新得町

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しんとくちょう
新得町
Tokachi river.JPG
屈足を流れる十勝川
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 十勝総合振興局
上川郡 (十勝国)
団体コード 01635-7
法人番号 8000020016357
面積 1,063.83 km²
総人口 6,256
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 5.88人/km²
隣接自治体 河東郡:上士幌町鹿追町
十勝国上川郡:清水町
空知郡:南富良野町上富良野町
石狩国上川郡:美瑛町上川町
町の木 エゾヤマザクラ
町の花 エゾムラサキツツジ
町の鳥 エゾライチョウ
新得町役場
町長 浜田正利
所在地 081-8501
北海道上川郡新得町三条南4丁目26番地
Shintoku Town Hall 1.JPG
外部リンク 新得町

日本地域区画地図補助 01630.svg

新得町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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新得町遠景

新得町(しんとくちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の上川郡にある町。 町名の由来は、アイヌ語の「シットク・ナイ」(山の肩、端)から。また、アイヌが用いる酒造のための漆器を「シントコ」といい、これを作るための土地だったとも言われる。

地理[編集]

十勝総合振興局西部の山間に位置し、南北に長い地形。十勝川最上流に位置する。町の大半は高山地帯で、北部は2,000 m級の山岳を多く有する森林地帯。町南部は丘陵地帯で、ソバ畑がひろがる。

南東部の平野中央に佐幌高台が南北に横たわり、西部に新得市街、東部に屈足市街、北部の山奥に富村牛地区がある。富村牛地区は、十勝ダムが沿線に存在する北海道道718号忠別清水線沿いのかなり山奥にある小集落であり、僻地5級指定の小中学校がある。

町面積は北海道内では足寄町別海町標茶町に次ぎ、全国の町村で4番目に広い。

北海道の断面一次モーメント上の重心に位置する。重心の位置は、北緯43度28分2秒東経142度49分40秒

気候[編集]

特別豪雪地帯で、冬季積雪が多くなる。また、日高山脈の鞍部斜面に位置していることから、真冬でも西風フェーンや逆転層が卓越しやすく十勝地方の中では内陸にありながらも最も温暖な地域となっており斜面温暖帯に属する。1月の平均気温の‐6.5度は沿岸部の広尾町に次いで高く、これは道央(石狩・空知)と道南を除いた北海道内陸部の中では最も高い平均気温である。日高山脈の反対側の斜面に位置する占冠村との温度差は実に1月の平均気温では3.7度、最低気温では7.1度にも達する。

隣接している自治体[編集]

人口[編集]

Demography01635.svg
新得町と全国の年齢別人口分布(2005年) 新得町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 新得町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
新得町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 11,089人
1975年 11,537人
1980年 9,502人
1985年 9,008人
1990年 8,412人
1995年 7,822人
2000年 7,657人
2005年 7,243人
2010年 6,642人
2015年 6,288人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

中世まで[編集]

佐幌高台の東側斜面と十勝川沿いに縄文時代遺跡が残る。ピタラウシ川と佐幌川が合流する付近にある新内チャシは、アイヌ文化期のもの。

近世[編集]

十勝地方の内陸であり、近世末期までその様子は知られていない。領地としては、松前藩領であったものの蝦夷地であり、藩の直接統治は及んでいなかった。

近現代[編集]

経済[編集]

産業[編集]

  • 主な産業 : 農業酪農が盛ん。農産物ではソバの生産が盛ん。
  • 特産品 : 新得そば

開拓当初は、ダイズソバエンバクエンドウ手亡を中心に作られた。明治時代末期には、水田が試作された。

1923年(大正12年)に国有種牡牛馬屈足種付所が設置され、1925年(大正14年)には綿羊飼育組合が結成された。第一次世界大戦後の豆景気が去った後は、離農者が相次いだ。1956年(昭和31年)に集約酪農地域の指定を受け、畑作から酪農への急激な転換が進んだ。

明治時代末期から新内や十勝川上流の森林伐採が行われ、大正時代初期には、製材工場が置かれ、1951年(昭和26年)に十勝川上流の木材輸送を目的に、清水営林署により森林鉄道が敷設され、1954年(昭和29年)に清水営林署から新得営林署が分離独立した。しかし、トラック輸送におされ1964年(昭和39年)に森林鉄道が廃止。昭和40年代頃までは林業でも有名な町だったが、その後の輸入木材による林業不振によって林業は現在は衰退している。

サホロリゾートが所在する佐幌岳

近年は観光の町へと脱皮をはかり、夏季は自然学校の開催を行い、冬季はサホロリゾートなどにスキーヤーが多く訪れる。

また北海道立総合研究機構農業研究本部畜産試験場(旧・北海道立畜産試験場)や北海道立林業試験場道東支場が設置されている。

立地企業[編集]

農協[編集]

  • 新得町農業協同組合(JA新得町)

郵便局[編集]

  • 新得郵便局(集配局)
  • 屈足郵便局(集配局)

宅配便[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

教育[編集]

  • 高等学校
  • 中学校
    • 屈足、新得、富村牛(小中併置)
  • 小学校
    • 屈足南、新得、富村牛(小中併置)

交通[編集]

空港[編集]

鉄道[編集]

新得駅

バス[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

狩勝峠から見た十勝平野

1927年(昭和2年)、日本新八景狩勝峠が入選、1929年(昭和4年)十勝毎日新聞社主催の十勝名所に、新得山からの展望美が入選し、観光地として注目を浴びるようになった。

レジャー[編集]

観光[編集]

トムラウシ温泉噴泉塔

祭り[編集]

  • そばの里まつり(7月下旬、新得そばの里公園)
  • Shintoku空想の森映画祭(9月中旬、新内(にいない)ホール)
  • しんとく新そば祭り(9月下旬、新得町保健福祉センターなごみ駐車場)
  • 大雪まつり(10月上旬、屈足公園)

その他[編集]

出身有名人[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『東蝦夷地各場所様子大概書』
  2. ^ 『東西蝦夷地大河之図』
  3. ^ 島義勇『入北記』
  4. ^ 松浦武四朗『戊午日誌』
  5. ^ 1966年(昭和41年)9月19日日本国有鉄道公示第568号「一般運輸営業を開始」
  6. ^ “狩勝新線開通”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1966年10月1日)
  7. ^ 1966年(昭和41年)9月19日日本国有鉄道公示第569号「一般運輸営業を廃止」
  8. ^ 1977年(昭和52年)10月28日環境庁告示第110号「原生自然環境保全地域に関する件」
  9. ^ 1981年(昭和56年)8月26日日本国有鉄道公示第66号「運輸営業の開始」
  10. ^ 新得町百年史編さん委員会『新得町百年史』新得町役場、2000年

参考文献[編集]

  • 新得町百年史編さん委員会『新得町百年史』新得町役場、2000年

外部リンク[編集]