国鉄タキ19000形貨車

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国鉄タキ19000形貨車
タキ19000形、コタキ19000 1993年(平成5年)2月13日 近江長岡駅
タキ19000形、タキ19000
1993年(平成5年)2月13日 近江長岡駅
基本情報
車種 タンク車
運用者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所有者 大阪セメント日立セメント電気化学工業住友セメント
製造所 日立製作所
製造年 1967年(昭和42年) - 1971年(昭和46年)
製造数 186両
消滅 2006年(平成18年)
常備駅 近江長岡駅青海駅
主要諸元
車体色
専用種別 セメント
化成品分類番号 なし
軌間 1,067 mm
全長 10,800 mm
全幅 2,567 mm
全高 3,528 mm
タンク材質 普通鋼及び耐候性高張力鋼
荷重 40 t
実容積 32.0 m3
自重 13.8 t
換算両数 積車 5.5
換算両数 空車 1.4
台車 TR41C
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 6,700 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄タキ19000形貨車(こくてつタキ19000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍したタンク車である。

概要[編集]

本形式はセメント輸送用として1967年(昭和42年)から1971年(昭和46年)にかけて日立製作所にて186両(タキ19000 - タキ19185)が製作された40t積の私有貨車である。

記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。

タキ1900形の後形式にあたり、タキ1900形の製作が日立製作所を含む合計4社で行われたのに対して本形式では日立製作所の1社のみで行われた。このためメーカ毎による構造の差異がない形式である。タンク体材質には普通鋼及び耐候性高張力鋼の併用で行われた。普通鋼のみで製作されたタキ1900形とはこの点で大きく異なる。

本形式は大阪セメント(113両)、日立セメント(6両)、電気化学工業(57両)、住友セメント(10両)の合計4社が所有した。社名の変更はあったが全車所有者が変わることなく使用されたが、車両は社名変更されなかった。4社ともタキ1900形を所有しており、さらに日立製作所では本形式製作期間中でもタキ1900形を製作していた。本形式の製作は1971年(昭和46年)にて終了したがタキ1900形の製作はその後1981年(昭和56年)まで続いた。

全長は10,800mm、全幅は2,567mm、全高は3,528mm、台車中心間距離は6,700mm、タンク実容積は32.0m3、自重は13.8t、換算両数は積車5.5、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。

2006年(平成18年)に最後まで在籍した車が廃車になり形式消滅した。

後閑駅貨物列車脱線事故[編集]

1979年(昭和54年)10月23日に後閑駅にて発生した青海発、高崎操車場行き上り貨物列車脱線事故にて本形式の内3両(タキ19050、タキ19060、タキ19069)が廃車となった。

年度別製造数[編集]

各年度による製造会社と両数、所有者は次のとおりである。

  • 昭和42年度 - 12両
    • 日立製作所 12両 大阪セメント(タキ19000 - タキ19011)
  • 昭和43年度 - 74両
    • 日立製作所 43両 大阪セメント(タキ19012 - タキ19044、タキ19076 - タキ19085)
    • 日立製作所 4両 日立セメント(タキ19045 - タキ19048)
    • 日立製作所 27両 電気化学工業(タキ19049 - タキ19075)
  • 昭和44年度 - 52両
    • 日立製作所 30両 電気化学工業(タキ19086 - タキ19115)
    • 日立製作所 10両 大阪セメント(タキ19116 - タキ19125)
    • 日立製作所 10両 住友セメント(タキ19146 - タキ19155)
    • 日立製作所 2両 日立セメント(タキ19156 - タキ19157)
  • 昭和45年度 - 20両
    • 日立製作所 20両 大阪セメント(タキ19126 - タキ19145)
  • 昭和46年度 - 28両
    • 日立製作所 28両 大阪セメント(タキ19158 - タキ19185)

参考文献[編集]

関連項目[編集]