーゾーンを一望できる。年表の掲示スペースは2014年分まである。
2012年4月16日からはこの年表の脇(喫煙所側)に「モハ63形電車」の車内モックアップが展示された。(2010年2月28日に解体された クモヤ90801号を使用。窓を動かすことはできない)
模型鉄道ジオラマ
横幅約25m・奥行約8m・面積約200m²の地形模型上に16番ゲージ鉄道模型(縮尺 : 在来線80分の1・新幹線87分の1)を敷設した。軌道総延長約1,400mで最大20編成の車両走行が可能である。保有車両数は約600両。鉄道をテーマとした16番ゲージレイアウトとしては日本最大級である。日本の鉄道の特徴的なシーンを再現し種々の鉄道施設、車両を一望することができる。スタッフが解説しつつ列車を走行させる約10分間の運転プログラム(登場車両や演出に少しずつ変化を持たせるため複数のパターンが設けられている。)を30 - 60分間隔で実施している。照明の調整によって時間帯毎の演出を行って1日の様子を再現し、プログラム内では本物の発車メロディ車内メロディが流れる。なおプログラムは先着・スタンド席着席制で、観覧は無料である。後述するキッズスペースにもジオラマを見ることのできる窓があるが、キッズスペース側にプログラムの音声は入らない。
スペシャルギャラリー
企画展示が行われるスペース。
コレクションギャラリー
鉄道博物館が収集した資料の一部を展示するスペース。
ラーニングホール
鉄道の原理や、安全・安定輸送のシステム、鉄道車両の動力やブレーキのしくみを、実物の部品を用いた展示装置などを使って体験学習できる。
ホール中央では「電車がぶつからない仕組み」と題して信号機の解説を行っている(11:00開始・毎日・小学4年生以上)
ライブラリー
鉄道に関する図書・雑誌や時刻表が閲覧できる。蔵書は約33,000冊。鉄道貴重文献(鉄道古文書、逓信省公文書、鉄道会議議事録、鉄道公報、鉄道院文書、地方鉄道文書、近世交通史料、車輛取扱い説明書[8])利用時間は日曜日祝日振替休日の10 - 17時までである。平日に利用する場合は、事前予約制となる。貸し出しや複写はできない。なお、絵本などの児童書は「てっぱく図書室」へ移された。
運転士体験教室
コレクションギャラリーの南側を改装し、2010年4月24日にオープンした体験展示。
小学1年生以上(小学1年生 - 4年生は保護者の同伴が必要)25名の定員制で、利用料金は500円(各講座の開室時に支払)。
E233系3000番台を基に、教師のインタープリタの講習を受けながら皆で一緒に運転士体験をする。
10:00の開館と同時に受付が開始され、定員になり次第、受付終了となる。
オープン当初は初級のみの体験だったが、2010年6月2日からは『中級』、2010年7月1日からは『上級』が開始された。コースは以下の3種類。
  1. 初級 : 基本走行(発車・停車)体験
  2. 中級 : 信号と速度制限体験
  3. 上級 : 定時運転体験
モデル線区は高崎線 大宮→籠原間。1階シミュレータホール内D51形、209系、211系と同様に音楽館が制作を担当した。
室内の撮影は可能だが、フラッシュ撮影は禁止となっている。また、三脚などを使って運転の様子を撮る、ということも原則禁止である。
上級講座の最後には修了試験がある。それに合格する(=600点満点を出す)と、「優良修了証」と「鉄道博物館オリジナルグッズ」が授与される。
修了試験にすでに合格したことがある人が再度合格した場合は、「鉄道博物館オリジナルグッズ」のみ授与される。

この他、2階にはミュージアムショップ(書籍・玩具・DVDを中心に販売)やレストラン「TD」(TDとは食堂車を意味する記号。運営はエムエフエス(旧 : 森永フードサービス))、さいたま市出身の銅版画山本容子作のステンドグラス『過ぎゆくもの』、キッズスペースがある。キッズスペースでは3歳以下の子供と保護者のみしか入れないが、授乳室や子供用のトイレ等もあり、休憩する事ができる。

3階[編集]

ラーニングホール
鉄道車両の動力やブレーキの仕組みを実物の部品を用いた装置などを使い、体験学習ができる。
ビューデッキ
走行中の新幹線・ニューシャトルを観察することができる飲食可能な休憩スペース。
なお、団体利用により一般客が使えないこともある。

R階(屋上)[編集]

パノラマデッキ
新幹線、在来線ニューシャトルの各線を一望できる地上25mの展望台。雨天の場合は閉鎖される。

利用案内[編集]

入館料金[編集]

大人
個人 1,000円 / 団体 800円
小児(小・中学生・高校生)
個人 500円 / 団体 400円
幼児(3歳 - 未就学児)
個人 200円 / 団体 100円
  • 障害者手帳所持者は当人と付添者1名まで団体と同料金

