北見滝ノ上駅

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北見滝ノ上駅
北見滝ノ上駅舎記念館(旧駅舎、2010年8月)
北見滝ノ上駅舎記念館(旧駅舎、2010年8月)
きたみたきのうえ
Kitami-Takinoue
濁川 (3.3km)
所在地 北海道紋別郡滝上町栄町
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 渚滑線
キロ程 34.3km(渚滑起点)
電報略号 キタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1923年大正12年)11月5日
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日
備考 渚滑線廃線に伴い廃駅
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1978年の北見滝ノ上駅と周囲約500m範囲。右が渚滑方面。単式ホーム1面1線と駅舎横の貨物ホームに引込み線、数本の仕分線と駅裏に転車台の残された車庫を持っている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

北見滝ノ上駅(きたみたきのうええき)は、北海道紋別郡滝上町栄町にあった日本国有鉄道(国鉄)渚滑線廃駅)である。電報略号キタ。渚滑線の廃線に伴い1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

当駅の所在する地名に旧国名の「北見」を冠する。地名は滝ノ上の市街地が渚滑川の滝の上にあることに由来し、旧国名を冠したのは開業時すでに同名の滝ノ上駅が道内に存在していたことによる[2]

駅構造[編集]

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、同線の終端駅であった。ホームは線路の北側(北見滝ノ上方面に向かって右手側)に存在した[3]。そのほか渚滑方から駅舎側に分岐し駅舎東側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの旧貨物側線を1線と、貨物側線の手前より分岐し構内の南側をめぐり発着線の延長で収束する形の引き上げ線[1](旧4番線[4])、およびその途中東側から南西側へ分岐した、転車台が残存する車庫線[1]を1線有していた[3]。かつては貨物列車の運行があった名残で構内は広く取られており、貨物最盛期の1955年(昭和30年)頃は5番線まで存在し、貨物線や積卸線も有していた[1]が、1983年(昭和58年)時点では大部分の側線が撤去されていた[3]

職員配置駅となっており、駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接していた[3]。開業時からの木造モルタル塗りの比較的大きな駅舎であった[3]

貨物列車は原木が主体であった[1]。貨物列車廃止後も駅構内は製材所や貯木場に囲まれていた[3]

駅跡[編集]

旧駅構内は滝上町により「北見滝ノ上駅舎記念館」として整備されている[5]。駅舎は少し南側(山側)に移設され[6]、舎内に当時の時刻表駅名標行先標乗車券、備品などの渚滑線関連資料が保存・展示されている。また舎外には標識や一部の線路が保存され、ロッド式の古典的貨車移動機静態保存・展示されている[5]

駅前のロータリーも復元されており[7]、「滝上」停留所が設置され、渚滑線廃止代替バスなど北紋バスの路線バスや、旭川札幌方面が発着する。

また、1997年(平成9年)11月時点で滝上市街を流れている川に架かっていた鉄橋跡を「虹の橋」という観光展望台に整備し、春には名物のシバザクラ観望用に利用されている[6]

利用状況[編集]

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は89人[3]

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
渚滑線
濁川駅 - 北見滝ノ上駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 書籍『終着駅 国鉄全132』(雄鶏社1980年10月発行)24-25ページより。
  2. ^ 『駅名の起源』札幌鉄道局編、北彊民族研究会、1939年、95頁。NDLJP:1029473
  3. ^ a b c d e f g 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)215ページより。
  4. ^ 書籍『廃線終着駅を訊ねる 国鉄・JR編』(著:三宅俊彦JTBパブリッシング2010年4月発行)44-45ページより。
  5. ^ a b 書籍『全国保存鉄道III 東日本編』(監修:白川淳、JTBパブリッシング1998年11月発行)54ページより。
  6. ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くV』(JTBパブリッシング1998年6月発行)22ページより。
  7. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)171ページより。
  8. ^ 書籍『蒸気機関車完全名鑑 ビジュアル改訂版』(廣済堂ベストムック2011年1月発行)42ページより。
  9. ^ 書籍『全国保存鉄道III 東日本編』(監修:白川淳、JTBパブリッシング1998年11月発行)53ページより。

関連項目[編集]