国鉄タキ24700形貨車
国鉄タキ24700形貨車 | |
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国鉄タキ24700形、オタキ24706 1994年7月1日、川崎貨物駅 | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 日清製粉 |
製造所 | 川崎重工業 |
製造年 | 1974年(昭和49年) - 1979年(昭和54年) |
製造数 | 10両 |
消滅 | 1997年(平成9年) |
常備駅 | 大川駅、西岡山駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒→クリーム4号 |
専用種別 | 小麦粉 |
化成品分類番号 | なし |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 16,300 mm |
全幅 | 2,698 mm |
全高 | 3,747 mm |
タンク材質 | 耐候性高張力鋼 |
荷重 | 25 t |
実容積 | 50.0 m3 |
自重 | 18.4 t |
換算両数 積車 | 4.5 |
換算両数 空車 | 1.8 |
台車 | TR41E-4、TR225 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 12,200 mm |
最高速度 | 75 km/h |
国鉄タキ24700形貨車(こくてつタキ24700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は、日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
概要
[編集]本形式は、小麦粉専用のタンク車として1974年(昭和49年)7月5日に8両(オタキ24700 - オタキ24707)、1979年(昭和54年)3月19日に2両(オタキ24708・オタキ24709)の合計2ロット10両が川崎重工業1社のみで製作された。
記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「オタキ」と標記する。
車両は大型であるが積荷の比重が軽いため積載荷重は25t である。
所有者は、日清製粉の1社のみであり、その常備駅は、鶴見線(大川支線)の大川駅であった。
タンク体材質は、耐候性高張力鋼製であり、保冷のためのキセ(外板)を装備した。荷役方式は、エアーによる圧送式とエアスライド式の併用である。
落成時の塗色は、黒色であったが、1979年(昭和54年)以降はクリーム4号に変更された。タンク車に対する同色の採用は本形式のみである。全長は16,300mm、全幅は2,698mm、全高は3,747mm、台車中心間距離は12,200mm、実容積は50.0m3、自重は18.4t、換算両数は積車4.5、空車1.8、台車はオタキ24707までが平軸受・コイルばね式のTR41E-4、オタキ24708以降はTR225であった。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には8両(オタキ24700、オタキ24701、オタキ24703、オタキ24705 - オタキ24709)がJR貨物に継承され、1995年(平成7年)度末時点では現存していたが、1997年(平成9年)9月に8両が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)