交通博物館の料金(大人・個人310円)と単純に金額だけを比較した場合、高くなっている。なお当館の会員組織「Teppa倶楽部(てっぱクラブ)」に入会すると1年間の入館フリーパスが与えられるため、3回以上の来館で年間大人3,000円、小中高生1,500円、幼児600円の会費の元が取れる。また交通博物館時代には株主向けの無料入場券が配布されていたが当館では配布がされていない。

交通博物館時代から引き続き、前売り入館券が2007年9月1日から11月30日までJR東日本のみどりの窓口びゅうプラザで販売されたが、同館時代とは違って2007年12月28日までの日付指定制となり、前売りによる割引は行われなかった。ただし特典として館内のレストランで使用できるソフトドリンクの無料引き換え券が付いていたため、実質的に上記の通常料金を団体料金に割り引いた形となっていた。前売り入館券の利用日変更や払い戻しはできなかった。

開館時間及び休館日[編集]

  • 開館時間
    • 10時 - 18時(入館時間は17:30まで)
  • 休館日
    • 毎週火曜日および年末年始(12月29日 - 翌年1月1日
      • 火曜日が祝日である場合は開館。また、開館初年や学校の長期休暇中などは連続開館を考慮する。なお、交通博物館時代は月曜日が休館日だった。

Suica入館システム[編集]

交通博物館時代は自動券売機で入館料金を現金で支払うことにより紙製の入館券が出て来てそれを受付に提示する(みどりの窓口で購入した前売り入館券はそのまま)だけで入館が可能だったが、当館ではそれと大きく異なり、ICカードによる入館システムが採用されている。

  • 入館に際しては来館者が所持するSuicaなどが使用できるようになっており(一枚に付き一人)、入館口には入・退館ゲート(Suica対応ビル入・退館用のゲートシステム)が設置されている。具体的な入館方法はSuica電子マネーを利用した電子チケット方式を採用している。このため、電子マネー非対応のSuicaは使用できない。
  • 履歴印字でのコード表記は「物販」である。
  • 入口にある電子チケット券売機で入館券の情報を登録する。Suicaのチャージ残額を使って購入するため、残額が入館料金に満たない場合は全額現金決済となる。なお、チャージ機(読み取り機がSuicaを上に乗せるタイプであるためモバイルSuicaも可能。)も設置されている(インフォメーション脇にも設置)。
    • エントランスのゲートを通して入館する。当日に限り再入館も可能である。
  • SL運転シミュレータとミニ運転列車は、2008年4月9日以降は体験展示予約機を使用した予約制となっていたが、東日本大震災以降はこの体験展示予約機を使用せず、整理券配布式となっている。
    • 模型鉄道ジオラマの観覧プログラムも同様に専用予約機で予約情報を記録する方式だったが、先着制となっている。
  • レストランやミュージアムショップでもSuica(およびSuicaショッピングサービスで電子マネー相互利用可能なPASMO・ICOCA・Kitaca・TOICA・SUGOCA・nimoca・はやかけん)が利用できる。また、館内にはSuica電子マネー対応の自動販売機がある。
  • Suicaなどを所持していない来館者は、入口にある貸し出し用の入館カードを借りる(料金区分によって色が違う。団体・Teppa倶楽部会員も含めて5色ある)。そのため、当館には紙製の入場券が存在しない(Suicaなどで入場する者に対しては入場券などは渡されない)。なお、退館時には来館記念の紙製カードが手渡される(交通博物館時代は入館時に手渡された)。なおTeppa倶楽部の会員は会員証を提示するだけでは入館する事は出来ず、入口で会員用の貸し出し入館カードに引き換えてから入館する。この時に係員が会員証を預かり、退館時に入館カードと引き替えに会員証が返却される。

交通手段[編集]

  • 鉄道
    • 埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)鉄道博物館(大成)駅から徒歩1分
      • ニューシャトルの利用を促す看板がJR改札口に設けられている。
      • 隣接地に従来から存在した大成駅が、当館開館と同時に鉄道博物館(大成)駅に改称したが、「(大成)」の部分を省略して案内している。
    • 東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)北大宮駅(TD02)から徒歩16分(約1.3km)
      • 埼玉新都市交通伊奈線の鉄道博物館(大成)駅からは混雑が予想されるため、東武鉄道では北大宮駅の利用を呼び掛けている。ただし、北大宮駅周辺の道路が細くてわかりにくいのが難点である。
  • バス
    • 大宮駅西口から東武バスウエスト大成三丁目停留所から徒歩
      • 大宮駅西口行きには大成三丁目停留所が無いため、計量検定所前停留所または大成小学校前停留所へ徒歩
    • 大宮駅東口から東武バスウエスト赤芝・大宮中央総合病院入口停留所から徒歩
    • 宮原駅西口・東口、日進駅北口 、土呂駅西口からさいたま市コミュニティバス北区役所線・鉄道博物館南停留所から徒歩(平日のみ運行)
  • 徒歩
    • 大宮駅西口から23分(約1.8km)
      • 大宮駅から徒歩で行く場合にはニューシャトル駅横の出口(高層ビルJACK大宮への連絡口)が最寄り出口であり大宮総合車両センター日本貨物鉄道(JR貨物)大宮車両所の敷地沿いの道路(工機部前通り)を直進して新幹線の高架を右手に見ながら北方向に歩いていく。また、ニューシャトルのりば近くに徒歩での案内パンフレットが置かれている。
      • この道路は徒歩で当館へ向かう利用者のために「レールウェイガーデンプロムナード」として整備され、休憩所を兼ねた3か所のビュースポット(大宮工場製の蒸気機関車の静態保存車両展示、電気機関車の運転台カットモデルの展示、透明アクリル板越しに工場内を覗けるスペース)が用意されておりセンター外壁にはJR東日本の保有車両の写真と解説パネルが設置されている。
  • 自動車

会員サービス[編集]

メールマガジン[編集]

2006年10月3日に創刊し、開館までの1年間で毎月2回配信された。第25号をもって終了し既に会員の受付も終了したので、現在は「Teppa倶楽部」発行のものに移行している。

Teppa倶楽部[編集]

前述のメールマガジンを受け継いだ会員組織で、名称は当博物館の愛称である「鉄博」と「クラブ」を合成した造語。募集開始当初はウェブサイト限定で先行受付を行ったが、開館後は郵送による受付も開始した。現在は窓口でのみ入会を受け付けている。 一般(大人)3,000円、小中高生1,500円、幼児600円の年会費を支払って入会すると、様々な特典が付いて来る。

  • 1年間の入館無料(入館方法はSuica入館システムの節の通り)
  • メールマガジンの発行
  • 鉄道雑誌の年間購読や鉄道模型の割引購入
  • 会員限定イベントの開催(2008年度から)
  • 会員証の発行(開館当初は会員個人の顔写真入りだったが、2008年10月14日より顔写真なし)

シンボルマーク[編集]

  • 人、物を運び、文化を飛躍的に向上させて来た鉄道車両が共有する「車輪」をシンボルにした。
  • 駅間をつなぐ路線を象徴にした。
  • 3個の環は鉄道博物館の3つのコンセプト「鉄道」「歴史」「教育」を表す。
  • 当博物館が進化、走行し続ける運動体であることを表現する。
  • このシンボルマークのデザインは、グラフィックデザイナーの廣村正彰が製作した。

大宮大成鉄道村[編集]

当館の北側(約700m、徒歩10分)には、スーパー銭湯の「大宮大成鉄道村(おおみやおおなりてつどうむら)」があった。当館の開館4日前の2007年10月10日にオープン。ジェイアール東日本都市開発が運営し、鉄道博物館の案内パンフレットにも紹介されていたが、2012年10月31日をもって閉店した。

1998年に開業したスーパー銭湯『極楽湯』大成店(運営者は同じ、温泉ではない)を当館開館に合わせて極楽湯とのフランチャイズ契約を解除。一旦閉店としたうえで、浴場棟を「でこいち元気風呂」に改称し、新たに宿泊棟「お泊り処 寝台特急北斗星」(ブルートレイン寝台車をモチーフとし、客室も寝台車の個室を忠実に再現していた)を増築するなどの大改装する形で新規開業した(浴場は従来のままだった)。浴場棟のレストラン「お食事処 展望車」の中央部には大ジオラマが置かれたり、当館レストランと同じく線路側に向いたカウンター席もあった。国道17号と工機部前通りとの「大成橋南側」交差点すぐで、蒸気機関車(浴場棟)とブルートレイン風にかたどられた建物(宿泊棟)が目印であった。

その後ジェイアール東日本都市開発は、「株式会社温泉道場」とのテナント契約を結び、「おふろcafe utatane(うたたね)」として2013年11月23日にオープンした。

その他[編集]

  • 開館のきっかけの一つとして、元大宮市議会議員の久保島文雄らが中心となり、旧大宮市時代から鉄道記念施設の誘致を進めていたことがある。誘致のためにさいたま市は約25億円の基金を積み上げており、これを建設費の一部に充当して実現した。
  • 当館自体が実際の車両工場に隣接しているため大宮総合車両センターと一体化したイベントを行うことも考えられており、保存車両だけではなく、検査入場した現役車両が一時的に展示される可能性もある。また当館敷地に沿って大宮総合車両センターの検査線があるため、出場試運転車両の見学が間近で可能である。
  • 京葉線で運用されていたケヨ302編成の先頭車だったクハ103-713(2005年11月22日廃車)は一旦大宮総合車両センターに留置された後、車体を半分に切断した上で2007年5月19日に当館内に搬入され館内のラーニングゾーン1Fで原理・仕組みや技術、安全・安定輸送システムを学ぶために使用されている。
  • 開館日の2007年10月14日に、JR東日本はSuica(1万1千枚限定)を、埼玉新都市交通硬券定規のセットを開館記念として発売した。
  • 鉄道博物館の開館を記念して、埼玉県内を走る秩父鉄道では、2007年7月から1000系電車(もと101系)のうち4編成を、それぞれオレンジバーミリオン(朱色1号)・スカイブルー(青22号)・カナリアイエロー(黄5号)・ウグイス色(黄緑6号の地色で先頭車前面にカナリアイエローの帯を加えた関西本線塗装)の国鉄色を模した塗装に変更した。なお、オレンジバーミリオンについては当初1011編成に塗装されたが、同編成の廃車後、1003編成に再びオレンジバーミリオンの塗装に変更、2014年3月23日の運用終了まで秩父鉄道で活躍した。
  • 2009年8月29日現在、ナデ6110については車内公開が再開されマイテ39 11については車内公開が開始された。なお、ナハネフ22 1は開館当初は車内公開されていたが、公開が中止されている。
  • 2009年5月1日に初めての公式DVDが発売された。
  • 2011年3月5日東北新幹線はやぶさ」デビューに伴い、動態復元に向けて最後の仕上げを迎えていた蒸気機関車C61 20を、ミニシャトル併設の車両展示線にて10:00 - 13:00の間に一般公開した。車両展示線を使ったイベントは、博物館が開館してから初めてである。なお、ミニシャトルは当日の開館から14:00までの間は運休となっている。

開館10周年を機に増築へ[編集]

2014年10月14日に博物館の増築計画が報じられ[9]11月5日に正式に発表された[10][11]。現在ある「てっぱくひろば」を閉鎖・転用して、2015年(平成27年)8月に着工、現在の施設のリニューアルと合わせて開館10周年となる2017年(平成29年)秋の完成を予定している。面積は現在の1.5倍の広さとなる。

新しくなる鉄道博物館は、展示ゾーンを6つの「ステーション」と位置付け、鉄道の世界を旅するように巡る構成になると共に、E5系のモックアップ(内部にシミュレータを設置)や400系など新たな展示物を大幅に増やし、誰もがもっと楽しめるような構成となる予定である。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 4月25日は初級のみ。以降6月2日に中級、7月1日に上級が開講された
  2. ^ 来館に際しては、大宮駅から鉄道博物館駅まで埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)を利用した。なお、当日は博物館の休館日である火曜日であった。
  3. ^ 7月10日に山手線シミュレータで使用していた動揺装置と交換して、翌日11日より運転再開。これに伴い、山手線シミュレータの動揺装置は2013年1月13日の修理完了まで停止していた。

出典[編集]

  1. ^ 英国国立鉄道博物館との姉妹館提携について (PDF)”. 鉄道博物館 (2012年11月21日). 2014年11月8日閲覧。
  2. ^ 鉄道博物館Facebookより
  3. ^ 米国ボルティモア&オハイオ鉄道博物館との姉妹館提携について (PDF)”. 鉄道博物館 (2014年8月21日). 2014年8月26日閲覧。
  4. ^ D51形式蒸気機関車運転シミュレータの運転再開のお知らせについて (PDF)”. 鉄道博物館 (2011年12月16日). 2014年11月7日閲覧。
  5. ^ D51運転シミュレータ運転プログラムの追加について~難易度2 運転区間再開~ (PDF)”. 鉄道博物館 (2012年2月8日). 2014年11月7日閲覧。
  6. ^ 「209系電車シミュレータ」「211系電車シミュレータ」リニューアルのお知らせ (PDF)”. 音楽館. 2014年11月7日閲覧。
  7. ^ a b 鉄道博物館 電車運転シミュレータ”. 三菱プレシジョン 製品情報. 2014年11月7日閲覧。
  8. ^ 月刊「とれいん」 1993年5月号(No.221) エリエイ出版部(プレス・アイゼンバーン)
  9. ^ “鉄道博物館、17年に広さ2倍へ 北陸新幹線開業で”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2014年10月14日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB07H1X_U4A011C1MM0000/ 2014年11月7日閲覧。 
  10. ^ “2017年秋、鉄道博物館が生まれ変わります” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道東日本鉄道文化財団, (2014年11月5日), http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141104.pdf 2014年11月7日閲覧。 
  11. ^ “2017年秋、鉄道博物館が生まれ変わります” (PDF) (プレスリリース), 東日本鉄道文化財団・東日本旅客鉄道, (2014年11月5日), http://www.railway-museum.jp/press/pdf/20141105_hp.pdf 2014年11月7日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]